~趣味の世界~
今回はG&GのCM16をいじります。外装は大きく変わっていますがメカボックスは配線を後ろ配線に直した以外ドノーマル。
TOUT出まくりなのもイライラしますので電池を充電池からアルカリ乾電池に換えておきました。でも電池は電気屋で買うものですね。高い・・・
後ろ配線に直したためバッテリーはストックチューブ内に入ります。そのためワンタッチでバットプレートを開閉できるこのTROYタイプストックが便利です。マグプルのストックは軽いし使いやすいけどバットプレートがネジ留めされていて外すのが面倒だし、ブッシュマスタータイプみたいにストックチューブ後方が抜けているとバッテリーがこぼれてしまいます。ストック左右にセパレートバッテリーが入るものなどストックの収納スペースを利用するものだとストックチューブ内から後方での配線の伸縮に工夫が必要で、大抵は引っ掛かってストックを伸縮しにくくなったりします。
小型のリポバッテリーであってもストックチューブ内には収まりきらず後ろに少しはみ出す事が多いのですが、ストックを縮めきらないようにすれば良いだけの事なので十分に実用になります。
7.4Vリポバッテリーでサイクルは秒12ほど、初速は84~88程度がノーマル状態。
メカボックスを取り出します。M4系はメカボックスが取り出しやすいですね。
G&Gのメカボックスはネジが左面にあり、これを抜いてから右面を上にして作業をする事になります。
メカボックスを開けたところ。
ギヤや吸排気パーツを取り出します。
スイッチ類やカットオフレバーなどの小パーツも全て外します。
圧入されている軸受けをメカボックス外側から押して外し、メカボックス内やパーツに付いたグリスを一旦拭き取っておきます。
交換するパーツはまずスプリングガイド、ピストン、ピストンヘッド。この3つはZCレオパルドのもの。
SHSのベアリング軸受け。このメカボックスでは8mmのものを使用します。
そしてギヤは今回はSHSの13:1ではなく、DSG(Dual Sector Gear)を使用します。
Ver.2用とVer.3用があり、それぞれに適合したタペットプレートが付属します。ギヤはセクターギヤのみで、べベルギヤとスパーギヤは付属しません。
DSGはピストンを後退させるギヤ枚数が半分ほどになる代わりに2か所にあるため、一回の回転でピストンを2回引くので単純計算でサイクルが倍になるというもの。タペットプレートを動作させる突起も2つついており、これに対応したタペットプレートが専用に付属しています。
専用にタペットプレートはセクターギヤと接する部分が一部切り取られた形状になっている他は普通のタペットプレートと同じ形状です。
軸受けはDSGを使用する場合高負荷となるのでベアリング軸受けはあまり推奨されていないどころか禁忌と言う人もいるのですが、目指すサイクルが秒30程度であればベアリング軸受けでもサイズが大きいものであればダメというほどでもないようす。
ベアリング軸受けをメカボックスに圧入します。S&TやCYMAのもののようにスポッとは入らず、やや力を要します。その代りにポロポロとれたり軸受けごと回ったりはまずありません。
スパーギヤをコマのように回すといつまでも回り続けるほどスムーズ。私はトイガンに入る前にRCを触ってきているせいもあってどうしてもベアリング信者なのです・・・
ただこのベアリング軸受けは元の軸受けが内側に若干飛び出していたのに対し、メカボックス内側にツライチになるため代価としてメカボックス内でギヤが左右にガタガタになり、重力で下になる側ではメカボックス外側に1mmほど飛び出してしまいます。ここは多めのシム調整で対処するしかありません。
ZCレオパルドの強化ピストンフルスチールラック。14枚歯のハイサイクル対応のものです。本体もギヤも真っ黒で、ギヤも一見すると樹脂製に見えるくらいパリッとした外観をしています。
早速メカボックスで挟んでみると、引っ掛かっています・・・
ただこのピストンではSHSのものにようにレールの溝側が太いのではなく山側の処理が雑なせいで引っ掛かっているだけのように見えます。
山側谷側共に少し削っただけでスムーズにストンと落ちてきました。
ピストンヘッドもZCレオパルドですが、今回はアルミは選ばずに樹脂製のライトウェイトピストンヘッド。ヘッド本体は樹脂製ですがネジ受けは金属製であり、スラストベアリングも付属しています。ありがたい事にネジの緩み止めも付いています。
ピストンに組みつけたところ。色はちょっとダサいかもしれない。
