~趣味の世界~
ハセガワ1/700ウォーターラインシリーズの駆逐艦霞(かすみ)です。
ハセガワの朝潮型はウォーターラインシリーズ初期からある古いキットで、霞だけは2006年頃に対空兵装強化時を再現するパーツが追加されて発売されたもの。ピットロードからもっとマシな霞が出ているのでわざわざこっちを買う必要もなかったのですが、値段が倍も違うのと、これを買った時はまとめ買いをしたので安いのでいいやを思ってしまった事、昔小学生の頃にハセガワの峯雲(同じ朝潮型のバリエーションキット)を組んだ時の印象が良かったので思い出補正もありました。
霞は朝潮型駆逐艦の9番艦で、朝潮型の最後の艦です。軍縮条約により小型の船体に山盛り武装を、というコンセプトで建造された初春型は結局は安定化のために武装を減らし、改良型の白露型で再強化されたものの小型の船体ではそれ以上の発展性も望めなかったため、条約破棄後にあらためて十分な大きさの船体をベースにする方針に基づいて建造されたのが朝潮型駆逐艦です。朝潮型駆逐艦は艦隊型駆逐艦としては十分な性能を誇っていましたが、運用上不都合がみられた部分の改修(次発装填装置の位置など)や航続距離の延伸などの改良がなされ次型の陽炎型となります。
駆逐艦霞は1939年に竣工し、太平洋戦争開戦時は同型の「霰(あられ)」、陽炎型の「陽炎」「不知火」と共に第18駆逐隊を編成、真珠湾攻撃部隊の護衛として初戦から参加します。練度の高い隊でもあったので序盤から各地を転戦しますが、1942年7月にキスカ島へ水上機母艦千代田・特設運送船あるぜんちな丸の護衛として向かった際、連日の激務で疲労していたため休息をとっていたところを米潜水艦グロウラーの奇襲を受け、霰は沈没、霞・不知火は大破してしまい、この責任をとる形で当時霞に座乗していた駆逐隊司令は割腹自殺し、隊は解隊となります。霞は舞鶴で修理を受けた後はしばらくの間予備艦となり、1943年9月に第5艦隊第1水雷戦隊に編入、再び各地を転戦します。1944年に入り苦しい戦況の中で同行した損害艦の救助に奔走するエピソードが増え、第1水雷戦隊旗艦であった阿武隈が損傷した際に代わって旗艦を務めた後は度々旗艦を担う機会も多くなります。年末の礼号作戦においては参加艦艇のうちより大型で通信・旗艦設備の整っていた重巡洋艦足柄・軽巡洋艦大淀をさしおいて小回りの利く霞を旗艦とし、作戦を成功に導きます。1945年初頭の北号作戦では戦艦伊勢・日向を護衛しシンガポールから日本本土まで多くの物資を無傷で持ち帰り、日本海軍最後の作戦成功を飾りました。そしてその持ち帰った燃料をもって米占領下にあった沖縄を目指す天一号作戦に参加、坊の岬沖海戦において米航空機の攻撃により大破し、駆逐艦冬月に乗員を移乗後撃沈処分され沈没します。この時の冬月の艦長は1か月前まで霞の艦長をしていた人でした。
箱下面。リノリウム色は書かれていますが単装機銃の配置などは書かれていません。
開封。古いキットのため小さな箱に相応の内容となります。
説明書。ハセガワのウォーターラインシリーズの説明書は記述が大きめで読みやすくされているのが特徴的。ただし各所にある「埋めてください」はちょっと初心者には厳しいかも。パテを用いるよりは穴に接着剤を流して伸ばしランナーを突っ込んで埋めるのが簡単でしょうか。
主要パーツ群。新造された追加パーツは手前真ん中のランナーにある2つの機銃台パーツ。これだけがシャキッとしており、他のパーツはバリも多くダルンダルンです・・・
船体上面にはリノリウム押さえディテールがびっしり入っていますが、艦中央部のリノリウム色じゃない部分にも横方向に走るモールドが大量にあり、ここは鉄板モールドにしてほしかったところ。砲塔の軸は穴ではなく大きなダボが立っているので切り飛ばしてディテールアップパーツなどに置き換えると良いでしょう。
