~趣味の世界~
東京マルイのボルトアクションエアーライフルシリーズ VSR-10プロスナイパーGスペック O.D.カラーです。

ボルトアクションのエアコッキング式ライフルはマルイのラインナップでは後発のL96AWSを何年も使ってきているのですが、これは格好は良いのですが如何せん長い、重いので段々使用を億劫がってしまうようになってきていました。もっと短くて軽ければなぁ・・・と思うところで、じゃあサバゲーマーのスナイパーライフルとして架空銃なれど人気の高い「VSR」はどうだろう?と調べてみると、基本となるリアルショック/プロスナイパーは値段が安くてお手頃だけど少し長くて光学機器の取り付けがオプションのレイルが必要。でもGスペックはレイルが標準でサプレッサーを外せばかなり短くなります。おまけに軽い。でも・・・後発の機種買って長いのに今更そのずっと前の機種か・・・と先送りにしていましたが、ようやく(懐的に)順番が廻って参りました。


というわけで注文・到着。値段は送料込みで2万円ちょっと。箱はテーブルとの対比でもわかるかと思いますがかなり細長いです。


色は黒とオリーブドラブがあってちょっと迷いましたがやはり色付きの方が好みなのでO.D.カラーを選択。黒とはストックとサプレッサーの色が違います。


開封。箱自体は銃身がちょっと長いリアルショックなどと共通なのか、銃口側に「Gspec」と書かれているスペーサーが詰めてあります(中身は発泡スチロールの塊)。サプレッサーは外した状態で梱包されています。


内容はマズルキャップとマガジンが装着済みの銃本体、説明書袋詰め、サプレッサー、ダミーカート、ボルトスリーブカバー、Lレンチ2種、バイオBB弾少々、クリーニングロッド。


付属のBB弾がバイオBB弾なのは初めて見た・・・ダミーカートはO.D.カラーだけに付属のオマケ。




説明書は・・・ページ数が多くてスキャンするのが無理っぽかったので勘弁。
https://www.tokyo-marui.co.jp/support/manuals/electric/download.php?id=73
東京マルイのサイト内に説明書PDFがあるのでそちらをご覧下さい。
説明書冊子の巻末側からはスナイパーマニュアルとなっていて印刷が逆さになっていますが、巻末側から正方向に読ませるためにそうなっているもので乱丁ではありません。


ダミーカートはズシリと重くて47gあります。


全長は71.5~6mm。


弾頭部の外径は7.7~7.8mmくらい。


ケース長は51.1mmくらいでしょうか。7.62mm×51NATO弾(.308win)を再現したもの。


カート底部には刻印があります。カートを使ってピンを押したりする部分がある銃に付属していれば実用面でも良いと思うのですが、残念ながらVSRにはそんなピンも無いので特に使いどころはありません。


付属品のゴムのキャップのようなものはボルトスリーブカバー。ボルトの後端に嵌めます。


付属のサプレッサーは持った感じがかなり軽く、93g。


サプレッサー側にオスネジがあり、14mm正ネジとなっています。付け根パーツの外周にはギザギザがあってここを掴んでねじ込めばサプ本体が空回ったりする事もありません。


付け根パーツ以外はODカラーとなっており、黒いプリント刻印があります。


銃口。内部にはスポンジの吸音材があり、ちゃんとサプレッサーとして機能が持たされています。



銃本体左右。サプレッサーを外した状態では少し寸詰まりに感じます。


各部を観察。マズルキャップは傘部分が少し大きいものが付属しています。マズル部分はメスネジとなっており、付属のサプレッサーをここへねじ込んで使用します。付属のもの以外でサプレッサー側がメスネジになっているものを使用する場合はオプション品のマズルアダプターをマズル部分のパーツと差し替えて使用します。マズルアダプターはL96AWSと共通。ただし14mm逆ネジなので正ネジ(メス)しかないサプレッサーは取り付けられません。


バレル外径は30mmほど。ライラクスやKM企画などが30mm径のサプレッサーを出しているので、標準サプの段差が気に入らない方はそちらに付け替えるのも良いでしょう。サプは短くても十分機能するので65~70mmくらいの短いものを取り付け減音しつつ全長も短く留めるのもアリ。


ストック前端下にはスリングスイベルが標準装備。ただし基部はバイポッドの取り付け金具を兼ねているのでバイポッドとは排他利用になります。


その後方にはマガジンがあります。


マガジンの前にある丸いボタンがマガジンキャッチボタン。ここを押すとマガジンが僅かにカタッと浮きます。


自重では落下しないので手で補助・・・ゲフンゲフン両側の溝から摘まんで取り出します。


マガジンは電動ガンのマガジンのような機械式ストッパーのあるリップ部分が前端上に突き出した前後に長く上下に短いもの。


重量は非常に軽く39gしかありません。


機関部付近。トリガーガードは樹脂製ですがトリガーは金属製。


上部にはリヤサイトの代わりに金属製のレイルが標準装備。バレル、機関部外装は金属製。


ボルトハンドルの後方にあるスイッチはセーフティスイッチ。前方側でセーフティOFF。


後方側へスライドさせてセーフティON。セーフティONではコッキングはできますがトリガーの引き代が制限されてシアーが落ちません。


グリップ部分。曲銃床はM14のものがどうにも手首がしんどくてあまり好まなかったのですが、曲銃床でもグリップ部分は銃によってかなり使い心地に差があるように思えます。この銃の場合はボルト操作を右手で行った後ここを握り直すのにそのまま上から手を当てるだけなので素早いボルト操作とグリップの握り直しの繰り返しを行いやすく、ここはサムホールストックのL96よりも直感的に行える利点があります。(L96はどうしてもサムホールに親指を突っ込むのに少し意識を取られるのと、それを億劫がってグリップ前面に手を添えるだけにしてしまうとトリガーが指だけの操作になって射撃が雑になりがちな印象・・・)


