~趣味の世界~
引き続きG&G CM16 Carbine Lightの分解です。
取り出されたメカボックス。マルイのVer.2互換タイプです。ただ前回のS&Tのものと較べネジが六角ネジでメカボックスの左側から刺さっています。
右側。こちら側にネジはありません。
まあどっちでもいいので、逆転防止ラッチをリリースしましょう。メカボックス下側のモーターの刺さる穴の奥、後ろ側に見える逆転防止ラッチを引っ掛け棒を使って手前に引き、カシャッと音がすればOK。
メカボックス前方下側に分解防止の封が貼られているので引っぺがします。買った店もう無いし。
メカボックス左側を上にして上側の短いネジ4本、それ以外の長いネジ4本を抜きます。
メカボックスをひっくり返して右側を上にし、メカボックスを開けます。スプリングガイドが射出されてしまいました。
メカボックス内部はマルイ製とよく似ています。前回のS&Tのものはもっとムク部分が多くて重いVer.2の強化タイプで、どちらかといえば89式小銃用のVer.8の中身に近いものでした。
ギヤにはG&Gの刻印が入っています。
シリンダー周り。この辺りはマルイのものと大差ないか。
スプリングは不等ピッチの長いものが入っており、切った跡などはありません。初速は0.2gで91m/sほどなので輸入する際に交換されていたにしてもわざわざ不等ピッチのものを入れるだろうか?ともあれスプリングは買っておいたのですが元々入ってるものの方がモノが良さそうです。
シリンダー下のタペットプレートに掛かっているスプリングを外します。
シリンダー付近のパーツを取り出したところ。ピストンヘッドは特徴的な前面形状をしており、金属歯は掛かり始めの1枚だけ。
ノズル長は21mmとちょっと。
軸受けはメタル軸受けでシムはスパーギヤの左右に1枚ずつ、べベルギヤの右のみ1枚、セクターギヤの左に1枚・右に薄厚計2枚がセットされていました。ギヤ同士が結構スレててシャカシャカとフリクションがあるように感じるのでもう少し煮詰める余地がありそうです。
今回の本題として配線を後方配線に引き直します。まずは配線の上に掛かっているトリガーを外します。
前方に出ている配線の被覆1枚を適宜に剥いで後方へ引き直しますが、グリップ側に出る黒コードがだだ長くて後ろから出る配線が短いので・・・
赤コードを根元から延長し、グリップ側に出る黒赤コードを同じ長さになるようにすると、後方に出る配線が伸びました。
適宜にグリスアップしつつメカボックス内を組み直します。ギヤにはアンチウェアグリス、シリンダー周りにはセラグリスを使いました。潤滑性だけみればギヤ周りもセラグリスでよくね?と思いがちですが、ギヤ周りにセラグリスを使うと回転慣性で全部飛んでメカボックス内がグリスまみれになってしまいます(以前CYMAのAK47の時にそうなりました)ので、ギヤ周りは粘度が高く慣性で飛びにくいアンチウェアグリスを使った方がよいでしょう。逆にシリンダー周りにアンチウェアグリスが付くと抵抗になりパワーダウンしたり過負荷になったりするので、アンチウェアグリスがシリンダーの方へ飛ぶほど大量に盛り付けないように留意する必要はあります。
メカボックスを閉じ、ひっくり返して左側を向けてネジを締めます。不等ピッチの長いスプリングだとメカボックスを閉じるのに苦労するものですが、今回は収まりが良く比較的すんなり閉まります。
ロワレシーバーにトリガー辺りから差し込むようにメカボックスを収めます。
グリップを取り付け、モーターを差し込んで端子をセット。余った配線はモーターの前後にうまく収めます。
グリップパネルを取り付けます。モーターエンドの形状にグリップパネルの形状を合わせ、配線をより分けるようにして収めます。
一旦バッテリーを繋いで試運転。キャーという異音がしないか確認し、するようならグリップエンドのネジを締めたり緩めたりして調整します。調整しきれない場合はモーターエンドとグリップパネルの間に配線を挟み込んでいる場合があります。
