~趣味の世界~
S&T BABY M4(M231ストック仕様)を分解します。前に出ている配線を後ろ側へ引き直すため、最低でもメカボックスを開けるまでやらなければなりません。
まず前側のフレームロックピンを左側から押して抜きます。ただし全部抜かず、抜ききる前のところでクリックがあるのでここで止めます。全部抜くとクリックのためのピンとスプリングがフレーム側から抜けてきてしまいます。
と思ったら配線が引っ掛かっててアッパーとロワーに分割出来なかったのでピンを挿し直します。(ごめん・・・)
RASハンドガードの下側にあるイモネジ2本を緩め、ハンドガードを回して外します。コネクターが邪魔をしますが、ねじり込むようにしてコネクターをハンドガードの前側に逃がしてやります。
バレルナットは外すのに専用工具が必要ですが、あまり頑固には締結されていないので何か挟むものがあればなんとかなります。ラジオペンチの柄で挟んで回せました。
バレルナットが外れるとアウターバレルが抜けます。
あらためてもう一度フレームロックピンを抜きます。
今度は分割できました。ボルトストップ(上画像のチャンバーの左にある黒い小パーツ)はロワー側に差し込まれているだけなので失くさないように。アッパー側からはチャンバーとインナーバレル一式が引き出せるようになります。
インナーバレル付け根の下側にある白い樹脂パーツを外し、インナーバレルを引っ張るとチャンバーパッキンがはまった状態で抜けてきます。
チャンバーパッキンはマルイのスタンダード電動標準のものの互換品のようです。内側にハンドガンのリヤサイトのような形状の突起が付いています。
インナーバレルとチャンバーパッキンを抜くとチャンバー内から黒い押しゴム(上画像の左にある小さいパーツ)が転がり出てくる事があるので失くさないように注意。組み込む時はチャンバー内側の上側にある穴に入れますが、こんなものでも無いとホップが掛からなくなる重要なパーツです。
インナーバレル長はおよそ185mm。マルイの限定版であるM4PMCと同じ長さのインナーバレル。アウターバレル先端から突き出る長さは約61mmほどなのでアウターバレルにピッタリの長さだと124mmほどになりますが、こんな半端な長さのものは無いかもしれませんので、MP5K用の110mmか、MP5KPDW用の141mmのもので妥協するしかないでしょうか。
次はロワー側を分解にかかります。まずはバッファチューブを外し、基部内側にある六角ネジを抜きます。
ストックが基部ごと外れます。ワイヤーストックは左側の先の辺りにイモネジが抜け止めとして付いており、これを外すを基部からワイヤーストックが外せるようになります。
レシーバー後端。暗くて見づらいですがメカボックス後端が見え、後部配線用の穴が開いています。
次にグリップ底部の前後のネジを抜きます。
グリップ底部のパーツを外します。
モーターの端子を外し、モーターを引っこ抜きます。モーターはロングタイプなので、マルイのモーターに換える時はEG1000なら末尾に「S」の付かない方を。
モーターのプラス端子の側には赤で塗られていて間違えないようにされています。
グリップ内奥のネジ2つを抜きます。
グリップが外れました。
マガジンキャッチを外します。
後ろ側のフレームロックピンはマルイ製とは違いアッパーとの結合には使われておらず、メカボックスの位置合わせにのみ利用されています。左側から押して右側に抜きますが、ロワーフレーム内側にクリップがありやはり前側同様に全部抜くとこのクリップが脱落して面倒な事になるので、抜ききり直前で止めます。
最後はトリガーの上にある細いピンを抜きます。必ず左側から押して右側に抜くようにしましょう。
ロワーフレームからメカボックスが取り出せます。後ろ側から持ち上げるようにして外します。
メカボックスはVer.2互換タイプ。左面にはセレクタープレートが付いています。
右側。基本的にこちらを上にしてメカボックスを開けて作業する事になります。
さてメカボックスを開ける前にやる事があります。メカボックス内のピストンはたとえセミオートで空撃ちしてもある程度後退している事が多いので、逆転防止ラッチを解放してピストンを一番前まで前進させておきます。
メカボックス下側のモーターの刺さっていた穴をのぞくと後ろ側すぐのところに逆転防止ラッチがあるのでそれを引っ掛け棒を使って引っ張ります。上画像ではマグプルのストックを外すために自作した引っ掛け棒ですが、もう少し細い針金で作った方が操作しやすいでしょう。うまく解放できたらピストンがカシャッと前進します。
