~趣味の世界~
東京マルイのU.S.M9ピストルです。

ベレッタですよベレッタ。ベレッタといえばM92F!
しかしM92系のトイガンはガスブローバックだけ「昔もってたし・・・」と後回しになっていました。昔もってたグロック18は先日G18Cを買って補完したので、勢いが付いている内に買ってしまおう!というわけです。

さて昔もってたベレッタM92はウェスタンアームズ(以下WA)のM92FSセンチュリオンでした。
写真を撮っていなかったのでちょっと絵にしてみました。記憶を頼りに大体こんなやつだという程度に。



(サムネイルをクリックすると大きい画像が表示されます)

ベレッタM92系のガスブローバックはWAのは流石に高価すぎるのでパス。KSCのは売ってないしパス。マルシ・・・は勘弁して、無難に東京マルイ。
マルイからは長らくM92Fがラインナップにありますが、これはデコッキング機能が省略されているし固定ホップと少々陳腐。しかし数年前にデコッキングも可変ホップも装備してリニューアルされた「M9A1」が発売されました。

・・・A1かよ!

多分同じ事を思った人も多かったハズ。M9A1はアメリカ軍の制式サイドアームですが、多くの人のベレッタのイメージはフレームのダストカバーにレイルなんぞ付いていない、A1じゃない方の「M9」でしょうから。
声は届き、2015年には晴れてスリムなダストカバーの「U.S.M9ピストル」が発売されました。いやぁ良かった良かった。


外箱。最近のトイガンではベレッタM92FSじゃなくM9の方が多いのは、まあ大人の事情。昔と違い今は遠い果ての地でこっそり売るにしても、本家銃器メーカー様にバレちゃうのですね。でもうるさいのはコマーシャルモデルで、軍用モデルはあまりうるさくはないのでM92FSの軍用モデルであるM9。


開封。箱内は黒いですが、発泡スチロールの緩衝材を黒い厚紙でカバーしています。


付属品。銃本体、マガジン、クリーニングロッド、説明書袋詰め。黒い小箱には0.2gと思しきBB弾、赤いマズルキャップ、空撃ち用のスペーサーが入っています。

説明書。









16ページあります。

もう一つ、パーツ注文書。パーツリストはこちらに書かれています。








M9本体。表面仕上げは電動ハンドガンのM9A1と同様のザラリとしたものですが、あちらよりは控えめで違和感はありません。


マズル部分のアップ。銃口にはライフリング表現があり、1cmほど奥に真鍮のインナーバレルが見えます。


左側の刻印。レイルの付いた無骨なA1とは違い、スマートなダストカバー部。ここへオプション品を付ける機会が無い人も多いでしょうが、無いと困るという人はA1にしましょう。


トリガー周り。


グリップ。M9のグリップはよく「太い」と言われるところですが、私はもう慣れ過ぎててこれが一番握りやすい・・・


グリップ前後に縦方向のみのグルーブが彫られており、グリップ下にはランヤードリングがあります。


箱出しではハンマーがハーフコックになっていました。ハンマーは当然のこと、デコッキングレバーやスライドストップなどは金属製です。ただしリヤサイトは樹脂製。


右側。デコッキングレバーはライブとなり、左右も連動しています。トリガーの上、グリップパネルで覆われつつ少し露出しているトリガーバーも金属製で動作します。


右側の刻印。


スライドを引いてホールドオープンさせたところ。旧M92Fよりノズルの後退量が増えてチャンバー内に見えにくくなっているそうです。


ハンマーをフルコックしたところ。トリガーも連動して動き、シングルアクション位置まで後退しています。


スライド後端左右にあるデコッキングレバーを下げるとハンマーが倒れます。デコッキングレバーの軸にはファイアリングピンの一部が分割して内蔵されており、レバーを下げるとファイアリングピンも45度ほど傾むくため、ハンマーが倒れてもファイアリングピン後端を叩けないため、安全にハンマーダウンさせる事ができます。実銃やモデルガンではさらにリヤサイトの前にオートマチックファイアリングピンブロック(AFPB)があるのですが、さすがにそこは省略されています。


