~趣味の世界~
東京マルイのエアコキハンドガン M8000クーガーG(10歳以上用)です。
ジョーシンで衝動買いしてきました。1659円。
箱裏。この銃についてはベレッタM92Fの短小改良版で大体説明がつきます。ただし短小化するついでに欠点であったスライド形状はクローズ化され、ロッキング形式もM92ではチャンバー左右にくるロッキングラグがスライド破断のウィークポイントであった事から、バレルが回転する事でチャンバー前にあるロッキングラグがスライドに噛み合うタイプのロッキング形式(ロテーティングバレル)に変更されています。厳密にはこのロッキング形式になった事でM92系よりも更に短小化できるようになった、という順序になります。また、更にこの銃からフレームを樹脂フレームにして近代化したPx4へと進化してゆく事になります。
開封。箱の窓から見えているのでここで驚く部分はありません。
付属品はマガジンと0.12gのBB弾、そして銃口には赤いキャップが差し込まれています。付属のBB弾はこの銃ではホップアップが強すぎて浮きまくるため至近距離でしか使えないので注意。
横に貼られたシールを剥がすのも儀式。ゆっくり丁寧に。
マルイのエアコキハンドガンとしては最終進化型である第3世代のものなので見た目はしっかりしています。パーティングラインが所々に残っていますが、このくらい処理できるスキルはユーザー側に持ってて欲しいもの。本来の対象ユーザーである10~17歳の子がパーティングラインガーとか爺臭い事を言うのはちょっと勘弁してもらいたい・・・こういう製品は使ってナンボですので。
ハンマーはフルコックできます。トリガーも連動してシングルアクションの位置まで後退。トリガープルはM9よりはスムーズでしっかりしていますが、かなり軽めになっているので撃つ時以外はトリガーに人差し指を掛けないクセを身につけておきましょう。セーフティはスライドストップレバーを上げてON、下げてOFF。セーフティONでトリガーロックされますが、ハンマーをコックした状態でしかONにできません。タッチはちょっと固くてON方向へは左手で操作しなければなりませんが、OFF方向へは握った右手の親指で操作できます。スライド左右にあるデコッキングレバーは一体モールドのダミー。
銃口。ライフリング表現のある銃口の少し奥まった位置にアルミ製のインナーバレルが見えます。インナーバレルの銃口側はテーパー加工がされています。銃口下のリコイルスプリングガイドは金属製ですが、青っぽい銀色のニッケルメッキ丸出しでちょっと目立ちます。
エジェクションポートから覗くチャンバー。隙間が大きくてゴミとか入りそうですが雰囲気ですよ雰囲気。
スライドをちょっと引くとチャンバー前半の刻印のあるパーツが回転しながら1cmほど後退します。ロテーティングバレルの可動表現。当然銃口も少し回転しています。
スライドを一杯に引いたところ。バレルは1cmほど連動して後退しています。スライドの後退量は4cmほど。引ききったところにチキッとした手ごたえがあります。
スライドを引ききった時の銃口。後退するのはアウターバレルだけで、インナーバレルは固定されています。スライドの引きは10歳以上用なので軽いもの。
マガジンに弾を込めます。装弾数は21発。左のようなローダーは1個だけでも最初に買っておくべき。
初速は0.2gで30mps弱ほど。10歳以上用としては標準的。ただ前述のようにホップアップが強く0.2gで適正なので15mでもやや山なりな弾道のシューティングになります。10m以内であればグリップの握りの良さとトリガーの軽さで意識を射的に集中する事ができるでしょう。
写真を撮り忘れましたが重量は315g。重さによるリアル感という点ではやや物足りませんがその分取り回しに優れています。
では次に、せっかく通常分解できるようになっているのですからやってみましょう。まずはトリガーガードの付け根の上の左側面にあるテイクダウンレバーを下へ下げます。上画像は回しすぎで、水平→4時方向くらいの位置で一旦止まるのでそこが正しい位置。
スライドを後ろから掌底で叩くとガシャッと前へ抜けます。テイクダウンレバーはこの画像の位置にしないといくらひっぱたいても抜けていきません。
分離したところ。
テイクダウンレバーの軸はD断面になっており、平らな面以外ではスライドが抜けないようになっています。
このクーガーGのウィークポイントがこのスプリングガイド。見ての通りスプリングの後端が触れる部分が非常に薄くなっています。ここはコッキングの動作中はフレーム側の低位置で止まっており、力いっぱいコッキングするとシリンダーの後端がぶつかり、手を離せば前進したスライドの後端がぶつかるという、前後から衝撃が加わりやすいパーツ。上と左右の3箇所の突起が折れるとスプリングを保持できなくなり射撃不能となるそうです。
