~趣味の世界~
S&Tの電動ガン、BABY M4(M231ストック仕様)です。

ウチには古参のコンパクト銃としてマルイのコン電MP7A1があるのですが、老体なのでトラブルが多く現在バッテリー蓋を半開きにすると撃てるが閉めると撃てなくなる、というトラブルに見舞われていて、もういい加減面倒臭いので代わりになるものを入手しようという事になりました。
といってもMP7A1に匹敵する利便性とコンパクトさを持った銃といっても中々ありません。コンパクトさであればマルイのMP5Kがありますが、今更MP5か・・・というのもあり、またストック無しは割り切りすぎに感じます。それにMP7A1もMP5もマガジンが細いのでここもトラブルが多く、MP7A1では多弾マグのゼンマイが撃ってるうちにリリースされてしまう事がしばしば。そもそもジャラジャラうるさい多弾マグはあまり好きではありません。
ではどうするか。アフターパーツいっぱいすでに持ってるパーツもいっぱいなM4系。アサルトライフルがPDWの代わりになるか?というとM4系でもMP5Kほどではないものの非常に短いモデルがあります。それにM4系のマガジンはスプリング式でも100発以上の装弾数があります。早速ネットで見繕ってみるとSTUBBY KILLERやBABY M4なるモデルが見つかります。香港や台湾のメーカーからいくつか出ているのですが、短い固定ストックのものは好みでないので除外すると大分絞り込まれ、最終的に選んだのがS&TのBABY M4のうちM231ストックのこのモデル。小さい割にちょっと重量があるようなので迷ったのですが、決めてしまいます。


ていうか、またS&T(うちにはタボールやG36CVもあります)・・


値段は2万2千円ほど。S&Tの電動ガンは品質面ではネットでの評判があまり冴えませんが、価格設定が低めで買いやすく、失敗しても笑って済ませられるのが良いところ。


箱の左面には初速証明書が貼られています。測定日時が去年の12月で半年経っていますが、大体90m/s前後に調整されています。


開封。説明書は無く、UFCの保障書が1枚だけ入っていました。この保証書に添付されたユーザー登録ハガキを送って登録しないと保障が受けられないようです。


中身は銃本体とマガジン、バッテリーボックスの3点。


バッテリーボックスを使用する方式になっており、短いRASハンドガードの穴から配線が出ています。端子は一般的なミニバッテリー端子。


本体の塗装はつや消しの黒。また樹脂パーツはグリップくらいで他はフルメタルです。私はM4のメタルレシーバーはこれが初めて。


マガジンハウジングの左側面には米海兵隊を示すプリントがあります。


グリップはレシーバー後端まで伸びたやや前後に大きいタイプ。電動ガン用のM16A2タイプグリップは丸い断面を感じさせる握り心地ですが、こちらはグロックに似た、前後に長く側面が平たい印象の握り心地です。
ストックはM231タイプと呼ばれる伸縮式の簡易な形状のストックが装備されています。これはG&Pが出していた「Tank Extended Stock」と同形状のもので、その名の通り戦車の車内での取り回しを考慮して作られたものとされています。M3グリースガンのストックも同様のワイヤーを曲げた伸縮ストックですね。


レシーバー上のレイルにはフリップアップ式の「ナイツタイプ」と呼ばれるリヤサイトが装備されています。前後左右の調整が可能。ピープサイトの下の軸を回すとピープが上下に昇降し、右にあるダイヤルを回すとピープが軸ごと左右に移動します。


マガジンハウジングの右側面には米海軍を示すプリントがあります。左側には米海兵隊なのでこのチグハグさが許せない人もいるかも知れませんね。ただしメーカーを示す刻印が銃のどこにもないので、この部分で「S&Tのやつ」と分かるのでは。


レシーバー前端に固定されたRASハンドガードの上側のレイル上にはリヤ同様にナイツタイプのフリップアップ式フロントサイトが装備されており、こちらは上下にのみ微調整ができるようになっています。


前後サイトは立てたところと畳んだところでクリックはありますがロックはされません。チャージハンドルを引くとポートカバーがパシャッと開き、ボルトパーツが後退してホップダイヤルが現れます。この辺りはマルイのスタンダードM4と同様。