シリンダーに対ししっかりと機密がとれています。
DSGの場合ピストンのストロークが半分になってしまうので、シリンダー穴の位置が適正であるかが少しシビアになります。まずDSGがピストンを引き始めたところ。
DSGがピストンを引ききり、解放した瞬間。シリンダー穴の前端がピストンヘッドより前になるためどうにか吸気できそうです。
ただしDSGは普通のセクターギヤよりも次の引き始めまでの時間が半分しかないのでピストンの前進速度が遅い(スプリングレートが低い)とピストンが前進している最中にDSGが当たってしまい、ギヤクラッシュになります。
参考としてこの銃のバレル長に適したシリンダーとしてライラクスのステンレスハードシリンダータイプDを買っておいたのですが・・・
このシリンダーだとDSGがピストンを引ききった位置でもピストンヘッドが吸気穴より前にあるため、吸気できません。DSGを使用する場合シリンダーは吸気穴がこれより前にあるタイプEかタイプFにする必要があるでしょう。
DSGは一回転でサイクルを2回行うためカットオフカムも卵型から雷マークのような形状になっています。
カットオフカムはカットオフレバーを押してセミオート動作をさせるためのもの。
このようにカットオフレバーを少し上に持ち上げます。ただしDSGのカットオフカムは複雑な形状なため逆回転をするとロックしてしまうため、逆転防止ラッチの破損などでサイクルが逆回転をするとカットオフカムが欠けたり、カットオフレバーを破壊する恐れがあります。
さてシム調整を、とDSGがスムーズに動くようにシムを一枚入れてみると軸がベアリング軸受けの外側に飛び出すため、ここにかかるセレクタープレートと干渉してしまいます。なのでシム調整の開始はまず左側は最小にするものですが、ベアリング軸受けの外側に軸がツライチになる位置を開始点にしてみました。
セレクタープレートを付けた状態だと飛び出した軸がメカボックス内側へ押されていてシムを何枚置けば良いか分かりません。必ずセレクタープレートを外した状態でシム調整を行う必要があります。
全てのギヤの軸が左外側にツライチになりました。
メカボックス内を覗き込むと、この状態でもまだ右内側にはかなり浮いていて、相当な量のシムを挟む必要がありそうです。
両側のシム調整を終えたところ、メカボックス両外側でツライチに近い状態になっています。大体平均して片側だけでも0.5mmを1枚と0.1~0.2mmを1枚挟むくらいにはなっています。
次は配線の引き直しを。後ろ配線に直した際に特にバッテリーのコネクターに近い所でつぎはぎにして配線の柔軟性がなくなってしまったので、これをシームレスにします。
配線は太いが柔軟性のある赤と黒のコードと、1.25sqと0.75sqのシルバーコートシリコンケーブルを買ってあります。性能でいえば全部シリコンケーブルにするのが良さそうなもののこれは針金のように柔軟性が無くて固いので、細い0.75sqのシリコンケーブルを黒線と置き換え、赤線を柔軟性のある赤コードに置き換えます。
タミヤコネクタは現在の目で見れば低性能ですが、バッテリー側が全部これなので仕方ありません。電工ペンチ?そんなものはない。
モーターコネクタは手に入れられなかったので外す配線からもいで再利用。頑固にカシメられててほどけなかったのでぶっちぎってやりましたが何とか使えるでしょう。
カシメてあってほどけなかった部分にははんだ付けしてしまいます。
熱収縮チューブを被せて出来上がり。スイッチ⇔モーターの赤配線は面倒臭かったので元のをそのまま使います・・・
バッテリーコネクター側もできました。線の太さが違うのが少しモヤモヤします。シリコンケーブルは固くてやや柔軟性に劣りますが赤コードはふにゃふにゃに柔らかいのでストックチューブなど狭い所を通す時に少し固い方が作業性が良いのです。
スイッチにはんだ付け。多めに。
配線が出来上がりました。
メカボックスにスイッチと配線を配置します。作業中にズレてうっとおしい場合はメカボックスに配線を軽く接着してしまうのも良いでしょう。
タペットプレートの動きを見てみましょう。赤矢印で示した突起がタペットプレートを動かす役割をもちます。
突起はピストンの引き始めよりわずかに前からタペットプレートを後退させ始め、ピストンを少し後退させた頃にはタペットプレートを引ききります。
タペットプレートのウイングの形状をなめるように突起は進み、タペットプレートを後退位置で維持。
タペットプレートのウイングが途切れると突起はタペットプレートをリリースし、タペットプレートは前進します。ピストンはその頃には引ききり寸前になっています。