ロワレシーバー後端に出ている部分を切ります。上画像だと無頓着にやっていますが、配線はのこぎりの歯がかすっただけでも困る事になるので前方へ引っ張りよせるなどしておきましょう。
切り足りなかった・・・
出っ張りは2.5cmくらい残っていれば十分なようです。
ストックチューブを取り付けますが、内部に入るD字型のパーツが所定の位置、角度からズレやすくて非常に手こずります。ドライバーは上画像のものより倍くらい長いやつを用意したいところ。
ストックチューブにちゃんと収まる気がしねぇ・・・
まあ無理だよね・・・
こんな事もあろうかと買っておいたストック。
CBIR TROYタイプストック。
バットプレートにあるスイッチを操作すると下ヒンジでバットプレートが開けられ、ストック下半分に収納スペースがあります。が、さすがにバッテリーが入るほど奥行きがなかった・・・
ヒューズボックスを撤去し、配線を切り詰めます。
ちょっとハンダ付けで手こずり、配線の柔軟性が無くなってしまった印象。メカボックスからコネクターまでシームレスにした方が良かったかもしれません。
ストック内の配線を通す穴へコネクターだけを出してみますが、伸縮させられなくなるのであまり実用的な取り回しではありません。
切り詰めても結局ストックチューブからははみ出るので、とりあえずこの状態で良しとし、ストックを縮めきるのを禁止にすれば、ストックを選ばずに使えるでしょうか。伸縮もある程度はできるのでいくらか実用レベルか。
後方が解決したので前周りを。アッパーレシーバーにアウターバレルを差し込みます。
バレルナットを締め込んで固定。幸いグラつきはありません。ただアッパーレシーバーは樹脂製なので締めすぎ危険だしここへ過大な負荷をかける事はそもそもよろしくありません。
ハンドガードを差し込みます。9インチだとアウターバレルはちょっと顔を出します。
レシーバーのアッパーレイルとは段差が出来てしまいますが、この辺は仕方ありません。
ガスブロックとガスチューブを取り付けますが、あれ?長さが足りない・・・
G&Pのガスチューブをジャンクから引っ張ってきました。こっちのが若干長いです。
ただ、ピン穴が合わない・・・
ミッドレングス用のガスチューブ(βプロジェクトの16インチバレルに付属のもの)だと一見うまくいってるように見えます。
アッパーレシーバーのガスチューブが刺さる穴は貫通しており、内側からはチャンバーの一片が刺さる穴なのでこちら側は軽く刺さる程度にとどめなくてはなりません。
G&Pのガスチューブをアルミテープとセロテープで太さ調整し前後に動かないようにして取り付け。
ハンドガードをあらためて取り付け、ネジで固定。レイルの角度をキッチリ合わせつつ緩まないようにするにはバレルナットとアウターバレルの間でシム調整が要ります。(シムはわざわざ専用のものを買わなくても薄いプラ版とかで十分でしょう・・・)
ハイダーを取り付けます。アウターバレルのネジは元と同じM14逆ネジなので、付けていたハイダーをそのまま継承します。CM16のハイダーはゴムのOリングで角度調整されているのでこのOリングをこちらに移してみましたがイマイチいい角度になりません。隙間が開くのも・・・
インナーバレル/チャンバーを差し込みます。
アッパーレシーバーとロワレシーバーを結合。
元の状態からはさほど軽くなったりはしていないのですが、重量バランスは若干後ろに寄った印象。バッテリー・マガジンを外した状態で2kg弱。
マグプルMBUSを取り付けました。無くても光学サイト載せれば良いのですが、やはりトップレイルのこの位置に何か付いてた方がバランスよく見える気がします。
KeyModに対応したパーツは今回一切買わなかったのでハンドガードには上面のレイル以外に何も取り付けられませんが、ハンドガードは丸断面で細身なので握りやすいし何もつけないのもこれはこれで良いかもしれません。
@@@
パーツから銃が生えるともいわれるM4地獄ですが地獄にもいろいろあり今回は正に「そのあまり使ってないM4、何かいじれそうじゃね?アッ」というパターンの地獄。外したマグプルパーツから銃が生えてこないように注意しなくては・・・
