~趣味の世界~
電動ガンのバッテリー端子は多くの場合タミヤコネクタのミニタイプですが、この端子は電流許容量が10Aと低く電動ガンの配線中ここがボトルネックになっています。


抜き差しを繰り返すうちにオス側(上画像左)の中にある筒状の端子部が拡がってしまい、接触不良や加熱による外装の溶解、果ては発火などが起きます。


もっとも通常の使用においてそう滅多に問題が出る事は無いのですが、全体の能力を引き出す上で大容量の端子に置き換えるのも良いでしょう。タミヤコネクタには大きいラージコネクタがあり、こちらは容量は大きい(15A)ものの端子のサイズが大きく、電動ガンの限られたスペースの中ではできるだけ小さくしたいもの。


電動ガンにおいてタミヤコネクタ以外でポピュラーなのがT型コネクタ。2Pやディーンズとも呼ばれます。許容電流は50Aもありこれだけあればまず端子がボトルネックになる事はないでしょう。


ただサイズ的には前後にはラージコネクタの半分ほどですが太さ方向にはラージコネクタと同等で、やや大きいためスペースが細い事が多い電動ガンでは少し心もとない・・・


そこで登場するのがこのT型ミニコネクタ。許容電流は下がりますがそれでも30Aあり、十分な能力を持ちます。


サイズはタミヤミニと較べ幅は同じくらいですが長さは1/3、厚さもやや小さく、かなり小型です。


それでは早速コネクタを交換しましょう。まずは9.6Vニッケル水素バッテリー。


作業の前に端子のどちらがプラスかマイナスかを見ておきます。コネクタを横にした時に縦になっている方がプラスですが、横に書いてあるのでよく見れば間違う事は無いでしょう。


次にタミヤコネクタが付いているバッテリーの配線のどちらがプラスかマイナスかをチェック。このバッテリーは配線がどちらも黒で目印が無いのでちょっと困りますが、タミヤコネクタ(メス)の丸い穴の方がプラスになっています。


まずはプラス側からやりましょうか。配線を端子の直後でカットします。この時両方を同時にニッパーなどで切るとニッパー越しに通電してショートしてしまうので必ず片側ずつ切って作業します。


切った配線の先を5mmほど被覆を剥きます。ワイヤストリッパーがあると作業性が良いですが、カッターで周方向へ切り込んで引っ張ればスルリと抜けます。


被覆を剥いた配線の先にはんだごてではんだを染み込ませるように付けておきます。


コネクタのプラス端子にもはんだをのせておきます。バッテリー側にとりつけるコネクタはメス側となります。上画像では内側にのせていますが、外側でも良いです。作業性をとるか出来上がりのまとまりの良さをとるかで選びます。


熱収縮チューブを適宜に切って配線に通し、可能な限りはんだ付けする位置から遠ざけておきます。近いとはんだごての熱で縮んで使い物にならなくなります。プラスマイナスが分かりやすいように赤と黒のチューブを用意しておくと便利。


配線と端子についたはんだをはんだごてで熱して溶着させます。プラス端子の内側に付ける時は隣りのマイナス端子に接触しないように注意しながら取り付けます。時間をかけすぎるとコネクタの樹脂部分が熱で溶けて変形するので手短かに。といってもこれがなかなか難しい・・・汚いのは最初なんでご容赦を。


熱収縮チューブを被せて加熱し縮めます。加熱ははんだごてを軽くあてても良いのですが、画像のとおりちょっと汚くなりがちなのでライターで軽く炙る方が仕上がりがきれいになるかと思います。上画像の向う側に輪ゴムを巻いたラジオペンチがありますが、これで端子をくわえて固定しておくとはんだ付けの作業がしやすいです。ワニ口クリップ代わり。


同様にマイナス側もはんだ付けしてチューブを被せて出来上がり。注意点としては端子が近接しているので絶対にショートさせないようにチューブを被せること。


銃側にはオス側コネクタを取り付けます。


次はリポバッテリ―を。怖い!


恐れず速やかに作業して出来上がり。


さてストックチューブへの収まりはどうだろうか?


