~趣味の世界~
コトブキヤのフレームアームズ・ガール バーゼラルドです。


FAG轟雷の派生型ばかりだったFAGシリーズに新たな風。


箱は縦横が同じで厚みが違う、これまでと同様のものですがスティレットの箱よりわずかに大きいサイズ。


箱にはギッチリとランナーの山。












説明書。18ページ構成で折り込み等は無くシンプル。



パーツA、B。
パーツBは成型不良の個体がネットでチラホラ報告されているので開封時によくチェックしておきましょう。


パーツC、D、
E、H、台座。


パーツF、L。


パーツJが2枚。


パーツK、N、
Mが2枚。


パーツIが2枚。


パーツOが2枚。


パーツPが2枚、
PC-Aパーツ、PCパーツ。


クリヤーグリーンのパーツG、胸部前後、顔パーツが5個、
手首パーツ6セット、尻尾パーツ、ポリキャップが3個。


デカール。


顔は4種と塗装されていないものが1つ。頬のチーク(頬紅)は塗装されていますがハイライト(頬紅の白い点)は入れられていません。


袋から出して箱へ戻してもこの物量感。例によってランナーは離型剤が残っていて触っていると手がヌルヌルしてきます。いつも通り中性洗剤でランナーを洗うところから始めましょうか。



中性洗剤を水を張ったバケツに数滴垂らしてそこへランナーを30分程度浸ければ十分とされています。風呂場の洗面器にお湯を満たして洗剤を2滴ほど垂らしたものにビシャッと浸けてゆき、下から引っ張り出して使い古しの歯ブラシで軽く擦って泡立たせたらまた浸けて、全部擦ったらシャワーでお湯をかけて流すという手順をとりました。

(続く)

前回に引き続き東京マルイのM4A1 MWSです。


それではいよいよマガジンにBB弾を込めて実射に移りましょう。マガジンにBB弾を込めるには付属のローダーの他、BBローダーを使うのが便利でしょう。マルイのBBローダーにはガスブローバック用のアダプターが付属しているハズなので、それを出口に装着してマガジンリップに被せギャリギャリと弾を送り込みます。


初速は82~86m/sほど。この日は30℃ある暑い日だったのですが、ガスブローバック長物は気温にかなり左右されます。


フルオートのサイクルは秒13.63発と計測されましたが、これも気温にかなり左右されるので参考程度に。


全弾撃ち尽くすとボルトストップが掛かってホールドオープン。箱出しでは若干ホップが強かったのか狙点よりやや上めに飛ぶ印象。


ホップの調整はテイクダウンを行う必要があります(しなくても出来なくはないのですが、した方が楽です)。まずはマガジンを抜きます。


レシーバー後方のテイクダウンピンを左側から押して飛び出した分を右側からつまんで引っ張り、止まるところまで引っ張り出します。


ちょっと固いですがエイヤッとアッパーレシーバーを押し上げるとガチャッとテイクダウンします。


ロワレシーバー側。ハンマー周辺などは実銃とはかなり違うそうですが、メッキされていて見た目にはキレイです。


アッパーレシーバー側の後方からボルトアセンブリをチャージハンドルごと引っ張り出します。


取り出されたチャージハンドルとボルトアセンブリ。


下側。ボルトの下にはガイドローラーがあります。


チャージハンドルとボルトアセンブリを取り出したアッパーレシーバー内には前方にホップ調整ダイヤルがあります。ダイヤルにはクリックがあり、銃の前方向に回すとホップが弱まり、後ろ方向に回すと強まります。