そこからわずか後にピストンは引ききられ、セクターギヤはピストンを解放してピストンが前進します。DSGではもう次の突起がタペットプレートを引く寸前の位置にきています。
スプリングは元のままで試験します。DSGを入れる場合ピストンのストロークが半減する事、ピストンの前進速度が高い必要がある事からスプリングは強いものに換えなければなりませんが、どのくらい強くすればいいのかは下から試してみないとわかりません。スプリングガイドはZCレオパルドのステンレススプリングガイドに交換します。スラストベアリングが付いているのでこれでスプリングの前後でスプリングの回転方向の動きを相殺できます。またスラストベアリングの厚みの分スプリングスペーサーを入れてレートを高めるのと同じ効果もあります。
グリスはたっぷりと盛れという事なので多めに。アンチウェアグリスを使わず全部セラグリスなので定期的に盛り直す必要がありそうです。
メカボックスを閉じます。
メカボックスをロワレシーバーに収め、グリップを取り付けてモーターを差し込みます。モーター端子までに若干余る配線(ギリギリの長さにするとコネクタを挿すだけでウンザリするので多少長めくらいの方が楽です)をねじりつつ収めます。
バッテリーを繋いで試運転。音が何か高回転!これは期待できます。
配線がキレイになった分ストックチューブに収めやすくなりました。多少。
まずは7.4Vリポでチェック。音はスゴイんだけど、数字は大したことねぇ!
9.6Vでやっと秒24発。初速は50~60m/sほどまで低下しています。初速はともかく、秒30はいくと思ったんだけどなー・・・
@@@
こいつは他の銃に使うつもりだったんだけれど、仕方ないな・・・
マルイのハイサイクル用モーター、EG30000のロングタイプです。EG1000に対しより高回転高速タイプのモーターです。
外観は他のモーターと変わらず、ポン付け可能。撃ってみると音が明らかに代わり、キュパパパという音だったのがブロロロロ!という低い感じの音になります。
ただ計測すると初速は40~60m/sとバラつき、2発発射やセミオートのタイミングがガタガタになっていてサイクルが計測できないというつまらない結果に。まずはスプリング周りの見直しをしないといけませんね。
TOUT出まくりなのもイライラしますので電池を充電池からアルカリ乾電池に換えておきました。でも電池は電気屋で買うものですね。高い・・・
後ろ配線に直したためバッテリーはストックチューブ内に入ります。そのためワンタッチでバットプレートを開閉できるこのTROYタイプストックが便利です。マグプルのストックは軽いし使いやすいけどバットプレートがネジ留めされていて外すのが面倒だし、ブッシュマスタータイプみたいにストックチューブ後方が抜けているとバッテリーがこぼれてしまいます。ストック左右にセパレートバッテリーが入るものなどストックの収納スペースを利用するものだとストックチューブ内から後方での配線の伸縮に工夫が必要で、大抵は引っ掛かってストックを伸縮しにくくなったりします。
小型のリポバッテリーであってもストックチューブ内には収まりきらず後ろに少しはみ出す事が多いのですが、ストックを縮めきらないようにすれば良いだけの事なので十分に実用になります。
7.4Vリポバッテリーでサイクルは秒12ほど、初速は84~88程度がノーマル状態。
メカボックスを取り出します。M4系はメカボックスが取り出しやすいですね。
G&Gのメカボックスはネジが左面にあり、これを抜いてから右面を上にして作業をする事になります。
メカボックスを開けたところ。
ギヤや吸排気パーツを取り出します。
スイッチ類やカットオフレバーなどの小パーツも全て外します。
圧入されている軸受けをメカボックス外側から押して外し、メカボックス内やパーツに付いたグリスを一旦拭き取っておきます。
交換するパーツはまずスプリングガイド、ピストン、ピストンヘッド。この3つはZCレオパルドのもの。
SHSのベアリング軸受け。このメカボックスでは8mmのものを使用します。
そしてギヤは今回はSHSの13:1ではなく、DSG(Dual Sector Gear)を使用します。
Ver.2用とVer.3用があり、それぞれに適合したタペットプレートが付属します。ギヤはセクターギヤのみで、べベルギヤとスパーギヤは付属しません。