1400mAhのものでも全てストックチューブに収まりました。


ストックを最短位置に躊躇なく縮める事ができるようになりました。


さてウチの充電器にはT型コネクタの配線は付属していますがT型ミニコネクタのものは無いので自作する必要があります。


といっても簡単にこんなもので十分。配線は1.25sqのテフロンケーブルを奢りました。


高いケーブルなのでケチって短いです。十分十分。


プラス側端子の内側は狭くてはんだ付けしにくいですが、少し外側へ曲げてやると作業性が良いです。


慣れてくるとどうやれば仕上がりがきれいになるかが見えてきます。とりあえず後方配線のM4を2挺作業しました。


余ったコネクタで変換ケーブルも作っておきました。配線の長さが微妙に合わなかった場合、ねじってやると辻褄が合います。


一方こちらはJST BECコネクタ(配線付き)。


そう、こいつを・・・


こうしてやりました。


バッテリ―は電動ハンドガン用のリポバッテリ―。


スペースの奥側を詰めているので変換コネクタを使用した場合よりも余裕で収まります。


最初からこうしておけば良かったんや・・・



@@@



コネクタはたくさん買っておいたので追々交換してゆきます。T型コネクタは結構バラツキがあってメーカー違いでオスメスが微妙に合わない事があるのでなるべく同メーカー同ロットで調達した方が間違いが無いそうです。
東京マルイの電動M9A1用スライド一体型マウントレイルです。


撃つには申し分の無い電動ハンドガンですが長物で光学サイトに慣れていると段々物足りなくなってきてドットサイト載せてみたくなってくるというもの。ハンドガンに光学サイトというとフレームからスライドを避けるようにして上にマウントしますが、電動ハンドガンはスライドがガシャガシャ前後しないのでスライドに直付けしてしまうのがセオリー。


説明書。G18CやUSPなんかだと元のスライドの上から前にかけて被せるように取り付けるようになっていますが、M93RとM9A1はスライドを丸々交換するだけで済みます。ただしその分お値段はやや高くなってしまいますが、とはいっても4千円弱で買えるのでガスブローバックのスライドのガワだけに較べても安いもの。





デザイン的にはフレームに取り付けるようなマウントレイルを模したもので、無粋さは抑えられています。


わざわざホワイトドットの入った前後アイアンサイトが元のスライド同様に付いていますが、レイルで阻害されてしまうのでレイル上にアイアンサイトの機能が持たされています。ただしこちらにはホワイトドットは入っていません。


銃口には金属製のカバーが付いており、これを外すと14mm逆ネジが切られているのでここにサプレッサーを取り付ける事ができるようになっています。


スライド後方左右には元のスライドと同様にデコッキングレバーがあり、やはりセーフティとして機能するようになっています。右側は可動はするものの左右連動しておらず、ダミーとなっています。


装着は元のスライドとそのまま交換するだけです。



無骨なM9A1が更に無骨になる印象。
この状態でも若干サイト位置が高くなるもののほぼノーマルスライドと同様に使用できるでしょう。


早速上のレイルにドットサイトを載せてみましょう。レイルはピカティニーレイルとなっており、大概の光学サイトはそのまま載るはずです。

小型のドットサイトとして定番、T-1のレプリカ。長物に使うためと、付けたり外したりがしやすいようにハイマウントのQDマウントが付いた状態なのでちょっと位置が上すぎますが、ローマウントならかなり無難に使えるでしょう。T-1は目に近い位置に設置すると視野が狭くて使いにくいと感じがちですが、レイルの前の方に取り付けてフロントサイトを覗くイメージで使用すると光点だけが見えて使いやすいハズです。


ドットサイトの定番としてはやや旬が過ぎたかな?という印象のM2のレプリカ。ミリタリーな外観と使いやすい操作性が特徴ですが、ハンドガンにはちょっとデカイ印象。チューブ径の割に視野は広く、比較的目に近い位置に取り付けても使いやすいです。


みんな大好きホロサイト。551タイプのレプリカで、実物とは違いホログラムではなくドットサイトと同様の構造にアレンジされています。実ホロを覗いた事が無いのでそちらとの比較は語れませんが、ドットサイトとしてはまずまずの覗き心地。ホロサイトのレプリカは前後のレンズ両方にミラーコーティングがされているのでどうしても視野が暗く、操作系もOFF時に両手の操作を要求したり(後面左右のボタンを同時押しでOFFなのですが、片手ではうまく同時押しできない事が多いです)と格好はいいけれど使いやすさでは他に譲ります。


