~趣味の世界~
WEのガスブローバックガン、門牛犬BULLDOGです。
台湾WEのベレッタPx4のガスブローバックハンドガンとなります。
前回のP90のついでに海外製の安めのハンドガンも1挺買っとくか、と適当に選んじゃった感があります…価格は12000円ほど。


外箱。WEはさぁ…


イタリアのベレッタは時代の趨勢に従いポリマーオートとしてM9000Sを登場させましたが不人気で商業的に失敗したため、それ以前のM8000をベースにフレームをポリマー化し2005年に登場させたのがPx4です。M9000SはM92などの流れを継承したスライド上面が開いていてバレルが露出したスタイルでしたが、強度不足で強力な弾薬への対応に難があったためPx4はM8000と同様にバレルが回転するロテイティングバレル式ショートリコイル機構を持ち、スライド上面が閉じたスタイルとなっています。これにより.40S&Wや.45ACPなどの弾薬の使用にも耐えるようになりました。2005年に米軍の四軍統合次世代拳銃トライアルにおいてHK45などとその座を競いましたが、結局はトライアル自体が白紙撤回されています。しかしこのトライアルの影響があったのか無かったのか、この後各社では以前に増して様々なポリマーオートのラインナップが急増したように思えます。


開封。実はこの写真を撮る数日前に開けて試し撃ちしちゃってるのですが、できるだけ開封時の状態を再現しています。


内容は銃本体とマガジン、バックストラップ(グリップの後面部分の交換パーツ)2種、サプレッサー取り付け用のアダプター、そして説明書。






説明書はA5版の8ページ構成。繁体字と英語の台湾仕様。




銃本体左右。表面仕上げはやや目の大き目なつや消しというか、目の細かいシボというか。トリガーなどの金属パーツは半光沢の黒塗装で、同じ台湾製のSⅡSのトイガンの金属パーツと似た風合い。フレームは樹脂製ですが、スライドはアルミ製。刻印もかなり省略されています。


銃口部分。マズル内先端はネジが切られており、ここへサプレッサー取り付け用のアダプターを装着できるようになっています。


フレーム前方のダストカバー部にはレイルが装備されています。ここは普通のピカティニーレイルなのでライト類の他、フォアグリップなども取り付け可能。下面にはグロックのように銀色のシリアルプレートがあります。


フロントサイト。ホワイトドット入り。


トリガー周辺。トリガーガード前方付け根の上にグロックのものと似た分解用のラッチが左右面にあります。トリガーの上後方にスライドストップ、トリガーガード後方付け根にマガジンキャッチ。


グリップ。ベレッタのマークがWEのロゴマークに変わっています。前面と後面に滑り止めの浅めなチェッカリングがあり、後面は別パーツとなっておりここを交換する事でグリップの握り心地を変える事ができるようになっています。


スライド後方側面にはデコッキングレバーがあります。もちろんライブ動作します。


ハンマー周辺とリヤサイト。ハンマーはリングタイプですがスライドやフレームにやや埋没した形。リヤサイトはノッチの左右にホワイトドットがあるタイプ。


スライド右面にもデコッキングレバーがあり、左右連動しています。こちら側はやや塗装の剥げが目立つ…


エジェクションポート。マルイのエアコキM8000クーガーを見慣れているとよく似ている形。


フレーム右面前方には英語で「説明書を読め」とあります。


グリップの下、マグウェル部分。後ろにある部分を押し込むとバックストラップが取り外せるようになっています。押し込むのは丸い部分だけではなく、半円形の部分全部。


押し込んでロック解除なので、バックストラップはやや「ひっぺがす」ように外します。標準では親指の付け根部分までカバーするラージタイプが取り付けられていました。


ラージタイプに対し上の延長部分がなく、後面が少し膨らんだミディアムタイプ。


後面が真っ直ぐなスモールタイプ。どのタイプも握り心地は良く、甲乙つけがたい…


マガジンはトリガーなどと同じく半光沢の黒塗装で、これもやはりSⅡSの固定スライドガスガンのマガジンと似た風合い。


マガジン後面には残弾確認用の穴のモールドがあります。マルイ製Px4と全く同じ…


下面にはガス注入口があります。


エジェクションポート内はチャンバーの可動。


スライドを引くとチャンバーカバーがクルッと回転。一体になっているアウターバレルも回ります。


ホールドオープン。


アウターバレルは金属製で、回転する分スライド内側と擦れるのか若干擦れハゲがみられます。


ホールドオープンしたエジェクションポートの奥の方にHOP調整ダイヤルがあります。スライドを外さなくても調整できるのですが、奥すぎてかなりやりにくい…


ハンマーを起こすとファイアリングピン表現が見えます。デコッキングレバーを動かすと楕円の奥にある六角ネジが上を向きます。


前述のようにデコッキングレバーはライブ可動。


レバーを下げるとハンマーを安全に倒す事ができます。


ハンマーフルコック時のトリガー位置。トリガープルはやや長めでハンマーが倒れる直前にちょっと重くなるところまではちょっとクニャクニャしたタッチですが重いと感じるほどではありません。ダブルアクションは割とスムーズであまり重くは感じません。M92系のトイガンと較べると大分滑らかに動くように感じます。


次に通常分解。フレームの左右にあるテイクダウンラッチを下から親指と人差し指で両側のラッチを引き下げながら…


スライドを前に押すとスルッとスライドグループが外れます。ラッチの操作はグロックに較べかなり軽く、普通の動作中に下がってスライドグループが前に飛んでっちゃわないか不安になります(そんな事は無いんだろうけど…)。


