~趣味の世界~
S&Tの電動ガン、P90TRです。
前々から気にはなっていたのですが、もうちょっと出してマルイの買わね?でもどうせ買うならハイサイクルなPS90に…とどんどん要求がエスカレートしてしまい、結局「まあ、いつでもいいか…」となっていました。このままでは一生買わない予感がしたので思い切って買ってしまいます。とはいっても12000円ほど。マルイのガスブロハンドガン1挺買う程度に気軽さも手伝ったかと思います。
全長の短い銃なので箱もコンパクト。店で買ってお持ち帰りするのにも優しい。大昔初電動ガンとしてマルイのM16A1を買って持って帰る時、自転車だったのでえらく苦労した記憶があります…
P90はベルギーのFN(ファブリックナショナル)が開発したPDW(個人防衛火器)。「プロジェクトナインティ」と呼ぶその名の通り1990年頃に登場し、1996年の在ペルー日本大使公邸占拠事件で突入部隊が使用していた事で有名になりました。しかしどちらかといえばこの事件より前、マルイのFA-MASなど電動ガンの登場でサバゲフィールドが電動一色になる直前までサバゲーマーの定番ウェポンであったトイテックのP90で知った人も多いのでは。(えっそんなの40代以上だけだって?そうかな…そうかも…)
初速証明。CM.060とあり、どっかで見た型番だなー!と思ってググってみると全く同じ特徴の製品がCYMAのブランドでも売られています。CYMA製造のOEMのようですね。
カラーバリエーションは3色。今回のものは無難に黒です。上写真、一番下の電動ガン「ガ」の濁点がDEの右に行っちゃってます。
開封。そうそうP90TRのTRはトリプルレイルの略。P90は標準でドットサイトが装備されているマルイのP90が基本スタイルで、TRはこのドットサイトを廃し使用者が好き好きに光学サイトを載せるためのレイルに置き換えたタイプです。
内容は銃本体とマガジン1本、BB弾袋詰めとBBローダー、クリーニングロッド。説明書はありません。
銃本体左右。
銃口のアップ。ハイダーは斜めに切られ上面に4つのポートを持つタイプ。インナーバレルは真鍮製。
ハイダーの固定は下のイモネジによるもの。ここを緩めればハイダーを外す事ができます。ハイダーの後ろにあるギザギザのついたリングはハイダーとは別パーツで、特に何かの機能はありません。
えーと、ここ何ていうんだろう…マルイPS90の説明書によるとサイトレシーバー?キャリングハンドルみたいになってる部分は金属製。左面に白いプリント刻印があります。
上に長いレイルがあり、レイルの前端にフロントサイト、後端にリヤサイトがあります。左右前方にも短いレイルがあります。
サイトの見晴らしはハンドガン的。当然調整などはできません。やや位置が低くストック上面に顔を当てないと覗けませんが、顔を斜めにするほどではありません。フェイスガード装備だと覗けないかも。
レシーバー左右にはコッキングハンドルがあります。
この位置まで引く事ができます。コッキング感などは無く、まあオマケ程度に引けるだけというもの。特に機能は持たされていません。
コッキングハンドルは左右が繋がっており、どちらからでも引く事ができます。実銃P90の特徴として、左右対称デザインによる射手の利き手の選ばなさがあります。すべての操作を左右どちらからでも行う事ができ、エジェクションポートも後方下にあるため、何も考えず左右スイッチして撃てるようになっています。
レシーバー下の輪っかになった内側後方にトリガー、その下にセレクターがあります。セレクターはグリップを握った手の人差し指で操作できます。上写真はセーフ位置で、トリガーがロックされます。
セミオート位置。トリガープルはストック内にあるメカボックスまでをワイヤーロッドで繋いでいる構造のためややフリクションがあって軽くもありませんが、操作しづらいと感じるほどではありません。何かの機械でこんな引き心地のトリガーがあったような…
フルオート位置。このトリガーはフルオート位置では浅く引くとセミオート1発で止まり、引き切るとフルオート射撃をするようになっています。ただしトリガーを引いている途中にタッチの変化などは無いので、トリガーだけで撃ち分けるのは少し慣れが要りそう。
