~趣味の世界~
東京マルイのエアコキ44オートマグ(10歳以上用)です。
4月になったし晴れてるし休日で特に用事も無いという事でお買い物に行って来たのですが、欲しかったもの2点(とある塗料と、流し込みタイプの接着剤)が無かったので何となく気分を害してヤケクソ気味に衝動買いしてきました。1659円。
今のマルイのエアコキハンドガンは10歳以上用だけ外箱に窓があり中身が見えるようになっています。18歳以上用もおもちゃ屋の店頭に普通に積んであった時代なら箱を開ければ良かったのですが、今は時代が違います。ヒモやテープで留めてあり店頭では中身を伺えない商品ばかりで、買って家で開けたらとんでもない地雷!というプラモもたまに遭遇するのでこういう窓付きパッケージはありがたい配慮。
箱裏面。取っておきたくなる箱って素敵。箱裏面のオートマグは実銃の写真なので中身のブツのレベル的にちょっと酷かもしれません・・・
44オートマグ概要。私が子供の頃でも「オートマグ」は有名な銃で、漫画だとドーベルマン刑事の関西弁を喋る相棒役が持っていた気がします。ただ「オートジャム」と呼ばれるほど動作性が悪い銃だと知ったのは90年代に入ってから。更に何故失敗だったのか?まで知ったのはwikipediaの記事を読む比較的最近の事になります。
開封。箱の窓から見えない部分には0.12gBB弾だけ。この弾も箱が省略されていますが、そもそもマルイのオマケで付いてくる弾を入れてる箱、必要だろうか?
銃以外の付属品は説明書袋入り一式と0.12gBB弾。銃口には赤いキャップが差し込まれています。
銃本体右側面にはコーションステッカーと「対象年齢10歳以上」ステッカーが貼られています。外装はそもそもこのトイガンは80年代からあるものなのでクオリティもそれなり。特にマルイのものは当時の濃ゆいマニアからもプラスチッキーとバカにされていたもの。
色はツヤのあるABS地肌の黒。グリップパネルはガンメタリックの成型色。全体的にツヤテカしておりこれが安っぽいと云われた所以でもありますが、上写真のようなアングルから見るとイメージとしてはS&W M29のようなマグナムリボルバーと似た雰囲気もあるので黒ならば同様にツヤテカしてた方が断然似合います。本来オートマグには売りであるステンレス色(微妙に茶色味掛かった銀色)のみで黒いモデルは無いのですが、これはこれで・・・
左側面のアップ。マガジンキャッチやボルトストップ、テイクダウンラッチなどはただのモールドで可動しません。刻印はMARUIの記述などが混じっていますが雰囲気は悪くありません。グリップがAMで本体がTDEのマークをアレンジした「TMC」マークになっています。
古いマルイのエアコキといえばこれ、割り箸マガジン。マガジンを銃から抜く時はマガジン底部前端に爪を掛けて引っこ抜きますが、これが案外固い・・・要領としては人差し指をマガジン底部前端に、グリップ後端に親指を掛けて人差し指から下と後ろへ半々くらいの力を掛けて押すと抜きやすいでしょうか。ちょっとコツがいります。
マガジン左側面にあるフォロワーを一番下まで下げるとカチッとロックされるので上から弾を流し込みます。装弾数15発。プラモと同じで古くからあるプラスチック製品は金型のチリが合わなくなってきてバリが多めになるものですが、このマガジンもややバリが立っていてリップ付近に弾の通りが悪い位置があります。しかも左右モナカを接着剤で貼りあわせているので分解不可能ときた・・・
オートマグは割り箸マガジンの中でも更に初期の面子なのでマガジンリップにはストッパーが無く、そもそも予備マガジンを懐に・・・という発想がそもそもありません。なので弾をフルロードしたら弾をこぼさないように速やかに銃へ収めるようにします。銃のグリップ底から差し込み、一気にいっぱいまで差し込みきります。差し込みきる直前にマガジン背面にあるフォロワーのロックを解除するスイッチが押されて弾が上方向に押されます。
当然マガジンリップにストッパーが無いため、残弾がある状態でマガジンを抜くと弾がこぼれ出ます。残弾がある状態でマガジンを抜く時はこうなるのは諦めて、マガジンを少し抜いて銃内部にジャーッと出しておいて空になったマガジンを抜き、グリップ底面を下に向けて振りながら残弾を落とします。銃内部でチャラチャラ音がしなくなるまで確実に振り落とさないと、中に弾が詰まってコッキングピースの前に挟まったりなどして不具合が出ます。
