~趣味の世界~
ライラクスの電動ガン用スプリングMS80とMS90です。


正確にはプロメテウス ノンライナースプリングMS80とMS90ですね。
ウチにある電動ガンの内マルイのものはいいとして、他は中華電動ガンなので初速調整のためにスプリングがカットされています。CYMAのAK47タクティカルだけはお勉強としてMS90に交換しましたが他のS&Tタボール、G&G CM16、UMAREX G36CVは買った時のスプリングのまま。ぶっちゃけた話私の使い方(所謂お座敷シューター)だとスプリングによる不具合なんてほぼ無いのでそのままでも別に良かったのですが、やはり巷で「買ったらまずスプリングとチャンバーパッキン交換」と喧伝されている中華ガン。不具合無くともなんとなくでもやっておきたいもの。あと今月車検なんで高いもの買えないんでお安くネタ提供。


CM16はちょっとメンドイんで今回はパスして、スプリング交換だけなら簡単にできるタボールとG36CV。バッテリーは充電して1ヶ月くらい経った50~100発程度撃ってる状態のマルイの8.4Vニッケル水素ミニSバッテリー。


まずはS&Tタボール(ODカラー・樹脂メカボックス)のノーマル初速。モーターだけ買ってすぐにマルイEG1000Sに交換しています。13.74rps、91.56mps。
単位はrps=発/毎秒、mps=m/sになります。


それではスプリング交換に入りましょう。まずはマガジンを抜いてフルオートで数発撃ってチャンバー内を空にし、セレクターをSAFEにし、バッテリーを外すのを忘れてはいけません。特にこのタボールとG36CVはマガジンを抜いた後に弾ポロさせてもチャンバーパッキンが1発必ず咥えてる事を忘れなきよう。
それらが済んだら、ストック下にあるボルトリリースレバー(上画像の黒い三角状大きなの突起)を押して逆転防止ラッチをリリース、スプリングをフリーにします。ピストンが後退していた場合ボルトリリースレバーを押すと必ず「ジョリリ・・・」みたいな音の手応えがあります。


前準備というか保管する時の手順を踏んだら、目指せスプリング。ストック後端の上側に左右に貫通して刺さっているピンを抜くと、バットプレートが下を軸にハッチオープンします。


中を覗くと、すぐ奥に大きなマイナスネジが見えます。


マイナスネジを外すと、スプリングガイド後端が露出するので、ここを押してから90度回転(時計周り、半時計周りどちらでもOK)させます。上画像だとマイナスドライバーでやっていますが、形状の合う六角レンチを使った方が確実。


スプリングのテンションに押されてスプリングガイドがズルルッと出てきます。M4系やAK系だとレシーバーの形状上こう簡単にはいきませんから、あまり拡張性の無いマイナー銃といえどこういった辺りはあちらには無い利点といえるでしょう。


取り出されたスプリングとスプリングガイド。スプリングのピストン側にはちょん切った形跡があります。まずはMS80から試してみましょう。


スプリングを触った感じではやや油気が薄かったので軽くシリコンオイルを吹いておきましょうか。このスプリングは不等ピッチスプリング(スプリングの巻き間隔に広いところと狭いところがあるもの)で、中間と片側に巻き間隔が狭い部分があり、片側が狭くなっている方をスプリングガイドに挿します。不等ピッチスプリングの理屈は、間隔が狭い部分が緩いのでその部分だけがまず高速で縮み、加速をつけてから間隔の広い部分を一気に押し縮め、伸びる時は間隔の狭い部分が延びきった時の衝撃を吸収するとか、そんな感じだったかと思います。なので理屈の上では等ピッチより不等ピッチの方が全体で同じプリロードでもマイルドでスムーズになります。
ただし不等ピッチにもデメリット部分はあり、スプリングを縮める速度が間隔の狭いところと広いところとで変化するため高速で動作させると振動が発生します。縮める力も一定ではないので動作させるギヤにも負担が掛かります。とはいえ、強度ギリギリ構造でもなければそうシビアでもありません。後は・・・コストと品質。不等ピッチにするには手間が多少掛かるので基本コストは等ピッチより掛かりますが、安く作られた不等ピッチスプリングは安いなりに等ピッチと変わらなかったり、変わるけど精度がガタガタだったりするものです。


