~趣味の世界~
東京マルイの電動ブローバックハンドガン・P99DAOを壊してしまいました。
ある日、何となく思い付きでスライドに艦船キットに付属するバラスト(金属製の細長い板状のパーツ)を貼りつけて動作させてみたところ、トリガーを引いても「ウィーン、ウィーン」とモーターだけが回っているような音になり、動作しなくなってしまいました。
原因がバカバカしい故障ですが、やっちまったものは仕方ありません。もうさんざ遊び倒した銃だし現行商品なうえ安価なのでわざわざ修理するのも何ですが、分解して経験値にしましょう。
スライドを外します。スライドを引いて下側から開くようにコキコキ揺すると外れます。
おおっといけねぇマガジンと電池も抜いておきましょうねー
銃の右側面に見えるネジを抜いてゆきます。フレーム後端に長いネジ、トリガーガードの付け根前側と後ろ側に中くらいの長さのネジ。
グリップの後ろ、下の方に貫通して刺さっているピンを抜くとグリップ後面が外れます。ネジが1本出てくるのでこれも抜きます。
アウターバレルの付け根上側に短いネジが1本あるので抜きます。銃口に差し込まれているパーツも外しますが、ちょっと固いので継ぎ目に精密ドライバーのマイナスを差し込むなどしてこじり外します。
フレームはモナカ合わせなので割ります。精密ドライバーのマイナスなどで丁寧にコキコキひらいてゆきます。
上側も。
スプリングガイドが嵌合していているので浮かしてずらします。
そのままグイグイとずらしてゆくとスプリングとスプリングガイドが抜けます。
フレーム後面もコキコキとモナカを開いてゆきます。適当なところでシリンダーとピストンも外れてきます。
グリップ後面下の辺りは電池ボックス側からシールが貼られているため割れないので・・・
カッターでシールを分割部分で切ってしまいます。
フレームが開かれました。
昔、電動ブローバックハンドガンが発売されたばかりの頃に最初のラインナップだったM92Fを買っていてこれも分解した事があるのですが、戻せなくなってジャンクパーツになりました。確かに写真も撮らずに作業していたら元に戻せなさそう・・・
駆動部分。基本的なしくみはマルイの高い方の電動ガンの仕組みと同様です。モーターの動力をピニオンギヤ、ベベルギヤ、スパーギヤ、セクターギヤを介してピストンの下にあるラックギヤを駆動してピストンを引きます。ただし逆転防止ラッチは多くの電動ガンのようにべベルギヤの軸周りにあるノッチに掛かるのではなく、セクターギヤの歯車に直接掛かっています。
さて故障箇所。モーターのシャフトにはめ込まれているピニオンギヤが歯車の溝の部分で割れています。スライドを重くしたために過負荷が掛かって一番弱いここが破損し、モーターが空回りしていたのです。構造上ここは強化に限度があり、金属ピニオンでも使わない限りどうしてもウィークポイントになってしまうでしょう。
さてこの銃のスライドを動作させているのはセクターギヤと同軸で取り付けられている、もう一つのセクターギヤ。
このもう一つのセクターギヤがフレーム内側に沿って配置されているラックギヤを引き、そのラックギヤは前方のリコイルスプリングの前までつながっており、スライドを引く動作を担います。スライドを引ききった後にセクターギヤの歯から解放されると、リコイルスプリングによってスライドは前進位置に戻ります。
しかし何とかならんかなぁコレ。
部屋の片隅でホコリを被っていたミニ四駆のピニオンが使えないかな?と取り出してみると、同じように割れてるじゃないですか!やだー!