メカボックスのネジを外します。上側4つが短いネジ、それ以外が長いネジ。このメカボックスでは全部プラスネジですが、マルイのものや海外製でも一部に特殊ネジが使われているものでは専用のドライバーが必要となります(精密ドライバーのマイナスで代用できなくもないですが、力を加えにくいので非常に作業がしにくいです)。
メカボックスの右パネルを開きます。メカボックスに開いた窓からスプリングとシリンダーを押さえながらカパッと開ければよく、他に飛ぶようなパーツはありません。
グリスは黄色っぽいアンチウェアグリス(回転部の遠心力で飛ばないように粘度の高いグリスが使われています)がそこそこに盛られており、中華電動ガンに多い緑のヤツではありません。
シリンダー周辺。
スプリングはちょん切りデチューンではなく、日本仕様にするため適切なスプリングに交換されています。ただしこのスプリングは結構プリロードがあり、多分110か120くらいに相当するものが入っています。スプリングガイドはシンプルな無可動のもの。ピストン周りはシリンダーとピストンの間以外に油気が無いのでシリコンオイルを吹いておきました。
軸受けはベアリング軸受けが入っています。
シムは3つのギヤの両側に1枚ずつ。特に異音などは出ていませんでした。
シリンダーを外すにはまずシリンダー下のスプリングを外します。
シリンダーとタペットプレート、ピストンが外れます。ピストンは樹脂製の特に凝ったところは無いもの。
ピストンの歯は全金属歯。
ノズル長は21mmほど。ただこのノズルはマルイ純正のものとは径が違うと聞くので、換えるならチャンバーとセットで交換しなければならないかもしれません。
ギヤも外したところ。ベアリング軸受けはメカボックスに接着しろ絶対!と聞いたのですが、まあ問題なく動いてるし・・・
さて今回の目的は配線を後ろへ引き直す事。トリガーの下を通っているのでトリガーを外します。
端子から前方向へはんだ付けされているのでちょっと後ろに向けづらいのですが何とか回し、後ろ出し用の配線ルートに配線を沿わせます。
シリンダーやギヤなどを元通りに配置します。メカボックスを閉める時はトリガー前の下に飛び出してるパーツを押し込み、メカボックス右側を垂直に被せ、ギヤの軸などを合わせてグッと閉めます。ややコツが要りますがすぐ慣れます。
ううんでもモーターの刺さる穴を配線が3本も横断するため半分ほど穴が塞がってしまいます。
何とか配線を寄せてモーターを挿してみると抜けなくなりました。ダメじゃん!
苦肉の策として、配線を一本だけ外側に迂回させます。
右側なら配線が一本くらい外を通っていても大丈夫?ロワーフレームに後ろ側からメカボックスを収め、後ろ側へメカボックスを押すようにしながらフレームロックピンを押し込んでロックします。トリガーピンも同様に。
グリップを取り付け、モーターを差し込んで端子を挿します。黒配線が長くなるので余った分はグリップ内の後ろ側に収めます。配線はモーター尾部の丸い形のところを横断しないようにわきに寄せます。そしたらグリップ底部パネルを取り付けます。
ここで試運転。ちゃんと動いています。キャーとか異音がする時はモーターが押し込まれ過ぎているので配線がモーター尾部に挟まっていないか、いないならグリップ底部中央のネジを締めたり緩めたりして異音が出ない位置まで調整します。
ストックを取り付けます。元々後部配線にできるように作られているのでこの辺りはスムーズ。
バッファチューブに小型のリポバッテリーを収めます。
こっち向きの方がいいかな?どっちでもいけそうだけど。
余裕で収まっています。
次はアッパーまわり。この銃のアッパーは豊富にあるスタンダード電動M4系パーツと互換性があり、当然社外品のアウターバレル等もそのまま装着できます。上画像はG&Pの14.5インチアルミアウターバレルやガスチューブ、ノーブランドのフロントサイトブロックを装着したところ。すんなり取り付きます。
ただしこの銃に付属のバレルナットはガスチューブの刺さる穴の前を少し覆ってしまうのでガスチューブとは排他利用となります。
元のアウターバレルをバレルナットで固定。
RASハンドガードを回して取り付けます。今度は配線が無いので楽勝。
丁度定位置に来る際にコクッと手ごたえがあり、それ以上回りません。定位置で微調整してハンドガード下側のイモネジ2本を締めて固定。
インナーバレル・チャンバーを後ろ側から差し込みます。
アッパーをロワーに被せます。ボルトストップを忘れずに。
前側フレームロックピンを留めて締結完了。
完成。リポバッテリーをバッファチューブ内に収めるため邪魔臭いバッテリーボックス無しでオールインワンされます。
9.6Vのニッケル水素バッテリーを繋いでサイクルと初速を測ってみるとこの通り。サイクルはまだ普通だけど初速はギリッギリ。
