~趣味の世界~
買った当初よりコッキング時にシリンダー方向へ弾が転がり込む悪癖のあった中華エアコキAS50。しかし昨日のダブルパンサーCA870-Rで得たノウハウがこの銃に適用できそう!というわけで・・・
バレットに匹敵する対物ライフルAS50。その大元はイギリスのL96であり、L96の.50口径版アキュラシーインターナショナルAW50のセミオートバージョンがAS50です。このトイガンはそのAS50をスケール1/2ほどに縮小した外装をもつエアーコッキング式の所謂チープガン。値段は2500円くらい。ウチの個体はストックの後ろにストックチューブを増設し、ブッシュマスタータイプの伸縮ストックを取り付けてカービンライフルのようにアレンジしています。
取り出された機関部。この状態でもあとコッキングレバーを取り付けマガジンを装着すれば単体でも機能します。
機関部のモナカを開いたところ。一般的な中華チープガンより簡略化された機構を持ち、コッキングレバーがシリンダーに直接取り付く形になっています。そのためコッキング時にはシリンダーがピストンと一緒に機関部の後方まで下がるため、シリンダーの前にあるノズルが抜けた穴とチャンバーが通じてしまい、シリンダーの負圧によってマガジンから上がってきた弾が前方のチャンバーゴムではなく後方のシリンダー側へ吸い寄せられそのまま弾がシリンダー側へ転がり込む事があります。
機関部内に弾が転がり込んでも取り出しやすいように各部に穴を開けていますが、根本的な解決をみない事には満足に使う事もできません。
バレル側のチャンバーゴムは簡易な突起が設けられておりホップアップ機能も付いています。昨日、一昨日の2機種のように緩かったりもなく、2発3発発射などは起きません。
問題なのはこのシリンダーとチャンバーの間に配置されている逆流防止ゴム。
このように6mmBB弾を上に置いただけでスッポリはまり込んでしまうほど内径がユルユルで、逆流防止の役を成していません。
昨日のCA870-Rと同様の加工を行います。まずは輪ゴムを用意。
輪ゴムを逆流防止ゴムの凸側に、内径が若干狭まる程度に巻くように接着します。アロンアルフアで強力にくっつくので簡単です。
薄刃ニッパーで巻いて接着した輪ゴムの外側を刈り込み、逆流防止ゴムの凸側を延長したような形状に整えます。今回はチャンバーを狭める必要はなく、ゴムの口を狭めるのがメイン。
これで余程の事が無い限り逆流しないハズです。
ゴムを配置につけ、ノズルが通るかどうかを確かめます。BB弾が簡単には通り抜けず、それでいてノズルは比較的スムーズに通る事が理想。とはいえ少しノズルの抜き差しがきつくなるのは仕方ありません。
上写真は弾を押し込んだ状態ですが、シリンダーの負圧くらいではこうはならないはず。また仮にこうなっても、ここより後ろ側へ行きさえしなければ、あとは前進したノズルに前方へ押し出されるだけです。
ただ、素人が大雑把に加工したものなのでマガジンのリップに当たるとやや変形しているので、ノズルが何度も通っているウチに千切れないかどうかが心配。アロンアルフアの接着力頼み。
チャンバーをセットするとさらに潰れて変形しています・・・ホントに大丈夫かー?