とりあえず3クリックほど弱めておきました。


元に戻しましょう。ボルトアセンブリの上にチャージハンドルを被せ・・・


アッパーレシーバー後方から差し込み・・・


奥まで差し込みます。


アッパーをゆっくり閉めようとするとボルト後端とリコイルバッファの頭が当たって引っ掛かるので、ガチャッと勢いよく閉めてしまいます。


閉めたら右側に飛び出しているテイクダウンピンを押し込みます。


これでOK。



さて折角なのでハンドガードもちょっと外してみましょうか。下半分はレシーバー前のデルタリングを後ろへ引っ張りながらハンドガード下半分の後端を下へ逃がすと外れます。


上半分は上面後端のネジで固定されているのでこのネジを外し、デルタリングを後方へ引っ張りながらハンドガード上半分の後端を上に逃がすと外れます。


ハンドガード上下を外したところ。説明書の冒頭にもあるように、ハンドガード内のアウターバレルは太いブルバレルになっています。海外製電動ガンのようにガスチューブもあるだけでなく、ハンドガード内側には遮熱板も再現されています。


ハンドガードはリアルサイズのものがポン付けできます。ただしデルタリングのギザギザがややルーズに作られているためか少しグラつきます。元のレイルハンドガードは上半分の後端でネジ留めされているためガッチリしているのですが、社外品に換えてガッチリさせるなら何か固定のためのひと工夫が要るでしょう。


ストックもついでに。標準のブッシュマスタータイプは下のレバーを下に引っ張りながらストックを後方へ引っこ抜く事ができます。


抜けました。


MAGPUL PTSのCTRストック。このストックは内側を削り込んですり合わせないとトイガンのストックチューブにはキツかったのですが、現在巷で売られているレプリカはそのまま取り付くかと思います。(実銃M4系のストックチューブは細めのミルスペックと太いコマーシャルの2種類があります)


グリップは実銃サイズらしいので実銃用が普通に取りつくようですが、多分「WA M4GBB用」として売られているものなら取り付くでしょう。グリップ下から覗くと奥に六角ネジが1本見えます。六角レンチは普通のLレンチでは届かないので長いものを用意する必要があります。


銃口を覗いたところ。インナーバレル前端はフロントサイト前端辺りまでで、インナーバレル長は250mmのようです。


標準のレイルハンドガードはネジで留めている部分の後端がデルタリング側に刺さるような形なので他のリアルサイズのM4には取りつかないかもしれません。


銃本体の重量は2499g。


マガジンは463g。


マガジン込みの重量は2961g。



@@@





同じマルイのスタンダード電動ガンM4A1(だったもの)と。
同じトイガンといっても電動ガンとガスガンは全然違う種のものなので較べるのはナンセンスかもしれません。どちらがいいか?どちらが優れているか?それも人によるし目的によっても違ってきます。となればどちらが自分にとって目的に合致しているか?が重要であり、それは触ってみる事が一番理解が進むでしょう。
今回のこのM4A1MWSを買った事で、私にとっては長物ガスブロの結論がぼんやりと出たように感じます。現在長物ガスブロは3挺持っていますが、派手な音の出るもの、リコイルの激しいもの、そして快調に動作するもの。1挺でそれら要求性能を全て賄えるものは、多分存在しないという事。結局、この趣味が続く限り色々買いまくるしかないのです・・・

東京マルイのM4A1 MWSです。

ふと全弾撃ち尽くすとボルトストップの掛かるM4が欲しくなりどんなのがあるか見繕ってみると、マルイのガスブローバックM4A1MWS、次世代電動ガンだとSOPMODバッテリーのものを除外すると素M4A1かHK416Cの3つ。素M4は今更な感じがするしキャリハンやハンドガードなどいらないパーツが多すぎる。HK416Cは短すぎるのと十字断面の持ちづらいレイルハンドガードを他のに換えられないので消去法でM4A1MWSになりました。マルイのガスM4は10インチバレルの短いモデルが出たら考えようと思っていたのですが、まあ待っていたらいつになるやらわかりませんし。


外箱は素M4をストック縮めた長さ分しかないのでそれほど大きいものではありません。Amazonで買ったら幅が5倍くらいある柱状の段ボールに入れられて来ました。


開封。次世代電動ガンほどには高級な梱包ではありませんが、どうせ捨てちゃうんだからもっと安い箱でいいのに。



そこかしこに注意書きが貼られています。18歳以上用なので注意点も多く、侮って迂闊な扱いをするとケガをするしさせもします。


取り出したところ。説明書、マガジン、マズルキャップ、サイト調整ツール、BB弾、ターゲット用紙等。あれ?何か足りなくね?


