~趣味の世界~
ふと思いつきで電動ガン用のリポバッテリー一式そろえてみました。

リポバッテリーとはLi-po(リチウムポリマー)タイプのバッテリーです。
携帯電話などのバッテリーで知られるリチウムイオンバッテリーの電解質が液体であるのに対し、重合体(ポリマー)に電解質を浸して半固体にしたもので、小型化かつ液漏れなどの安全性も改良されたものです。ニッカドやニッケル水素のバッテリーに対し高出力・軽量・小型ですが改善されたとはいえまだ前者に較べると死に際に膨張・破裂・発火する等の危険性があり、高性能とはいえ「怖い」という理由から二の足を踏んでいる人も多いかと思います。
バッテリーの収納場所が限られている電動ガンにおいては特に外装チューンをしていくとぶつかりやすい障害が重くてでかいニッ水バッテリの収納。これをリポバッテリーの導入によりある程度改善をみる事ができるハズです。


ショップの通販だとイマイチ必要なものが中途半端にしか揃わなかったのでAmazonで。


バトンの7.4V1200mAhセパレートバッテリー。長さはありますが薄型で二分割されているのでアウターバレルとハンドガードの間のスキマに収めるのに適した形状。


ET-1イエローライン7.4V800mAhリポバッテリー。やや小容量ですがコンパクト電動ガン用のマイクロバッテリーEXと同程度の長さ・2/3程度の幅しかなく、非常に軽量です。


イーグル模型リポセーフティバッグ。発火の危険のあるリポバッテリーの保管のための、難燃製のバッグ。今回のものはバッテリーを2つ収納できるタイプ。


G&Pリポバッテリーチェッカー。リポバッテリーは満タンから空まで使い切る使い方では寿命が著しく低下しまた危険なのである程度の範囲内で管理しながらの使用となります。そのある程度の範囲を知るための電圧チェックを容易に行えるようにするアイテム。


オプションNo.1リポオートカット。銃の端子とバッテリーの間に接続する事で銃の使用中にバッテリーの残量が危険域まで減る前に告知したり接続カットをして保護するためのもの。多少場所をとるので余裕があったら装備しておきたいアイテム。ただ、お座敷シューターにはあまり必要なものではないかも。


開封。


バッテリーチェッカーは基盤と端子が剥き出しなものが多いですがこの製品はUSBメモリのようにケーシングされており、端子にフタも付いています。


リポバッテリーから生えているバランス端子(小さい方のコネクタ)をチェッカーの側に小さく書かれている-123456の-の側に詰めて接続すると表示が光ります。点滅しながらMax→(合計電圧)→No.1→(1セル側の電圧)→No.2→(2セル側の電圧)→Max・・・という順に表示されてゆきます。


ニッケル水素バッテリーなどでは合計電圧だけ見ていれば良いのですが、リポバッテリーの場合はセル単位で管理する必要があります。ニッカドやニッケル水素は1セルが1.2Vで、8.4Vなら7セルがひとまとめにされています。リポバッテリーでは1セルが約3.7Vで2セルタイプのリポバッテリーなら合計7.4V。更に高出力なものは3セル11.1Vのものがあり、バランス端子が横に大きくなってゆきます。このチェッカーでは6セルのものまで計測できるようになっています。


ニッケル水素バッテリーでも同様ですが、8.4Vといっても実際には満充電で10V近くまで出ていて使っていくと段々8.4V前後まで下がってゆき空になる直前で8V以下に急降下します。リポバッテリーの場合では安全に使用できる推奨範囲が大体3.8~4.2Vで、大幅に超えるのが危険なのはもちろん、大幅に下がっても危険となります。


今回のものは買ってきたばかりで充電していないので低めですが、店頭や倉庫で長期保管されるため低すぎない程度に残量がある状態にされています。ニッケル水素のように放っておいても自己放電でどんどん減ったりはしませんが、さすがに何年も放置すると減ってしまうので注意が必要。