フレームとスライドグループに分離したところ。


フレームには金属製のインナーシャーシ?が入っており、これがスライドの動作に金属感を与えています。


バレルとリコイルスプリングガイドを外したところ。スライド前端の内側にはアルミだと曲がるからなのか亜鉛合金のインサートで補強されています。


それぞれ更に二分割できます。インナーバレルはステンレス製?重くて銀色に輝いています。アウターバレルは亜鉛合金のように見え、結構重さがあります。アウターバレルは安全のため下に穴が開いています。


スライドの重さは146g。


バレルとリコイルスプリングガイドを込んだスライドグループの重さは293g。


スライドとフレームの結合はスライドをフレームのレールに前から差し込み…


そのまま後ろに引くだけで完了。一応ラッチが持ち上がっていてスライドが前に抜けないかを確認して手を離す方がよいでしょう。ラッチの戻る位置が割とアバウトな感じ。


フレームと結合した銃本体の重量は666g。


マガジン込みで925g。実銃Px4は785gなので幾分重い…弾をフルロードした時の重量だと思いましょう。


バレル先端に取り付けるサプレッサー取り付け用のアダプター。


ネジは正ネジで、普通に時計回りに回して取り付けますが、外周にはベアリングによってロックするQDタイプと思しき溝が浅くあるのみ。そんなサプレッサーは持ってないので試せません…


それでは発射の準備を。ガスはマガジン底部のガス注入口から注入しますが、音が全くしない海外仕様の困ったやつ。音はしないけどまあ入ってるんだろうと思ってると全然入ってなかったりするので、念入りに注入する必要があります。出来れば日本仕様の注入バルブに換えた方が良いでしょう。


マガジンフォロワーをいっぱいに引き下げると広くなったスリットからBB弾を流し込んで入れる事ができます。


ローダーでリップ側からギャリギャリ詰める方が弾もきれいに並ぶのですが、ここはお好みで。


ローダーでリップ側から力いっぱい詰めると27発はいりますが、この状態で銃に差し込むと銃側のノズルを破損させる危険があります。


最低2発は抜いて25発に留めましょう。フォロワーを引き下げた時にリップ部分に弾が見えない程度に。銃に挿した時ノズルに当たってその分フォロワーが押し下げられるので、押し下げる余裕が無ければ当然破損に繋がります。


マガジンを挿入し、ロックされている事を確認。スライドを引いて初弾を送り込みます。音的には鉄じゃなくアルミなので鉄のチャキーンて音よりは少し樹脂寄りなチャコリ…みたいな音。


初速をチェック。弾は0.2gマルイベアリング研磨、気温は15度でマガジンは特に温めず。
70~65m/sほど。ただスライドが下がりきっていないのか、給弾しない事が多々…


マガジンをヒーターの温風で30℃くらい?に温めて撃つと初速は81m/sまで上がりました。


弾道が下寄りでリヤサイトの上面とフロントサイトの付け根で合わせてようやく15m先の狙点に飛ぶ感じ。HOPを強めてみるか、とエジェクションポートに指を突っ込んでダイヤルを回そうとするとガッチリ固く、バレルを外して回そうとしてもガチガチに固い!しかもHOP最強状態になっていました。横のネジを緩めても固く、頑張って動かすとようやく手の力で回せるようになりました。固着してたんだろうか?で、ネジを締め直しダイヤルを中間程度にして組み直し撃ってみると、HOPは効いて狙点の高さは合うようになったけれど今度は左上に飛ぶ。もう一度確認するとバレル内のHOP突起が片側しか出てきません。インナーバレルが斜めになって固定されてしまっているような…


とりあえず対策は後にして、全弾撃ちますがホールドオープンせず。
これはイケてない…


@@@



アルミスライドという部分以外、マルイのPx4のコピーのくせに値段はほぼ同じ、実射性能は完全に負けている困ったヤツです。正直アルミスライドで何か適当に、と雑に選んだら本当にアルミスライドなだけという…折角趣味の買い物をして大喜びでレビュー記事を書くのに「ダメだこれ!」なんて書きたくないんです。トイガンとしてまるっきりダメダメなわけではないのですが、樹脂スライドで良いならこちらを買うメリットが一つもありません。

うーん、どうしようコレ。



開封した次の日に前日やりそこねてた事をいくつか。


でっかいマガジンの割に68発というのが少なく思えたのでマルイ製の300連多弾タイプも買っておきました。


他の銃の多弾マガジンのように下から上へゼンマイで弾を送り上げるのではなく、BB弾の詰まった部屋の壁を出口の方に押してゆくような、自由落下式マガジンの発展型のような構造でしょうか。


うぅん?構造がよくわからん
ドラムを回してゼンマイ巻くのは何故だろう。壁を押す力はスプリングで行われているけれど、その補助なのだろうか?


外観。上がS&T P90TRに付属の68連標準マガジン、下がマルイ製300連多弾マガジン。


ダミーカートが中に無いので見た目は地味ですが、その分中のBB弾はよく見えます。


裏側中央にあるフォロワーを一番端まで引っ張り寄せるとそこでロックされます。そしてその傍らにあるハッチを開き、そこからBB弾を流し込みます。


ハッチを閉じるとパシャッとフォロワーが前進します。いやこのマガジンは角ばってる方が前だから後退か。


ハッチはフォロワーを端まで寄せなくても開くので、間違ってこの状態で弾を流し込んじゃうとどうなるんだろう?かなり面倒臭い事になりそうな…


とりあえず空のままですが銃にセットしてみます。取り付かないと話になりません。


どうもロックの掛かりが悪いような…標準マグよりも少し強めに叩いてやらないとキチンとキャッチに掛からない感じ。リリースもマガジンキャッチを引いてもパコッと持ち上がらず、「シーン」と無反応な事も。その場合マガジンキャッチを引っ張りながらもう一方の手でマガジン後部を上から掴んで引っ張ってやる必要があります。


較べてみると微妙~に窪みの寸法が違うような。削ってやればいいんだろうか?




