~趣味の世界~
マウントタイガーのAK用 M4フロントアダプターです。


MOUNT TIGER、他にもAKのマウントレイルとか出してるのですがググっても詳細がわかりませんでした。どこの国製なのかまったく書いてありませんし・・・


説明書どころかタグも付いてないので店頭でぶら下がってても何者なのかサッパリですね。


材質は混ぜ物をした強化樹脂のようです。マルゼンCA870のレシーバーとかの材質と似ている印象。


後ろ側。開口部がすぼまる方向に若干のヒケがありますが、実用上問題無いでしょう。


下側にはネジ受けが打ち込まれています。


重量は74g。樹脂のムクの部分が多いですが軽量にできています。


これはどういう役割のパーツかというと、上画像のようにM4系のアウターバレルやハンドガードなど前半分をマルイスタンダード電動ガンAK47に取り付けるためのアダプターです。ただし次世代AKには使えません。


早速G&G CM16のデルタリングやS&T BABY M4のバレルナットを・・・と思ったらうまく締まりません。斜めになっちゃう。


マルイスタンダードM4A1に付いていたデルタリングがスルスルとスムーズにはまりました。


マルイの互換系じゃダメなのか?と思ったらはまりました。説明が難しいですがちょっとコツが要るようです。


斜めにならないようにまっすぐ締め始めればうまく取りつきます。スルスルと締め込んで奥で止まるところまでいけばアウターバレルもガタなくカッチリと固定されます。


バレルナットさえ取り付けばRASは簡単でしょう。



それでは早速銃の方に取り付けに掛かりましょう。取り出したるはCYMAのAK47タクティカル(CM.039C)。PDIのロングアウターに換えて「なんちゃってRPK」にしたものの、その後同じCYMAから安くてカッコイイRPK系が発売されてみるとアウターバレルの細さのせいか非常に貧相に見え、また長さが無駄で重いし、ハイサイクル化の過程でインナーバレルが短くなったのでアウターも短くしたい!と思って探すとスタンダードAK用の短いアウターがどこにもなく、普通の長さのスチールアウターか長いバッタモンしか見つかりません。そこで見つかったのが今回のアダプター。幸いM4系の前半分なら余剰がいくつかあります。


このAK47タクティカルはマルイ互換なので前半分を分離するにはレシーバー下の4本のネジを抜き、トップカバーとその下にあるバッテリ―台?を外せば前半分が外れます。ウチのはガスパイプとハンドガード内にFETを突っ込んでいたのでハンドガードも外す必要がありました。


前半分からチャンバーとインナーバレルのセットをネジ2本を抜いて外します。


AK前半分(奥側)とM4フロントアダプター(手前)。アダプターの方にもAKのアウターバレルが収まるスペースがありますが、M4アウターだとこの位置までは来ません。


アダプター側にチャンバーを取り付け・・・と思ったらネジがすっぽ抜けてしまいます。よく見ると穴にはネジが切ってありません。


元のネジでは細すぎるので一段太いネジが必要。M3ネジを用意。


ネジを強引にねじ込んでネジ切りをしてやります。穴が押し広げられて周辺が割れる恐れがあるのでそっと、丁寧に。そうしてもダメな時はダメですが・・・


無事ネジ切りができたら一旦ネジを抜いてチャンバーを付け直します。チャンバーのネジで留める部分はプラ製できつく締めると割れますので程々に。この状態ではインナーバレルがブラブラしていて無理をさせるとチャンバー取り付け部分が破損しかねないので、特にインナーバレルが長い場合はアウター取り付けまでぶつけたりしないように注意。


下側、レシーバーとの結合部の比較。若干ネジ穴が前後方向にズレてるような・・・


左右方向にもほんのちょっぴりズレてる・・・ここは互換系のつらいところ。


後ろ側も若干寄り目になっています。この程度ならネジを締め込めばレシーバーの穴が削れてうまく取りつきはしますが・・・


前側を締めてから後ろ側を・・・と思ったらネジ受けが後方に1mmくらいズレています。後ろ側はマガジンポート内でマガジン天面と触れるので、単純に長穴にしてもネジが飛び出てしまってマガジンのはまりが悪くなるかもしれません。とりあえず前側だけ締めといて後で何とかしましょう。