・・・
さてtwitterでぼやいてみたところ配線の解決法を提案されたので実行してみます。まずはメカボックスを開けますが、逆転防止ラッチを解放し忘れたのでギヤがはじけ飛びそうになっています。怖い。
さて解決法とは、グリップに出す配線を前後逆にするというもの。何故か赤を後ろ、黒を前からというようにしないといけないと思い込んでいたのですが、実際はどちらをどちらから出しても問題ありませんので・・・
このようにしました。というかググったら普通にすぐ出てくる配線図なのですが・・・何で気づかなかったのだろう。
開けたついでにちょっとギリギリな初速を落ち着かせるべく、余ってたライラクスのMS80スプリングを入れてみます。
このスプリング、というかライラのスプリングはみんなそうなのですが、長いのでメカボックスが締めづらい・・・ちょっと苦戦しました。
グリップに出る配線は赤も黒もどっちから出しても問題無いというのは、モーターの向きがそもそもプラス端子が前向いてても後ろ向いてても同じだからです。
組み直して初速チェック。サイクルはちょっとだけ上がって初速は大幅ダウン。どうもMS80スプリングはどの銃に入れても満足度が低い・・・多分MS90でもまだ80前後だと思うので、90前後にするなら他社から出ている100か110あたりのスプリングにすると良いのでしょう。
最後にもう一つだけ。この銃のストック基部にはQDスイベルを取り付けるパーツが2つ付いているのです。
が、穴が浅くスイベルを挿してみると1mmほど刺さりきらず、固定できないため引っ張ると抜けてしまいます。
本来このパーツは穴が貫通してないといけないのでは・・・
リューターでギャリギャリと掘り抜いてやります。
どー
だー!
よしよし、あとはこいつを銃に取り付けて・・・
もげました・・・
QDスイベルのベアリングが掛かって固定される溝の部分の厚さが薄皮一枚過ぎて、これ普通に使っててももげるレベルじゃないだろうか。
かー!
どーすっかなー!
かー!
おっとこんなところにパラコードが。
結んで・・・
裏から通してできあがり。うん、これで十分すぎる。
前側は余ってたマグプルRSAをつけてみましたが、後ろ1点でも十分かも。
MS2スリングを装着。
@@@
ちょっと無駄の多い分解になりましたが参考になれば幸いです。
いやー中華ガンも手掛からなくなったものです。
まず前側のフレームロックピンを左側から押して抜きます。ただし全部抜かず、抜ききる前のところでクリックがあるのでここで止めます。全部抜くとクリックのためのピンとスプリングがフレーム側から抜けてきてしまいます。
と思ったら配線が引っ掛かっててアッパーとロワーに分割出来なかったのでピンを挿し直します。(ごめん・・・)
RASハンドガードの下側にあるイモネジ2本を緩め、ハンドガードを回して外します。コネクターが邪魔をしますが、ねじり込むようにしてコネクターをハンドガードの前側に逃がしてやります。
バレルナットは外すのに専用工具が必要ですが、あまり頑固には締結されていないので何か挟むものがあればなんとかなります。ラジオペンチの柄で挟んで回せました。
バレルナットが外れるとアウターバレルが抜けます。
あらためてもう一度フレームロックピンを抜きます。
今度は分割できました。ボルトストップ(上画像のチャンバーの左にある黒い小パーツ)はロワー側に差し込まれているだけなので失くさないように。アッパー側からはチャンバーとインナーバレル一式が引き出せるようになります。
インナーバレル付け根の下側にある白い樹脂パーツを外し、インナーバレルを引っ張るとチャンバーパッキンがはまった状態で抜けてきます。
チャンバーパッキンはマルイのスタンダード電動標準のものの互換品のようです。内側にハンドガンのリヤサイトのような形状の突起が付いています。
インナーバレルとチャンバーパッキンを抜くとチャンバー内から黒い押しゴム(上画像の左にある小さいパーツ)が転がり出てくる事があるので失くさないように注意。組み込む時はチャンバー内側の上側にある穴に入れますが、こんなものでも無いとホップが掛からなくなる重要なパーツです。
インナーバレル長はおよそ185mm。マルイの限定版であるM4PMCと同じ長さのインナーバレル。アウターバレル先端から突き出る長さは約61mmほどなのでアウターバレルにピッタリの長さだと124mmほどになりますが、こんな半端な長さのものは無いかもしれませんので、MP5K用の110mmか、MP5KPDW用の141mmのもので妥協するしかないでしょうか。
