~趣味の世界~
KSCのベレッタM93Rです。
去年の11月にふと一挺くらい3バーストの銃が欲しくなってその時買えるのがこれしかありませんでした。
KSCからはすでに新バージョンのM93RⅡ07ハードキックなるものが出ていますが、非常に品薄で全く見当たらないので残っていた旧バージョンの限定版であるM93R 2nd X'mas Editionで妥協しました。
旧バージョンはルーツを辿ると90年代からあるちょっと古いトイガンになるのですが、ガスブローバックのシステムがほぼ完成した時期のものなのでこれとて最近のガスブローバックガンに劣らぬ実力を持っています。
その昔MGCというメーカーから発売された固定スライドモデルのガスガンにベレッタM93Rがあり、傑作の誉れ高い名作トイガンでした。私も友人から大分使い込まれたMGCのM93Rを二束三文で譲ってもらい持っていたのですが、そのゴツいスタイルと高い動作信頼性、ガス消費量の少なさに感心したものでした。バレル内径が6.4mmほどありちょっとルーズだったので命中精度はあまりよくありませんでしたが・・・
さて今回のベレッタM93RはそんなMGCの下請けから発したメーカーであるKSCがMGCの廃業直前に作ったガスブローバック版M93Rを受け継ぎ、実銃での後期型(分かり易い識別点としては前方に突き出たバレルに刻まれた穴の形状等・・・)にスキンチェンジされたもの。どの辺がクリスマスエディションなのかはよくわかりませんが、木目調のグリップパネルが付いています。
マガジンはグリップ下に突き出たロングタイプで装弾数は38発。やはり非常に重いので落下に注意。床に落とせば尖った金属部分から落ちることになるので床が無事では済まないでしょう。昔室内のコンペティションマッチでマグチェンジの際マガジンを落として床をキズだらけにして問題になった事があるそうな。
スライドを一杯に引きホールドオープンしたところ。アウターバレル(プラ製)も少し後退します。もちろんスライドストップもちゃんとかかるのでフルオートで撃ちきっても弾切れになればスライドが後退位置でガッチリ停止します。
トリガーガード前のフォアグリップ(広いトリガーガード内に左手の親指を入れ、残りの指をフォアグリップの前にかけて保持します)も金属製でガッチリ剛性があります。
エジェクションポートのようす。チャンバーの周りにある歯車はホップアップ調整用で、専用の工具を掛けて回し調整します。画像だと引っ込んでいますがアウターバレルをちょっと前へずらす余地があるので爪で回す事もできます。
セレクター周り。・がセミオート、∞がフルオート、∴が3点バースト。その後ろにある小さなレバーはセーフティで、一見セレクターと一体に見えますが別個に動作します。ただセーフティはコックアンドロック(ハンマーを起こした状態でハンマーとトリガーをロック)のみ。ハンマーが倒れた状態だとセーフティが動ききらず掛かりません。
この銃を触るまで知らなかったのですが、昔のMGCのM93Rとは違いトリガーはシングルアクションのみで、ハーフコックもありません。実銃がこうなので仕方無いのですが、何かイメージと違う・・・
一応イマドキのガスブローバックハンドガンの体を成しているので通常分解ができます。右側面のトリガーガード上のボタンを押しながら左側面にあるテイクダウンラッチを回します。普段ラッチで隠れているところにKSCのロゴが。
するとスライド一式が前にスルッと抜けます。大抵のメンテナンスはこの状態で行えるでしょう。
更にリコイルスプリングガイドを下へずらして抜き、バレル一式もはずれてきます。このあたりの見晴らしはM92FSのモデルガンをさんざ触ってきていると見慣れた感じ。
実射性能の方はというと、まあ可も無く不可も無くといったところ。ややガス消費量が多めでセミオートだと快調なのですがフルオートだとすぐ息切れします。3バーストはさすがに売りだけあって動作性は良いのですが、どうも感動が足りないというか・・・何と言いましょうか、ロボコップが持ってるオート9、あれも中身はM93Rなんですが、あのブラッ!と一瞬で3発掃射する感じではなくて、ダダダ(スッチャ)って感じなんです。遅いというかモッサリというか・・・
この辺最新の07ハードキックだともっと高速だそうなので、これからM93Rを買おうという方で3バーストの勢いが欲しい人は再生産されるのを天に祈りましょう。
暖かい時期だとフルオートももうちょっと快調だと思いますので、こちらも捨てたものではありません。