後ろ側だけ締めるとチャンバーとメカボックスの間が開いて気密漏れになる可能性があるので。


さて問題はまだまだあります。AKのリヤサイト下からガスパイプ、ハンドガードへと通していたFETを含むバッテリー配線はアダプターでは塞がっているのでM4系の前配線と同様に前に出すか、バッテリー台の前端を削るなどして配線を上に出すかする必要があります。RASにする場合は前側にバッテリーを入れるスペースが無いので上にだして従来通りトップカバー内に収める事になりますが、FETがある場合はスペース的にかなり知恵を絞る必要がありそうです。


今回はハンドガード内にバッテリーもFETも収めるつもりでいるので配線はアウターバレル付け根下から前方へ出します。


さてトップカバーを閉め・・・と思ったらレシーバー後端のボタンが押した状態のまま。


そうそうこのスプリングも移植する必要があります。


アダプターの所定の位置に後方からスプリングを差し込みます。銃を後ろに傾けると抜けてくるので失くさないように注意。


トップカバーが閉まりました。ただかなりガタついているので気になる人は何か対処した方が良いでしょう。


アウターバレルを差し込み、デルタリングを締めて固定。


G&G CM16に付いてきたアウターバレルはフロントサイト手前で分割されているのでこれをアウターバレルの先に差し込んで左右のイモネジで締めて固定。マルイの旧M4までの古いタイプのM16/M4系のアウターバレルの構造をしています。


アダプターの前面にはガスチューブを挿す穴が無いので、まあとりあえずガスチューブは無しで。


と思ったらガスチューブを通してないとデルタリングが回っちゃってハンドガードが斜めにうごいてしまいます。やっぱガスチューブ必要。


デルタリングにガスチューブを通し、アダプター前面に当てた状態で・・・


フロントサイトをガスチューブの先に挿し、横のイモネジの位置関係でどれだけ掘ればいいかを判断します。5~8mmくらい掘る必要があるだろうか?


アダプター前面にガスチューブが触れている状態でシャーペンで回りをなぞって印をつけておきます。


ガスチューブの径は5mmほど。


ピンバイスでまず細い穴を開け、ドリル歯を太くしていって掘り拡げます。ピンバイスでは3mmまでしか使えないので4mmはペンチで掴んで掘り、4mmの次は6mmしか持ってないので残りはリューターで削って拡げました。


大体内径5mm、深さ5~6mmほどの穴が掘れました。


ハンドガードを取り付け、ハンドガードキャップを後方へ押してみるとフロントサイトと大分離れてしまいました。もう少し掘らないと・・・


アダプターのこの部分は樹脂のムクなので安心して掘って大丈夫。前後寸の半分ほどまで掘ってみました。


結局深さ8mmまで掘りました。ハンドガードキャップとフロントサイトの間はこれでもまだ1mmほどありますが、そもそもガスチューブを外してもそのくらいは開くのでこれ以上は掘る必要ありません。ハンドガードキャップとフロントサイト間はあまりギッチリ詰めすぎるとデルタリングを力いっぱい後方に引っ張らないとハンドガードの下半分が外れなくなってバッテリーの出し入れが苦痛になってしまいます。(フォアグリップをつけっぱなしにしているのはハンドガード下半分を外す時の取手の役割が主)


アダプターを銃に収め直す際にマガジンポート内のネジ穴をリューターで削って後方へ拡げておきました。ネジは若干飛び出しますがマガジンの抜き差しに支障は出ていないのでこれで良しとします。