箱の下の方、ちょっとわかりにくいところにローダーとクリーニングロッドが束ねて入っていました。


















説明書。最初に熟読しておくことを勧めます。予備知識無しに本体をいじっても分からないところが多いです・・・


眺めてみましょう。アウターバレルは当然金属製で、というか樹脂の部分がグリップとストックくらいしかありません。ハイダーは14mm逆ネジでイモネジ固定にはなっておらず、ハイダーの穴位置はちゃんと上になっていますが少し緩くて、更に締め込むとハイダーの穴位置が横になってしまいます。シム代わりにゴムのOリングで締め込みの微調整がされています。


フロントサイトはおなじみの固定A字型で、スリングスイベルはありません。サイトは付属の調整ツールで微調整ができるようになっています。その後ろにハンドガードキャップがあり、レシーバー前のデルタリングとの間には4面レイルのハンドガードが挟まっています。


レシーバーは金属製。セラコートというコーティングがされていて色は暗いグレー。インディのパーカーシールに近い色でしょうか。スタンダード電動ガンの素M4等のレシーバーよりは暗い色です。


グリップは樹脂製でフィンガーチャンネルのあるA2タイプ。電動ガンのA2タイプと較べるとかなり細く感じます。


レシーバー上のレイル後端にはフリップアップタイプのリヤサイトが取り付けられています。


ストックは伸縮タイプ。おなじみのブッシュマスタータイプです。


下のレバー後半を握り込んで後ろに引っ張るとスライドします。スリングスイベルは銃全体の中でストック後端下にしかありません。


レシーバー右側面にはライブとなるボルトフォワードアシストノブがありますが、押した手応えは電動ガンのものとあまり変わりません。ここはあまり触る事も無いでしょう。右側セレクターの表示はちゃんと左セレクターレバーの動作に連動します。


リヤサイトはいわゆるナイツタイプで、ピープの大小の切り替えはできませんがその下の円筒状の部分を回す事でピープが上下します。また左側にあるドラムを回すと左右調整できます。


畳んだところ。レイル上にドットサイトを載せた時は倒しておき、光学サイトの故障の時は立ち上げてオープンサイトとして使用します。等倍のドットサイトならチューブやレンズ越しに見る事ができますがスコープのレンズ越しだとフロントサイトが見えないので、その時はスコープを外すしかありません。


サイトの見晴らし。ピントがちゃんと合っていなくて見づらいですが、実際にはピープの穴を通してフロントサイトを見て照準します。ハンドガンなどのサイトに慣れきっているとピープサイトは少し使いにくく感じるかもしれませんが、これは慣れ次第。


エジェクションポート。当然カバーも可動します。


カバーを閉じたところ。チャージハンドルを引くとボルトの後退に連動して自動的にカバーがひらきます。カバーの蝶番の下にクッションが貼られていますが、これカバーが勢いよくレシーバーに当たって傷が付くのを防ぐ初期保護用のもので、剥がしても構わないでしょう。お好みで。


レイルハンドガードは上下分割でガスチューブも再現されています。ハンドガード内には金属製の遮熱板も取り付けられています。


アウターバレル上には刻印があります。


チャージハンドルを引いたところ。ストロークは長く、電動ガンと違いちゃんと手応えがあります。チャージハンドルは手を離すと前進しますが、空のマガジンを挿した状態でチャージハンドルを引いた場合はボルトが後退位置で保持され、チャージハンドルは前後にテンションの掛かっていないブラブラな状態になります。


チャージハンドルを引いてハンマーがコックされると、セレクターをSAFEに入れる事ができるようになります。この状態ではトリガーがロックされます。セレクターはハンマーが倒れている状態ではSAFEに入らない、実銃通りの動作になっています。