ストックは基部右側に出ているボタンを押しながら引っ張ると伸縮できます。


レシーバー後端から突き出ているバッファチューブと同じ長さと、更に伸ばしたところとで固定できます。一番伸ばした状態でもやや短く感じますが、簡易ストックとしては十分実用に耐えるでしょう。


バッファチューブは基部にねじ込まれているので外す事もでき、この状態で使用する事もできます。


バッファチューブはただの筒なのでここに小さめのリポバッテリーを収める事もできます。ただし配線は前から出ているのでここをバッテリースペースにするにはメカボックスを開けて後方配線に引き直す必要があるためやや敷居が高いです。


銃口。1~2cmほどのところまでインナーバレルが来ているのが見えます。


サプレッサーはアウターバレル前端にあるM14逆ネジにねじ込まれており、インナーバレルはアウターバレル前端から6cmほど突き出ています。サプレッサー内部には消音構造などはありませんが、短いインナーバレルに換えてサプレッサー内に消音材を入れれば消音効果が出せるでしょう。アウターバレルにはガスブロックやガスチューブは付いていません。


マガジンは本体と同じつや消し黒に塗られた金属外装のゼンマイ式多弾マガジンが付属します。


基本的にマルイやその他メーカーのスタンダード電動M4系互換タイプです。左側面に六角レンチでゼンマイを巻けるようにするため穴が開いています。


マガジンを銃に装着したところ。ややマガジンキャッチの掛かりが悪く、普通にスッと差し込んでもロックされず、差し込みきったところで少しグリグリっとしてやる感じで差し込むと良いでしょう。マルイやG&Gのマガジンはやや前後がきつく、マグプルPマグはスムーズなので少し相性があります。(タボールに付いてきたマガジンは刺さりませんでした)


付属のPEQタイプ?のバッテリーボックス。


レイルへの固定金具以外はプラ製で、あまり剛性感はありません。


バッテリーはセルが3列になっているものをバッテリーボックスを分解して収める必要があり、汎用性がありません。持ってる小さいリポバッテリ―も斜めにしてギリギリ入らないような寸法。


なりは小さいですが持ってみるとズシリと重い印象があり、計ってみると2.7kgほどもあります。MP7A1がバッテリーやドットサイト含む全備重量で1.5kgほどなのでちょっと厳しい重さ。


ウチのマルイMP7A1と。大きさ的には許容範囲。重さは・・使う方の鍛錬が必要ですね。


初速は94~98m/s、サイクルは7.4V800mAのリポバッテリーで約12発/秒。サイクルは標準的ですが初速はちょっと元気なのでフィールドによっては調整しないとNGされちゃうかもしれません。
作動面では非常に調子良く、ホップも過不足なく効いていて変なノイズもなくこのまま問題無く使えそうな印象。ゲーム派の方が振り回してバリバリ数撃っていくとどうなるか分かりませんが、十分使い物になるかと思います。



@@@




いやぁ油断してると増えてゆきますねM4・・・
今回のS&T BABY M4はまだバッテリーをどう収めるかが課題として残っていますが概ね満足のゆく品でした。


どうも初速が60台で動作不安定なGBBコンバージョンキットを組んだG36CV。でも絶対もうちょっとマシなハズだってコレ!


まず、前回のレビューで固定ホップだと書いたのを修正しておきます。チャンバーブロックの上側にあるこの丸い穴、イモネジが入る位置なのでただの固定用かと思ったら、棒で押すと何やらグニャグニャしております。


チャンバーパッキンの先には確かにパーツで押されてインナーバレル内側にゴムが押し出されてくるタイプのホップ機構と思しき四角い穴があります。


穴を押していない状態では上側に四角い穴が開いているだけ。


棒で穴の奥を押すと突起の付いたゴム部分が押し出されてきました。イモネジを締め込めばこのようにホップの突起が出てくるようになるわけです。また、このホップ突起のある位置はイモネジで押す穴の真上ではなく中でアームを介しているらしく、ちょっと前のCA870みたいに直接イモネジでホップゴムを押し下げているわけではありません。