静模のディテールアップパーツ小型艦用が1枚付属。砲塔や魚雷発射管などは本体のパーツがグズグズなのでこちらに置き換えるのがベター。
船体は船体、バラスト、艦底の3パーツで超シンプル。
ただしやはりスッとは取り付きません・・・
船体側艦首付近の内側が出っ張っていてここを少し削ってやる必要があります。リューターで削りましたがカッターの方が早いかも。
接着剤を貼り合わせたスキマに流したらプレス!船体上面に突起が多く重しが置きにくく、重さが足りないので結局平らな板を艦底側に当てて輪ゴムでグルグル巻きにしてしまいます。輪ゴムは長期間プラスチックに触れていると癒着するのでその状態で何日も放置しないように注意。
砲塔や魚雷発射管の軸を切り飛ばし、何のモールドも無い船体側面に伸ばしランナーを貼って外舷電路っぽくします。舷窓もピンバイスで浅めに開けます。
ディテールアップパーツをそのまま使うのも物足りないので伸ばしランナーでリブを取り付けたり、前回の雪風のエッチングパーツの余りの水密扉も所々貼っておきました。
リノリウム色として43ウッドブラウンを塗装。つい船首楼の後の一段下がった部分まで塗ってしまいましたが、朝潮型は船首楼の上と船体後半だけを塗ります。
32軍艦色2で残りを塗装。艦底色も後でマスキングして塗っておきます。
パーツを取り付けてゆきます。基本的にキットの主要パーツを使用しますが、砲塔&魚雷発射管は言うまでも無く、連装&3連装機銃などもディテールアップパーツに置き換えます。次発装填装置を跨ぐスキッドビームはディテールが何も無く貧相なので前回のフジミ雪風で使用しなかったプラパーツを流用。ここだけディテールが濃くてちょっと浮き気味?
フジミ雪風の防弾板やボートダビット、デリックの他ピットロードの陽炎型で使用しなかった艦橋後部の電探室や単装機銃、ホースリールなどを流用して盛り付けてゆきます。子供だまし的ではありますが連装機銃のパーツやパーツの切れ端を加工して適当に配置する事でみつしり感を高めておきます。単装機銃の配置はピットロード版の霞の塗装指示がググれば割とすぐ見つかるので参考に。全部で8個。
デカールを貼りますが、傷んでいたのか砕けるので船体左右の名前は失敗、旗も上写真の後にウォッシングしていたら砕けてしまいました。艦尾の「みすか」の文字のみが霞と識別できる唯一の部分になってしまいました。艦橋の窓もデカール表現になっていますが、黒で塗装して窓枠は省略でも良いと思います。
エナメルフラットブラックとジャーマングレーでウォッシングして完成。
霞の場合「歴戦の猛者」っぽさが出るとよりそれっぽいでしょう。
ただ一度フジミの雪風みたいなのを見てしまうとどんなに頑張ってディテールアップしてもまだ足りない気がしてしまいます。どこまでやれるかは気力と根性次第。私は性格的にこれが精一杯かな・・・
各部を観察。主砲塔は50口径三年式12.7cm連装砲(C型砲塔)。その後方、艦橋の前には増設された機銃台の上に九六式25mm連装機銃が配置されています。艦橋後部のマストは22号電探が配置され、その処理のための電探室が艦橋後部に増設されています。
艦中央部。煙突と交互に4連装魚雷発射管が設置されています。1番魚雷発射管の次発装填装置は初春型・白露型と同様に2番煙突の方へV字に広がるような形で置かれていますが、この真下には機関室があるため誘爆の被害を減らす意図で陽炎型からは1番煙突の側へ配置し直されています。
艦後部。背負い式に高い位置に置かれていた2番砲塔を撤去して代わりにタンデム配置で九六式25mm三連装機銃が置かれています。その直前のマストには13号電探が装備されています。