パーツを配置し、組みなおします。南無三。
発射が行える段階まで組み、マガジンにフル装弾。銃口を上に向けてやや乱暴めにコッキングと発射を繰り返してみます。ちゃんと1発ずつ発射され、弾も逆流せず、ちゃんとマガジンに残弾を残さず全部撃てました。やったね。
買った当初よりの持病が治った記念にめかしこんでみました。レイルはちゃんと21mmなのですが横溝の間隔はピカティニーじゃないのでピッタリとは取り付きませんが、上にマルイのイルミネーテッドショートズームスコープ、下にグリップバイポッドを装着。この状態で撃ってみると、コッキングの引き始めと戻し切りでノズルが逆流防止ゴムを抜き差しする抵抗がありますが、実用上問題無いレベルにはなっています。ただしコッキングの戻しは意識してキッチリ戻しきるようにしないと、わずかでも戻りきっていない場合発射弾が小便弾になります。レイルとハイマウントがピッタリ合っていないせいかスコープのレティクルより大幅にズレた方へ弾が飛びますが、飛び方は一定だし、スコープをグイッと弾が飛んでる方へねじってみると少しレティクルに近づくので、弾道自体は激しくバラけたりはしてないようす。
ダメな中華チープガンも手を入れて改善をみた時のこの達成感は何ものにも替えがたいものがあります。たとえそれがそこまでする価値の無いものだとしても。
バレットに匹敵する対物ライフルAS50。その大元はイギリスのL96であり、L96の.50口径版アキュラシーインターナショナルAW50のセミオートバージョンがAS50です。このトイガンはそのAS50をスケール1/2ほどに縮小した外装をもつエアーコッキング式の所謂チープガン。値段は2500円くらい。ウチの個体はストックの後ろにストックチューブを増設し、ブッシュマスタータイプの伸縮ストックを取り付けてカービンライフルのようにアレンジしています。
取り出された機関部。この状態でもあとコッキングレバーを取り付けマガジンを装着すれば単体でも機能します。
機関部のモナカを開いたところ。一般的な中華チープガンより簡略化された機構を持ち、コッキングレバーがシリンダーに直接取り付く形になっています。そのためコッキング時にはシリンダーがピストンと一緒に機関部の後方まで下がるため、シリンダーの前にあるノズルが抜けた穴とチャンバーが通じてしまい、シリンダーの負圧によってマガジンから上がってきた弾が前方のチャンバーゴムではなく後方のシリンダー側へ吸い寄せられそのまま弾がシリンダー側へ転がり込む事があります。
機関部内に弾が転がり込んでも取り出しやすいように各部に穴を開けていますが、根本的な解決をみない事には満足に使う事もできません。
バレル側のチャンバーゴムは簡易な突起が設けられておりホップアップ機能も付いています。昨日、一昨日の2機種のように緩かったりもなく、2発3発発射などは起きません。
問題なのはこのシリンダーとチャンバーの間に配置されている逆流防止ゴム。
このように6mmBB弾を上に置いただけでスッポリはまり込んでしまうほど内径がユルユルで、逆流防止の役を成していません。
昨日のCA870-Rと同様の加工を行います。まずは輪ゴムを用意。
輪ゴムを逆流防止ゴムの凸側に、内径が若干狭まる程度に巻くように接着します。アロンアルフアで強力にくっつくので簡単です。
薄刃ニッパーで巻いて接着した輪ゴムの外側を刈り込み、逆流防止ゴムの凸側を延長したような形状に整えます。今回はチャンバーを狭める必要はなく、ゴムの口を狭めるのがメイン。
これで余程の事が無い限り逆流しないハズです。
ゴムを配置につけ、ノズルが通るかどうかを確かめます。BB弾が簡単には通り抜けず、それでいてノズルは比較的スムーズに通る事が理想。とはいえ少しノズルの抜き差しがきつくなるのは仕方ありません。
上写真は弾を押し込んだ状態ですが、シリンダーの負圧くらいではこうはならないはず。また仮にこうなっても、ここより後ろ側へ行きさえしなければ、あとは前進したノズルに前方へ押し出されるだけです。
ただ、素人が大雑把に加工したものなのでマガジンのリップに当たるとやや変形しているので、ノズルが何度も通っているウチに千切れないかどうかが心配。アロンアルフアの接着力頼み。
チャンバーをセットするとさらに潰れて変形しています・・・ホントに大丈夫かー?
パーツを配置し、組みなおします。南無三。
発射が行える段階まで組み、マガジンにフル装弾。銃口を上に向けてやや乱暴めにコッキングと発射を繰り返してみます。ちゃんと1発ずつ発射され、弾も逆流せず、ちゃんとマガジンに残弾を残さず全部撃てました。やったね。
買った当初よりの持病が治った記念にめかしこんでみました。レイルはちゃんと21mmなのですが横溝の間隔はピカティニーじゃないのでピッタリとは取り付きませんが、上にマルイのイルミネーテッドショートズームスコープ、下にグリップバイポッドを装着。この状態で撃ってみると、コッキングの引き始めと戻し切りでノズルが逆流防止ゴムを抜き差しする抵抗がありますが、実用上問題無いレベルにはなっています。ただしコッキングの戻しは意識してキッチリ戻しきるようにしないと、わずかでも戻りきっていない場合発射弾が小便弾になります。レイルとハイマウントがピッタリ合っていないせいかスコープのレティクルより大幅にズレた方へ弾が飛びますが、飛び方は一定だし、スコープをグイッと弾が飛んでる方へねじってみると少しレティクルに近づくので、弾道自体は激しくバラけたりはしてないようす。
ダメな中華チープガンも手を入れて改善をみた時のこの達成感は何ものにも替えがたいものがあります。たとえそれがそこまでする価値の無いものだとしても。