ボルトユニットの動きも少し渋い感じがするので引っ張り出してピストンの奥へシリコンオイルを吹いたりしてみます。バラすのは整備センスの無い私にはちょっと無理。

この他、ボルトストップの動きも渋く、空のマガジンを挿してチャージハンドルを引いてもボルトストップが掛からない事が多いのでマガジンの当該部分や銃側のボルトストップの周辺もオイルを吹いてシャカシャカ動かして馴染ませておきます。


初速チェック。80を超えて大分マシな感じになってきました。組み込んですぐ外で撃った時はノンホップ状態で「飛ばねーなあ・・・」って感じだったのですが、ホップがちゃんと効くようになると素直に真っ直ぐ飛ぶようになりました。

まあキットものってこういういじりいじりしながら段々良くなってゆくこの行程が楽しいのですよ・・・


UFC-KIT-03 G36シリーズ用GBBコンバージョンキットです。


UMAREXのG36V系(電動ブローバック)に適合する、ガスブローバックガンへとコンバートするキットです。同じUMAREXでもG36Cコンペティションには対応していません。


GHK(道勳企業有限公司)の製品をUFCが輸入したもののようです。



箱を開けるとUFCが作成したと思われる日本語の説明書と、クッションに包まれたパーツが入っています。


説明書。カラーの写真付きで組み込み方が解説されています。


パーツを取り出したところ。


トリガーメカユニット一式。グリップと一体のロアレシーバーです。残念ながら黒しかラインナップされていないようす。


電動ガンのものとは全く違う中身。あらかじめグリスが盛られています。


ボルトユニット一式。ガス圧で前後するボルトアセンブリですが、結構な重量があります。


これの重さがブローバック時のリコイル発生に効きますが、一方でこれが重いと動作も渋くなるのでこの辺のバランスはメーカーによって考え方が違うようです。KSCなんかはこういった部分を軽くする事で軽快に動作させる一方でリコイルが軽い傾向にあります。


リコイルユニット一式。ボルトユニットが後退する際のガイドと、リコイルスプリングによって受け止める役割を持ちます。黒いブロックは電動の方とは違い樹脂製で軽いです。


マガジンハウジング。電動ガンのものとは違い上が完全に抜けています。


リコイルユニット一式の黒いブロック部分もそうですが、何かホコリか何かが付いてて汚い・・・中華ガンではたまにある事です。


チャンバーユニット一式。チャンバーブロックとインナーバレルです。インナーバレルは特に何の変哲もない真鍮製のバレル。


チャンバーブロックは亜鉛合金っぽいブロック。


ホップアップは調整が無く、固定式(可変ホップでした)。チャンバーゴムも少し緩めです。どれのチャンバーゴムに換えたらいいんだろう・・・?


マガジン。ガスタンクが内蔵されている専用のもので、当然電動ガン用とは互換がありません。予備マガジンは売っていないようで、他社(WEなど)と互換があるかどうかも不明。


バルブはマガジン後面上方にあり、注入バルブもその下に並んでいます。


マガジンリップは樹脂製。マガジン上面後方にあるスイッチはボルトストップが掛からないようにするスイッチ。空撃ち用でしょうか。


マガジン底面にはGHKの刻印。マガジン底部は簡単にスライドし、中には銀色の筒状ガスタンクが2本みえました。前寄りにマガジンスプリングも見えるので、弾はジグザグになりながらマガジンの全長分のみ入るようになっているようです。


さてウチのG36CVを取り出しまして、


ぱぱーっとフィールドストリッピングします。ピン3本抜くだけで工具いらず。


チャンバーの上あたりにあるイモネジを抜いておきます。


チャンバーを押し込んで回すとスプリングのテンションで押し出されてきます。


G36CVのインナーバレルとチャンバー(画像上)。今回のキットのインナーバレル長はCのインナーバレルと同程度。


説明書通りにやってるのですが、チャンバーブロックが所定の位置に収まりません。何かまだ外していないパーツが入ったままのような・・・


アウターバレルを外し、チャンバーブロックを前側からドライバーをノミのようにして小突いてやると、円筒状のパーツが外れました。ああそうか、上のイモネジはこれを留めてるネジだったのね・・・


