~趣味の世界~
東京マルイのワルサーP99DAOです。

東京マルイP99
電動ブローバックでセミ/フル切り替え付きのものはG18CやMAC11など元々マシンピストルのものもありますが、PC356やこのP99のように元々は普通のセミオートハンドガンだったものがマシンピストルにされていたりします。

東京マルイP99
このP99はその中にあってはとりわけ見所の無い地味な銃です。見所・・・他のラインナップに較べて実銃が最新鋭って事くらい?

東京マルイP99
マガジンはこのシリーズではお馴染みの曲がった割り箸マガジン。ただし他のものと違い半透明ではなく、不透明な黒いマガジンです。マガジンの底部分が小さく、またグリップ側にも切り欠きなどが無いのでマガジンは抜きにくいです。

東京マルイP99
グリップ下面後半は単四電池のスペース。ただこの写真だとニッケル水素充電池が入っていますが、初期のM92FやこのP99では電池ボックスの奥側にあるコイルスプリング状の端子が充電池のプラス端子の出っ張りの周りにある絶縁体に接するよう、いやらしい形状をしているのでそのままでは充電池が使えません。メーカー保証を受けられなくなりますが、充電池を使いたい人はスプリングをラジオペンチなどで楕円形に潰すと使えるようになります。くどいようですが、充電池を使えるように加工をした場合東京マルイで修理を断られる可能性がありますので充電池を使う人は壊れたら捨てる覚悟で。・・・まぁ壊れやしませんけどね。
この個体はちょっと冒険心から充電池8本を使い9.6Vで動作させた事がありますが、フルオートは電圧の割りに感動が無く(8.4V動作のスタンダード電動ガン程度のサイクル)セミオートはタイミングがズレまくりで使い物になりませんでした。一応報告までに。

東京マルイP99
地味なP99ですがもちろん美点もあり、それがこのグリップ。手になめらかに馴染み、とても握り心地が良いです。ここだけはイマイチ握り心地の悪いG18Cよりも好印象。

東京マルイP99
グリップ下方後ろ寄りにあるピンを抜くとグリップ後面がはずれます。ここを交換することで更にグリップを手にあわせることができるのですが、こんなところのパーツはオプションとして用意されていませんし、実銃用や他メーカーのトイガン用が使えるかどうかはわかりません。

東京マルイP99
トリガー付け根前方に小さなスイッチがあり、ここがセミ/フル切り替えのセレクターになっています。すぐ上のフレーム側面の刻印もSEMI⇔FULLと表示されています。

東京マルイP99
銃口は大きく開いていてライフリング表現もありますが、すぐ奥に段があって一旦狭くなり、その更にすぐ奥にアルミ製インナーバレルがのぞきます。フレームにはレイルがあり、試していませんがおそらくはハンドガン用のレイルアクセサリーが取り付けられるかと思います。

東京マルイP99
スライドは一杯に引いてもこんな感じ。G18Cの方がストロークは長いです。このシリーズ、一挺くらいすんげぇドカーンと後退するのがあったら・・・とか妄想します。

実射性能はシュポコシュポコという音と共に10禁パワーのBB弾が発射される様は他の電動ブローバックと同様ですが、やや音によって個性を感じるところもありこのP99は少しこもった感じの音。

東京マルイP99
スライドは一杯に引っ張って下から拡げるようにこじってやると簡単にはずせます。この状態でも射撃可能。ただ別にスライドの重さで減速してたりは無いようで、外してもサイクルや音が変わったりはしません。

東京マルイP99とキャロムショットステンレスシルバースーパーハードタフ
スライドが簡単に外せるのでついやりたくなるのが塗装。キャロムのステンレスシルバースーパーハードタフで塗装しました。元々は黒いつや消しのスライドです。

