~趣味の世界~
UFC-KIT-03 G36シリーズ用GBBコンバージョンキットです。
UMAREXのG36V系(電動ブローバック)に適合する、ガスブローバックガンへとコンバートするキットです。同じUMAREXでもG36Cコンペティションには対応していません。
GHK(道勳企業有限公司)の製品をUFCが輸入したもののようです。
箱を開けるとUFCが作成したと思われる日本語の説明書と、クッションに包まれたパーツが入っています。
説明書。カラーの写真付きで組み込み方が解説されています。
パーツを取り出したところ。
トリガーメカユニット一式。グリップと一体のロアレシーバーです。残念ながら黒しかラインナップされていないようす。
電動ガンのものとは全く違う中身。あらかじめグリスが盛られています。
ボルトユニット一式。ガス圧で前後するボルトアセンブリですが、結構な重量があります。
これの重さがブローバック時のリコイル発生に効きますが、一方でこれが重いと動作も渋くなるのでこの辺のバランスはメーカーによって考え方が違うようです。KSCなんかはこういった部分を軽くする事で軽快に動作させる一方でリコイルが軽い傾向にあります。
リコイルユニット一式。ボルトユニットが後退する際のガイドと、リコイルスプリングによって受け止める役割を持ちます。黒いブロックは電動の方とは違い樹脂製で軽いです。
マガジンハウジング。電動ガンのものとは違い上が完全に抜けています。
リコイルユニット一式の黒いブロック部分もそうですが、何かホコリか何かが付いてて汚い・・・中華ガンではたまにある事です。
チャンバーユニット一式。チャンバーブロックとインナーバレルです。インナーバレルは特に何の変哲もない真鍮製のバレル。
チャンバーブロックは亜鉛合金っぽいブロック。
ホップアップは調整が無く、固定式(可変ホップでした)。チャンバーゴムも少し緩めです。どれのチャンバーゴムに換えたらいいんだろう・・・?
マガジン。ガスタンクが内蔵されている専用のもので、当然電動ガン用とは互換がありません。予備マガジンは売っていないようで、他社(WEなど)と互換があるかどうかも不明。
バルブはマガジン後面上方にあり、注入バルブもその下に並んでいます。
マガジンリップは樹脂製。マガジン上面後方にあるスイッチはボルトストップが掛からないようにするスイッチ。空撃ち用でしょうか。
マガジン底面にはGHKの刻印。マガジン底部は簡単にスライドし、中には銀色の筒状ガスタンクが2本みえました。前寄りにマガジンスプリングも見えるので、弾はジグザグになりながらマガジンの全長分のみ入るようになっているようです。
さてウチのG36CVを取り出しまして、
ぱぱーっとフィールドストリッピングします。ピン3本抜くだけで工具いらず。
チャンバーの上あたりにあるイモネジを抜いておきます。
チャンバーを押し込んで回すとスプリングのテンションで押し出されてきます。
G36CVのインナーバレルとチャンバー(画像上)。今回のキットのインナーバレル長はCのインナーバレルと同程度。
説明書通りにやってるのですが、チャンバーブロックが所定の位置に収まりません。何かまだ外していないパーツが入ったままのような・・・
アウターバレルを外し、チャンバーブロックを前側からドライバーをノミのようにして小突いてやると、円筒状のパーツが外れました。ああそうか、上のイモネジはこれを留めてるネジだったのね・・・
今度はチャンバーブロックが所定の位置にパコンと収まりました。元のイモネジを締めて固定。
アウターバレルを付け直します。
トリガーユニット一式を取り付け、マガジンハウジングも取り付けてピンを挿して固定。
ボルトユニットを取り付ける前に、油気が全然無いのでシリコンオイルで拭くようにして表面を滑らかにしておきます。
ボルトユニットは後ろ側から差し込みますが、トリガーユニットの上に突き出たハンマーに当たって止まってしまうので一旦ピンを抜いてトリガーユニットを少し下にずらしてボルトユニットを前まで差し込みます。
リコイルユニットもスプリング周りに注油しておきます。
リコイルユニットを後ろから差し込み、ピンを挿して固定。
コッキングレバーを引き、ちゃんと動くか確認。セレクターをセミかフルにしてトリガーを引くと「パキン!」とハンマーが倒れる音が。そうそうこれこれ。
マガジンにガスを注入します。注入音がしなくて入ってるかどうかわからないのですが、入ってるハズです。
BB弾をロードします。リップの前面からこめてゆくのですが、非常にやりづらい・・・装弾数は・・・どのくらいだろう?30発以上は間違いなく入るハズですが、そのくらいで固くて入れるのがしんどくなってきます。
マガジン重量は470gほど。
ではいざ発射!ガッコンガッコンと大きなリコイル。動作はやや重いですが、思ったよりガシガシ動きます。
さてトップレイルを外して印象を変えてみたもののどうもみっともない感じがするのでここもレイルを付け直しましょうか。という事で買っておいたIDZレイル。
UFCのG36用IDZレイルDEです。黒の方が面白いかな?と思ったけどDEしかなかった・・・
何か曲がってね?
