~趣味の世界~
引き続きCYMAのAK47タクティカル(CM.039C)の作業を進めてゆきます。
前編でパーツを色々置き換えつつメカボックスのトリガーまで組みあがりました。
元のフルシリンダーではハイサイクルには吸気が追いつかないので加速シリンダーに換えます。ライラクスのステンレスハードシリンダーF、対応するインナーバレル長は200~110mmとなっています。
シリンダーヘッドは元のものを流用。シリンダーの横に開いている穴は吸排気を行う穴で、そこからシリンダーヘッドまでがシリンダー容量の有効範囲となります。
シム調整が終わったギヤにグリスを盛って配置してゆきます。グリスは回転の中心付近にはセラグリス、外側に近い部分には粘度の高いアンチウェアグリスを使いました。全部セラグリスだと外側に近い歯車に盛られたグリスが回転慣性でメカボックス内に飛んでしまいます。
シリンダーとシリンダーヘッドも交換。
SHSの14枚フルスチールピストンと、どこのかわからないアルミピストンヘッド。青い。
ピストンは定番パーツなのですがピストンヘッドはネジが六角レンチを要するやつでちょっと面倒臭そうです。
六角レンチが届きません・・・
ピストンの横穴からレンチを斜めに挿して強引に回しました。横穴開いてないピストンだったらお手上げだったろう・・・
シリンダーに通してみるとスッカスカでちょっと不安。シリンダーの内径が大きいのか、ピストンヘッドのOリングの径が小さいのか・・・
組みつけます。スプリングとスプリングガイドをメカボックス内に収める時が面倒臭いです。
メカボックスを閉じてネジを締め、天面のプレートを差し込みます。
モーターに端子を接続。FET付けなかったらEG1000Sにハンダ付けしなきゃならなかったのか・・・
バッテリーを繋いで試射。
キュ!ク・・・ク・・・とピストンが後退した状態で止まってしまいました。
1発も撃ててないのでピストンにダメージはなく、ヘッドも外れたりしていません。
スプリングを縮めきった時の長さが長すぎるのかなぁ・・というわけで等ピッチのスプリングに交換してみます。ZCレオパルドのM90スプリング。
スプリングとスプリングガイドをメカボックス内に収めるのが面倒臭い・・・
キュ!ク・・・ク
解放のタイミングを早めたらいいのかなぁ・・というわけでセクターギヤを取り出してギヤの歯を削り取る「セクターカット」を行ってみましょう。削るのは定番な引き側1枚・解放側2枚。
簡単に申しますがマルイ純正の亜鉛合金のギヤみたいにニッパーでちょん切れるようなものではなく、こちらは鉄製の強化ギヤです。プラモ用の安いリューターでは全く話にならなかったのでヤスリでガシガシ削り落とします。ヤスリは折れて長さが2/3ほどになった四半世紀前から愛用している普通の平/丸ヤスリ。つらい。
2枚目、手が痛い、つらい。
3枚目。や、ヤッター!
セクターカットは1枚落とすと初速が5m/s下がるという話ですのでスプリングを強化。ZCレオパルドのM100スプリング。
スプリングとスプリングガイドをメカボックス内に収めるのが・・・ああ本当に・・
組み上げます。さあどうだ。
何で・・・
バッテリーを9.6Vに変えてやってみるとキュパン!キュパン!と動作しました。何だよ!バッテリー上がってただけかよ!