ピニオンは同じ径の8枚ピニオン。補強が無く長さも若干違いますが・・・
流用は出来そうな雰囲気。ただしミニ四駆用なのでスピードギヤ入れてハイサイクル!というのはピニオン径が大きくなるので収まらなくなり無理でしょう。
今回は悪あがきはやめてパーツ取りに。インナーバレルとチャンバーゴムは中華チープガンのホップアップ化に使えます。インナーバレルに巻かれていた鉛ウェイトもおいしいパーツ。
@@@
マルイのトイガンが壊れた場合、余計な事はせずにそのままの状態で修理に出すこと。余計な事をしていた場合は捨てて新しく買いましょう。はい今度新しいの買ってきます、別のを。
ある日、何となく思い付きでスライドに艦船キットに付属するバラスト(金属製の細長い板状のパーツ)を貼りつけて動作させてみたところ、トリガーを引いても「ウィーン、ウィーン」とモーターだけが回っているような音になり、動作しなくなってしまいました。
原因がバカバカしい故障ですが、やっちまったものは仕方ありません。もうさんざ遊び倒した銃だし現行商品なうえ安価なのでわざわざ修理するのも何ですが、分解して経験値にしましょう。
スライドを外します。スライドを引いて下側から開くようにコキコキ揺すると外れます。
おおっといけねぇマガジンと電池も抜いておきましょうねー
銃の右側面に見えるネジを抜いてゆきます。フレーム後端に長いネジ、トリガーガードの付け根前側と後ろ側に中くらいの長さのネジ。
グリップの後ろ、下の方に貫通して刺さっているピンを抜くとグリップ後面が外れます。ネジが1本出てくるのでこれも抜きます。
アウターバレルの付け根上側に短いネジが1本あるので抜きます。銃口に差し込まれているパーツも外しますが、ちょっと固いので継ぎ目に精密ドライバーのマイナスを差し込むなどしてこじり外します。
フレームはモナカ合わせなので割ります。精密ドライバーのマイナスなどで丁寧にコキコキひらいてゆきます。
上側も。
スプリングガイドが嵌合していているので浮かしてずらします。
そのままグイグイとずらしてゆくとスプリングとスプリングガイドが抜けます。
フレーム後面もコキコキとモナカを開いてゆきます。適当なところでシリンダーとピストンも外れてきます。
グリップ後面下の辺りは電池ボックス側からシールが貼られているため割れないので・・・
カッターでシールを分割部分で切ってしまいます。
フレームが開かれました。
昔、電動ブローバックハンドガンが発売されたばかりの頃に最初のラインナップだったM92Fを買っていてこれも分解した事があるのですが、戻せなくなってジャンクパーツになりました。確かに写真も撮らずに作業していたら元に戻せなさそう・・・
駆動部分。基本的なしくみはマルイの高い方の電動ガンの仕組みと同様です。モーターの動力をピニオンギヤ、ベベルギヤ、スパーギヤ、セクターギヤを介してピストンの下にあるラックギヤを駆動してピストンを引きます。ただし逆転防止ラッチは多くの電動ガンのようにべベルギヤの軸周りにあるノッチに掛かるのではなく、セクターギヤの歯車に直接掛かっています。
さて故障箇所。モーターのシャフトにはめ込まれているピニオンギヤが歯車の溝の部分で割れています。スライドを重くしたために過負荷が掛かって一番弱いここが破損し、モーターが空回りしていたのです。構造上ここは強化に限度があり、金属ピニオンでも使わない限りどうしてもウィークポイントになってしまうでしょう。
さてこの銃のスライドを動作させているのはセクターギヤと同軸で取り付けられている、もう一つのセクターギヤ。
このもう一つのセクターギヤがフレーム内側に沿って配置されているラックギヤを引き、そのラックギヤは前方のリコイルスプリングの前までつながっており、スライドを引く動作を担います。スライドを引ききった後にセクターギヤの歯から解放されると、リコイルスプリングによってスライドは前進位置に戻ります。
しかし何とかならんかなぁコレ。
部屋の片隅でホコリを被っていたミニ四駆のピニオンが使えないかな?と取り出してみると、同じように割れてるじゃないですか!やだー!
ピニオンは同じ径の8枚ピニオン。補強が無く長さも若干違いますが・・・
流用は出来そうな雰囲気。ただしミニ四駆用なのでスピードギヤ入れてハイサイクル!というのはピニオン径が大きくなるので収まらなくなり無理でしょう。
今回は悪あがきはやめてパーツ取りに。インナーバレルとチャンバーゴムは中華チープガンのホップアップ化に使えます。インナーバレルに巻かれていた鉛ウェイトもおいしいパーツ。
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マルイのトイガンが壊れた場合、余計な事はせずにそのままの状態で修理に出すこと。余計な事をしていた場合は捨てて新しく買いましょう。はい今度新しいの買ってきます、別のを。