トリガーの下の部分はフォアグリップとして機能します。トリガーガード内に右手の人差し指と左手の親指(右利きの場合)が入るので厚手のグローブ装備だとトリガーガード内が窮屈かもしれません。少し滑りやすいですが、親指を入れずに添えるだけにするのも良いでしょうか。
トリガーの後方の穴はトリガーを引く手の親指を入れて、その下の部分をグリップとして握るようになっています。曲銃床の銃のグリップと似た角度の急なグリップアングルのため片手で素早く構えて撃とうとすると銃口が標的のかなり上を向いてしまう傾向にあるので慣れが要るでしょう。
この穴の天井部分には開閉する窓があります。
窓の溝に爪を掛けて後方へスライドさせて開くと、中にはバレル同軸タイプのホップ調整ダイヤルが出現します。マルイのP90と同じですがあちらと違い「←HOP」の表示が無いので回す方向には注意。(マルイと同じならば、上写真の向きで下方向へ回すとHOP強となります)
グリップ後方の下面にはエジェクションポートがありますが、意味ありげなモールドのみで特に機能はありません。
ストック部分。ブルパップタイプの銃なのでこの部分にメカボックスが内蔵されています。
バットプレート。つるりとして特に何もありません。ストック下にスリングを通すスリットが左右に貫通して開いています。スリングは後ろをここに、前はサイトレシーバーの後半下に左右貫通して開いている穴に通します。ただ前側はサイトピクチャーや光学機器に干渉しがちなので後付けのスリングスイベルをレイルに取り付けた方が使いやすいでしょう。
グリップの上。マガジンを装着していない状態では給弾口が見えます。
右手でグリップを握ったところ。
右手でグリップを握った時、左手はフォアグリップをこのように。全体としてコンパクトな構えになります。
マガジンは大きな半透明のものになります。
付属のマガジンはスプリング式の68発入りマガジン。内部のダミーカートが透けて見えるようになっています。
マガジン下面。丸くなっている部分が本来のマガジン出口で、マガジン内の弾薬はここでクルッと90度回転してチャンバーに送られます。電動ガンの場合はその隣にある口からBB弾が出てチャンバーに送られます。
マガジンは角ばった方をサイトレシーバー下に後方から突っ込み…
一番奥まで入れたら後端の丸い部分を銃の上に置き…
上からポンと叩いてセット。
マガジンを外す時はマガジン後端の丸くなっている部分に掛かっているマガジンキャッチを上から左右とも人差し指と親指でつまむようにして後方へ引くとパコっとマガジン後端が浮きます。マガジンキャッチは左右どちらかだけを引いてもマガジンがリリースされないので左右とも操作してやる必要があります。やり方がわかれば操作はしやすいですが、他と比較して素早く操作できるかどうかとなるとM4/M16などのタイプには遠く及ばないでしょう。較べちゃダメ。
銃本体の重量は1870g。
マガジン込みで2049g。重くはないのですがストック部分が重く重心は後ろ寄り。ブルパップ銃は仕方ありません。グリップアングルのせいもあって前述のように銃口が上を向きやすいので、咄嗟にメクラ撃ちする時などは意識して下めに銃口を向けるようにしたり、フォアグリップの掴みをしっかりさせたりと、慣れるまでは真っ直ぐ撃つ事を意識しておく必要があります。
それではいよいよ発射の準備を。電動ガンなのでバッテリ―を接続するのですが、説明書が無いのでどうしたものやら…マルイのは確かバットプレート外してストック内だったハズ、とストック周辺をうかがうとバットプレートの下にボタンらしきものが。
ボタンを押して、う~ん…
下か!ボタンを押し込みながらバットプレートを下にずらします。
ある程度下へずらしたら止まるのでそこから後方へバットプレートを引っ張って外します。
中央からヒューズボックスと配線が生えており、バッテリーは上のスペースに格納するようす。
適合としてはマルイのミニバッテリー?
