~趣味の世界~
ACROのデザートイーグル357です。
韓国製のエアコキハンドガンです。1980円。
箱全面にハングル語で書かれているのでチンプンカンプンです・・・
開封。日本語訳の説明書が入っていました。箱は韓国製エアコキらしく発泡スチロールを使わず箱の厚紙を組んで緩衝されています。
軽量なBB弾とウレタンのターゲットが付属。撃つと吹っ飛ぶタイプのターゲット。
銃本体は正直なところ値段の割にはプラスチッキーで貧相な印象。マルイのエアコキHG基準でこの価格帯のトイガンを語るべきではありませんが、同じ韓国メーカーのものでもトイスターと較べると安っぽいしアカデミーのもう少し安いものよりは多少マシかな・・・という感じ。日本のメーカーだとマルイが似た値段でデザートイーグルを出していますが、昭和の時代からあるような古い品なのでさすがに陳腐化しているのが実情。
マガジンキャッチを押すとマガジンは素直にストンと落ちてきます。マガジンはフルサイズ。マルイのものは割り箸マガジンなのでここは大きい。
金属ウェイトがちゃんと固定されていなくて振るとチリチリ鳴ります・・・形状は良いですが、フォロワーが露出しているのとリップの機構がお節介な印象。リザーブ式じゃないのならもっとシンプルでいいのに。
スライド両側のセーフティスイッチは両側ともライブ可動しますが、左右独立しています。下げてセーフティONでスライドとトリガーをロックしますが何故か右側だけがトリガーロックしません。両側ともスライドはロックします。
ハンマーもライブ可動。ハーフコックもありますが、この辺含めパーツは全てプラ製なので折角の可動もちょっとオモチャ感が強いです。
テイクダウンラッチは回りそうな形ですが単に差し込まれてるだけ。分解する時以外は触る必要ありません。
右側のセーフティスイッチ。こちらも前述の通り可動します。リヤサイトは横から差し込まれているだけなので撃っていると振動でズレやすく、またその周辺はピストン周辺に抜けているので油分がにじんできます。
スライドはあまり後退量が多くありません。スライドの引きは軽くもなく重くもなくといったレベルですが掴み易い形をしているので操作性は悪くありません。ただしスライドを掴んだ左手の人差し指の皮をエジェクションポートに挟みそうになる気がするのでそこは多少気を払う必要があります。
銃口。ポリゴナルライフリングが再現されていますが一段引っ込んだ位置からなのが惜しい。3cmほど奥にアルミ製のインナーバレルの端があります。この銃は357マグナム弾仕様なので銃口は0.357インチ(約9mm)と小さいのであまり迫力が無いのは元の銃のせいです。44マグナムや50AE仕様のデザートイーグルはもっとゴツくて迫力がありますが、357マグナムのモデルはむしろスマートに感じます。
マガジンポートからライトで照らしちょっとスライドを引いて銃口から撮影。奥の方の上面に隔壁状の突起があり固定ホップアップ仕様である事がわかります。
マガジンはフォロワーを引き下げてロック位置に掛け、そしてリップを後ろ側へ押して開いた状態でロックして給弾します。
このリップ機構のおかげで流し込むだけでBB弾を入れられます。ただし装弾数は13発とちょっと少なめ。入れた弾がフォロワーの溝から見えないのもちょっと残念・・・
弾を流し込んだら右側面にあるスイッチを下側へ押し下げるとバネの作用でリップが前進して弾こぼれを止め、フォロワーをロック位置から解除してやる事でマガジンをスタンバイ状態に出来ます。解除し忘れると弾が上がってこず空撃ちになります。解除する前にリップを前進させ忘れるとBB弾13発がマガジンから発射されます・・・
リップを閉じてフォロワーを解除した状態からBBローダーで給弾する事も出来なくは無いですが、あまりスムーズにはいきませんでした。素直に流し込んだ方が良いです。
初速は0.2gBB弾で45mps前後。部屋撃ちだと丁度良いですが、外で撃つには頼り無いかな?
