~趣味の世界~
前回マルイのコンパクト電動ガンMP7A1に7.4V800mAhのリポバッテリーを内蔵させようとして失敗、結局バッテリ―を外出し運用に留まってしまったのですが、やはりもう少しやりようがあったのでは?と再検証。


接触不良トラブルの解消のため、スイッチパーツの銅板に配線をはんだ付けしてバッテリーコードを付けました。元の端子部分は撤去したのですが、バッテリーは撤去前と入る量が変わっていませんでした。


でも改めてよく見てみると、このはんだ付けしている銅板、後ろへ曲げればここが1cmちかく縮まりそう。


後ろへグイッと曲げて、収まり悪いな、もう一回曲げ・・・ペキッ
「あっ」


ドンマイドンマイ!ちょうどモーターから折れた銅板への接続端子は前方の分割に使った端子と接続できるものなので黒配線を前後逆にして銅板を介さずに直接接続。


前方に突き出ていた銅板が撤去されたのでその周辺を可能な限り切り飛ばして短縮。これでバッテリースペースの奥行きが1cmくらい増えたハズです。


バッテリースペースの横の窓から出す必要がなくなったのでバッテリー端子を直付け。(間違えてる点がありますが、ツッコミは後で)


組み直します。コネクターは一旦上に出してバッテリースペースへ突っ込みます。


前面のフタに干渉しない位置までバッテリーが収まりました。あとは配線をどう収めるか。


バッテリースペースの上方左右に元々付いていたバッテリー取り出し用のパネルのガイドとなるリブが突き出ているので切り飛ばします。


大分すっきりしました。上面(上画像だと下)に突起が多いですが、これ以上はさすがにどうしようもありません。


うーん、ダメだぁー!バッテリーのバランス端子が邪魔でうまく通す事ができず、そもそもバッテリー端子がでかすぎる!


結局スイッチの上から配線を右外側に出し、バッテリーの配線を前方から出してコネクターと配線の一部だけを外に出す事に。
さっきの間違いをツッコミ入れときましょうか。バッテリーコネクターへの配線、逆になっとる・・・



@@@



配線は外に出たもののバッテリー本体は銃に収まりました。でも800mAhを無理して入れるよりは600mAhや520mAhのBECコネクターが付いたバッテリーの方が全然簡単でしょうから、他の人にはそちらを強く勧めます。だってアダプターとバッテリー本体だけあれば加工は一切要らないんですから・・・

ウチにあるマルイMP7A1は出戻り最初期のご老体。接触不良によるつまらんトラブルが多いのでメインを外れて隠居状態にありました。


SⅡSのプロドットサイトCRUXをハイマウントしてその下のスペースにマルイのミニバッテリーをベルクロでくくりつけて運用していました。


このドットサイトは樹脂製なので見た目に反して軽く、全備重量でも1.5kg程度しかなく非常に軽量です。


ただしこのドットサイト、3千円弱と安いせいもあり暗くて像が滲んでおり、視野も狭いです。スイッチも輝度3段階を選べますが買ったままだとこのダイヤルが非常に固くて操作しづらい。


ダイヤルは分解してヤスリがけしてやると軽くでき、手を加えてやれば十分使い物にはなります。視野の狭さは目に近いところに設置せず、レイル前端など銃の前方寄りに設置する事で光点だけ見えれば良しとすれば十分。


外部バッテリー化するためライラクスの外部バッテリー変換アダプターを使用していました。銃に標準で付いてくるマイクロバッテリーEXは今時Ni-cdで7.2Vなので早々に見切りをつけています。マルイでは意地でもリポバッテリーは使わせたくないのか、ようやく最近になって電動ハンドガン用のニッケル水素マイクロバッテリーを利用できるようにするアダプターを出しましたが、あれでも性能不足は否めません。


ウチにある小さいリポバッテリーは7.4V800mAhのものがあり、試しに入れてみると微妙にフタが閉まらない程度には収まります。これより小さいものは元々電ハンやコン電に向けて作られているため元のバッテリースペースに容易に入るものの、コネクターがBECタイプに変更されているのが少々面倒臭い。


バッテリースペースの奥をあと1cmほど詰められないものだろうか?と分解を開始。まずはストックと前面のフタ、サイト類を外します。


上面のレイルをネジ3本を抜いて外します。前から3番目のネジはダミーなので外す必要はありません。前から2番目のネジだけちょっと長いので注意しましょう。この長いネジを他の位置に使うとバッテリースペースに飛び出したりコッキングピースが引けなくなったりとトラブルが発生します。


