~趣味の世界~
折角のタボールですから分解してみましょう。これとて通販ショップなどではしきりに「要調整」「壊れても自分でなんとかできる人だけ買って下さい!」と喧伝されている中華トイガンのはしくれ。まあ調整はともかくとして壊れて何とかできる範囲にも限度があらぁ!というのが本音。マルイの電動を箱出しでしか使ったことが無い人が初心者から脱するための手助けになれば幸いです。
軍用銃ですからフィールドストリッピングくらい工具なしで出来て欲しいところですが、これは廉価なトイガンです。中身も実銃とは全然違います。とりあえずレシーバー横のピンを引っこ抜きます。左右どっちからでもいいです。
次はどこじゃいな、と探るとレシーバー前端の左右に刺さってるネジ。
先に言っておきますと、6角レンチは3種類必要。
1本のピンと2本のネジを外すとコッキングレバーごとレシーバー上の前半分が外れます。スプリングの後ろにあるワッシャを失くさないよう注意。
レシーバー上の後ろ半分の前端やコッキングレバーの取り付いている部分の反対側の形などを見るとどうもコッキングレバーは左右を入れ替えられるようになっていそう。
コッキングレバーを外すには付け根下側にあるネジを外します。
このような構成。コッキングレバー側にある四角いナットを失くさないように。
うん、世の中そんな都合良くはないよな。コッキングレバー付け根のパーツは台形をしており左右を入れ替えると裏返しになるので形状が合わずコッキングレバーをネジ留めできませんでした。
コッキングレバーが横に抜けてしまいますが形だけ。コッキングレバーを引くと・・・
ジャコッと。いけますね~
レバー付け根のパーツはもしかしたら棒を逆から差し込んだらいけるのかも。試しませんけど。
脱線しましたが続行。
レシーバー前半分が外れたら後ろ半分はそのまま前へスライドして外れます。リヤサイトより後ろの造形なんかいかにもフィールドストリッピングに使いそうなボタン的動きをしますが、ここは何の機能も無いようす。無理して押してバキッとやっちゃわないように。
下側。意味深ながら特に意味の無いネジ。
上のパーツ2つが外れるとバレルが露わになります。
バレルはフローティングバレルというやつで、付け根に近い位置でだけ保持されています。その分アウターバレルには剛性が欠かせず、アウターバレルは金属製。多分アルミ。
なぜコッキングレバーを左右入れ替えてもポートカバーが開くのか。それはこの上写真の上が平面になっているパーツがポートカバーのパーツなんですが、これを前から押しているだけだから。
指で押しても動き、押し込むと奥でロックされます。戻す時は銃後半の下にあるボルトリリースレバーを押すとチャッコンと戻ります。
エジェクションポートは本来左右にあり、左側にはカバーが着いています。カバーは後ろ側のネジを2つ抜くと外れ、エジェクションポートが現れます。ただこちら側にはホップアップ調整ダイヤルが無いし、排莢するわけでも無いので左右を入れ替えるメリットは薄いです。
右側のケースディフレクターを外すと左側と同じ形をしています。ただこちら側はネジの受けが一方にしかありません。
バレル付け根の上に被さっている固定具をネジ4本を抜いて外すとバレルがフリーになります。ただノズルがチャンバーに深く刺さっていてこの段階ではバレルが外れませんでした。
チャンバーに刺さっているノズルを後ろへずらすにはいよいよメカボックスとご対面する必要があります。まずはバットプレートを留めている上下2本のピンを抜き、バットプレートを外します。モーターが見えました。
ボルトリリースレバーの上前後にあるピンを抜きます。前側がボルトリリースレバーの軸、後ろ側はメカボックスの位置決めをしています。メカボックスを後ろから手で上へ動かすとボルトリリースレバーが外れるようになります。
最後に残った大きなピンは専用工具が要りますが、無ければコイン2つで外します。固い場合は一方のコインをペンチで掴むなどして工夫します。出来れば500円玉2枚あると良し。このピンはプラ製レシーバーの左右モナカを保持しているだけのように見えますが、この部分の左右モナカは押さえが弱いとメカボックスの振動でバクバク派手に共振するので侮ってはいけません。
