~趣味の世界~
中国製のエアコキトンプソンM1A1です。(2580円)
メーカーの記述が一切無いノーブランド品。チープガンではよくある事ですが、外箱のデザインや8904Aといった品番の特徴でどれと同じメーカーであるかくらいの推測はできるかもしれません。
開封。こちらは発泡スチロールでの緩衝。全長813mmと実銃通りのフルサイズなので写真で見る印象より大きく感じます。
外側を見る限りネジ以外は全てプラ製です。ハンドガード下にはスリングスイベルの代わりに短いレイルが装備されています。レシーバーからバレルの生えている位置が下寄りになっていて横からの見た目がイマイチ不恰好です。またバレル付け根から10cmくらいの範囲にリブが付いていますが、これは多分トンプソンでも古い方のM1928の特徴である放熱フィンを模したものでしょうが、フィンというより完全にリブです。M1A1には本来無いものですが、まあ良いではないですか。
ハンドガード、ストック、グリップは茶色でツヤのあるプラ製。木目なんて気の利いた処理はしておらず、色味も明るいのでベークライトという感じではあります。塗装するならモダナイズしてタクティコーな黒だとか、イメージ重視で暗い茶色が似合いそうですね。もちろん頑張って木目を書き込んでも良いでしょう。残念なのはスリングスイベルが付いていない点。
レシーバーは細かいシボによるつや消し仕上げ。このままでも悪くないですが、個人的にはもう若干グレー味があってもいいかな・・・パーカーシールよりはブラックスチールの方が雰囲気に合うでしょう。グリップは握りが太めで、手の小さい人にはちょっと握りにくいかもしれません。
マガジンポートは実銃同様に後面のレールに差込みつつ装着する方式。慣れないとちょっと使いづらい。コッキングレバーはシンプルな棒状で指2本を掛けられる長さがあり引きやすい形状です。
付属品類。ACOG風光るだけのドットサイト、粗悪BB弾、ライト、マガジン。トンプソンにACOGか・・・
ライトは電池が消耗しているのか暗いです。チープガン付属のライトは無駄にどんどん増えてゆきます。
ACOGは何か見覚えのあるブツ。後面下側にボタンがありここがON/OFFスイッチになっています。ドットは対物側レンズが曲率もミラーコートも無いただのガラス板なのでただ投影されるだけですが、一応ACOGらしく十字架型になっています。でも暗い・・・
リヤサイトは、ありません(!)。一枚の板をU字に曲げたような形の左右のカバーはあるのですが、その間には何もありません。本来トンプソンM1A1のリヤサイトは一枚の鉄板をU字型に曲げたもので、更にその中央部をコの字に切って90度上に折り曲げて立て、その立てた部分に穴を開けただけの超簡素なつくり。金属プレスだと打ち抜き一発で成型されちゃう形状のものです。しかしこの銃には無いので、このままではサイティングができません。レシーバー上面にはレイルがありますが横方向の溝が無く、汎用性の無いタイプ。更に重箱の隅をつつくなら、その前方の右角にあるべき排莢口もありません。
幅は一応20mmあります。ただ本来は21mm無いと困るのでモノによっては締めきれないレイルアクセサリーもあるでしょう。横方向の溝が無いので取り付くものも限られます。
というかACOGといいレールといい見覚えがあるなー!と思ってつけてみたらやっぱりピッタリですよ!