多弾マグはまあおいといて、マガジンを装着すると隠れる部分にあるサイトレシーバーの後ろにあるこの長方形のスイッチ。これを押すだけで前周りが外せるのだそうです。この銃、説明書無いので。


一杯に押し込んでサイトレシーバーを前方にちょっと押すと外れそうな手応え。


そのままサイトレシーバーを前方へ押しやるとガシャッとバレル周りごと外れました。


外した本体側を前方から覗き込んだところ。奥にメカボックスが見えます。左右に後方へ向けて伸びている棒はトリガーの動きをメカボックスに伝達するためのもの。タボールのものに較べかなり簡素な「太い針金を曲げたもの」。


サイトレシーバー側。アウターバレルは無く、サイトレシーバーの土台を前後にインナーバレルが貫通しており、その下側にコッキングハンドルのパーツが取り付いています。


インナーバレルの後端に取り付いているHOPチャンバー。そういやマルイのステアーAUGもこんな感じにフォアグリップと一体のアウターバレルがチャンバーごと簡単に外せる構造だったような気がします。


戻す時は本体に元あったように差し込み、前側にもかみ合わせ部分があるのでそこも合わせつつ結合させます。


そしてここのボタンを押し込みながら…


ガチャッと結合完了。メカボックスをいじるにしても分解が簡単にできるのは便利でしょう。P90の電動ガンはメカボックスを開けるのも楽な方だと聞きます。




最後にハイダー回り。ハイダーの下にイモネジがあるのでこれを緩めます。


バレル前端のネジは14mm逆ネジなので、普通のネジを締める方向(前から見て時計回り)で回すと緩んで外れてきます。ハイダーの後ろにあるギザギザの付いたリングはハイダーとは別にねじ込まれています。戻す時は逆ネジなので前から見て半時計回りにねじ込んでゆきますが、アウターバレル前端の上側が1cmほど切り欠かれているのでネジがズレたまま斜めにねじ込まれやすいので注意しましょう。ハイダーを下側から押しながらネジ山に押し付けつつねじ込んでゆくのが安全。


14mm逆ネジ仕様のハイダーやサプレッサーの取り付けが可能です。
テールヘビーなのを改善するために前周りに大柄なエクステンションを取り付ける「宇宙戦艦化」も面白いでしょう。



S&Tの電動ガン、P90TRです。
前々から気にはなっていたのですが、もうちょっと出してマルイの買わね?でもどうせ買うならハイサイクルなPS90に…とどんどん要求がエスカレートしてしまい、結局「まあ、いつでもいいか…」となっていました。このままでは一生買わない予感がしたので思い切って買ってしまいます。とはいっても12000円ほど。マルイのガスブロハンドガン1挺買う程度に気軽さも手伝ったかと思います。


全長の短い銃なので箱もコンパクト。店で買ってお持ち帰りするのにも優しい。大昔初電動ガンとしてマルイのM16A1を買って持って帰る時、自転車だったのでえらく苦労した記憶があります…


P90はベルギーのFN(ファブリックナショナル)が開発したPDW(個人防衛火器)。「プロジェクトナインティ」と呼ぶその名の通り1990年頃に登場し、1996年の在ペルー日本大使公邸占拠事件で突入部隊が使用していた事で有名になりました。しかしどちらかといえばこの事件より前、マルイのFA-MASなど電動ガンの登場でサバゲフィールドが電動一色になる直前までサバゲーマーの定番ウェポンであったトイテックのP90で知った人も多いのでは。(えっそんなの40代以上だけだって?そうかな…そうかも…)


初速証明。CM.060とあり、どっかで見た型番だなー!と思ってググってみると全く同じ特徴の製品がCYMAのブランドでも売られています。CYMA製造のOEMのようですね。


カラーバリエーションは3色。今回のものは無難に黒です。上写真、一番下の電動ガン「ガ」の濁点がDEの右に行っちゃってます。


開封。そうそうP90TRのTRはトリプルレイルの略。P90は標準でドットサイトが装備されているマルイのP90が基本スタイルで、TRはこのドットサイトを廃し使用者が好き好きに光学サイトを載せるためのレイルに置き換えたタイプです。


内容は銃本体とマガジン1本、BB弾袋詰めとBBローダー、クリーニングロッド。説明書はありません。



銃本体左右。


銃口のアップ。ハイダーは斜めに切られ上面に4つのポートを持つタイプ。インナーバレルは真鍮製。


ハイダーの固定は下のイモネジによるもの。ここを緩めればハイダーを外す事ができます。ハイダーの後ろにあるギザギザのついたリングはハイダーとは別パーツで、特に何かの機能はありません。


えーと、ここ何ていうんだろう…マルイPS90の説明書によるとサイトレシーバー?キャリングハンドルみたいになってる部分は金属製。左面に白いプリント刻印があります。


上に長いレイルがあり、レイルの前端にフロントサイト、後端にリヤサイトがあります。左右前方にも短いレイルがあります。


サイトの見晴らしはハンドガン的。当然調整などはできません。やや位置が低くストック上面に顔を当てないと覗けませんが、顔を斜めにするほどではありません。フェイスガード装備だと覗けないかも。