ハンドガードを取り付けます。ガスチューブが通ったのでデルタリングも回ったりしません。


ハンドガード下半分も取り付け、先日買ったMB556Kタイプのハイダーを装着。


何とか形になりました。しかし、まだ実用にはなっていません。


このアダプターは前半をM4系に置き換える役割にもかかわらず、元のAKと同じ高さの簡易リヤサイトが上面にあります。当然M4系のフロントサイトの高さと合わないので使い物になりません。となれば光学サイトの取り付けですが、RASではないので上面にレイルが無く、今回取り付けたMOEハンドガードは旧型なのでポリマーレイルを付けられなくは無いのですが正直不格好になります。


しばらく外していましたが、この銃(CM.039C)にはトップレイルが付属しています。これを使わない手はありません。


幸いアダプターのリヤサイトブロックは元のリヤサイトブロックよりほんの僅かに幅広な程度で、樹脂製なのでネジ穴を掘るのは容易です。まずは仮組みしてネジ穴を付ける位置に印を。


ネジはM4でしょうか?3mmを掘ってネジ切りしてやれば良いでしょう。

ネジ頭が六角なのでLレンチだと力をかけにくいですが何とかネジ切りができました。


レイルを取り付け。トップカバーを開ける時はレイルを後ろへ引っ張って後方のロックを外し、レイルを上に跳ね上げます。元と同じ。


完成。RPKサイズから一気に短くなりました。


クリンコフよりは少し長い。AMD65くらいのサイズです。



@@@




どちらかといえばイロモノのネタパーツで、出来上がるのは架空銃になります。しかし「これはこれで」って自分だけでもそう思えたら大成功。ほら、AR57にSTANAGアダプターつける人だっているんですから、「M4じゃダメなんですか?」なんて聞いたら無粋でしょう。M4飽きた、AKも飽きた、じゃあ合体させようぜ!やったね!


〇追記
このMB556Kタイプハイダー、やっぱり銃口が小さすぎて撃つと弾が銃口にぶつかってあさっての方へ飛ぶので銃口を削って拡げてやらないかぎり実用に耐えません。鉄製だけど頑張って削りましょう・・・


BIG DRAGONのSF Style Steel Flash Hiderです。


このWWW.YZH.HKとURLが書かれたハイダーばっかり買ってる気が・・・
値段がね、2千円ほどなんでついでに買いやすいというか。


形状は実銃用のSUREFIREのMB556Kフラッシュハイダーを模したもの。SFスタイルはSureFireスタイルの事なんですね。


ネジはM14逆ネジタイプ。


重量は117g。スチール製でトイガン用のハイダーとしては重量級。デコピンするとキーンと良い音するんですが、銃を軽量化したい人には不向きか。


以前買ったUFCのMB556タイプハイダー(正ネジ)と並べたところ。
左がUFCのもの、右がBIGDRAGONのもの。上面後方にSUREFIRE MB556Kのマークが無く、銃口も小さめ。


銃口下のスリットが無く、後方は一段突き出しています。価格差が1.5倍ほど違う分、やや再現度が低い印象。


早速逆ネジの銃に取り付けてみます。調整用のシムは付属しないのでそのまま締め込むと斜めになってしまいます。


ガスブロック直前に付けるより少し延ばした先に付けた方がカッコイイだろうか?短いM4はしょっちゅういじる関係上弾速器に挿しやすい30mm径のノベスケハイダーのが利便性が高いのでこのハイダーは長い銃に向くかな?


銃口はネジの直前からもうインナーバレルが通らないほど細いのでインナーバレルの余りをハイダー内に隠す用途には使えません。


今いじれるやつだとこれが一番似合うかなぁ・・・


同じ長さになっちゃった。ダメだどっちもハイサイクル銃なので用途が被る。



@@@




またハイダーコレクションか・・・まあそのうち使う機会もあるんじゃないかな。

ネットで情報収集(掲示板を周回してるだけ)していると、セクターカットの定番をどうやら勘違いしていたのか、以前は引き1解放2だと思っていたのにいつの間にか引き3解放1の方が多く見られます。細かく見ていくと、解放側を多く切り落としてしまうとノズルの前進タイミング的に気密漏れまくりだとも。あ、あれー?