ACOGが全く同じものだったので以前トリガー周りで苦労させられたL85A2(実質A1)と同じメーカー製ですね。
フル装備での重量は1689g。重くなく軽すぎもせず。
マガジン単体では273g。リザーブ式で右側面にフォロワーが露出しています。
このマガジンはちょっと困った構造で、リップの1段奥が広がっていて更にその奥にストッパーがあるためBBローダーを突っ込んでもストッパーを解除できないのでそこから強引にギャリギャリ給弾する事になるのですが、1段目の広い部分に引っかかって弾が詰まります。この状態で銃に装着するとチャンバーを破壊してしまう危険があるので必ずこの部分の弾は振り落としてから銃に装着しなくてはなりません。素直にマガジン下面のフタを開けてジャラジャラと弾を流し込み、フォロワーを最下段まで下げてロックしてからマガジンを振ってルートに弾を転がり出すというリザーブ式の使い方をするのが妥当でしょうか。リザーブ式の場合弾タンク部分に錆鉄棒があったりして弾が汚れたりするのですが、幸いこの銃では大丈夫なようす。
1回に25発までルートに入ります。
マガジンを銃へ装着するときはトリガーの前にあるレールへマガジン後面のレールを差し込みます。トリガーガードの左側面の上に沿うようについているパーツがマガジンキャッチで、マガジンを抜く時は左手でマガジンを握るようにしながら左手の親指で上へ押し上げるようにして操作します。やや使いにくいですがWW2時代までの銃というのはまだ未完成な部分も多いのでこういうものです。グリップ付け根左側面にあるレバーはセレクターですがこの銃ではセーフティスイッチになっていて、うえ写真のように下げた位置がSAFE位置でトリガーがロックされます。
マガジンをカチリと差し込みます。セレクターレバーを上げた位置にしてセーフティ解除。グリップを握った右手の親指で操作できます。マガジンキャッチも実はグリップを握った右手の親指で操作しようと思えばできるのですが、ストックを肩から離し銃口を左に向けてグリップを握りなおさない限りは指が届きません。素直に左手で操作した方が良いでしょう。マガジンに残弾がある状態でマガジンを抜いても弾ポロはしませんがリップ内に弾が溜まってる時がたまにあるので再び銃に挿す前にここに弾が詰まっていないか確かめ、詰まっていたら振り落とします。
コッキングは平均よりちょっと重め程度ですがレバーが引きやすいので苦労は少ないでしょう。ただストックが下向きなので肩に当てながらコッキングすると肩を下方向へ抉るような力が掛かるのでちょっと力を掛けにくい感じがします。
初速は85mps前後出ており、結構な高初速。ホップアップが無いので飛距離はそれなりで弾道もドロップしますが15mくらいなら真っ直ぐ一瞬で着弾します。
レイルにドットサイトを載せてみます。割と普通に取り付きましたが保障をするわけではありません。またレイルはプラ製でレシーバーとは別パーツなのでグラつくのは仕方ないところ。
ドットサイト装備で撃ってみると結構狙ったところへヒュンヒュン飛んでゆきます。インナーバレルはアルミ製のものがアウターバレルにリブがある位置のちょっと前くらいまで、インナーバレル長大体13cmくらいでしょうか。
ちょっと不恰好な部分もありますが素材としてはいじりどころが多くて楽しめそうです。
メーカーの記述が一切無いノーブランド品。チープガンではよくある事ですが、外箱のデザインや8904Aといった品番の特徴でどれと同じメーカーであるかくらいの推測はできるかもしれません。
開封。こちらは発泡スチロールでの緩衝。全長813mmと実銃通りのフルサイズなので写真で見る印象より大きく感じます。
外側を見る限りネジ以外は全てプラ製です。ハンドガード下にはスリングスイベルの代わりに短いレイルが装備されています。レシーバーからバレルの生えている位置が下寄りになっていて横からの見た目がイマイチ不恰好です。またバレル付け根から10cmくらいの範囲にリブが付いていますが、これは多分トンプソンでも古い方のM1928の特徴である放熱フィンを模したものでしょうが、フィンというより完全にリブです。M1A1には本来無いものですが、まあ良いではないですか。
ハンドガード、ストック、グリップは茶色でツヤのあるプラ製。木目なんて気の利いた処理はしておらず、色味も明るいのでベークライトという感じではあります。塗装するならモダナイズしてタクティコーな黒だとか、イメージ重視で暗い茶色が似合いそうですね。もちろん頑張って木目を書き込んでも良いでしょう。残念なのはスリングスイベルが付いていない点。
レシーバーは細かいシボによるつや消し仕上げ。このままでも悪くないですが、個人的にはもう若干グレー味があってもいいかな・・・パーカーシールよりはブラックスチールの方が雰囲気に合うでしょう。グリップは握りが太めで、手の小さい人にはちょっと握りにくいかもしれません。
マガジンポートは実銃同様に後面のレールに差込みつつ装着する方式。慣れないとちょっと使いづらい。コッキングレバーはシンプルな棒状で指2本を掛けられる長さがあり引きやすい形状です。
付属品類。ACOG風光るだけのドットサイト、粗悪BB弾、ライト、マガジン。トンプソンにACOGか・・・
ライトは電池が消耗しているのか暗いです。チープガン付属のライトは無駄にどんどん増えてゆきます。
ACOGは何か見覚えのあるブツ。後面下側にボタンがありここがON/OFFスイッチになっています。ドットは対物側レンズが曲率もミラーコートも無いただのガラス板なのでただ投影されるだけですが、一応ACOGらしく十字架型になっています。でも暗い・・・
リヤサイトは、ありません(!)。一枚の板をU字に曲げたような形の左右のカバーはあるのですが、その間には何もありません。本来トンプソンM1A1のリヤサイトは一枚の鉄板をU字型に曲げたもので、更にその中央部をコの字に切って90度上に折り曲げて立て、その立てた部分に穴を開けただけの超簡素なつくり。金属プレスだと打ち抜き一発で成型されちゃう形状のものです。しかしこの銃には無いので、このままではサイティングができません。レシーバー上面にはレイルがありますが横方向の溝が無く、汎用性の無いタイプ。更に重箱の隅をつつくなら、その前方の右角にあるべき排莢口もありません。
幅は一応20mmあります。ただ本来は21mm無いと困るのでモノによっては締めきれないレイルアクセサリーもあるでしょう。横方向の溝が無いので取り付くものも限られます。
というかACOGといいレールといい見覚えがあるなー!と思ってつけてみたらやっぱりピッタリですよ!
