~趣味の世界~
さて前回昔話を交えながらオートマグⅢを塗装しましたがそれとまたちょっと関連した話。

90年代中頃の弾けたバブルも少し落ち着いた頃、ちょっとスゴイ塗料が発売されました。メディコムのスーパーブライトというステンレスの粒子を吹き付ける事によりリアルなステンレス調の表面仕上げに出来る上、研磨する事でメッキのような鏡面にできるというものでした。当時アームズマガジンの記事を見ながらスゲーマジ欲しいと思っていたのですが地元ではあまり出回らず、また値段も3千円以上と結構高かったのでその後興味が引けた頃にチラッと店頭で見た気はするのですが結局買わずじまいに終わり、年月が経ってみるといつの間にか市場から消えていました。

そして10数年の時が流れ、いざトイガン熱が再燃してみた頃にはどこにも売ってないという有様。シルバー塗装としてはトイガン用として売られているキャロムのチタニウムシルバーやステンレスシルバーカラースーパーハードタフなどを使って塗装してみるものの、あまり求めていた風合いに出来たとはいえませんでした。いやあれはあれで塗膜も強靭で良い事は良いのですが・・・

メディコム スーパーブライトプラス
でも結局よーーーく探せばあるところにはあるのですよ!後年改良されたバージョンであるメディコム・スーパーブライトプラスです。3780円もしました。キャロムやインディの塗料スプレーが2500~3000円するのに慣れた今でも更に高い、しかも200mlと量もそんな多いわけではありません・・・

マルイ44オートマグ分解
でも折角手に入ったのですから早速試してみなければ。というわけでこないだ買ったばかりのマルイのエアコキ44オートマグに本来あるべき姿になってもらうべくバラけていただきます。やっぱ黒いオートマグなんて邪道だよな!
まずは右側のグリップパネルを外し、銃右側に見えるネジのうちボルトアセンブリ以外の部分のネジを抜きます。長短ややこしいので上写真でおおよそどこにどのネジが刺さっていたかを示しておきます。ネジは長1中4短3で、リヤサイト右に長、エジェクションポートの上とトリガーガード前とグリップの下の方前後が中、バレル前後とグリップ後端上が短。モナカを左右に分ける時はボルトを少し引いて左右に分けます。金属のダボが刺さっているので折れにくくなっているのがありがたいところ。

マルイ44オートマグ分解
次にボルトアセンブリの右に刺さっているネジ3本を抜いてボルト右側を外します。上の短いネジ2本と下の長いネジ1本だけで十分。ツマミの横のネジはツマミを留めているネジなので今は抜かなくても可。

マルイ44オートマグ分解
ハンマーのパーツはスプリングガイドを兼ねています。このパーツを抜き、スプリングを抜いてシリンダー一式とインナーバレル・チャンバー一式を外します。

マルイ44オートマグ分解
左グリップパネルは上側のボルトストップのモールドに引っかかっているので下側を開きつつ前へスライドさせて抜き、その下になっているリコイルスプリングとセーフティレバーを外します。最後に残ったボルト左側を後ろへスライドさせてから斜めに抜くようにして取り外します。一部知恵の輪のように面倒な部分がありますがブチ折ったりしないよう丁寧に。
組む時はおおよそ逆の手順になりますが、トリガーとトリガーバー、シアーはチョロチョロとズレやすいのでハンマーパーツの下を貫通するセーフティレバーの軸に取り付けるセーフティシアー?をトリガーバーに掛けてセーフ位置にしておくとズレにくいです。あとはモナカを閉じる時に鉛のウェイトの端が引っかかって変形して閉まらなくなるのに注意するくらい。ちょっと面倒臭いところがありあまり頻繁に開けたり閉めたりしたくない感じ。