解決したのでセレクターパーツやトリガー後ろのカバーパーツを取り付けます。
メカボックスをレシーバーに収め、セレクターレバーを取り付けてグリップを取り付けます。AKのメカボックスってM4みたいにピンで3か所固定とかじゃなくてセレクターレバーの軸で右側1か所とあとはグリップ下のネジでしか固定されていないのですよね。
後ろが解決したので次は前側。チャンバー左右のネジを外してインナーバレルをフロントセクションから引き抜きます。
この銃のインナーバレルは普通のAK47と同じ455mmもありハイサイクルには向かないので短いものに換えます。
台湾のWE(ガスブローバックの長物が有名ですね。電動ガンもあります)製の真鍮インナーバレルで長さは257mm。シリンダーの対応長に対してやや長いですがこれ以上短いのが無かったんだもの・・・
チャンバーパッキンもマルイ純正のに換えておきましょう。左がマルイ純正、右が元々付いていたものです。形は右のがPDIのWホールドチャンバーパッキンに似ていますが、ここは形も大事ですが素材が一番大事。じゃなきゃマルイ純正のこの平凡な形が定番になってないって。左にある小さなパーツはマルイ純正パッキンに付いてくるホップの押しゴムですが、銃の方には以前ここを触った時に脱落させてしまったのか入っておらず、ホップが効いていない状態だったようです。(何か、イマイチ飛びが悪いとは思ってたけれど・・・)
257mmだとハンドガードの前端くらいまでしかインナーバレルが来ていない事になります。アウターが無駄に長いので外に出るまでにアウターバレル内に当たりそう。
銃を組みたてます。FETユニットは何も考えずに出すとバッテリースペースを占有するので前方のガスパイプ内へ収めてコネクターだけリヤサイト下から出した方が良いでしょう。
初速チェック。銃口から弾がジャラジャラこぼれてきます。たまに飛ぶと初速は驚きの10m/s前後。ダメだこりゃ!
絶対シリンダーとピストンヘッドがスカスカだったからだって!シリンダーを元のフルシリンダーに戻します。
40m/s程度には上がりましたが、まだ10歳以上用レベル。
元のピストンは15枚ギヤで引き側2枚目がカットされていない普通のタイプなので少々不安があります。幸いピストンヘッドは分解できるものだったのでSHSのピストンにこのピストンヘッドを取り付けました。ピストンヘッドの前側からネジが刺さり、ピストン内側の四角形のナットで留められていました。規格にそった形状のようでピッタリ取りつきます。
試射・・・と思ったらスイッチの配線が1本もげていました。もげた状態でも普通にセミオートで撃てるんだけど、何ででしょう??とりあえずもう一度バラしてハンダ付けし直しました。
@@@
劣化していなければいじる前に最後に計測した時は8.4Vで初速90m/s・サイクルは秒13発程度でした。結果初速は80ちょっとに下がり、サイクルは7.4V1200mAhのリポバッテリーで秒18弱。まだまだいじる余地がありこれで終わる気はありませんが、無駄なお買い物は無かった事にできません。センス無いのかなぁ俺・・・
前編でパーツを色々置き換えつつメカボックスのトリガーまで組みあがりました。
元のフルシリンダーではハイサイクルには吸気が追いつかないので加速シリンダーに換えます。ライラクスのステンレスハードシリンダーF、対応するインナーバレル長は200~110mmとなっています。
シリンダーヘッドは元のものを流用。シリンダーの横に開いている穴は吸排気を行う穴で、そこからシリンダーヘッドまでがシリンダー容量の有効範囲となります。
シム調整が終わったギヤにグリスを盛って配置してゆきます。グリスは回転の中心付近にはセラグリス、外側に近い部分には粘度の高いアンチウェアグリスを使いました。全部セラグリスだと外側に近い歯車に盛られたグリスが回転慣性でメカボックス内に飛んでしまいます。
シリンダーとシリンダーヘッドも交換。
SHSの14枚フルスチールピストンと、どこのかわからないアルミピストンヘッド。青い。
ピストンは定番パーツなのですがピストンヘッドはネジが六角レンチを要するやつでちょっと面倒臭そうです。
六角レンチが届きません・・・
ピストンの横穴からレンチを斜めに挿して強引に回しました。横穴開いてないピストンだったらお手上げだったろう・・・
シリンダーに通してみるとスッカスカでちょっと不安。シリンダーの内径が大きいのか、ピストンヘッドのOリングの径が小さいのか・・・
組みつけます。スプリングとスプリングガイドをメカボックス内に収める時が面倒臭いです。
メカボックスを閉じてネジを締め、天面のプレートを差し込みます。
モーターに端子を接続。FET付けなかったらEG1000Sにハンダ付けしなきゃならなかったのか・・・
バッテリーを繋いで試射。
キュ!ク・・・ク・・・とピストンが後退した状態で止まってしまいました。
1発も撃ててないのでピストンにダメージはなく、ヘッドも外れたりしていません。
スプリングを縮めきった時の長さが長すぎるのかなぁ・・というわけで等ピッチのスプリングに交換してみます。ZCレオパルドのM90スプリング。
スプリングとスプリングガイドをメカボックス内に収めるのが面倒臭い・・・
キュ!ク・・・ク
解放のタイミングを早めたらいいのかなぁ・・というわけでセクターギヤを取り出してギヤの歯を削り取る「セクターカット」を行ってみましょう。削るのは定番な引き側1枚・解放側2枚。
簡単に申しますがマルイ純正の亜鉛合金のギヤみたいにニッパーでちょん切れるようなものではなく、こちらは鉄製の強化ギヤです。プラモ用の安いリューターでは全く話にならなかったのでヤスリでガシガシ削り落とします。ヤスリは折れて長さが2/3ほどになった四半世紀前から愛用している普通の平/丸ヤスリ。つらい。
2枚目、手が痛い、つらい。
3枚目。や、ヤッター!