裏側にネジ止めされている金属製の補強板ごと曲がっています・・・
反対側へ曲げ直してみたら直りました。レイル本体は樹脂製です。キャリハンとして持ち手にするには華奢なので注意。
G36Cに標準のレイルの前後に付いていたオープンサイトを折り畳みの簡易なフリップアップサイトに変えたものです。
ネジは付属しないので銃に元々付いてたネジを使用して取り付けます。キャリハンスコープが標準のKVやVでもそのまま使えるかと思います。
サイトの見晴らし。調整などはできません。
サイクルと初速をチェック。サイクルは秒間10発ほど、初速は60~72m/sとバラついています。キットものなので当たりがついてくればもう少しマシになる事を期待したいです。
海外製のガスブローバック長物の宿命としてスタミナが無いのでたとえ夏場でもサバゲでメインを張ったりはちょっと無理かもしれません。
Youtubeに組み込み動画がありました。
あれ?イモネジの締め具合でホップ調整できたのかしら。
もうちょっと擦り合わせとか頑張ってみようと思います。
@@@
長物ガスブローバックはどうしても電動ガンに較べ実用性に劣ってしまうものの、やはり「銃らしい」のはガスブローバック。実銃では最近になって欠陥が見つかって残念な事になっているG36シリーズですが、トイガンでは関係ありません。G36のガスブローバックはM4系やAK系に較べ安くて買いやすいのもあり、「長物ガスブローバックがどんなものか」を知る教材と思って買うのも良いかもしれません。
UMAREXのG36V系(電動ブローバック)に適合する、ガスブローバックガンへとコンバートするキットです。同じUMAREXでもG36Cコンペティションには対応していません。
GHK(道勳企業有限公司)の製品をUFCが輸入したもののようです。
箱を開けるとUFCが作成したと思われる日本語の説明書と、クッションに包まれたパーツが入っています。
説明書。カラーの写真付きで組み込み方が解説されています。
パーツを取り出したところ。
トリガーメカユニット一式。グリップと一体のロアレシーバーです。残念ながら黒しかラインナップされていないようす。
電動ガンのものとは全く違う中身。あらかじめグリスが盛られています。
ボルトユニット一式。ガス圧で前後するボルトアセンブリですが、結構な重量があります。
これの重さがブローバック時のリコイル発生に効きますが、一方でこれが重いと動作も渋くなるのでこの辺のバランスはメーカーによって考え方が違うようです。KSCなんかはこういった部分を軽くする事で軽快に動作させる一方でリコイルが軽い傾向にあります。
リコイルユニット一式。ボルトユニットが後退する際のガイドと、リコイルスプリングによって受け止める役割を持ちます。黒いブロックは電動の方とは違い樹脂製で軽いです。
マガジンハウジング。電動ガンのものとは違い上が完全に抜けています。
リコイルユニット一式の黒いブロック部分もそうですが、何かホコリか何かが付いてて汚い・・・中華ガンではたまにある事です。
チャンバーユニット一式。チャンバーブロックとインナーバレルです。インナーバレルは特に何の変哲もない真鍮製のバレル。
チャンバーブロックは亜鉛合金っぽいブロック。
ホップアップは調整が無く、固定式(可変ホップでした)。チャンバーゴムも少し緩めです。どれのチャンバーゴムに換えたらいいんだろう・・・?
