~趣味の世界~
東京マルイのエアコキハンドガン、P7M13(10歳以上用HOP付き)です。
このP7M13も18歳以上用HOPなし版を昔持っていました。買ってすぐMr.カラーの104ガンクロームで塗装した上にクリヤーコートまで掛けたのですが、銃自体あまり使いやすくないのであまり触らず、存在が空気化してしまい結局まとめて手放した中に含まれて出て行ったのでした―――
箱下側。P7はH&Kがまだハンドガンでは微妙なものばかり連発させていた頃の銃で、特にグリップ前面にグリップセーフティを兼ねたスクイーズコッカーを備え、これを握る事でストライカー(ハンマーに相当する、撃針を打撃するパーツ)をコッキングするという凝った機構を持っていました。また、ロッキングシステムも発射ガスの一部をフレームに固定された銃身の下にあるピストンへ送り、ピストンが前進位置で後退しようとするスライドを押さえつけて弾丸が銃口から出て発射ガスの圧縮が抜けるとピストンの圧力も抜けてスライドが後退を開始する、というここも凝ったメカニズムを持っていました。一方で前者はグリップの握り心地が悪く、後者はトリガー周辺が加熱するという欠点があり、販売的にも失敗に終わりました。この次のUSPでは比較的コンベンショナルなメカニズムになったもののこちらは成功し、VP70から続く変態銃の流れから脱する事となります。バリエーションとしては開発名であるPSP、量産タイプ初期型のP7、改良型で8発入り単列マガジンのP7M8、13発入り複列マガジンのP7M13、10mm口径仕様(10mmAUTO弾ではなく.40S&W?)のP7M10、小型弾薬を用いロッキングシステムを省略したP7K3などがあります。
発泡スチロールに赤いキャップを銃口に差し込まれた銃本体、マガジン、0.12gBB弾が収められています。
説明書。
P7M13の外見上の個性ともいえる大きなグリップと、コンパクトなスライドによる一見アンバランスなスタイル。実際グリップはかなり太めで、ソーコムMk23に匹敵するサイズ。スクイーズコッカーが握っている中指と薬指を押し開こうとする力をかけるので余計太く感じるようになっています。マガジンキャッチは左右アンビタイプで、Mk23やUSPと操作性は同じ。握った手の中指の皮を挟んだりはしませんが、握った右手の親指が届かない位置にあるのは同じ。スクイーズコッカーは機能としてはグリップセーフティ以外の機能は無いので、ここがうっとおしいと感じる人はグリップパネルを外せばアクセスできるのでスクイーズコッカーの裏にあるスプリングを外して握った状態で固定してしまっても良いでしょう。
マルイエアコキハンドガン第2世代であり、マガジンはフルサイズ。
スライドを引いてコッキングすると、スライド後面にあるコッキングインジケーターが突き出ます。ここは機構状本来はスクイーズコッカーを握った時点で出てきますが、コッキングされているか?を知るためのものなのでエアコキ銃である本銃の場合にはこの動作で正しい事になります。フレーム左側面の後端にある丸いスイッチは本来はテイクダウンボタンですが、この銃ではマニュアルセーフティとして機能し、前方へスライドさせるとセーフティONとなりトリガーをロックします。ただ、このスイッチは新品状態だとメッチャクチャ固いので当たりがつくまで何度も固いものでON/OFFを繰り返しておいた方が良いです。グローブ装着だと実質操作不可であり、素手でもグリップを握ってない方の手指の爪などで操作するしかありませんが、無理をすると爪を割るほど固いので注意。昔は発火モデルガンに使う7mmキャップの撃ちガラを小さなネジで留めて、グリップを握った右手の親指で容易に操作できるようにしていました。
昔の写真を発掘してきました。摘発写真みたいで背景が畳なのが笑いを誘います。ヘタクソに撮ったフィルム写真で不鮮明な上、肝心の左側面の写真がこれだけというのにムカつきますが、上から4段目、一番右のブツが昔持ってたP7M13。セーフティの位置に緑色の物体(マルシンの7mmキャップ)があるのが確認できます。スクイーズコッカーも握った状態で固定されていますね。この写真、現存しているM92FSやオートマグⅢが居るのに昨日持っていたと書いたダブルイーグルや、残骸だけ残ってる4インチパイソンなどが無い時期のもので、ちょっと寂しい。94年頃の写真です。
重量は272g。
マガジン単体は70g。
初速は30mps前後と、10歳以上用としては標準的。やはりホップは0.2gに合わせてあり、付属の0.12g弾だと上へすっ飛んでゆきます。コッキングはフリクションがあるのかあまり軽い感じではなく、コック感もガリゴリしています。塗装をするとニチャニチャした引き心地になった記憶。トリガーはジュラコン系のエンジニアリングプラスチックででグニャグニャニチニチとしており、塗装をしても食いつかずバリバリ剥がれます。集弾性は良く、実銃同様バレルが固定なのが効いているのかも。実銃P7は一方では不評ですがまた一方ではグリップが太い事の利点としてリコイルがマイルドで、バレルがフレームに固定されているため狙ったところによく当たる、と高評価されている部分もあるようです。
マルイエアコキクーガーGと。大きく感じる部分がそれぞれ違うので近いサイズながらかなり印象が異なります。
スライド側面はヘアライン風の処理がされています。かなり独特な操作感の銃なので好みが分かれますが、その分個性は十分で存在感があります。P7のトイガンはこれ以外ではMGCのガスブローバックP7M13がありました。あちらは前時代的なアフターシュートのブローバック機構ですがグリップの大きさと釣り合いを取るようなコンペンセイター付きなどがありました。しかし、それも今は亡き。