セクターカットは1枚落とすと初速が5m/s下がるという話ですのでスプリングを強化。ZCレオパルドのM100スプリング。
スプリングとスプリングガイドをメカボックス内に収めるのが・・・ああ本当に・・
組み上げます。さあどうだ。
何で・・・
バッテリーを9.6Vに変えてやってみるとキュパン!キュパン!と動作しました。何だよ!バッテリー上がってただけかよ!
解決したのでセレクターパーツやトリガー後ろのカバーパーツを取り付けます。
メカボックスをレシーバーに収め、セレクターレバーを取り付けてグリップを取り付けます。AKのメカボックスってM4みたいにピンで3か所固定とかじゃなくてセレクターレバーの軸で右側1か所とあとはグリップ下のネジでしか固定されていないのですよね。
後ろが解決したので次は前側。チャンバー左右のネジを外してインナーバレルをフロントセクションから引き抜きます。
この銃のインナーバレルは普通のAK47と同じ455mmもありハイサイクルには向かないので短いものに換えます。
台湾のWE(ガスブローバックの長物が有名ですね。電動ガンもあります)製の真鍮インナーバレルで長さは257mm。シリンダーの対応長に対してやや長いですがこれ以上短いのが無かったんだもの・・・
チャンバーパッキンもマルイ純正のに換えておきましょう。左がマルイ純正、右が元々付いていたものです。形は右のがPDIのWホールドチャンバーパッキンに似ていますが、ここは形も大事ですが素材が一番大事。じゃなきゃマルイ純正のこの平凡な形が定番になってないって。左にある小さなパーツはマルイ純正パッキンに付いてくるホップの押しゴムですが、銃の方には以前ここを触った時に脱落させてしまったのか入っておらず、ホップが効いていない状態だったようです。(何か、イマイチ飛びが悪いとは思ってたけれど・・・)
257mmだとハンドガードの前端くらいまでしかインナーバレルが来ていない事になります。アウターが無駄に長いので外に出るまでにアウターバレル内に当たりそう。
銃を組みたてます。FETユニットは何も考えずに出すとバッテリースペースを占有するので前方のガスパイプ内へ収めてコネクターだけリヤサイト下から出した方が良いでしょう。
初速チェック。銃口から弾がジャラジャラこぼれてきます。たまに飛ぶと初速は驚きの10m/s前後。ダメだこりゃ!
絶対シリンダーとピストンヘッドがスカスカだったからだって!シリンダーを元のフルシリンダーに戻します。
40m/s程度には上がりましたが、まだ10歳以上用レベル。
元のピストンは15枚ギヤで引き側2枚目がカットされていない普通のタイプなので少々不安があります。幸いピストンヘッドは分解できるものだったのでSHSのピストンにこのピストンヘッドを取り付けました。ピストンヘッドの前側からネジが刺さり、ピストン内側の四角形のナットで留められていました。規格にそった形状のようでピッタリ取りつきます。
試射・・・と思ったらスイッチの配線が1本もげていました。もげた状態でも普通にセミオートで撃てるんだけど、何ででしょう??とりあえずもう一度バラしてハンダ付けし直しました。
@@@
劣化していなければいじる前に最後に計測した時は8.4Vで初速90m/s・サイクルは秒13発程度でした。結果初速は80ちょっとに下がり、サイクルは7.4V1200mAhのリポバッテリーで秒18弱。まだまだいじる余地がありこれで終わる気はありませんが、無駄なお買い物は無かった事にできません。センス無いのかなぁ俺・・・