良好な操作性と大きさの銃なのでここだけが惜しいところですが、壊れる道具はどう使うとどう壊れるかを学習するという点では優れているといえます。知育玩具が頑固に壊れないとモノを手荒に扱う子供が増えるわけで。
バレルアセンブリは前後に動かしつつ後ろ側から上に持ち上げ、リコイルスプリングガイドをスライドの穴から抜くようにようにすると他の部分も抜けてきます。インナーバレルが引っ掛かって抜けない時はアウターバレルを前へ引っ張りましょう。
バレルアセンブリが抜き出せるとシリンダーやピストンのパーツも次々と抜き出せます。
チャンバー後方から。ホップアップチャンバーが確認できます。このパーツを更にバラすには左側にある2本のネジを抜きますが、必要が無い限りはバラす必要はありません。
次に組みなおしですが、まずどの位置にどのパーツがくるかを確認。スライド内側のリブ2本ととシリンダーのリブ2本を合わせたくなるところですが、そこは引っ掛け問題。
実際シリンダーは差し込める位置がほぼ決まっているのでその位置でOK。大体上画像の位置。他の位置に差し込もうとしても引っ掛かって差し込めません。アウターバレルも上になる位置に突起があるので位置を合わせて配置。
バレルアセンブリをインナーバレルからアウターバレルへ差し込み、リコイルスプリングガイドをスプリングを縮めながらスライドの刺さるべき穴に差し込み、後は前へ押し込みつつチャンバーをシリンダーの前へ収めます。
フレームのリブへスライドの後端から差し込みます。
抜く時に比べると差し込む時は吸い込まれるように差し込まれます。
最後はテイクダウンレバーを水平位置に上げて完了。
同じマルイエアコキのM9ミリタリーと。スライド・バレル長の他グリップ形状など色々違いがあり、互換性もありません。トリガータッチなど操作感も大分違い、キャラが全く違う印象。
マガジン。違いはマガジンバンパーだけかと思ったら長さも若干違います。
入れ替えてみると差し込みきれず、マガジンの互換性が無いという。クーガーGとM9を両方持っている人はマガジンを間違えないよう注意。
USPと並べて更に短いクーガーG。持っていないので比較できませんがマルイのエアコキの中だとSIG P228に近いサイズのハズ。
@@@
マルイエアコキハンドガンの第3世代の中では一番コンパクトなクーガーG。入手性の良さと小ささではこれの下は銀ダンしかありません。銀ダンも最近はやや品薄ですが・・・これより大きいサイズと比べても、中々良いモノであるといえます。
ジョーシンで衝動買いしてきました。1659円。
箱裏。この銃についてはベレッタM92Fの短小改良版で大体説明がつきます。ただし短小化するついでに欠点であったスライド形状はクローズ化され、ロッキング形式もM92ではチャンバー左右にくるロッキングラグがスライド破断のウィークポイントであった事から、バレルが回転する事でチャンバー前にあるロッキングラグがスライドに噛み合うタイプのロッキング形式(ロテーティングバレル)に変更されています。厳密にはこのロッキング形式になった事でM92系よりも更に短小化できるようになった、という順序になります。また、更にこの銃からフレームを樹脂フレームにして近代化したPx4へと進化してゆく事になります。
開封。箱の窓から見えているのでここで驚く部分はありません。
付属品はマガジンと0.12gのBB弾、そして銃口には赤いキャップが差し込まれています。付属のBB弾はこの銃ではホップアップが強すぎて浮きまくるため至近距離でしか使えないので注意。
横に貼られたシールを剥がすのも儀式。ゆっくり丁寧に。
マルイのエアコキハンドガンとしては最終進化型である第3世代のものなので見た目はしっかりしています。パーティングラインが所々に残っていますが、このくらい処理できるスキルはユーザー側に持ってて欲しいもの。本来の対象ユーザーである10~17歳の子がパーティングラインガーとか爺臭い事を言うのはちょっと勘弁してもらいたい・・・こういう製品は使ってナンボですので。
ハンマーはフルコックできます。トリガーも連動してシングルアクションの位置まで後退。トリガープルはM9よりはスムーズでしっかりしていますが、かなり軽めになっているので撃つ時以外はトリガーに人差し指を掛けないクセを身につけておきましょう。セーフティはスライドストップレバーを上げてON、下げてOFF。セーフティONでトリガーロックされますが、ハンマーをコックした状態でしかONにできません。タッチはちょっと固くてON方向へは左手で操作しなければなりませんが、OFF方向へは握った右手の親指で操作できます。スライド左右にあるデコッキングレバーは一体モールドのダミー。
銃口。ライフリング表現のある銃口の少し奥まった位置にアルミ製のインナーバレルが見えます。インナーバレルの銃口側はテーパー加工がされています。銃口下のリコイルスプリングガイドは金属製ですが、青っぽい銀色のニッケルメッキ丸出しでちょっと目立ちます。
