~趣味の世界~
A&Kの電動ガン、ドラグノフSVD-Sです。前回までにチャンバーパッキン交換と13:1ギヤの組み込みが済みました。


メカボックスをレシーバーの上から入れて後方から差し込み、前側を給弾口のうしろにある溝にパコッを収めます。


おおっとセレクターのパーツを入れてなかった。


えーと、あれ?どうやって入れるんだコレ。


ハハーンさてはこいつメカボックス取り出す時には外さなくていいパーツだなー?とここで気づく。


位置関係はこう。


メカボックスを収める際に干渉するのでセレクターを上へ跳ね上げて干渉する部分を避けながら収めます。メカボックスをピンやネジで定位置に固定するまではセレクターは引っ掛かってまともに動かないので慌てないように。


レシーバー下側のパネルを後ろ側から差し込み、前側を押し込みます。


トリガーガードをトリガーの後ろの穴に挿し込みます。穴の周辺に傷が付きがちだけど、トリガーガードで隠れるので気にしない。


マガジンキャッチの上の穴にピンを挿し込み、


反対側からネジを締めて固定。


セレクター後方のネジも締めます。


配線をハンドガード側との壁の穴に挿し込みます。


バレルを差し込み、左右のイモネジを締めて固定。配線がホップ調整ダイヤルに当たってダイヤルにクリックが付いてしまったけど、元々軽く動きすぎだったのでまあ、丁度いいか。


配線の先にあった配線を付け直し、あとはハンドガードとアッパーカバーを付けて完成。こうしてみると作業性自体はM4系やAKよりも余程やりやすく感じます。



早速試射。マガジンのストッパー解除不良はほぼ改善されたようす。まっすぐ飛ぶようにホップ調整して初速を測ると結構高い。


フルオートで。あれ?こんなもん?


そうでしょうそうでしょう、感覚的にもこれくらい。


今2発発射しただろう!こんなに速くない。


大体サイクルは秒13.7発。初速は96~99m/sと高め。モーターをEG1000に換えたら秒15くらいにはなりそう。



@@@




不発→2発発射はまだ頻発というくらいに出るので、まだまだ。
安定動作するまで枕を高くして寝られません。


A&Kの電動ガン、ドラグノフSVD-Sです。前回ではメカボックスを開けるところまでやりました。


メカボックスを開けたところ。ん?


おいおい何が起きたんだよコレ。


スプリングのほどけた部分を巻き直し、所定の位置に掛け直しました。


吸排気系パーツを取り出します。ピストン&ピストンヘッド、シリンダー&シリンダーヘッド、タペットプレート、ノズル。


シリンダーヘッドはパイプが下にオフセットした専用品。M14用のシリンダーヘッドと似ていますが流用したという話も聞かないので互換も無いのでしょう。


シリンダーはステンレス製のフルシリンダー。


ピストンヘッドは樹脂製6穴タイプ。前方からネジを刺してピストンボディと結合しています。


ピストン内にはスラストベアリングはありません。


タペットプレートはタペットスプリングを掛けるフックが横に付いている専用品。


ノズルは樹脂製。黒い物が透けていますが内面が汚れているだけです。


ノズル長は21mm。


ノズル径は太い部分が7mm。


細い部分が6.6mmほど。


シリンダーヘッドのパイプ外径は5.7mmくらいでしょうか。


シリンダー内径は23.8mmの汎用ノーマルサイズと思われます。


ピストンの歯はいわゆる14.5枚歯。引き始め1枚目が短くなっており、最後の1枚だけ金属歯になっているタイプ。


ノズル長と形状的には一見M4用っぽいですが内径が微妙に広く、逆にM4用ノズルはシリンダーヘッドのパイプに刺さりません。M4用など汎用はノズル内径5.45mmほどなのに対しこのSVD-Sのものは5.6~7mmほどあります。