まあ理屈ではどうあれ定番パーツだから気にせず突っ込んどけ!というわけで元通りスプリングを差し込みます。


元のスプリングより長さがあるのでギュギューッと押し込んで90度回転。ちゃんと定位置にくるとメカボックスとスプリングガイドの後端がツライチになります。何で作業した時頑なに六角レンチ使わなかったんだろう俺・・・


大きいマイナスネジを締めます。


バットプレートを閉め、ピンを刺して換装完了。


早速初速チェック。16.2rps、74.81mps。
サイクルアップと初速低下という当たり前の結果になります。部屋撃ちならこの方が都合良いハズなのですが、何か、こう・・・直感的にナンカチガウというか・・・


MS90に換えてみましょうか。楽な作業だわ・・・


14.94rps、90.58mpsと出ました。ノーマル比で初速はほとんど変わらず、サイクルはアップ。どうもスプリング以外でもバランスがあって、MS80だと崩れてしまうようですね。部屋撃ちにはややキツい初速ですが、撃ってる時の直感的にはコレダ!って感じがする・・・


次はUMAREX G36CVのスプリング交換。タボールと同様にマガジンを抜きチャンバー内に弾が無いのを確認してSAFEにし、バッテリーを外してボルトリリースレバーを押します。そしたらレシーバー後ろ側のピンを抜き、ストックを畳んで中の黒い金属ブロックを外します。


すると現れる大きなマイナスネジ。タボールと一緒です。それもそのはずUMAREXのG36シリーズはS&Tが製造してUMAREXが売っているのですから。そしてタボールもG36シリーズもSTAR/ARESのコピー。あっちはあっちで大変だな・・・とか思っちゃうところ。


話がそれましたが大きなマイナスを外してスプリングガイドを押して90度回して抜くのもタボールと同じ。


ただ、こちらはスプリングを抜いてみると長さは短いものの端には切った形跡がありません。輸入する際、切らずに適合するスプリングに換えているのか、元々こうなのかはわかりません。


とにかくMS80を入れて初速チェック。(組むのは簡単すぎるので割愛)
12.92rps、72.95mps。初速はともかく、サイクル遅くね・・・


セミで撃つとボルトが半端な位置で止まるので撃ってて気持ち悪い・・・何か動作もシャキッとしないし。MS80スプリングってノーマルより初速下げたい意図で使うもんじゃなく、他の部分で上がりすぎた初速を適正に戻すためのスプリングなのでは。


並べるとどっちがどっちのだっけ・・・となりそうなタボールとG36CVのスプリングガイド。でも微妙~に寸法が違います。上がG36CV、下がタボール。スプリングはMS80が黒くてMS90は銀色。



ではMS90ではどうか。12.18rps、86.31mps。確かノーマルってもっと初速あったよね・・・


ノーマルに戻しました。12.1rps、89.41mps。ブローバックの抵抗があるのでタボールと比べたらサイクルはあまりスプリングレートで変動しないけど、ノーマルのままの方が遅いなりにキレイに動作します。



@@@




大抵の中華電動ガンはMS90スプリングで調子良く動くんでは?ってくらいの定番パーツ。MS80スプリングは多分、超ロングバレルでもなきゃあまり使いどころが無く、ノーマルにポン付けしてもバランスが悪い印象。
タボールの他、CYMAのAK47タクティカルもそうですが買ってみたらスプリングが切ってあった中華電動ガンにはMS90入れとけばいいです。G36CVはマジ中身いじるところありません。


マルゼンCA870の発射音「パコン」を少し静かにするためサイレンサー(サプレッサー)を取り付けてみよう!

