~趣味の世界~
トイスターのM4A1カービンです。

トイスターM4A1カービン
韓国のトイガンメーカー・トイスターのM4A1カービンのエアーコッキングガンです。タンカラーの箱に袋詰めで入っています。トカレフもこんな梱包でした。L85はそのまま入ってましたが・・・

トイスターM4A1カービン
内容。銃本体、マガジン、スリング、BB弾、クリーニングロッド。

トイスターM4A1カービン
マガジンはリザーブ式でリップがマルイ電動と同じタイプ。L85A2に付属のものと同じ物です。プラ製ですが底面などの造詣は凝っています。スリングは安物のナイロン製ですがそのまま使える状態になっています。ただやはり短い・・・BB弾は割りとマシなものが付いています。重量は多分0.20gくらいではないかと。

トイスターM4A1カービン
アウターバレルはプラ製。形は割りとしっかりしていて、上面には刻印もあります。塗装すれば化けそう。
フロントサイトポストは金属製ですが、ちょっと仕上げが残念。その下に付く特徴的なスリングスイベルはスイベルリングのみ金属で他の部分はプラ製。構造や分解はマルイの電動M4と同じ。ピンがプラ製でギッチリとは取り付いていないので手で外すのも容易です。

トイスターM4A1カービン
ハイダーはプラ製ですがM14逆ネジが切ってあり、マルイ電動M4のハイダーが微妙に緩目ではあるものの取り付きます。ハイダーとアウターバレルの間に挟まるスペーサーは金属製。ただしシムやバネの類は無いのでハイダーを取り付ける時はハイダーの穴が変な向きを向かないようにします。(穴の無い位置が下)
インナーバレルはアウターバレルの前端まであり、ブレ止めも付いています。

トイスターM4A1カービン
ハンドガードはマルイのスタンダード電動M4より少し長いいわゆるリアルサイズですが、前後の取り付き方法はマルイと似ています。デルタリングはスプリングのテンションが高くないので下半分は簡単に外せますが、上半分はデルタリングを一杯に後ろ側へ引いても引っかかり気味でちょっと外しづらいですがちゃんと外す事は出来ます。ハンドガード内のアウターバレル周辺の突起やリブはシリーズ内にあるM203グレネードランチャーの取り付け用?
残念ながらガスチューブはありません。ハンドガード上側の内側にも無くちょっと寂しい。ただフロントサイトポストにはガスチューブが刺さる穴と固定ピンを刺す横穴があるのでハンドガードキャップ~デルタリング~アッパーレシーバーと穴を開けてやればG&PのGP167ガスチューブあたりが取り付く可能性はあります。

トイスターM4A1カービン
レシーバーは真っ黒なプラ製ながら結構なもの。マルイの電動M4を見慣れているとスリムな印象を受けます。キャリングハンドルの金具、アッパーレシーバ上のレイル、チャージハンドル、セレクター、トリガー、テイクダウンピンが金属製で他はプラ製。金属パーツはトイスターのものに共通する仕上げですが、やはり塗装してしまいたい感じ。

トイスターM4A1カービン
レシーバー右側。ボルトフォワードアシストノブはダミーながら可動。押し心地も何か独特。ポートカバーはチャージハンドルと連動していますが一旦閉めちゃうとチャージハンドルを一杯に引く(つまりコッキングをする)まで開ける事が出来ません。
グリップはマルイの電動よりもずっと細身で、マルゼンのCA870チャージャーのグリップと握った感じが似ています。中にモーターが入らないのでこの太さがリアルサイズ?

トイスターM4A1カービン
ストックは後期型のブッシュマスタータイプ伸縮ストック。風合いはちょっと安っぽく、レバーも節度が無くてカチャカチャとルーズ。

トイスターM4A1カービン
ストックチューブはプラ製で、目立たないところは結構ABS樹脂らしくツヤってたりします。ちゃんと5ポジションですが一杯に引き出した時にレバーがブラブラになり、ちょっと押してやるとカチッとロックするなど、ちょっとここだけルーズさが目立ちます。

トイスターM4A1カービン
チャージハンドルを引くとポートカバーがチャッと開きます。引き切る辺りでポートカバー内上のツメが前後に動くので一杯に引き切らないと開きません。コッキングは軽いとも重いともいえない引き応えで、重いと感じるなら腕を鍛えましょう・・・
開いたポートカバー内前方にはホップアップ調整用のスライドスイッチがあります。スペースが狭くて指を入れにくく、箱出しだと奥側へ一杯に押し込まれていてちょっと難儀しました。ポートに露出しているボルトは固定されていて前後はしません。

トイスターM4A1カービン
撃ってみた感じですが、銃が軽い(1kg~1.5kg程度)ので取り回しは良く、ストックはちょっとグラつきますが射撃姿勢は一応ちゃんととる事ができます。コッキングしてやや重いもののカッチリしたトリガーを引く。最初はホップアップが最強になっていて弓なりに弾が飛んでいって「!?」となりましたが調整(0.2gだと最弱にしてやっと真っ直ぐ飛びます)するとすいーっと素直に飛んでゆきます。パワーは結構あり、飛距離はかなり出るかと思います。15mほどの距離ではアイアンサイトでも結構狙ったところへ飛んでゆきます。

トイスターM4A1カービン
海外製のエアコキエントリー機としてはあまり安い方でもなく、国内は東京マルイのエアコキXM177E2なんかとは価格もサイズも近く、性能も拮抗しているかと思います。ただあちらは昭和の時代からあるような古いものなので所々陳腐であり外観ではこちらに分があります。

トイスターM4A1カービン
この銃はテイクダウンピンを抜くとこのようにテイクダウンできます。整備などに便利ですが説明書にはあまりむやみにやるなと書いてあるように、開け閉めの際にゴミや塵を入れないように気をつけましょう。

トイスターM4A1カービン
この銃は買った通販サイトの文言でもあまり機械的強度が高くないとされており、荒っぽい扱いは禁物。マルイのエアコキM16系ではレピーターハンドルによるラピッドファイアに耐える機械的強度がありますが、こちらは特に「チャージハンドルを完全に戻すまでトリガーを引いてはいけない、引くとシリンダーのツメが折れます。折れてもシリンダーの在庫あります」という具合。丁寧に扱いましょう。


後半へ続く。

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