~趣味の世界~
前回に引き続きICSの電動ガン、L86A2です。


前回に「個人的にこの銃にはこれは外せない」と申したものがこちら。


OPT-Crew L85/SAと書かれたもの。お値段はそれなりに。


開封。説明書ではなく購入に際しての簡単な注意書き一枚と、ブツは袋が二重に被せられ更に布の帽子?が被せられています。


そう、SUSAT L9A1のレプリカです。こいつは市場にあったりなかったりするタイミングがあって、銃本体と同時に揃えてしまいたいと思っても、こいつが無い!銃側が無い!という事があります。正直これが同時に買えなかったら銃の方も買わなかったかも。それくらい重要。


対物レンズ側が斜めに切られたショートスコープというとACOGがあり、L85もSUSATからACOGに代替わりしています。しかしACOGはL85に載せる際は変にオフセットした取り付け方をするので違和感バリバリだし、何よりSUSATに較べて台座部分がスマートすぎます。この無骨で無駄の多いSUSATでなければならない場所がL85/L86のレシーバー上にあります。


スコープとしての機能は4倍固定のショートスコープで、レティクルの調整は台座に対しスコープのチューブをピッチング/ヨーイングさせて調整します。その調整のために台座部分がこのようにゴッツくなっています。


ACOGの一部のモデルにあるような、チューブ上に簡易的なアイアンサイトを備えています。


レティクルは「オベリスク」と呼ばれるタイプ。何か下から突起が生えていて、その先端が狙点となります。実物ではトリチウムによる発光機能がありますが、このレプリカには発光機能はありません。アイレリーフはおよそ5cm前後?狙い越しはACOGのレプリカと似ている印象。


早速取り付けに掛かりましょう。まずは邪魔になるフロントサイトをマイナスネジを緩めてスライドさせて外します。


次にキャリハンを外します。左にある2つのマイナスネジを緩めますが、動きません。あとどこだ?


ここか!しかもここはプラスネジ。面倒臭ぇ…


プラスネジを緩めると前後に動くようになったので外…うん?


おりょ?前後とも塞がってて外れないんだけど。


ハンドガード上面を開くのか!これで外れました。キャリハンを外した銃側には専用の幅のレイルがあります。


SUSATの取り付けはACOGやM4キャリハンと同じく挟んで前後のネジで締めるだけなので簡単です。


ただしSUSATの下面には丸い突起があり、ここをレイルに3つある穴に合わせる必要があります。この丸い突起は横にあるベロ状の金具で引っ込ませられるので、前後位置を調整する時は取り付けネジを緩めてこのベロ状金具を操作し突起を引っ込ませて前後にスライドさせます。(メンド…無駄な機能…)


とりあえず3つある穴のうち中央の穴に突起を合わせて取り付けました。



そうそうこれこれ。この姿。



あー、
もー!
格好良いに全振りしやがって…






次回はいよいよ実射。


ICS AIRSOFTの電動ガン、L86A2です。

前回チラッと漏らした9万円のブツがこちら。
L86A2はイギリス軍の制式小銃であるL85A2の軽機関銃仕様であり、L86 LSWとも呼ばれます。位置づけとしてはAK47に対するRPKのようなもので、L85に対し長い銃身とバイポッドを持ちます。私がこの銃の存在を知ったのは昔トイガンにハマっていた頃に雑誌の広告で見たKSKのガスガンでした。それから10年ほどしてガンプラを多く組んでた時にマスターグレードのジム改だったかに付属したジムライフルの長いやつがこれにそっくりだった記憶があります。かつてはL85系列をラインナップしたメーカーは潰れる、なんて事もいわれていましたが海外メーカーではG&GやARES、ICSなどがラインナップしていて別にメーカーが傾いたりはしていません。
ただL86の方となると流通があるのはICSだけになります。ICSは台湾のトイガンメーカーですが、品質は高めなれど相応にお値段が高いので如何せん「高嶺の花」という感覚だったのでこのまま単に憧れるだけの存在で終わるのか…と思っていました。


