~趣味の世界~
アカデミーのS&W M4504です。
腐女子臭漂う外箱。高い銃ではない(1180円)のでこういうライトな雰囲気も良いでしょう。アカデミーというと私の中では飛行機プラモのイメージがあります。
開封。これもトイスターと同様に発泡スチロールを使わず厚紙の組み合わせで緩衝をしています。
付属品は銃本体の他は黄色い軽量BB弾だけ。中国製ほどではありませんがややバリがあるのでルーズなバレルで使い捨てにするならトラブルは起きないだろうレベル。
形は値段の割りには頑張っていますが、表面仕上げは懐かしさをおぼえる光沢さえあります。リヤサイトやハンマー、トリガーは混ぜ物がされているような独特な質感で、強化樹脂だと思うのですがパッと見は亜鉛パーツのように見えます。
フレーム前方左とマガジンバンパーにMADE IN PHILIPPINESとあります。アカデミーは韓国のメーカーですが、生産地はフィリピン。タミヤも製品の多くをフィリピンで生産しているので有名ですね。刻印が凸モールドなのがちょっと残念。フレームのこの部分やスライド上面の曲面部分などは梨地になっており、ここは実銃もそうなのですがもう少し梨地が荒い方が好きかな・・・
マガジンは重りが入っていないリザーブタイプ。マガジンバンパーが前にスライドして底部からBB弾を流し込みます。ロックボタンが底部にあり、押しながらスライドさせて開閉。マガジン上方が先細りでダブルカーラムのマガジンみたくなっていますが、実銃のマガジンは真っ直ぐです。表面がテカテカABSなのが安っぽいですが手を入れるとしたらブルースチールで塗るくらいしか無いか。
ハンマーはライブ可動しますがフルコック位置から手で押すと倒れる程度のロッキング。ダブルアクションはしますがハンマーは3~4mmほどしか起きず、ハンマーをフルコックしてもトリガーが連動しません。まあ動くだけマシって事でどうかひとつ。スライド側面のデコッキングレバーはダミー。ここはライブ動作するトイガンの方が珍しいので仕方ありません。S&Wオートのトイガンが少ないのも多分これのせい・・・
スライドの引きは比較的軽めで感触も良好。引きの良好な感触とは、スムーズにスッと引けて且つ引ききったところにコック感がちゃんとあるという事。ただトリガータッチはイマイチで空走距離が長くシアが落ちるちょっと手前で急にグニャッと重くなるのが惜しい。発射音はパツンというマルイのエアコキハンドガンと似た音。エジェクションポートは別パーツですが引いた時も閉じたまま・・・
初速は10歳以上用なのでこんなものです。固定ホップがあるので20m以内なら十分射的を楽しめるはずです。
グリップ下からペンライトで照らして銃口から撮影。インナーバレルはアルミ製で、チャンバーの前の上面1時と11時の位置に突起が出ているのがわかります。韓国メーカーのトイガンは内部パーツが透明プラなのでこういった撮影ができます・・・
マルイのエアコキPC356と。PC356はマルイのエアコキハンドガンでは最新のものなのでさすがに較べると性能や動作では上回りますがフレームが左右モナカでグリップ一体な点では劣ります。
分解はまずグリップ下端後ろにあるピンを抜いてグリップパネルを外し、スライドストップを抜きます。グリップパネルは一体成形。
銃口下にあるネジを抜き、スライド前面のパーツを外してアウターバレルに差し込まれているリコイルスプリングも抜きます。今回は全バラにするのでリヤサイトも上にあるネジを抜いて外しています。
スライドを引いて一旦コッキング状態にし、安全のためにトリガー上左面のセーフティをSの位置にしておきます。スライドを外すのですが、ちょっと勇気と気合が要ります。スライドをいっぱいに引き、下側からこじ開くようにして上へひっぺがします。スライドは左右一体成形ですが、割れそうなくらい開かないと外れてくれません。スライドが無事外れたらスライド前端下に入っているパーツを後ろ側へ抜き、エジェクションポートを塞いでいるパーツを外側から押して一方のツメをずらし、内側からもう一方のツメを浮かせて外します。グリップ前のマガジンキャッチもネジを抜いて左右から外しますが、左側に小さなスプリングが並行して入っているので忘れずに、失くさないように。
バレルアセンブリを留めているネジ2本を抜きバレルアセンブリを外したらその下の透明な内部パーツはこの状態ではセーフティスイッチのみで保持されています。赤矢印のツメを上から細いもので押しながら引っこ抜きます。
このように。
透明な内部パーツが抜き出せました。抜き出す時トリガーバーに掛かっている長いヒゲバネがトリガーバーを蹴散らすのでパーツを失くさないように。この内部パーツは壊れない限りはやたらにバラさない方が材質的に安全でしょう・・・
バレルアセンブリはバラし方がよくわかりません・・・今回はバラす必要も無いのでここまでにしておきます。
スライドもフレームも左右一体成形とはいえ合わせ目はハッキリ残っているのでヤスってヤスってヤスりまくります。ここは基本に忠実に、当て木を使って240番→400番→1000番→2000番の順にヤスってゆきます。
はあふうこれでいいや・・・(疲労困憊)ヤスり掛け嫌いなんだよ!