半オープン?タイプのドットサイト。オープンタイプを少し頑丈にしたようなもので、この個体は左側にレーザーサイトも装備しています。オープンタイプは銃を落としたりBB弾の直撃などに対して脆弱なため金属製のフードで覆っており、チューブタイプのドットサイトとは中間的な特徴を持ちます。使いやすくはあるのですが、やや中途半端で個性に乏しくあまり積極的に選ばなそうな点が短所といえば短所かもしれません。


レーザーサイトを点灯したところ。中央の小さい光点がドットサイト側のドット、左下の大きい光点がレーザーサイトによって前方の衝立に照射されている光です。照射される位置が遠くなるほどドットサイトの光点と近づいてゆきます。レーザーサイトは制約が多く、熟達しないと意外に使いにくい光学機器です。


シンプルな大径チューブタイプのドットサイト。大きいですが重量はさほどでもありません。ただこの個体は安物なせいか大きい割には視野が狭く、前後のレンズキャップを外すとレンズが臭い・・・


オープンタイプのドットサイト。視野が広く非常に軽量なためハンドガンに載せるのに向いています。しかしこのタイプはレンズの枠が脆弱なので銃に装着した状態で落とすと簡単に破損するためラフな使用には向いていません。値段が安いのも特徴なので破壊されてもあまり精神的ダメージは大きくならないかも?

次はマズルアクセサリー。14mm逆ネジに対応したハイダーやサプレッサーなら大概のものが取りつきます。ただし銃側のネジ山は樹脂製なのでサプレッサーなどで長くなった分、ぶつけて折れるリスクも高まる事もお忘れなく。

ライラクスのファットサプレッサー100。長さ100mm、太さは30mm。


この太さだとサイトピクチャーにはギリギリ干渉しません。普通に使えるでしょう。


35mm径のサプレッサー。


この径からはサイトピクチャーに干渉しはじめます。太いサプレッサーを取り付けた場合は光学機器を載せる必要があります。サプレッサーによる減音効果は、まあ電動ガンですので・・・「ゼロではないけどあまり効果はありません」


前述の通り14mm逆ネジ対応でさえあれば何でも付きます。


長物用のハイダーだってOK。


ロングバレルにだってできます。


G36Kのアウターバレルだと元のバレルの太さに近いです。何か間延びしたワルサーP38というか、デジコンM92Fロングバレルというか・・・


@@@



ガスブローバックの季節が終わりこれからの時期は電動ハンドガンの季節!外装を盛り付けるのにメーカー純正でパーツが用意されているのはありがたい事です。問題は、これ以上にいじるところがない・・・


東京マルイの電動ハンドガン、M9A1です。
MP7A1のバッテリー格納に煮詰まり、もう小さいリポ買っちまおうか・・・となるとそれを使う電動ハンドガンも欲しくなるというもの。マルイの電動ハンドガンはグロックG18C、ベレッタM93R、H&K USP、M9A1、ハイキャパEがありますがさてどれがいいだろうか?
古いけど一番安くて無難なG18C、電ブロ持ってるし無難すぎるんじゃ…
大柄だけど操作系にアレンジ無しのM93R、KSCの3バーストするやつ持ってるし…
小さくて軽く操作もシンプルなUSP、マガジンキャッチで中指の皮挟むし…
一番新しいハイキャパE、ハイキャパ5.1買って間もないしあれは良いものだし…


大分迷いましたが結局一番慣れてるM9、ただしA1は持ってないのでこれに。ハイキャパEだけちょっと高いけどどれも1万円くらいだし、軽い気持ちで。


こちらはコンパクト電動ガンと違いバッテリーと充電器は付属しないので別に用意する必要があります。もっとも最近はコン電の方もバッテリーと充電器は別売になったらしいですけれど。


開封。


付属品は説明書一式袋詰めとマズルキャップ、BB弾少々。説明書袋詰めにはクリーニングロッドも同梱されています。






説明書。最初の2ページはいつもの取り扱い注意書きなんで割愛。



銃本体。まあ普通のマルイクオリティと申しますか、少々安っぽさはありますがダメって事はありません。表面仕上げはつや消し黒ですが少しつや消しの砂っぽさが全体的にジャリジャリしてて多少気になりました。M9A1はミリタリーモデルなので少し無骨なくらいで良いのでしょう。