というわけで新たに買ってきたSHSの13:1ギヤ。


今回はセクターギヤだけ使用。い~い青光りしています。いつかガバメントのスライドをこんな色にしてみたいものです・・・


早速ギヤを削りにかかります。秒30も40も回すわけではなく、27程度でも過剰に感じたので目標は20もありゃ十分、初速は90くらい欲しい、そして何より安定動作。ぶっちゃけると全くカットしなくても普通に動作はしていたので、せいぜい引き側1枚だけ落とせばいいかな・・・


一応何故セクターカットをするのか?を説明しておきましょう。セクターカットとはセクターギヤの歯をカットする事なのですが、これは主にハイサイクル化によって元々持たされていたピストンのギヤとセクターギヤ間での安全マージンが無くなってしまうので、セクターギヤの歯を落とす事で新たに安全マージンを作ってやるのが目的です。この安全マージンが無いと何かの拍子にピストンクラッシュする率が高まってしまいます。
セクターカットをする事によってピストンを引くギヤの枚数が減るのでピストンのストロークは短くなり、メインスプリングを圧縮しきらないうちに解放するため、またシリンダーの後端いっぱいまでピストンヘッドが後退しなくなるのでBB弾を飛ばすための圧縮空気の速度も量も減るので初速は低下します。(シリンダーに横穴のある「加速シリンダー」を用いている場合はスプリング圧縮量の低下だけが問題になります。)
セクターギヤの歯1枚あたり5m/s低下するといわれ、低下した分はピストンの前進速度を速める理由もありメインスプリングを強いものに交換して対応するのが一般的です。ただしあまり強いスプリングを選ぶとスプリングを圧縮するのにより大きな力を要するようになるのでモーターの負荷が増大して燃費が悪化、またトルクの弱いモーターでは負荷に負けてサイクルが大幅に低下したり、最悪ピストンを引ききれずに動作停止してしまいます。
セクターギヤのどちら側から何枚カットすればいいか?引き側を多くカットするとトリガーを引いてからピストンが後退し始めるまでにタイムラグが出来るためトリガーレスポンスが悪くなるといわれており、解放側を多くカットするとピストンが前進してノズルからエアを吐く前にノズルが給弾のために後退を始めてしまいがちになり、ノズルとチャンバーパッキンとの間でエア漏れが起きて初速が大幅に低下します。

では何故引き1解放2なんて定番があったのか?これは単純にマルイのハイサイクル電動ガン用のセクターギヤがそうだったから。実際CYMAのAK47に引き1解放2のカットをした13:1ギヤを組んで一応ちゃんと動作はしたのですが、モーターはEG1000Sなのでサイクルは秒20程度でしかなく、このサイクルだとたまたまトラブルが起きなかっただけなのでしょう。

結局引き側カットによるトリガーレスポンスの鈍りはハイサイクル化で補われるので、ここはあまり気にするところではないのでしょう。解放側カットによるエア漏れ初速低下の方が余程面倒臭かったです・・・セクターディレイヤーを取り付けて解決こそしたものの、初速はあまり補えなかったので解放側は全く切らないか、切っても1枚にとどめ、引き側を多く切った方が良いのだと思います。


ではカットしたセクターギヤを銃に組み込みましょう。こないだグリップを換えたS&T BABY M4再登場。


もう慣れっこです。メカボックスも開きました。
現状はドノーマルから配線の引き直し、ギヤをSHS13:1ギヤにセクターディレイヤー装着、ピストンをエレメントの全金属14枚歯、ピストンヘッドをアルミピストンヘッドに、メインスプリングをZCレオパルドのM100に。さんざいじったけど列挙するとあまり変わっていませんね。上写真外ではチャンバーパッキンをマルイ純正に換えたのと、モーターがマルイEG30000+SBDとなっています。