スライド・フレームとマガジンバンパーを中性洗剤で洗って脱脂し、水分をエアダスターで飛ばします(冷えたエアダスター缶気持ち良いナリ・・・)。バレルアセンブリは前側の継ぎ目までを残してマスキングしシンナーで軽く拭いて脱脂。そして割り箸を適当なところに挟んだり貼ったりして持つ所を確保したらいざキャロムチタニウムシルバーで塗装。真夏なので乾燥も速く作業性は最高です(汗ばみがちなので絶対に塗装する前の面を触らないように!)。
フレームは指触乾燥後割り箸をハンマー周辺部に掛けなおしてもう一度塗装。1度目ではトリガーガード内側が薄かったのでこの辺を重点的に・・・
せっかちな性分なので6時間程で一気に組み上げてしまいました。やっぱS&Wオートは銀色だわ・・・
全体的に白く粉が吹いたようになっていますが拭きあげてやると薄く虹色に輝く金属感が出てきます。
S&Wの4桁のモデルナンバーは、最初の2桁が口径を含めたモデルを表し、次の1桁がタイプ、最後の1桁が材質を示している。
例えばS&W・M5946は、口径9mmX19のモデル59をベースとし、4の表すスタンダード・サイズのダブル・アクション・オンリーのメカニズムをもつタイプで、最後の6がステンレス・スチール製のスライドとフレームを備えていることを示している。ベーシックなモデルとして39、59、69、10、40、45の6系列、タイプは0~9、材質は3~7までのオプションがあり、組み合わせにより多数のバリエーションがある。(床井雅美「最新ピストル図鑑1993年版」S&W M5946の項より)
4504の場合45ACPを使用するモデルの45、普通のシングル・ダブル両アクションのタイプの0、スチール製スライド・フレームの4で4504という事になっています。3桁の時代だとタイプが無く材質が先に来る並びで、その場合だとM445になりますね。
脱線しましたが最後の仕上げ、マガジンのリザーブ殺しと重量アップ。まずは分解。
所狭しとウェイトを詰めます。閉まるかどうかちょっと不安でしたがすんなりピッタリ左右合わさりました。これでマガジンキャッチを押してスルリとマガジンが落ちるようになりましたが、銃全体の重量感アップという点では、元が羽のように軽いのが気持ち重くなったという程度。まあ110gほどしか重くなってませんので・・・
腐女子臭漂う外箱。高い銃ではない(1180円)のでこういうライトな雰囲気も良いでしょう。アカデミーというと私の中では飛行機プラモのイメージがあります。
開封。これもトイスターと同様に発泡スチロールを使わず厚紙の組み合わせで緩衝をしています。
付属品は銃本体の他は黄色い軽量BB弾だけ。中国製ほどではありませんがややバリがあるのでルーズなバレルで使い捨てにするならトラブルは起きないだろうレベル。
形は値段の割りには頑張っていますが、表面仕上げは懐かしさをおぼえる光沢さえあります。リヤサイトやハンマー、トリガーは混ぜ物がされているような独特な質感で、強化樹脂だと思うのですがパッと見は亜鉛パーツのように見えます。
フレーム前方左とマガジンバンパーにMADE IN PHILIPPINESとあります。アカデミーは韓国のメーカーですが、生産地はフィリピン。タミヤも製品の多くをフィリピンで生産しているので有名ですね。刻印が凸モールドなのがちょっと残念。フレームのこの部分やスライド上面の曲面部分などは梨地になっており、ここは実銃もそうなのですがもう少し梨地が荒い方が好きかな・・・
マガジンは重りが入っていないリザーブタイプ。マガジンバンパーが前にスライドして底部からBB弾を流し込みます。ロックボタンが底部にあり、押しながらスライドさせて開閉。マガジン上方が先細りでダブルカーラムのマガジンみたくなっていますが、実銃のマガジンは真っ直ぐです。表面がテカテカABSなのが安っぽいですが手を入れるとしたらブルースチールで塗るくらいしか無いか。
ハンマーはライブ可動しますがフルコック位置から手で押すと倒れる程度のロッキング。ダブルアクションはしますがハンマーは3~4mmほどしか起きず、ハンマーをフルコックしてもトリガーが連動しません。まあ動くだけマシって事でどうかひとつ。スライド側面のデコッキングレバーはダミー。ここはライブ動作するトイガンの方が珍しいので仕方ありません。S&Wオートのトイガンが少ないのも多分これのせい・・・
スライドの引きは比較的軽めで感触も良好。引きの良好な感触とは、スムーズにスッと引けて且つ引ききったところにコック感がちゃんとあるという事。ただトリガータッチはイマイチで空走距離が長くシアが落ちるちょっと手前で急にグニャッと重くなるのが惜しい。発射音はパツンというマルイのエアコキハンドガンと似た音。エジェクションポートは別パーツですが引いた時も閉じたまま・・・
初速は10歳以上用なのでこんなものです。固定ホップがあるので20m以内なら十分射的を楽しめるはずです。