チタニウムシルバーCZ75とステンレスシルバースーパーハードタフP99
左のCZ75がキャロムのチタニウムシルバー、右のP99がキャロムのステンレスシルバースーパーハードタフ。チタニウムシルバーはつや消しで銀色の粒子が非常に細かく地味で落ち着いた風合いですが、ステンレス以下略は粒子が大きめでキラキラした半光沢の表面で少し派手好きな人向け。
塗装手順はチタニウムシルバーのように普通の缶スプレー塗装手順とは少し違い、説明書きによると対象から7~8cmの距離で0.5秒以内のすばやい動きで通過するように吹きかけるとあります。乾燥が遅めで一気に色をつけようとするとタレたり塗料溜まりができやすく、若干の辛抱強さを要求されます。1分くらいで一時乾燥させまた同様に吹きかけて4~5回で完成させるつもりで、とあります。塗装したのが冬場だったのもありますが塗装後は1時間は表面がヌラヌラしているので絶対に触ってはいけません。48時間(冬場は倍)乾燥させてから組み上げる、とありますが擦動部は内側だけだしブローバックさせなければ・・・と半日置いた程度で組んでしまいましたが、幸い指紋つけちゃったりはありませんでした。完全乾燥後はチタニウムシルバー同様塗膜は非常に強靭になりますが、こちらの方が塗膜が厚いのでエッジがややダルくなる感じがします。

東京マルイP99とG18C
ついG18Cと較べてしまいましたがこの銃が好きな人もいるでしょうし、P99も魅力では決して劣ってはいません。機能的には似たようなものなのでどちらかを選ぶとしたら、最終的判断は「好み」になるでしょう。つまりはG18C同様に薦められるという事でもあります。

ヨネザワのCOP357です。

ヨネザワCOP357
今の人はヨネザワとか知らないでしょう・・・90年代前半までは廉価なトイガンというとマルイかこのヨネザワってくらいの認知度があったくらいなのですが。ヨネザワはトイガン以外にも色々と手広く玩具を発売していて、TVのCMでもその名をよく耳にしたものでした。94年に玩具部門がセガに移って以降、その名は急速に忘れ去られてゆくことになります。私が初めて手にしたトイガンはオレンジ色のツヅミ弾を使用するヨネザワのコルト・ウッズマンでした。

ヨネザワCOP357
このCOP357は前出のマルシンコルト25オートと一緒に押入れから出てきたもので、私が買ったものではありません。しかし造りを見るにそれほど高価なものではないと思われます。表面のメッキは強靭で年次が経過しているにもかかわらず剥がれ一つないものの、仕上げは銃器というよりは昭和の時代のオモチャといった風情で、やや梨地掛かっていて角もダルく、所々に目立つゲート跡などもあるお世辞にも高級感があるとは言えないものです。

ヨネザワCOP357
しかし高級だとか、リアルだとか、そもそもそんなものを求めるトイガンではありません。おそらくは、まず遊ぶこと。これが念頭にある個体であるとみられます。なんたって題材からして珍銃に属するCOP357。コンパクトな本体に異様な印象を与えている4本の銃身はさながら映画コマンドーでシュワルツェネッガーが肩に担いでいたロケットランチャーのよう。実銃ではこの4本の銃身から.38スペシャル又は.357マグナム弾を発射するマグナム・デリンジャーです。

マルゼンPPK/SとヨネザワCOP357
デリンジャーといえばポケットに隠し持つ手のひらサイズの銃で、至近距離からズドンとお見舞いする暗殺兵器のイメージがありますが、このCOP357はこの通りPPK/Sよりひとまわり小さい程度。PPKやコルト25オートよりずっと大きく、また幅のある太い銃。

ヨネザワCOP357
このトイガンはガスガンで、グリップの下にガス注入バルブがあります。この頃のガスガンの注入バルブは各社が思い思いに作っていたせいかガス缶の口金ときっちり適合しないものも多く、このCOP357もマルイのガンパワーHFC134aの口金を当てるとガスは入りこそすれどかなりの量を外にも噴いてしまいます。

ヨネザワCOP357
タンクに入ったガスは4つある噴射口からトリガーを引く毎に1箇所づつ切り替わりながらチャンバーへと噴射します。噴射口をを覗くとトリガーを引く毎に中でリボルバーのシリンダーのように回っているのが見えます。実銃もこのあたりのしくみは複雑怪奇で、分解すると再び組めないなどと吹聴されているほど。

ヨネザワCOP357
リヤサイトを後ろ側へスライドさせると銃身のロックが外れてこのように上へ持ち上がります。4つあるチャンバーにはゴムパッキンははめられており、ここへ後ろ側から6mmBB弾をを詰めて再び銃身を銃へはめ、ダブルアクション動作のトリガーを引くと発射されます。トリガープルは最初が重くて後が軽く一気に引き切られます。グリップは短いものの太いので小指の居所の落ち着かなさはありますが握りやすいです。