配線を収めるのがちょっとダルいもののすんなり収まりました。
でもでかいし重いしいざ使おうとしたら放電しちゃってるニッ水バッテリ―にはとっくに愛想をつかしているのでリポバッテリーを。7.4V1400mAhのスティックタイプ。
少し長すぎる。ニッ水バッテリでも9.6Vのはこれと同じくらいはみ出ていました。
7.4V800mAhの小さなタイプ。これが入らないと由々しき事態に。
長さ的には問題無し。おっとこいつは端子が違うので変換を噛まさないと。
ミニT⇔ミニの変換をして配線を収めます。バッテリー本体の横にもう一本入りそうなくらい幅方向に余裕があるのでそこに配線を押し込んで完了。素直にミニバッテリー互換サイズのリポバッテリーを使う方が無難でしょうね。
バットプレートを少しズレた位置にハメこみ、上へスライドさせて格納完了。配線が飛び出しているとバットプレートの内側と擦れてスライドさせにくいのでキチンとストック後端からはみ出ないところまで配線を押し込んでおく必要があります。
マガジンにBB弾を込めます。付属のBBローダーでも良いですが、とりあえずいつものやつで。
一杯に詰めたところ。
2発こぼれますがこれで68発のハズ。
マガジンを銃へ装着。発射準備が整いました。
シースルーで多少前の方にBB弾が見えますが、給弾は後ろの方なので前の方だけ見えても…
初速をチェック。弾は0.2gのマルイベアリング研磨。
91m/s前後で安定、サイクルは秒11発ちょっと。音的にはまあ、普通の電動ガン。特に変な音とかもしていません。S&T、というかCYMAもそうですが最近は全然普通に使えるんじゃないでしょうか。そりゃ普通じゃない使い方には耐えられないでしょうが、そんなのマルイ製でも同じ。
HOP調整はしていませんが15mほどの距離でやや浮き上がり気味程度の弾道。サイト通り飛ぶし安定もしているのですが、サイト越しだと飛んでる弾がイマイチ見づらい印象があります。サイト長が短くてフロントサイトがクッキリ見えすぎているのかどうなのか、とにかくサイトレシーバーに隠れて飛んでる弾がよく見えない…
折角レイルが付いているのですから、素直に光学サイトを好き好きに載せたらよいでしょう。M4に合わせたマウント高のものは少しストック上面から顔が離れがちになりますが、十分使いやすいかと思います。アイレリーフの短いACOGでもOK。
未来銃っぽいと昔から言われているP90にはホロサイトもよく似合います。これはレプリカですがちょっと相性があるのか少しグラつく…というか長い事使ってなかったせいか電池死んでた…ボタン電池4個高価い…単三×2の552タイプでも買い直そうかしら。
普通のチューブタイプはややとってつけた感があってイマイチ似合ってない気がするのですが、実用上はこれがベターか。ドットサイトの造りの評価として電池入れっぱなしで長く使えるかいつの間にか電池が液漏れして死んでるかでも評価していいと思うの。これはSⅡSので結構買ってから経ってるけれど付属の電池そのままで今でも使えます。まあ上のパチホロは電池も安いの使ってたのがダメなんだろうけれど…
PDWというと今はMP7A1がメジャーでしょうか。他にもMP5K PDWやKAC PDWみたいに名前からPDWなのもあります。SMG(サブマシンガン)はオープンボルトで拳銃弾をフルオートばら撒き、という中で異端な存在ながらも「精度」を付加したMP5、そこからさらに進み専用弾の使用によりSMGを過去のものにしたPDW。
とはいえ世相としては専用の弾使うPDWよりもう小さいM4でよくね?みたいになってきている感じ。電動ガンでも小さいM4マジ使いやすいもの…
@@@
値段で「大丈夫なの?」と思うでしょうが、そもそもスポーツライン系の電動ガンと同価格帯です。大丈夫に決まってるじゃないですか。コスパは高いですがオモチャとしてはめっちゃ普通です。軽くP90の電動ガンが欲しいと思ったらこれはピッタリでしょう。ただしそうはいっても中国製なので「絶対に」ハズレを引かされたくないという方には、じゃあ軽くねえやつ薦めるからもっと金出せって言うしかないわ。本末顛倒。