バットストック部分。下にスリングスイベルがあります。


バットプレートはゴム製。後面に「VSR」の文字。


左に回ってストック~グリップ左面。チークパッドはありませんがレイルに載せる光学機器がハイマウントじゃない限りは必要無いでしょう。


機関部左には特に何もありません。


アウターバレル後方左面には刻印が、その少し前方左脇にホップ調整レバーがあります。レバー操作はキリキリとした細かいクリックがあり微調整もしやすいです。


アウターバレル左側全容。


銃本体の全長は、えーと・・・


95cmほど。スペック通りなら955mm。


重量はマガジン込みで1983g。2kg弱と非常に軽量。


付属のサプレッサーを銃口へ前から見て時計回りにねじ込んで装着。


ほんの僅かに隙間がありますが強度的には問題無いかと思います。




サプレッサー装備状態の左右。全長は1130mmでこの状態だとL96AWSのツルシ状態より長くなります。サプレッサーの露出部分の長さは185mm。


サプレッサー装備状態の重量は2076g。長くはなりますがまだまだ十分に軽量。


ボルト操作。ボルトハンドルは先端が真下を向いています。


ボルトハンドルを上に90度ほど起こし、


後方へ引いてコッキング。引きの重さはL96とあまり変わらず、エアコキとしては軽い方でしょうか。ただL96は引いて戻す間にカチャカチャした手応えがありますがこちらはその手応えが薄く少し味気ないと感じるかもしれません。


ボルトを引き切ってコッキングされると前方へはスプリングのテンションが掛からなくなるので手動で前方へ押し込み、ボルトハンドルを下へ倒して発射準備完了。トリガープルもL96と大体同水準で、空走距離が5mmほど、プルは軽すぎず適度な重さがあり引き切り位置も感じやすい印象。



それではいよいよ実射。マガジンにBB弾をローダーでギャリギャリっと込めます。L96は弾込めが頑固にキツかったのですがこちらはスムーズにショリショリと入ってゆきます。装弾数は30発。


マガジンを装着。位置が少し前方にあるのでプローン射撃中だと少し遠いと感じるかもしれません。


押し込むとプチッとした小さな手応えのロックが掛かります。隠密スナイパーをする場合この音の小ささは利点になるでしょう。(L96はその点では各操作の動作音が楽しい反面少し出すぎな印象・・・)


残弾がある状態でマガジンを抜くと1発だけポロリする仕様。ここだけはちょっと惜しい感じ。


初速をチェック。89~92m/sと大体90m/s前後出ています。発射音はサプ無しではバシッ、サプ付きではドフッという音。


サイトが無いのでレイルに光学機器を載せます。とりあえず余ってたマルイの旧イルミネーテッドショートズームスコープを。


レイルの前寄りに載せましたが撃ってみるとちょっと遠い感じ。後ろ寄りに載せた方が丁度良いでしょうか。



サプ無しスコープON状態の左右。


重量は2582g。倍率のあるスコープはどうしても重いので仕方ありません。銃本体が軽いので持った時のバランスも銃の上が重い感じがします。軽量にこだわるなら倍率は捨ててドットサイト運用もアリでしょう。ドットサイトはピンキリですが軽いものは100gも無いものもあるのでもっとずっと軽くなるハズです。


このスコープは1.5~4倍で視野も十分あり使いやすいものです。もっと高価いスコープならもっとクリアで視野の広いものもありますが、これでも十分。ただしこの製品はすでに絶版となっています。


こういう銃はやはり高倍率でピンホールを狙うのが楽しいでしょう。さすがのマルイクオリティというか、何十発撃っても大きく逸れるような弾は一切無く、せいぜい風の影響で多少ズレる程度。室内など無風環境であればほぼ全弾をピンホールに送り込む事ができるでしょう。もちろん腕前にもよります。


L96AWSと。ハイマウントを他に使っていてM4キャリハンで代わりにしていてちょっと変な見た目になっています。比較して撃ってみて気になった点としては、ボルト操作では斜め下から斜め上に上げて引くL96の方が真下から真横に上げて引くVSRよりも操作性では上な印象。ボルトハンドルを掴もうとしてストックに手がぶつかって掴みそこなったり、ボルトハンドルを引く時に手指がセーフティスイッチに当たってセーフティが勝手にONになったり、慌てて操作してボルトハンドルを倒したらセーフティスイッチより後ろの位置だったり・・・
他では銃が軽いせいか狙ってトリガーを引こうとしている時にスコープ越しの狙いがフラフラしてしまう点。L96は本体が3.5kg、上写真の状態で5kg近くあるので重くて狙い越しがプルプルしてしまいがちなのとは対照的な問題点が発生している印象があります。銃は重い方が重い銃を支えるために自然と力を込めていてそれが銃の重量と釣り合って狙い越しは安定するのですが重すぎると逆効果、軽くても銃を押さえつけて安定させる力が必要になるのでどちらにせよ使う方の筋力がそれなりに必要という事なのでしょう・・・


@@@




これで重さにウンザリする事なく的撃ちが捗ります。機能に全振りした架空銃でロマン分不足は否めませんが、これもトイガン趣味の方向性によっては頂点付近の銃といえるでしょう。さすがサバゲースナイパーがみんなコレ使ってるだけの事はあります。



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