エジェクションポートから覗くチャンバー。隙間が大きくてゴミとか入りそうですが雰囲気ですよ雰囲気。
スライドをちょっと引くとチャンバー前半の刻印のあるパーツが回転しながら1cmほど後退します。ロテーティングバレルの可動表現。当然銃口も少し回転しています。
スライドを一杯に引いたところ。バレルは1cmほど連動して後退しています。スライドの後退量は4cmほど。引ききったところにチキッとした手ごたえがあります。
スライドを引ききった時の銃口。後退するのはアウターバレルだけで、インナーバレルは固定されています。スライドの引きは10歳以上用なので軽いもの。
マガジンに弾を込めます。装弾数は21発。左のようなローダーは1個だけでも最初に買っておくべき。
初速は0.2gで30mps弱ほど。10歳以上用としては標準的。ただ前述のようにホップアップが強く0.2gで適正なので15mでもやや山なりな弾道のシューティングになります。10m以内であればグリップの握りの良さとトリガーの軽さで意識を射的に集中する事ができるでしょう。
写真を撮り忘れましたが重量は315g。重さによるリアル感という点ではやや物足りませんがその分取り回しに優れています。
では次に、せっかく通常分解できるようになっているのですからやってみましょう。まずはトリガーガードの付け根の上の左側面にあるテイクダウンレバーを下へ下げます。上画像は回しすぎで、水平→4時方向くらいの位置で一旦止まるのでそこが正しい位置。
スライドを後ろから掌底で叩くとガシャッと前へ抜けます。テイクダウンレバーはこの画像の位置にしないといくらひっぱたいても抜けていきません。
分離したところ。
テイクダウンレバーの軸はD断面になっており、平らな面以外ではスライドが抜けないようになっています。
このクーガーGのウィークポイントがこのスプリングガイド。見ての通りスプリングの後端が触れる部分が非常に薄くなっています。ここはコッキングの動作中はフレーム側の低位置で止まっており、力いっぱいコッキングするとシリンダーの後端がぶつかり、手を離せば前進したスライドの後端がぶつかるという、前後から衝撃が加わりやすいパーツ。上と左右の3箇所の突起が折れるとスプリングを保持できなくなり射撃不能となるそうです。
良好な操作性と大きさの銃なのでここだけが惜しいところですが、壊れる道具はどう使うとどう壊れるかを学習するという点では優れているといえます。知育玩具が頑固に壊れないとモノを手荒に扱う子供が増えるわけで。
バレルアセンブリは前後に動かしつつ後ろ側から上に持ち上げ、リコイルスプリングガイドをスライドの穴から抜くようにようにすると他の部分も抜けてきます。インナーバレルが引っ掛かって抜けない時はアウターバレルを前へ引っ張りましょう。
バレルアセンブリが抜き出せるとシリンダーやピストンのパーツも次々と抜き出せます。
チャンバー後方から。ホップアップチャンバーが確認できます。このパーツを更にバラすには左側にある2本のネジを抜きますが、必要が無い限りはバラす必要はありません。
次に組みなおしですが、まずどの位置にどのパーツがくるかを確認。スライド内側のリブ2本ととシリンダーのリブ2本を合わせたくなるところですが、そこは引っ掛け問題。
実際シリンダーは差し込める位置がほぼ決まっているのでその位置でOK。大体上画像の位置。他の位置に差し込もうとしても引っ掛かって差し込めません。アウターバレルも上になる位置に突起があるので位置を合わせて配置。
バレルアセンブリをインナーバレルからアウターバレルへ差し込み、リコイルスプリングガイドをスプリングを縮めながらスライドの刺さるべき穴に差し込み、後は前へ押し込みつつチャンバーをシリンダーの前へ収めます。
フレームのリブへスライドの後端から差し込みます。
抜く時に比べると差し込む時は吸い込まれるように差し込まれます。
最後はテイクダウンレバーを水平位置に上げて完了。
同じマルイエアコキのM9ミリタリーと。スライド・バレル長の他グリップ形状など色々違いがあり、互換性もありません。トリガータッチなど操作感も大分違い、キャラが全く違う印象。
マガジン。違いはマガジンバンパーだけかと思ったら長さも若干違います。
入れ替えてみると差し込みきれず、マガジンの互換性が無いという。クーガーGとM9を両方持っている人はマガジンを間違えないよう注意。
USPと並べて更に短いクーガーG。持っていないので比較できませんがマルイのエアコキの中だとSIG P228に近いサイズのハズ。
@@@
マルイエアコキハンドガンの第3世代の中では一番コンパクトなクーガーG。入手性の良さと小ささではこれの下は銀ダンしかありません。銀ダンも最近はやや品薄ですが・・・これより大きいサイズと比べても、中々良いモノであるといえます。