~趣味の世界~
フジミ1/700シーウェイモデルシリーズの軽巡洋艦那珂です。フジミシーウェイモデルシリーズは1970年代初頭から他社と共同で発売していたウォーターラインシリーズから90年代に入りフジミが抜けて単独で開始したシリーズです。そのため他社が既に発売している艦もラインナップされているので選択肢がある事、また商品化に恵まれなかった艦(この那珂の他、鳳翔など)もあり、ウォーターラインシリーズの方でもフジミ担当分は他社がリメイクする等、買う側としてはメリットが多かったように感じます。


ただ店頭ではウォーターラインシリーズと混ぜて置かれがちなので、普通にウォーターラインシリーズだと思って買ってきた後でそんな事情があったのをググって知ったくらい、作る側としては割りとどうでもいい話。まあ外箱のデザインが全然違うのですが、同じサイズの艦船プラモであり、一緒くたに揃えても全然問題無いでしょう。


この那珂はエッチングパーツ付きの限定版ですが、幸運にも投売りコーナーで発見し1300円程度でした。定価は2500円のようです。


開封。エッチングパーツは甲板周囲の柵が半分を占めており、軽巡洋艦くらいだとそのままプラパーツだけで組むとあっさりしているのでありがたいボリューム増量パーツです。


説明書。パーツ構成は細かいながらもそう難しくはなっておらず、エッチングパーツ無しなら割とサックリ作れるでしょう。駆逐艦よりは大きくパーツ数も多いですが、大幅に増えたりはせず、ステップアップにも最適。


塗料はMr.カラーで1ホワイト、33つや消し黒、29艦底色、32軍艦色(2)、43ウッドブラウンを用意。ウッドブラウンは甲板上のリノリウム色として使用しますが、説明書に記述が無いので注意。


では製作開始。デカールは無く、旗は紙シールなので今回はオミットします(マストに二つ折りにして取り付けるのですが、時間が経つと粘着が剥がれて開いちゃうのよねコレ)。プラパーツはほどほどにバリが残っていますが、フジミのキットとしては無いに等しい部類。70年代製のウォーターラインシリーズ(特にアオシマ製)を知っていれば、何の苦労もせず組む事ができます。


先に艦底を貼ってしまいたいところですが、連装魚雷の出口である横穴から中が見える構造なので、この周辺を塗ってからにした方が良いでしょう。特に銀色のバラストが中で輝いてしまいますので。


ランナー上でとっとと軍艦色に塗ってしまいます。ガンプラなんかだと組んだ上で合わせ目消しをする関係上、今時これをやるのはアホという風潮がある場もありますがキットの性質によりけりです。全部のキットに当てはめて言っていたらむしろそいつがアホです。やり方は自由だって何度でも言ってやるぞ!


艦体も軍艦色で塗り、甲板を構造物や台座などをよけるようにリノリウム色で塗ります。リノリウムとは電車やビルなどの床材として使われるビニールっぽいツヤのある素材で、白やグレーの方がよく目にするでしょう(難燃性のビニール製に対し、施工に時間が掛かる・燃えるといったデメリットがあるものの天然素材ゆえにシックハウス症候群対策になる等のメリットがあります)。旧日本軍の海軍艦艇では軽巡洋艦以上の艦の甲板にはリノリウムが貼られ、真鍮製の棒で押さえられていた(横方向に走る線状のモールドがそれ)そうです。軽巡洋艦以上の艦艇はこの茶色甲板じゃないと雰囲気が出ません。


前述のように連装魚雷の穴は両側にあり光が差し込みやすいので、すぐ下のバラストの銀色が輝いてしまいます。


穴から見える範囲の裏側とバラストをつや消し黒で塗っておきましょう。バラストは何もしなくても艦底を艦体に接着した時に押さえられますが、クリアランスがあってカタカタする事も多いのでアルミテープなどを使って動かないようにしておきます。(キットの性格上、手に持って振る事も無いのであまり神経質にやる必要はありません)


艦底を接着。艦底の側面と艦体の側面をツライチにしたい人は艦体を削るよりは艦艇の側面にプラ板を貼って削った方がよいでしょう。


煙突や艦橋を組み上げてゆきます。煙突の上面はエッチングパーツもありますが、椀状ではなく真っ平らなのでプラパーツのまま。艦橋の窓はエッチングパーツだと見違えます。


エッチングパーツは折り曲げて箱状にしますが、ダイソーで買った毛抜きを使って曲げました。接着には普通のアロンアルフア(ドバッと流し込まないように注意)を使い、塗装前にメタルプライマーを塗るのを忘れずに。艦橋の窓部分は上にかぶせる屋根パーツの接着部分がエッチングパーツのフチになってしまうので、中央に残っているプラ部分の上にプラ板を重ねて屋根パーツとの接着部分を確保すると安心です。内側は後で丸見えになるのでつや消し黒で塗ってから屋根パーツをとりつけます。


その他エッチングパーツ。右の4つは機銃台座。左の2本は爆雷投下レールで、プラパーツの上面の突モールドを削った上に貼ります。中央の2本は太い方がカタパルト、細い方がクレーン。こういうトラス状のパーツはエッチングパーツの真価を発揮しますね。残る中央の四角いザルみたいなのは21式対空電探のアンテナ。網状のパーツもエッチングパーツの効果の高いパーツ。


パーツをチマチマと組んで載せてゆきます。連装砲を見慣れていると14cm単装砲はちょっとショボく見えます…
キットは1941年の改装前(前側の魚雷周辺の一段下がっている「ウェルデッキ」の存在等)ですが、箱絵は改装後なので箱絵を参考にする場合は注意。


後部甲板周辺。カタパルト(呉式二号三型改一射出機)取り付けの軸はエッチングパーツだと穴しかないのでプラパーツの方から切って台座に刺しておくと安定性などの面で安心。マスト上部のパーツは前側も後ろ側も作業中に邪魔になるので一番最後に付けた方がよさそう。


細かいパーツを更に載せてゆき、柵を装着。内火艇やカッターを吊るすアームは細かいので飛ばさないように注意!一個亡くしかけました…柵はよーく目を凝らすと折り目がある親切設計なので丁寧にやれば難しくはありません。前後マストの細いエッチングパーツは傾かないように。


水上機(95式1号水上偵察機)も組みます。説明書だと銀色ボディに赤い尾翼というカラー指定ですが、配置すると浮きそうなので箱絵のように緑とグレーで。適当にそこらにあった色で。


複葉の上側の翼の取り付け基部が元々無いのでランナー片などで基部を作ってやる必要があります。ググって出てくる95式水上偵察機の画像を見ると細かい桁などが大量にあるので頑張って再現しても面白いでしょう。


タミヤエナメルXF-63ジャーマングレーでウォッシングしつつ搭載。艦の側のウォッシングも済んでいます。カタパルトやクレーンのトラス内部が銀色に輝いていたので塗料を大目に付けて中に流し込みました。




完成。軽巡くらいじゃまだ物足りないかなーとか思ったらエッチングパーツのおかげで中々楽しめました。





撮影が難しい…巨大感を出したくてめっちゃ寄ると向こうがボケるし。








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小さいのから買うとどんどん大きいのが欲しくなるんだ…怖い艦船模型怖い

次は重巡洋艦だなー!




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