レシーバー左右にはコッキングハンドルがあります。


この位置まで引く事ができます。コッキング感などは無く、まあオマケ程度に引けるだけというもの。特に機能は持たされていません。


コッキングハンドルは左右が繋がっており、どちらからでも引く事ができます。実銃P90の特徴として、左右対称デザインによる射手の利き手の選ばなさがあります。すべての操作を左右どちらからでも行う事ができ、エジェクションポートも後方下にあるため、何も考えず左右スイッチして撃てるようになっています。


レシーバー下の輪っかになった内側後方にトリガー、その下にセレクターがあります。セレクターはグリップを握った手の人差し指で操作できます。上写真はセーフ位置で、トリガーがロックされます。


セミオート位置。トリガープルはストック内にあるメカボックスまでをワイヤーロッドで繋いでいる構造のためややフリクションがあって軽くもありませんが、操作しづらいと感じるほどではありません。何かの機械でこんな引き心地のトリガーがあったような…


フルオート位置。このトリガーはフルオート位置では浅く引くとセミオート1発で止まり、引き切るとフルオート射撃をするようになっています。ただしトリガーを引いている途中にタッチの変化などは無いので、トリガーだけで撃ち分けるのは少し慣れが要りそう。


トリガーの下の部分はフォアグリップとして機能します。トリガーガード内に右手の人差し指と左手の親指(右利きの場合)が入るので厚手のグローブ装備だとトリガーガード内が窮屈かもしれません。少し滑りやすいですが、親指を入れずに添えるだけにするのも良いでしょうか。


トリガーの後方の穴はトリガーを引く手の親指を入れて、その下の部分をグリップとして握るようになっています。曲銃床の銃のグリップと似た角度の急なグリップアングルのため片手で素早く構えて撃とうとすると銃口が標的のかなり上を向いてしまう傾向にあるので慣れが要るでしょう。


この穴の天井部分には開閉する窓があります。


窓の溝に爪を掛けて後方へスライドさせて開くと、中にはバレル同軸タイプのホップ調整ダイヤルが出現します。マルイのP90と同じですがあちらと違い「←HOP」の表示が無いので回す方向には注意。(マルイと同じならば、上写真の向きで下方向へ回すとHOP強となります)


グリップ後方の下面にはエジェクションポートがありますが、意味ありげなモールドのみで特に機能はありません。


ストック部分。ブルパップタイプの銃なのでこの部分にメカボックスが内蔵されています。


バットプレート。つるりとして特に何もありません。ストック下にスリングを通すスリットが左右に貫通して開いています。スリングは後ろをここに、前はサイトレシーバーの後半下に左右貫通して開いている穴に通します。ただ前側はサイトピクチャーや光学機器に干渉しがちなので後付けのスリングスイベルをレイルに取り付けた方が使いやすいでしょう。


グリップの上。マガジンを装着していない状態では給弾口が見えます。


右手でグリップを握ったところ。


右手でグリップを握った時、左手はフォアグリップをこのように。全体としてコンパクトな構えになります。


マガジンは大きな半透明のものになります。


付属のマガジンはスプリング式の68発入りマガジン。内部のダミーカートが透けて見えるようになっています。


マガジン下面。丸くなっている部分が本来のマガジン出口で、マガジン内の弾薬はここでクルッと90度回転してチャンバーに送られます。電動ガンの場合はその隣にある口からBB弾が出てチャンバーに送られます。


マガジンは角ばった方をサイトレシーバー下に後方から突っ込み…


一番奥まで入れたら後端の丸い部分を銃の上に置き…


上からポンと叩いてセット。


マガジンを外す時はマガジン後端の丸くなっている部分に掛かっているマガジンキャッチを上から左右とも人差し指と親指でつまむようにして後方へ引くとパコっとマガジン後端が浮きます。マガジンキャッチは左右どちらかだけを引いてもマガジンがリリースされないので左右とも操作してやる必要があります。やり方がわかれば操作はしやすいですが、他と比較して素早く操作できるかどうかとなるとM4/M16などのタイプには遠く及ばないでしょう。較べちゃダメ。


銃本体の重量は1870g。


マガジン込みで2049g。重くはないのですがストック部分が重く重心は後ろ寄り。ブルパップ銃は仕方ありません。グリップアングルのせいもあって前述のように銃口が上を向きやすいので、咄嗟にメクラ撃ちする時などは意識して下めに銃口を向けるようにしたり、フォアグリップの掴みをしっかりさせたりと、慣れるまでは真っ直ぐ撃つ事を意識しておく必要があります。


それではいよいよ発射の準備を。電動ガンなのでバッテリ―を接続するのですが、説明書が無いのでどうしたものやら…マルイのは確かバットプレート外してストック内だったハズ、とストック周辺をうかがうとバットプレートの下にボタンらしきものが。


ボタンを押して、う~ん…


下か!ボタンを押し込みながらバットプレートを下にずらします。


ある程度下へずらしたら止まるのでそこから後方へバットプレートを引っ張って外します。


中央からヒューズボックスと配線が生えており、バッテリーは上のスペースに格納するようす。


適合としてはマルイのミニバッテリー?