次はロワー側を分解にかかります。まずはバッファチューブを外し、基部内側にある六角ネジを抜きます。
ストックが基部ごと外れます。ワイヤーストックは左側の先の辺りにイモネジが抜け止めとして付いており、これを外すを基部からワイヤーストックが外せるようになります。
レシーバー後端。暗くて見づらいですがメカボックス後端が見え、後部配線用の穴が開いています。
次にグリップ底部の前後のネジを抜きます。
グリップ底部のパーツを外します。
モーターの端子を外し、モーターを引っこ抜きます。モーターはロングタイプなので、マルイのモーターに換える時はEG1000なら末尾に「S」の付かない方を。
モーターのプラス端子の側には赤で塗られていて間違えないようにされています。
グリップ内奥のネジ2つを抜きます。
グリップが外れました。
マガジンキャッチを外します。
後ろ側のフレームロックピンはマルイ製とは違いアッパーとの結合には使われておらず、メカボックスの位置合わせにのみ利用されています。左側から押して右側に抜きますが、ロワーフレーム内側にクリップがありやはり前側同様に全部抜くとこのクリップが脱落して面倒な事になるので、抜ききり直前で止めます。
最後はトリガーの上にある細いピンを抜きます。必ず左側から押して右側に抜くようにしましょう。
ロワーフレームからメカボックスが取り出せます。後ろ側から持ち上げるようにして外します。
メカボックスはVer.2互換タイプ。左面にはセレクタープレートが付いています。
右側。基本的にこちらを上にしてメカボックスを開けて作業する事になります。
さてメカボックスを開ける前にやる事があります。メカボックス内のピストンはたとえセミオートで空撃ちしてもある程度後退している事が多いので、逆転防止ラッチを解放してピストンを一番前まで前進させておきます。
メカボックス下側のモーターの刺さっていた穴をのぞくと後ろ側すぐのところに逆転防止ラッチがあるのでそれを引っ掛け棒を使って引っ張ります。上画像ではマグプルのストックを外すために自作した引っ掛け棒ですが、もう少し細い針金で作った方が操作しやすいでしょう。うまく解放できたらピストンがカシャッと前進します。
メカボックスのネジを外します。上側4つが短いネジ、それ以外が長いネジ。このメカボックスでは全部プラスネジですが、マルイのものや海外製でも一部に特殊ネジが使われているものでは専用のドライバーが必要となります(精密ドライバーのマイナスで代用できなくもないですが、力を加えにくいので非常に作業がしにくいです)。
メカボックスの右パネルを開きます。メカボックスに開いた窓からスプリングとシリンダーを押さえながらカパッと開ければよく、他に飛ぶようなパーツはありません。
グリスは黄色っぽいアンチウェアグリス(回転部の遠心力で飛ばないように粘度の高いグリスが使われています)がそこそこに盛られており、中華電動ガンに多い緑のヤツではありません。
シリンダー周辺。
スプリングはちょん切りデチューンではなく、日本仕様にするため適切なスプリングに交換されています。ただしこのスプリングは結構プリロードがあり、多分110か120くらいに相当するものが入っています。スプリングガイドはシンプルな無可動のもの。ピストン周りはシリンダーとピストンの間以外に油気が無いのでシリコンオイルを吹いておきました。
軸受けはベアリング軸受けが入っています。
シムは3つのギヤの両側に1枚ずつ。特に異音などは出ていませんでした。
シリンダーを外すにはまずシリンダー下のスプリングを外します。
シリンダーとタペットプレート、ピストンが外れます。ピストンは樹脂製の特に凝ったところは無いもの。
ピストンの歯は全金属歯。
ノズル長は21mmほど。ただこのノズルはマルイ純正のものとは径が違うと聞くので、換えるならチャンバーとセットで交換しなければならないかもしれません。
ギヤも外したところ。ベアリング軸受けはメカボックスに接着しろ絶対!と聞いたのですが、まあ問題なく動いてるし・・・
さて今回の目的は配線を後ろへ引き直す事。トリガーの下を通っているのでトリガーを外します。
端子から前方向へはんだ付けされているのでちょっと後ろに向けづらいのですが何とか回し、後ろ出し用の配線ルートに配線を沿わせます。
シリンダーやギヤなどを元通りに配置します。メカボックスを閉める時はトリガー前の下に飛び出してるパーツを押し込み、メカボックス右側を垂直に被せ、ギヤの軸などを合わせてグッと閉めます。ややコツが要りますがすぐ慣れます。
ううんでもモーターの刺さる穴を配線が3本も横断するため半分ほど穴が塞がってしまいます。
何とか配線を寄せてモーターを挿してみると抜けなくなりました。ダメじゃん!