グリップは細身でまあ握りやすくはあるのですが、電動ガンのグリップに慣れきっていると細すぎるように感じてしまいます。


マガジンにガスを入れます。マガジン底部に注入口がありますが、バルブは少し傾いているのでマガジン底部に対し垂直にではなく、バルブに対して垂直になるようにガス缶のノズルを差し込みます。


マガジンを挿し込みます。まだあたりがついていないのか少し硬め。ガチッとはしているのですが。


前述のように空マガジンを挿してチャージハンドルを引くとボルトストップが掛かってチャージハンドルは手を離しても前進せず、前後にブラブラになります。


ボルトストップが掛かっている時はレシーバー左のボルトキャッチが持ち上がった状態になっています。


ボルトキャッチを押し込むをボルトがパシャンと前進します。さすがに海外製のもののような「ジャッキーン」とはいきませんが、派手な音とは大抵作動性と天秤にかけられているので派手な音のする銃を買っておけばこちらはこちらで納得できるハズ。


トリガーを引いてドライファイアするとペッという音がしてハンマーが倒れます。トリガープルは短くて軽いもののL96AWSみたいなエアコキと較べたら驚く程のものでは無いのですが、引いた先にコリッとした手応えの位置があり、どこでシアが落ちるのかは把握しやすいでしょう。

(続く)
ハセガワ1/700ウォーターラインシリーズの重巡洋艦古鷹です。


買ったのは龍田、北上、最上と同時で結構長らく積んでしまいました。追加で3つほど仕入れたので消化してゆきませんと・・・


古鷹は古鷹型重巡洋艦の1番艦。米海軍のオマハ級軽巡洋艦(排水量7200t・152mm砲12門)に対し日本の5500t型軽巡洋艦(14cm砲7門)では対抗できないとして、オマハ級と同等の排水量に20cm砲6門を搭載する艦として計画されました。設計には5500t型と同時に実験的に建造された軽巡洋艦「夕張」のコンセプトが生かされており、小型の船体に重武装という点も同様でした。日本海軍では7000tを境に上を一等巡洋艦、下を二等巡洋艦と分けており、7000tを超える艦となるため一等巡洋艦として「古鷹」「衣笠」が計画されましたが、川内型二等巡洋艦でキャンセルとなった「加古」が繰り上げとなって1番艦となり、当初は「加古型一等巡洋艦」として1922年11月に起工、古鷹も12月に起工します。(衣笠は一旦キャンセルされ、後に青葉型の2番艦となります)そして1926年に竣工間近だった加古は事故により竣工が遅れたため、古鷹が先に1926年3月31日に竣工、何故かこの時は先に竣工した艦を1番艦とする取り決めがされ、加古型改め古鷹型とし、古鷹は古鷹型の1番艦となりました。
一方で1922年のワシントン海軍軍縮条約では巡洋艦のカテゴリ分けを排水量10000t以下・備砲を8インチ(20.3cm)以下とし、更に備砲を6.1インチ(15.5cm)を境に上を重巡洋艦、下を軽巡洋艦としていましたが、保有制限は特に設定されていませんでした。しかし1930年のロンドン海軍軍縮条約では重巡洋艦の保有制限が設定されました。これは日本の古鷹型から始まる重巡洋艦グループが欧米の巡洋艦が長距離を航行するため居住性が高く優雅だったのに対してあまりに戦闘的であったために危機感を感じたからとも言われています。
竣工後の古鷹はまず川内型軽巡洋艦と混成で第五戦隊を編成、美保関事件では僚艦の神通・那珂が衝突により損傷して離脱すると、その頃丁度竣工してきた古鷹型の改良型である青葉型との編成となりました。その後は編成中の1艦が予備艦として抜けたり再編されたりして第六、第七と戦隊も変遷してゆきます。1937年に近代化改修が行われ、青葉型に近い兵装へと改良されます。
太平洋戦争がはじまると古鷹型・青葉型の4艦で第六戦隊を編成してグアム島、ウェーク島、珊瑚海、ミッドウェーと最前線で戦いますが、一方で味方艦の損害や沈没も目の当たりにする事になりました。
1942年後半のガダルカナル島における戦いでは重巡洋艦鳥海を旗艦として第一次ソロモン海戦に参加、味方と誤認した敵重巡洋艦を一方的に壊滅させるなどして勝利をおさめますがその撤収中に僚艦の加古が潜水艦の雷撃により沈没してしまいます。
10月のサボ島沖海戦では先の第一次ソロモン海戦と似た状況が敵味方逆転して起き、夜間に味方と誤認した敵艦隊から集中砲火を浴びる僚艦青葉の退路に続いた古鷹は青葉をかばう形で集中砲火を浴び、1942年10月12日に沈没します。