オートカットはバッテリーと接続すると一旦赤く光ってから緑に常点灯します。説明書が無いので減ったらどうなるのかわかりません・・・


重量の比較。マルイ純正のニッケル水素ミニSバッテリーは167g、AKバッテリーは161g。


バトンのセパレートバッテリーは75g。半分以下の重量。


ET1のものは42gしかありません。



ET1のものに付属の説明書。


早速銃に接続してみましょう。まずはUMAREXのG36CVですが、セパレートバッテリーはちょっと長さと配線の取り回しが上手くいかず収まりませんでした。バレルに這わせつつ上手くハンドガードを閉めるタイプの収納だとセパレートは上手くいかない傾向にあります。RASのスキマに差し込むとか、そんな収納の方に向いている印象。


小さい方は余裕ですが、オートカットを装備するとこれもちょっと取り回しに苦労します。


どうにか収まりましたが、G36系はちょっとバッテリーの収納が面倒臭い印象。リポバッテリーの場合特に外装を傷つけるのはご法度なので無理やり収めたりするのは危険です。


後ろ配線にしてVストック内に収める方がスムーズかもしれません。


セパレートは長さ方向がちょっと窮屈。上下方向は余裕たっぷり。


G&G CM16にマグプルMOEハンドガードを装着したものの場合。セパレートはやや窮屈なもののオートカットごと収める事ができました。


ただオートカットのランプがスキマから見えるので、ナイトゲームとか暗いシチュエーションだと目立っちゃうかも。


小さい方は余裕で入ります。


CYMAのAK47タクティカル(CM.039C)の場合。トップカバー内に収めますがAKバッテリーと同程度の太さなので十分収める事ができます。


チャージハンドルを引くとランプの光が覗くので確認もできそう。


セパレートはオートカットを外して束ねればどうにか収まりそう。


トップカバーを閉める時に束ねたのがズレたりしてちょっとやりにくいのですが、ちゃんと収まりました。


マルイ次世代AKS74U。ハンドガード上側の内部に収納しますが、小さい方ならミニSバッテリーよりもすんなり入るレベル。


メーカーはリポ使用を推奨しておらず、方々でも「次世代にリポを使うと壊れる」と言われていますが、小さい低容量のものならそれほど神経質にならなくても大丈夫かと思います。ただし壊れたらメーカーに送るタイプの人はやめておいた方が良いでしょう。


マルイスタンダードM4に16インチアウターとマグプルMOEハンドガードライフルレングスを装着したものの場合。これだけ前後にスペースがあるとあまり苦労しません。ただスペースは細長いので多少考慮する余地はあり、またハンドガード下側を閉める時にポロリしやすいのでちょっと面倒臭いかも。


オートカットのランプは下方向に漏れます。


ハンドガード内にあまりにも重量感が無いので計ってみるもアレ?それほど軽くもないや・・・


S&Tタボールの場合。セパレートは長すぎてダメでした。


小さい方は非常にきれいに収まります。オートカット装備でも収まりそう。


S&Tタボールのコピー元であるARESのタボールはバッテリーの収納場所がハンドガード内ではなくストック内だと聞いたのですが、確かにメカボックスの上側に細長いスペースがありました。


こちら側だとセパレートもおさまりますが、チャージハンドルと連動しているボルトカバーが真下でバッテリーと擦れ合うのでバッテリーを入れている時はあまりチャージハンドルを操作しないようにする必要があります。またこのタボールは樹脂メカボが入っている初期型なのでブローバック機能のある最近の物は無理かもしれません。


空撃ちとはいえそれぞれ100発分くらい動作させましたが0.2~0.3ほど減ったかしら。説明書にもありますが本来は買ってきたら動作させる前にまず充電から始めなければなりません。



というわけで取り出したるは充電器。ABCホビーのLife-Po4というちょっと古い機種です。最近のものではモニター表示があるものでももっと安く買えると思います。リポバッテリーしか使わない人はリポ専用の充電器がおすすめ。リポバッテリーの事故はマルチタイプの充電器を使いニッケル水素の充電モードでリポの充電をした、とかいう場合に多いのだとか。