DSGはピストンを後退させるギヤ枚数が半分ほどになる代わりに2か所にあるため、一回の回転でピストンを2回引くので単純計算でサイクルが倍になるというもの。タペットプレートを動作させる突起も2つついており、これに対応したタペットプレートが専用に付属しています。
専用にタペットプレートはセクターギヤと接する部分が一部切り取られた形状になっている他は普通のタペットプレートと同じ形状です。
軸受けはDSGを使用する場合高負荷となるのでベアリング軸受けはあまり推奨されていないどころか禁忌と言う人もいるのですが、目指すサイクルが秒30程度であればベアリング軸受けでもサイズが大きいものであればダメというほどでもないようす。
ベアリング軸受けをメカボックスに圧入します。S&TやCYMAのもののようにスポッとは入らず、やや力を要します。その代りにポロポロとれたり軸受けごと回ったりはまずありません。
スパーギヤをコマのように回すといつまでも回り続けるほどスムーズ。私はトイガンに入る前にRCを触ってきているせいもあってどうしてもベアリング信者なのです・・・
ただこのベアリング軸受けは元の軸受けが内側に若干飛び出していたのに対し、メカボックス内側にツライチになるため代価としてメカボックス内でギヤが左右にガタガタになり、重力で下になる側ではメカボックス外側に1mmほど飛び出してしまいます。ここは多めのシム調整で対処するしかありません。
ZCレオパルドの強化ピストンフルスチールラック。14枚歯のハイサイクル対応のものです。本体もギヤも真っ黒で、ギヤも一見すると樹脂製に見えるくらいパリッとした外観をしています。
早速メカボックスで挟んでみると、引っ掛かっています・・・
ただこのピストンではSHSのものにようにレールの溝側が太いのではなく山側の処理が雑なせいで引っ掛かっているだけのように見えます。
山側谷側共に少し削っただけでスムーズにストンと落ちてきました。
ピストンヘッドもZCレオパルドですが、今回はアルミは選ばずに樹脂製のライトウェイトピストンヘッド。ヘッド本体は樹脂製ですがネジ受けは金属製であり、スラストベアリングも付属しています。ありがたい事にネジの緩み止めも付いています。
ピストンに組みつけたところ。色はちょっとダサいかもしれない。
シリンダーに対ししっかりと機密がとれています。
DSGの場合ピストンのストロークが半分になってしまうので、シリンダー穴の位置が適正であるかが少しシビアになります。まずDSGがピストンを引き始めたところ。
DSGがピストンを引ききり、解放した瞬間。シリンダー穴の前端がピストンヘッドより前になるためどうにか吸気できそうです。
ただしDSGは普通のセクターギヤよりも次の引き始めまでの時間が半分しかないのでピストンの前進速度が遅い(スプリングレートが低い)とピストンが前進している最中にDSGが当たってしまい、ギヤクラッシュになります。
参考としてこの銃のバレル長に適したシリンダーとしてライラクスのステンレスハードシリンダータイプDを買っておいたのですが・・・
このシリンダーだとDSGがピストンを引ききった位置でもピストンヘッドが吸気穴より前にあるため、吸気できません。DSGを使用する場合シリンダーは吸気穴がこれより前にあるタイプEかタイプFにする必要があるでしょう。
DSGは一回転でサイクルを2回行うためカットオフカムも卵型から雷マークのような形状になっています。
カットオフカムはカットオフレバーを押してセミオート動作をさせるためのもの。
このようにカットオフレバーを少し上に持ち上げます。ただしDSGのカットオフカムは複雑な形状なため逆回転をするとロックしてしまうため、逆転防止ラッチの破損などでサイクルが逆回転をするとカットオフカムが欠けたり、カットオフレバーを破壊する恐れがあります。
さてシム調整を、とDSGがスムーズに動くようにシムを一枚入れてみると軸がベアリング軸受けの外側に飛び出すため、ここにかかるセレクタープレートと干渉してしまいます。なのでシム調整の開始はまず左側は最小にするものですが、ベアリング軸受けの外側に軸がツライチになる位置を開始点にしてみました。
セレクタープレートを付けた状態だと飛び出した軸がメカボックス内側へ押されていてシムを何枚置けば良いか分かりません。必ずセレクタープレートを外した状態でシム調整を行う必要があります。
全てのギヤの軸が左外側にツライチになりました。
メカボックス内を覗き込むと、この状態でもまだ右内側にはかなり浮いていて、相当な量のシムを挟む必要がありそうです。