マズル部分。インナーバレルは少し奥まった位置に見えます。


フレーム前端下にあるレイル。M9からM9A1にモデルチェンジした際のおそらく最も目立つ変更点がここでしょう。20mmのピカティニーレイルの規格に沿ったレイルですがここに付ける事を想定しているアクセサリーしか取り付きません。汎用のフォアグリップなどはレイルが微妙に合わないので取り付ける事ができません。


前後サイトにはホワイトドットが入っています。ちょっとカメラ位置が近かったのかフロントサイトが小さく見えますが、構えた時のサイトピクチャーはもっとフロントサイトが大きく見えます。


スライド後端左のデコッキングレバーは可動しますが左右連動しておらず、機能もセーフティスイッチとなっています。下へ下げる事でトリガーの操作が無効になり通電せず、という動作でトリガーはロックされません。マルイの旧ガスブロM9に慣れている人には良いですが、それ以外のM92系に慣れている人にはここがセーフティなのはちょっと違和感を感じるかもしれません。


右側レバーは単独で動作するものの、下がりきらず明確なクリックもありません。こちら側はただのダミーのようです。


スライドストップレバーも可動しますが、当然スライドが動かないモデルなので用途は別に振ってあり、セミ・フルオートのセレクターとして機能します。


ただ操作はちょっと特殊で、まず上へ持ち上げ・・・


上げ切ったところで前方へ押し込むとカチッと手応えがあり、


指を離すと少し前進した位置のまま下がってフルオートポジションとなります。セミオートポジションに戻す時は持ち上げて後ろへ引く必要があり、押し/引きが固いので操作はかなりしづらいものになっています。握った親指だけで操作するのは無理だろうと思います。


トリガーのストロークはこのくらい。ダブルアクションの位置からちょっと下がった位置までなので、マルイの旧エアコキM92Fと似たトリガー位置になっています。これもM92系のシングルアクションのトリガー位置に慣れていると引き足りなくて違和感があります。トリガータッチはただのスイッチなので軽いのですが、小さいコイルスプリングが擦れながら伸縮しているようなジョリジョリ感があり、あまり気持ちが良くありません。


マガジンキャッチを押すとマガジンは自重で落下してきます。マガジンはグリップ内にメカボックスがあるため細いいわゆる割り箸マガジンですが、金属製で幅広なので昔のエアコキの割り箸マガジンなんかに較べたら余程マシなものです。


電動ガンなのでバッテリーを収める必要がありますが、バッテリーを収めるにはスライドを外す必要があります。スライドを外すにはまずハンマーを上へつまみ上げてから起こすとスライドのロックが解除されます。グリップを握った手の親指でハンマーを起こす事は出来ないので、この操作は専用の操作を要求します。


スライドはそのまま上へ外れます。


バレルとフレームの間のスペースが大きく取られており、ここにバッテリーが収まります。スペースの後端には斜めに端子が付いています。


スペースは限られていますが、案外広く感じます。本来はここに専用のマイクロバッテリー500(コンパクト電動ガン用のマイクロバッテリーEXより若干小さく、互換がありません)を斜めに差し込みます。


ただしマイクロバッテリーEXのへなちょこぶりに辟易してもう何年も経つし、とっくにリポバッテリーに移行した身としてはこちらは最初からリポバッテリーで行きたいもの。
ET-1のレッドライン7.4V520mAhリポバッテリーと電動ハンドガン用の変換コネクターを同時に用意しました。定番のセットです。


変換コネクターは銃本体のバッテリー端子に差し込む形状のものからBECコネクターと呼ばれる小型の端子の付いたコードが生えているもの。


バッテリ―は非常にコンパクトで全長は75mm。全長以外の寸法は他のスティックタイプより多少細い程度です。


端子はタミヤコネクタミニタイプよりも全長・全幅が2/3程度、厚さが半分ほどのBECコネクター。BECコネクターはラジコンの受信機の電源に使われる端子・・・だったかな?昔のラジコンバギーなどでスピコン(スピードコントローラー)が付いていた時代のものをいじった事がある人は見覚えがあるかもしれません。


銃側の端子は斜めになったオーバル型で、どちら向きにも挿せてしまうのが怖いですが説明書通りだと配線の生えている側を斜め上に向けて差し込みます。外す時は銃側の端子のある左側にバッテリーを押し出すレバーがあるのでこれを操作すると簡単です。


バッテリ―をスペースに配置しますが、配線がかなり余ります。これでいいのかな?