本体左側面にあるバランス端子。2セル~6セルのものまで対応しています。


2セルのバッテリーならばバッテリーから生えているバランス端子を左下の端子に差し込みます。


バランス端子を繋いだだけでは充電スタートさせてもエラーが出て停止するので、リポ充電の設定をします。充電モードをLi-po バランスチャージにし、電流値を800mAhのバッテリーなので0.8Aにします。1C充電といって1200mAhなら1.2Aにし、0.5C充電(800mAhのバッテリーなら0.4A)は時間はかかるが安全に、2C(800mAhなら1.6A)以上はリスクはあるが高速で充電するのですが、リスクと速度の兼ね合いで一番丁度良いのが1C充電です。
最後にバッテリー電圧を7.4V(2S)にしたらバッテリーの出力端子を繋いで充電開始。


充電が始まりました。この充電器にはバッテリー温度管理用のセンサーがあるのですが、リポバッテリーはバッテリーのセルを覆う缶が鉄ではなくアルミなので、磁力でくっつくセンサーはぴったり取りつかないのですが、気持ち程度にセンサー面をバッテリーに乗せておきます。


ダイヤルを回すとセル毎の電圧などの状態を見る事ができます。


充電完了。上段中央が経過時間、右が充電した量(mA)、下段はバッテリーに送っている電流量とバッテリーが現在発している電圧。


1セルあたり4.14Vほどになっています。1セル目と2セル目で多少ズレがあるのは普通ですが、大きくズレる場合は放電とバランス充電を繰り返して調整します。


次はセパレートの方を。1200mAhなので1.2Aに変更する以外は同じ設定で。


充電開始。


充電完了。そうそうリポバッテリーの充電中は監視しながら。充電開始してから寝る、みたいなのはダメです。さすがに凝視し続けなければならない、というほどではないので横で別の事をするなどして度々チラ見する程度で十分。あと充電中はバッテリーは保管バッグなど燃えないものを下に敷いておくと安心。もし燃え出した時は慌ててコネクターを抜こうとせず、どのみち再利用不可となるバッテリーの配線をニッパーなどでちょん切って退避させた方が早いでしょう。そして燃えているバッテリーは化学反応で燃えているため酸素を奪うための通常の消火(水をかける、容器に入れて密閉する)ではかけた水が過熱されて激しい水蒸気を吹いたり、有毒ガスが発生していて密閉した容器が破裂したりするので、濃い塩水に数日浸けて反応を収束させるのだそうです。


こちらは4.15~4.16Vほどになっています。満充電状態で長期間保存するのもまた危険なので、早めに4Vを切る程度には放電させておいた方が良いようです。

さて電動ガンで使うバッテリーの電圧は8.4Vが多く、リポバッテリーは7.4Vでちょっと低いんじゃね?とお思いの方も多いでしょう。実際どれほど差があるのか計測してみました。


まずはマルイ純正のニッケル水素ミニSバッテリー(8.4V1300mAh)をマルイのスタンダードM4でサイクルチェック。3日前に満充電してたので早速出番。サイクルは14.27発/秒。ちょっとバラツキがありますが普段でも大体14~15発/秒ほどです。


ET1の小さい方、7.4V800mAhは14.11発/秒。電圧も容量も小さいですがほとんど差がありません。


バトンのセパレート、7.4V1200mAhは15.06発/秒。容量が大きいせいかET1の小さい方より少し元気に動作する印象。数字的にも「少し元気」程度の差で、さすがにニッケル水素の9.6Vほど元気になるわけではありませんが、8.4Vとの差はほとんど無く、同じように使えるでしょう。


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確かに多少面倒臭いところはあるのですが、電池というのはどのタイプも得手不得手があるもので用途にあったものを選びます。使う対象の性能にマッチしたものを選ぶのはもちろんですが、利用する側の利便に合うかどうかも重要です。ただし利便については慣れてしまうものでもあるので、恐れずに知識を深めつつ手を出してみると良いでしょう。



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