苦肉の策として、配線を一本だけ外側に迂回させます。
右側なら配線が一本くらい外を通っていても大丈夫?ロワーフレームに後ろ側からメカボックスを収め、後ろ側へメカボックスを押すようにしながらフレームロックピンを押し込んでロックします。トリガーピンも同様に。
グリップを取り付け、モーターを差し込んで端子を挿します。黒配線が長くなるので余った分はグリップ内の後ろ側に収めます。配線はモーター尾部の丸い形のところを横断しないようにわきに寄せます。そしたらグリップ底部パネルを取り付けます。
ここで試運転。ちゃんと動いています。キャーとか異音がする時はモーターが押し込まれ過ぎているので配線がモーター尾部に挟まっていないか、いないならグリップ底部中央のネジを締めたり緩めたりして異音が出ない位置まで調整します。
ストックを取り付けます。元々後部配線にできるように作られているのでこの辺りはスムーズ。
バッファチューブに小型のリポバッテリーを収めます。
こっち向きの方がいいかな?どっちでもいけそうだけど。
余裕で収まっています。
次はアッパーまわり。この銃のアッパーは豊富にあるスタンダード電動M4系パーツと互換性があり、当然社外品のアウターバレル等もそのまま装着できます。上画像はG&Pの14.5インチアルミアウターバレルやガスチューブ、ノーブランドのフロントサイトブロックを装着したところ。すんなり取り付きます。
ただしこの銃に付属のバレルナットはガスチューブの刺さる穴の前を少し覆ってしまうのでガスチューブとは排他利用となります。
元のアウターバレルをバレルナットで固定。
RASハンドガードを回して取り付けます。今度は配線が無いので楽勝。
丁度定位置に来る際にコクッと手ごたえがあり、それ以上回りません。定位置で微調整してハンドガード下側のイモネジ2本を締めて固定。
インナーバレル・チャンバーを後ろ側から差し込みます。
アッパーをロワーに被せます。ボルトストップを忘れずに。
前側フレームロックピンを留めて締結完了。
完成。リポバッテリーをバッファチューブ内に収めるため邪魔臭いバッテリーボックス無しでオールインワンされます。
9.6Vのニッケル水素バッテリーを繋いでサイクルと初速を測ってみるとこの通り。サイクルはまだ普通だけど初速はギリッギリ。
・・・
さてtwitterでぼやいてみたところ配線の解決法を提案されたので実行してみます。まずはメカボックスを開けますが、逆転防止ラッチを解放し忘れたのでギヤがはじけ飛びそうになっています。怖い。
さて解決法とは、グリップに出す配線を前後逆にするというもの。何故か赤を後ろ、黒を前からというようにしないといけないと思い込んでいたのですが、実際はどちらをどちらから出しても問題ありませんので・・・
このようにしました。というかググったら普通にすぐ出てくる配線図なのですが・・・何で気づかなかったのだろう。
開けたついでにちょっとギリギリな初速を落ち着かせるべく、余ってたライラクスのMS80スプリングを入れてみます。
このスプリング、というかライラのスプリングはみんなそうなのですが、長いのでメカボックスが締めづらい・・・ちょっと苦戦しました。
グリップに出る配線は赤も黒もどっちから出しても問題無いというのは、モーターの向きがそもそもプラス端子が前向いてても後ろ向いてても同じだからです。
組み直して初速チェック。サイクルはちょっとだけ上がって初速は大幅ダウン。どうもMS80スプリングはどの銃に入れても満足度が低い・・・多分MS90でもまだ80前後だと思うので、90前後にするなら他社から出ている100か110あたりのスプリングにすると良いのでしょう。
最後にもう一つだけ。この銃のストック基部にはQDスイベルを取り付けるパーツが2つ付いているのです。
が、穴が浅くスイベルを挿してみると1mmほど刺さりきらず、固定できないため引っ張ると抜けてしまいます。
本来このパーツは穴が貫通してないといけないのでは・・・
リューターでギャリギャリと掘り抜いてやります。
どー
だー!
よしよし、あとはこいつを銃に取り付けて・・・
もげました・・・
QDスイベルのベアリングが掛かって固定される溝の部分の厚さが薄皮一枚過ぎて、これ普通に使っててももげるレベルじゃないだろうか。
かー!
どーすっかなー!
かー!
おっとこんなところにパラコードが。
結んで・・・
裏から通してできあがり。うん、これで十分すぎる。
前側は余ってたマグプルRSAをつけてみましたが、後ろ1点でも十分かも。
MS2スリングを装着。
@@@
ちょっと無駄の多い分解になりましたが参考になれば幸いです。
いやー中華ガンも手掛からなくなったものです。