スライドが取り付きませんでした。スライドの左内側にはリブがあるのでバレルの左側へバッテリーやその配線を突出させてはいけません。元のマイクロバッテリーが収まるように、突出させるなら右上側にしないといけません。


こんな感じ。配線は下に敷いちゃっても良いでしょう。あとはBECコネクターとバランス端子(バッテリーから生えている白い端子)をうまく収めます。


スライドを被せる事ができたら完了。


マガジンには30発入ります。マガジン上のリップから軽い力でBB弾を込める事ができるし、画像のようにBBローダーを使うと簡単です。ただし込めた弾を取り出すのは少し難しいです。


初速とサイクルチェック。初速は68m/s前後、サイクルは秒15.5発ほど。バッテリーが買いっぱで充電していないので満充電だともう少しサイクルが上がるでしょうが、これでも結構軽快に撃つ事が出来ます。発射音はコン電と似ていてウィポウィポという感じ。


バッテリ―と変換込みの重量は660g。この初速とサイクルのBB弾発射機としては非常に軽量といえるでしょう。


ウチにあるベレッタ92系共と。左からマルシンのモデルガンM92FS、SⅡSの固定スライドガスM9、マルイエアコキM9、電ハンM9A1。ガスブロがありませんが20年ほど前にウェスタンアームズのM92FSセンチュリオンというやつを持っていました。


@@@



この小ささ、軽さでガスブロ並みの初速、スタンダード電動ガン並みのフルオート。しかも季節に左右される事もなく、値段も比較的お安い。専用バッテリーの性能の低さが足を引っ張っていましたが、リポ化すればほぼ解消します。リポ使うとマルイが修理してくれないって?壊れたら買い換えればいいんだよ!って、まあギリギリ言える程度のお値段だし、気楽に構えると中々良いものだと思います。


そうそう上2つの定番セットの他に充電器も必要なのを付け加えておきます。ウチの充電器はBECコネクターのアダプターが元々付いていました。詳しくないのであればET-1のこれに対応した充電器を素直に買えば良いのですが、「ET-1は情弱用」と言う層も居るのでそういう連中にバカにされるのをいちいち気にしてしまうような人はググるなりなんなりして好きなのを買えや。


前回マルイのコンパクト電動ガンMP7A1に7.4V800mAhのリポバッテリーを内蔵させようとして失敗、結局バッテリ―を外出し運用に留まってしまったのですが、やはりもう少しやりようがあったのでは?と再検証。


接触不良トラブルの解消のため、スイッチパーツの銅板に配線をはんだ付けしてバッテリーコードを付けました。元の端子部分は撤去したのですが、バッテリーは撤去前と入る量が変わっていませんでした。


でも改めてよく見てみると、このはんだ付けしている銅板、後ろへ曲げればここが1cmちかく縮まりそう。


後ろへグイッと曲げて、収まり悪いな、もう一回曲げ・・・ペキッ
「あっ」


ドンマイドンマイ!ちょうどモーターから折れた銅板への接続端子は前方の分割に使った端子と接続できるものなので黒配線を前後逆にして銅板を介さずに直接接続。


前方に突き出ていた銅板が撤去されたのでその周辺を可能な限り切り飛ばして短縮。これでバッテリースペースの奥行きが1cmくらい増えたハズです。


バッテリースペースの横の窓から出す必要がなくなったのでバッテリー端子を直付け。(間違えてる点がありますが、ツッコミは後で)


組み直します。コネクターは一旦上に出してバッテリースペースへ突っ込みます。


前面のフタに干渉しない位置までバッテリーが収まりました。あとは配線をどう収めるか。


バッテリースペースの上方左右に元々付いていたバッテリー取り出し用のパネルのガイドとなるリブが突き出ているので切り飛ばします。


大分すっきりしました。上面(上画像だと下)に突起が多いですが、これ以上はさすがにどうしようもありません。


うーん、ダメだぁー!バッテリーのバランス端子が邪魔でうまく通す事ができず、そもそもバッテリー端子がでかすぎる!