両側のシム調整を終えたところ、メカボックス両外側でツライチに近い状態になっています。大体平均して片側だけでも0.5mmを1枚と0.1~0.2mmを1枚挟むくらいにはなっています。
次は配線の引き直しを。後ろ配線に直した際に特にバッテリーのコネクターに近い所でつぎはぎにして配線の柔軟性がなくなってしまったので、これをシームレスにします。
配線は太いが柔軟性のある赤と黒のコードと、1.25sqと0.75sqのシルバーコートシリコンケーブルを買ってあります。性能でいえば全部シリコンケーブルにするのが良さそうなもののこれは針金のように柔軟性が無くて固いので、細い0.75sqのシリコンケーブルを黒線と置き換え、赤線を柔軟性のある赤コードに置き換えます。
タミヤコネクタは現在の目で見れば低性能ですが、バッテリー側が全部これなので仕方ありません。電工ペンチ?そんなものはない。
モーターコネクタは手に入れられなかったので外す配線からもいで再利用。頑固にカシメられててほどけなかったのでぶっちぎってやりましたが何とか使えるでしょう。
カシメてあってほどけなかった部分にははんだ付けしてしまいます。
熱収縮チューブを被せて出来上がり。スイッチ⇔モーターの赤配線は面倒臭かったので元のをそのまま使います・・・
バッテリーコネクター側もできました。線の太さが違うのが少しモヤモヤします。シリコンケーブルは固くてやや柔軟性に劣りますが赤コードはふにゃふにゃに柔らかいのでストックチューブなど狭い所を通す時に少し固い方が作業性が良いのです。
スイッチにはんだ付け。多めに。
配線が出来上がりました。
メカボックスにスイッチと配線を配置します。作業中にズレてうっとおしい場合はメカボックスに配線を軽く接着してしまうのも良いでしょう。
タペットプレートの動きを見てみましょう。赤矢印で示した突起がタペットプレートを動かす役割をもちます。
突起はピストンの引き始めよりわずかに前からタペットプレートを後退させ始め、ピストンを少し後退させた頃にはタペットプレートを引ききります。
タペットプレートのウイングの形状をなめるように突起は進み、タペットプレートを後退位置で維持。
タペットプレートのウイングが途切れると突起はタペットプレートをリリースし、タペットプレートは前進します。ピストンはその頃には引ききり寸前になっています。
そこからわずか後にピストンは引ききられ、セクターギヤはピストンを解放してピストンが前進します。DSGではもう次の突起がタペットプレートを引く寸前の位置にきています。
スプリングは元のままで試験します。DSGを入れる場合ピストンのストロークが半減する事、ピストンの前進速度が高い必要がある事からスプリングは強いものに換えなければなりませんが、どのくらい強くすればいいのかは下から試してみないとわかりません。スプリングガイドはZCレオパルドのステンレススプリングガイドに交換します。スラストベアリングが付いているのでこれでスプリングの前後でスプリングの回転方向の動きを相殺できます。またスラストベアリングの厚みの分スプリングスペーサーを入れてレートを高めるのと同じ効果もあります。
グリスはたっぷりと盛れという事なので多めに。アンチウェアグリスを使わず全部セラグリスなので定期的に盛り直す必要がありそうです。
メカボックスを閉じます。
メカボックスをロワレシーバーに収め、グリップを取り付けてモーターを差し込みます。モーター端子までに若干余る配線(ギリギリの長さにするとコネクタを挿すだけでウンザリするので多少長めくらいの方が楽です)をねじりつつ収めます。
バッテリーを繋いで試運転。音が何か高回転!これは期待できます。
配線がキレイになった分ストックチューブに収めやすくなりました。多少。
まずは7.4Vリポでチェック。音はスゴイんだけど、数字は大したことねぇ!
9.6Vでやっと秒24発。初速は50~60m/sほどまで低下しています。初速はともかく、秒30はいくと思ったんだけどなー・・・
@@@
こいつは他の銃に使うつもりだったんだけれど、仕方ないな・・・
マルイのハイサイクル用モーター、EG30000のロングタイプです。EG1000に対しより高回転高速タイプのモーターです。
外観は他のモーターと変わらず、ポン付け可能。撃ってみると音が明らかに代わり、キュパパパという音だったのがブロロロロ!という低い感じの音になります。
ただ計測すると初速は40~60m/sとバラつき、2発発射やセミオートのタイミングがガタガタになっていてサイクルが計測できないというつまらない結果に。まずはスプリング周りの見直しをしないといけませんね。