ピストンは普通の電動ガン用汎用品と互換があるようです。吸排気系ではノズル、シリンダーヘッド、タペットプレートだけが専用品となっています。


駆動系。3つのギヤと逆転防止ラッチ、ピニオンは普通の電動ガン用と互換があります。


べベルギヤのラッチは5枚でグリス溜まりもあり、スパーギヤは厚みもちゃんとあって粗悪な印象はありません。グリスもCYMAのみたいに緑グリスを適当に盛ってあるだけとかじゃなく、アンチウェアグリスが全面に塗ってあります。


軸受けは7mm。ベアリング軸受け大好きマンなので見分けられないのですがステンレスメタルでしょうか。


モーターは外見から察するに多分「超力電机」通称机モーターのショートタイプ。


プラス端子側が赤く塗られています。この灰色の机モーターは性能的には最高速もトルクも無いただの安物なのでマルイEG1000あたりに換えてしまうのが定番。


モーターの後ろが接する部分には調整ネジがあります。A&KのSVD-Sはストックを畳んだ時に露出されるレシーバー後面にこのネジにアクセスする穴があるので調整はしやすい銃ですが、メカボックスを開けないとモーター交換が出来ないかわりにピニオンとべベルの位置関係を面倒無く調整できるメリットもあります。


思ったよりメカボックス内のやる事は大体やってある状態だったのでこちらでやれる事はあまりありません。モーターは無いのでいずれやるとして、ギヤはストックしておいたSHSの13:1ギヤに換えてしまいましょうか。セミオート主体の銃のくせにサイクルの遅さからギュイッパンギュイッパンとレスポンスが悪いので・・・


下側からではギヤが見えず、シリンダーの入る開口部からセクターギヤくらいしか触れません。スパーギヤだけは左右が狭くてシムが極薄1枚ずつしか入らず、メカボックス内壁にショリショリ当たりがちになります。


セラグリスを所々に盛り足してやるくらいであとは元通りに。今更だけど給弾トラブルはセクターディレイヤー入れる手もあったな・・・


メカボックスを閉じ、ネジをキッチリ締めます。元の状態ではネジゆるゆるになっていました。


モーターコネクターを挿します。SBDを付けるにはマイナス側はメカボックスを取り出さないと手が届かなそう。


タペットスプリングを取り付けます。ノズルを押してスムーズに動くかを確認。でもこのタペットスプリングが強すぎてノズルのの動きを悪くしてる感もしないでもない・・・


ここへスプリングを置いてから・・・


トリガーバー?を置き、ネジを締めます。このネジを締めすぎるとトリガーにトラブルが出ると聞きましたが、トリガーを取り付けてから引きつつ軽く動く限り締めてみたらガチガチに締めても平気だったので個体差もあるかも。スプリングがスヒュンスヒュン鳴くのでシリコンオイルを吹いたら静かになりました。


斜めに取りつくセレクターのパーツを取り付けます。角度は反対側のパーツと同じ。トリガー取り付けの写真を撮り忘れましたが、ここで取り付けておきます。


スプリングとスプリングガイドは油気が無かったのでシリコンオイルを吹いておきました。


スプリングとスプリングガイドをメカボックス後方から差し込み・・・


押し込んで固定パーツを挿し込み完了。


(もうちょっと続く)

A&Kの電動ガン、ドラグノフSVD-Sです。前回ではチャンバーパッキンをマルイ純正に換えましたが状況が全然好転しないので更に手をいれてゆきます。


まずはハンドガード、アッパーカバー、そしてバレルを外します。


ホップ調整ダイヤルの前のOリングをずらし、ダイヤルもどけて押しゴムを外したところ。前回かさ上げのために入れたプラ板削り出しの部品がチャンバーとチャンバーパッキンの間に挟まってホップが弱まらなくなっていました。