配線を収めるのがちょっとダルいもののすんなり収まりました。


でもでかいし重いしいざ使おうとしたら放電しちゃってるニッ水バッテリ―にはとっくに愛想をつかしているのでリポバッテリーを。7.4V1400mAhのスティックタイプ。


少し長すぎる。ニッ水バッテリでも9.6Vのはこれと同じくらいはみ出ていました。


7.4V800mAhの小さなタイプ。これが入らないと由々しき事態に。


長さ的には問題無し。おっとこいつは端子が違うので変換を噛まさないと。


ミニT⇔ミニの変換をして配線を収めます。バッテリー本体の横にもう一本入りそうなくらい幅方向に余裕があるのでそこに配線を押し込んで完了。素直にミニバッテリー互換サイズのリポバッテリーを使う方が無難でしょうね。


バットプレートを少しズレた位置にハメこみ、上へスライドさせて格納完了。配線が飛び出しているとバットプレートの内側と擦れてスライドさせにくいのでキチンとストック後端からはみ出ないところまで配線を押し込んでおく必要があります。


マガジンにBB弾を込めます。付属のBBローダーでも良いですが、とりあえずいつものやつで。


一杯に詰めたところ。


2発こぼれますがこれで68発のハズ。


マガジンを銃へ装着。発射準備が整いました。


シースルーで多少前の方にBB弾が見えますが、給弾は後ろの方なので前の方だけ見えても…


初速をチェック。弾は0.2gのマルイベアリング研磨。
91m/s前後で安定、サイクルは秒11発ちょっと。音的にはまあ、普通の電動ガン。特に変な音とかもしていません。S&T、というかCYMAもそうですが最近は全然普通に使えるんじゃないでしょうか。そりゃ普通じゃない使い方には耐えられないでしょうが、そんなのマルイ製でも同じ。


HOP調整はしていませんが15mほどの距離でやや浮き上がり気味程度の弾道。サイト通り飛ぶし安定もしているのですが、サイト越しだと飛んでる弾がイマイチ見づらい印象があります。サイト長が短くてフロントサイトがクッキリ見えすぎているのかどうなのか、とにかくサイトレシーバーに隠れて飛んでる弾がよく見えない…


折角レイルが付いているのですから、素直に光学サイトを好き好きに載せたらよいでしょう。M4に合わせたマウント高のものは少しストック上面から顔が離れがちになりますが、十分使いやすいかと思います。アイレリーフの短いACOGでもOK。


未来銃っぽいと昔から言われているP90にはホロサイトもよく似合います。これはレプリカですがちょっと相性があるのか少しグラつく…というか長い事使ってなかったせいか電池死んでた…ボタン電池4個高価い…単三×2の552タイプでも買い直そうかしら。


普通のチューブタイプはややとってつけた感があってイマイチ似合ってない気がするのですが、実用上はこれがベターか。ドットサイトの造りの評価として電池入れっぱなしで長く使えるかいつの間にか電池が液漏れして死んでるかでも評価していいと思うの。これはSⅡSので結構買ってから経ってるけれど付属の電池そのままで今でも使えます。まあ上のパチホロは電池も安いの使ってたのがダメなんだろうけれど…


PDWというと今はMP7A1がメジャーでしょうか。他にもMP5K PDWやKAC PDWみたいに名前からPDWなのもあります。SMG(サブマシンガン)はオープンボルトで拳銃弾をフルオートばら撒き、という中で異端な存在ながらも「精度」を付加したMP5、そこからさらに進み専用弾の使用によりSMGを過去のものにしたPDW。


とはいえ世相としては専用の弾使うPDWよりもう小さいM4でよくね?みたいになってきている感じ。電動ガンでも小さいM4マジ使いやすいもの…


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値段で「大丈夫なの?」と思うでしょうが、そもそもスポーツライン系の電動ガンと同価格帯です。大丈夫に決まってるじゃないですか。コスパは高いですがオモチャとしてはめっちゃ普通です。軽くP90の電動ガンが欲しいと思ったらこれはピッタリでしょう。ただしそうはいっても中国製なので「絶対に」ハズレを引かされたくないという方には、じゃあ軽くねえやつ薦めるからもっと金出せって言うしかないわ。本末顛倒。

CYMAのエアコッキング式ショットガン、CM.355LM M870 M-Style ロング フルメタル DEです。


ショットガンタイプのトイガンはマルゼンのCA870チャージャーの他に中華チープガンを2つ持っているのですが、いずれも単発なので複数同時発射するやつがやんわりと欲しく思っていました。間違いの無いところではマルイのM3ショーティですが、ストックが無いのがどうも決め手に欠けてずっと先送りになっていたところ、ある日ふとぼんやり思いついて見繕ってみたところCYMAから好みに近い姿のものが出ているのを発見。時期を待って(私の住んでいるところは1~2月に災害レベルの雪が降ったのでしばらく通販できなかったのです・・・)購入にふみ切ります。


箱でっか!価格は税込み19000円ちょっと。これはフルメタルですが樹脂レシーバーの廉価版は1万円台前半、ストック無しのショートバージョンなどは1万円しないものもラインナップにあります。


CM.355はMAGPUL風のフォアエンドと固定ストックをもつタイプ。銃身とマガジンチューブが長いロングと短いショートがあり、カラーはBK(ブラック)とDE(ダークアース)の2種。それぞれに金属製の上級版と樹脂製の廉価版があります。


初速証明。


開封。下ヒンジ状で上に取手があったらハードケース風になりそうな梱包。


内容は銃本体とショットシェル型マガジン3個、BB弾とクリーニングロッド、BBローダー。


ショットシェル型マガジンはマルイのものとそっくりなものが3個。クリーニングロッドもマルイの電動ガンに同梱されてるものと似ています。


BBローダーはマルイのコピー品と思しきもの。中華チープガンによく同梱されてるものと同様で、Oリングが省略されているのでギャリっとひと押しで4発出ますが途中で止められないやつ。



