~趣味の世界~
東京マルイのBBエアーリボルバー コルトパイソン.357mag 4インチモデル ステンレスです。
所用ついでにジョーシンに寄ったら売ってたので衝動買いして参りました。黒と銀の4インチが現在発売されていますが銀のやつだけしか置いてなかったのでこれに。4千円くらい。
箱裏側。リボルバーはマルイ作るモデルガンシリーズのパイソン4インチと6インチの残骸と壊れたクラウンのエアコキパイソン3インチの他はマルシンの8mmガスポリスリボルバー2インチしかないので軽く6mmBBのリボルバーが欲しかったというのがありました。
パイソンというと劇中銃としてはやはりシティーハンターの冴羽獠が使ってるのが一番印象にあるでしょうか。私は実写ものではあまり印象に残っていませんが、昭和の刑事ドラマでは4インチ以下のモデルがよく使われていました。.357magを使用する6連発のマグナムリボルバーで、口径は約9㎜。ライバル機種としては同様に.357magを6連発とするS&W M19(ルパンⅢ世の次元大介が使ってるやつ)やその強化型であるM586/M686などがあります。
開封。箱は横を開けて発泡スチロールの梱包を引っ張り出すタイプ。ちょっと出し入れがしにくい・・・
付属品は銃本体と赤いマズルキャップ、説明書袋詰め、専用カート6個セット、0.12gのBB弾が少々。BB弾はオレンジ色のものでは無く、銀ダンシリーズに付属していた銀色のもの。
説明書。一枚を3枚折りにした6ページ構成。6インチは先日発表されたばかりで発売は2017年6月1日と現在(2017年5月26日)ではまだ発売直前ですが、説明書では一緒に書かれています。
銃本体左面。マルイのいつものシルバー塗装仕上げ。下地がライトグレー成型色なのでホルスターから頻繁に抜き差しする人や荒く使う人は塗装が剥げてくるとみすぼらしくなるので黒い方を買った方が良いでしょう。
銃本体右面。グリップ上部にコーションシールが貼られています。
マズルフェイスのアップ。ライフリング表現は無く、1cm弱ほど奥にアルミのインナーバレルが見えます。バレル前面は別パーツにして前面にはめ込んでいるのか周囲に僅かに合わせ目が見えます。
バレル左面。PYTHON 357の刻印があります。バレル下半分はエジェクターロッドのガードというよりはバレルウェイトとしての役割としてこういう形を成しています。パイソンや44magのアナコンダではここがある姿がイメージで、逆にS&Wの銃では無い方がイメージ。S&Wのフレームにパイソンのバレルを付けた「スマイソン」やそれに似た姿のM586は詳しくない人にはちょっと紛らわしい姿になります。
フレーム部左面。コルトリボルバーの特徴でありS&Wリボルバーとの明確な差異として、後方に引っ張るタイプのシリンダーラッチ(S&Wは前方に押すタイプのサムピース)、「凹」のような形状を成すトリガーホール(S&Wは楕円)、内部メカを閉じるフタが左面にある(S&Wは右面)などの特徴があります。
ハンマー、リヤサイト付近。リヤサイトは廉価なエアコキとしては珍しくフルアジャスタブルとなっています。ハンマーとトリガーは強化樹脂(マルイだし多分ジュラコンだと思います)で塗装ができない材質のため、ここだけ安っぽいライトグレーとなっています。
グリップはパックマイヤータイプとなっており、左面には金色のメダリオンも付いています。
材質はラバーではなく樹脂製にアレンジされていますが、握り心地は良好。前面にはフィンガーチャンネルがありますが、銃が軽いためかあまり手指に合わないという印象はありません。ただしパイソンのトイガンに多い細身の木グリに慣れていると前後に長く左右が薄いと感じるかもしれません。
フレーム右面。左右合わせの継ぎ目が少々目立ちますが、廉価な事もあるしここは仕方無いでしょう。
上面。フレーム部上面は中央に合わせ目がありますがバレル上面は別パーツなのか合わせ目が出ない構成になっています。ただしフロントサイトは別パーツになっておらず、本体と同じ銀色になっています。
トリガー付け根左にあるスイッチはセーフティスイッチ。後方にスライドさせてセーフティONとなり、トリガーがロックされます。
フレーム左面にあるシリンダーラッチを後方に引っ張りながら、シリンダーを右から押してスイングアウトさせます。コルトのタイプは片手ではちょっと操作しづらく、グリップを握った右手の親指と人差し指で操作できるようになっているS&Wのタイプに較べやや操作性では劣ります。
前方から。エジェクターロッドは金属製で、ここだけメッキがきらめいています・・・