前々から気にはなっていたのですが、もうちょっと出してマルイの買わね?でもどうせ買うならハイサイクルなPS90に…とどんどん要求がエスカレートしてしまい、結局「まあ、いつでもいいか…」となっていました。このままでは一生買わない予感がしたので思い切って買ってしまいます。とはいっても12000円ほど。マルイのガスブロハンドガン1挺買う程度に気軽さも手伝ったかと思います。
全長の短い銃なので箱もコンパクト。店で買ってお持ち帰りするのにも優しい。大昔初電動ガンとしてマルイのM16A1を買って持って帰る時、自転車だったのでえらく苦労した記憶があります…
P90はベルギーのFN(ファブリックナショナル)が開発したPDW(個人防衛火器)。「プロジェクトナインティ」と呼ぶその名の通り1990年頃に登場し、1996年の在ペルー日本大使公邸占拠事件で突入部隊が使用していた事で有名になりました。しかしどちらかといえばこの事件より前、マルイのFA-MASなど電動ガンの登場でサバゲフィールドが電動一色になる直前までサバゲーマーの定番ウェポンであったトイテックのP90で知った人も多いのでは。(えっそんなの40代以上だけだって?そうかな…そうかも…)
初速証明。CM.060とあり、どっかで見た型番だなー!と思ってググってみると全く同じ特徴の製品がCYMAのブランドでも売られています。CYMA製造のOEMのようですね。
カラーバリエーションは3色。今回のものは無難に黒です。上写真、一番下の電動ガン「ガ」の濁点がDEの右に行っちゃってます。
開封。そうそうP90TRのTRはトリプルレイルの略。P90は標準でドットサイトが装備されているマルイのP90が基本スタイルで、TRはこのドットサイトを廃し使用者が好き好きに光学サイトを載せるためのレイルに置き換えたタイプです。
内容は銃本体とマガジン1本、BB弾袋詰めとBBローダー、クリーニングロッド。説明書はありません。
銃本体左右。
銃口のアップ。ハイダーは斜めに切られ上面に4つのポートを持つタイプ。インナーバレルは真鍮製。
ハイダーの固定は下のイモネジによるもの。ここを緩めればハイダーを外す事ができます。ハイダーの後ろにあるギザギザのついたリングはハイダーとは別パーツで、特に何かの機能はありません。
えーと、ここ何ていうんだろう…マルイPS90の説明書によるとサイトレシーバー?キャリングハンドルみたいになってる部分は金属製。左面に白いプリント刻印があります。
上に長いレイルがあり、レイルの前端にフロントサイト、後端にリヤサイトがあります。左右前方にも短いレイルがあります。
サイトの見晴らしはハンドガン的。当然調整などはできません。やや位置が低くストック上面に顔を当てないと覗けませんが、顔を斜めにするほどではありません。フェイスガード装備だと覗けないかも。
レシーバー左右にはコッキングハンドルがあります。
この位置まで引く事ができます。コッキング感などは無く、まあオマケ程度に引けるだけというもの。特に機能は持たされていません。
コッキングハンドルは左右が繋がっており、どちらからでも引く事ができます。実銃P90の特徴として、左右対称デザインによる射手の利き手の選ばなさがあります。すべての操作を左右どちらからでも行う事ができ、エジェクションポートも後方下にあるため、何も考えず左右スイッチして撃てるようになっています。
レシーバー下の輪っかになった内側後方にトリガー、その下にセレクターがあります。セレクターはグリップを握った手の人差し指で操作できます。上写真はセーフ位置で、トリガーがロックされます。
セミオート位置。トリガープルはストック内にあるメカボックスまでをワイヤーロッドで繋いでいる構造のためややフリクションがあって軽くもありませんが、操作しづらいと感じるほどではありません。何かの機械でこんな引き心地のトリガーがあったような…
フルオート位置。このトリガーはフルオート位置では浅く引くとセミオート1発で止まり、引き切るとフルオート射撃をするようになっています。ただしトリガーを引いている途中にタッチの変化などは無いので、トリガーだけで撃ち分けるのは少し慣れが要りそう。