絵を描いてる方面の事でちょっとクソ面白くない事が続き、ムシャクシャしてやった。とも言えますが、財布の紐がつい全開になっちゃったというか…どうせ買うんならこの銃には個人的に外せないものもう一点も付け、調整で苦労もしたくないのでやってもらえる事も全部やってもらおうという事で9万円まで膨らんだ、という次第。なのでAIRSOFT97さんから届いたお荷物となります。GW直前に注文してしまったのでちょっと時間が掛かりました。


箱はかなり大きいものの、思ったほど重さは無い印象。


開封。台湾メーカーは緩衝材が発泡スチロールじゃなくブリスターな事が多いですね。


付属品は説明書と製品カタログ、マガジン2個、クリーニングロッド、替えのヒューズ、そして装着済みのマズルキャップ。



見てくれよこの格好良さに全振りしやがった英国面。



説明書は一枚紙を2つ折りにしてA4サイズとなる4ページ構成。英文と繁体文でちょっとチンプンカンプン。解らなくはないけど。


各部を観察。銃口から覗いたところ。インナーバレル先端はちょっと奥の方にあるようです。


L86の特徴的なバレル周り。バレル下に構造物を介して先端にバイポッドが装着されています。


バイポッドは脚2本を束ねてバレル下の構造物の下にはめ込まれて畳まれますが、構造物側に前後にスライドするパーツで固定されるようになっています。ただしやや操作性が悪くて、両手を使わないとバイポッドの格納/展開を行えません。


バイポッドを展開したところ。手を離せばスプリングのテンションで両足が左右に開き、基部でロックされます。畳む時は脚左右を束ねると基部のロックが外れて後方へ倒せるようになります。


脚は更に伸ばす事ができます。5段階に伸縮できベルサタイプのバイポッドと似ていますが、スプリングで引っ込む方にテンションが掛かっています。操作が重くてあまり積極的に伸縮はさせたくならない感じ…


ロール方向へは基部にハイダーが当たるまで、180度以上の可動範囲があります。


左右のスイングは片側30度くらい。結構自由度が高いですがフリクションが全然無いので座りが悪い感じ。フリクションの調整はできないので銃を3点支持させるには銃を横に寝かせるか、マガジンの底で少し不安定気味に立てるしかありません。


ハンドガード周辺。通常のL85とは別のタイプで、フロントサイトより先の部分がありません。カービンタイプもこれと同じタイプのハンドガードが使われています。色はオリーブドラブ。写真だと彩度が低くなっててフォリッジグリーンみたいに見えますが、実際はもう少し鮮やかな色です。


フロントサイト。固定ではなく銃側の基部にマイナスネジによるマウントで挟み込まれています。


左右に見えるダイヤルを回す事で上下調整ができますが、後ろ側にある固定ピンを押しながらでないと回せず、またこのピンを押すのに工具を要するのであまり使いやすくはありません。フロントサイトはM16/M4のようなピンではなく板状になっています。


ハンドガード上部は右側にヒンジがあり、左側から上に開きます。


ガスピストンの再現やバレルがあり配線とコネクターもありますが下のバッテリースペースと思しき空間へはアクセスできません。


と思ったらハンドガード下面に開閉スイッチが。


上写真では銃が逆さになっていますが、ハンドガード上を開いた状態でハンドガード下面のスイッチを開くとハンドガード右半分が前ヒンジで開きます。バッテリースペースへはこうしてアクセスします。


レシーバー。ブルパップ銃なので機関部はグリップよりも後方のストック内にあり、マガジンはグリップより後ろに刺さります。


板バネのようなトリガーガード内には特徴的な形状のトリガーがあります。トリガーのストロークはやや長めで、ストロークの中間付近に「カチン」とした手応えがあります。トリガープルは少し重め。


トリガー上方、ロワレシーバー前端に出ているピンはセーフティスイッチ。左側に出っ張った状態がセーフティOFF、逆に右側に出っ張った状態がセーフティONで、ON状態ではトリガーがロックされます。右側から押し込むのはグリップを握った右手の人差し指で行えますが、左側から押し込むには左手で操作する必要があります。また操作力はそれなりに要するので人差し指では重くて押し込めない事も多々。