今度はチャンバーブロックが所定の位置にパコンと収まりました。元のイモネジを締めて固定。


アウターバレルを付け直します。


トリガーユニット一式を取り付け、マガジンハウジングも取り付けてピンを挿して固定。


ボルトユニットを取り付ける前に、油気が全然無いのでシリコンオイルで拭くようにして表面を滑らかにしておきます。


ボルトユニットは後ろ側から差し込みますが、トリガーユニットの上に突き出たハンマーに当たって止まってしまうので一旦ピンを抜いてトリガーユニットを少し下にずらしてボルトユニットを前まで差し込みます。


リコイルユニットもスプリング周りに注油しておきます。


リコイルユニットを後ろから差し込み、ピンを挿して固定。


コッキングレバーを引き、ちゃんと動くか確認。セレクターをセミかフルにしてトリガーを引くと「パキン!」とハンマーが倒れる音が。そうそうこれこれ。


マガジンにガスを注入します。注入音がしなくて入ってるかどうかわからないのですが、入ってるハズです。


BB弾をロードします。リップの前面からこめてゆくのですが、非常にやりづらい・・・装弾数は・・・どのくらいだろう?30発以上は間違いなく入るハズですが、そのくらいで固くて入れるのがしんどくなってきます。


マガジン重量は470gほど。


ではいざ発射!ガッコンガッコンと大きなリコイル。動作はやや重いですが、思ったよりガシガシ動きます。


さてトップレイルを外して印象を変えてみたもののどうもみっともない感じがするのでここもレイルを付け直しましょうか。という事で買っておいたIDZレイル。


UFCのG36用IDZレイルDEです。黒の方が面白いかな?と思ったけどDEしかなかった・・・


何か曲がってね?


裏側にネジ止めされている金属製の補強板ごと曲がっています・・・


反対側へ曲げ直してみたら直りました。レイル本体は樹脂製です。キャリハンとして持ち手にするには華奢なので注意。


G36Cに標準のレイルの前後に付いていたオープンサイトを折り畳みの簡易なフリップアップサイトに変えたものです。


ネジは付属しないので銃に元々付いてたネジを使用して取り付けます。キャリハンスコープが標準のKVやVでもそのまま使えるかと思います。


サイトの見晴らし。調整などはできません。


サイクルと初速をチェック。サイクルは秒間10発ほど、初速は60~72m/sとバラついています。キットものなので当たりがついてくればもう少しマシになる事を期待したいです。
海外製のガスブローバック長物の宿命としてスタミナが無いのでたとえ夏場でもサバゲでメインを張ったりはちょっと無理かもしれません。

Youtubeに組み込み動画がありました。


あれ?イモネジの締め具合でホップ調整できたのかしら。
もうちょっと擦り合わせとか頑張ってみようと思います。


@@@



長物ガスブローバックはどうしても電動ガンに較べ実用性に劣ってしまうものの、やはり「銃らしい」のはガスブローバック。実銃では最近になって欠陥が見つかって残念な事になっているG36シリーズですが、トイガンでは関係ありません。G36のガスブローバックはM4系やAK系に較べ安くて買いやすいのもあり、「長物ガスブローバックがどんなものか」を知る教材と思って買うのも良いかもしれません。

ふと思いつきで電動ガン用のリポバッテリー一式そろえてみました。

リポバッテリーとはLi-po(リチウムポリマー)タイプのバッテリーです。
携帯電話などのバッテリーで知られるリチウムイオンバッテリーの電解質が液体であるのに対し、重合体(ポリマー)に電解質を浸して半固体にしたもので、小型化かつ液漏れなどの安全性も改良されたものです。ニッカドやニッケル水素のバッテリーに対し高出力・軽量・小型ですが改善されたとはいえまだ前者に較べると死に際に膨張・破裂・発火する等の危険性があり、高性能とはいえ「怖い」という理由から二の足を踏んでいる人も多いかと思います。
バッテリーの収納場所が限られている電動ガンにおいては特に外装チューンをしていくとぶつかりやすい障害が重くてでかいニッ水バッテリの収納。これをリポバッテリーの導入によりある程度改善をみる事ができるハズです。