精度は正直「酷い」です。一応ちゃんと真っ直ぐ飛んだり小便弾だったりあさっての方へ飛んだりと、4本のバレルそれぞれが個性を主張します。パワーも全然出ていません。銃口がアルミ製インナーバレルとほぼ同径になっていてここに弾がぶつかる銃身があり、また経年劣化もありますがガス噴射口の気密が構造上全然とれていないのが原因と思われます。

ヨネザワCOP357
現在はマルシンがCOP357を発売しており、ロングバレルなんて珍奇なものもあります。そちらはこれよりは全然マシだと思いますのでもはやこのヨネザワCOP357はゴミ同然の価値しかありませんが、これはもうここにある事そのものをそうであるとして認識する(??)何と言うかその、擁護のしようが無い銃です。ハイ。

マルシン?のコルト25オートです。

マルシンコルト25オート
?が付いているのはハッキリと確認をしていないからで、十年以上前引越しの時押入れから銃本体だけがゴロリと出てきたもの。引越し前に先に独立した兄弟が買っていたものだと思うのですが、色々処分に困るものも含め置いてった内の一つなのでせしめてしまいます。

マルシンコルト25オート
ただ?をつけるまでもなく90年代中頃にマルシンからブリスターパック入りで廉価で売られていたコンパクトガスガンのラインナップの中にもこのコルト25オートがあり、外観や構成ももろマルシンのそれで、カッチリ角の立った見た目だけは良いプラスチックのモナカ外装に特徴的な仕上げの亜鉛ダイキャストのトリガー、セーフティ、マズルキャップ、割り箸マガジン、ダブルアクション動作で内蔵されたハンマーがバルブを叩きガスを放出、10禁程度のパワーで6mmBB弾を発射するという、あのシリーズに共通する構成。

マルシンコルト25オート
当時私が自分で買ったのはワルサーPPK、ブローニングM1910、ダブルデリンジャーの3つで、その他にもモーゼルHScや今回のコルト25オート等がありました。PPKは扱い易いもののパワーが全然無く、ブローニングはトリガーがヤケクソに重く、ダブルデリンジャーは2本あるバレルの片側がマガジンになっているなど、それぞれがやけに個性的だったのを記憶しています。

マルシンコルト25オート
可動部分は少なく、スライドとフレームは一体でグリップ後面のグリップセーフティも押されていない状態でモールドされています。左側面後端にあるセーフティレバーはトリガーをロックしますが、このシリーズにはロック状態でトリガーを強引に引くと中で折れる程度の強度のものもあるので注意が必要です。左右のグリップパネルは別体でマイナスネジによってネジ止めされています。このあたりはモデルガンメーカーらしいところ。

マルシンコルト25オート
インナーバレルは真鍮製ですが、経年変化で色が汚くなっています。内蔵されたハンマーがバルブを叩いてガスを放出しBB弾を発射する構造ですが、そのままではチャンバー下マガジン側へガスを噴く事になるのでトリガーの動作でインナーバレルが後退してBB弾を噛みこみつつガス放出口と密着し、トリガーを引ききったところでハンマーが倒れガスを放出するようになっています。PPKは露出したハンマーとは別にハンマーが内蔵されていて残念なのですが、ダブルデリンジャーはハンマーが外側に出ていてシングルアクション動作になっていたかと思います。

マルシンコルト25オートマルシンコルト25オート
廉価でちっさい銃ですが、側面の刻印はマルイのエアコキ等の幅広な彫りに見慣れていると非常に美しく見えます。元がかなり古いトイガンで数もかなり出回っているのにもかかわらず、この角が立ち彫りの深い成形の美しさはさすが。

WAデルタエリートとマルシンコルト25オート
WAデルタエリートと並べると非常に小さい事がわかるでしょうか。握ると薬指と小指がマガジンの下になり、中指と親指と手のひらだけで保持することになります。トリガープルはこのシリーズ内では軽い方で、スムーズに引けバツッという音と共にBB弾が発射されます。ノンホップで10歳以上用程度のパワーなので飛距離は察して下さい。精度は悪いって言うほどでもない程度。
外観は良いので省略部分が惜しい・・・現在の供給状態はわかりませんが、見つけたら是非ともコレクションに加えておいても良いかと思います。