グリップ。モーターが入ってたりはしないので細めに感じますが、やや角ばっていて四角い握り心地。


マグウェル付近。マガジンキャッチは左面にのみあります。前側のギザギザのある方を押してマガジンをリリースしますが、押し込みのストロークが2mm程度しかなく、またマガジンはフリクションがあって自重で落下しないのでやや操作に違和感があります。トイスターのL85はもっと操作しやすかったのだけれど…実銃L85A1ではマガジンキャッチのテンションが弱くて構えた時に胸とかにマガジンキャッチが当たって押されてしまいマガジンが勝手に落ちるトラブルがあったため、A2ではマガジンキャッチの周辺にガードが追加されたのですが、このガードが邪魔なのと、感覚的にマガジンキャッチが半分くらい押し込まれた状態がデフォルトになってる印象。


マグウェル下から覗くと奥にはチャンバーとメカボックスの一部が見えます。


レシーバーの上面にはリヤサイトを兼ねたキャリーハンドルが装着されています。


リヤサイトはピープタイプで、M16/M4のキャリハンのリヤサイト同様にピープの大小を切り替えられるようになっています。


リヤサイトの造りとしてはM16A1に近く、右にあるダイヤルで左右のみ調整可能。ただしフロントサイト同様に下側に固定ピンが出ていて、ここを押し込みながらでないと回せません。非常に操作しづらい…


大きい方のピープによるサイトピクチャー。


小さい方。ピープサイトに慣れていれば特にサイティングしにくかったりはしないはず。


レシーバー右側。


コッキングレバーはA1では形状が悪く排莢された薬莢がエジェクションポート内に跳ね返ってジャムを起こすトラブルがあったためA2ではケースディフレクターとして機能する形状にあらためられました。この銃では前面にインサートが入っています。比較的引きやすいA1タイプに較べA2タイプのレバーは引っ掛かりが無くて滑りやすくあまり操作はしやすくありません。エアコキと違い電動ガンではあまり気にする必要はありませんが…


エジェクションポート後半にはポートカバーがあります。その更に後方、やや下にあるレバーはボルトキャッチレバーですが、この電動ガンでは可動はしますが機能は持たされていない様子。


コッキングレバーを引くとポートカバーは後方に押されてスライドし、上側で挟まっていた部分が解放されてポートカバーが開きます。レバーは上写真の位置まで引く事ができ、開いたエジェクションポート内前方にHOP調整ダイヤルが現れます。残念ながら後退位置で止められたりはしません。


レシーバー左側に戻ってセレクター。ここではセミオートとフルオートの切り替えのみ行われます。上画像のようにセレクターが上になっているとセミオート。


下になっているとフルオートポジション。シャキシャキしたタッチで重くはありませんが軽くもありません。銃を構えた状態ではかなり窮屈な位置にあるので操作性は良くありません。本当、どこもかしこも操作性の悪さに辟易してしまいますが、これがL85/L86という銃。そういう部分こそがこの銃のロマン部分。


セレクターの下、レシーバー後方下面にはフォアグリップが装着されています。これはL86特有のものですが、バイポッドを地に付けてそこを軸にストック部分を左右に振って銃口を標的に向けるため、右手でメインのグリップを握っている時はここを左手で保持して銃尾を左右に操作します。


バットプレート付近。左右にスリングスイベルがあるのはL85と同様ですが、L86ではショルダーバットストラップが追加されています。バットプレート周囲にある鉄棒。


ショルダーバットストラップを展開したところ。基部の溝に対して締まる方にテンションが掛かっているだけなので引っ張り起こせば定位置で止まります。M249ミニミや64式小銃などにも同様の機能のものが装備されています。


マガジンは黒い多弾タイプのものが2つ付属。


一般的なゼンマイ巻き上げタイプのものですが、450連でマルイの300連のものより若干長いタイプ。


マガジンを銃に装着。カチリと装着され、ガタはほとんどありません。


スタンダード電動M4系互換なので他社のものも使えそうです。とりあえず手近にあったマグプルP-MAGを。近年では実銃もマグプルE-MAG(ツルリとした外観で残弾確認用の小窓の付いたタイプ)が使われているとか。








軽機関銃はバイポッドで据え置いてナンボ。


重量は...ヘルスメーターだと大雑把すぎて…4kgくらい?
説明書によると4411gとなっています。L85に較べ前が長いので重量バランスはブルパップ銃としてはそう悪くもありません。