こんなものはポイして元の状態に戻します。どうせ20m以上の距離を撃つ機会は無いのでホップの効きが弱いくらいかまわぬ。


さてメカボックス取り出しのためにどこを触ればいいか観察。ググってもA&Kのドラグノフはエアコキばかりで電動の方はあまり情報がすんなり出てきません。


大体目星はつきました。これマルイ系のAKより分解楽かも。


AKと同様にセレクターから外してみましたが、ここは外す必要なかったようです。それが判明するのは後の事なので、今は外した状態で進めます。


セレクターの後方にある六角ネジを外します。


左側のマガジンキャッチの上くらいにある六角ネジを外します。


すると折り畳んだストックを引っ掛けるところがピンになっていて、これが引き抜けます。


トリガーガードの後ろ側をグリップ付け根から抜いて横にずらしておき、マガジンキャッチの辺りを下へ引っ張るとレシーバー下側が外れます。


メカボックスは後ろと前で噛み合ってるだけになるので、前側を少し後ろへテンションをかけながら上に持ち上げるようにしてマガジンキャッチ付近の噛み合いをパコッと外すと上にメカボックスが抜け出せるようになります。


抜け出せましたが配線が引っ掛かっています。


配線はハンドガード内でファストン端子を介している部分があるので、ここを外します。


後方とハンドガード側の壁には細い穴があり、ここを通せる端子はファストン端子くらいのもの。配線を引き直す際はここを考慮に入れなくてはなりません。


メカボックス単体にできました。見た事無いタイプのメカボックスです。


左側は開けるだけなら触らなくてもいいとはいえ、かなり独特。目立つステンレス色の金属パーツはカットオフレバーです。


一方でレシーバーはマガジンとの嵌合が上から見渡せるようになっているのでストッパーの解除不良を検証してみましょう。普通にマガジンを挿した状態では、ストッパーを押しきれていません。


マガジンを前方に押すとストッパーのスイッチが少し後退し、この状態ならストッパーは解除できるでしょう。レシーバーとマガジン後面との間にわずかな隙間ができているので、ここを埋めてやればマガジンを普通に挿してもストッパーがすんなり解除されるかと思います。


マガジン後面のレシーバーと当たる部分の、プラ製の部分に0.5mmプラ板を2枚貼り、更に0.3mmプラ板1枚を貼って微調整。前後方向のガタつきがなくなり、ストッパーの解除不良もこれで解消できている事を期待。


戻ってメカボックスの分解にかかります。このメカボックスはQDタイプで、後ろ側からスプリングとスプリングガイドが抜ける仕様になっています。六角ネジがあるのでレンチを入れて回してみますがビクともしません。


少し押し込んで、右から刺さっているピンを抜けばいいだけだったようです。


スプリングとスプリングガイドが抜けました。スプリングは汎用品だと思いますが、スプリングガイドは専用品でしょう。スラストベアリングの付いた金属製なので破損しない限り換える必要もありませんが、少し錆びているのが印象悪い・・・


メカボックスを開けるには最低でもメカボックスを挟むように付いているものを外す必要があります。まずはトリガーピンを抜いてトリガーを外します。トリガーピンは一方にギザギザが付いていて抜く方向があるので注意。


トリガーピンの前方にある斜めを向いたパーツはセレクターの動きをメカボックスを貫通して左側のパーツへ伝達するためのパーツで、これもネジを抜いて外しておきます。このパーツはフルオート動作を行うためだけにあるので、左右とも外すとセミオートオンリーになると聞きます。残る右側にあるめぼしいパーツは前後に伸びる金属パーツ。これはトリガーの動きをスイッチに伝えるトリガーバーです。セレクターがセーフ位置の時はこのトリガーバー下側の段差に引っ掛かってトリガーの動きを止めています。付いたままだと後の作業の邪魔なのでネジ2本を抜いて外しておきますが、長いスプリングが1本隠れているので失くさないように注意。


右側面の前方にはスプリングが外側に付いていますが、これは普通の電動ガンだとメカボックス内にあるタペットスプリングです。このメカボックスではタペットプレートの一部が外側に出ており、ここにタペットスプリングが掛けてあります。このスプリングも外しておきます。