トリガーの下の部分はフォアグリップとして機能します。トリガーガード内に右手の人差し指と左手の親指(右利きの場合)が入るので厚手のグローブ装備だとトリガーガード内が窮屈かもしれません。少し滑りやすいですが、親指を入れずに添えるだけにするのも良いでしょうか。
トリガーの後方の穴はトリガーを引く手の親指を入れて、その下の部分をグリップとして握るようになっています。曲銃床の銃のグリップと似た角度の急なグリップアングルのため片手で素早く構えて撃とうとすると銃口が標的のかなり上を向いてしまう傾向にあるので慣れが要るでしょう。
この穴の天井部分には開閉する窓があります。
窓の溝に爪を掛けて後方へスライドさせて開くと、中にはバレル同軸タイプのホップ調整ダイヤルが出現します。マルイのP90と同じですがあちらと違い「←HOP」の表示が無いので回す方向には注意。(マルイと同じならば、上写真の向きで下方向へ回すとHOP強となります)
グリップ後方の下面にはエジェクションポートがありますが、意味ありげなモールドのみで特に機能はありません。
ストック部分。ブルパップタイプの銃なのでこの部分にメカボックスが内蔵されています。
バットプレート。つるりとして特に何もありません。ストック下にスリングを通すスリットが左右に貫通して開いています。スリングは後ろをここに、前はサイトレシーバーの後半下に左右貫通して開いている穴に通します。ただ前側はサイトピクチャーや光学機器に干渉しがちなので後付けのスリングスイベルをレイルに取り付けた方が使いやすいでしょう。
グリップの上。マガジンを装着していない状態では給弾口が見えます。
右手でグリップを握ったところ。
右手でグリップを握った時、左手はフォアグリップをこのように。全体としてコンパクトな構えになります。
マガジンは大きな半透明のものになります。
付属のマガジンはスプリング式の68発入りマガジン。内部のダミーカートが透けて見えるようになっています。
マガジン下面。丸くなっている部分が本来のマガジン出口で、マガジン内の弾薬はここでクルッと90度回転してチャンバーに送られます。電動ガンの場合はその隣にある口からBB弾が出てチャンバーに送られます。
マガジンは角ばった方をサイトレシーバー下に後方から突っ込み…
一番奥まで入れたら後端の丸い部分を銃の上に置き…
上からポンと叩いてセット。
マガジンを外す時はマガジン後端の丸くなっている部分に掛かっているマガジンキャッチを上から左右とも人差し指と親指でつまむようにして後方へ引くとパコっとマガジン後端が浮きます。マガジンキャッチは左右どちらかだけを引いてもマガジンがリリースされないので左右とも操作してやる必要があります。やり方がわかれば操作はしやすいですが、他と比較して素早く操作できるかどうかとなるとM4/M16などのタイプには遠く及ばないでしょう。較べちゃダメ。
銃本体の重量は1870g。
マガジン込みで2049g。重くはないのですがストック部分が重く重心は後ろ寄り。ブルパップ銃は仕方ありません。グリップアングルのせいもあって前述のように銃口が上を向きやすいので、咄嗟にメクラ撃ちする時などは意識して下めに銃口を向けるようにしたり、フォアグリップの掴みをしっかりさせたりと、慣れるまでは真っ直ぐ撃つ事を意識しておく必要があります。
それではいよいよ発射の準備を。電動ガンなのでバッテリ―を接続するのですが、説明書が無いのでどうしたものやら…マルイのは確かバットプレート外してストック内だったハズ、とストック周辺をうかがうとバットプレートの下にボタンらしきものが。
ボタンを押して、う~ん…
下か!ボタンを押し込みながらバットプレートを下にずらします。
ある程度下へずらしたら止まるのでそこから後方へバットプレートを引っ張って外します。
中央からヒューズボックスと配線が生えており、バッテリーは上のスペースに格納するようす。
適合としてはマルイのミニバッテリー?