結局スイッチの上から配線を右外側に出し、バッテリーの配線を前方から出してコネクターと配線の一部だけを外に出す事に。
さっきの間違いをツッコミ入れときましょうか。バッテリーコネクターへの配線、逆になっとる・・・



@@@



配線は外に出たもののバッテリー本体は銃に収まりました。でも800mAhを無理して入れるよりは600mAhや520mAhのBECコネクターが付いたバッテリーの方が全然簡単でしょうから、他の人にはそちらを強く勧めます。だってアダプターとバッテリー本体だけあれば加工は一切要らないんですから・・・

ウチにあるマルイMP7A1は出戻り最初期のご老体。接触不良によるつまらんトラブルが多いのでメインを外れて隠居状態にありました。


SⅡSのプロドットサイトCRUXをハイマウントしてその下のスペースにマルイのミニバッテリーをベルクロでくくりつけて運用していました。


このドットサイトは樹脂製なので見た目に反して軽く、全備重量でも1.5kg程度しかなく非常に軽量です。


ただしこのドットサイト、3千円弱と安いせいもあり暗くて像が滲んでおり、視野も狭いです。スイッチも輝度3段階を選べますが買ったままだとこのダイヤルが非常に固くて操作しづらい。


ダイヤルは分解してヤスリがけしてやると軽くでき、手を加えてやれば十分使い物にはなります。視野の狭さは目に近いところに設置せず、レイル前端など銃の前方寄りに設置する事で光点だけ見えれば良しとすれば十分。


外部バッテリー化するためライラクスの外部バッテリー変換アダプターを使用していました。銃に標準で付いてくるマイクロバッテリーEXは今時Ni-cdで7.2Vなので早々に見切りをつけています。マルイでは意地でもリポバッテリーは使わせたくないのか、ようやく最近になって電動ハンドガン用のニッケル水素マイクロバッテリーを利用できるようにするアダプターを出しましたが、あれでも性能不足は否めません。


ウチにある小さいリポバッテリーは7.4V800mAhのものがあり、試しに入れてみると微妙にフタが閉まらない程度には収まります。これより小さいものは元々電ハンやコン電に向けて作られているため元のバッテリースペースに容易に入るものの、コネクターがBECタイプに変更されているのが少々面倒臭い。


バッテリースペースの奥をあと1cmほど詰められないものだろうか?と分解を開始。まずはストックと前面のフタ、サイト類を外します。


上面のレイルをネジ3本を抜いて外します。前から3番目のネジはダミーなので外す必要はありません。前から2番目のネジだけちょっと長いので注意しましょう。この長いネジを他の位置に使うとバッテリースペースに飛び出したりコッキングピースが引けなくなったりとトラブルが発生します。


ヒューズ缶を外します。このヒューズは10Aしかなく普通に運用していても高確率ですぐ切れます。アルミテープを貼って直結状態にしていました。私はこれのトラウマのせいで電動ガンではヒューズを付けない、付いていても速攻外してしまいます・・・


ヒューズの付いていた位置の前にあるコネクター2つを抜きます。前側が黒、後ろ側が赤です。


バッテリースペース上面に刺さっているパネルを抜き、レイルを外した上面から見えるネジを1本抜いてコッキングピースを外します。コッキングピース前方にはスプリングが入っていましたが、すでにコッキングピース側のフックが折れたので撤去しています。ホップ調整の利便を考えると操作のリアルさよりはエジェクションポートを開けたままにできる方をとってスプリングを外してしまうのもアリでは。スプリングが無くてもコッキングピースに閉状態でロックする機能があるので勝手に開いたりするような事はありません。


後面パネルは側面のネジを抜いた後でそのネジが刺さっていたピンを反対側から抜くと外れます。


後面から見えるメカボックスの下にスペーサーが差し込まれているので、さらにその下にあるシリアルナンバーの入ったプレートを外側から押しつつ引っこ抜き・・・


スペーサーを取り出します。


するとメカボックスとチャンバーの付いたインナーバレルがズルズルと後ろから取り出せます。


メカボックス。モーターのある方が上になります。200418と青く書かれていますが、2004年の18週でしょうか?買ったのは大体10年前くらいだったかと思います。


エジェクションポートを塞いでいるパネルを外側からグッと押し込むとパコッと押し込まれます。


するとパーツが取り出せます。


スイッチパーツへはまだ分解を続ける必要があります。セレクター右側の軸に刺さっているピンを細い棒などでつついて押し出します。するとちょっと固いですが右側セレクターが外れます。さらに右側から軸部分を押し込むと左側へ残ったセレクターが外れます。


