~趣味の世界~
BOYIのM4CQBを分解してみましょう。

BOYI M4CQB
まずは工具なしで外れるものを外します。マガジン、ストック、ハンドガード、チャージハンドル、そしてねじ込まれているだけのハイダー。

BOYI M4CQB
次はプラスドライバーでアウターバレルの付け根左右とハンドガードキャップの後ろ左右のネジを外し、フロントサイトとデルタリングを外しますハンドガード内のアウターバレルは金属製で、中には透明な筒が差し込まれています。キャリングハンドルとバレル基部のリングも外しておきます。

BOYI M4CQB
マガジンキャッチをネジを抜いて外し、右側面に見えるネジを全て外してレシーバーの左右モナカを開きます。トリガーのバネを飛ばさないよう注意。中には透明プラ製のメカボックスとジュラコンのような材質のチャンバー、アルミの短いインナーバレル、金属製のアウターバレル、グリップ内の錆鉄棒。

BOYI M4CQB
メカボックス内部にはミニ四駆サイズのモーターやプラ製のギヤ類、シリンダーピストンやスイッチが見えます。

BOYI M4CQB
レシーバーからメカボックスを下ろします。インナーバレルはチャンバーに刺さっているだけで、チャンバー、インナーバレルはそれぞれが突起や溝がレシーバー内に噛み合わさり固定されます。チャンバー内にはホップアップを掛ける突起の付いたチャンバーパッキンが見えます。メカボックスは前方にある2本のピンでレシーバーに位置決めをされおり、あまりガッチリとはレシーバーと結合されません。

BOYI M4CQB
レシーバー内左側にはセレクタースイッチが残ります。ネジでセレクターレバーが裏から留められており、このネジを緩めるとセレクター操作が軽くなりますが、その上に被さるセレクタープレートの円周の内側の溝とセレクター裏の円盤状のパーツの突起がクリック感を生み出していますのでここを削ってクリックの固さも調節できます、が、削りすぎると取り返しが付かなくなるので注意。(削りすぎてSEMI位置のクリックがなくなってしまいました・・・)

BOYI M4CQB
セレクターレバーを操作するとレシーバー裏のセレクタープレートが上下し、メカボックスのモーターの下から右にかけて存在するパーツを動作させてSEMIとFULLを切り替えます。モーターの下のスイッチ部分にはラジコンのON/OFFスイッチのようなスライドスイッチがあり、スプリングでOFF側へテンションが掛けられています。その前方のメカボックスから突き出した部分をトリガーで押し、そこからスイッチをON側へ押し込むようになっています。

BOYI M4CQB
シリンダーに繋がっているメカボックス右側面のスプリングを外し、右側にあるネジを全て外してメカボックスを開けます。トリガースイッチが外れ易いですが、他には飛びやすいところはありません。ノズルはシリンダーに直接付いていてシリンダーごと前後するので普通の電動ガンのメカボックスにあるタペットプレートはありません。それ以外の基本的なパーツ構成と動作は普通の電動ガンと同じ。

BOYI M4CQB
給排気系を取り出しました。スプリングは案外長くてレートも結構あるように感じるのですが、ならば何故初速が20程度しか出ていないのか。スプリングが細いので実際は大したレートが無いが、手で縮めると高レートに感じるだけなのか、ピストンシリンダーの効率が悪くて容積を生かせていないのか。ノズルはシリンダーの中心より下に寄っているし、横には吸気穴も無く、ピストンヘッドは凝った造りながらちゃんと動作しているか怪しい・・・

BOYI M4CQB
ピストンヘッドは一見するとOリングがガバガバで前面には穴があります。動作原理はピストンが後退する時ピストンの周囲からOリングの後ろに開いた隙間からOリングの内側、ピストンヘッドの穴、シリンダー内という経路をとって吸気。ピストンが前進する時はシリンダー内からピストンヘッドの穴、Oリングの前の開いた隙間とOリングの内側へ空気が入りますがシリンダー内側とOリングが接している面とOリングの後ろは塞がっているので圧縮空気はシリンダー前方のノズルから排出されます。確かに効率的で凝った造りなのですが、別に空気漏れするリスクを払うよりもっと単純にピストンヘッドは前進する時も後退する時も固定で塞がったまま、ノズルから吸気しても連射サイクル的に大差無いような気がします・・・バレルも短いし。というわけでピストンヘッドの溝に細切りアルミテープを巻いてOリングの内側とピストンヘッド前面の穴を埋め、普通のエアコキのように動作させてみます。