去年の11月にふと一挺くらい3バーストの銃が欲しくなってその時買えるのがこれしかありませんでした。
KSCからはすでに新バージョンのM93RⅡ07ハードキックなるものが出ていますが、非常に品薄で全く見当たらないので残っていた旧バージョンの限定版であるM93R 2nd X'mas Editionで妥協しました。
旧バージョンはルーツを辿ると90年代からあるちょっと古いトイガンになるのですが、ガスブローバックのシステムがほぼ完成した時期のものなのでこれとて最近のガスブローバックガンに劣らぬ実力を持っています。
その昔MGCというメーカーから発売された固定スライドモデルのガスガンにベレッタM93Rがあり、傑作の誉れ高い名作トイガンでした。私も友人から大分使い込まれたMGCのM93Rを二束三文で譲ってもらい持っていたのですが、そのゴツいスタイルと高い動作信頼性、ガス消費量の少なさに感心したものでした。バレル内径が6.4mmほどありちょっとルーズだったので命中精度はあまりよくありませんでしたが・・・
さて今回のベレッタM93RはそんなMGCの下請けから発したメーカーであるKSCがMGCの廃業直前に作ったガスブローバック版M93Rを受け継ぎ、実銃での後期型(分かり易い識別点としては前方に突き出たバレルに刻まれた穴の形状等・・・)にスキンチェンジされたもの。どの辺がクリスマスエディションなのかはよくわかりませんが、木目調のグリップパネルが付いています。
マガジンはグリップ下に突き出たロングタイプで装弾数は38発。やはり非常に重いので落下に注意。床に落とせば尖った金属部分から落ちることになるので床が無事では済まないでしょう。昔室内のコンペティションマッチでマグチェンジの際マガジンを落として床をキズだらけにして問題になった事があるそうな。
スライドを一杯に引きホールドオープンしたところ。アウターバレル(プラ製)も少し後退します。もちろんスライドストップもちゃんとかかるのでフルオートで撃ちきっても弾切れになればスライドが後退位置でガッチリ停止します。
トリガーガード前のフォアグリップ(広いトリガーガード内に左手の親指を入れ、残りの指をフォアグリップの前にかけて保持します)も金属製でガッチリ剛性があります。
エジェクションポートのようす。チャンバーの周りにある歯車はホップアップ調整用で、専用の工具を掛けて回し調整します。画像だと引っ込んでいますがアウターバレルをちょっと前へずらす余地があるので爪で回す事もできます。
セレクター周り。・がセミオート、∞がフルオート、∴が3点バースト。その後ろにある小さなレバーはセーフティで、一見セレクターと一体に見えますが別個に動作します。ただセーフティはコックアンドロック(ハンマーを起こした状態でハンマーとトリガーをロック)のみ。ハンマーが倒れた状態だとセーフティが動ききらず掛かりません。
この銃を触るまで知らなかったのですが、昔のMGCのM93Rとは違いトリガーはシングルアクションのみで、ハーフコックもありません。実銃がこうなので仕方無いのですが、何かイメージと違う・・・
一応イマドキのガスブローバックハンドガンの体を成しているので通常分解ができます。右側面のトリガーガード上のボタンを押しながら左側面にあるテイクダウンラッチを回します。普段ラッチで隠れているところにKSCのロゴが。
するとスライド一式が前にスルッと抜けます。大抵のメンテナンスはこの状態で行えるでしょう。
更にリコイルスプリングガイドを下へずらして抜き、バレル一式もはずれてきます。このあたりの見晴らしはM92FSのモデルガンをさんざ触ってきていると見慣れた感じ。
実射性能の方はというと、まあ可も無く不可も無くといったところ。ややガス消費量が多めでセミオートだと快調なのですがフルオートだとすぐ息切れします。3バーストはさすがに売りだけあって動作性は良いのですが、どうも感動が足りないというか・・・何と言いましょうか、ロボコップが持ってるオート9、あれも中身はM93Rなんですが、あのブラッ!と一瞬で3発掃射する感じではなくて、ダダダ(スッチャ)って感じなんです。遅いというかモッサリというか・・・
この辺最新の07ハードキックだともっと高速だそうなので、これからM93Rを買おうという方で3バーストの勢いが欲しい人は再生産されるのを天に祈りましょう。
暖かい時期だとフルオートももうちょっと快調だと思いますので、こちらも捨てたものではありません。