銃尾部分。ゴチャゴチャしていますがこのうち可動するのはグリップ側の左側面にあるセーフティレバーと、ハンマーの左右を囲むように付いているコッキングピースのみ。セーフティレバーは比較的操作性が良く、上画像のように上げた状態がセーフティON、下げて解除でM1911A1などと同じですがハンマーが非可動なのでいつでも操作できます。セーフティONでトリガーがロックされます。トリガーはプラ製の昔ながらのグニャグニャトリガーなのでロックされた状態で無理に引くと千切れる事があるので注意。いや千切った事無いですけども。
銃尾の左右にあるギザギザをつまむようにして引くとコッキング。引きしろは3.5cmほどであまりストロークはありませんがスライド式とはちょっと違って独特な印象。(上画像は見えない側に爪楊枝でつっかえ棒してるだけなので引いた状態でロックは出来ません)
コッキングは10歳以上用なのでちょっと重めなガスブローバックのボルト操作といった感じで引けますが18歳以上用は左手の親指と人差し指の力だけで引かなければならないので大変でしょう・・・
前後サイトはオーソドックスな照星と照門で狙いのつけやすいもの。ただリヤサイトがちょっと後ろすぎてコッキングの際に人差し指側に引っかかりやすい印象。コッキングピースをつまむ時は慌ててリヤサイトごとつままないようにしましょう。
発射音はパキンという音とビョ~ンというバネの音が合わさった感じ。初速は0.2gBB弾で28mps前後。外で撃つとホップアップの効いたフラットな弾道でゆっくりと飛び、まるでロケット弾みたいで結構楽しいです。10~15mくらいでもかなり正確な射撃が楽しめるのはさすがにマルイクオリティ。
付属の0.12gBB弾では40mps前後と大幅に初速アップしますが、外で撃ってみると10mほど先から猛烈に上へ曲がる弾道を示します。ホップアップの仕様が18歳以上用と同じままスプリング交換だけで初速を落としているのかもしれません・・・付属のBB弾だと5m以内の部屋撃ちくらいにしか使えないので注意が必要です。
重量はウェイトが省かれた軽量仕様なので軽めで393g。大きい銃ですが取り回しの良い重さではあります。
同マルイのオートマグⅢと。44オートマグ。やはり大きさは近いですがバレル周りの印象は大きく異なります。
グリップは44オートマグの方が前後に若干短く握りやすいですが、ここは人によるでしょう。オートマグⅢはトリガーに人差し指がやっと届くといったレベルで大きいですが、44オートマグは普通にグリップを握ると丁度いい位置にトリガーがあります。
Mk23と較べると大きさの方向が違う感じ。
比較じゃないんだ!唯一無二という言葉こそが44オートマグ。10歳以上用のトイガンを買うとしてわざわざこの銃を選ぶ意味はほぼありませんが、オートマグの形をしたトイガンを手軽に買える気軽さは他にありません。
4月になったし晴れてるし休日で特に用事も無いという事でお買い物に行って来たのですが、欲しかったもの2点(とある塗料と、流し込みタイプの接着剤)が無かったので何となく気分を害してヤケクソ気味に衝動買いしてきました。1659円。
今のマルイのエアコキハンドガンは10歳以上用だけ外箱に窓があり中身が見えるようになっています。18歳以上用もおもちゃ屋の店頭に普通に積んであった時代なら箱を開ければ良かったのですが、今は時代が違います。ヒモやテープで留めてあり店頭では中身を伺えない商品ばかりで、買って家で開けたらとんでもない地雷!というプラモもたまに遭遇するのでこういう窓付きパッケージはありがたい配慮。
箱裏面。取っておきたくなる箱って素敵。箱裏面のオートマグは実銃の写真なので中身のブツのレベル的にちょっと酷かもしれません・・・
44オートマグ概要。私が子供の頃でも「オートマグ」は有名な銃で、漫画だとドーベルマン刑事の関西弁を喋る相棒役が持っていた気がします。ただ「オートジャム」と呼ばれるほど動作性が悪い銃だと知ったのは90年代に入ってから。更に何故失敗だったのか?まで知ったのはwikipediaの記事を読む比較的最近の事になります。
開封。箱の窓から見えない部分には0.12gBB弾だけ。この弾も箱が省略されていますが、そもそもマルイのオマケで付いてくる弾を入れてる箱、必要だろうか?