東京マルイのL96AWSです。

東京マルイL96AWS
部屋撃ちメインでスナイパーライフル買うのも・・・とずっと躊躇していた憧れのボルトアクションライフル。やっぱりあのボルトを引く一連の動作を堪能したくて3月頭に買ってしまいました。でも曲銃床のVSRとかではなくジョンブルなL96なあたりが自分らしい・・・

東京マルイL96AWS
現在の姿。どうせ長いんなら更に伸ばしてクッソ長くしてしまおうと、10cm延長しています。全体像を撮影するのも大変。

ライラクスファットサプレッサー100
マルイ純正オプションのVSR10Gスペック/L96用マズルアタッチメントを介してライラクスのファットサプレッサー100を装着。サイレンサー径が30mmでアウターバレルと同じ太さ。減音効果は・・・銃口が遠すぎてよくわかりません。元々銃自体の射撃音はボッという感じの音で音量も小さく静かです。

東京マルイL96AWS
左側面は何も無くてそっけない印象。

東京マルイL96AWS
マガジンはボックスタイプ。ボルトアクションライフルのトイガンはシリンダーを長くとるためにマガジンからの給弾位置が前方へ寄りがちになりそのまま作るとマガジンが実銃に較べ前寄りにアレンジされがちなのですが、この銃ではローディングエスカレーターと呼ばれる、ボルトが前進する時の動きを利用してマガジンからチャンバーまでの長い通路を1発づつBB弾を押して送り込む構造が採用されているのでマガジンは比較的後ろ寄りに取り付きます。マガジンを抜いても弾こぼれなどは無く、必要な弾数のみを装填しても装填した数を確実に発射する事が出来ます。ただマガジンへの弾込めはやけに固く、BBローダーがはね返されたり、手で込めても結構強く押し込む必要があります。

東京マルイL96AWS
ストックはハンドガードからピストルグリップまでも一体となったサムホールタイプ。穴に親指を突っ込んでその前の部分を握るので感覚的にはアサルトライフルなどのピストルグリップと同じ感覚で握る事ができます。ただ、ボルトアクションライフルの場合ボルト操作の後グリップを握り直す時はこのタイプよりも曲銃床の方が、ボルト操作で上に行っている手をそのままグリップへ下ろすだけなのでスマートなのかもしれません。曲銃床(普通のボルトアクションライフルのような、ストック付け根の細くなったところを握るタイプ)は結局未だ触ったことすら無く、中々縁がありません。
バットプレートは標準でスペーサーが大小2枚挟まっており、後面の六角ネジを緩めてバットプレートをはずして挟む枚数や厚さを調整して体に合わせます。
狙う時に頬が当たる部分にはチークピースがあり、これも六角ネジを緩めれば車のヘッドレストのように高さを調整できます。

東京マルイL96AWS
ボルト周辺。ボルト後端に小さいレバーがあり、これがセーフティスイッチになっています。上画像のように後ろになっているとセーフ位置で、トリガーとボルトハンドルをロックします。

東京マルイL96AWS
セーフティスイッチを前へ倒すとセーフティ解除。

東京マルイL96AWS
ボルトハンドルを上に起こし、手前へ引っ張るとピストンがコッキングされます。手を離しても戻らないので再びボルトを押し込み、ボルトハンドルを下へ倒します。安いエアコキ長物やハンドガンなどと違いレバーを戻すためのスプリングが無いので引きは軽く、一連の動作がスナイパー気分を高めます。

東京マルイL96AWS
ハンドガード部分の下面にはホップアップ調整ダイヤル(画像の一番下にあるツマミ)があり、重量弾を使う事でかなり飛距離を出す事ができます。初速というかパワーは相当出ており、部屋に置いているプロキャッチターゲット(粘着性のターゲットでBB弾が着弾するとくっついた後弾の重さでスルスルと落ちる面白ターゲット)だとめり込んでしまうほど。ゲームで使う人も、これで近距離の人を撃つのはやめておきましょう。
ハンドガード部前端にあるボタン(スライドスイッチに見えますが押しボタンです)を押すとその前方にある棒状のパーツが抜けます。この棒状のパーツは純正オプションのバイポッドを取り付ける金具で、これによりワンタッチで重いバイポッドを外す事が出来ます。プローン射撃(バイポッドで銃を置き、伏せて撃つ姿勢)はせず専らヒザ立ちで撃つのでバイポッドは使わないのですが、格好的に気になるパーツです。
左右側面にはスリングスイベルがありますが、穴が小さくちょっとばかりナスカンリングを選ぶ形状。バットプレートの前左右にも同じものがあります。銃が重いのでしっかりしたスリングを選びたいところです。
ダイヤルとボタンの間に突き出ているパーツは説明書に記述が無く不明です。何コレ?