引き1解放2カットの加工をしてセクターディレイヤーが装着されたセクターギヤと、引き1のみカットのセクターギヤ。セクターディレイヤーは多分いらないと思うので付け替えずに。


セクターギヤのみを入れ替え、他は構成を変えずにメカボックスを閉じます。一度にあれもこれも換えると本当にろくな事が無いので・・・


銃を組みます。ストックチューブの固定ネジもスプリングガイドの固定やメカボックスの前後位置などに関わっているので面倒だけどちゃんと組みつけました。


試射にはすぐ触れる位置に置いているニッケル水素9.6Vを使っていたのですが、これは銃に収まらないし想定している使用バッテリーはストックチューブにおさまるリポバッテリ―だけなので、ちゃんと想定のバッテリーで試射。


バッテリー残量もチェック。8.33V(2セル合計値)あります。


完璧だ。



@@@



外撃ちもしてホップがちゃんと効いているか、弾道がバラついたりしていないかもチェック。サイクルは7.4Vリポで秒24弱と要求値(20出てたらいいよ・・・)以上、初速も90m/s前後まで戻り、これで安心して撃てるようになりました。

現在外は雪。寒いです・・・

以前ベルサタイプバイポッドの時だったかに、触った事もないハリスタイプはどうこうと想像で書いてしまったのでやはり一度は触っておきませんと、という事で買いましたハリスタイプバイポッド。昔はそこそこ高かったのですが最近は安いのがいくらでもあります。


何も書いてないそっけない外箱。


開封。ビニールの袋に収められたバイポッドと、小袋に入れられた付属パーツ。
というか油なのかビニールなのか、強めのケミカルな臭いがします。


バイポッド本体と付属品。


付属品は20mmレイルアダプター、バイポッドアダプター、大きめの六角レンチ。


バイポッドを立てたところ。足はスプリングで畳んだ位置と立てた位置で止まるようにテンションが掛けられており、操作は足を掴んで動かすだけ。ただし左右は連動しておらず1本ずつ動かす必要があります。



銃本体と接する台の部分は左右の板バネによって多少の復元力が持たされており、ある程度銃をロールさせる事が出来るようになっています。また後面にあるダイヤルネジを締めたり緩めたりする事でロールする動きを渋くしたり軽くしたりもできます。


前方下にもネジが付いており、その後方にある金具で銃のバイポッドアダプターを掴み、ネジを締める事でバイポッドアダプターを下へ引っ張りよせて固定するようになっています。


バイポッドアダプターを掴む部分。ゴムの板が挟んでありますが、これは輸送時の脱落防止のためのもので実際に使う時には外すものなのでしょうか?挟んだままだと邪魔なので取っちまいました。


足には伸縮機能があり、スプリングの付け根のちょっと下にあるスイッチを押すとロックが解除されて足が延ばせるようになります。


スイッチを押しながら手で伸ばしてやる必要がありますが、延長部分には途中に何ヵ所か溝があり、その位置でスイッチを離すとそこで固定されます。


足の先の方についているスプリングは何?というと、スプリングごと足をいっぱいに縮めて固定したところから・・・


スイッチを押すとシャッと自動的にいっぱいまで伸びます。縮めた時にスプリングを圧縮していないと自重で伸びるか手で延ばすかしかないので少し微妙な機能に感じます。


では早速取り付け準備を。まずは下にあるネジを緩めてバイポッドアダプターを掴む部分を上に出し、


掴む部分の反対側をつまんで掴む部分を拡げるのですが、拡がらない!