まだメカボックスは抜けません。トリガーとメカボックスを繋ぐリンクの付け根にあるイモネジを緩めてリンク棒を抜いてやる必要があります。上画像のL型レンチを刺している位置。試しにトリガーを引くとここが前後しています。ここともう一箇所、バレルを挟んで左下にちょっと見える白っぽい長方形の下側に黒丸のある小さいパーツにもリンク棒が刺さっていますのでここも緩めます。ここはセレクターをフルオートにした時メカボックスのシアを切り替えるためのリンク。こちらはリンク棒の先端に取り付いているだけなので棒を抜いた時その下のグリップ内に落としたりしないよう注意。先にピンセットなどでつまんで抜いておいても良いです。
まだ抜けません!と思ったらマガジンポート内に2本ネジが残ってました。ここが最後。
ご対面~。
アウターバレルの右横あたりに掛けられている配線をフリーにしたらズルズルッとメカボックスが後ろへ抜けてきます。同時にバレルも外れました。
というか何この錆だらけの汚いモーター・・・ググって先人の知恵をお借りするに、マルイのEG1000Sなどのショートタイプの電動ガン用モーターが使えるそうです。サイクルも遅い方だし換えた方がいいよなぁ・・・
ひっくり返して反対側。
ポートカバーのパーツを引いたところ。右後ろ側のシアーはエジェクションポートカバーを開状態でロックし、またリリースするためのもの。右前側はトリガーシアー。左前側はフルオート用で左後ろ側は多分ボルトリリースレバーを押した時にピストンをフリーにするシアー。薄くグリスが塗られているだけでちょっと渋い感じだったので注油しておきます。
可変ホップアップ機能が盛られているチャンバー。見た感じは特にいじる必要は無い感じ。
ただ射撃後銃口を下に向けていると一発だけ弾がシュルルルルルとバレル内を滑って転がり落ちる事があるのであまりキチンとはしてないようす。
チャンバーを後ろから覗き込んだところ。ボケててわかりにくいですが、内側上面にちょっと出っ張った面があるのがわかるでしょうか。ホップ調整ダイヤルを回すと出っ張った上面に更にグニョっと突起が伸びてきます。厳しい人に言わせれば、ここも要交換部分なのでしょう・・・
次回は組み立てです。
軍用銃ですからフィールドストリッピングくらい工具なしで出来て欲しいところですが、これは廉価なトイガンです。中身も実銃とは全然違います。とりあえずレシーバー横のピンを引っこ抜きます。左右どっちからでもいいです。
次はどこじゃいな、と探るとレシーバー前端の左右に刺さってるネジ。
先に言っておきますと、6角レンチは3種類必要。
1本のピンと2本のネジを外すとコッキングレバーごとレシーバー上の前半分が外れます。スプリングの後ろにあるワッシャを失くさないよう注意。
レシーバー上の後ろ半分の前端やコッキングレバーの取り付いている部分の反対側の形などを見るとどうもコッキングレバーは左右を入れ替えられるようになっていそう。
コッキングレバーを外すには付け根下側にあるネジを外します。
このような構成。コッキングレバー側にある四角いナットを失くさないように。
うん、世の中そんな都合良くはないよな。コッキングレバー付け根のパーツは台形をしており左右を入れ替えると裏返しになるので形状が合わずコッキングレバーをネジ留めできませんでした。
コッキングレバーが横に抜けてしまいますが形だけ。コッキングレバーを引くと・・・
ジャコッと。いけますね~
レバー付け根のパーツはもしかしたら棒を逆から差し込んだらいけるのかも。試しませんけど。
脱線しましたが続行。
レシーバー前半分が外れたら後ろ半分はそのまま前へスライドして外れます。リヤサイトより後ろの造形なんかいかにもフィールドストリッピングに使いそうなボタン的動きをしますが、ここは何の機能も無いようす。無理して押してバキッとやっちゃわないように。
下側。意味深ながら特に意味の無いネジ。
上のパーツ2つが外れるとバレルが露わになります。
バレルはフローティングバレルというやつで、付け根に近い位置でだけ保持されています。その分アウターバレルには剛性が欠かせず、アウターバレルは金属製。多分アルミ。