次回は「個人的にこの銃には外せないもの」を。


タナカワークスのガスリボルバー、S&W M360J SAKURAヘビーウェイトです。

リボルバーがマイブームだった時に大きいの中くらいのと色々買ってここでレビューしてきました。そして小さいの、としては以前からマルシンのポリスリボルバー(実質的にニューナンブM60)をもっているのですがこれは8mmBB弾を使う仕様。入手性が怪しくなってきた8mm弾をポンポン外撃ちして消費するのも心苦しいので6mm仕様も欲しくなってきます。しかし単純にマルシンの6mm仕様ポリスリボルバーを買うのも何かなぁ…という事で他のを見繕うのですが、選択肢としてはマルシンとタナカのS&W Jフレーム系となります。しかしM36など色々あるもののどれもグリップが短くて小指が遊ぶタイプのものばかり。握りにくい銃は好きくありません。でもポリスリボルバーめっちゃ握りやすいですやん…そう、日本のポリス拳銃はグリップ前面が下に延長されていて小指が遊ばないようになっています。マルシンポリスリボルバー以外でこの延長されたグリップを装備しているものとなるとタナカのM360J SAKURA一択になります。
しかし…他のを買って後手になっている内に売切れてしまったのです…マルシンのSAAを買う直前くらいに。
悶々とするうちにCYMAのP90を買ったり、9万円かけて大物を注文してしまったり(この記事を書いている時点ではまだ手元に来ていません)…そんなある日、ふと何となく通販サイトを周遊していると、すわ在庫復活してる!ちゅちゅちゅ注文んんとやや冷静さを欠きながら注文、そして丸一日も経たずに手元へやってきます。速い…


外箱。amazonなどでもいくらか流通が復活しているようですがノーマルABSモデルは無く、HWモデルのみのようです。なのでウチに来たのもヘビーウェイト仕様。


価格は実売23000円ちょっと。最近金銭感覚がヤバくなってきてる気が…若い頃、割と宵越しの金は持たねぇ方だった事で酷い目にあった経験があるので気を付けませんと。


開封。対比物がなくてわかりにくいですが箱は小さいです。


内容は銃本体と説明書、ローダー、マズルキャップ、BB弾袋詰めのほか、ガス注入用のアダプター、アダプターに入れるOリング、キー、マズルレンチが入った袋詰め。





説明書は横長な一枚紙を4つ折りにしたもの。タナカの銃は操作が独特なところが多いのでよく目を通しておきます。



銃本体左右。ヘビーウェイト樹脂製で表面仕上げはつや消し黒。他メーカーのものほどひんやり感が薄い感じがしますが、タナカはヘビーウェイト樹脂にメッキをかけた「ジュピターフィニッシュ」というのがあるので樹脂に混入する金属粉を少なめにしているのかも?(ABS樹脂に金属粉を混入するHW樹脂は基本的にメッキをかけても簡単に剥がれてしまうので他メーカーではやらない傾向にあり、シルバーモデルなどは塗装仕上げになっている事が多いです)


各部を観察。銃口は銀色の別パーツとなっており、ライフリング表現があります。1cmほど奥に真鍮のインナーバレル前端が見えます。


バレル長は2インチ、バレル下にはバレルシュラウドがあります。フロントサイトは後面が斜めに傾斜しておりセレーション(ギザギザ)があって光の反射を抑えてあります。フロントサイトは別パーツになっておりピンで留められています。


フレーム左面。M360JはM36などS&W Jフレームの系統で.38スペシャルを5発収めるシリンダーを持つ軽量小型タイプ。M360PDではスカンジウム添加アルミニウム合金を使用するフレームにチタンのシリンダーをもち軽量化されていますが、日本の警察で採用されたM360Jではチタンではなくステンレスのシリンダーとしています。このトイガンではフレームはHW樹脂、シリンダーはアルミでしょうか。


グリップ左面。前面にはフィンガーチャンネルがあり、小指を掛ける部分が下に延長されています。またその後方、グリップ下面にはランヤードリングが装備されています。


グリップ後面はフレームが露出しています。


ハンマー付近。フレーム左面にあるサムピースやフレーム上面に一体化されているリヤサイトなども。ハンマーはマルシンのポリスリボルバーなどと較べかなり華奢に感じます。


グリップはポリスリボルバーに較べると握り心地はやや細く感じ、特に後面は幅が狭く手のひらへの当たりが強く感じられます。あくまでも比較で。


フレーム右面。スミス&ウェッソンのトレードマーク、「Airweight」の文字が印刷されています。


バレル右面には刻印があります。その後方、シリンダーとフォーシングコーンとの間(シリンダーギャップ)から発する発火ガスからスカンジウム添加アルミ合金のフレームを保護するためのガードプレートが上面に装着されています。ここはM327M&P R8と同様。