ググると台に開いている穴が左右に狭いやつがあるので削る、とあります。この台は樹脂製で削るのは造作も無いのですが、この個体は別に狭いわけではなく、バイポッドアダプターを掴む部分が思うように可動してくれないのです。


下側をペンチで力いっぱいつまんでも、バイポッドアダプターの幅より2mmほど開き足りません。


下側のつまむ方との間にある軸部分が狭まりすぎているようなので、そこを留めているコの字型の金具を左右に拡げ、可動範囲を拡げてみたらどうか。


何とかバイポッドアダプターの幅分まで拡げられました。ただし少しコジるようにしないとバイポッドアダプターを掴めません。もうちょっとスムーズに開閉してくれるといいのですが・・・


取り出したるはマルイL96AWS。この銃にはバイポッドアダプターが元々付いているので・・・


ベルサタイプが付いているのでこれを外し、バイポッドアダプターをハリスタイプバイポッドの前述の金具で掴み・・・


下のネジを締めて固定して出来上がり。


うぅむ・・・このいかにもな感じがたまりません。


畳んだ状態。ベルサタイプは両足を束ねて掴んでサッと畳んだり展開したりできるので利便性ではちょっと負けているかも。


足を延ばしたところ。かなり高くなりますが、腰を下ろしてサイトインするにはまだ少し低いです。



足の設置位置を変えずに左右へはこの程度振る事ができます。足を地面から離し、銃の下にバイポッドをぶら下げている状態でも、バイポッドがあまりブラブラしないのはハリスタイプの利点として挙げられるでしょう。


ハリスタイプバイポッド本体の重量は376g。


対してベルサタイプは630gあり、重量の点でも利点があります。ただしウチにあるこのベルサタイプがたまたま重いタイプなだけで、もっと軽いベルサタイプもあるようです。


次に、20mmレイルのアダプターを取り付けてみます。このアダプターの下面にはバイポッドアダプターが突き出ているので、銃に付いているバイポッドアダプターを掴むのと同じ手順で固定するだけです。


ただネジを締めてもなかなか固定されず、下側にすっぽ抜けそう・・・


固定できました。あとは銃の前方下面に20mmレイルの付いた銃に取り付けるだけです。


レイルの横溝に掛かる部分はネジ部の1ヵ所だけなので、ピカティニーじゃない20mmレイルでも横溝がありさえすれば取り付けられます。このエアコキM14のアンダーレイルはウィーバーレールに近い変な横溝間隔なのですが、問題無く取りつきました。


さて付属品のうちバイポッドアダプター単体のものはどう使うかというと、


ハンドガードの下穴に挟んで固定するだけでOK。画像のMOEハンドガードの下穴は丁度良くそのまま取り付きますが、M16A2やM4のハンドガードだと穴が大きいのでワッシャーが要るかも。M16A1みたいな左右分割のハンドガードだと取り付けられません。


バイポッドアダプターが付いたら後は他と同様にバイポッドを取り付けるだけです。ストックにもよりますが画像のM4だとマガジンが当たるので足を少し延ばさないと3点支持できませんでした。



@@@




バイポッドは銃をどう使うかによって要る要らないがハッキリわかれるかと思いますが、いざバイポッドを付けるとなるとハリスタイプは比較的オススメ度の高いバイポッドといえます。取り付けには多少手間があるものの、銃に付いてさえしまえばクセの無い素直な操作感のバイポッドです。ただし上画像の5つのうち人にすすめるならば安い・軽い・取り付けも操作も超単純な右上のGPS02タイプでしょうか。ただしGPS02タイプは足を畳んでもハンドガードの下に長く突き出たままだし、AKなどではマガジンの抜き差しの邪魔になるなど、完璧ではありません。そういったデメリット部分が許せない場合には、ハリスタイプがオススメです。



S&T BABY M4に標準のグリップはグリップ後面が後方へ少し延長されていて、M16A2タイプグリップに較べてやや前後に太く、側面が真っ平でどこかグロックのグリップに似た握り心地。




握り心地は良い方だと思う(個人差があります)のですが、私は指が細くてフィンガーチャネルのあるグリップはどうも合わず、またこのグリップのフィンガーチャネルは左右に大きめで薬指にゴリゴリ当たってイマイチ心地よくない・・・


そこで買ってきたのがPTS EPG(Enhanced Polymer Grip)。
聞くところによるとPTSはマグプルと揉めてトイガン用のマグプルパーツを出せなくなったとかで、大量に出回っていたMAGPUL PTS製品もここしばらくかなり淘汰されてしまっていたのですが、MAGPULの名前を外して少しずつまた出回り始めました。