東京マルイいるミネーテッドショートズームスコープ
レシーバー上面には20mmレイルがあり、ここにMojjiの30mm径20mmマウントリングを介してマルイのイルミネーテッドショートズームスコープを載せています。利便性からマウントリングは1個で支持していますが、できれば2個で支持した方が安心かと思います。このスコープをこの高さで付ける分にはボルトハンドルとの干渉はありませんが、取り付けるスコープの接眼レンズの径や形状・取り付け位置によってはボルトハンドルを操作する手と干渉するので注意する必要があります。もっと前に付けたいという人のために社外品でロングマウントも出ていますのでご検討を。

東京マルイイルミネーテッドショートズームスコープ
このスコープはイルミネーテッドの名の通りレティクルの十字がドットサイトのように点灯します。左側面のダイヤルによって輝度調整もでき、色も赤と緑が選べます。これは赤で輝度は1。

東京マルイイルミネーテッドショートズームスコープ
こちらは緑で輝度は2。倍率は上も同じで1.5。

東京マルイイルミネーテッドショートズームスコープ
倍率は1.5~4までの無段階で、倍率あってこそのスコープ。無いとドットサイトですから。実銃用のスコープも高いものから安いものまで多くトイガン向けとして売られていますが、実銃用は射程が100mや500m、果ては1km以上ですから何十倍もの倍率のものもありますが、あまり高倍率でもトイガンではせいぜい最大射程50mですから持て余すでしょう。トイガン用としては4倍まであれば十分だろうかと思います。可変ズームのイルミネーテッドスコープとしては価格も安め(1万~1万3千円くらい)で、ゲーム用にも向く無難なスコープです。

部屋の中では銃口からターゲットまでが50cm~3mと全然生かせないので庭に向けて15mほどの距離で撃ってみたのですが、木の葉っぱを狙って撃てる精度があります。トリガーはプルが長めですが軽くてスムーズだし、調整もできます。環境的に十分な距離をとって射的を行える人ならこの銃の性能を生かしきって楽しむことが出来るハズです。

東京マルイの次世代電動ガンAKS74Uです。

東京マルイAKS74U
MP7A1に不足を感じるようになりもう一回り大きいマトモな電動ガンが欲しくなったので去年の4月に手に入れたもの。
高いだけあって箱も中身が布を敷いてあったりとちょっと高級感を醸しています。

射撃性能はかなりのもので、発射音はジャキンという金属的な音で結構大きな振動を伴います。パワーも連射速度もかなり出ていてフルオートでの射撃は部屋撃ちだと持て余す激しさです。一応はAKシリーズでは最も小さいモデルなのですが、実際に抱えてみると案外大きく、またそのなりの割には非常に重く感じます。外装はハンドガードやグリップなど実銃でもプラスチックな部分以外はほぼ金属製で、冷たく重く高級感があります。

しばらくは箱出しノーマルのまま堪能していたのですが次々と買い足していく長物銃の中にあってやはり物足りなくなってきてアフターパーツを見繕うのですが、これがまたAKS74Uに取り付くものが少ない・・・スタンダード電動のAK47をAKS74Uにコンバートした方がまだいくらかパーツがあるというレベル。

フリーダムアートAKS74Uローマウントベース
特にドットサイトを使うようになるとアイアンサイトなんて使ってられなくなってきます。しかしマウントは?純正オプションでAK74用サイドロックマウントレイルなるものがありますが、対応はAK74MN・AKS74N・AK102となっておりAKS74Uだけ除外されています。これはレシーバー左側面に標準装備されているサイドロックマウントに取り付けるものなのですが、AKS74Uだけは専用のレシーバーとなっておりこのサイドロックマウントがありません。
しかしこれだけ対応してないならこれにしか付かないマウントレイルも探せばあるもので、それが上写真のもの。フリーダムアートのAKS74Uローマウントベースです。AKS74UのリヤサイトはAK47や74など他のAKではレシーバーの上前端と上側ハンドガードとの間に別個にタンジェントサイトが乗る箱型の部分があるのに対し、AKS74Uにはこれが短縮化のために削除されているので代わりにレシーバートップカバー上の前寄りに固定サイトが取り付いています。この固定サイトの取り付け位置を利用して代わりにレイルを取り付けるというのがこのパーツの趣旨。レシーバートップカバーは前を引っ掛けて被せ、後ろ側のボタンでロックしているので若干左右側にグラつくのですが、実際ドットサイトを乗せても気になるほどガタつかないので十分実用に耐えます。ただ固定リヤサイトはレイルと交換ではずしてしまうのでバックアップ用のサイトがなく完全に載せたサイト頼みになります。マルイのAK47ハイサイクルのような、上が全部レイルになっていて後端にアイアンサイトが付くトップレイルが非常にうらやましい・・・