というわけでやってきたのはKM企画のサイレンサーアダプター。(1680円)


マルゼンのCA870の他、ガス式のセミオートショットガンM1100にも使えるようです。


開封。KM企画のパーツは何と言うかこう、梱包やら説明書が手製っぽいチープさなんですが、国内メーカー品としては安くて便利なものが多いのが良いですね。



サイレンサーアダプター本体。材質はエンジニアリンブプラスチックであるジュラコン製だそうです。ジュラコンというと古いマルイのエアコキ1900円シリーズのトリガーとかに使われているグニャグニャギチギチした塗装も食いつかない困った素材のイメージもありますが、この製品は硬質でソリッドな表面仕上げ。太い側がCA870のアウターバレルに銃口から差し込まれ、途中にあるギザギザでアウターバレル内側に食い込み固定される取り付け方式。ネジ山のある側はサイレンサーを取り付けるM14逆ネジ。正ネジ仕様のものもバリエーションにあるので取り付けるサイレンサーに合わせて選びましょう。ウチにあるサイレンサーはどれも正逆両用なので別にどっちでもいいのですが。


重量は14g。この形状そのまま金属で作ったら結構な重さになるでしょう。


それでは取り付けにかかりましょう。CA870の銃口はこのように一体成型の肉厚な筒の奥がインナーバレル固定のために細くなっており、そこを通してインナーバレルが銃口付近まで延びています。ただし、CA870でも最近のタクティカルではアウターバレルは伸びていますがインナーバレルは短いままらしいのでそのままこのサイレンサーアダプターを装着すると発射された弾がサイレンサーアダプターに当たってしまうそうです。


普通のCA870の場合は銃口にカランと差込み・・・


手のひらでグイッと押し込んでやるだけ。簡単です。抜く時は適当なサイレンサーなりフラッシュハイダーをネジ込んでそれを持ち手に引っ張ると抜けます。あまり抜き差しを繰り返すと緩くなる恐れがあるので注意。


CA870のアウターバレルは銃口に向かって細くなっていますが、銃口でのバレル外径は約23mm。ライラクスのスリムサプレッサーがちょうど良い太さです。これはスリムサプレッサー150。


長さ的にはタクティカルと同じくらいになったろうか?チャージャーやソウドオフだと短い方が全体のバランスが良いですが、CA870ストックは曲銃床の長さに対して前が変に短いバランスなのでこのくらいに足した方がバランスが良くなりそうではあります(好みにもよります)。



ライラクスのファットサプレッサー100を装着。途中からアウター外径が太くなるならこの1.5倍くらいの長さは欲しい印象。


KM企画のフェザーウェイトサイレンサー65。ちょっと短くて不恰好。消音効果としては上2つのサプレッサーとあまり変わらず、発射音はどれも「ボユン」という感じで高音域は確実に減音されています。十分といえば十分ですが、この3つは廉価品なのでもっと高価で銃口が絞られているものなら更に減音効果は高いでしょう。


ノベスケハイダー装着。これは構造が簡略化されているものではありますが、パコンという発射音がやや部屋に反響する「気がします」。


Gold Arrowsの通称プレデターチャージャーの銃口に差し込んでみましたが、銃口から浅い位置に壁があってこれ以上刺さりません。アウターバレルが左右モナカな上、内径も若干広いのでテープを巻いたりして何とか固定できそうではあります。ただ、この銃は空撃ちだとドッフという発射音で、あまりサプレッサーの必要性を感じません。(弾を発射させるとそこそこうるさいのですが・・・)


エアガンにサイレンサー?と思うかもしれません。電動ガンやガスブローバックだと銃口から出るより大きな音が他から出ているので効果はほとんどありませんが、エアコキや固定ガスのように発射に伴う作動音が少ない銃ではそこそこ効果がある銃もあります。もちろん効果云々じゃなくカッコイイだろう!(ギャキィでも全然OKでしょう。
G&P GP453 CA870 22連ショートマガジンはマルゼンCA870にも利用でき、標準マガジンと違いレシーバー下に突き出さないのでフォルムをショットガン然としたスタイルにする人気アイテムですが、実際装着して撃ってみようとするとアレ?となるパーツ。


まずマガジンを挿してコッキングピースを引くとマガジン前側がちょっとだけ下に下がり(①)、コッキングピースを前方へ戻すと戻しきらない位置で止まってしまい(②)、ロックされないのでCA870のシステム上トリガーを引いても発射が行われません。これは下がったマガジンのリップに給弾を行う凸形状のパーツがぶつかって前進しきらなくなるため。給弾を行う凸形状はマガジンリップの後面の穴に対し結構シビアなのでちょっとマガジンが下がっただけでもアウト。


