~趣味の世界~
機構が単純で高初速、値段も千円2千円というコストパフォーマンスを誇る中華エアコキG3/MC51ですが、マガジンはリザーブタイプなためジャラジャラ音がするのが嫌でいつもリザーブタイプのマガジンはリザーブ無しに加工してしまうのですが、欠点として装弾数が著しく少なくなってしまうという点があります。そこでマガジンの多弾化ですが、これのために他のマガジンを犠牲にするのも何なので汎用性の高いマルイスタンダード電動M16/M4互換マガジンを使えるようにするアダプターを自作してみました。

G3/MC51マガジンアダプター
1mmプラ板で元のマガジンの上半分を模して形作ります。同じ寸法で単純に箱組みし、リップ部分も同じ形に作ります。斜めに書かれている印は銃側のマガジンポートに収まる部分の境界、その上の端にある四角は銃側のマガジンキャッチに掛かる部分の印、下側の四角はM4マガジンのキャッチ穴と対応しています。

G3/MC51マガジンアダプター
M4マガジンはキャッチの位置関係上結構浅く刺さるのでM4マガジンのリップ部からアダプターのリップ部分へのルートを作るのですが、プラ板でルートを作るのが面倒だったので電動ガンに付属のローダーをちょん切って熱を加えて緩く曲げて位置を合わせて取り付けています。ローダーのマガジンリップ側は弾がこぼれないよう軽く絞られているのでM4マガジンに残弾がある状態でマガジンを抜いても弾こぼれしないようになります。(アダプターのルート内に5~7発程度残ります)

G3/MC51マガジンアダプター
リップ部を接着。接着には主にタミヤセメント流し込みタイプを使用(緑のフタの方)。白いフタのタミヤセメントよりサラサラで揮発しやすいので接着面に盛るのがちょっとコツが要りますが、後から隙間に染み込ませられるので慣れるとこちらの方が使い易いです。カッチリと固まるまでは時間が掛かりますが、完全乾燥すればガッチリと強固になります。プラ板積層にはこれが一番。

G3/MC51マガジンアダプター
アダプターは銃側のマガジンキャッチを使って保持されます。
アダプター側のマガジンポート内にプラ板を貼ってM4マガジンの前後左右を押さえるようにします。各種M4互換マガジンは結構幅の差があるのであまりギチギチに詰めると細身のものしか刺さらなくなります。

G3/MC51マガジンアダプター
マガジンキャッチを作ります。銃側にはレバータイプのマガジンキャッチが再現されていないので後ろ側にM4と同じマガジンキャッチをつける手もありますが、グリップを握った手の人差し指が届く位置にならないので単純にL85のものを参考にしたマガジンキャッチ形状にしました。

G3/MC51マガジンアダプター
シーソー状の一方をスプリングで持ち上げ、もう一方がマガジンのキャッチ穴に入る構造。スプリングはノック式ボールペンのスプリングを適度にちょん切って流用。スプリングがズレないように本体側に突起を接着し、キャッチ側に穴を掘ります。

G3/MC51マガジンアダプター
軸となるピンは暫定的に爪楊枝を細く削ったもの。強度的には十分だったのでこのまま使ってしまいました。

G3/MC51マガジンアダプター
マガジンを挿して動作確認。細身なP-MAG20連ですり合わせをしていたのでSTANAGマガジン(M16/M4ノーマルマガジン)だとちょっとキツめですがちゃんとキャッチが掛かります。給弾も問題無く、これで最低限の機能が出来上がりました。

G3/MC51マガジンアダプター
MC51に装着したところ。ちょっと不恰好ですが、ちゃんと使えます。

G3/MC51マガジンアダプター
マガジンポートが水平であまりにもカッコ悪いので20連マグの底と同じ角度に延長。マガジンキャッチもL85A2のように周囲に壁を立てました。

G3/MC51マガジンアダプター
前後にリブを付けてみました。マガジンポートの前面を掴んで構える時にちょっと役立つかな?というのと、銃側のマガジンポートとの段差を緩やかにするのと、材料をケチった末の形状。マガジンポートのフチをM4のようにリブ状にしようかとも思いましたが結構大変そうなのとカッコ良く整形する自信がなかったので・・・

G3/MC51マガジンアダプター
形が出来上がったので塗装。角などがハゲた時にプラの白だとダッセエので下地を銀色にします。チタニウムシルバーの残量が怪しかったのでキャロムのステンレスシルバーカラースーパーハードタフを吹きました。乾燥が遅く、近づけてドバめに吹かないと綺麗にならない難しい塗料。ドバすぎると垂れるし・・・って下地なのであまり綺麗に吹く必要も無いのですが・・・

G3/MC51マガジンアダプター
インディのパーカーシールで仕上げ塗装。

G3/MC51マガジンアダプター
マガジンキャッチはMr.カラーの33つや消しブラック。乾燥後組み上げて完成。パーカーシールは乾燥後でも触ると手に付くので一旦ティッシュなどで軽く拭きあげてやります。粉吹きそうくらい強烈なつや消しが落ちてしまいますが、どの道触ってるウチにテカってゆくので・・・

G3/MC51マガジンアダプター
マグプルP-MAGが一番刺さりが良い。マガジンキャッチを押すとリップ部のストッパーのテンションで下へ射出されるので抜くのは楽。

G3/MC51マガジンアダプター
G3に装着したところ。M4ノーマルマガジンはややキャッチの掛かりが渋いものの下から軽く叩き込んでやればOK。そのくらいの強度は確保されています。

G3/MC51マガジンアダプター
P-MAG20連。これをすり合わせに使ったのでこれが一番ピッタリ装着されます。アダプターの右側面は何のディテールも無いのでこちら側はちょっとそっけない見晴らし。

G3/MC51マガジンアダプター
G3/MC51標準マガジンと。G3用がウェイト山盛りでブラックスチール塗装、MC51用が無塗装でウェイトを抜いて軽くしており、区別しています。銃側には一切加工していないので標準マガジンもそのまま使えます。

マルイスタンダード電動M4互換マガジン
マルイスタンダード電動M16/M4互換マガジンをかき集めて適合チェック。立てて許されざる角度になってるP-MAG3色と20連は全てピッタリ適合。左2つのトイスターM4系マグはキャッチが掛からずダメ。中央のタボール付属300連は幅も前後も太めで更には外装の加工が雑で飛び出している部分がありダメ。その右2つはマルイ製は20連型190連多弾マグはOK、M4標準マグはちょっと渋めながらOK。案外適合範囲が狭くて残念・・・

G3/MC51マガジンアダプター
G3/MC51マガジンアダプター
コッキングレバーが右にあるエアコキ長物に多弾マグとか酔狂ではありますが、20発も撃てないよりは多い方が良いです。普通のプラ板なので強度が心配でしたが問題無いレベルにできました。格好はちょっとイマイチですが、十分実用に耐えるものが出来たので満足。



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