これに気を良くすると、他にも何かパーツは無いか?と探すことになります。しかし少ない・・・

ハンマーズ次世代AK用マグパイプ
で見つけたのがこれ。ハンマーズの次世代AK用マグパイプ。これはスタンダード電動AK47シリーズ用のマガジンを次世代AKシリーズに取り付けるためのアダプターです。

ハンマーズ次世代AK用マグパイプ
AKS74Uには標準で茶色いAK74用マガジンが付いてきますが、色や形は好みが分かれるところ。AK47系のいかにもなスチールプレスの渋いマガジンが良い!という向きや、たくさんあるAK系社外マガジンは大半がスタンダード電動AK47系用でこれを利用したい人にはうってつけのアイテム。

ハンマーズ次世代AK用マグパイプ
パーツを銃に取り付けるのは留め具となるOリングを転がしてなくさないように気を払う必要があり、ワンタッチともいかずやや面倒。

スタンダード電動AK用マガジン
説明書にもあるように、マガジン側にもあらかじめ加工が必要で、特に後ろ側のラッチはかなり削る必要があります。こうしないとマガジンキャッチが掛からず、マガジンが固定できません。

スタンダード電動AK47用ショートマグ
βスペツナズやAK47ハイサイクルに標準で付く、マルイ純正AKショートマグ。ゼンマイ式の多弾マガジンで短いので銃がコンパクトになりますが装着した状態がややAKのイメージと違う感じで冴えない印象。後ろ側のラッチを削ってマガジンキャッチに掛かるように加工さえすれば普通に使えました。

MagpulPTS AK-P-MAG
MagpulPTS AK PMAG140連マガジンです。ステアーAUGのマガジンのような半透明でリブの付いたマガジン。AKが打って変わってタクティコーな雰囲気になります。色はMagpulのお約束で4色ありますが、色が違うのは底の部分だけなので後でレンジャープレートを装着するなら置き換えになるので何色を選んでも良い気がします。ここは無難に黒。

MagpulPTS AK PMAG
しかし・・・残念ながら装着時にマガジンフォロワーストッパーをうまく解除できず給弾が止まりがちになります。色々やってみたものの結局給弾不良癖が取れないので使用を諦めました。中のBB弾が見えて便利なのに残念。

東京マルイAKS74U
このAKS74Uには大きなフラッシュハイダーが標準で付き、ここも特徴的なのですが特に何の機能も無い重い筒なのでだんだん飽きてきます。

東京マルイAKS74U
付け根のロックボタンを押さえながら逆ネジを回すとはずれ、中にM14逆ネジが現れます。ここへ細身のサイレンサーをバレルエクステンションとして取り付けて印象を変えてみよう作戦。

ライラクススリムサプレッサー150
サイレンサーはライラクスのスリムサプレッサー150。ちょうど標準ハイダーのネジと同じ位の径です。カービンライフルのようになりちょっと印象が変わりますが、M4を持っているのでサイズが被ってしまいますね。

MagpulDynamicsMS2スリング
重いのでスリングもつけてやります。MagpulDynamicsMS2タイプスリング。元々はMagpulまみれのウチのM4につけようと買ったのですが、金具が合わなかったので・・・

東京マルイAKS74U
フォアグリップを付けたいのですが当然AKS74U用のRASなんて無いしアンダーレイル付きのハンドガードなんてのも無い・・・そこで、余ってたMOEハンドガード用オプションの7スロットポリマーレイルを強引に取り付け、そこへこれまた余ってたマルイのショートフォアグリップを装着。ハンドガード下面はプラが分厚く、また内側も丸く曲面を成しているのでポリマーレイル付属のネジでも強引な感じで取り付ける事になります。そのまま付けると上反角が付くので0.5mmプラ板を3枚積層にしたものを斜めに削ってスペーサーを作り、銃身と並行にしています。しかし完全に並行にはなっておらず、わずかにロール角も付いてしまったのでフォアグリップ使用が限度かな?

