~趣味の世界~
トイスターのトカレフです。

トイスタートカレフ
トカレフTT1933は旧ソビエト連邦軍の制式拳銃で、M1911A1を参考に作られた大型拳銃です。極寒の地ロシアでの使用を考えトラブルの元を排除すべく極力シンプルに作られており、マニュアルセーフティまで省かれています。モーゼルミリタリーに使用されていた7.62mmモーゼル弾のコピーとみられる7.62mmトカレフ弾を使用、小口径ながら薬莢はボトルネック型をしており炸薬量が多く、小口径高速弾らしく貫通力も共に高い弾を使用しています。日本ではメディアにより犯罪現場で多用された中国製の54式拳銃(TT1933のコピー)をもって一緒くたに「トカレフ」と呼称されたために悪印象を被ってしまっています。

トイスタートカレフ
とまあ前口上もそこそこに開封。ダンボール製の箱は小柄で発泡スチロールも無いシンプルな梱包。本体保護は袋入りによってなされています。

トイスタートカレフ
内容一式。箱に説明書きがされていますがハングル語でチンプンカンプンなので日本語の説明書が同梱されていました。BB弾は0.2gくらい?

トイスタートカレフ
このトイスタートカレフは4月にチラホラと日本のショップにも並び始めた新しい品のようです。パーカーと黒の2種類があり、これはパーカーの方。ダークグレーです。

トイスタートカレフ
トカレフのトイガンはかつてハドソンからモデルガンが出ていた程度で、現物は見たことが無かったのですが、第一印象は思ったより小さく、特にグリップの短さが目に付きました。握ってみてもグリップが短く、そういえばユーゴスラビア版トカレフのツァスタバM57は装弾数が1発多い分グリップが伸ばされていた気がします。

トイスタートカレフ
マガジンはフルサイズですが軽くてちょっと安っぽく感じます。構造はLS準拠で中の空洞がBB弾のリザーバーになっており、前面のフォロワーが通る部分と通じています。マガジンリップから弾を詰めていくと一番下でリザーバースペースへ逃げてしまうのも同じ。マガジンの底板は下のポッチを押してずらしますが、マガジンスプリングにテンションが掛かっている(フォロワーの通っている側に一杯にBB弾が詰まっている)とポッチが押し込めないので注意、という点もトイスターのトイガンのマガジン全部に共通するのでしょうか。

トイスタートカレフ
ハンマーは金属製で起こす事ができます。やはりハンマーに重量があると感触がかなり違います。

トイスタートカレフ
銃口側は金属のフェイスがあり強度十分ですが仕上げがあまり綺麗じゃないのが残念。アウターバレルはプラ製ですが、ライフリング表現があります。

トイスタートカレフ
スライドストップはプラ製ですが、マガジンキャッチやトリガーは金属製。スライドストップの下に小さなダイヤルがあり、これがセーフティとして機能、トリガーをロックします。操作性は悪く、仕方なく付いてる感じ。

トイスタートカレフ
スライドを一杯に引くと空のマガジンが刺さっている状態ならばスライドストップがかかります。ただリリースは固く、リコイルスプリングが不必要に強いように思えます。スライドの引きも重いですが、銃口下の部分に人差し指を掛けて引くとコッキングしやすいです。

トイスタートカレフ
スライドを引くとエジェクションポートも開きます。透明プラスチック製のノズルが見えます。トイスターはシリンダーが透明プラスチックなのが個性?

トイスタートカレフ
分解はまず右側面にあるバネ金属のパーツをずらし、スライドストップの軸をフリーにします。ていうか後ろ側のピン浅く刺さってるだけで、射撃の衝撃で取れないか心配。

トイスタートカレフ
スライドストップの軸を・・・ってアレレ?こうなってんのかよ!

トイスタートカレフ
スライドストップの軸(だと思ってたただのピン)を抜くと、スライド一式が前へはずれます。フレーム側は透明プラスチックが多用されていて、これがトイスターの個性だと理解しました。強度的にはわかりませんが、個性は大事です。

トイスタートカレフ
ただこれ以上の分解はちょっとよくわかりませんでした。多分バレルを前へ引っ張りながらシリンダーを外せば全部はずれるんだと思います。リコイルスプリングはバネレートが不必要に高いので適当に合うバネに置き換えてもいいかも。

マルイM1911A1とトイスタートカレフ
マルイのエアコキM1911A1ミリタリーと。トカレフの方が少し小さめです。

実射性能は普通です。本当に普通。神経質に細かく他と比較しなければ普通に使え普通のエアコキハンドガンとして遊ぶ事ができるでしょう。
トイスターのものはまだ2つしか見てないので全部がそうかはわかりませんが、どうもスプリングのノイズが出がちでこのトカレフもトリガーを引くとギョリギョリとスプリングが鳴くのがちょっと気になります。

最近にわかに発生しつつあるトイスターブーム。日本のメーカーが放棄してしまった初心者の地盤固めとしても今後に期待したい。
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