モーターの端子も外しておきます。


メカボックスを開けるのに障害となるものを外し終えたらいよいよネジを抜きます。上写真のようにネジは7本あり、長さは2種類あります。


メカボックスを開きます。前端と後端で若干の引っ掛かりがありますが、飛び出すような部品はなく、比較的スムーズに開けられるハズです。

(続く)

A&Kの電動ガン、ドラグノフSVD-Sの調整を始めてゆきましょう。


まずはマガジンを銃に挿してもストッパーが解除されず給弾が開始されないのを解決しませんと。


ストッパーを解除するのは銃側のチャンバー下の筒状の部分ですが、ここはチャンバーではなくレシーバーの一部なので金属製。丸の後端に打痕だけはあり、どうもストッパーの傾斜した面ではなく付け根の平らな部分に当たっているようなので、ストッパーの付け根を削って傾斜面とつなげてみますが、解決しませんでした。


ストッパーを押し込み足りていないだけかもしれないのでマガジン前側の銃にまず掛けるフック部分の下に0.5mmプラ板を貼ってテンションを強めてみます。


とりあえずストッパーが解除される率は高まりました。まだ3回に1回くらいは解除されないのでもう少し調整が必要ですが、とりあえず一旦これで。


次に2発給弾の解決を。まずはチャンバーの様子を見るため、チャンバーを外しにかかります。ハンドガードとトップカバーを外してどうやるのか観察。


単にハンドガード内のバレル付け根左右にあるイモネジを緩めてアウターバレルを引っこ抜けばいいだけの様子。


アウターバレル後端にはブルーアルマイト処理された基部があり、その後ろにチャンバーブロックが刺さっています。


ホップ調整はチャンバーブロックにあるバレル同軸のダイヤルを回す事でなされます。これはホップ最弱時。


ホップ最強時。中央が切り欠かれたダブルホールドタイプの突起がダイヤルを回す事でバレル内に突き出してきます。


基部前側のイモネジを緩めるとアウターバレルが分離されます。


チャンバーに手を付けるにはここじゃなく、


基部後ろ側上面にあるイモネジを緩めるとインナーバレルとチャンバーブロックが抜き出せます。


インナーバレルはチャンバーブロックから引っこ抜くだけで外れます。


インナーバレルを抜く時はホップの押しゴムが脱落して紛失しないように注意しましょう。電動ガンのチャンバーからインナーバレルを抜くときは大抵そうですが・・・


チャンバーパッキンを抜くとインナーバレル後端にはホップ窓が開いています。インナーバレル下面には溝があり、マルイ準拠。


インナーバレル長は590mmほど。


とりあえずチャンバーパッキンは換えておきましょうか。取り出したるはストックしておいたマルイ純正チャンバーパッキン。


左が銃に付いていたもの、右がマルイ純正。


マルイ純正をはめたところ。本来の長さという感じ。


さて2発給弾される原因の凡例としてあるのがチャンバー天面をBB弾が滑って2発ノズルの前に入ってしまい、そのままノズルが2発をチャンバーパッキンに押し込んでしまうパターン。これを解決するにはチャンバー天面にドリルで穴を掘って窪みを作り、BB弾が滑らずに定位置で止まるように加工するのですが、このチャンバーには元々窪みが作られています。


横長な溝状の窪みがよく見るとあります。


一応リューターで掘り足しておきます。もっともこの銃の場合は不発の後で2発給弾なのでチャンバーではなくタペットプレートの動作タイミングに問題があると推測されます。他に考えられる原因も考えてみれば、マガジンが刺さった状態でストッパーが掛かったり解除されたりしている可能性も疑われます・・・


チャンバーブロックにインナーバレルを挿し直します。


ホップ最強にしていますが、少し突出量が足りないような・・・最弱から180度くらい回すまで全く出てこないのも気になる。


ダイヤルの後ろ側にあるOリングを外すとダイヤルが外れ、その下に押しゴムが縦に立てた状態で丸穴に差し込まれています。シンプルですがアームを介さない押しゴムの押し方をするホップチャンバーは往々にしてホップの効きが弱かったり、調整がピーキーな傾向にあります。