マルイ44オートマグ分解
塗装するパーツは銃本体の左右モナカ、ボルトの左右モナカ、ハンマーパーツ、トリガー、セーフティレバー。中性洗剤で洗ってグリスなど油脂分を落とし脱脂します。あとの祭りですが、面出しまではやらずともせめて表面の足付けくらいはした方が良かったかな・・・

マルイ44オートマグにメディコムスーパーブライトプラス
スーパーブライトプラスを吹き付けます。いつも通りフワッフワッという感じで吹いてみると壮絶にザラザラになります。キャロムのステンレスシルバカラースーパーハードタフと同様に少し近めに吹いてやや濡れた感じになるまでジワ~ッと吹いた方が良さそうですが、油断すると刻印が消えそうなくらい塗膜が厚くなったりタレかけたりするので加減が難しい・・・一旦薄めに吹いてから1時間ほど乾燥させ、もう一度吹きます。出来れば薄く薄く3~4回に分けて吹きつけと乾燥を繰り返すのが正しい手順でしょう。というかそうしないとシボの谷部分の塗膜が薄すぎて後で鏡面にしようとしてもうまくいきません。

マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
一回吹いた段階では壮絶にザラついており、シボの奥に下地が透けています。色はステンレス色といえばそうなのですが、シャンパンゴールドというか、立体駐車場の壁の色というか・・・

マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
本体モナカは厚めに吹いたのでこってりしてて刻印も消えそうな勢い。前回のストーン調スプレーと似たところがありますが、あちらよりも目の細かいシボが形成されています。吹きっぱなしではこのようにマットな風合いですが広い面を均一に吹くのは難しい塗料です。

キャロムステンレスシルバーカラースーパーハードタフとチタニウムシルバーとメディコムスーパーブライトプラス
左からキャロムのステンレスシルバーカラースーパーハードタフ、同チタニウムシルバー、メディコムスーパーブライトプラス。ステンレス色は色温度が低いモニターをしばらく凝視したような色の錯覚を起こします。しばらく見つめていると他の銀色がやけに青く見えます。

マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
1日半ほど乾燥させましたがウズウズするので磨きに入ってしまいましょう。表面はアルミテープみたいな感じで、固いもので強く押し付けるとギラッとした金属光沢が出ます。

マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
400番のポリッシャーで軽く撫でてからコンパウンドで磨いてみます。何かこう、シボの表面が磨かれた感じはまるで鋳造部品のよう。水道管というかなんというかこう、レトロで昭和な感じがします。

マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
刻印部分を磨いてみたところ。ちょっと磨いたくらいでは全然シボ状態を均せません・・・全体を鏡面にしようとおもったらとんでもない労力がいります・・・

マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
グリップパネルのネジ受け部分が鏡面になりました。ちょっとは希望が持ててきます。表面を当て木で軽く擦ってみると多少近道ですが、塗膜を引っ掻き落とすリスクが高いです。ところどころ剥がしてしまいました・・・当時の雑誌記事では爪で引っ掻いたくらいでは傷も付かないほど塗膜が強いとあったのですが、実際は付きまくりです。塗膜の硬度は2~3H程度だそうで、4~6Hあるキャロムのシルバー系よりは幾分弱い印象。

マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
様子見に一旦組み上げてみました。強烈な金属感にはため息さえ出ますが、現状非常に汚い外観。

マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
摺り合せも渋々でボルトが手で押さないと戻りません・・・油脂分も飛んだままだしおいおいやってゆきます。

マルイオートマグ2種
とてもじゃないがいっぺんに処理をしきれなかったので中途半端な状態になっていますが、この先ちょっとずつ手を入れていく事にします。噂通り難易度の高い塗料です・・・


@4/9追記

マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
マルイ44オートマグとメディコムスーパーブライトプラス
上半分の側面を中心に頑張って1200番でペーパー掛けしてコンパウンドで磨いてみました。肉眼では30年くらい経ったメッキが曇りまくりのトイガンみたいですが、写真うつりは多少良くなったように思えます。



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