サイトピクチャーはリヤサイトがフレーム一体の割には見やすい方かと思います。


フレーム左面のサムピースを押しながらシリンダーを右から押し出してスイングアウト。ちょっと固めでシリンダーの回転もややフリクションがあります。


スイングアウトしてヨークがどいた位置にも刻印があります。ヨークの前に出ているエジェクターロッドはシリンダーと連動していないので可動しません。まあここはカート式ではないので…


シリンダーはタナカ独自の「ペガサス」のためガスタンクや弾倉を内蔵したシステムとなっています。


フォーシングコーン部を後方から。真鍮のインナーバレル上面にHOP突起が出ています。調整機構は無く固定HOPとなります。


シリンダー後面にはカートの後面のみが再現されており、その内の一つは「GAS」と書かれ穴が開いています。シリンダーを回転させこの穴を定位置に合わせるとガス注入口が現れます。

ハンマーをコックしたところ。ハンマーは前述のように細く薄く、かなり華奢に感じます。トリガーはシングルアクション位置に来るとトリガーガード内後面との間が1mmも無い位置まで後退し、シングルアクションのトリガープルはストロークをほとんど感じません。軽い力をちょっと加えるとすぐにパチンとハンマーが倒れます。ダブルアクションは常識的に重くなりますがスムーズでスィッと引けます。ただシリンダー軸での回転に少しフリクションがあるのでこなれてくると更にスムーズになるかもしれません。


ハンマーの軸に近いところにインサートがあり、そこと当たるフレーム側にファイアリングピンがあります。その先はシリンダーの軸で、シリンダーの軸の中心にインパクトバルブがあります。そこを押す事でシリンダー内のガスタンクのガスを放出する仕組みになっています。


サムピースの脇にある六角穴はロック機構。付属のキーを差し込み刻印の通りに回すとハンマーの左横に「LOCKED」と書かれたプレートがせり上がります。この状態ではハンマーがロックされます。発射前に解除するセーフティではなく、保管時に誰かが勝手に触って撃発しないようにするためのものと思ったら良いでしょう。


それではいよいよ発射の準備を。まずはガスを注入するのですが、M327ではシリンダーが大きいのでアダプター無しでも何とか入ったものの、こちらは小さいので無理。


付属のアダプターの細くなってる方をシリンダー後面の注入口に挿し、その後方の太くなっている方にガス缶のチューブを差し込みガスを注入します。アダプターの太くなっている方には付属のOリングを入れると説明書にありますが、入れなくてもガスは入りました。ていうかOリングでかすぎて入りませんし…説明書によるとガス注入は3秒で、それ以上は入り過ぎて生ガスを銃口から噴くとあります。


次にBB弾を装填します。シリンダーをスイングアウトさせ、前から見て2時の位置の穴が弾倉になっているのでここへBB弾を詰め込みます。


付属のローダーでも良いですがここはマルイなどのBBローダーの方がやりやすいでしょう。まずこれで6発入ります。


シリンダーを回転させると前面の穴にカチカチと装填されます。(弾倉内が汚れてるのか出てくるBB弾が汚い…)


穴5か所に装填されたら2時の位置の穴に更に弾を押し込みます。これで更に4発入るので合計10発が装填されます。


初速をチェック。気温は26℃、タンクは特に温めず。
0.2gで52~54m/sほど。ダブルアクションでもシングルアクションでも初速はほぼ同じ。


狙点より下に飛ぶのですがHOPは少なくとも10mはフラットに飛んでおりやや弱めなれど効いてはいるので、上写真のようにリヤサイトの上面とフロントサイトの付け根くらいの位置関係だと狙ったところに飛ぶ印象。横から見た写真を見るとわかりやすいかと思うのですが、この銃はリヤサイト上辺と同じ高さのフレーム上面に対してフロントサイトが上に突き出ているのでインナーバレルがマズル部分を上になるように傾けでもしていない限りサイト通りに撃てば下めに着弾するのは当たり前でしょう。でもリボルバーのトイガンはこれくらいの狙点になるものが結構多い気がします(M327もそうだし、マルシンのM686も…)。


