~趣味の世界~
中華製MC51っぽい何か(?)です。
形状的にはMC51との事なのですが、箱のどこにもモデル名が書いて無くメーカー名も分かりません。
値段も驚きの980円(!)
MC51という銃は有名なバトルライフルHK G3の短縮モデルでG3A4のスライドストックとMP5A5のハンドガード、そしてハンドガードの長さに合わせてガスパイプを切り詰めたものだと思っていただきたい。見た目はMP5A5の7.62mmNATO弾仕様みたいな、そんな感じ。
発泡スチロールから取り出そうと、フロントサイト辺りから持ち上げたらバキッという音・・・どっか折れたようです。
フロントサイトポストはハンドガード側にはめ込まれて左右の爪で固定されてるだけで、さっきのバキッ音は左側の爪が折れた音でした。ちょっとグラつきますがあんまり問題はなさげなのでほっときます。フラッシュハイダーは差し込まれてるだけで、引っ張ると抜けます。というか、何このスリングスイベルは・・・
付属のスリング。金具が汎用品すぎる・・・スリング自体も幅2cmと細く思いっきり民生品の流用ですが付いてるだけマシでしょうか。付属品がやっつけながらも色々入ってるのが中華製トイガンの面白いところでもあります。
MP5!ヤッターカッコイイー(棒読み
このギャグセンスは中々のもの。明らかにG3系の部分にMP5の刻印、これがこの製品の最大の特徴です。ここだけで「あああそこで売ってるアレか」と分かっていただけるかもしれません。
コッキングハンドルはG3/MP5系では本来ハンドガードの左上、ガスパイプ左にありますがこの銃は何故かエジェクションポートから生えています。AK系に慣れた人にはこっちの方がやりやすいのでしょうか?
重量もなりの大きさに対し羽のように軽く(およそ4~500gくらい)、全体的に安っぽいです。しかし表面はサンドブラストっぽくつや消しになっているし、ハンドガードやレシーバーはシボ加工されています。パーティングラインやゲート跡の処理はおざなりですがディテールの角などはカッチリ立っていて、意外に侮れません。
マガジンは構造的にはLS準拠。フォロワーを一番下に下げてロックし、リザーブスペースからBB弾をジャラジャラさせてフォロワーの通る部分へ流す、中華製エアコキに多いタイプ。リップ部分はマルイのエアコキG3と雰囲気が似ていますが、ストッパーがあるのでマルイのエアコキG3のようなBB弾垂れ流しよりは全然実用的。リザーブスペースはマガジンの下1/3ほどで、アクセスは底面のスライドするフタを開けて行います。上2/3ほどのスペースにはウェイトがはいっており、マガジンは電動ガンのマガジンくらいには重くなっています。
マガジンを銃へセット。差込みはタイトでちょっと渋め。
マガジンキャッチはマルイのエアコキG3とは逆で、レバーが無くボタンの方が機能しています。位置自体はM4系のような位置ですがグリップを握った人差し指で押すにはちょっと遠い位置。押すと左側もちゃんと可動します。マガジンの差込みが渋くボタンを押しても落ちてこないのであまり操作性の相性は良くない感じがします。
レシーバーやセレクターレバーはG3準拠ですが、MP5A4以降の印刷でされているアイコンタイプが浮き彫り刻印で表現されています。マークは上からフル・セミ・セーフですがレバーは上に上がってる位置でセーフなのでちょっと紛らわしい。MP5系後期のレシーバーが実際こういう表示なのでこのトイガンが悪いわけではないのですが。レバーは操作しやすい適度なクリックのあるマルイのエアコキMP5A3と似たタッチ。グリップの握り心地もG3よりはMP5A3に似ています。
リヤサイトは特徴的なドラム型サイトの形をしていますがピストルサイトタイプ(凹型の溝の中央にV字)で固定されています。しかし上からレイルがかぶせられており、リヤサイトの周りを覆うボックス状の前面が塞がっているというヘボい処理でそのままではフロントサイトが見えません・・・
レシーバー左前方にあるボタンや、ストック基部左右にあるボタンは何だろう?とおもったら分解用のボタンでした。このように3つに分離できます。見ての通りなのですが、ストックはスライドせず縮めた状態で固定。インナーバレルはフロントサイトポストの所まであるのですが途中で一旦分割されています。
前後を外した状態でも射撃可能です。上のレイルはちゃんと20mmレイルをなしており、ガタつくもののドットサイトを載せたりも可能。リヤサイト左にも短いレイルがありますがレシーバーとのクリアランスが狭すぎてあまり取り付く物が無いかも。
レイルは被せてあるだけで、ちょっとひと手間ありますが引っぺがす事ができます。その下にはG3/MP5系用のマウントが取り付きそうな基部がありますが、G3/MP5系用マウントを持っていないので試していません。あのマウントはマルイのエアコキでもG3に付くのにMP5A3に付かなかったりするものがあるので実際に付けてみないと分からないところでしょう。
ストックを振るとカタカタ言うので中を覗くと黄色いウェイトが見えます。マガジンの中にも入っていますがこの黄色い物体は何なのでしょう?