次にセレクター前方にあるダミーのボルトリリース左側の軸に刺さっているピンを細い棒でつついて押し出します。するとボルトリリース左側が外れます。


左側から軸を押し込むと右側から残ったボルトリリースが外れます。右側にはスプリングが入っているので失くさないように。


外したボルトリリースとセレクター。ピンは長短があるので間違えないように。


トリガーピンを片側から押して抜きます。ピンの一方にはギザギザが付いていて抜く方向が決まっていますが、前回バラした時に向きが逆になっているかもしれないので上写真は参考にしないように。どちらかから押して突き出た方にギザギザが無い場合はもう一度挿し直して反対側から押し出しましょう。


トリガーピンを抜いたらトリガーを外しますが、ちょっとクセがあります。一旦トリガーを前方へ引いて、軸部分から下に引き出すような感じでしょうか。


トリガーが外れるとスイッチパーツのロックがなくなって後方へ引き出せるようになります。スイッチから後方へ伸びているアームを掴んで引っ張り出せますが、本体内側に引っ掛かりやすいので無理に引っ張らないように注意します。


本体から取り出したパーツを再構成してみたところ。スイッチからメカボックス上方へ伸びているアームはセミオートの動作を司るカットオフの操作用で、スイッチパーツ側にスタンダード電動ガンのメカボックスでいうカットオフレバーとセレクタープレートがあります。セクターギヤのカットオフカムの動作をメカボックスの外側に出た小パーツに伝え、その動きをアームを介して前方のスイッチパーツにあるカットオフレバーに伝えています。


さてスイッチパーツ。中央部にはスタンダード電動ガンと同様のスイッチがあり、銅板で電力を伝えています。この銅板が錆びやすく、銅の錆を「緑青」というのですが、この緑青で接触不良が起きやすいのがコン電の特徴のように感じます。上画像の右側にあるやけに変色した部分はバッテリーの端子と接する部分で、ここは銃の奥に位置して手が届かないため全バラにしないと磨く事もできずメンテ性にも欠きます。


ヒューズは使わないので右前方の銅板1枚を撤去し、ヒューズの後端が接する部分にプラス配線を、左前方のバッテリー端子と接する部分の上半分を切り飛ばしてそこへ上向きにマイナス配線をハンダ付けしてみました。


構成としてはこう。バッテリースペースの上面を配線が這い、前面のフタ付近にコネクターを出します。


組み上げます(組み方はこちらを参考に)。
バッテリースペースの上面に入るパネルを入れない他は普通に組む場合と同じです。早速バッテリーを繋いで空撃ちしてみると軽快にウィポウィポ動作します。銃側に起因する接触不良トラブルはこれで解消されたハズです。


問題はバッテリ―がちゃんと収まるかどうかですが・・・ダメだったー!
もう1cmほどスイッチパーツを切り詰めるなりしてバッテリ―を奥へ押し込めるようにしないと前面のフタが閉まりません。配線はシームレスにして柔軟性を持たせればミニコネクタでも何とかなりそうなのですが・・・


途中に細いコネクタを介したのは「まあ、収まらないだろうな・・・」と予測していたから。簡単に入るなら絶対他にやってる人が居るでしょうし。というわけで横の窓から細いコネクターを外に出し、外側でミニコネクタに変換します。


で、またこれだ。


銃本体にベルクロで巻くならこの辺でしょうか。配線は窓から出すよりも銃本体前端をちょっと切り飛ばしてフタとの間からバッテリー配線だけ出す方がスマートかもしれません。


@@@



結局、外観上はミニバッテリーがリポバッテリーに変わっただけだなぁ・・・
でも内部的には接触不良トラブルが消えたので安心して使えるようになり、現役復帰できそうです。メカボックスは開けた事もなくドノーマルですが、その辺はまだまだピンピンしています。



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