右舷に回り艦尾。爆雷投射機(Y砲)と爆雷装填台、爆雷投下軌条、爆雷投下台などが集中装備されています。掃海具などは撤去され、代わりに単装機銃が置かれています。
再び艦中央部。2番煙突の前面左右に三連装、直前にも1挺の単装機銃が置かれています。
艦首を後方から。艦橋左右のカッターはボートダビットごと撤去されているのは戦争末期の他の艦と同様なのですが、霞ではこの位置には特に何も置かれておらず、単装機銃は少し前の方に置かれています。
ピットロードの朝潮(上画像奥側)と。
ピットロードの朝潮はキット年次が1990年代と比較的新しいですが考証としては若干不十分という話を聞きます。ただしそれより20年以上古いハセガワのが正しいわけではなく、どちらも完璧を期するのなら多少の手直しが必要のようです。完璧ならね。あんまり言うとキリないし。
艦中央部。やはり最初からある程度ディテールが入ってた方がいいに決まってます。ハセガワの方は艦首甲板の艦橋直後で抉れている部分が左右繋がっていてちょっと目立つのですが、ここを直すのは大変かも。
艦後半はどちらもそれなり。艦尾の爆雷投下台ディテールがハセガワのはちょっと邪魔で、もうちょっと端に寄って欲しい感じ。爆雷投下軌条を置く時にちょっと削らないと収まらないので。
これがやりたかった礼号作戦!足柄と大淀。あと清霜と朝霜もあればなお良し。
清霜と朝霜は夕雲型があればOKですがピットロードの夕雲型後期艦は現在絶版中なのでハセガワの夕雲型後期艦の秋霜を2つ組んで清霜と朝霜だ、って言い張れば良し。ただしハセガワの夕雲型はクオリティが今回の霞と同レベルなのを述べておきます。
@@@
タミヤと違い古いものは古いなりなのがハセガワ。正直初心者には薦めかねます。霞が欲しいならピットロードのを薦めますが、艦プラ作ってれば避けて通れないのが古い難物キット。練習として、難物キットを踏んだ時にこういう時どうすればいいか、それを考えるための教材だと思って経験値にするのにも良いかもしれません。陽炎型みたいにとっととリニューアルしてくれると一番良いのですが・・・
ハセガワの朝潮型はウォーターラインシリーズ初期からある古いキットで、霞だけは2006年頃に対空兵装強化時を再現するパーツが追加されて発売されたもの。ピットロードからもっとマシな霞が出ているのでわざわざこっちを買う必要もなかったのですが、値段が倍も違うのと、これを買った時はまとめ買いをしたので安いのでいいやを思ってしまった事、昔小学生の頃にハセガワの峯雲(同じ朝潮型のバリエーションキット)を組んだ時の印象が良かったので思い出補正もありました。
霞は朝潮型駆逐艦の9番艦で、朝潮型の最後の艦です。軍縮条約により小型の船体に山盛り武装を、というコンセプトで建造された初春型は結局は安定化のために武装を減らし、改良型の白露型で再強化されたものの小型の船体ではそれ以上の発展性も望めなかったため、条約破棄後にあらためて十分な大きさの船体をベースにする方針に基づいて建造されたのが朝潮型駆逐艦です。朝潮型駆逐艦は艦隊型駆逐艦としては十分な性能を誇っていましたが、運用上不都合がみられた部分の改修(次発装填装置の位置など)や航続距離の延伸などの改良がなされ次型の陽炎型となります。