EPGはMOEグリップのリデザインモデル。MOEグリップは末期に側面のテクスチャ(模様)が違うものが出ていましたが、あれとは違うものです。実銃用と同寸法のガスブローバック用と、モーターが入る分太くアレンジされた電動ガン用とがあり、今回のものは電動ガン用、色は黒です。香港製の表示があります。


開封。内容はグリップ本体、グリップエンドパネル、モーター調整ネジとそれに付随する小パーツ、グリップエンドパネルとの結合ネジ2本。


グリップの左右面は四角い突起が整然と並んでいるデザイン。


MOEグリップ(左)と。EPGの前後面はMOEグリップの側面のシボと似たものになっています。握り心地はMOEグリップと同様に樹脂のソリッド感に上品な印象を受けます。グリップ側面は滑り止め効果が高く感じられますが、前後面はグルーブではなくザラザラ面で滑りはしないものの、やや違和感があります。ただこれは単にMOEグリップに慣れきっているせいだと思うので、すぐ慣れるでしょう。


グリップエンドパネルは嵌合がMOEグリップだと左右にあったのが後方に移ったため互換性はありません。


グリップ内。7つの穴が奥にあり、中央がモーターのピニオンギヤが通る穴、その前後がモーター配線の通る穴、それ以外の4つがメカボックスとの結合ネジの通る穴。グリップエンドパネルとの結合ネジの受けは真鍮のインサートが入っています。


モーター調整用ネジはMOEグリップやそのレプリカではネジのみでしたが、こちらにはそれに付随する樹脂製の小パーツが付属します。でもこの小パーツ、どっち向きに差し込めばいいんだろう?


ググってみると平らな方が外側のようですね。


入らねーし!


ネジだけをグリップエンドパネルにねじ込み、小パーツは反対側から差し込むようです。


S&T BABY M4に取り付けに掛かりましょう。まずはネジを外してグリップエンドパネルを外します。こちらのはパネルというよりブロックという感じで、かなり重いです。ハイサイクルチューンで手こずっている間ここを頻繁に組んだり外したりしたのでもうネジがナメかけています。


モーターコネクターを外し、モーターを取り出します。モーターはマルイEG30000、SBDも付けてあります。


グリップ内奥にあるネジ2本を抜いてグリップを取り外します。


S&T BABY M4のグリップ一式の重さは190g。


EPGは82gと半分以下。結構な重量の軽量化ができます。


EPGの穴にモーター配線を差し込み・・・


一応補足。グリップを交換する際にメカボックスの赤矢印で示した軸受けが出っ張っていてグリップと干渉する事があるのですが、このEPGでは青矢印で示した位置が掘られていて対策がされています。されていないグリップもたまにあるので干渉する場合は青矢印で示した位置のように削って取り付けましょう。


グリップ内奥の穴にネジを刺してグリップを銃に固定します。銃に付いているネジは大抵2本ですが、強化したい場合は2本追加する事もできます。


モーターを差し込み、モーターコネクターをプラスマイナスを間違えないように接続。


グリップエンドパネルをモーターのエンドベルの形状に合わせるようにしてあてがい・・・


グッと差し込んでネジを締めて固定。EPGに付属のネジは六角ネジなのでレンチが別途必要。


バッテリーを繋いで試射し、異音が出ていないかをチェック。グリップエンドパネルのモーター調整ネジをいっぱいに締め込んで試射し、「ギャー!」というノイズが消えるところまで緩めればOK。


反応無くなったぞオイ!


モーターコネクターが振動で抜けていました。よくある事です。


@@@




正直MOEグリップと使用感も何もほとんど変わらないのですが、そっちはもう絶版状態なのでこれから買うならEPGになるでしょう。これに換えて「手に合わない・・・」という事はそう無いと思う無難オブ無難なグリップ。これにしておけば大体間違いありません。

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