取り出されたメカボックス。マルイのVer.2互換タイプです。ただ前回のS&Tのものと較べネジが六角ネジでメカボックスの左側から刺さっています。
右側。こちら側にネジはありません。
まあどっちでもいいので、逆転防止ラッチをリリースしましょう。メカボックス下側のモーターの刺さる穴の奥、後ろ側に見える逆転防止ラッチを引っ掛け棒を使って手前に引き、カシャッと音がすればOK。
メカボックス前方下側に分解防止の封が貼られているので引っぺがします。買った店もう無いし。
メカボックス左側を上にして上側の短いネジ4本、それ以外の長いネジ4本を抜きます。
メカボックスをひっくり返して右側を上にし、メカボックスを開けます。スプリングガイドが射出されてしまいました。
メカボックス内部はマルイ製とよく似ています。前回のS&Tのものはもっとムク部分が多くて重いVer.2の強化タイプで、どちらかといえば89式小銃用のVer.8の中身に近いものでした。
ギヤにはG&Gの刻印が入っています。
シリンダー周り。この辺りはマルイのものと大差ないか。
スプリングは不等ピッチの長いものが入っており、切った跡などはありません。初速は0.2gで91m/sほどなので輸入する際に交換されていたにしてもわざわざ不等ピッチのものを入れるだろうか?ともあれスプリングは買っておいたのですが元々入ってるものの方がモノが良さそうです。
シリンダー下のタペットプレートに掛かっているスプリングを外します。
シリンダー付近のパーツを取り出したところ。ピストンヘッドは特徴的な前面形状をしており、金属歯は掛かり始めの1枚だけ。
ノズル長は21mmとちょっと。
軸受けはメタル軸受けでシムはスパーギヤの左右に1枚ずつ、べベルギヤの右のみ1枚、セクターギヤの左に1枚・右に薄厚計2枚がセットされていました。ギヤ同士が結構スレててシャカシャカとフリクションがあるように感じるのでもう少し煮詰める余地がありそうです。
今回の本題として配線を後方配線に引き直します。まずは配線の上に掛かっているトリガーを外します。
前方に出ている配線の被覆1枚を適宜に剥いで後方へ引き直しますが、グリップ側に出る黒コードがだだ長くて後ろから出る配線が短いので・・・
赤コードを根元から延長し、グリップ側に出る黒赤コードを同じ長さになるようにすると、後方に出る配線が伸びました。
適宜にグリスアップしつつメカボックス内を組み直します。ギヤにはアンチウェアグリス、シリンダー周りにはセラグリスを使いました。潤滑性だけみればギヤ周りもセラグリスでよくね?と思いがちですが、ギヤ周りにセラグリスを使うと回転慣性で全部飛んでメカボックス内がグリスまみれになってしまいます(以前CYMAのAK47の時にそうなりました)ので、ギヤ周りは粘度が高く慣性で飛びにくいアンチウェアグリスを使った方がよいでしょう。逆にシリンダー周りにアンチウェアグリスが付くと抵抗になりパワーダウンしたり過負荷になったりするので、アンチウェアグリスがシリンダーの方へ飛ぶほど大量に盛り付けないように留意する必要はあります。
メカボックスを閉じ、ひっくり返して左側を向けてネジを締めます。不等ピッチの長いスプリングだとメカボックスを閉じるのに苦労するものですが、今回は収まりが良く比較的すんなり閉まります。
ロワレシーバーにトリガー辺りから差し込むようにメカボックスを収めます。
グリップを取り付け、モーターを差し込んで端子をセット。余った配線はモーターの前後にうまく収めます。
グリップパネルを取り付けます。モーターエンドの形状にグリップパネルの形状を合わせ、配線をより分けるようにして収めます。
一旦バッテリーを繋いで試運転。キャーという異音がしないか確認し、するようならグリップエンドのネジを締めたり緩めたりして調整します。調整しきれない場合はモーターエンドとグリップパネルの間に配線を挟み込んでいる場合があります。
ロワレシーバー後端に出ている部分を切ります。上画像だと無頓着にやっていますが、配線はのこぎりの歯がかすっただけでも困る事になるので前方へ引っ張りよせるなどしておきましょう。