駆逐艦霞は1939年に竣工し、太平洋戦争開戦時は同型の「霰(あられ)」、陽炎型の「陽炎」「不知火」と共に第18駆逐隊を編成、真珠湾攻撃部隊の護衛として初戦から参加します。練度の高い隊でもあったので序盤から各地を転戦しますが、1942年7月にキスカ島へ水上機母艦千代田・特設運送船あるぜんちな丸の護衛として向かった際、連日の激務で疲労していたため休息をとっていたところを米潜水艦グロウラーの奇襲を受け、霰は沈没、霞・不知火は大破してしまい、この責任をとる形で当時霞に座乗していた駆逐隊司令は割腹自殺し、隊は解隊となります。霞は舞鶴で修理を受けた後はしばらくの間予備艦となり、1943年9月に第5艦隊第1水雷戦隊に編入、再び各地を転戦します。1944年に入り苦しい戦況の中で同行した損害艦の救助に奔走するエピソードが増え、第1水雷戦隊旗艦であった阿武隈が損傷した際に代わって旗艦を務めた後は度々旗艦を担う機会も多くなります。年末の礼号作戦においては参加艦艇のうちより大型で通信・旗艦設備の整っていた重巡洋艦足柄・軽巡洋艦大淀をさしおいて小回りの利く霞を旗艦とし、作戦を成功に導きます。1945年初頭の北号作戦では戦艦伊勢・日向を護衛しシンガポールから日本本土まで多くの物資を無傷で持ち帰り、日本海軍最後の作戦成功を飾りました。そしてその持ち帰った燃料をもって米占領下にあった沖縄を目指す天一号作戦に参加、坊の岬沖海戦において米航空機の攻撃により大破し、駆逐艦冬月に乗員を移乗後撃沈処分され沈没します。この時の冬月の艦長は1か月前まで霞の艦長をしていた人でした。
箱下面。リノリウム色は書かれていますが単装機銃の配置などは書かれていません。
開封。古いキットのため小さな箱に相応の内容となります。
説明書。ハセガワのウォーターラインシリーズの説明書は記述が大きめで読みやすくされているのが特徴的。ただし各所にある「埋めてください」はちょっと初心者には厳しいかも。パテを用いるよりは穴に接着剤を流して伸ばしランナーを突っ込んで埋めるのが簡単でしょうか。
主要パーツ群。新造された追加パーツは手前真ん中のランナーにある2つの機銃台パーツ。これだけがシャキッとしており、他のパーツはバリも多くダルンダルンです・・・
船体上面にはリノリウム押さえディテールがびっしり入っていますが、艦中央部のリノリウム色じゃない部分にも横方向に走るモールドが大量にあり、ここは鉄板モールドにしてほしかったところ。砲塔の軸は穴ではなく大きなダボが立っているので切り飛ばしてディテールアップパーツなどに置き換えると良いでしょう。
静模のディテールアップパーツ小型艦用が1枚付属。砲塔や魚雷発射管などは本体のパーツがグズグズなのでこちらに置き換えるのがベター。
船体は船体、バラスト、艦底の3パーツで超シンプル。
ただしやはりスッとは取り付きません・・・
船体側艦首付近の内側が出っ張っていてここを少し削ってやる必要があります。リューターで削りましたがカッターの方が早いかも。
接着剤を貼り合わせたスキマに流したらプレス!船体上面に突起が多く重しが置きにくく、重さが足りないので結局平らな板を艦底側に当てて輪ゴムでグルグル巻きにしてしまいます。輪ゴムは長期間プラスチックに触れていると癒着するのでその状態で何日も放置しないように注意。
砲塔や魚雷発射管の軸を切り飛ばし、何のモールドも無い船体側面に伸ばしランナーを貼って外舷電路っぽくします。舷窓もピンバイスで浅めに開けます。
ディテールアップパーツをそのまま使うのも物足りないので伸ばしランナーでリブを取り付けたり、前回の雪風のエッチングパーツの余りの水密扉も所々貼っておきました。
リノリウム色として43ウッドブラウンを塗装。つい船首楼の後の一段下がった部分まで塗ってしまいましたが、朝潮型は船首楼の上と船体後半だけを塗ります。
32軍艦色2で残りを塗装。艦底色も後でマスキングして塗っておきます。
パーツを取り付けてゆきます。基本的にキットの主要パーツを使用しますが、砲塔&魚雷発射管は言うまでも無く、連装&3連装機銃などもディテールアップパーツに置き換えます。次発装填装置を跨ぐスキッドビームはディテールが何も無く貧相なので前回のフジミ雪風で使用しなかったプラパーツを流用。ここだけディテールが濃くてちょっと浮き気味?
