~趣味の世界~
メカボックスをZC LEOPARDのQDメカボックスに入れ替え、内部パーツの多くも新品で用意して組み込み、さて試射すると初速が全然出ていないG&G CM16。


さてどこが原因なのか。


初速が酷く低いと同時に弾も出たり出なかったりするのでノズルの動作タイミングがおかしいのだろうか?とチャンバー内での動きを探るもイマイチよくわかりません。


まずこのチャンバー自体はどうなのか?チャンバーはそのままでメカボックスを元のメカボックスに入れ替えてみます。


ちゃんと初速は出るので、チャンバーが原因ではないようす。


となるとメカボックスを開けて一つ一つチェックしていくしかありません。外側からで気になる点はノズルの動きが良くない事。手で前から押し込むと引っ掛かりを感じます。


スプリングの出し入れは楽。逆に言えば元のメカボックスがこうなってさえいればな・・・


メカボックスを開けます。


ノズルの動きが悪いのはまずタペットプレートがどっかおかしいせいでしょう。スイッチの上に当たっている部分?と思ったけどここは削ったりするとタペットプレートが上下してしまい困った事になります。


以前の症例ではピストンヘッドが原因だった事があるのですが、シリンダーヘッドのノズルを塞いでピストンを挿入してみると加速穴から先へは力いっぱい押してもガッチリ抵抗しています。この周辺での気密は問題無いようす。


タペットプレートの羽根の部分が摩耗で変形している気がします・・・


ノイズが酷かったのですがモーター位置は問題無し。


タペットプレートの動きをよく確認してみなくては。


メカボックスのネジを強く締めるとノズルが前後しなくなってしまいます。


緩めると動く、でも渋い・・・


メカボックス内のタペットプレートと接するレールを磨きこんでみました。


こっちも磨き・・・ってスパーギヤの歯が1個欠けてる!


代わり、といっても残っているのはCYMAのAK47に入っていたものしかなく、これは軸が太いのかCM16に元々付いていた軸受けとは相性が悪いです。


元のメカボックスからスパーギヤとべベルギヤも持ってくる事にして、軸受けも入れ替えましょうか。


部品取りならバラしておけばいいものを、バラけてるのがどうも嫌。軸受けの穴はリューターで拡げて相性が悪かったギヤだろうと構わず放り込みます。


組みつけます。何かもうDSGブン投げてこっちに戻そうかしら・・・


QDメカボックスにベアリング軸受けを圧入します。


スパーギヤから丁寧にシム調整。このメカボックスはネジを締め込むとただ左右を合わせただけの時よりかなり寸法が変わるのでキッチリ締めた状態を基準にしなくてはいけません。


何とか締めた状態でスルスル動くようになりました。やはりベアリング軸受けのこの滑らかな動きは代えがたい・・・


何をどこまでやったか忘れてしまいました。一旦組みます。


ああそうそうタペットプレートのどこかが引っ掛かってるんだっけか。ノズルを押すとギ・・・ッコという感じでゆっくり戻ってきます。正常だとヒコヒコ動くので明らかにおかしい。


もう一度タペットプレートをチェック。


摩耗で潰れて左右に広がっている位置があるので、やはりここが引っ掛かっているようです。


左右に突出した部分を削り、全体的に角を軽く撫でる程度にヤスリ掛け。


ヒコヒコ軽く動くようになりました。


試射してみなくては。


ギュィ、ギューーン、ギューーン・・・

空回っています・・・


ピストンがレイルにはまっておらず、ピストンが傾いたまま組んでしまったせいでピストン尾部がセクターギヤで削られてしまっています。やっちまったー!


何かマズイ位置が削れてしまったのでもうこのピストンはダメな気がしますが、レールに掛け直して再び組みます。


さあどうだ。


やっぱり初速が出ていない・・・しかも数発撃ったらまた空回ってしまいましたが、今度はギャラララという音。ピストンが破壊されてしまったようですね・・・




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