~趣味の世界~
アオシマ1/700ウォーターラインシリーズの水上機母艦千代田です。
昔々、私が初めて作ったウォーターラインシリーズがこの千代田でした。ジャンルバラバラで何種類かの不良在庫をまとめた投売りセットに含まれていたもので、当時は変な船だなぁとか思いながら組んだものでした。
開封。千代田はウォーターラインシリーズの中では旧ナンバリングが91と結構後の方になり、静岡4社からフジミが抜けた後ナンバリング改定でその他艦船である500番台の5番目、505のナンバーが改めてつけられました。箱表側には504になっていますが、504は同型艦の千歳に与えられており、箱横には505なので間違いです。内容は主要パーツとディテールアップパーツの2袋構成。
説明書。ちょっと古臭い印象を受けます。
主要パーツ群。この千代田は悪名高かったアオシマ製ウォーターラインシリーズの中でもかなりマシな方で、ディテールもそこそこちゃんと入っておりバリなども気になるほどではありません。
ただしやや大味な印象で、あまり角もパシパシ立ってたりもしません。それでも船体側面のモールドはあまり省略されたりはしておらず、仕上がりが貧相になったりしないようにはされています。
艦尾のパーツは特にディテールの無い千歳のものとゲートのある千代田のものが入っています。
まずは船体から。中央の細長いエレベーターは山なりに曲がっていて修正が必要。おぼろげに昔組んだ時もこうだったような気が・・・
エレベーターはやや隙間が出来やすいものの、流し込みタイプ接着剤があれば楽勝。パーツ合わせは予想してたほど悪くありません。
リノリウム色と軍艦色2を塗ったところ。説明書だと天蓋で隠れる部分の塗装が説明不足ですが、リノリウム色で塗るところには横方向に走るリノリウム押さえのモールドがあるので、旧日本海軍艦船のセオリーと思って良いのでしょう。
パーツをチマチマと乗せてゆきます。艦橋の下になる船体から1段高くなっている部分の左右に接着する側面のパーツは合わせが悪く上面に盛大に隙間が開いてものすごく目立つのでパテなどで埋めておきましょう。あぁ私はパテ作業嫌いなので0.5mmプラ板を差し込んで流し込み接着剤で溶け溶けにして均しました。面倒臭いのはこの部分くらい。
天蓋(手前にひっくり返ってるテーブルみたいなの)を接着後はその下の部分に手が入れにくくなるので先にエナメルジャーマングレーでウォッシング。
飛行機は零式水上偵察機が3機。塗装指示が説明書中に全く無いのでググって出た画像を参考にしましょう。でもフロートの下面の色がよくわからなかったので結局適当大雑把に塗ってあります。各所のディテールがボンヤリして見えたのでエナメルフラットブラックでスミ入れしてややクド目にディテールを目立たせておきました。天蓋は結局船体に接着せずに作業を進めました。天蓋の下、前寄り両側に斜めに配置される小船(小発?)は天蓋の前側の足の傍に取り付けるクレーンと干渉するので位置を少し工夫する必要があり、説明書通りに小船を重ねると台座に配置できなくなります。クレーンを前向きにするか、上に重ねる小船をオミットするかのどちらかになるでしょう。
全体にエナメルジャーマングレーでウォッシングし、船体側面に控えめにエナメルフラットブラウンで錆色を付けて、旗(紙シール)を取り付けて完成。甲板にテーブルが載ってるような、やっぱ変な船だな!