フジミ雪風の防弾板やボートダビット、デリックの他ピットロードの陽炎型で使用しなかった艦橋後部の電探室や単装機銃、ホースリールなどを流用して盛り付けてゆきます。子供だまし的ではありますが連装機銃のパーツやパーツの切れ端を加工して適当に配置する事でみつしり感を高めておきます。単装機銃の配置はピットロード版の霞の塗装指示がググれば割とすぐ見つかるので参考に。全部で8個。
デカールを貼りますが、傷んでいたのか砕けるので船体左右の名前は失敗、旗も上写真の後にウォッシングしていたら砕けてしまいました。艦尾の「みすか」の文字のみが霞と識別できる唯一の部分になってしまいました。艦橋の窓もデカール表現になっていますが、黒で塗装して窓枠は省略でも良いと思います。
エナメルフラットブラックとジャーマングレーでウォッシングして完成。
霞の場合「歴戦の猛者」っぽさが出るとよりそれっぽいでしょう。
ただ一度フジミの雪風みたいなのを見てしまうとどんなに頑張ってディテールアップしてもまだ足りない気がしてしまいます。どこまでやれるかは気力と根性次第。私は性格的にこれが精一杯かな・・・
各部を観察。主砲塔は50口径三年式12.7cm連装砲(C型砲塔)。その後方、艦橋の前には増設された機銃台の上に九六式25mm連装機銃が配置されています。艦橋後部のマストは22号電探が配置され、その処理のための電探室が艦橋後部に増設されています。
艦中央部。煙突と交互に4連装魚雷発射管が設置されています。1番魚雷発射管の次発装填装置は初春型・白露型と同様に2番煙突の方へV字に広がるような形で置かれていますが、この真下には機関室があるため誘爆の被害を減らす意図で陽炎型からは1番煙突の側へ配置し直されています。
艦後部。背負い式に高い位置に置かれていた2番砲塔を撤去して代わりにタンデム配置で九六式25mm三連装機銃が置かれています。その直前のマストには13号電探が装備されています。
右舷に回り艦尾。爆雷投射機(Y砲)と爆雷装填台、爆雷投下軌条、爆雷投下台などが集中装備されています。掃海具などは撤去され、代わりに単装機銃が置かれています。
再び艦中央部。2番煙突の前面左右に三連装、直前にも1挺の単装機銃が置かれています。
艦首を後方から。艦橋左右のカッターはボートダビットごと撤去されているのは戦争末期の他の艦と同様なのですが、霞ではこの位置には特に何も置かれておらず、単装機銃は少し前の方に置かれています。
ピットロードの朝潮(上画像奥側)と。
ピットロードの朝潮はキット年次が1990年代と比較的新しいですが考証としては若干不十分という話を聞きます。ただしそれより20年以上古いハセガワのが正しいわけではなく、どちらも完璧を期するのなら多少の手直しが必要のようです。完璧ならね。あんまり言うとキリないし。
艦中央部。やはり最初からある程度ディテールが入ってた方がいいに決まってます。ハセガワの方は艦首甲板の艦橋直後で抉れている部分が左右繋がっていてちょっと目立つのですが、ここを直すのは大変かも。
艦後半はどちらもそれなり。艦尾の爆雷投下台ディテールがハセガワのはちょっと邪魔で、もうちょっと端に寄って欲しい感じ。爆雷投下軌条を置く時にちょっと削らないと収まらないので。
これがやりたかった礼号作戦!足柄と大淀。あと清霜と朝霜もあればなお良し。
清霜と朝霜は夕雲型があればOKですがピットロードの夕雲型後期艦は現在絶版中なのでハセガワの夕雲型後期艦の秋霜を2つ組んで清霜と朝霜だ、って言い張れば良し。ただしハセガワの夕雲型はクオリティが今回の霞と同レベルなのを述べておきます。
@@@
タミヤと違い古いものは古いなりなのがハセガワ。正直初心者には薦めかねます。霞が欲しいならピットロードのを薦めますが、艦プラ作ってれば避けて通れないのが古い難物キット。練習として、難物キットを踏んだ時にこういう時どうすればいいか、それを考えるための教材だと思って経験値にするのにも良いかもしれません。陽炎型みたいにとっととリニューアルしてくれると一番良いのですが・・・