~趣味の世界~
中華製のベレッタM12Sです。
マイナー銃なので軽く実銃の説明をいたしますと、M92Fなどで有名なイタリアのピエトロ・ベレッタ社が1959年にスチールプレス等を多用し生産性を重視したサブマシンガンとして開発されました。UZI等と同様にL型のボルトによって全長を短くし、オープンボルトによる激発でストレートブローバック動作をして9mm×19弾を毎分550発の速度で発射する銃です。
箱の文字がいかにも中国製。そういや中華エアコキの外箱の写真では多くがレーザーポインターを装備してますが、あちらでは流行ってるんでしょうか?もっとも、日本ではレーザーポインターは今世紀に入ってから規制されてしまったのでほとんど入ってくる事はないでしょう・・・
このM12Sは値段が1280円と安いので付属品は少なく、マガジン、スコープ、そしてケチ臭い量のBB弾。
本体は値段が値段なので軽く、500gくらい?今度ちゃんと秤を買ってきます・・・パッと見ただけでもところどころ雑なゲート跡の処理が目立ちます。手モギで作ってんの?
質も最悪な付属のBB弾。この量ならつけなくても良いのでは・・・
スコープとマガジンを装着。ストックは無いのでMP5Kのように前後にあるグリップを両手でそれぞれ握って構えます。軽いのでハンドガン持ちでもOK。
スコープは左側にネジがあり一応しっかりと固定できます。ただの筒なので接眼側と対物側に開いている小さな穴を前後重ねてサイトとして使用できなくはないですが、銃本体の固定サイトを使用した方が確実でしょう。銃上面にはレイルがあるのでドットサイトを載せることも可能。
銃本体の固定サイトはちょっと困った形で、何となくといった感じでしか照準できない感じです。プラ板などでちゃんと照星と照門を作ってやるのも手でしょう。安普請で足りない機能があるならつけてやればいいだけです。
これは1978年にマイナーチェンジしてセレクターとセーフティが別々だったのが一般的なセーフ/セミ/フルのセレクターに変わったM12Sがモデルですが、セレクターやボタンの類は全部ただのモールドになっています。トリガーガードの前下面にあるマガジンキャッチは可動。ここはMP5やなんかと似た操作で使えます。グリップはフィンガーチャンネルもあり握り心地も良好。残念ながらさすがにグリップパネルは銃本体と一体。
コッキングレバーは左側にあり、右手でグリップを握ったまま操作できるので使い易い位置です。コッキングは軽くてパワーも控えめ。トリガープルもクセが無く悪く無いタッチ。
大きさはMP7A1とほぼ同じくらい。オーソドックスなレイアウトで軽量小型。
使い易い銃です。ディテールは好みに拠るところ。
コストパフォーマンスの高い銃ですが、更にパフォーマンスを上げたくなるのが人情。
前後のキャップのようなパーツははめ込まれているだけ。
インナーバレルは円筒状のレシーバーの中心より若干下に位置。プラ製のインナーバレル。
右側面に見えるネジを全て抜くとシンプルに左右に分かれます。面倒なところは特になし。後ろ側グリップ内にのみ錆鉄棒ウェイトが入っています。前側グリップ内にもスペースはありますが、こちらは空でした。
内部機構はオーソドックスでシンプル。そうそう、こういうのでいいんだよ!
バレルまわり。2分割されたプラ製のインナーバレルはどちらも同じ長さで、全く同じ形状のパーツ。その後ろ側にチャンバーやチャンバーパッキンなど3パーツが連なります。ホップアップ機構はありません。
今回はパフォーマンス向上としてホップアップ機構を付加します。インナーバレルのチャンバーに程近い周りに干渉するものが無い位置を利用し、上側にノコギリで幅1mmほどの切れ目を入れます。真っ直ぐ切り込んだ時貫通した穴の長さが3mmくらいかな?削りカスはきれいに取り除いておきます。そしてインナーバレル内にちょっとだけ出るように輪ゴムを巻きます。切り込みの位置が真上になるように組み付け、バレルが回転して位置がずれないよう上画像のようにアルミテープなどで銃側に固定します。あとは銃を組み上げれば固定ホップアップ機構付きベレッタM12S完成。
撃ってみると、ちょっと浮き気味ながらも飛距離は確実に長くなりました。切り込みが深すぎてホップが効きすぎる場合、弾の重さで調整するしかありません。まぁ固定ホップアップはちゃんとした製品でもそんなもんです。
念のため初速チェック。誤差の範囲。ゴムの突起に引っ掛かるのでどうしても初速は落ちますが、この程度で収まるなら大成功です。切り込み部分から大きくエア漏れしてたり、ゴム突起の抵抗が大きすぎるともっと大幅に初速が低下します。エア漏れが激しい場合は輪ゴムを巻いた上からビニールテープを巻くなどして塞ぎ、切り込みが深すぎてゴム突起が出すぎる場合は切り込みを別の位置に切りなおし、失敗した切り込みはテープで塞ぎます。簡単でしょ。
重りでも入れられないかな?とマガジンもバラしてみました。マガジンはフォロワーが露出してる列だけを使用する単純な構造で、リザーブはありません。ここもウェイトがはいりそうな形状が作ってあるだけで空っぽです。鉛ウェイトならそこそこ入るスペースですが、やっぱり軽いままでいいや、と今回はそのまま組みなおしました。
安い銃ですがシンプルでオーソドックスなので壊れるようなところはありません。これだけで良銃の要素を満たしています。コストパフォーマンスは高いです。
マイナー銃なので軽く実銃の説明をいたしますと、M92Fなどで有名なイタリアのピエトロ・ベレッタ社が1959年にスチールプレス等を多用し生産性を重視したサブマシンガンとして開発されました。UZI等と同様にL型のボルトによって全長を短くし、オープンボルトによる激発でストレートブローバック動作をして9mm×19弾を毎分550発の速度で発射する銃です。
箱の文字がいかにも中国製。そういや中華エアコキの外箱の写真では多くがレーザーポインターを装備してますが、あちらでは流行ってるんでしょうか?もっとも、日本ではレーザーポインターは今世紀に入ってから規制されてしまったのでほとんど入ってくる事はないでしょう・・・
このM12Sは値段が1280円と安いので付属品は少なく、マガジン、スコープ、そしてケチ臭い量のBB弾。
本体は値段が値段なので軽く、500gくらい?今度ちゃんと秤を買ってきます・・・パッと見ただけでもところどころ雑なゲート跡の処理が目立ちます。手モギで作ってんの?