単純に1.2mmプラ板でかさ上げしてみますが、チャンバーパッキンを押す面の中央を窪ませてみました。


中央を窪ませる事でホップ突起の形をBB弾の面に沿わせる効果を期待できますが、キッチリ窪ませないと片効きになって弾が斜めに浮き上がるクソ弾道になってしまいます。


ホップ最強状態。ちゃんと弾は抜けますが、出っ張り過ぎな印象。どんだけ重い弾を使うつもりなのか。


最弱でもちょっとだけ出ていて、かさ上げするにもせいぜい0.5mmプラ板1枚で十分だったかも。


組み直します。いつもどっちに回すのか迷うのでチャンバーブロックの右側面に「↑HOP」と記しておきました。


銃本体へ差し込み、バレル基部左右をイモネジを締めて固定。


撃ってみると、直ってない・・・おまけに押しゴムのかさ上げがマズくて右上に浮く弾道。

まだまだ半歩も歩み出せていません。先は遠い・・・



前回に引き続きA&Kの電動ガン、ドラグノフSVD-Sです。


前回はスコープの取り付けだけで時間切れだったので、今回は各部を詳細に眺めてゆきましょう。


マガジンは金属製のものが付属します。マガジンポート内後方にメカボックスが大きく張り出しているので、マガジン上面後部に大きめの逃げがあります。このマガジン自体はエアコキSVDと共通?RSやCYMAのは上面が真っ平で給弾位置が真ん中にあるので互換はありません。


付属のマガジンは220連の多弾マガジンで、BB弾は上面後半の逃げの前端に爪を掛けてフタを開けて流し込みます。このフタは固いのでフタの左右面の突起を少ーしヤスって軽く開けられるようにしておいた方が良さそう。


マガジンポート内。前端にチャンバーがあります。


フラッシュハイダーとフロントサイト。ここは一体型になっており、ハイダーを交換する事はできません。SVD-Sがイマイチ「コレジャナイ」と思う点はまずこのハイダーなんだけどな・・・


ガスブロック~ハンドガード前端。ハンドガード前端右側にハンドガードを外すためのロックレバーがあり、可動部分はここだけ。


ハンドガード後端上面にはリヤサイトがあります。AKと同様のタンジェントサイト。


ボタンを押しながら前後にスライドさせる事で、リヤサイトの高さを調整する機能があります。


前後サイトの見晴らし。構えた時の顔からリヤサイトまでが結構遠いので近視だったりすると裸眼でサイティングするのはしんどいですが、ハンドガンの前後サイトと同様にサイティングする事ができるのでピープサイトよりもこちらの方が使いやすいと感じる人も多いのでは。


エジェクションポート。


コッキングレバーをいっぱいに引いたところ。ストロークは長く、セーフ位置にしたセレクターの前端の窪みに当たるところまで後退します。エジェクションポート内にはバレル同軸のホップ調整ダイヤルがあります。ダイヤルは軽く回せるのですが、この銃のホップチャンバーはかなりの難物と聞きます・・・


セレクター。基本的にAKと同じように操作できます。


ただしAKとはセミ/フルが逆で、こちらは中間位置がセミオート。


一番下に下げてフルオートとなります。ドラグノフにフルオートだと?フルオートです。電動ガンですから何かとあった方が良いのですフルオート。これセミオートだけでキッチリ動作するほど良くできてはいないのです・・・


トリガー、グリップ。トリガータッチは特にクセなどはなく、普通の電動ガンのトリガーです。グリップはRSやCYMAとは違いグリップ内にモーターが入らないためあちらよりもグリップ形状は実銃に近くなっています。細くて握りやすいですが滑り止めが無く、重い銃をグリップだけで保持するには少し頼りなく感じるかもしれません。


レシーバー右後端には折り畳みストックのゴツいヒンジと、その前にストックのロック解除ボタンがあります。そことセレクターの間にはトップカバーのロックレバーがあります。