レイルをはずした状態。この姿の方が見慣れた感があります。パッと見は結構イケてませんか?この状態ならリヤサイトからフロントサイトもちゃんと見えるので狙って撃つ事が出来ます。
BB弾の発射機能は結構ちゃんとしており、発射音こそスプリングの共振音の多いパッ!ェ~ンという音ですが初速はかなり出ておりパワフルです。コッキングの引きは標準的?軽くは無いですが重いという程でもありません。プラ製で途中で分割されているインナーバレルにもかかわらず結構狙ったところへちゃんと飛んでいくのにも驚きます。
発射機能が意外にマトモなだけにストックが惜しい・・・箱に書かれているバリエーションの固定ストックのタイプだったらかなり実用に耐えるのでは?
これを買った通販サイトの写真とは外箱が少し違いウチに来たものにはHOPUPと誇らしげに書かれていて、内容もゴーグルやレーザーサイトが無く代わりにスリングとバリだらけの毒毒しい蛍光黄色のBB弾が入っているなど、構成が変更された後の品なのかもしれません。このMC51風はストックが残念ですがG3風の方は固定ストックなので十分に「買い」だと思います。値段倍ですがそれでも2千円ですぜ?両方買っても3千円。恐ろしく侮れない一品です。
形状的にはMC51との事なのですが、箱のどこにもモデル名が書いて無くメーカー名も分かりません。
値段も驚きの980円(!)
MC51という銃は有名なバトルライフルHK G3の短縮モデルでG3A4のスライドストックとMP5A5のハンドガード、そしてハンドガードの長さに合わせてガスパイプを切り詰めたものだと思っていただきたい。見た目はMP5A5の7.62mmNATO弾仕様みたいな、そんな感じ。
発泡スチロールから取り出そうと、フロントサイト辺りから持ち上げたらバキッという音・・・どっか折れたようです。
フロントサイトポストはハンドガード側にはめ込まれて左右の爪で固定されてるだけで、さっきのバキッ音は左側の爪が折れた音でした。ちょっとグラつきますがあんまり問題はなさげなのでほっときます。フラッシュハイダーは差し込まれてるだけで、引っ張ると抜けます。というか、何このスリングスイベルは・・・
付属のスリング。金具が汎用品すぎる・・・スリング自体も幅2cmと細く思いっきり民生品の流用ですが付いてるだけマシでしょうか。付属品がやっつけながらも色々入ってるのが中華製トイガンの面白いところでもあります。
MP5!ヤッターカッコイイー(棒読み
このギャグセンスは中々のもの。明らかにG3系の部分にMP5の刻印、これがこの製品の最大の特徴です。ここだけで「あああそこで売ってるアレか」と分かっていただけるかもしれません。
コッキングハンドルはG3/MP5系では本来ハンドガードの左上、ガスパイプ左にありますがこの銃は何故かエジェクションポートから生えています。AK系に慣れた人にはこっちの方がやりやすいのでしょうか?