中身に対し箱はややだぶついてる印象。


全体のボリューム的にはほどほど。山盛りでもウンザリするし(ご褒美ともいえますが)少ないと物足りないし。これくらいが丁度良い塩梅。


説明書は大きい縦長の1枚紙。二つ折りにすればウチのスキャナで読めるのですが折り目が微妙に欠けるので三分割して合わせてあります。


パーツA、B。ハセガワらしい浅くて繊細なモールド。


パーツLとNは1枚にまとめられていて同じものが2枚あります。
パーツC、
パーツK。


静模のWパーツが1枚、
バラストを艦底パーツに貼る両面テープ、バラスト。
バラストは付属しないキットが増えてきました。


デカール。加古と共通のようです。



それでは製作開始。船体は左右分割ですが、ハセガワに多い艦首側の継ぎ目が片側にハッキリ出てしまうちょっと嫌な仕様。


またハセガワのキットはモールドを削れ、穴を埋めろが多い・・・


接着後、輪ゴムで縛ったところ。そこそこ大きいので当て板をしなかったせいかわずかに船体中央底面が浮いてしまっています。


リノリウム色として43ウッドブラウンを塗装。艦橋にもリノリウム色指定の場所があるのでそこも塗装しますが、5層目の屋根部分もリノリウム色でいいの?他の人の作例見ると塗ってあるか、艦橋全部リノリウム無しかどっちか。どうせ実艦のカラー資料なんて無いので好き好きにやればいいのですが・・・


32軍艦色2でグレー部分を塗ります。


マスキングして29艦底色を側面だけ塗ります。底塗るのはフルハルモデルだけでいいやん・・・


構造物を載せてゆきます。細い煙突→その回りの構造物→集合煙突→艦橋の順で載せないとどれかを引っぺがす事になります。


次々と載せてもう完成間近。後部マストのデリック(クレーンみたいなの)が接着が固まるまで垂れてきちゃうのと、煙突に付く小さな煙突が定着が悪い(こっちは片方飛ばして失くしました・1個だけならWパーツで予備が作れます)のがちょっと苦戦したところでしょうか。


搭載機は定数2機で、九四式水上偵察機・九五式水上偵察機・零式三座水上偵察機の3機種から2機種を選択するようになっています。説明書だと九五式と零式水偵推奨っぽいのでその2つを組みましたが、実艦の写真では九四水偵2機が多いような・・・


滑走台などがパーツで付いておらず直付けでは高さが合わないのでフジミ伊勢の余りパーツを利用。


艦上に配置しますが、九五水偵がどうにも窮屈。デリックと干渉しやすいのでデリックは真ん前を向けずに左斜め前を向けておいた方が良いでしょう。



エナメルフラットブラックをメインにジャーマングレーとフラットブラウンも使ってウォッシングして完成。



ハセガワはタミヤなど他社では艤装をオーバーめに形作るのとは対照的に、小さめに形作る傾向にあるので甲板上はややスカスカした印象になりやすいのですが、これは思いのほかスカスカ感はそれほどでもない印象。