ロックレバーを下へ回すとトップカバーのロックが解除され、コッキングレバーごと外す事ができます。


レシーバー右側にはストックを折り畳んだ時に掛けるロック部分が突き出ており、ストックを畳んだ時はチークピースの後ろのスイッチをここへ掛けます。この突き出たパーツはセレクターを一気に下へ下げた時のストッパーも兼ねています。


ストックはスケルトンストックのような形状ですがパイプは「鉄管」と呼べるほどゴツいもの。左側付け根にスリングスイベルがあり、パイプ上面にはチークピースが付いています。


チークピースはストックを折り畳んだ時のロックボタンで前方へテンションが掛かっており、チークピースを後ろへ引っ張りながらパイプを軸にして回すことで角度を付ける事が出来ます。スコープを付けている時は上か頬の方へ向けておけば良いですが、アイアンサイトを使う時は邪魔になるので反対側へ向けたり、下へ向ける事も出来ます。チークピース上面はゴム製で頬への当たりに関しては「冷たい思いをせずに済む」大事な役割があります。


バットプレートはゴム製。


電動ガンなのでバッテリーを接続しないと動作しませんが、そのためのバッテリーはハンドガード内に格納します。ハンドガードを外すにはハンドガード前端右側にあるロックレバーを・・・


少し押すようにして前方へ倒します。引っこ抜く、という方が正確かもしれません。


レバーの軸がアウターバレルの溝に噛んでロックされているので、レバーを抜くとハンドガード前端を掴んでいる基部が前方にスライドします。


ハンドガード後端がレシーバーに刺さっているのでハンドガードを前方へスライドさせ、前後ともフリーになったらハンドガードを左右に割ります。ハンドガードはダボで左右がハメコミになっています。ハンドガードを割って外すと配線が出てきます。バッテリー端子はタミヤミニタイプ。赤い配線の途中にはヒューズボックスがあります。


バッテリ―はAKバッテリーを使う前提になっています。


AKバッテリ―をアウターバレルの上、本来ガスパイプがある位置に収めます。


ハンドガードを左右合わせて閉じ、後端をレシーバー側に挿し、ハンドガード前端にキャップを後退させて挿し、ロックレバーを挿して定位置に回して完成。


試しにミニバッテリーを収めてみましょうか。


ハンドガード上面に隙間が開きますが一応収まります。


あまり出番のなかったセパレートのリポバッテリ―で実射にのぞみましょうか。


ウチにあるサイズのリポだとどれでも余裕で収まります。
試しに空撃ちしてみたらチャンバーに1発残ってた!


マガジンにBB弾を流し込みます。あまりなみなみにするとフタが閉まらなくなるので程々のところまでで。


マガジン下面のゼンマイを巻きます。


マガジンを銃へ挿します。まずマガジン上前端を掛けてから・・・


後ろ側を挿し込んでマガジンキャッチに掛けます。あまり「チャッキーン」とした手応え感が無いのが残念。というかマガジンがチャンバーに刺さってストッパーが解除されチャンバー内にBB弾が流れ込んだ時の「チョリッ」とした手応えが無く、撃ってみると弾が出ない・・・
マガジンを抜いてもチャンバーからのこぼれ弾が無く、ストッパーが解除されていないようす。何度も抜き差ししているとチョリッと解除されて撃てるようになったものの、確実に給弾開始するように調整が要りそう。


初速は88m/s前後、サイクルは秒10発弱。フルで撃つと5~6発ごとに不発→2発給弾があり、セミで撃っていても不発・2発給弾・バーストが頻発と正直なところめっちゃ不安定です。ちゃんと1発ずつ撃てさえすれば、初速も飛びも安定してはいるのですが。


中国製電動ガンは要調整とはいうもののこれまで割と箱出しでもそこそこ以上に動くものばかりだったせいかちょっと新鮮な感覚。


@@@



A&Kの電動ガンは割と難物揃いだとは聞いていましたが、これもやはりらしい一挺のようです。
なに、まだスタートラインに立っただけ。どうという事はありません。



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