重量もなりの大きさに対し羽のように軽く(およそ4~500gくらい)、全体的に安っぽいです。しかし表面はサンドブラストっぽくつや消しになっているし、ハンドガードやレシーバーはシボ加工されています。パーティングラインやゲート跡の処理はおざなりですがディテールの角などはカッチリ立っていて、意外に侮れません。
マガジンは構造的にはLS準拠。フォロワーを一番下に下げてロックし、リザーブスペースからBB弾をジャラジャラさせてフォロワーの通る部分へ流す、中華製エアコキに多いタイプ。リップ部分はマルイのエアコキG3と雰囲気が似ていますが、ストッパーがあるのでマルイのエアコキG3のようなBB弾垂れ流しよりは全然実用的。リザーブスペースはマガジンの下1/3ほどで、アクセスは底面のスライドするフタを開けて行います。上2/3ほどのスペースにはウェイトがはいっており、マガジンは電動ガンのマガジンくらいには重くなっています。
マガジンを銃へセット。差込みはタイトでちょっと渋め。
マガジンキャッチはマルイのエアコキG3とは逆で、レバーが無くボタンの方が機能しています。位置自体はM4系のような位置ですがグリップを握った人差し指で押すにはちょっと遠い位置。押すと左側もちゃんと可動します。マガジンの差込みが渋くボタンを押しても落ちてこないのであまり操作性の相性は良くない感じがします。
レシーバーやセレクターレバーはG3準拠ですが、MP5A4以降の印刷でされているアイコンタイプが浮き彫り刻印で表現されています。マークは上からフル・セミ・セーフですがレバーは上に上がってる位置でセーフなのでちょっと紛らわしい。MP5系後期のレシーバーが実際こういう表示なのでこのトイガンが悪いわけではないのですが。レバーは操作しやすい適度なクリックのあるマルイのエアコキMP5A3と似たタッチ。グリップの握り心地もG3よりはMP5A3に似ています。
リヤサイトは特徴的なドラム型サイトの形をしていますがピストルサイトタイプ(凹型の溝の中央にV字)で固定されています。しかし上からレイルがかぶせられており、リヤサイトの周りを覆うボックス状の前面が塞がっているというヘボい処理でそのままではフロントサイトが見えません・・・
レシーバー左前方にあるボタンや、ストック基部左右にあるボタンは何だろう?とおもったら分解用のボタンでした。このように3つに分離できます。見ての通りなのですが、ストックはスライドせず縮めた状態で固定。インナーバレルはフロントサイトポストの所まであるのですが途中で一旦分割されています。
前後を外した状態でも射撃可能です。上のレイルはちゃんと20mmレイルをなしており、ガタつくもののドットサイトを載せたりも可能。リヤサイト左にも短いレイルがありますがレシーバーとのクリアランスが狭すぎてあまり取り付く物が無いかも。
レイルは被せてあるだけで、ちょっとひと手間ありますが引っぺがす事ができます。その下にはG3/MP5系用のマウントが取り付きそうな基部がありますが、G3/MP5系用マウントを持っていないので試していません。あのマウントはマルイのエアコキでもG3に付くのにMP5A3に付かなかったりするものがあるので実際に付けてみないと分からないところでしょう。
ストックを振るとカタカタ言うので中を覗くと黄色いウェイトが見えます。マガジンの中にも入っていますがこの黄色い物体は何なのでしょう?
レイルをはずした状態。この姿の方が見慣れた感があります。パッと見は結構イケてませんか?この状態ならリヤサイトからフロントサイトもちゃんと見えるので狙って撃つ事が出来ます。
BB弾の発射機能は結構ちゃんとしており、発射音こそスプリングの共振音の多いパッ!ェ~ンという音ですが初速はかなり出ておりパワフルです。コッキングの引きは標準的?軽くは無いですが重いという程でもありません。プラ製で途中で分割されているインナーバレルにもかかわらず結構狙ったところへちゃんと飛んでいくのにも驚きます。
発射機能が意外にマトモなだけにストックが惜しい・・・箱に書かれているバリエーションの固定ストックのタイプだったらかなり実用に耐えるのでは?
これを買った通販サイトの写真とは外箱が少し違いウチに来たものにはHOPUPと誇らしげに書かれていて、内容もゴーグルやレーザーサイトが無く代わりにスリングとバリだらけの毒毒しい蛍光黄色のBB弾が入っているなど、構成が変更された後の品なのかもしれません。このMC51風はストックが残念ですがG3風の方は固定ストックなので十分に「買い」だと思います。値段倍ですがそれでも2千円ですぜ?両方買っても3千円。恐ろしく侮れない一品です。