切り足りなかった・・・
出っ張りは2.5cmくらい残っていれば十分なようです。
ストックチューブを取り付けますが、内部に入るD字型のパーツが所定の位置、角度からズレやすくて非常に手こずります。ドライバーは上画像のものより倍くらい長いやつを用意したいところ。
ストックチューブにちゃんと収まる気がしねぇ・・・
まあ無理だよね・・・
こんな事もあろうかと買っておいたストック。
CBIR TROYタイプストック。
バットプレートにあるスイッチを操作すると下ヒンジでバットプレートが開けられ、ストック下半分に収納スペースがあります。が、さすがにバッテリーが入るほど奥行きがなかった・・・
ヒューズボックスを撤去し、配線を切り詰めます。
ちょっとハンダ付けで手こずり、配線の柔軟性が無くなってしまった印象。メカボックスからコネクターまでシームレスにした方が良かったかもしれません。
ストック内の配線を通す穴へコネクターだけを出してみますが、伸縮させられなくなるのであまり実用的な取り回しではありません。
切り詰めても結局ストックチューブからははみ出るので、とりあえずこの状態で良しとし、ストックを縮めきるのを禁止にすれば、ストックを選ばずに使えるでしょうか。伸縮もある程度はできるのでいくらか実用レベルか。
後方が解決したので前周りを。アッパーレシーバーにアウターバレルを差し込みます。
バレルナットを締め込んで固定。幸いグラつきはありません。ただアッパーレシーバーは樹脂製なので締めすぎ危険だしここへ過大な負荷をかける事はそもそもよろしくありません。
ハンドガードを差し込みます。9インチだとアウターバレルはちょっと顔を出します。
レシーバーのアッパーレイルとは段差が出来てしまいますが、この辺は仕方ありません。
ガスブロックとガスチューブを取り付けますが、あれ?長さが足りない・・・
G&Pのガスチューブをジャンクから引っ張ってきました。こっちのが若干長いです。
ただ、ピン穴が合わない・・・
ミッドレングス用のガスチューブ(βプロジェクトの16インチバレルに付属のもの)だと一見うまくいってるように見えます。
アッパーレシーバーのガスチューブが刺さる穴は貫通しており、内側からはチャンバーの一片が刺さる穴なのでこちら側は軽く刺さる程度にとどめなくてはなりません。
G&Pのガスチューブをアルミテープとセロテープで太さ調整し前後に動かないようにして取り付け。
ハンドガードをあらためて取り付け、ネジで固定。レイルの角度をキッチリ合わせつつ緩まないようにするにはバレルナットとアウターバレルの間でシム調整が要ります。(シムはわざわざ専用のものを買わなくても薄いプラ版とかで十分でしょう・・・)
ハイダーを取り付けます。アウターバレルのネジは元と同じM14逆ネジなので、付けていたハイダーをそのまま継承します。CM16のハイダーはゴムのOリングで角度調整されているのでこのOリングをこちらに移してみましたがイマイチいい角度になりません。隙間が開くのも・・・
インナーバレル/チャンバーを差し込みます。
アッパーレシーバーとロワレシーバーを結合。
元の状態からはさほど軽くなったりはしていないのですが、重量バランスは若干後ろに寄った印象。バッテリー・マガジンを外した状態で2kg弱。
マグプルMBUSを取り付けました。無くても光学サイト載せれば良いのですが、やはりトップレイルのこの位置に何か付いてた方がバランスよく見える気がします。
KeyModに対応したパーツは今回一切買わなかったのでハンドガードには上面のレイル以外に何も取り付けられませんが、ハンドガードは丸断面で細身なので握りやすいし何もつけないのもこれはこれで良いかもしれません。
@@@
パーツから銃が生えるともいわれるM4地獄ですが地獄にもいろいろあり今回は正に「そのあまり使ってないM4、何かいじれそうじゃね?アッ」というパターンの地獄。外したマグプルパーツから銃が生えてこないように注意しなくては・・・