ショップの通販だとイマイチ必要なものが中途半端にしか揃わなかったのでAmazonで。


バトンの7.4V1200mAhセパレートバッテリー。長さはありますが薄型で二分割されているのでアウターバレルとハンドガードの間のスキマに収めるのに適した形状。


ET-1イエローライン7.4V800mAhリポバッテリー。やや小容量ですがコンパクト電動ガン用のマイクロバッテリーEXと同程度の長さ・2/3程度の幅しかなく、非常に軽量です。


イーグル模型リポセーフティバッグ。発火の危険のあるリポバッテリーの保管のための、難燃製のバッグ。今回のものはバッテリーを2つ収納できるタイプ。


G&Pリポバッテリーチェッカー。リポバッテリーは満タンから空まで使い切る使い方では寿命が著しく低下しまた危険なのである程度の範囲内で管理しながらの使用となります。そのある程度の範囲を知るための電圧チェックを容易に行えるようにするアイテム。


オプションNo.1リポオートカット。銃の端子とバッテリーの間に接続する事で銃の使用中にバッテリーの残量が危険域まで減る前に告知したり接続カットをして保護するためのもの。多少場所をとるので余裕があったら装備しておきたいアイテム。ただ、お座敷シューターにはあまり必要なものではないかも。


開封。


バッテリーチェッカーは基盤と端子が剥き出しなものが多いですがこの製品はUSBメモリのようにケーシングされており、端子にフタも付いています。


リポバッテリーから生えているバランス端子(小さい方のコネクタ)をチェッカーの側に小さく書かれている-123456の-の側に詰めて接続すると表示が光ります。点滅しながらMax→(合計電圧)→No.1→(1セル側の電圧)→No.2→(2セル側の電圧)→Max・・・という順に表示されてゆきます。


ニッケル水素バッテリーなどでは合計電圧だけ見ていれば良いのですが、リポバッテリーの場合はセル単位で管理する必要があります。ニッカドやニッケル水素は1セルが1.2Vで、8.4Vなら7セルがひとまとめにされています。リポバッテリーでは1セルが約3.7Vで2セルタイプのリポバッテリーなら合計7.4V。更に高出力なものは3セル11.1Vのものがあり、バランス端子が横に大きくなってゆきます。このチェッカーでは6セルのものまで計測できるようになっています。


ニッケル水素バッテリーでも同様ですが、8.4Vといっても実際には満充電で10V近くまで出ていて使っていくと段々8.4V前後まで下がってゆき空になる直前で8V以下に急降下します。リポバッテリーの場合では安全に使用できる推奨範囲が大体3.8~4.2Vで、大幅に超えるのが危険なのはもちろん、大幅に下がっても危険となります。


今回のものは買ってきたばかりで充電していないので低めですが、店頭や倉庫で長期保管されるため低すぎない程度に残量がある状態にされています。ニッケル水素のように放っておいても自己放電でどんどん減ったりはしませんが、さすがに何年も放置すると減ってしまうので注意が必要。


オートカットはバッテリーと接続すると一旦赤く光ってから緑に常点灯します。説明書が無いので減ったらどうなるのかわかりません・・・


重量の比較。マルイ純正のニッケル水素ミニSバッテリーは167g、AKバッテリーは161g。


バトンのセパレートバッテリーは75g。半分以下の重量。


ET1のものは42gしかありません。



ET1のものに付属の説明書。


早速銃に接続してみましょう。まずはUMAREXのG36CVですが、セパレートバッテリーはちょっと長さと配線の取り回しが上手くいかず収まりませんでした。バレルに這わせつつ上手くハンドガードを閉めるタイプの収納だとセパレートは上手くいかない傾向にあります。RASのスキマに差し込むとか、そんな収納の方に向いている印象。


小さい方は余裕ですが、オートカットを装備するとこれもちょっと取り回しに苦労します。


どうにか収まりましたが、G36系はちょっとバッテリーの収納が面倒臭い印象。リポバッテリーの場合特に外装を傷つけるのはご法度なので無理やり収めたりするのは危険です。


