~趣味の世界~
東京マルイのハイキャパ5.1ステンレスモデルです。


何で今頃ハイキャパ?だって急に欲しくなったんだもの。でも黒が無かったのでステンレスモデル。先日発表された電動ハンドガンのハイキャパEでは当然なく、10年以上前からあるガスブローバックモデルです。


箱を開けるとアレレ?と思う点がひとつ(後述)。


説明書とは別に一枚、ステンレスモデルの仕様書。


本説明書は冊子なのでページ数が多くて全部UPするのは勘弁。


内容は銃本体、マガジン、BB弾(0.2g?)クリーニングロッド&治具、アンダーレイルとそのネジ、フォロワーストッパー2個。フォロワーストッパーはマガジンに装着してスライドストップがかからないようにする、空撃ち用のアダプターです。


アンダーレイルは装着されていない状態で梱包されており、装着にはちょっと手間があります。アンダーレイルが取りつくトリガーガード前のフレームは金属製。一旦取り付けると穴が開くのでそれが嫌だという人、レイルなど不要という人は取り付けずにおくと良いでしょう。このレイルは金属製で重さもそこそこあるので個人的にはいらないかな・・・



銃外観。実用性では真っ黒のやつがベターですが、私の場合18歳になって最初に買ったトイガンがマルイのセンチメーターマスターだったのでこういうシルバーのレースガンはちょっと思うところがあります。



ハイキャパはM1911A1の派生型であり全体形はガバメント系のそれですが、角がパシパシ立っており無骨な印象。


塗装はライトグレーの成型色の上にシルバー塗装されたもので、上画像の奥側にある電動ブローバックのセンチメータマスターと似た色と風合いを持つ、申し訳ないがちょっと安っぽい仕上げ。おまけにネットで他の人のレビューなどを見ると酷使されて汚くハゲハゲになっているものも多く見られます。激しく使い込む人は最初から黒い方を買った方が絶対に良いですが、私はお座敷なので好みで買ってしまいました。


さて開封時にアレレ?と言ったのは、マガジンが黒い事。てっきり銀色のマガジンが付属するとばかり思っていたのですが、メーカーサイトを見ても付属するのは黒いマガジンで、銀色のはオプション品のようです。亜鉛ダイキャストのマガジンは黒いと塊感が強くて実銃の鉄板プレスっぽさが皆無。メッキされてたらもうちょっと見れるかなぁと期待してたんだけど・・・


ただイメージとしてはこんなデカいマガジンがガバに入るのか・・・という印象。装弾数もガス容量も貧相なガバの欠点を大幅に改善した部分がこのハイキャパのマガジン。


ガスも弾も入れてないマガジン単体の重量は310gほど。タクティカルリロードなどしてマガジンを床に落とすと、マガジンバンパーがゴムではなくプラ製なので床もマガジンも壊れます。そもそもガスガンのマガジンを実銃のように床に落とすのはご法度ですが・・・


マガジン込みの銃の重量は845g。実銃は900gなのでかなり近い重量です。カタログスペックより軽いのはアンダーレイルを付けていないからでしょう。お世辞にも軽いとは言えない重量ですが、そこは雰囲気。


重いといっても所々実銃の重量を超えないようにするための軽量化?が見られます。トリガーやマガジンキャッチはプラ製で、ここを社外品の金属製パーツに換えると実銃の重量を超えるでしょう。


グリップパネルはフレームと一体型ですが、トリガーガードからグリップにかけての黒い部分は実銃でも一体型の樹脂製で、その上に金属製のアッパーフレームが結合されている構成。これのおかげで1kgを超えるガバより太いのに100g以上軽い重量を実現しているのでしょう。握り心地は他の人のレビューでよく聞くようにややグリップ前面が四角く感じるものの、「握りにくい!」と思う事は無いでしょう。ダブルアクションの銃とシングルアクションの銃ではグリップの握り方が少し違い、シングルアクションの銃は手首に対して銃を真っ直ぐにするように握るのに対し、ダブルアクションの銃はやや利き手の方に寄せて、右利きの場合やや右側のグリップパネルを手のひらで包むように握ると聞いたことがあります。ハイキャパのグリップはややダブルアクション銃の握り方に寄せているような印象を受けます。なのでトリガーに当たる人差し指の位置もシングルアクションでは指先と関節の間の腹の部分で引きますが、この銃はダブルアクションのように関節部分に当てて引くとしっくりくるような感触。