マガジン。ガスタンクが内蔵されている専用のもので、当然電動ガン用とは互換がありません。予備マガジンは売っていないようで、他社(WEなど)と互換があるかどうかも不明。
バルブはマガジン後面上方にあり、注入バルブもその下に並んでいます。
マガジンリップは樹脂製。マガジン上面後方にあるスイッチはボルトストップが掛からないようにするスイッチ。空撃ち用でしょうか。
マガジン底面にはGHKの刻印。マガジン底部は簡単にスライドし、中には銀色の筒状ガスタンクが2本みえました。前寄りにマガジンスプリングも見えるので、弾はジグザグになりながらマガジンの全長分のみ入るようになっているようです。
さてウチのG36CVを取り出しまして、
ぱぱーっとフィールドストリッピングします。ピン3本抜くだけで工具いらず。
チャンバーの上あたりにあるイモネジを抜いておきます。
チャンバーを押し込んで回すとスプリングのテンションで押し出されてきます。
G36CVのインナーバレルとチャンバー(画像上)。今回のキットのインナーバレル長はCのインナーバレルと同程度。
説明書通りにやってるのですが、チャンバーブロックが所定の位置に収まりません。何かまだ外していないパーツが入ったままのような・・・
アウターバレルを外し、チャンバーブロックを前側からドライバーをノミのようにして小突いてやると、円筒状のパーツが外れました。ああそうか、上のイモネジはこれを留めてるネジだったのね・・・
今度はチャンバーブロックが所定の位置にパコンと収まりました。元のイモネジを締めて固定。
アウターバレルを付け直します。
トリガーユニット一式を取り付け、マガジンハウジングも取り付けてピンを挿して固定。
ボルトユニットを取り付ける前に、油気が全然無いのでシリコンオイルで拭くようにして表面を滑らかにしておきます。
ボルトユニットは後ろ側から差し込みますが、トリガーユニットの上に突き出たハンマーに当たって止まってしまうので一旦ピンを抜いてトリガーユニットを少し下にずらしてボルトユニットを前まで差し込みます。
リコイルユニットもスプリング周りに注油しておきます。
リコイルユニットを後ろから差し込み、ピンを挿して固定。
コッキングレバーを引き、ちゃんと動くか確認。セレクターをセミかフルにしてトリガーを引くと「パキン!」とハンマーが倒れる音が。そうそうこれこれ。
マガジンにガスを注入します。注入音がしなくて入ってるかどうかわからないのですが、入ってるハズです。
BB弾をロードします。リップの前面からこめてゆくのですが、非常にやりづらい・・・装弾数は・・・どのくらいだろう?30発以上は間違いなく入るハズですが、そのくらいで固くて入れるのがしんどくなってきます。
マガジン重量は470gほど。
ではいざ発射!ガッコンガッコンと大きなリコイル。動作はやや重いですが、思ったよりガシガシ動きます。
さてトップレイルを外して印象を変えてみたもののどうもみっともない感じがするのでここもレイルを付け直しましょうか。という事で買っておいたIDZレイル。
UFCのG36用IDZレイルDEです。黒の方が面白いかな?と思ったけどDEしかなかった・・・
何か曲がってね?
裏側にネジ止めされている金属製の補強板ごと曲がっています・・・
反対側へ曲げ直してみたら直りました。レイル本体は樹脂製です。キャリハンとして持ち手にするには華奢なので注意。
G36Cに標準のレイルの前後に付いていたオープンサイトを折り畳みの簡易なフリップアップサイトに変えたものです。
ネジは付属しないので銃に元々付いてたネジを使用して取り付けます。キャリハンスコープが標準のKVやVでもそのまま使えるかと思います。
サイトの見晴らし。調整などはできません。
サイクルと初速をチェック。サイクルは秒間10発ほど、初速は60~72m/sとバラついています。キットものなので当たりがついてくればもう少しマシになる事を期待したいです。
海外製のガスブローバック長物の宿命としてスタミナが無いのでたとえ夏場でもサバゲでメインを張ったりはちょっと無理かもしれません。
Youtubeに組み込み動画がありました。
あれ?イモネジの締め具合でホップ調整できたのかしら。
もうちょっと擦り合わせとか頑張ってみようと思います。
@@@
長物ガスブローバックはどうしても電動ガンに較べ実用性に劣ってしまうものの、やはり「銃らしい」のはガスブローバック。実銃では最近になって欠陥が見つかって残念な事になっているG36シリーズですが、トイガンでは関係ありません。G36のガスブローバックはM4系やAK系に較べ安くて買いやすいのもあり、「長物ガスブローバックがどんなものか」を知る教材と思って買うのも良いかもしれません。