後ろ配線にしてVストック内に収める方がスムーズかもしれません。


セパレートは長さ方向がちょっと窮屈。上下方向は余裕たっぷり。


G&G CM16にマグプルMOEハンドガードを装着したものの場合。セパレートはやや窮屈なもののオートカットごと収める事ができました。


ただオートカットのランプがスキマから見えるので、ナイトゲームとか暗いシチュエーションだと目立っちゃうかも。


小さい方は余裕で入ります。


CYMAのAK47タクティカル(CM.039C)の場合。トップカバー内に収めますがAKバッテリーと同程度の太さなので十分収める事ができます。


チャージハンドルを引くとランプの光が覗くので確認もできそう。


セパレートはオートカットを外して束ねればどうにか収まりそう。


トップカバーを閉める時に束ねたのがズレたりしてちょっとやりにくいのですが、ちゃんと収まりました。


マルイ次世代AKS74U。ハンドガード上側の内部に収納しますが、小さい方ならミニSバッテリーよりもすんなり入るレベル。


メーカーはリポ使用を推奨しておらず、方々でも「次世代にリポを使うと壊れる」と言われていますが、小さい低容量のものならそれほど神経質にならなくても大丈夫かと思います。ただし壊れたらメーカーに送るタイプの人はやめておいた方が良いでしょう。


マルイスタンダードM4に16インチアウターとマグプルMOEハンドガードライフルレングスを装着したものの場合。これだけ前後にスペースがあるとあまり苦労しません。ただスペースは細長いので多少考慮する余地はあり、またハンドガード下側を閉める時にポロリしやすいのでちょっと面倒臭いかも。


オートカットのランプは下方向に漏れます。


ハンドガード内にあまりにも重量感が無いので計ってみるもアレ?それほど軽くもないや・・・


S&Tタボールの場合。セパレートは長すぎてダメでした。


小さい方は非常にきれいに収まります。オートカット装備でも収まりそう。


S&Tタボールのコピー元であるARESのタボールはバッテリーの収納場所がハンドガード内ではなくストック内だと聞いたのですが、確かにメカボックスの上側に細長いスペースがありました。


こちら側だとセパレートもおさまりますが、チャージハンドルと連動しているボルトカバーが真下でバッテリーと擦れ合うのでバッテリーを入れている時はあまりチャージハンドルを操作しないようにする必要があります。またこのタボールは樹脂メカボが入っている初期型なのでブローバック機能のある最近の物は無理かもしれません。


空撃ちとはいえそれぞれ100発分くらい動作させましたが0.2~0.3ほど減ったかしら。説明書にもありますが本来は買ってきたら動作させる前にまず充電から始めなければなりません。



というわけで取り出したるは充電器。ABCホビーのLife-Po4というちょっと古い機種です。最近のものではモニター表示があるものでももっと安く買えると思います。リポバッテリーしか使わない人はリポ専用の充電器がおすすめ。リポバッテリーの事故はマルチタイプの充電器を使いニッケル水素の充電モードでリポの充電をした、とかいう場合に多いのだとか。


本体左側面にあるバランス端子。2セル~6セルのものまで対応しています。


2セルのバッテリーならばバッテリーから生えているバランス端子を左下の端子に差し込みます。


バランス端子を繋いだだけでは充電スタートさせてもエラーが出て停止するので、リポ充電の設定をします。充電モードをLi-po バランスチャージにし、電流値を800mAhのバッテリーなので0.8Aにします。1C充電といって1200mAhなら1.2Aにし、0.5C充電(800mAhのバッテリーなら0.4A)は時間はかかるが安全に、2C(800mAhなら1.6A)以上はリスクはあるが高速で充電するのですが、リスクと速度の兼ね合いで一番丁度良いのが1C充電です。
最後にバッテリー電圧を7.4V(2S)にしたらバッテリーの出力端子を繋いで充電開始。


充電が始まりました。この充電器にはバッテリー温度管理用のセンサーがあるのですが、リポバッテリーはバッテリーのセルを覆う缶が鉄ではなくアルミなので、磁力でくっつくセンサーはぴったり取りつかないのですが、気持ち程度にセンサー面をバッテリーに乗せておきます。