ACOGが全く同じものだったので以前トリガー周りで苦労させられたL85A2(実質A1)と同じメーカー製ですね。
フル装備での重量は1689g。重くなく軽すぎもせず。
マガジン単体では273g。リザーブ式で右側面にフォロワーが露出しています。
このマガジンはちょっと困った構造で、リップの1段奥が広がっていて更にその奥にストッパーがあるためBBローダーを突っ込んでもストッパーを解除できないのでそこから強引にギャリギャリ給弾する事になるのですが、1段目の広い部分に引っかかって弾が詰まります。この状態で銃に装着するとチャンバーを破壊してしまう危険があるので必ずこの部分の弾は振り落としてから銃に装着しなくてはなりません。素直にマガジン下面のフタを開けてジャラジャラと弾を流し込み、フォロワーを最下段まで下げてロックしてからマガジンを振ってルートに弾を転がり出すというリザーブ式の使い方をするのが妥当でしょうか。リザーブ式の場合弾タンク部分に錆鉄棒があったりして弾が汚れたりするのですが、幸いこの銃では大丈夫なようす。
1回に25発までルートに入ります。
マガジンを銃へ装着するときはトリガーの前にあるレールへマガジン後面のレールを差し込みます。トリガーガードの左側面の上に沿うようについているパーツがマガジンキャッチで、マガジンを抜く時は左手でマガジンを握るようにしながら左手の親指で上へ押し上げるようにして操作します。やや使いにくいですがWW2時代までの銃というのはまだ未完成な部分も多いのでこういうものです。グリップ付け根左側面にあるレバーはセレクターですがこの銃ではセーフティスイッチになっていて、うえ写真のように下げた位置がSAFE位置でトリガーがロックされます。
マガジンをカチリと差し込みます。セレクターレバーを上げた位置にしてセーフティ解除。グリップを握った右手の親指で操作できます。マガジンキャッチも実はグリップを握った右手の親指で操作しようと思えばできるのですが、ストックを肩から離し銃口を左に向けてグリップを握りなおさない限りは指が届きません。素直に左手で操作した方が良いでしょう。マガジンに残弾がある状態でマガジンを抜いても弾ポロはしませんがリップ内に弾が溜まってる時がたまにあるので再び銃に挿す前にここに弾が詰まっていないか確かめ、詰まっていたら振り落とします。
コッキングは平均よりちょっと重め程度ですがレバーが引きやすいので苦労は少ないでしょう。ただストックが下向きなので肩に当てながらコッキングすると肩を下方向へ抉るような力が掛かるのでちょっと力を掛けにくい感じがします。
初速は85mps前後出ており、結構な高初速。ホップアップが無いので飛距離はそれなりで弾道もドロップしますが15mくらいなら真っ直ぐ一瞬で着弾します。
レイルにドットサイトを載せてみます。割と普通に取り付きましたが保障をするわけではありません。またレイルはプラ製でレシーバーとは別パーツなのでグラつくのは仕方ないところ。
ドットサイト装備で撃ってみると結構狙ったところへヒュンヒュン飛んでゆきます。インナーバレルはアルミ製のものがアウターバレルにリブがある位置のちょっと前くらいまで、インナーバレル長大体13cmくらいでしょうか。
ちょっと不恰好な部分もありますが素材としてはいじりどころが多くて楽しめそうです。