質も最悪な付属のBB弾。この量ならつけなくても良いのでは・・・
スコープとマガジンを装着。ストックは無いのでMP5Kのように前後にあるグリップを両手でそれぞれ握って構えます。軽いのでハンドガン持ちでもOK。
スコープは左側にネジがあり一応しっかりと固定できます。ただの筒なので接眼側と対物側に開いている小さな穴を前後重ねてサイトとして使用できなくはないですが、銃本体の固定サイトを使用した方が確実でしょう。銃上面にはレイルがあるのでドットサイトを載せることも可能。
銃本体の固定サイトはちょっと困った形で、何となくといった感じでしか照準できない感じです。プラ板などでちゃんと照星と照門を作ってやるのも手でしょう。安普請で足りない機能があるならつけてやればいいだけです。
これは1978年にマイナーチェンジしてセレクターとセーフティが別々だったのが一般的なセーフ/セミ/フルのセレクターに変わったM12Sがモデルですが、セレクターやボタンの類は全部ただのモールドになっています。トリガーガードの前下面にあるマガジンキャッチは可動。ここはMP5やなんかと似た操作で使えます。グリップはフィンガーチャンネルもあり握り心地も良好。残念ながらさすがにグリップパネルは銃本体と一体。
コッキングレバーは左側にあり、右手でグリップを握ったまま操作できるので使い易い位置です。コッキングは軽くてパワーも控えめ。トリガープルもクセが無く悪く無いタッチ。
大きさはMP7A1とほぼ同じくらい。オーソドックスなレイアウトで軽量小型。
使い易い銃です。ディテールは好みに拠るところ。
コストパフォーマンスの高い銃ですが、更にパフォーマンスを上げたくなるのが人情。
前後のキャップのようなパーツははめ込まれているだけ。
インナーバレルは円筒状のレシーバーの中心より若干下に位置。プラ製のインナーバレル。
右側面に見えるネジを全て抜くとシンプルに左右に分かれます。面倒なところは特になし。後ろ側グリップ内にのみ錆鉄棒ウェイトが入っています。前側グリップ内にもスペースはありますが、こちらは空でした。
内部機構はオーソドックスでシンプル。そうそう、こういうのでいいんだよ!
バレルまわり。2分割されたプラ製のインナーバレルはどちらも同じ長さで、全く同じ形状のパーツ。その後ろ側にチャンバーやチャンバーパッキンなど3パーツが連なります。ホップアップ機構はありません。
今回はパフォーマンス向上としてホップアップ機構を付加します。インナーバレルのチャンバーに程近い周りに干渉するものが無い位置を利用し、上側にノコギリで幅1mmほどの切れ目を入れます。真っ直ぐ切り込んだ時貫通した穴の長さが3mmくらいかな?削りカスはきれいに取り除いておきます。そしてインナーバレル内にちょっとだけ出るように輪ゴムを巻きます。切り込みの位置が真上になるように組み付け、バレルが回転して位置がずれないよう上画像のようにアルミテープなどで銃側に固定します。あとは銃を組み上げれば固定ホップアップ機構付きベレッタM12S完成。
撃ってみると、ちょっと浮き気味ながらも飛距離は確実に長くなりました。切り込みが深すぎてホップが効きすぎる場合、弾の重さで調整するしかありません。まぁ固定ホップアップはちゃんとした製品でもそんなもんです。
念のため初速チェック。誤差の範囲。ゴムの突起に引っ掛かるのでどうしても初速は落ちますが、この程度で収まるなら大成功です。切り込み部分から大きくエア漏れしてたり、ゴム突起の抵抗が大きすぎるともっと大幅に初速が低下します。エア漏れが激しい場合は輪ゴムを巻いた上からビニールテープを巻くなどして塞ぎ、切り込みが深すぎてゴム突起が出すぎる場合は切り込みを別の位置に切りなおし、失敗した切り込みはテープで塞ぎます。簡単でしょ。
重りでも入れられないかな?とマガジンもバラしてみました。マガジンはフォロワーが露出してる列だけを使用する単純な構造で、リザーブはありません。ここもウェイトがはいりそうな形状が作ってあるだけで空っぽです。鉛ウェイトならそこそこ入るスペースですが、やっぱり軽いままでいいや、と今回はそのまま組みなおしました。
安い銃ですがシンプルでオーソドックスなので壊れるようなところはありません。これだけで良銃の要素を満たしています。コストパフォーマンスは高いです。