DEの色調はS&TのG36V系より若干明るめ。


重量は2272g。フルメタルですが亜鉛合金かアルミ、フォアエンドとストックが軽い樹脂製なのであまり重くはありません。持ってみると見た目よりかなり軽く感じます。剛性的にはレシーバーと前後の付け根部分でほんのちょっぴりたわみを感じる程度。


ロングは長いバレルとその下の延長されたマガジンチューブが特徴。マガジンチューブは空洞で、後方のスリングスイベルの前にあるネジを手で回して開ける事ができます。ここにはカート式マガジンをかなりの数収める事もできますが、取り出すのにネジを手で回すのが手間なのであまりその用途には適しません。


銃口は内部が出口1cmくらいのところまでしか塗装されていません。写真だと真っ暗になってしまいましたが、奥の方が3つ穴の開いた隔壁状になっており、インナーバレルが3本束ねられて配置されています。


フォアエンド(先台)。MAGPUL風のものが標準で装備されています。


ただ、フォアエンドの下と左右のM-LOK穴は穴の奥ギリギリのところに構造物があって、この穴を利用するオプションの取り付けが難しい様子。下の穴はほぼ塞がっていて、横の穴もコッキング時に引っ掛かりそうです。


ロングにはアイアンサイトがあります。こちらはフロントサイト。取り付けは両面テープではなく、バレルを上下に貫く穴があってそこでネジ留めされています。


リヤサイトは銃身の後端付近にあります。


リヤサイトは左右の調整が可能。クリック感がありますが結構軽く動くので何かの拍子にここを触ったりすると勝手にズレやすい。


レシーバー左。Remington Model 870とプリントされています。プリントの色は銀色。


下面。シェルキャリアーの後方、トリガーガードの前にシリアルナンバーらしきものがプリントされています。


レシーバー右下。トリガーガードの右前方にアクションバーロックがあり、ここを右手の人差し指で手前に引くと前方のシェルキャリアーが開きます。


レシーバー右上方。レシーバー上には特になにもありません。


ストック。グリップと一体化した曲銃床となっています。いわゆるMAGPULタイプ。


ストックの左右にはスリングの取り付けポイントがありますが、全部樹脂製な部分なので強度的に少々不安があります。そのすぐ前にあるメクラ蓋は外し方がわからないので未確認ですがQDスイベル穴かもしれません。


グリップ後面にはゴム製のフタが付いています。用途は何だろう?


バットプレートはゴム製。前方のネジを抜くとストックとバットプレートの間に挟まっているパネルを外す事でストックの長さを調整できる様子。バットプレートにあるプラスネジはダミー。


トリガーガード右前方にあるアクションバーロックを引くとシェルキャリアーがスプリングの力で開きます。


ローディングポート内部。3本束になった白いシリンダーが見えます。ここへショットシェル型マガジンを装着します。


まず前側から差し込み、次に後ろ側をカチッとロックされるまで押し込みます。


シェルキャリアーを閉じて装填完了。


アクションバーロックを引くとシェルキャリアーが開き、ショットシェル型マガジンの後端が少し浮きます。自重で落下しない程度に引っ掛かります。


フォアエンドを引くとコッキングされます。引きは想像したよりは軽い印象を受けます。とはいってもマルゼンのCA870よりはずっと重いもの。マルイのM3でよく言われる「ゴリラパワー」まではいかないかと思います。エジェクションポートのカバーも連動して後退しますが、特に開いた先にホップ調整レバーやダイヤルがあったりはしません。マルイと同様に固定ホップとなっています。上写真よりさらに1cmほど引けますが、手を離すと上写真の位置まで若干前進します。


フォアエンドを手で前進させきるとコッキング完了。コッキング状態で前進させ切るとこの位置でフォアエンドが固定され、二重引きを防止します。ラピッドファイア機能があり、トリガーを引いたままフォアエンドを前後させるだけで連射も可能。発射はフォアエンドを前進させ切ったところで行われます。


セイフティはトリガーの後方にある左右に貫通したスイッチ。左側に飛び出して赤い印が出ている状態がセイフティOFF。


押し込むと右側に飛び出してセイフティONとなります。セイフティONではトリガーがロックされます。トリガーは遊びが少なくストローク短めで少し重めに感じます。バシンと結構大きな音がして発射。


ショットシェル型マガジンに弾を詰めます。ローダーでギャリギャリっと詰めるのが簡単。


キッチリ30発入っていました。3発ずつ発射するので10斉射となります。


初速をチェック。0.2gで70m/s台前半くらい。飛びは15mで若干狙点よりほんのちょっと浮くくらいですが、3発の散り方はホップの効き具合のバラつきによってか縦方向に多少散る程度。比較的まとまって素直に飛んでゆきます。


1発だけ込めて撃つと97m/sまでカチ上がりますが、1発ででも一応規制値に収まるレベルに留まります。


MVGも一緒に買ったんだけど、フォアエンドの引きが思ってたより重くなかったのでこれに頼る程ではなかったかも。


このMVGはM-LOK穴に取り付けるタイプのフォアグリップです。MAGPULがマイブームだった頃には潰しの効きやすいRVG(20mmレイルに取り付けるタイプのフォアグリップ)ばかり買っており、気が付いたらレプリカもろとも市場から消えていて買いそびれていました。これは単純な固定方法なのでM-LOK穴じゃなくても案外取り付いたりします。こっちだって十分潰しが効きます。