ヒューズ缶を外します。このヒューズは10Aしかなく普通に運用していても高確率ですぐ切れます。アルミテープを貼って直結状態にしていました。私はこれのトラウマのせいで電動ガンではヒューズを付けない、付いていても速攻外してしまいます・・・


ヒューズの付いていた位置の前にあるコネクター2つを抜きます。前側が黒、後ろ側が赤です。


バッテリースペース上面に刺さっているパネルを抜き、レイルを外した上面から見えるネジを1本抜いてコッキングピースを外します。コッキングピース前方にはスプリングが入っていましたが、すでにコッキングピース側のフックが折れたので撤去しています。ホップ調整の利便を考えると操作のリアルさよりはエジェクションポートを開けたままにできる方をとってスプリングを外してしまうのもアリでは。スプリングが無くてもコッキングピースに閉状態でロックする機能があるので勝手に開いたりするような事はありません。


後面パネルは側面のネジを抜いた後でそのネジが刺さっていたピンを反対側から抜くと外れます。


後面から見えるメカボックスの下にスペーサーが差し込まれているので、さらにその下にあるシリアルナンバーの入ったプレートを外側から押しつつ引っこ抜き・・・


スペーサーを取り出します。


するとメカボックスとチャンバーの付いたインナーバレルがズルズルと後ろから取り出せます。


メカボックス。モーターのある方が上になります。200418と青く書かれていますが、2004年の18週でしょうか?買ったのは大体10年前くらいだったかと思います。


エジェクションポートを塞いでいるパネルを外側からグッと押し込むとパコッと押し込まれます。


するとパーツが取り出せます。


スイッチパーツへはまだ分解を続ける必要があります。セレクター右側の軸に刺さっているピンを細い棒などでつついて押し出します。するとちょっと固いですが右側セレクターが外れます。さらに右側から軸部分を押し込むと左側へ残ったセレクターが外れます。


次にセレクター前方にあるダミーのボルトリリース左側の軸に刺さっているピンを細い棒でつついて押し出します。するとボルトリリース左側が外れます。


左側から軸を押し込むと右側から残ったボルトリリースが外れます。右側にはスプリングが入っているので失くさないように。


外したボルトリリースとセレクター。ピンは長短があるので間違えないように。


トリガーピンを片側から押して抜きます。ピンの一方にはギザギザが付いていて抜く方向が決まっていますが、前回バラした時に向きが逆になっているかもしれないので上写真は参考にしないように。どちらかから押して突き出た方にギザギザが無い場合はもう一度挿し直して反対側から押し出しましょう。


トリガーピンを抜いたらトリガーを外しますが、ちょっとクセがあります。一旦トリガーを前方へ引いて、軸部分から下に引き出すような感じでしょうか。


トリガーが外れるとスイッチパーツのロックがなくなって後方へ引き出せるようになります。スイッチから後方へ伸びているアームを掴んで引っ張り出せますが、本体内側に引っ掛かりやすいので無理に引っ張らないように注意します。


本体から取り出したパーツを再構成してみたところ。スイッチからメカボックス上方へ伸びているアームはセミオートの動作を司るカットオフの操作用で、スイッチパーツ側にスタンダード電動ガンのメカボックスでいうカットオフレバーとセレクタープレートがあります。セクターギヤのカットオフカムの動作をメカボックスの外側に出た小パーツに伝え、その動きをアームを介して前方のスイッチパーツにあるカットオフレバーに伝えています。


さてスイッチパーツ。中央部にはスタンダード電動ガンと同様のスイッチがあり、銅板で電力を伝えています。この銅板が錆びやすく、銅の錆を「緑青」というのですが、この緑青で接触不良が起きやすいのがコン電の特徴のように感じます。上画像の右側にあるやけに変色した部分はバッテリーの端子と接する部分で、ここは銃の奥に位置して手が届かないため全バラにしないと磨く事もできずメンテ性にも欠きます。


ヒューズは使わないので右前方の銅板1枚を撤去し、ヒューズの後端が接する部分にプラス配線を、左前方のバッテリー端子と接する部分の上半分を切り飛ばしてそこへ上向きにマイナス配線をハンダ付けしてみました。