なぜそうなるのか?と検証してみると、標準マガジンとはマガジンキャッチの位置を変えている事(標準では左右、GP453は後面下)、標準マガジンには無い、マガジンの取り外しを助けるために追加されているマガジン上面のスプリングで下方向へテンションが掛けられていること。あとマガジンリップの前面にも標準には無い突起があります。この突起は銃側にははまる位置が無く、単に後ろ側へテンションを掛けているだけのもののようす。


後面。マガジンキャッチは下面後ろにスライドスイッチ形状になって移設されており、銃側のトリガーガード前方に元々開いている隙間に掛かるようになっています。マガジン上面には標準には無いスプリングでテンションが掛けられた突起が追加されており、これが無いとマガジンキャッチをスライドさせてもマガジンが落ちてこず、マガジン自体レシーバーに埋没する長さなので掴みどころがなく、マガジンを取り出せなくなります。あっても掴みどころはわずかなので標準より大分抜き差しはしにくいのですが・・・


側面。とりあえず「カッコはいいけど使い物にならない」という結論を出し長らくしまってあったのですが、某所で「適当にテープ貼ったら使えた」という書き込みを見かけたので早速マネして見ることにしました。


半信半疑で上記書き込みに添えられていた写真と同じようにアルミテープを3枚重ねて貼ってみました。ホントかーホントにこんだけでいいのかー?


マガジンの装着音がスチョッという音だったのがピチッという音に変わりました。確かにマガジン前方は下面の銀色の部分に爪を掛けて引っ張ってみてもほとんどズレてきません。


コッキング!


戻す!え?えっ?何の不具合も無し。


10発くらい激しくガショガショ空撃ちしてみましたがスムーズに行え、マガジンも全くさがってきません。マージでー?


マガジンキャッチをスライドさせてリリース。掴みどころが少ないのは元々ですが、問題なく抜く事ができます。


ただし微調整は必要で、テープは後面のみに貼り、横へ回らせてはいけません。アルミテープ4枚だとマガジンの抜けが悪くなりました。
ほんの0.何ミリでコレって、もしかして個体差だったりしませんか・・・多分買ってそのまま使える人も多いんだろうと思います。もし同じ症状が出ていて使えないという人はお試しあれ。


そうそう、標準マガジンもそうですがマガジンにフルロードすると銃にマガジンが刺さらなくなるので、フルロードから1発抜いてやる必要があります。ローダーでギャリギャリっとフルロードすると24発入るので1発抜くと23発。公称より1発多い!ヤッターですが、22発の方が安心。ただ1発だけを手で抜くのが結構うまくいかなくてツライ。安いマガジンなのでたくさん買うと良いのでしょう。

MAGPUL PTS MOEハンドガード(ライフルレングス)です。(3500円)


値段からエレメントあたりのレプリカだと思っていたのですが、届いてみればマグプルPTSですよコレ。いい買い物をしたわ・・・


MOEハンドガードには3種類あり、M4A1のハンドガード同じ長さである7インチのカービンレングス、少し長い中間サイズである9インチのミッドレングス、そしてM16A2のハンドガードと同じ長さである12インチのライフルレングスがあります。


開封。ハンドガード本体はプチプチに包まれていました。説明書もあり、安っぽさはありません。


ハンドガード上面が山型で、下の穴が縦に抜けている新型です。デュポンポリマー製の硬質なシボの手触りが何というかこう、いい・・・


裏側にはMAGPUL PTSの刻印。まあこれはエレメントのにもありますが・・・


MAGPUL PTS製品の何が好きって、このシボの風合い。安いレプリカだとこのシボが細かくてただのつや消しだったりしますが、手触りに直結するのでここは大事。今回はレプリカ並みの値段だったのでアレですが、この手触りにはちょっとくらい高くても出す価値があります。


長短3種揃いました。左がトイスターM4A1に削りまくって無理やり取り付けているカービンレングス、真ん中がマルイのスタンダード電動M4A1にベータプロジェクトの16インチアウターバレルと共に取り付けているミッドレングス、右がライフルレングスのハンドガード単体。ハンドガード側面の3本のスリットは同じ間隔で開いていますが、ライフルレングスではかなり前寄りになり、さらに後方に1つ短いスリットが開いています。この小さいスリットは実銃用では開いておらず、トイガン用では区別の為に開けられているのだとか。