乾舷が低く薄い船体上にいっぱい載ってる感が古鷹型らしさだと思うのですが。よりらしさを追求するなら艦底パーツを付けずに更に低くするのも面白いかもしれません。


各部を観察。主砲塔は当初50口径三年式20cm速射砲を単装で6基並べていましたが、この砲は人力装填のために連射速度の維持に難があったため後に機力装填の2号20cm砲E2型連装砲塔3基に換装されています。青葉型と同じになっただけに見えますが、青葉型の砲塔はC型なので古鷹型の連装砲塔の方が新型のものです。


艦中央部。副砲として40口径三年式8cm単装高角砲を装備していましたが近代化改装時に45口径十年式12cm単装高角砲に換装されています。太平洋戦争時には他の12cm単装高角砲を積んでいた重巡洋艦は鳥海を除き大抵は45口径八九式12.7cm連装高角砲に換装されていたのでやや旧式装備だったのは否めません。


艦後半。甲板がやや傾斜して見えますが、艦橋周辺と後部マスト周辺で下り坂になっており艦尾で一番低くなっている、軽量化のための工夫。
魚雷は当初一二式61cm連装舷側発射管で12門(どういう積み方だったのかググってもよくわからない…)でしたが射界に問題があったため九二式61cm4連装魚雷発射管1型を2基8門に換装、発射管の前には次発装填装置も見えます。その後方中央には航空艤装があります。


右舷に回り艦尾。艦後半には武装が連装砲塔1基だけですが元々はその前方の小さなフライングデッキの上とその前のカタパルトの真下辺りに単装砲塔がありました。


航空艤装。2号射出機とその後ろに2条の軌条が敷かれた小さなフライングデッキがあり、その後ろに吊り上げ用のデリックがあります。竣工時にはまだ射出機が無かったので4番砲塔の上に滑走台を展開し、そこから滑り降ろしていました。
上画像では小型複葉の九五式水上偵察機と、ポピュラーな単葉の零式三座水上偵察機が搭載されています。零式水偵の前型ともいえる中型複葉の九四式水上偵察機も使用されていました。


古鷹は太平洋戦争の早い時期に戦没したためまだ機銃はせいぜい九六式25mm連装機銃が4基と少なめ。


竣工時は35ノット出ていた速力は安定化のために取り付けたバルジの抵抗により33ノット弱まで落ちていました。8000tほどだった排水量も最終的には1万トンを超えていたようです。



青葉型重巡洋艦・衣笠と。


青葉型は古鷹型の改良型で準同型艦ともいえる艦型であり、古鷹も青葉型に近い装備に近代化改修されているので似てはいるのですが、較べてみるといろんなところに違いがあります。


似てはいるけど同じところが無い、というくらい違います。ただし妙高型への繋がりみたいなものは何となく見えるような気がします。(魚雷発射管の上にフライングデッキが付いた事で魚雷発射管が艦内装備になった点だとか…)


船体形状はほとんど同じなのであまり艤装の無い艦尾付近も似ていますが、やはり「同じではない」に尽きます。剥き出しの魚雷発射管のほぼ真上で火薬式の射出機で飛行機バンバン飛ばすところは「危ねぇ・・・」という印象。


元になったといわれる夕張と、船体規模が似ている阿賀野型軽巡洋艦・矢矧と。


夕張に関しては「そんなに似てるかなぁ?」という感じですが、阿賀野型はフライングデッキ辺りが青葉型に似ているものの後部マスト回りは古鷹型の方に似ています。


古鷹型から妙高型へ。妙高型は一回り大きくなり砲塔も増えてより戦闘的になります。



@@@




日本の重巡洋艦が一応各型揃いました。でもまだいくつか集める余地がある気がしますね。例えば同型準同型が戦争序盤にさっさと沈んだ中で修理と改修を繰り返して終戦間際まで生き残った青葉、忙しくて改装する暇もなくほぼ竣工時の姿のままだった鳥海、一方で対空魔改造された摩耶・・・もう少しこのままブームが続けば、古鷹型も竣工時とか出るかもしれませんし。ししし。