もう一つ同時購入したもの。銃本体にショットシェル型マガジンが何個付属するのか不明だったので予備としてマルイ製ショットシェル型マガジンを。


金色部分の色調やプリント文字の違いくらいで、ほぼ同じもの。


互換性があり、普通に使えます。そもそもこれがオリジナルなので・・・


サイトの見晴らし。サイト位置はやはり少し低く、ストック上面に顔を横にしてやっと覗けるといった感じなので正直狙いづらい・・・


ストックの長さ調整をしてみましょう。上写真ではネジを2本とも抜いていますが、下側は抜く必要がありません。


構成はこのようになっています。初期状態では1cmのパネルが2枚挟まっています。


フォアエンドに手が届きにくく感じたので挟まってた2枚とも外してしまいます。


しかし長いな・・・何センチあるんだろうか。


パネルを2枚抜いた状態で101.5cmくらい。


上下に飛び出すものが少ないからその分長く感じるのかも。


マルゼンCA870チャージャーと。23mm径のサプレッサーで前方に15cm延長、レイルを追加してスコープを載せ、グリップも換えてあります。


CA870用のレイルは前側のネジ穴が埋まってて取り付けは難しそう・・・この辺はマルイのM3でも事情は似ているので、光学機器になんか頼るな!という事なのかもしれません。そもそも狙撃をするような銃ではありませんし。


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マルイ製に較べると精度的には劣るのかもしれませんが、十分戦力になるかと思います。形が気に入ったのならそれだけでも購入動機として十分な性能が備わっています。近頃のCYMAは中々侮れない・・・
マルシンのガスガン、コルトS.A.A.45ピースメーカーHW 6mmBB Xカート仕様です。

リボルバー拳銃をいくつも買ってゆくとやはりどうしても行きつくのがピーメことシングルアクションアーミー。むしろこれから入る人もいるでしょう。西部劇で拳銃といったらこれです。今でいうスピードリロードなどの「カッコイイ銃の操作」の元祖といえるものがこの銃によるガンスピンやファストドロゥ、ファニングショットなどのガンアクションではないでしょうか。


さてそんな超メジャーなSAAもトイガンとなるとちょっと旬が遠く過ぎてしまった感があり、現在はエアガンモデルガンを合わせてもマルシン・タナカとあとはハートフォードくらい。ガンアクションを楽しむならハートフォードのモデルガンがネットでよく勧められていますが、弾の出るやつ、となるとカート式でリアルな操作が楽しめるが設計が古く実射性能が低いマルシン、非カート式で実射性能に振っていて外観も高級なタナカ、という感じになります。私はどちらかといえば実射性能重視なのでタナカも惹かれるのですが、先にそっち買っちゃうとカート式が魅力なマルシンのは縁がなくなりそうなのであまり高いモデルじゃないので手を打っておこうというわけで買ったのがこのヘビーウェイトモデル。もっと安いABSモデルは売って無かったので。


開封。マルシンでこのタイプのパッケージはM586/686もそうですが古めのタイプに使われていますね。新しいモデルだとダンボールに小さいラベルシールの箱ですから。


内容はカートを装填済みの銃本体と説明書、BB弾。



説明書は1枚紙を二つ折りにしたもの。



マルシンのヘビーウェイト樹脂モデルというと昔キットモデルガンのM586を持っていましたが、表面がなんだかセメント質だったあれに較べるとこちらの表面は普通のきめ細やかな印象のつや消し。持った感じはズシリとして雰囲気たっぷり。


マズルフェイスのアップ。2cmほど奥にインナーバレルの先端が見えます。設計の古さゆえか銃口部分の別パーツ感が強いです。Xカート仕様とするなど近代化はされていますが、実射性能部分ではホップアップ機構が搭載されず、ごく近距離の射的を楽しむ程度に留まります。そのかわりガンアクションにおいて銃を横にして撃ったりする時でもホップが悪さをする心配が無い、ともいえます。


銃身左面にはCOLT SINGLE ACTION ARMY.45と刻印があります。バレルの右斜め下にはバレルシュラウドがあり、今日のリボルバーとは形態の違うエジェクターがあります。


フレーム部。シリンダーはフルートのあるおなじみの形。別パーツとなってフレーム下にネジ留めされているトリガーガード内には、かなり細くて華奢な印象を受けるトリガーがやや左寄りに生えています。


グリップはアイボリー(象牙)を模した色の樹脂製グリップが標準で付きます。グリップの色はこの銃に対するイメージの個人差があるかもしれません。


グリップ後面。グリップの握り心地は少しクセがあり、ホルスターから素早く抜けてもそのまま射撃体勢に移ろうとするとちゃんと握れてなくて撃てなかったりするので少し練習が必要でしょう。


前後サイトは簡易なもので、特にリヤサイトはブローニングM1910のように上面に溝がある後端がちょっと狭まってるだけ。ここも素早くサイティングするには練習が要ります。


ハンマーをフルコックしたところ。名前の通りこの銃はシングルアクションのみなので射撃の際は毎回自分でハンマーを起こす必要があります。私はダブルアクションのリボルバーも結構ハンマーを起こしてシングルアクションで撃ってばかりいるのでこの辺はあまり抵抗がありません。


グリップ底部の中央にはやや後傾したガス注入口があり、その前方に小さくSTGAと刻印。


バレル右面には刻印はありません。


フレーム右面にはMFG.MARUSHINと刻印があります。


バレルシュラウドは別パーツで亜鉛合金製のようです。


倒れたハンマーが打撃する部分は真っ平ら。ハンマー側にある突起はスプリングで引っ込むようになっています。


シリンダーの右後方にあるゲートを開きます。この銃は今時のリボルバーのように左へスイングアウトなんてしないので、ここから1発ずつ入れたり出したりするようになっています。