ハンマーはここだけテカテカのメッキが掛かっており、ハーフコックはイメージよりやや起き気味なこの位置。


フルコックはこの位置。親指でハンマーを起こすとフレーム後端(正確にはグリップセイフティの延長)のビーバーテイルが邪魔をしますが、これのおかげでブローバック時に勢いよく起きたハンマーが親指の付け根にぶつかる事はありません。ハンマーがフルコックの位置にある時のみ左右アンビタイプのセイフティレバーを上げる事ができます。セイフティは動作が小気味よく操作感が非常に良好。


スライドを引いてホールドオープンしたところ。


アウターバレルはテーパータイプ。前方に向かって太くなっており、ガバ系のスライド前端に嵌められるバレルブッシュが省略される代わりにこういう形になっています。ただ、プラ製メッキ仕上げのアウターバレルにはかなり目立つパーティングラインが残っています。気になる人は社外品の金属製アウターバレルに換えると良いでしょう。


さて通常分解してみましょうか。ガバ系のセオリー通りスライドをちょっと引いてスライドストップと分解用ノッチ(スライドストップの掛かる切り欠きの後ろ側にある小さな切り欠き)を合わせ・・・


右側からスライドストップレバーの軸を押して浮かせます。


レバーを引っこ抜いてスライドを前方へスライドさせるとスライド側とフレーム側に分離します。


ホップアップの調整はこの状態から、リコイルスプリングガイドの後端とチャンバーが接しているあたりに歯車状のダイヤルがあり、ここを回して調整します。


更にバラすにはスライド前側下半分の内側に後ろ側から差し込まれている筒状のパーツをリコイルスプリングガイドに沿って後ろ側まで引き寄せ、リコイルスプリングガイドを前側に押しながら下へずらすようにして外します。


するとバレルがスライド前端から引き出せるようになります。組む時は逆の手順でOK。


それでは動作させてみましょう。マガジンにBB弾を装填するにはマガジンリップの前からBBローダーでギャリギャリ入れても良いですが、フォロワーを引き下げてマガジン前面にBB弾を流し込む事でも装填出来ます。SIG P226レイルだと一番下までフォロワーを引き下げなければなりませんが、こちらはそこまでしなくても入ります。


31発入ります。BB弾を取り出す時はフォロワーを引き下げてマガジン前面を下にして揺するとバラバラ落ちてきます。


初速チェック。久しぶりすぎて弾速器の電池があがっていました・・・
気温は約20℃、0.2g(マルイベアリング研磨0.2g)で73m/s前後。ガスブロのハンドガンの初速としてはいたって普通。
ブローバックの動作は快調でバシッ!バシッ!と力強く好印象。マルイP226レイルはバチャッ、バチャッという感じ、WAデルタエリートはドカッ、ドカッという感じ。
外でも撃ってみたのですが10mの距離でわずかに右に曲がる弾道を示すものの、それくらいの距離なら同じように撃てば同じところに当たる、という印象。


WAデルタエリートと。これ持ってるから中々ガバ系に食指が向かなかったのですが、やはりガバ系は何挺あっても良いです。特にこの2挺は個性もかなり違います。


@@@



ウチにあるセミオートのガスブロに新たな仲間が加わりました。
重くて高級でデリケートなWAデルタエリート、性能は申し分無いが道具的で撃っててつまらんP226レイル。今回のマルイハイキャパ5.1はとにかく撃て!撃て!というアピールを感じます。所々に見える安っぽさはまあ、豊富にあるアフタパーツ頼み。やっぱみんなが良い良い言うだけの事はあります。

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