~趣味の世界~
東京マルイのワルサーP99DAOです。

東京マルイP99
電動ブローバックでセミ/フル切り替え付きのものはG18CやMAC11など元々マシンピストルのものもありますが、PC356やこのP99のように元々は普通のセミオートハンドガンだったものがマシンピストルにされていたりします。

東京マルイP99
このP99はその中にあってはとりわけ見所の無い地味な銃です。見所・・・他のラインナップに較べて実銃が最新鋭って事くらい?

東京マルイP99
マガジンはこのシリーズではお馴染みの曲がった割り箸マガジン。ただし他のものと違い半透明ではなく、不透明な黒いマガジンです。マガジンの底部分が小さく、またグリップ側にも切り欠きなどが無いのでマガジンは抜きにくいです。

東京マルイP99
グリップ下面後半は単四電池のスペース。ただこの写真だとニッケル水素充電池が入っていますが、初期のM92FやこのP99では電池ボックスの奥側にあるコイルスプリング状の端子が充電池のプラス端子の出っ張りの周りにある絶縁体に接するよう、いやらしい形状をしているのでそのままでは充電池が使えません。メーカー保証を受けられなくなりますが、充電池を使いたい人はスプリングをラジオペンチなどで楕円形に潰すと使えるようになります。くどいようですが、充電池を使えるように加工をした場合東京マルイで修理を断られる可能性がありますので充電池を使う人は壊れたら捨てる覚悟で。・・・まぁ壊れやしませんけどね。
この個体はちょっと冒険心から充電池8本を使い9.6Vで動作させた事がありますが、フルオートは電圧の割りに感動が無く(8.4V動作のスタンダード電動ガン程度のサイクル)セミオートはタイミングがズレまくりで使い物になりませんでした。一応報告までに。

東京マルイP99
地味なP99ですがもちろん美点もあり、それがこのグリップ。手になめらかに馴染み、とても握り心地が良いです。ここだけはイマイチ握り心地の悪いG18Cよりも好印象。

東京マルイP99
グリップ下方後ろ寄りにあるピンを抜くとグリップ後面がはずれます。ここを交換することで更にグリップを手にあわせることができるのですが、こんなところのパーツはオプションとして用意されていませんし、実銃用や他メーカーのトイガン用が使えるかどうかはわかりません。

東京マルイP99
トリガー付け根前方に小さなスイッチがあり、ここがセミ/フル切り替えのセレクターになっています。すぐ上のフレーム側面の刻印もSEMI⇔FULLと表示されています。

東京マルイP99
銃口は大きく開いていてライフリング表現もありますが、すぐ奥に段があって一旦狭くなり、その更にすぐ奥にアルミ製インナーバレルがのぞきます。フレームにはレイルがあり、試していませんがおそらくはハンドガン用のレイルアクセサリーが取り付けられるかと思います。

東京マルイP99
スライドは一杯に引いてもこんな感じ。G18Cの方がストロークは長いです。このシリーズ、一挺くらいすんげぇドカーンと後退するのがあったら・・・とか妄想します。

実射性能はシュポコシュポコという音と共に10禁パワーのBB弾が発射される様は他の電動ブローバックと同様ですが、やや音によって個性を感じるところもありこのP99は少しこもった感じの音。

東京マルイP99
スライドは一杯に引っ張って下から拡げるようにこじってやると簡単にはずせます。この状態でも射撃可能。ただ別にスライドの重さで減速してたりは無いようで、外してもサイクルや音が変わったりはしません。

東京マルイP99とキャロムショットステンレスシルバースーパーハードタフ
スライドが簡単に外せるのでついやりたくなるのが塗装。キャロムのステンレスシルバースーパーハードタフで塗装しました。元々は黒いつや消しのスライドです。

チタニウムシルバーCZ75とステンレスシルバースーパーハードタフP99
左のCZ75がキャロムのチタニウムシルバー、右のP99がキャロムのステンレスシルバースーパーハードタフ。チタニウムシルバーはつや消しで銀色の粒子が非常に細かく地味で落ち着いた風合いですが、ステンレス以下略は粒子が大きめでキラキラした半光沢の表面で少し派手好きな人向け。
塗装手順はチタニウムシルバーのように普通の缶スプレー塗装手順とは少し違い、説明書きによると対象から7~8cmの距離で0.5秒以内のすばやい動きで通過するように吹きかけるとあります。乾燥が遅めで一気に色をつけようとするとタレたり塗料溜まりができやすく、若干の辛抱強さを要求されます。1分くらいで一時乾燥させまた同様に吹きかけて4~5回で完成させるつもりで、とあります。塗装したのが冬場だったのもありますが塗装後は1時間は表面がヌラヌラしているので絶対に触ってはいけません。48時間(冬場は倍)乾燥させてから組み上げる、とありますが擦動部は内側だけだしブローバックさせなければ・・・と半日置いた程度で組んでしまいましたが、幸い指紋つけちゃったりはありませんでした。完全乾燥後はチタニウムシルバー同様塗膜は非常に強靭になりますが、こちらの方が塗膜が厚いのでエッジがややダルくなる感じがします。

東京マルイP99とG18C
ついG18Cと較べてしまいましたがこの銃が好きな人もいるでしょうし、P99も魅力では決して劣ってはいません。機能的には似たようなものなのでどちらかを選ぶとしたら、最終的判断は「好み」になるでしょう。つまりはG18C同様に薦められるという事でもあります。

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