さてそれでは取り付けに掛かります。その前に、ライフルレングスのハンドガードを取り付けるにはガスチューブも長いものが必要です。G&PのGP198 ガスチューブM16A2用を前持って買っておきました。


ミッドレングス用だけはベータプロジェクトの16インチアウターに付属のものしかありませんが、カービンレングス用とライフルレングス用はG&Pの他にもいくつかのメーカーから発売されており、値段もせいぜい千円前後と高いものではありません。必ず必要、というわけではなくマルイのM4には元々省略されているパーツではあるのですが、M4のデルタリングから前を社外品に変えてリアルサイズ化した場合にはカッコ的に無いと締まりません。


今回はマルイM4のミッドレングスをライフルレングスに交換します。まずはフロントサイトポストを外しますが、ウチのM4はVLTORタイプの安いフロントサイトを畳んだ上にMBUS2のレプリカを載せています。この安いVLTORタイプはアウターバレルのフロントサイト取り付け用の溝に依存せずにネジでアウターバレルを締めるだけのタイプ。ネジ頭の六角穴が微妙に中途半端なサイズでナメ気味になってしまったので、インチタイプの六角レンチをわざわざこれ専用に買ってきてあります。VLTORタイプのフロントサイトは同じ形同じような値段でもモノが何種類かあり、ガスチューブが刺さらなかったりQDスイベル穴がガバガバで使い物にならなかったりする場合があるので買う時は博打です。


フロントサイトポストからガスチューブを外します。ガスチューブ固定用ピンは精密ドライバーでサイトポストの右側から押してやるだけで抜けました。このピンを刺す穴が無いVLTORタイプフロントサイトもあります・・・


GP198ガスチューブをレシーバー側が上方向へ曲がっているように取り付けます。ここまで何の苦労も無く進みました。


仮組み。ベータプロジェクト16インチアウターの本来フロントサイトが取り付く位置よりも前方でフロントサイトをネジで締めて取り付ける寸法です。ただしこの位置はフロントサイト取り付け位置より細いので、取り付け位置を太らせてやらなければなりません。


シャーペンでフロントサイトが取り付く位置に印をつけ・・・


アルミテープを巻いて太らせます。フロントサイトがスルッと被るようでは細く、太らせた部分にフロントサイトがズリズリ・・・っと渋々入るくらいにまで太らせます。


太らせた部分にフロントサイトを差し込んだら傾き調整をしながらネジを締めて固定します。この写真を見てまだ傾いてるのに気づきましたが、そもそも光学サイトメインでアイアンサイトは基本畳んでおくので大体でいいや・・・


ハンドガードを外した状態ではハンドガードキャップが前後してうっとおしいので、ハンドガードキャップの定位置もアルミテープで太らせておきましょうか。


よく考えたら、これをしないとハンドガード前側がガタガタになるので必須作業だったかもしれません。


ハンドガードを取り付けます。無事ピッタリ取り付きました。


まだやる事があります。スリングを取り付けるMSAを移設しなくては。元々付けていた位置と同じような位置にするなら、前から3番目のスリットに。


ハンドガード下のポリマーレイルも移設。フォアグリップがあればバッテリーの着脱のためにハンドガード下側を外す時便利なので。


完成。
Avalon BCM4 16inというやつを見た時にうおおカッコエェ!となって雰囲気だけマネてみたのですが、かなり似てきたでしょ?


あとはハイダーをSF MB556というやつに換えれば・・・グフフこの500円ハイダーも悪くないけど。


バッテリーはAKバッテリーが入るようになりました。


ウチのM4系トイガン達。今回のような方法でM4標準の14.5インチバレルにミッドレングスを付けようとすると、ちょうどバレルの細くなっている位置にフロントサイトが来てしまうためちょっと面倒です。


でもこのマルイM4、メカボックス~チャンバー~インナーバレルといった基本メカはドノーマルのままなんだぜ・・・その辺は安心のマルイクオリティ。


マルゼンCA870チャージャーには標準でM4タイプのグリップが装着されていますが、このグリップは本来こんなもんちゃーこんなもんなのですが細くてあまり握り心地が良くありません。電動ガンのM4系グリップに慣れているともっと太いのがいい・・・という事でアフターパーツに付け替え、となります。