そうそう重量は476g。実銃は419gなので弾薬フルロード状態だと思いましょう。あまり軽いとオモチャっぽくなりがちですが、これくらいが程良くて好み。


マルシンの8mmポリスリボルバー(右)と。キットモデルなのでABS樹脂地肌のまま。調整の甲斐あって動作も良く、小さい割にパワフルで弾が大きいため中々撃ち応えがあって気に入ってはいるのですが、弾がな…あとカートの前から弾を込めるのは同じですが8mm仕様のカートは弾の保持位置がカートの中ほどなので、シリンダーの前からでも込められるのですが棒で奥まで押し込んでやる必要があります。


グリップはどちらも小指が余らず良好なのですが個人的には太めなポリスリボルバーの方が好み…M360Jもこちらだけを持っていれば比較せず満足なのでしょうが、やはりポリスリボルバーにあってM360Jには無い部分もあり、一長一短。


@@@




現行のお巡りさんの銃のガスガンとしては他に選択肢はありません。マルシンとタナカでもM36同士だったらちょっと迷うところですが、両メーカーとも方向性が全く違うのでどちらかが一方の上位互換とはなりません。実際に触ってみないとどちらが自分に向いているか、どちらが自分の欲しているものかはわからないでしょう。またマルシン製品は新品箱出しだと真価を発揮していない個体が多いので、やっぱり「迷ったら両方買え」しかないのでは。私はタナカ製品の真価についてはもう少しいくつか買ってみない事には判断しきれないかな…
UFCのAPS サファリランド 579 GLSタイプホルスターBKです。


樹脂製のホルスターですが、カイデックスホルスターやCQCホルスターとは違いなんと「汎用」。すげぇ!便利な世の中やな!


レプリカなので値段はかなり気軽にお試しできる感じだったので買ってみました。同じところで以前買った安いCQCホルスターが銃を差したら抜けない困ったやつだったのですが、こちらは調整できるので何とかなるだろうと…


内容はホルスター本体と専用のレンチ。サファリランドGLSには579と578があってそれぞれにいくつかサイズがあって、汎用とはいっても対応範囲があります。これはサイズが書かれていませんが見た目と照合するにコンパクトサイズのようです。他にロングやスタンダード、セミコンパクトなど数種類あります。


このホルスターはロック機構があり、トリガーガードを引っ掛けてロックしますがCQCホルスターがホルスターの表面に人差し指で操作するレバーがあってこれがうっかりトリガーを触る危険があったのに対し、このホルスターでは後面の位置にレバーがあり中指で操作するようになっています。人差し指でレバーを操作すると銃を抜いたあと構える際に両手で一旦保持して銃を掴み直す必要があるのでややスムーズさに欠きますが、その場合うっかりトリガーに触る事が無いのでより安全だともいえます。


ネジがいくつか見られるように、汎用らしく調整しろが持たされているので銃ごとに更に合わせてピッタリとフィットさせることができるようになっています。


ベルトループはすでに装着された状態になっています。ここもネジで角度を調整できるようになっており、これらのネジは付属のレンチで緩めたり閉めたりを行います。


レバーを押すとトリガーガードを引っ掛けているパーツをリリースし、ホルスターから銃を抜けるようになります。銃をホルスターに突っ込むだけで自動的にロックが掛かります。レバーの操作は軽く、ストロークも短いのでスムーズに抜く事ができます。


ベルトループはプラの弾性でロックされており、ちょっと固いですが解除すると上ヒンジでひらきます。


スペーサーを取り付けた状態で4cm、外した状態で5cm幅のベルトに対応します。スペーサーを挿す穴は3つずつありますが、真ん中の穴にしか装着できません。


5cm幅のミリタリーなガンベルトは金具やバックルがあってただのループだと通すにはベルトを分解する必要があったりしますが、こういう開いて挟むタイプだと何も考えず使う事ができて便利。


早速持っている銃を差して対応を確かめましょう。まずは買ったばかりなPx4ですが、初っ端から入らない…入らない銃は大抵トリガーガードの上下が大きくて収まらないパターンが多いです。これもそう。