なぜコッキングレバーを左右入れ替えてもポートカバーが開くのか。それはこの上写真の上が平面になっているパーツがポートカバーのパーツなんですが、これを前から押しているだけだから。
指で押しても動き、押し込むと奥でロックされます。戻す時は銃後半の下にあるボルトリリースレバーを押すとチャッコンと戻ります。
エジェクションポートは本来左右にあり、左側にはカバーが着いています。カバーは後ろ側のネジを2つ抜くと外れ、エジェクションポートが現れます。ただこちら側にはホップアップ調整ダイヤルが無いし、排莢するわけでも無いので左右を入れ替えるメリットは薄いです。
右側のケースディフレクターを外すと左側と同じ形をしています。ただこちら側はネジの受けが一方にしかありません。
バレル付け根の上に被さっている固定具をネジ4本を抜いて外すとバレルがフリーになります。ただノズルがチャンバーに深く刺さっていてこの段階ではバレルが外れませんでした。
チャンバーに刺さっているノズルを後ろへずらすにはいよいよメカボックスとご対面する必要があります。まずはバットプレートを留めている上下2本のピンを抜き、バットプレートを外します。モーターが見えました。
ボルトリリースレバーの上前後にあるピンを抜きます。前側がボルトリリースレバーの軸、後ろ側はメカボックスの位置決めをしています。メカボックスを後ろから手で上へ動かすとボルトリリースレバーが外れるようになります。
最後に残った大きなピンは専用工具が要りますが、無ければコイン2つで外します。固い場合は一方のコインをペンチで掴むなどして工夫します。出来れば500円玉2枚あると良し。このピンはプラ製レシーバーの左右モナカを保持しているだけのように見えますが、この部分の左右モナカは押さえが弱いとメカボックスの振動でバクバク派手に共振するので侮ってはいけません。
まだメカボックスは抜けません。トリガーとメカボックスを繋ぐリンクの付け根にあるイモネジを緩めてリンク棒を抜いてやる必要があります。上画像のL型レンチを刺している位置。試しにトリガーを引くとここが前後しています。ここともう一箇所、バレルを挟んで左下にちょっと見える白っぽい長方形の下側に黒丸のある小さいパーツにもリンク棒が刺さっていますのでここも緩めます。ここはセレクターをフルオートにした時メカボックスのシアを切り替えるためのリンク。こちらはリンク棒の先端に取り付いているだけなので棒を抜いた時その下のグリップ内に落としたりしないよう注意。先にピンセットなどでつまんで抜いておいても良いです。
まだ抜けません!と思ったらマガジンポート内に2本ネジが残ってました。ここが最後。
ご対面~。
アウターバレルの右横あたりに掛けられている配線をフリーにしたらズルズルッとメカボックスが後ろへ抜けてきます。同時にバレルも外れました。
というか何この錆だらけの汚いモーター・・・ググって先人の知恵をお借りするに、マルイのEG1000Sなどのショートタイプの電動ガン用モーターが使えるそうです。サイクルも遅い方だし換えた方がいいよなぁ・・・
ひっくり返して反対側。
ポートカバーのパーツを引いたところ。右後ろ側のシアーはエジェクションポートカバーを開状態でロックし、またリリースするためのもの。右前側はトリガーシアー。左前側はフルオート用で左後ろ側は多分ボルトリリースレバーを押した時にピストンをフリーにするシアー。薄くグリスが塗られているだけでちょっと渋い感じだったので注油しておきます。
可変ホップアップ機能が盛られているチャンバー。見た感じは特にいじる必要は無い感じ。
ただ射撃後銃口を下に向けていると一発だけ弾がシュルルルルルとバレル内を滑って転がり落ちる事があるのであまりキチンとはしてないようす。
チャンバーを後ろから覗き込んだところ。ボケててわかりにくいですが、内側上面にちょっと出っ張った面があるのがわかるでしょうか。ホップ調整ダイヤルを回すと出っ張った上面に更にグニョっと突起が伸びてきます。厳しい人に言わせれば、ここも要交換部分なのでしょう・・・
次回は組み立てです。