東京マルイAKS74U
とりあえず付くパーツってこんなところ?あんまりゴチャゴチャ付けても仕方ありませんが、もっとイジりたいのが正直なところ。

東京マルイAKS74U東京マルイAKS74U
現在の姿。

東京マルイAKS74U
レシーバー右側面にあるセレクターはグリップを握った手で操作したりはできませんが、剛性が高くチャッキリ動きます。これはセーフ位置。

東京マルイAKS74U
フルオート位置。

東京マルイAKS74U
セミオート位置。上からセーフ→フル→セミの順で、たまにセミオートで撃つつもりがフルで撃っちゃう事も。順序はやや慣れがいります。

東京マルイAKS74U
射撃時に激しく前後するボルトレバーを引くと、中にホップアップ調整ダイヤルがあります。

東京マルイAKS74U
ストックは左側に折れるフォールディングストック。レシーバー左側面後ろ端にあるボタンを押すと折り曲げる事ができます。

東京マルイAKS74U
左へ折るとレシーバー左側面前端にあるラッチに掛かってロックされます。伸ばす時はバットプレート内側に掛かっているラッチを手で引いて解除します。この状態で射撃できなくもないですが、左が重くてバランスが悪く、またストック自体が左腕でハンドガードを握る時に邪魔な印象。

東京マルイAKS74U
バッテリーはハンドガード上半分の中に納まります。レシーバー前端とハンドガードの間のボタンでハンドガードがロックされており、ここを押して解除しながらハンドガードをはずします。バッテリーはミニバッテリー専用で、スペースはギリギリです。配線の長さもギリギリなのでバッテリーによっては配線が短くて届かない場合もあるとか。マルイ純正の8.4Vニッケル水素ミニバッテリーを入れています。ハンドガード下半分をはずすにはハイダーをはずしてフロントサイトポストを上下のネジを抜いてはずしてからでないとはずれません。ヒューズはこちら側にあるので切れちゃうと結構面倒です。

東京マルイAKS74U
AKS74Uの標準マガジンはスタンダード電動AK47のものより上が長くなっていますが、着脱はセオリー通りにできます。

東京マルイAKS74U
まずマガジン上前端をマガジンポートの前端に引っ掛けて

東京マルイAKS74U
引っ掛けた前端を軸にマガジンを後ろに引くようにして後ろ側にあるマガジンキャッチに掛けます。はずす時はマガジンを握りながら親指でマガジンキャッチを押してマガジンを下へ引くと前側を軸に少し回りながら外れます。マガジン前端でマガジンキャッチを押すのはキズを入れるのでやめましょう。

東京マルイAKS74U
茶色い標準マガジンのほか、AK74MNなどのリブ付きの黒いマガジンもあります。これは多弾マガジンで容量が480発もあります。次世代AKにそのまま付くマガジンはマルイ純正茶色のノーマルと多弾、黒いノーマルと多弾の4種類しかありません。

東京マルイAKS74U
スリムサプレッサー150の減音効果は、この銃だとちょっと実感しにくいです。銃口よりレシーバー右側面を激しく前後するボルトレバーの音が激しいので・・・
ロングバレルはあくまで風味で、インナーバレルをこれに合わせて長いものにすると初速が上がりすぎて規制値超えかねないと聞きます。この長さでもかなりハイパワーだし射撃時銃本体が激しく振動するのでロングレンジ精密射撃が出来る銃でもなし。

東京マルイAKS74U
ドットサイトはM4に載ってるものと同じSⅡSのプロドットサイトAXISにMojjiの16mmマウントリング。2つ持っていますが値段(5千円弱)の割りに非常に役立っています。Mojjiのマウントリングもネジが回し易くて付けたり外したりがしやすく便利。

タフで使いやすくアフターパーツ豊富なBB弾投射機スタンダード電動ガンと、ちょっと高級な射撃シミュレーター的オモチャ次世代電動ガン。どちらも一長一短なので用途に合わせて選ぶと良いでしょう。


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