ちょっと変わった船ではありますが、シルエットは中々赴きがあります。
目線を下ろして観察。艦橋の前に2つ並ぶ砲は40口径89式12.7cm連装高角砲。武装はこの他、艦橋の前と左右、天蓋の後端の合計6基の96式25mm連装機銃があります。
武装パーツは主要パーツの方ではなくディテールアップパーツの方を使用。艦橋左右舷の小船は内側へ向けていますが、機銃台座と干渉するので微妙にズラすなどの工夫が必要。
天蓋付近。後でググってみたところ天蓋の下の甲板はリノリウム色じゃなくグレーみたいですね。
資料と照らし合わせあそこが違うここが違うと言い出すとキリが無く、またミリオタが白い目で見られる要因でもあるので程ほどに・・・スケールモデルをとっつきにくいと思われる一番の理由かつ原因ですので。
天蓋後ろ側の足に沿う排気管も天蓋と干渉してちょっと斜めになりがち。零式水偵はカタパルトに載せたいところですが、そのまま載せると胴体と接してしまうので甲板上に配置。カタパルトに載せる場合はカタパルト上面が左右フロートの中間くらいの高さになるように小パーツを作るなりしてやらないとカッコ悪いです。
天蓋を外したところ。天蓋下の細長いエレベーターには甲標的(小型の潜水艦)を配置。でも甲標的をここに上げてどうするんだろ?甲標的も説明書に塗装指示がありませんが、ググるとつや消し黒単色で良さそうです。
艦尾付近。艦尾には2つゲートがあり、ここから甲標的が発進します。甲標的大好きなので甲標的をもっと!という人は同じアオシマのNo.549特殊潜航艇母艦千代田を。こちらは船体が作り直されている実質リニューアル版です。
前後俯瞰。
千歳の方は全体がリニューアルされた千歳SD(初回限定・エッチングパーツ付き)とNo.551千歳(千歳SDのエッチングパーツ無し通常版)が発売されています。ジョーシンの店頭で千代田目当てで千歳には目もくれなかったので特殊潜航艇母艦の方を見て「?」と思ったものの普通ので、とコレを買ってきた後で気づく始末。千歳・千代田ともに空母型のものもピットロードが発売しています。千歳とちょっと違うバリエーションモデルの「瑞穂」というものもあります。
つまりこのノーマル千代田は現在普通に手に入る千歳型の中で一番ショボいブツだったのです・・・
まあ懐かしむのが一番の目的だったのでこれはこれで。
重巡足柄と。200mちょっとの足柄に対し千代田は180mほど。重巡だと古鷹型や青葉型と同じくらいの長さ。排水量は前者と後者の中間的重量で最上型や利根型に近い11000tほど。
並びを逆に。
@@@
全艦出撃!気が付けばもう8隻。
積んであるのもあと8箱。置き場所確保のためにそろそろ棚の神姫を片付けなければなりませぬ。
昔々、私が初めて作ったウォーターラインシリーズがこの千代田でした。ジャンルバラバラで何種類かの不良在庫をまとめた投売りセットに含まれていたもので、当時は変な船だなぁとか思いながら組んだものでした。
開封。千代田はウォーターラインシリーズの中では旧ナンバリングが91と結構後の方になり、静岡4社からフジミが抜けた後ナンバリング改定でその他艦船である500番台の5番目、505のナンバーが改めてつけられました。箱表側には504になっていますが、504は同型艦の千歳に与えられており、箱横には505なので間違いです。内容は主要パーツとディテールアップパーツの2袋構成。
説明書。ちょっと古臭い印象を受けます。
主要パーツ群。この千代田は悪名高かったアオシマ製ウォーターラインシリーズの中でもかなりマシな方で、ディテールもそこそこちゃんと入っておりバリなども気になるほどではありません。
ただしやや大味な印象で、あまり角もパシパシ立ってたりもしません。それでも船体側面のモールドはあまり省略されたりはしておらず、仕上がりが貧相になったりしないようにはされています。
艦尾のパーツは特にディテールの無い千歳のものとゲートのある千代田のものが入っています。
まずは船体から。中央の細長いエレベーターは山なりに曲がっていて修正が必要。おぼろげに昔組んだ時もこうだったような気が・・・
エレベーターはやや隙間が出来やすいものの、流し込みタイプ接着剤があれば楽勝。パーツ合わせは予想してたほど悪くありません。