人と違うものが欲しい人に。
このP7M13も18歳以上用HOPなし版を昔持っていました。買ってすぐMr.カラーの104ガンクロームで塗装した上にクリヤーコートまで掛けたのですが、銃自体あまり使いやすくないのであまり触らず、存在が空気化してしまい結局まとめて手放した中に含まれて出て行ったのでした―――
箱下側。P7はH&Kがまだハンドガンでは微妙なものばかり連発させていた頃の銃で、特にグリップ前面にグリップセーフティを兼ねたスクイーズコッカーを備え、これを握る事でストライカー(ハンマーに相当する、撃針を打撃するパーツ)をコッキングするという凝った機構を持っていました。また、ロッキングシステムも発射ガスの一部をフレームに固定された銃身の下にあるピストンへ送り、ピストンが前進位置で後退しようとするスライドを押さえつけて弾丸が銃口から出て発射ガスの圧縮が抜けるとピストンの圧力も抜けてスライドが後退を開始する、というここも凝ったメカニズムを持っていました。一方で前者はグリップの握り心地が悪く、後者はトリガー周辺が加熱するという欠点があり、販売的にも失敗に終わりました。この次のUSPでは比較的コンベンショナルなメカニズムになったもののこちらは成功し、VP70から続く変態銃の流れから脱する事となります。バリエーションとしては開発名であるPSP、量産タイプ初期型のP7、改良型で8発入り単列マガジンのP7M8、13発入り複列マガジンのP7M13、10mm口径仕様(10mmAUTO弾ではなく.40S&W?)のP7M10、小型弾薬を用いロッキングシステムを省略したP7K3などがあります。
発泡スチロールに赤いキャップを銃口に差し込まれた銃本体、マガジン、0.12gBB弾が収められています。
説明書。
P7M13の外見上の個性ともいえる大きなグリップと、コンパクトなスライドによる一見アンバランスなスタイル。実際グリップはかなり太めで、ソーコムMk23に匹敵するサイズ。スクイーズコッカーが握っている中指と薬指を押し開こうとする力をかけるので余計太く感じるようになっています。マガジンキャッチは左右アンビタイプで、Mk23やUSPと操作性は同じ。握った手の中指の皮を挟んだりはしませんが、握った右手の親指が届かない位置にあるのは同じ。スクイーズコッカーは機能としてはグリップセーフティ以外の機能は無いので、ここがうっとおしいと感じる人はグリップパネルを外せばアクセスできるのでスクイーズコッカーの裏にあるスプリングを外して握った状態で固定してしまっても良いでしょう。
マルイエアコキハンドガン第2世代であり、マガジンはフルサイズ。
スライドを引いてコッキングすると、スライド後面にあるコッキングインジケーターが突き出ます。ここは機構状本来はスクイーズコッカーを握った時点で出てきますが、コッキングされているか?を知るためのものなのでエアコキ銃である本銃の場合にはこの動作で正しい事になります。フレーム左側面の後端にある丸いスイッチは本来はテイクダウンボタンですが、この銃ではマニュアルセーフティとして機能し、前方へスライドさせるとセーフティONとなりトリガーをロックします。ただ、このスイッチは新品状態だとメッチャクチャ固いので当たりがつくまで何度も固いものでON/OFFを繰り返しておいた方が良いです。グローブ装着だと実質操作不可であり、素手でもグリップを握ってない方の手指の爪などで操作するしかありませんが、無理をすると爪を割るほど固いので注意。昔は発火モデルガンに使う7mmキャップの撃ちガラを小さなネジで留めて、グリップを握った右手の親指で容易に操作できるようにしていました。
昔の写真を発掘してきました。摘発写真みたいで背景が畳なのが笑いを誘います。ヘタクソに撮ったフィルム写真で不鮮明な上、肝心の左側面の写真がこれだけというのにムカつきますが、上から4段目、一番右のブツが昔持ってたP7M13。セーフティの位置に緑色の物体(マルシンの7mmキャップ)があるのが確認できます。スクイーズコッカーも握った状態で固定されていますね。この写真、現存しているM92FSやオートマグⅢが居るのに昨日持っていたと書いたダブルイーグルや、残骸だけ残ってる4インチパイソンなどが無い時期のもので、ちょっと寂しい。94年頃の写真です。
重量は272g。
マガジン単体は70g。
初速は30mps前後と、10歳以上用としては標準的。やはりホップは0.2gに合わせてあり、付属の0.12g弾だと上へすっ飛んでゆきます。コッキングはフリクションがあるのかあまり軽い感じではなく、コック感もガリゴリしています。塗装をするとニチャニチャした引き心地になった記憶。トリガーはジュラコン系のエンジニアリングプラスチックででグニャグニャニチニチとしており、塗装をしても食いつかずバリバリ剥がれます。集弾性は良く、実銃同様バレルが固定なのが効いているのかも。実銃P7は一方では不評ですがまた一方ではグリップが太い事の利点としてリコイルがマイルドで、バレルがフレームに固定されているため狙ったところによく当たる、と高評価されている部分もあるようです。
マルイエアコキクーガーGと。大きく感じる部分がそれぞれ違うので近いサイズながらかなり印象が異なります。
スライド側面はヘアライン風の処理がされています。かなり独特な操作感の銃なので好みが分かれますが、その分個性は十分で存在感があります。P7のトイガンはこれ以外ではMGCのガスブローバックP7M13がありました。あちらは前時代的なアフターシュートのブローバック機構ですがグリップの大きさと釣り合いを取るようなコンペンセイター付きなどがありました。しかし、それも今は亡き。
人と違うものが欲しい人に。