~趣味の世界~
WEのドラグノフ(ACE-VD)はガスブローバックでリコイルが強烈なのが特徴。しかしドラグノフの格好良さの一端を担うスコープ・PSO-1は格好は良いものの性能的にはあまり高いものではなく、特に視界が狭いために強烈なリコイルでブレてしまい視界から飛んでゆくBB弾を見失うのであまり実用にならず、もっぱらこの銃を撃つ時はスコープは外してアイアンサイトで撃っていました。折角スコープの超似合うスナイパーライフル(厳密には違いますが…)なのにスコープで射的を楽しめないのは悲しい。


視界を狭めるアイピースなんて外せよ…と思うかもしれませんが、これ取ると格好良さが下がります。またこれ結構付けたり外したりがしんどいので、できればこのままで。飾っておくにはこの形を崩したくない…


あとこのPSO-1に限った事ではないのですが、ドラグノフのサイドマウントというやつは銃ごとに個体差があって、締め具合を調整するQDマウントは銃ごとに取り付ける際に調整しなければなりません。これがまた面倒臭い。他に持ってるサイドマウント付きはA&KのSVD-SとE&LのAK74Nを持っていますが、それらはもうレイルマウントを装着済み。ただしあちらをこの銃に付けるのにいちいち調整してまた戻す時に調整して、という事をやりたくありません。


じゃあこれ用にレイルマウント買い足せよ、ええ買いましたとも。
CYMAのFAB DEFENSE SVDMタイプスコープマウントです。


商品名的に一見SVD用のようですが、対応銃にAKが含まれているので高さのあるAK用でしょう。高さの低いSVD用って中々ありませんね。PSO-1はAK対応なんて全然無いのに。


開封。


内容はマウント本体1個のみ。潔い。FAB DEFENCEのパーツはデザイン的に仰々しいものが多いですが、これはいくらかおとなしめに思えます。写真を撮り忘れましたが、重量は188g。材質はアルミでしょうか。


裏側。マウントはQDですが調整ができません。レバーの軸がD断面になっており、平らな面を銃側に向けてレイルに通し、レバーを180度起こして反対側に倒す事でサイドマウントのレールが丸く欠けている部分にレバーの軸の丸い部分を掛けて固定するようになっています。


マウントの上はピカティニーレイル。


早速銃へ取り付け。マウントのレバーを後ろ側に倒し、サイドマウントレールの後端から差し込み…


サイドマウントレールが丸く欠けているところとレバーの軸部分を合わせ、レバーを起こして前側へ倒して取り付け完了。やったーポン付けだ!(レバーを前側に倒すのが固く、再び起こす時にかなり固くなってしまうのだけが難点でしょうか?)


レイルは銃の真上丁度真ん中くらい。AKにも対応しているので他のサイドマウントと同様にトップカバーとレイルの間に空間が開きます。


空間を通してアイアンサイトが覗けそう…ちょっと試してみましょうか。アイアンサイトを使う際はチークパッドを外さなければなりません。SVD-Sだと後ろへ引っ張って回せばチークパッドをどかせるのですが、固定ストックのドラグノフはこうです。


覗けなくはないけど、実用的ではないかな・・・マウントを外した方が良いでしょう。


買ったところの対応表だとそもそもCYMAの製品なのでCYMAのSVD/SVD-Sと、その互換するKingArmsとS&TのSVD、VSS、AS-VAL、またそれらメーカーのAK系サイドマウント付きに対応となっており、A&KやWEのものには多少加工が必要とあります。WEのドラグノフには個体差かもしれませんがポン付けできたので、A&KのSVD-Sはどうだろう?


ダメだった…1cmほどレールに差し込んだら引っ掛かって止まってしまいました。まあこやつときたら普段付けてるレイルマウントもかなり削り込んでやっと取り付いたくらいなので。


次はE&LのAK74N。これに付けてるマウントはA&KのSVD-Sにもポン付けできた当たり個体。


取り付きましたが、若干グラつきます。目的通りWEのドラグノフにはしっかり取り付いたので良しとしましょうか…


さて載せる光学機器は…とりあえずCOMP M2をローマウントで。


中々良い感じ。フェイスガード装備の時はチークパッドを外すか、光学機器をハイマウントした方が良いでしょう。実際に撃ってみると、ポン付けでは縦方向の調整だけで済みそうな感じ(ドットの少し上へ飛んでいました)。マウント自体はちゃんと真っ直ぐ取り付いているようです。


格好的には微妙なところ。サイドマウントに取り付けるドットサイトではKOBRA EKP 1S-03がありますが、あれは実物もレプリカも微妙な性能だとか。このマウントに黒いC-MOREでも載せたらそれっぽくなりそうではあります。


視界が広めな低倍率のスコープではどうだろうか。マルイの旧イルミネーテッドショートズームスコープ。マルイの現行品はリーパーズ製の少し倍率が高いものに変わっています。


マルゼンCA870に載ってたのでマウントが高いですが、高いまま試してみましょう。


このスコープは1.5~4倍で1.5倍では弾もよく見えるのですが4倍だとやはりPSO-1同様にリコイルで弾を見失いがちになります。この銃では高倍率スコープで精密射撃そのものが無理なのでは…そういうのは素直にエアコキか電動ガンでやった方が良いでしょう。ハイマウントなのでやはり高さはもう少し低い方が好み。前述のようにフェイスガード装備ならこのくらいで丁度良いかも。


ちなみにPSO-1の視界。アイピースで周囲は真っ暗、正直アイレリーフより若干アイピースの方が長い印象があり、アイピースに目を押し付けてやっとレティクルにピントが合う感じ。


イルミ消灯ではかなり見づらく、点灯するとかなり見やすくなりますがいかんせんピントが合いにくい…銃の事故動画なんかだとリコイルで後ろに飛んできた銃のスコープの接眼レンズを目にしたたかにぶつけて悶絶している場面がかなり多くあります。トイガンだと弾を見失う程度ですんでいますが、以前にも申した気がしますが実銃だとまともに狙撃なんてできっこない自信があります…


@@@




実用と格好、中々両立できんものです。結局飾る時(撃たない時=普段)はPSO-1に戻してしまっています。PSO-1の形で並み以上の性能のスコープだったら実物を凌駕してしまうので、致し方なし。PSO-1も視界を弾が斜めに飛んでゆくのは面白いのですが、それは電動ガンで楽しむべきなのでしょう。

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