~趣味の世界~
G&P GP453 CA870 22連ショートマガジンはマルゼンCA870にも利用でき、標準マガジンと違いレシーバー下に突き出さないのでフォルムをショットガン然としたスタイルにする人気アイテムですが、実際装着して撃ってみようとするとアレ?となるパーツ。


まずマガジンを挿してコッキングピースを引くとマガジン前側がちょっとだけ下に下がり(①)、コッキングピースを前方へ戻すと戻しきらない位置で止まってしまい(②)、ロックされないのでCA870のシステム上トリガーを引いても発射が行われません。これは下がったマガジンのリップに給弾を行う凸形状のパーツがぶつかって前進しきらなくなるため。給弾を行う凸形状はマガジンリップの後面の穴に対し結構シビアなのでちょっとマガジンが下がっただけでもアウト。


なぜそうなるのか?と検証してみると、標準マガジンとはマガジンキャッチの位置を変えている事(標準では左右、GP453は後面下)、標準マガジンには無い、マガジンの取り外しを助けるために追加されているマガジン上面のスプリングで下方向へテンションが掛けられていること。あとマガジンリップの前面にも標準には無い突起があります。この突起は銃側にははまる位置が無く、単に後ろ側へテンションを掛けているだけのもののようす。


後面。マガジンキャッチは下面後ろにスライドスイッチ形状になって移設されており、銃側のトリガーガード前方に元々開いている隙間に掛かるようになっています。マガジン上面には標準には無いスプリングでテンションが掛けられた突起が追加されており、これが無いとマガジンキャッチをスライドさせてもマガジンが落ちてこず、マガジン自体レシーバーに埋没する長さなので掴みどころがなく、マガジンを取り出せなくなります。あっても掴みどころはわずかなので標準より大分抜き差しはしにくいのですが・・・


側面。とりあえず「カッコはいいけど使い物にならない」という結論を出し長らくしまってあったのですが、某所で「適当にテープ貼ったら使えた」という書き込みを見かけたので早速マネして見ることにしました。


半信半疑で上記書き込みに添えられていた写真と同じようにアルミテープを3枚重ねて貼ってみました。ホントかーホントにこんだけでいいのかー?


マガジンの装着音がスチョッという音だったのがピチッという音に変わりました。確かにマガジン前方は下面の銀色の部分に爪を掛けて引っ張ってみてもほとんどズレてきません。


コッキング!


戻す!え?えっ?何の不具合も無し。


10発くらい激しくガショガショ空撃ちしてみましたがスムーズに行え、マガジンも全くさがってきません。マージでー?


マガジンキャッチをスライドさせてリリース。掴みどころが少ないのは元々ですが、問題なく抜く事ができます。


ただし微調整は必要で、テープは後面のみに貼り、横へ回らせてはいけません。アルミテープ4枚だとマガジンの抜けが悪くなりました。
ほんの0.何ミリでコレって、もしかして個体差だったりしませんか・・・多分買ってそのまま使える人も多いんだろうと思います。もし同じ症状が出ていて使えないという人はお試しあれ。


そうそう、標準マガジンもそうですがマガジンにフルロードすると銃にマガジンが刺さらなくなるので、フルロードから1発抜いてやる必要があります。ローダーでギャリギャリっとフルロードすると24発入るので1発抜くと23発。公称より1発多い!ヤッターですが、22発の方が安心。ただ1発だけを手で抜くのが結構うまくいかなくてツライ。安いマガジンなのでたくさん買うと良いのでしょう。

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