しかしこの銃のグリップ基部は独特な形状をしており、マルイ電動ガン系やWAガスブロ系のどちらとも違い互換性がありません。


当然このグリップに不満を持っている人は他にもいて、ググってみるとマグプルのMOEグリップなどを加工して装着している人もいます。案外簡単にできそうだったので早速マネしてみましょう。
というわけで用意したのが余っていたエレメントのマグプルMIADタイプグリップ。マグプル3点セットに入っていたものですが単体だと千円もしません。


エレメントMIADタイプグリップの基部。電動ガン用なのでモーターピニオンの通る穴、配線の通る穴2つ、メカボックスへグリップを固定するためのネジ穴4つの穴が元々開いており、この穴を繋ぐように開口して銃側の楕円筒状の基部を通す穴を作ります。


材質的にはタミヤの薄刃ニッパーでサクサク切れるので楽勝です。マグプルPTSのMOEグリップ(ガスブロ用)をトイスターM4A1に取り付けた時の加工は彫刻刀をボロボロにし削り粉やら手の腱鞘炎やら二度とやりたくないレベルだったのに較べれば、正に片手間レベル。


銃にはめこんでみます。電動ガン用は幅があるのでトリガーガード左右に少し被る形になりました。トリガー後ろにあるセーフティスイッチに干渉して操作ができなくなるので、ここに当たる角の部分をちょっと切り飛ばしてやります。グリップからストックチューブにかけての部分は少し隙間が多いですが、特に実用面で問題にはならないのでこのままでもOK。


グリップ下から。このままではグリップを引っ張ると抜けてしまうので固定してやらなければなりませんが、ネジと基部を挟むところが無いのでこれを作ってやる必要があります。


先人によるとここはグリップ側にパテを使って作っています。グリップ底側からパテを充填し、硬化したら穴を開けてネジと基部を挟む部分を形作るわけです。とりあえず銃側の基部のネジ穴にパテが入らないようマスキングテープでフタをします。


パテはウェーブのエポキシパテ軽量タイプの残り。結構使ったもののまだ残量があります。


先人の言う通り、基部に水をつけてパテが食いつかないようにしておき、グリップをハメた状態でグリップ底側からパテを詰めてゆきます。エポキシパテは素手で触ると有害なのでダイソーで買ってきたポリエチレン手袋をはめてみましたが、こねてる時点でくっつきまくって手袋が引っこ抜かれそうになって何気に作業性が悪い・・・エポキシパテを使う用途であれば触るのは指だけなので使い捨ての指サックの方が良いそうな。混ぜ合わせたパテを割り箸でつつくように隙間に詰めてゆき、指でペタペタ押してならします。深い位置なので指が短い人はツライかも。


詰め終わったら一旦グリップを引っこ抜きますが、水だとそこそこ食いついていたのでシリコンオイルを基部に塗ってもう一度差し込み、また裏側からパテを押しなおしてやりました。後はこの状態でパテの硬化を待ちます。暖かい時期なら硬化は早いハズですが、焦って変形させた上その状態で硬化したりする失敗をするぐらいなら長めに置いた方がマシでしょうか。


半日置いて引っこ抜いてみると、しっかり硬化していました。


ネジを通す穴をピンバイスで開けてゆきます。思ったよりパテの厚みがあり、ネジが届くか心配になりましたがネジと基部との噛み合いは結構長いので1cmくらい厚さがあっても平気。長穴になってしまっているのは銃側の基部のネジ穴がやや後ろ寄りに開いているのに気づかず真ん中から開けてしまったため。リューターで後ろ側へ掘り拡げましたが、同時に固さや剛性も十分なのも確認。


元々付いていたネジとワッシャーを利用して銃に固定。ワッシャーは大きいものに換えた方が不安が減るでしょう。


しっかり取り付いています。銃の重さがそこそこあるので若干の不安はありますが、無茶な扱いをしない限りは大丈夫でしょう。


底板は無い方がメンテ性に優れますが、グリップ底部の補強と見栄えのため一応取り付けておきます。ガスブロ用だとこのパネルは工具無しで外せるんですが、安くて余ってるグリップは大抵電動用でしょ?


まだまだ高いポテンシャルを秘めているマルゼンCA870チャージャー。トリガーガードはこんな形ですが残念ながらマグプルMOEトリガーガードは寸法が全然違うのでダメでした。



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