構成としてはこう。バッテリースペースの上面を配線が這い、前面のフタ付近にコネクターを出します。


組み上げます(組み方はこちらを参考に)。
バッテリースペースの上面に入るパネルを入れない他は普通に組む場合と同じです。早速バッテリーを繋いで空撃ちしてみると軽快にウィポウィポ動作します。銃側に起因する接触不良トラブルはこれで解消されたハズです。


問題はバッテリ―がちゃんと収まるかどうかですが・・・ダメだったー!
もう1cmほどスイッチパーツを切り詰めるなりしてバッテリ―を奥へ押し込めるようにしないと前面のフタが閉まりません。配線はシームレスにして柔軟性を持たせればミニコネクタでも何とかなりそうなのですが・・・


途中に細いコネクタを介したのは「まあ、収まらないだろうな・・・」と予測していたから。簡単に入るなら絶対他にやってる人が居るでしょうし。というわけで横の窓から細いコネクターを外に出し、外側でミニコネクタに変換します。


で、またこれだ。


銃本体にベルクロで巻くならこの辺でしょうか。配線は窓から出すよりも銃本体前端をちょっと切り飛ばしてフタとの間からバッテリー配線だけ出す方がスマートかもしれません。


@@@



結局、外観上はミニバッテリーがリポバッテリーに変わっただけだなぁ・・・
でも内部的には接触不良トラブルが消えたので安心して使えるようになり、現役復帰できそうです。メカボックスは開けた事もなくドノーマルですが、その辺はまだまだピンピンしています。



DSG組み込みで落ちた初速をM130スプリングで80m/s台前半まで上げ、完成が近づいてきました。


でももうちょっと初速上がらないかな?とBIGDRAGONの150%スプリングをいれてみましょうか。


下がりました・・・これは数字を詐称しているとかいうわけではなく、あくまでも「150%」であって「M150」ではない事に留意いただきたい。ここのスプリングはまだ上に170%や210%なんてものがありますが、フルストロークで長バレルフルシリンダーの銃に組んだら初速が210m/s出るとか、そんなわけありませんし。数字を基準にするなら同じメーカーのスプリングで揃えた方が分かりやすいでしょう。この150%スプリングは大体SHSのM110~120くらいと同等のスプリングレートではないかと思います。


DSGのようにストロークが短いのなら他にもやりようがあります。本来ならスプリングガイドに装着する2cmくらいのスペーサーを利用するもののようなのですが売ってないので代わりに用意したものがこれ。アングスのもりもりドーナツです。


樹脂製の1.6mmのスペーサーが5枚入ったセットです。全部でも8mm分にしかなりませんが、とりあえずこれで様子見。同じところで戦民思想の5mm/10mmのも買ったらCA870用でやんの。


スペーサーはピストンボディの内側、スラストベアリングが付いているならそれとスプリングの間に入れて使用します。スプリングガイドには入りません。


とりあえず
全部


サイクルが0.5くらい下がり、初速もほんのちょっぴり上がった程度。


ずっとホップ最弱で計測してたのでホップを少しかけてみましょうか。


時々78くらいまで下がったりしますが、一方で最大はこれくらい。平均すると82~83m/sくらい。これ以上にするにはもっと大幅にスペーサーを仕込まないとダメでしょう。


とりあえず実用レベルにはなったのでずっと外していたストックパイプを付け直し、ストックを装着。QDメカボックスに元々付いている配線は少し硬めなので7.4V1400mAhのバッテリーでこれくらいのはみ出し量。一応ストックを一番縮めたところから1段伸ばした位置までなら普通に使えるので、それでも実用面では据え置かれています。