そのままではフレームに引っ掛かってカートが取り出せないので、ハンマーをちょっとだけ起こしてハーフコック位置にします。するとシリンダーの下側に引っ掛かっているシリンダーストップがフレーム内に引っ込み、シリンダーを自由に回転させられるようになります。ハンマーが倒れた状態や、フルコック位置では再びシリンダーストップがせり上がってシリンダーを固定するので回せません。


シリンダーに入ったカートをゲートの位置に合わせるとカートは滑り落ちてきますが、バレル下のエジェクターを操作して取り出す事も出来ます。エジェクターはこの位置まで引く事ができます。


エジェクターを引くとカートがシリンダーから押し出されてきます。
 


シリンダーの回りが悪い・・・マルシンのガスリボルバーはバレル後端からシリンダーギャップからのガス漏れを塞ぐため、シリンダー前面と噛み合う可動パーツがあります。


マルシンのどのガスリボルバーでも、このスプリングのテンションでシリンダー前面の穴に噛み合っているパーツが回転のスムーズさを損なっているのですが、元々低い実射性能をちょっとでも上げるための仕組みなので暖かい目で見守りましょう。


おっとそうそう銃本体の重量は504g。


カート6個込みで605g。


カート1個は17g。計算合う?


カートは前面に6mmBB弾を入れるようになっていますが、後端にも入っちゃうので注意。特にカート後端に弾を詰めるクラウンのリボルバーに慣れている人は特に注意しましょう。


カート前面に弾を落とし、押し込んでやれば定位置に入ります。


次にガスを。グリップ底部に対しやや後ろに傾いた角度で注入する形になります。ガスが抜けきっている時にハンマーダウンしているとバルブが押されて放出状態になるらしく、ガスを入れる時はハンマーをハーフコックかフルコック状態にする必要があるそうです。またハンマーが倒れた状態で更にハンマーを後ろから押すとガスが銃口から放出されてしまうので、ファニングショットなどをしている時にミスってうっかり倒れたハンマーを押し込まないように注意が必要です。ホルスターのロックベルトをハンマーの後ろに掛けている状態でロックを外し忘れたまま銃を抜こうとした時にもガスを吹きやすいので注意しましょう。注意点多いな!


シリンダーは安全対策として穴同士が抜けています。


シリンダーを回しながらカートをゲートから1発1発詰めてゆきます。面倒ですがこれがロマン部分なので。こういうものなので。


詰め終わったらゲートを閉じます。閉じなくても撃てますが儀式としてちゃんと閉じましょう。


ハンマーをフルコックして発射準備完了。一応ハーフからフルコックした時はシリンダーストップが定位置に掛かっていない事があるので軽くシリンダーを回すように揺すってやります。


初速を計測。ミスが多く10発目くらいで51m/sほど、その後は40台前半くらい。やはり初速は低めになります。


ヒーターの風を当てて少し温めると50台に回復しますが、大体これが精一杯。ホップも無いので弾道は小便弾。飛距離は20mが最大で、真っ直ぐ狙って撃てるのは10m以内になります。


前後サイトの見晴らしはこんな感じ。5mくらいならこれでいけますが・・・


距離が離れるほど仰角をつけてやる必要があります。ウチの庭撃ち(15mくらい)だとこれくらいで狙ったところへ飛びます。左右へはそれほどブレませんでした。


カートを取り出さなくても次弾はシリンダー前面から行えます。


ただしシリンダーを回す時はシリンダーストップが掛かっていない事を確認して回すようにしましょう。ハーフコックでもたまにシリンダーストップが掛かったままの時があります。


マルシンの他のガスリボルバーと。似た大きさのM686とはグリップの大きさの違いのためにバランスがかなり違って見えます。


こういうもの、という割り切りをもってこの銃に向き合えば、「風情」で全てが許せると思います。マルシンには同じSAA進化系のスーパーブラックホークがありますが、あちらは実射性能がかなり近代的になっているそうです。でもスーパーブラックホークはでかくてゴツいのでウエスタンじゃないし。「地獄に落ちろ~~~~~‼‼(ドゴーーーン)」て感じだし・・・
「いんだよ細けぇ事ァ!」な人はあちらをオススメします。


さてさてウエスタンな空気に浸るにはホルスターも不可欠。でも気軽な導入にはとりあえず安いのでいいよね!というわけでイーストAのナイロンホルスター。リボルバー用です。


ウエスタンなら皮ベルトとホルスターだるォ!?というところですが、高いんだもの・・・


以前紹介した同じイーストAのオート用と較べると奥が細くなっています。


反対側。ロックベルトは裏側ではベルクロ、表側ではボタン留めになっています。ベルクロは長さ調整用。


SAAを収めたところ。4インチまで、とあったので4.75インチあるSAAはちょっぴり銃口がはみ出ます。エジェクターまではみ出ちゃうと引っ掛かって抜けなくなりますが、これはギリギリ大丈夫。ただこれより銃身の長いタナカのアーティラリーやキャバルリーには向かないかも。


ベルト通しは狭めで、4cm幅までが限度。こんな安いベルトとホルスターでもちゃんとファストドロゥの真似事くらいはできるようになります。でも、ステップアップが遠いな・・・


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世の中、どんなに性能がヘナチョコでも代わりの効かないものがあります。これはそういうやつ。
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