コトブキヤのフレームアームズ・ガール 迅雷(じんらい)の塗装をします。
成型色に特に不満はないので部分塗装にとどめます。


説明書の塗装指示を参照して塗料を用意し、混ぜて調色します。


ただし部分塗装にとどめる場合は成型色に合わせるため、説明書の配合と割合が違う事があります。インナーレッドは説明書の配合より白が少な目だったのか、1ホワイトが多少残ってる瓶に色を投入していったら大量にインナーレッドが出来上がってしまいました。


出来上がったインナーレッドを塗ります。腹前と二の腕外側は目立つので塗っておきたいところ。


背中のバックパックの下の部分と、後ろに突き出たマウント部分もこの色になっています。マウントは穴の中まで塗らない方が良いでしょうか。


装甲レッドは白ベースにすると赤を大量に混ぜる必要があり、四苦八苦してたらシャインレッドが尽きてしまいました・・・マホガニーは探したけど持ってなかったので艦底色で代用しましたがレッドブラウンでも良いでしょう。で、これまた結構な量が出来上がったものの塗る部分は腰前の左右の部分だけ。


装甲ブラックは迅雷の場合こげ茶色になります。装甲レッドを作る過程で大量にできてしまったピンク色をつや消し黒に少量混ぜてそれっぽい色を作りました。カップコーヒーのフタを再利用した塗料皿で作りましたが、このくらいでも余る程度の使用量だと思って下さい。装甲ブラックは特に背中と腰左右の下端の部分だけでも塗りたいところ。

胴体ピンクは腹前後の目みたいな部分ですが、説明書によるとシルバーを塗ってその上にクリヤーピンクを塗るという要領のようです。面倒ならただのピンクで十分。


一応90シャインシルバーを混ぜてみたものの、クリヤー塗料に混ぜるのでなければほとんど他の色に溶け込んで銀色が消えてしまいます。で、やはりほんのちょっとしか使わないのにこんなに大量に作る・・・


髪はいつも通り影になる色を作ってうすめ液でシャバシャバにしてスミ入れウォッシングの要領で塗ります。ガイアカラーの046クリアーブラウンが丁度良さそうだったので早速うすめ液でシャバシャバにして使用。やっとまともな出番が出来たわこの色。


エナメル塗料と違いラッカー塗料ではグラデーションというよりシミっぽくなりがち。境界で濃くなったところはうすめ液でうすめ拡げてやれば目立たなくできますが、あくまでも「目立たなくはできる」というもので、あまり近くで見ないでね!レベルの仕上がり。まあこの上につや消し吹くし・・・


デカールは最低両肩前面と額の3か所に貼りますが、成型色無塗装の上に貼っても定着しにくいのであらかじめクリヤーを薄く塗っておきます。


ウェザリングマスターHのピーチを頬に擦りつけてチークを掛けます。


お好みの加減で擦りつけますが、上写真の中央二つくらいの具合でとどめた方が失敗しにくいです。掛けすぎても拭えば薄められますが、左端くらいに濃いまま上につや消しを吹くと少し浮き気味になってしまうようです。


デカールをクリヤーを塗った部分の上に貼ります。


デカールが乾いた頃合いをみてつや消しを吹きます。


吹き終えたところ。正面顔のチークが少し浮いてしまいましたが、つや消しの吹き方を少しトチったのかも。一気に厚く吹いてしまうとチークが浮いたりデカールが縮んだり良くない事が起き得ます。


ヒザの左右にあるマイナスネジの頭みたいの部分を塗り忘れてました。


赤系なのでエナメルフラットブラウンでスミ入れ。黒かジャーマングレーでも良いのですがその辺はお好みで。


ウェザリングマスターGのサーモンでシャドウを掛けます。生々しくなるのでお好みで。



組み直して完成。
早速グラビアタイム!

























@@@




全員集合。
届くまでは変な色だなぁ・・・と思っていたのですが組み上げて完成してみると中々どうしてこれはこれで気に入ってしまいました。でもやっぱり変な色だなぁ・・・と思う人はカラバリのIndigo Ver.が10月に発売予定なのでそちらをどうぞ。
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