全備重量は2565g。上下レシーバーが樹脂製で元々軽く、持った印象も軽めなのですが、数字上では案外重いです。。



@@@




一応これで一旦完成としますが、いやしかしDSGは難しい・・・

それではいよいよDSGの組み込みです。


前回まででQDメカボックスへのパーツ組み込みやダメなパーツの洗い出しが済みました。


このままでも調子良く動いていますが、サイクルが低いのはともかくセミオートがもっさりしているのは物足りない・・・


ノーマルのセクターギヤの代わりにDSGを。


タペットプレートも専用にものに換えてOK。


まずはノーマルスプリングのままでチェックしてみましょうか。


セミオートがキレッキレで良いのですが、初速は58m/s前後と48m/s前後が交互に来ます。


スプリングをSHSのM110に換えてチェック。


70m/s台まで上がってきました。まだまだ。


スプリングをSHSのM130に変更。QDメカボックスのおかげでスプリング交換はめっちゃくちゃ楽です。


80m/s台前半まできました。が、ここでギャーーーとギヤが空回りして撃てなくなりました。


メカボックスを開けると、なぜかセクターギヤとタペットプレート、シリンダー一式が左側にへばりついています。


タペットプレートの羽根に抉られた跡が。このタペットプレートはもうダメかなぁ・・・


と、そんな事もあろうかと用意しておいたSHSのVer.2用タペットプレート。


このタペットプレートは普通のやつなので羽根の形が違いますが・・・


位置を合わせてちょん切ってやればホラDSG専用タペットプレートの出来上がり。


そのままだとシリンダーに触れている部分のバリが引っ掛かるので軽くヤスってやり、置き換えてOK。


タペットプレートの上面と羽根の角だけしかヤスリ掛けしていませんがノズルはスムーズに動いています。そして組み上げて初速チェック・・・と思ったらまたギャーーーと空回り。


一体どこがおかしいんだろう?とメカボックスをくまなく眺め、ギヤの歯などもチェックしてみますが何ともありません。


と、モーターのピニオンを見るとえらく削れています。ここか!


モーターのピニオンが触れているのはべベルギヤですが、よくチェックしてみると・・・


右側のシムが足りずべベルギヤが右側に逃げていました。また私の凡ミスです・・・


逃げている分のシムをべベルギヤの右側に一枚足しました。


が、他のギヤも置いてみると動かない・・・スパーギヤで少しべベルギヤが持ち上がっているのかも。


スパーとセクターを左に寄せてみます。軸が外側に張り出すものの、この程度ならセレクタープレートの動きには干渉しないようです。


ギヤ以外も置いて組みつけ。


ピニオンの削れかたを見るにもう1mmほどモーターを押し込んだ方が良さそう。グリップ下パネルのネジを1mm分ほど締めておきます。



@@@




7.4V1400mAhリポバッテリーで秒23.6発、初速は82m/s前後になりました。モーターがEG1000でもマルイのハイサイクルと同等になってきています。
今回の教訓は「シム調整は手を抜くな、全部のギヤの左右ともグラグラせぬように!」



Noveske KFHフラッシュハイダーのレプリカです。


ここのハイダーレプリカは安いので何かのついでについつい買ってしまうのですが、何か常勤にならずにハイダーコレクションになってしまいがち。


形状としてはノベスケハイダーの前端にダイヤルが付いたような姿のハイダー。マルイの次世代AK102に標準で付いているハイダーと同形状のものです。パッケージにはMINI KX3とありますが白いプリントの通りKFHの方のレプリカです。


反対側にはファイアーピッグのプリント。


前面。銃口内部はラッパハイダーの形を成しており、発射音の拡声と指向性を持たせる効果があります。銀色なのでライトみたいですね。


後面。ネジはM14逆ネジですが別パーツになっていてここを外すともっと大きなネジにも対応する形になっています。


重量は90g。ハイダーの重さとしては標準的でしょうか。大きさを考えると軽い方かもしれません。


分解したところ。内部の円錐状のパーツは材質的にも形状的にもあまり音が響いたりするものではないので大体形状だけのものと思っても良いでしょう。銃口前方から聴けば大きく聞こえるかもしれませんが、前方以外からは音の変化は感じないでしょう。固定用の針金やOリングを除けば他は全てアルミ製のようす。叩いてもコッコッという音しかしません。


前端の一番太くなっている部分は37mm。


中間部分が35mm、後端の細くなっている部分が29mm。


全長は75mmとなっています。


Noveske KX3レプリカと。一回りほど大きく感じます。


装着。銃口に向けて太くなっているので好みがハッキリ出るでしょう。


後端の銀色パーツを外してマルイ次世代AKS74Uの標準ハイダー用ネジに挿してみようとすると入らない・・・


微妙~に1mmほど細いです。調べると銃側のネジは22mm正ネジらしいのですが、この銀色のパーツは実質21mmくらいでしょうか。


この銀色のパーツはマルイAKS74Uのハイダー側には全長方向に多少はみ出るものの取りつきます。キッチリ合っていればアダプターとして活用できたのですが・・・


後端の一番細い部分のみKeyModハンドガードに通るのでアウターバレルの長さを調整して挿してみたところ。好みによるところでしょうか。



@@@




銃口の太さ的にX3200弾速器の穴に入らないので常勤にはならないかなぁ・・・気分で付け替えるために種類持っておくには気軽に買いやすい値段ではあったし、まあこれはこれで。

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