トリガーは遊びがややありストロークもそこそこあるのですがタッチはこき下ろすほどではありません。ただシアーが落ちる前にハンマーが先に倒れる事が多く、トリガーをゆっくり引くとまずハンマーが倒れてペチッ、更に引いてシアーが落ちて発射してパコッと2段階になる事がしばしばあります。興醒めするのでなるべくトリガーはスパッと引く必要があります・・・
0.2gでフラットに飛ぶホップの掛かり具合で、精度はそこそこ出ています。ただリヤサイトがスライドを引いた時にズレやすいので撃つ前に確認するなどして注意しておく必要があります。瞬着で固めてしまってもいいかも。
マルイのエアコキMk23と並べたところ。大きさもかなり近いですがグリップの太さ感も近い印象。
折角なので分解を試みてみましょう。まずはスライドをちょっと引いてスライド前端左側の下に隠れているネジを外します。
テイクダウンラッチを引っこ抜きます。左側から押して浮いたところを摘んで抜くだけでOK。するとバレルとスライドが少し前へ押されてズレます。
スライドとバレルを少し前へずらし上へ持ち上げると上下に分離できます。あら拍子抜けするほど簡単・・・
フレーム側を観察するとトリガーから後方へ伸びるアームが片側しかありません。スライド側面のセーフティは下げるとこのアームの切り欠きに掛かってトリガーをロックする仕組みなので右側のセーフティが効かないのは掛かるべき右側のアームが入っていないからか。単にハズレ品?それともこういう仕様?シアーよりハンマーが先に倒れるのもこれによる剛性不足が原因なような・・・
ピストン一式は下へ抜くと外れます。2本のリコイルスプリングガイド後端のプラ製のストッパーを抜くとリコイルスプリングが外せるようになります。
リコイルスプリングを外すとバレルとスライドに分離できるようになります。リコイルスプリングガイドはプラ製で根元で折れそうで不安な造り。
ピストンは2段式のテレスコピックで凝った造り。いやもっとシンプルでいいんでないの・・・
試しにリコイルスプリングを片側だけ取り付けて組んでみましたがスライドの引きが軽くなった感じは無く、ここは素直に2本とも入れておいた方が良いようす。組み付けは単純にバラす時の逆なので簡単。
今時のエアコキトイガンとしてはちょっと抜けてる印象のACROデザートイーグル357。デザートイーグルのトイガンが軽く欲しいけどマルイのは古臭くて嫌だ、という人に。でもデザートイーグルはガスブローバックじゃなきゃどうやっても迫力不足ですわ・・・
韓国製のエアコキハンドガンです。1980円。
箱全面にハングル語で書かれているのでチンプンカンプンです・・・
開封。日本語訳の説明書が入っていました。箱は韓国製エアコキらしく発泡スチロールを使わず箱の厚紙を組んで緩衝されています。
軽量なBB弾とウレタンのターゲットが付属。撃つと吹っ飛ぶタイプのターゲット。
銃本体は正直なところ値段の割にはプラスチッキーで貧相な印象。マルイのエアコキHG基準でこの価格帯のトイガンを語るべきではありませんが、同じ韓国メーカーのものでもトイスターと較べると安っぽいしアカデミーのもう少し安いものよりは多少マシかな・・・という感じ。日本のメーカーだとマルイが似た値段でデザートイーグルを出していますが、昭和の時代からあるような古い品なのでさすがに陳腐化しているのが実情。
マガジンキャッチを押すとマガジンは素直にストンと落ちてきます。マガジンはフルサイズ。マルイのものは割り箸マガジンなのでここは大きい。
金属ウェイトがちゃんと固定されていなくて振るとチリチリ鳴ります・・・形状は良いですが、フォロワーが露出しているのとリップの機構がお節介な印象。リザーブ式じゃないのならもっとシンプルでいいのに。
スライド両側のセーフティスイッチは両側ともライブ可動しますが、左右独立しています。下げてセーフティONでスライドとトリガーをロックしますが何故か右側だけがトリガーロックしません。両側ともスライドはロックします。
ハンマーもライブ可動。ハーフコックもありますが、この辺含めパーツは全てプラ製なので折角の可動もちょっとオモチャ感が強いです。
テイクダウンラッチは回りそうな形ですが単に差し込まれてるだけ。分解する時以外は触る必要ありません。
右側のセーフティスイッチ。こちらも前述の通り可動します。リヤサイトは横から差し込まれているだけなので撃っていると振動でズレやすく、またその周辺はピストン周辺に抜けているので油分がにじんできます。