MEUは入りました。


ホルスターから抜く時はこんな感じで中指で軽くレバーを引っ掛ける感じ。


人差し指は伸ばしてトリガー上のフレームに沿わせ(以前よくトリガー下のトリガーガードに沿わせていたのですが、あんまりよくないそうです…)、中指でレバーを操作するので銃を引き抜く時は薬指と小指で主に引き抜く感じになります。少し慣れがいるかも。


M9も入りました。


ハイキャパも入ります。


対応しているハズなのですが、G18Cは入りませんでした。押し込んでもトリガーガードそばでホルスターの分割部分がグニャグニャ広がるだけでロックが掛かりません。


USPは入りました。


何故か銀ダンG26は入ります…


M8000クーガーGは入りません。


P228もダメ。


226Rもダメ。


PC356もダメ。


ダメが続いてやる気が萎えてきましたがP38は入ります。意外。


M9A1は入りました。このくらいにしとこうか…


5cm幅のガンベルトに装着してみます。すでに先客がいますがこれ外すの大変なので…


ベルトを腰骨に掛ける感じで、ホルスターは右に。銃はWAのデルタエリート。


両手を顔の高さに上げたところから、人差し指は伸ばし、中指でレバーを引っ掛けつつ、残りの指で銃を引き抜き、シュバッと構えます。
いい歳したオッサンが!
応接間で!
ファストドロウ!

説明!


ホルスターを左に装着して、刀を抜くように右手で抜くやり方もあります。クロスドロウといいますが、SAA以外の銃であまりやる人はいないかも。


ショルダーホルスターだとこっち向きに抜くのでしたっけ。
他に左用のホルスターを右腰に装着してグリップが前に向いた状態から右手の甲を体側に向けるように逆手で抜く騎兵抜きなど色々あります。



@@@




汎用といっても案外入らない銃もありましたが、複数の銃を一つのホルスターで使いまわせるのは万々歳。またこのロック解除のやりやすさはたとえ専用であっても許せます。満足。

WEのドラグノフ(ACE-VD)はガスブローバックでリコイルが強烈なのが特徴。しかしドラグノフの格好良さの一端を担うスコープ・PSO-1は格好は良いものの性能的にはあまり高いものではなく、特に視界が狭いために強烈なリコイルでブレてしまい視界から飛んでゆくBB弾を見失うのであまり実用にならず、もっぱらこの銃を撃つ時はスコープは外してアイアンサイトで撃っていました。折角スコープの超似合うスナイパーライフル(厳密には違いますが…)なのにスコープで射的を楽しめないのは悲しい。


視界を狭めるアイピースなんて外せよ…と思うかもしれませんが、これ取ると格好良さが下がります。またこれ結構付けたり外したりがしんどいので、できればこのままで。飾っておくにはこの形を崩したくない…


あとこのPSO-1に限った事ではないのですが、ドラグノフのサイドマウントというやつは銃ごとに個体差があって、締め具合を調整するQDマウントは銃ごとに取り付ける際に調整しなければなりません。これがまた面倒臭い。他に持ってるサイドマウント付きはA&KのSVD-SとE&LのAK74Nを持っていますが、それらはもうレイルマウントを装着済み。ただしあちらをこの銃に付けるのにいちいち調整してまた戻す時に調整して、という事をやりたくありません。


じゃあこれ用にレイルマウント買い足せよ、ええ買いましたとも。
CYMAのFAB DEFENSE SVDMタイプスコープマウントです。


商品名的に一見SVD用のようですが、対応銃にAKが含まれているので高さのあるAK用でしょう。高さの低いSVD用って中々ありませんね。PSO-1はAK対応なんて全然無いのに。


開封。


内容はマウント本体1個のみ。潔い。FAB DEFENCEのパーツはデザイン的に仰々しいものが多いですが、これはいくらかおとなしめに思えます。写真を撮り忘れましたが、重量は188g。材質はアルミでしょうか。


裏側。マウントはQDですが調整ができません。レバーの軸がD断面になっており、平らな面を銃側に向けてレイルに通し、レバーを180度起こして反対側に倒す事でサイドマウントのレールが丸く欠けている部分にレバーの軸の丸い部分を掛けて固定するようになっています。


マウントの上はピカティニーレイル。


早速銃へ取り付け。マウントのレバーを後ろ側に倒し、サイドマウントレールの後端から差し込み…


サイドマウントレールが丸く欠けているところとレバーの軸部分を合わせ、レバーを起こして前側へ倒して取り付け完了。やったーポン付けだ!(レバーを前側に倒すのが固く、再び起こす時にかなり固くなってしまうのだけが難点でしょうか?)