BOYI M4CQB
給排気系を組み付けます。オイルもしっかり吹いておきました。
メカボックスを閉じる時はギヤを貫通するピンの合わせがちょっと手こずる事の他、トリガースイッチのスプリングを定位置にしたらトリガースイッチを閉めるまで押さえ続ける必要があります。

BOYI M4CQB
メカボックスのスプリングガイドの後ろ辺りにはヒビが多数見られ、こんなヤワな初速の銃でもかなり負荷が掛かっているようです。スプリング強化が初速アップする上では一番簡単ですが、大抵スプリングの周辺の強度がネをあげるのが常。この間オートマグⅢから取り出したスプリングは長さは許容範囲ですが若干太めでピストン内側にジョリジョリ当たっているので多分抵抗になってちゃんと動作しないと感じたのでやめておきました。もうあと0.5mm外径が細ければ・・・

BOYI M4CQB
メカボックスをレシーバーへ戻しますが、先にメカボックスにチャンバーを差し込んで一緒に載せる事と、セレクタープレートの位置を確認し、メカボックスを載せたら押さえながらセレクターの動作を確認してちゃんと動くようにして起きます。トリガーはスプリングがちょっとクセ物ですが押さえ続けていないといけない程ではありません。

BOYI M4CQB
金属のアウターバレルを挟むのを忘れずに。モナカを閉め、ネジを締めます。

BOYI M4CQB
この銃のキャリングハンドルは着脱が面倒なのでマルイやトイスターの物と交換してしまいます。そのままでは取り付かないので赤矢印で示した位置のレイルを削ります。それぞれ半分近く削る必要があります・・・

BOYI M4CQB
レイル上面とキャリハンの下面がピッタリ接するまで削ればきちっと取り付きます。上画像はトイスターM4A1カービンのものですが、金属パーツの仕上げがやや残念な以外は色も黒いしピッタリ。リヤサイトや調整部分はプラ製ですがライブ可動なので軽いし実用的。レイルへの取り付けはネジを緩めて上から斜めに載せ、もう片側をガチャリと掛けてネジを締めるだけ。便利。

BOYI M4CQB
ふと付属のLMTタイプストックの左右部分の前端がねじれる気がしたので・・・

BOYI M4CQB
ねじってみたら引っこ抜けました。こういうものだったのね・・・

BOYI M4CQB
ただこの引っこ抜けた筒、何が入るだろう?

BOYI M4CQB
バッテリーのセルの太さを収めるにはちょっと細い・・・

BOYI M4CQB
配線を後ろに出して、ストックを縮めなければAKバッテリーを挿して使えそう。多分セパレートバッテリーが入るように作られているようですね。

BOYI M4CQB
ただ配線をストックチューブに通して完全に内蔵させるには後面の配線の通し方がちょっと難解。この通りバットプレート内にはコネクターを収めても余るくらいスペースがあるのですが、左右のバッテリースペースからは通じているものの穴は配線の太さ分しかありません。ストックチューブへの穴は大きいですが、ストックチューブには穴が開いておらず、簡単でしょうが多少の加工が必要。レシーバー後端のストックチューブ基部の取り付け部分には穴が元々開いています。セパレートバッテリーの左右とメイン配線をそれぞれコネクターでバラにできるように加工したらいけるのでしょうか?そこまでするほどのもんか・・・?

BOYI M4CQB
ついでに付属のフォアグリップ上面のレイル接触面に0.5mmプラ板を2枚重ねて貼り、ガタをとっておきます。隙間1mmってガタガタすぎるだろ・・・

BOYI M4CQB
初速チェック!

微妙に初速が上がり、微妙にサイクル低下。ほぼ効果無しと言っていい。

BOYI M4CQB
サイクルは10くらいまで落ちてもいいんで、もうちょっと初速なんとかなりませんか。

銃の値段と合計で1万2千円以上掛けたらマジでアホなので(A&Kのスポーツラインとか買えちゃう)安くどうにか。無理だよなぁ・・・

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