グリップ下からペンライトで照らして銃口から撮影。インナーバレルはアルミ製で、チャンバーの前の上面1時と11時の位置に突起が出ているのがわかります。韓国メーカーのトイガンは内部パーツが透明プラなのでこういった撮影ができます・・・
マルイのエアコキPC356と。PC356はマルイのエアコキハンドガンでは最新のものなのでさすがに較べると性能や動作では上回りますがフレームが左右モナカでグリップ一体な点では劣ります。
分解はまずグリップ下端後ろにあるピンを抜いてグリップパネルを外し、スライドストップを抜きます。グリップパネルは一体成形。
銃口下にあるネジを抜き、スライド前面のパーツを外してアウターバレルに差し込まれているリコイルスプリングも抜きます。今回は全バラにするのでリヤサイトも上にあるネジを抜いて外しています。
スライドを引いて一旦コッキング状態にし、安全のためにトリガー上左面のセーフティをSの位置にしておきます。スライドを外すのですが、ちょっと勇気と気合が要ります。スライドをいっぱいに引き、下側からこじ開くようにして上へひっぺがします。スライドは左右一体成形ですが、割れそうなくらい開かないと外れてくれません。スライドが無事外れたらスライド前端下に入っているパーツを後ろ側へ抜き、エジェクションポートを塞いでいるパーツを外側から押して一方のツメをずらし、内側からもう一方のツメを浮かせて外します。グリップ前のマガジンキャッチもネジを抜いて左右から外しますが、左側に小さなスプリングが並行して入っているので忘れずに、失くさないように。
バレルアセンブリを留めているネジ2本を抜きバレルアセンブリを外したらその下の透明な内部パーツはこの状態ではセーフティスイッチのみで保持されています。赤矢印のツメを上から細いもので押しながら引っこ抜きます。
このように。
透明な内部パーツが抜き出せました。抜き出す時トリガーバーに掛かっている長いヒゲバネがトリガーバーを蹴散らすのでパーツを失くさないように。この内部パーツは壊れない限りはやたらにバラさない方が材質的に安全でしょう・・・
バレルアセンブリはバラし方がよくわかりません・・・今回はバラす必要も無いのでここまでにしておきます。
スライドもフレームも左右一体成形とはいえ合わせ目はハッキリ残っているのでヤスってヤスってヤスりまくります。ここは基本に忠実に、当て木を使って240番→400番→1000番→2000番の順にヤスってゆきます。
はあふうこれでいいや・・・(疲労困憊)ヤスり掛け嫌いなんだよ!
スライド・フレームとマガジンバンパーを中性洗剤で洗って脱脂し、水分をエアダスターで飛ばします(冷えたエアダスター缶気持ち良いナリ・・・)。バレルアセンブリは前側の継ぎ目までを残してマスキングしシンナーで軽く拭いて脱脂。そして割り箸を適当なところに挟んだり貼ったりして持つ所を確保したらいざキャロムチタニウムシルバーで塗装。真夏なので乾燥も速く作業性は最高です(汗ばみがちなので絶対に塗装する前の面を触らないように!)。
フレームは指触乾燥後割り箸をハンマー周辺部に掛けなおしてもう一度塗装。1度目ではトリガーガード内側が薄かったのでこの辺を重点的に・・・
せっかちな性分なので6時間程で一気に組み上げてしまいました。やっぱS&Wオートは銀色だわ・・・
全体的に白く粉が吹いたようになっていますが拭きあげてやると薄く虹色に輝く金属感が出てきます。
S&Wの4桁のモデルナンバーは、最初の2桁が口径を含めたモデルを表し、次の1桁がタイプ、最後の1桁が材質を示している。
例えばS&W・M5946は、口径9mmX19のモデル59をベースとし、4の表すスタンダード・サイズのダブル・アクション・オンリーのメカニズムをもつタイプで、最後の6がステンレス・スチール製のスライドとフレームを備えていることを示している。ベーシックなモデルとして39、59、69、10、40、45の6系列、タイプは0~9、材質は3~7までのオプションがあり、組み合わせにより多数のバリエーションがある。(床井雅美「最新ピストル図鑑1993年版」S&W M5946の項より)
4504の場合45ACPを使用するモデルの45、普通のシングル・ダブル両アクションのタイプの0、スチール製スライド・フレームの4で4504という事になっています。3桁の時代だとタイプが無く材質が先に来る並びで、その場合だとM445になりますね。
脱線しましたが最後の仕上げ、マガジンのリザーブ殺しと重量アップ。まずは分解。
所狭しとウェイトを詰めます。閉まるかどうかちょっと不安でしたがすんなりピッタリ左右合わさりました。これでマガジンキャッチを押してスルリとマガジンが落ちるようになりましたが、銃全体の重量感アップという点では、元が羽のように軽いのが気持ち重くなったという程度。まあ110gほどしか重くなってませんので・・・