配線を収めるのがちょっとダルいもののすんなり収まりました。
でもでかいし重いしいざ使おうとしたら放電しちゃってるニッ水バッテリ―にはとっくに愛想をつかしているのでリポバッテリーを。7.4V1400mAhのスティックタイプ。
少し長すぎる。ニッ水バッテリでも9.6Vのはこれと同じくらいはみ出ていました。
7.4V800mAhの小さなタイプ。これが入らないと由々しき事態に。
長さ的には問題無し。おっとこいつは端子が違うので変換を噛まさないと。
ミニT⇔ミニの変換をして配線を収めます。バッテリー本体の横にもう一本入りそうなくらい幅方向に余裕があるのでそこに配線を押し込んで完了。素直にミニバッテリー互換サイズのリポバッテリーを使う方が無難でしょうね。
バットプレートを少しズレた位置にハメこみ、上へスライドさせて格納完了。配線が飛び出しているとバットプレートの内側と擦れてスライドさせにくいのでキチンとストック後端からはみ出ないところまで配線を押し込んでおく必要があります。
マガジンにBB弾を込めます。付属のBBローダーでも良いですが、とりあえずいつものやつで。
一杯に詰めたところ。
2発こぼれますがこれで68発のハズ。
マガジンを銃へ装着。発射準備が整いました。
シースルーで多少前の方にBB弾が見えますが、給弾は後ろの方なので前の方だけ見えても…
初速をチェック。弾は0.2gのマルイベアリング研磨。
91m/s前後で安定、サイクルは秒11発ちょっと。音的にはまあ、普通の電動ガン。特に変な音とかもしていません。S&T、というかCYMAもそうですが最近は全然普通に使えるんじゃないでしょうか。そりゃ普通じゃない使い方には耐えられないでしょうが、そんなのマルイ製でも同じ。
HOP調整はしていませんが15mほどの距離でやや浮き上がり気味程度の弾道。サイト通り飛ぶし安定もしているのですが、サイト越しだと飛んでる弾がイマイチ見づらい印象があります。サイト長が短くてフロントサイトがクッキリ見えすぎているのかどうなのか、とにかくサイトレシーバーに隠れて飛んでる弾がよく見えない…
折角レイルが付いているのですから、素直に光学サイトを好き好きに載せたらよいでしょう。M4に合わせたマウント高のものは少しストック上面から顔が離れがちになりますが、十分使いやすいかと思います。アイレリーフの短いACOGでもOK。
未来銃っぽいと昔から言われているP90にはホロサイトもよく似合います。これはレプリカですがちょっと相性があるのか少しグラつく…というか長い事使ってなかったせいか電池死んでた…ボタン電池4個高価い…単三×2の552タイプでも買い直そうかしら。
普通のチューブタイプはややとってつけた感があってイマイチ似合ってない気がするのですが、実用上はこれがベターか。ドットサイトの造りの評価として電池入れっぱなしで長く使えるかいつの間にか電池が液漏れして死んでるかでも評価していいと思うの。これはSⅡSので結構買ってから経ってるけれど付属の電池そのままで今でも使えます。まあ上のパチホロは電池も安いの使ってたのがダメなんだろうけれど…
PDWというと今はMP7A1がメジャーでしょうか。他にもMP5K PDWやKAC PDWみたいに名前からPDWなのもあります。SMG(サブマシンガン)はオープンボルトで拳銃弾をフルオートばら撒き、という中で異端な存在ながらも「精度」を付加したMP5、そこからさらに進み専用弾の使用によりSMGを過去のものにしたPDW。
とはいえ世相としては専用の弾使うPDWよりもう小さいM4でよくね?みたいになってきている感じ。電動ガンでも小さいM4マジ使いやすいもの…
@@@
値段で「大丈夫なの?」と思うでしょうが、そもそもスポーツライン系の電動ガンと同価格帯です。大丈夫に決まってるじゃないですか。コスパは高いですがオモチャとしてはめっちゃ普通です。軽くP90の電動ガンが欲しいと思ったらこれはピッタリでしょう。ただしそうはいっても中国製なので「絶対に」ハズレを引かされたくないという方には、じゃあ軽くねえやつ薦めるからもっと金出せって言うしかないわ。本末顛倒。