銃以外の付属品は説明書袋入り一式と0.12gBB弾。銃口には赤いキャップが差し込まれています。
銃本体右側面にはコーションステッカーと「対象年齢10歳以上」ステッカーが貼られています。外装はそもそもこのトイガンは80年代からあるものなのでクオリティもそれなり。特にマルイのものは当時の濃ゆいマニアからもプラスチッキーとバカにされていたもの。
色はツヤのあるABS地肌の黒。グリップパネルはガンメタリックの成型色。全体的にツヤテカしておりこれが安っぽいと云われた所以でもありますが、上写真のようなアングルから見るとイメージとしてはS&W M29のようなマグナムリボルバーと似た雰囲気もあるので黒ならば同様にツヤテカしてた方が断然似合います。本来オートマグには売りであるステンレス色(微妙に茶色味掛かった銀色)のみで黒いモデルは無いのですが、これはこれで・・・
左側面のアップ。マガジンキャッチやボルトストップ、テイクダウンラッチなどはただのモールドで可動しません。刻印はMARUIの記述などが混じっていますが雰囲気は悪くありません。グリップがAMで本体がTDEのマークをアレンジした「TMC」マークになっています。
古いマルイのエアコキといえばこれ、割り箸マガジン。マガジンを銃から抜く時はマガジン底部前端に爪を掛けて引っこ抜きますが、これが案外固い・・・要領としては人差し指をマガジン底部前端に、グリップ後端に親指を掛けて人差し指から下と後ろへ半々くらいの力を掛けて押すと抜きやすいでしょうか。ちょっとコツがいります。
マガジン左側面にあるフォロワーを一番下まで下げるとカチッとロックされるので上から弾を流し込みます。装弾数15発。プラモと同じで古くからあるプラスチック製品は金型のチリが合わなくなってきてバリが多めになるものですが、このマガジンもややバリが立っていてリップ付近に弾の通りが悪い位置があります。しかも左右モナカを接着剤で貼りあわせているので分解不可能ときた・・・
オートマグは割り箸マガジンの中でも更に初期の面子なのでマガジンリップにはストッパーが無く、そもそも予備マガジンを懐に・・・という発想がそもそもありません。なので弾をフルロードしたら弾をこぼさないように速やかに銃へ収めるようにします。銃のグリップ底から差し込み、一気にいっぱいまで差し込みきります。差し込みきる直前にマガジン背面にあるフォロワーのロックを解除するスイッチが押されて弾が上方向に押されます。
当然マガジンリップにストッパーが無いため、残弾がある状態でマガジンを抜くと弾がこぼれ出ます。残弾がある状態でマガジンを抜く時はこうなるのは諦めて、マガジンを少し抜いて銃内部にジャーッと出しておいて空になったマガジンを抜き、グリップ底面を下に向けて振りながら残弾を落とします。銃内部でチャラチャラ音がしなくなるまで確実に振り落とさないと、中に弾が詰まってコッキングピースの前に挟まったりなどして不具合が出ます。
銃尾部分。ゴチャゴチャしていますがこのうち可動するのはグリップ側の左側面にあるセーフティレバーと、ハンマーの左右を囲むように付いているコッキングピースのみ。セーフティレバーは比較的操作性が良く、上画像のように上げた状態がセーフティON、下げて解除でM1911A1などと同じですがハンマーが非可動なのでいつでも操作できます。セーフティONでトリガーがロックされます。トリガーはプラ製の昔ながらのグニャグニャトリガーなのでロックされた状態で無理に引くと千切れる事があるので注意。いや千切った事無いですけども。
銃尾の左右にあるギザギザをつまむようにして引くとコッキング。引きしろは3.5cmほどであまりストロークはありませんがスライド式とはちょっと違って独特な印象。(上画像は見えない側に爪楊枝でつっかえ棒してるだけなので引いた状態でロックは出来ません)
コッキングは10歳以上用なのでちょっと重めなガスブローバックのボルト操作といった感じで引けますが18歳以上用は左手の親指と人差し指の力だけで引かなければならないので大変でしょう・・・
前後サイトはオーソドックスな照星と照門で狙いのつけやすいもの。ただリヤサイトがちょっと後ろすぎてコッキングの際に人差し指側に引っかかりやすい印象。コッキングピースをつまむ時は慌ててリヤサイトごとつままないようにしましょう。
発射音はパキンという音とビョ~ンというバネの音が合わさった感じ。初速は0.2gBB弾で28mps前後。外で撃つとホップアップの効いたフラットな弾道でゆっくりと飛び、まるでロケット弾みたいで結構楽しいです。10~15mくらいでもかなり正確な射撃が楽しめるのはさすがにマルイクオリティ。
付属の0.12gBB弾では40mps前後と大幅に初速アップしますが、外で撃ってみると10mほど先から猛烈に上へ曲がる弾道を示します。ホップアップの仕様が18歳以上用と同じままスプリング交換だけで初速を落としているのかもしれません・・・付属のBB弾だと5m以内の部屋撃ちくらいにしか使えないので注意が必要です。
重量はウェイトが省かれた軽量仕様なので軽めで393g。大きい銃ですが取り回しの良い重さではあります。
同マルイのオートマグⅢと。44オートマグ。やはり大きさは近いですがバレル周りの印象は大きく異なります。
グリップは44オートマグの方が前後に若干短く握りやすいですが、ここは人によるでしょう。オートマグⅢはトリガーに人差し指がやっと届くといったレベルで大きいですが、44オートマグは普通にグリップを握ると丁度いい位置にトリガーがあります。
Mk23と較べると大きさの方向が違う感じ。
比較じゃないんだ!唯一無二という言葉こそが44オートマグ。10歳以上用のトイガンを買うとしてわざわざこの銃を選ぶ意味はほぼありませんが、オートマグの形をしたトイガンを手軽に買える気軽さは他にありません。