レイルは銃の真上丁度真ん中くらい。AKにも対応しているので他のサイドマウントと同様にトップカバーとレイルの間に空間が開きます。


空間を通してアイアンサイトが覗けそう…ちょっと試してみましょうか。アイアンサイトを使う際はチークパッドを外さなければなりません。SVD-Sだと後ろへ引っ張って回せばチークパッドをどかせるのですが、固定ストックのドラグノフはこうです。


覗けなくはないけど、実用的ではないかな・・・マウントを外した方が良いでしょう。


買ったところの対応表だとそもそもCYMAの製品なのでCYMAのSVD/SVD-Sと、その互換するKingArmsとS&TのSVD、VSS、AS-VAL、またそれらメーカーのAK系サイドマウント付きに対応となっており、A&KやWEのものには多少加工が必要とあります。WEのドラグノフには個体差かもしれませんがポン付けできたので、A&KのSVD-Sはどうだろう?


ダメだった…1cmほどレールに差し込んだら引っ掛かって止まってしまいました。まあこやつときたら普段付けてるレイルマウントもかなり削り込んでやっと取り付いたくらいなので。


次はE&LのAK74N。これに付けてるマウントはA&KのSVD-Sにもポン付けできた当たり個体。


取り付きましたが、若干グラつきます。目的通りWEのドラグノフにはしっかり取り付いたので良しとしましょうか…


さて載せる光学機器は…とりあえずCOMP M2をローマウントで。


中々良い感じ。フェイスガード装備の時はチークパッドを外すか、光学機器をハイマウントした方が良いでしょう。実際に撃ってみると、ポン付けでは縦方向の調整だけで済みそうな感じ(ドットの少し上へ飛んでいました)。マウント自体はちゃんと真っ直ぐ取り付いているようです。


格好的には微妙なところ。サイドマウントに取り付けるドットサイトではKOBRA EKP 1S-03がありますが、あれは実物もレプリカも微妙な性能だとか。このマウントに黒いC-MOREでも載せたらそれっぽくなりそうではあります。


視界が広めな低倍率のスコープではどうだろうか。マルイの旧イルミネーテッドショートズームスコープ。マルイの現行品はリーパーズ製の少し倍率が高いものに変わっています。


マルゼンCA870に載ってたのでマウントが高いですが、高いまま試してみましょう。


このスコープは1.5~4倍で1.5倍では弾もよく見えるのですが4倍だとやはりPSO-1同様にリコイルで弾を見失いがちになります。この銃では高倍率スコープで精密射撃そのものが無理なのでは…そういうのは素直にエアコキか電動ガンでやった方が良いでしょう。ハイマウントなのでやはり高さはもう少し低い方が好み。前述のようにフェイスガード装備ならこのくらいで丁度良いかも。


ちなみにPSO-1の視界。アイピースで周囲は真っ暗、正直アイレリーフより若干アイピースの方が長い印象があり、アイピースに目を押し付けてやっとレティクルにピントが合う感じ。


イルミ消灯ではかなり見づらく、点灯するとかなり見やすくなりますがいかんせんピントが合いにくい…銃の事故動画なんかだとリコイルで後ろに飛んできた銃のスコープの接眼レンズを目にしたたかにぶつけて悶絶している場面がかなり多くあります。トイガンだと弾を見失う程度ですんでいますが、以前にも申した気がしますが実銃だとまともに狙撃なんてできっこない自信があります…


@@@




実用と格好、中々両立できんものです。結局飾る時(撃たない時=普段)はPSO-1に戻してしまっています。PSO-1の形で並み以上の性能のスコープだったら実物を凌駕してしまうので、致し方なし。PSO-1も視界を弾が斜めに飛んでゆくのは面白いのですが、それは電動ガンで楽しむべきなのでしょう。

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