ダイヤルを回すとセル毎の電圧などの状態を見る事ができます。


充電完了。上段中央が経過時間、右が充電した量(mA)、下段はバッテリーに送っている電流量とバッテリーが現在発している電圧。


1セルあたり4.14Vほどになっています。1セル目と2セル目で多少ズレがあるのは普通ですが、大きくズレる場合は放電とバランス充電を繰り返して調整します。


次はセパレートの方を。1200mAhなので1.2Aに変更する以外は同じ設定で。


充電開始。


充電完了。そうそうリポバッテリーの充電中は監視しながら。充電開始してから寝る、みたいなのはダメです。さすがに凝視し続けなければならない、というほどではないので横で別の事をするなどして度々チラ見する程度で十分。あと充電中はバッテリーは保管バッグなど燃えないものを下に敷いておくと安心。もし燃え出した時は慌ててコネクターを抜こうとせず、どのみち再利用不可となるバッテリーの配線をニッパーなどでちょん切って退避させた方が早いでしょう。そして燃えているバッテリーは化学反応で燃えているため酸素を奪うための通常の消火(水をかける、容器に入れて密閉する)ではかけた水が過熱されて激しい水蒸気を吹いたり、有毒ガスが発生していて密閉した容器が破裂したりするので、濃い塩水に数日浸けて反応を収束させるのだそうです。


こちらは4.15~4.16Vほどになっています。満充電状態で長期間保存するのもまた危険なので、早めに4Vを切る程度には放電させておいた方が良いようです。

さて電動ガンで使うバッテリーの電圧は8.4Vが多く、リポバッテリーは7.4Vでちょっと低いんじゃね?とお思いの方も多いでしょう。実際どれほど差があるのか計測してみました。


まずはマルイ純正のニッケル水素ミニSバッテリー(8.4V1300mAh)をマルイのスタンダードM4でサイクルチェック。3日前に満充電してたので早速出番。サイクルは14.27発/秒。ちょっとバラツキがありますが普段でも大体14~15発/秒ほどです。


ET1の小さい方、7.4V800mAhは14.11発/秒。電圧も容量も小さいですがほとんど差がありません。


バトンのセパレート、7.4V1200mAhは15.06発/秒。容量が大きいせいかET1の小さい方より少し元気に動作する印象。数字的にも「少し元気」程度の差で、さすがにニッケル水素の9.6Vほど元気になるわけではありませんが、8.4Vとの差はほとんど無く、同じように使えるでしょう。


@@@



確かに多少面倒臭いところはあるのですが、電池というのはどのタイプも得手不得手があるもので用途にあったものを選びます。使う対象の性能にマッチしたものを選ぶのはもちろんですが、利用する側の利便に合うかどうかも重要です。ただし利便については慣れてしまうものでもあるので、恐れずに知識を深めつつ手を出してみると良いでしょう。



G36CVにキャリハンスコープを取り付けたものの、正直使いにくい・・・しかし元のトップレイルはKの長さだとどうもあんまりカッコ良くない。というかキャリハン自体がカッコ良くない気がする!それではキャリハンをなくした前後に別れた形のマウントは無いか、というとフリーダムアートなどから出てはいるのですが既に流通が無くなっています。


いっその事自作してしまうか・・・でも、やれなくはないが面倒だわ・・・
と思っていると、銃本体の方にレイル状のものが付いているのに気付きます。


幅は16~17mmほど。前後には短いですが実に丁度良い位置にあります。


BOYS用のパーツはそのまま取り付きます。といっても上に取り付けるものはこれしかありませんが・・・
ただこのパーツはただの1.5倍率程度の望遠鏡なので取り付けていても役には立ちません。


20mmレイル用の光学機器をただ載せてもレイル幅が足りず噛みませんのでプラ板を挟んでやる事にします。1mmプラ板を幅4mm長さ適当に切り出します。


左右1枚ずつだと微妙に足りないので片側を2枚にして左右合計3枚挟めば固定できそうです。


固定できました。ぐらつきもまあ許容範囲かな?


このACOGレプリカは目にギリギリに近づけないとちゃんと覗けないほどアイレリーフが近いのですが、この位置だと非常に覗き込みやすいです。G36系はキャリハンが無くなると長く見え、ちょっと新鮮味があります。


T-1タイプドットサイトも載せてみました。実用性では十分ですが、キャリハンを取り外した下の基部が剥き出しなのはあまりカッコ良くないのでちょっと本末顛倒かもしれません。
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