スライドはあまり後退量が多くありません。スライドの引きは軽くもなく重くもなくといったレベルですが掴み易い形をしているので操作性は悪くありません。ただしスライドを掴んだ左手の人差し指の皮をエジェクションポートに挟みそうになる気がするのでそこは多少気を払う必要があります。
銃口。ポリゴナルライフリングが再現されていますが一段引っ込んだ位置からなのが惜しい。3cmほど奥にアルミ製のインナーバレルの端があります。この銃は357マグナム弾仕様なので銃口は0.357インチ(約9mm)と小さいのであまり迫力が無いのは元の銃のせいです。44マグナムや50AE仕様のデザートイーグルはもっとゴツくて迫力がありますが、357マグナムのモデルはむしろスマートに感じます。
マガジンポートからライトで照らしちょっとスライドを引いて銃口から撮影。奥の方の上面に隔壁状の突起があり固定ホップアップ仕様である事がわかります。
マガジンはフォロワーを引き下げてロック位置に掛け、そしてリップを後ろ側へ押して開いた状態でロックして給弾します。
このリップ機構のおかげで流し込むだけでBB弾を入れられます。ただし装弾数は13発とちょっと少なめ。入れた弾がフォロワーの溝から見えないのもちょっと残念・・・
弾を流し込んだら右側面にあるスイッチを下側へ押し下げるとバネの作用でリップが前進して弾こぼれを止め、フォロワーをロック位置から解除してやる事でマガジンをスタンバイ状態に出来ます。解除し忘れると弾が上がってこず空撃ちになります。解除する前にリップを前進させ忘れるとBB弾13発がマガジンから発射されます・・・
リップを閉じてフォロワーを解除した状態からBBローダーで給弾する事も出来なくは無いですが、あまりスムーズにはいきませんでした。素直に流し込んだ方が良いです。
初速は0.2gBB弾で45mps前後。部屋撃ちだと丁度良いですが、外で撃つには頼り無いかな?
トリガーは遊びがややありストロークもそこそこあるのですがタッチはこき下ろすほどではありません。ただシアーが落ちる前にハンマーが先に倒れる事が多く、トリガーをゆっくり引くとまずハンマーが倒れてペチッ、更に引いてシアーが落ちて発射してパコッと2段階になる事がしばしばあります。興醒めするのでなるべくトリガーはスパッと引く必要があります・・・
0.2gでフラットに飛ぶホップの掛かり具合で、精度はそこそこ出ています。ただリヤサイトがスライドを引いた時にズレやすいので撃つ前に確認するなどして注意しておく必要があります。瞬着で固めてしまってもいいかも。
マルイのエアコキMk23と並べたところ。大きさもかなり近いですがグリップの太さ感も近い印象。
折角なので分解を試みてみましょう。まずはスライドをちょっと引いてスライド前端左側の下に隠れているネジを外します。
テイクダウンラッチを引っこ抜きます。左側から押して浮いたところを摘んで抜くだけでOK。するとバレルとスライドが少し前へ押されてズレます。
スライドとバレルを少し前へずらし上へ持ち上げると上下に分離できます。あら拍子抜けするほど簡単・・・
フレーム側を観察するとトリガーから後方へ伸びるアームが片側しかありません。スライド側面のセーフティは下げるとこのアームの切り欠きに掛かってトリガーをロックする仕組みなので右側のセーフティが効かないのは掛かるべき右側のアームが入っていないからか。単にハズレ品?それともこういう仕様?シアーよりハンマーが先に倒れるのもこれによる剛性不足が原因なような・・・
ピストン一式は下へ抜くと外れます。2本のリコイルスプリングガイド後端のプラ製のストッパーを抜くとリコイルスプリングが外せるようになります。
リコイルスプリングを外すとバレルとスライドに分離できるようになります。リコイルスプリングガイドはプラ製で根元で折れそうで不安な造り。
ピストンは2段式のテレスコピックで凝った造り。いやもっとシンプルでいいんでないの・・・
試しにリコイルスプリングを片側だけ取り付けて組んでみましたがスライドの引きが軽くなった感じは無く、ここは素直に2本とも入れておいた方が良いようす。組み付けは単純にバラす時の逆なので簡単。
今時のエアコキトイガンとしてはちょっと抜けてる印象のACROデザートイーグル357。デザートイーグルのトイガンが軽く欲しいけどマルイのは古臭くて嫌だ、という人に。でもデザートイーグルはガスブローバックじゃなきゃどうやっても迫力不足ですわ・・・