リノリウム色と軍艦色2を塗ったところ。説明書だと天蓋で隠れる部分の塗装が説明不足ですが、リノリウム色で塗るところには横方向に走るリノリウム押さえのモールドがあるので、旧日本海軍艦船のセオリーと思って良いのでしょう。
パーツをチマチマと乗せてゆきます。艦橋の下になる船体から1段高くなっている部分の左右に接着する側面のパーツは合わせが悪く上面に盛大に隙間が開いてものすごく目立つのでパテなどで埋めておきましょう。あぁ私はパテ作業嫌いなので0.5mmプラ板を差し込んで流し込み接着剤で溶け溶けにして均しました。面倒臭いのはこの部分くらい。
天蓋(手前にひっくり返ってるテーブルみたいなの)を接着後はその下の部分に手が入れにくくなるので先にエナメルジャーマングレーでウォッシング。
飛行機は零式水上偵察機が3機。塗装指示が説明書中に全く無いのでググって出た画像を参考にしましょう。でもフロートの下面の色がよくわからなかったので結局適当大雑把に塗ってあります。各所のディテールがボンヤリして見えたのでエナメルフラットブラックでスミ入れしてややクド目にディテールを目立たせておきました。天蓋は結局船体に接着せずに作業を進めました。天蓋の下、前寄り両側に斜めに配置される小船(小発?)は天蓋の前側の足の傍に取り付けるクレーンと干渉するので位置を少し工夫する必要があり、説明書通りに小船を重ねると台座に配置できなくなります。クレーンを前向きにするか、上に重ねる小船をオミットするかのどちらかになるでしょう。
全体にエナメルジャーマングレーでウォッシングし、船体側面に控えめにエナメルフラットブラウンで錆色を付けて、旗(紙シール)を取り付けて完成。甲板にテーブルが載ってるような、やっぱ変な船だな!
ちょっと変わった船ではありますが、シルエットは中々赴きがあります。
目線を下ろして観察。艦橋の前に2つ並ぶ砲は40口径89式12.7cm連装高角砲。武装はこの他、艦橋の前と左右、天蓋の後端の合計6基の96式25mm連装機銃があります。
武装パーツは主要パーツの方ではなくディテールアップパーツの方を使用。艦橋左右舷の小船は内側へ向けていますが、機銃台座と干渉するので微妙にズラすなどの工夫が必要。
天蓋付近。後でググってみたところ天蓋の下の甲板はリノリウム色じゃなくグレーみたいですね。
資料と照らし合わせあそこが違うここが違うと言い出すとキリが無く、またミリオタが白い目で見られる要因でもあるので程ほどに・・・スケールモデルをとっつきにくいと思われる一番の理由かつ原因ですので。
天蓋後ろ側の足に沿う排気管も天蓋と干渉してちょっと斜めになりがち。零式水偵はカタパルトに載せたいところですが、そのまま載せると胴体と接してしまうので甲板上に配置。カタパルトに載せる場合はカタパルト上面が左右フロートの中間くらいの高さになるように小パーツを作るなりしてやらないとカッコ悪いです。
天蓋を外したところ。天蓋下の細長いエレベーターには甲標的(小型の潜水艦)を配置。でも甲標的をここに上げてどうするんだろ?甲標的も説明書に塗装指示がありませんが、ググるとつや消し黒単色で良さそうです。
艦尾付近。艦尾には2つゲートがあり、ここから甲標的が発進します。甲標的大好きなので甲標的をもっと!という人は同じアオシマのNo.549特殊潜航艇母艦千代田を。こちらは船体が作り直されている実質リニューアル版です。
前後俯瞰。
千歳の方は全体がリニューアルされた千歳SD(初回限定・エッチングパーツ付き)とNo.551千歳(千歳SDのエッチングパーツ無し通常版)が発売されています。ジョーシンの店頭で千代田目当てで千歳には目もくれなかったので特殊潜航艇母艦の方を見て「?」と思ったものの普通ので、とコレを買ってきた後で気づく始末。千歳・千代田ともに空母型のものもピットロードが発売しています。千歳とちょっと違うバリエーションモデルの「瑞穂」というものもあります。
つまりこのノーマル千代田は現在普通に手に入る千歳型の中で一番ショボいブツだったのです・・・
まあ懐かしむのが一番の目的だったのでこれはこれで。
重巡足柄と。200mちょっとの足柄に対し千代田は180mほど。重巡だと古鷹型や青葉型と同じくらいの長さ。排水量は前者と後者の中間的重量で最上型や利根型に近い11000tほど。
並びを逆に。
@@@
全艦出撃!気が付けばもう8隻。
積んであるのもあと8箱。置き場所確保のためにそろそろ棚の神姫を片付けなければなりませぬ。