通常分解を行うには、右側のトリガーガード付け根上に飛び出ている楕円形のボタンを押しながら・・・


左側にあるテイクダウンレバーを90度下へ時計回りに回して下げます。


あとはスライドを前に動かすとスライド一式が外れます。


ホップアップの調整はこの状態でチャンバー下にあるダイヤルを回す事で調整します。


ハンマー横の、グリップパネルで覆われてちょっとだけ出ているこの円盤状のパーツ。これがM92FSの証。M9がまだM92Fベースだった頃、スライド中央部の薄くなっているところにウィークポイントがあり、そこでスライドが破断するとスライド後半が射手の顔めがけて飛んでくる危険があったため、ハンマーピンの頭を大きな円盤状にして常時スライド下面の溝に嚙合わせるように改良されました。これにより破断したスライド後半はこのハンマーピンの円盤で受け止めて止まるようになっています。この改良をされたM92FはマイナーチェンジしてM92FSとなりました。そもそも破断しないように部分的に強化された「ブリガーディアスライド」というものもありますが、あまり格好よくないのがどうにも・・・


組み付ける時はスライド一式をフレームの前から差し込み・・・


テイクダウンレバーを上げて完了。


マガジンは旧M92Fと共通のもの。


亜鉛合金製で特有の色やカタマリ感があるので本来のスチールプレスとは印象が大分違うのですが、その代わり連射で冷えたマガジンを温める際に手などの熱が伝わりやすいメリットがあります。


マガジン前面にはスリットがあり、下2/5ほどの部分はスリットが広くなっています。フォロワーを一番下まで下げると広くなったスリットから弾を流しいれる事ができます。


底面。マガジンバンパー底部の刻印からM92Fのものと共通である事がうかがえます。中央にはガスの注入バルブがあります。


マガジンを銃に挿したところ。


当然マガジンキャッチを押すとマガジンは自重で降りてきます。


マガジン込みの重量は946g。このくらいのガスブローバックハンドガンは700~800gくらいのものが多いので、持った感じはやけに重く感じます。


それでは発射の準備を。BB弾はフォロワーを下げてスリットから流し入れられますが、マルイの大きい方のBBローダーならリップ側からギャリギャリと装填しやすいです。


装弾数は25発。でも上からローダーでフルロードすると27発入ってしまいます。銃に挿した時にノズルなどを痛める危険があるのでなるべく25発に留めた方が良いでしょう。


ガスはマガジン底部から注入します。上写真は横になっていますが、マガジン底部を上にしてガスを注入しないと液体ガスが入って行きません。


初速チェック。0.2gで72m/s前後。普通のガスブローバックハンドガンです。撃った感じも普通。トリガープルは少し長めに感じますが、ダブルアクションもシングルアクションも軽くてスムーズ。発射音は「ボカッ」という感じでリコイルは軽め。


アイアンサイトの見晴らし。個人的にはA1のようなリヤサイトのノッチの左右にホワイトドットがあるやつの方が慣れてて見やすいかな・・・


M92F系トイガン5種。写真だとどれがどれだか見失いそう。


電動ハンドガンのマルイM9A1。これは1挺だけA1なんで分かりやすい。


エアーコッキング式のマルイM9。マルイのエアコキも古い方がM92Fで新しい方がM9ですね。ハンマコック時のトリガー位置はこれが一番後退しています。


モデルガンのマルシンM92FS。これだけミリタリーじゃなくコマーシャルモデルです。


固定スライドガスガンのSⅡS M9。廉価な割には上等な1挺。



左から紹介順で、一番右がガスブローバックのマルイM9。


@@@




いやぁやっぱりベレッタM92は良いものですね。拳銃のトイガン買うならこれとガバメントくらいは押さえておきたいところです。

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