カートは樹脂製ですがケース部と弾頭部で塗り分けられています。弾頭がカッパー、ケース部が金色。ケース部はもう少し真鍮色でもいいかな・・・という印象。
シリンダーにカートを詰めたところ。やはりリボルバーのトイガンはカート式に越した事はありません・・・
シリンダー前面からカート前端が1mmほど出っ張りますが、銃口を上に向けるとカートが後方へ1mmほど動きます。カート式のトイガンは大抵カートが重力で前後に多少動くものではありますが、ちょっと動きすぎな印象があります。
スイングアウトし、エジェクターロッドを押すとエジェクターが後方にせり出してカートが押し出されます。実銃だとケースが発射で膨張してシリンダーに貼りついてしまう事があるので必須の機能ですが、トイガンだとシリンダーの穴に対してカートが緩い傾向にあるので銃口を上に向ければカートは後方に滑り下りてきます。
カートにBB弾を込めます。カートの前面からBB弾を入れると上写真右の2個にように前面ツライチくらいになりますが、保持用のパッキンに噛んでいないので前面からもうひと押しして上写真左の4個のように少し奥になった位置にしてやります。マルシンもそうですがカート前面から弾を込めるのは少々面倒臭くて、クラウンのもののようにカート後面に弾を込めるタイプの方が実用面ではBB弾の再装填をやりやすい一方で、カート後面に弾を込めるタイプは実質的なインナーバレルがカート前半のみになってしまい、銃本体のバレルが弾道を悪化させてしまう傾向にあります。(なのでそのタイプのリボルバーはバレルが短いほど邪魔が少なく弾道が素直になり、長銃身だとまともに弾が発射されなかったりします・・・)
BB弾を込めたカートをシリンダーに入れるとBB弾が前面から見えます。BB弾のみを再装填する場合、スイングアウトせずにシリンダー前面からBB弾を込めることもできます。ロマン分に欠けるのであまりやりたくありませんが・・・
シリンダーはカートが軽いわりには手首のスナップで閉じる事もできますが、なるべく左手で押し込み、軽くシリンダーを回転させるように揺すって定位置でロックさせた方が確実です。トリガーはダブルアクションではシリンダーのみが回転する機構にアレンジされており、発射を行うにはハンマーを起こしてコッキングする必要があります。ハンマーはガスガンに較べると少し重いですが、グリップを握った親指で起こせるレベルだと思います(握力次第なので保障はしません・・・)。ハンマーを起こすと連動してシリンダーが時計周りに回転し、トリガーもシングルアクション位置まで後退します。
ハンマーの脇に半透明のチューブが見えます。持ってるクラウンのエアコキは90年代前半くらいに買ったキットのものだったけれど、あれもこうだったな・・・グリップ内にシリンダーがあって、ノズルからシリンダー後面までをビニールチューブで経由させている構造なのだと思います。
初速は0.2gで25~30m/sほど。10歳以上用なので低初速なのは仕様です。固定ホップ内蔵なので弾道は0.2gだとほんのわずか浮き気味ですが割と真っ直ぐスイ~っと飛んでゆきます。ホップの効きが程良い低初速の弾道はハッキリ目視できるので撃ってて楽しいです。ただ、付属の銀色の0.12gのBB弾は発射されなかったり小便弾だったりあさっての方へ飛んだりとなぜかマトモに飛ばず使い物になりませんでした。
サイトの見晴らしはこんな感じ。フロントサイトは銀色で白い的を狙うには少し見づらくなりますが上写真のように濃色に向けた場合はむしろ見やすくなるので好みによるところ。リヤサイトは前述のようにマイナスドライバーでネジを回して上下左右に調整する事ができるようになっています。
カート込みの重量は395g。軽いは軽いですが、扱いやすい重量は持たされているように思います。
フレーム側にあるインナーバレル後端の部分にはカート側とは別にホップ機構付きのチャンバーパッキンがあります。ここは電動ブローバックのものと同じパッキンかもしれません。
シリンダー後面と接する部分。シリンダーが12時の位置になる部分にエア吐出口があります。シリンダーの回転軸のすぐ横にある小さなラッチ状のパーツはシリンダーハンドと呼ばれるもので、トリガーの動きに連動して上下しシリンダーを回転させる重要な働きをもっています。下面に突き出しているパーツはシリンダーストップで、ここがシリンダー外周後半にある溝に掛かってシリンダーを定位置で止める役割を持ちます。この2つの部分は特にいたわるようにしていただきたい。(ここが不調だと信頼性に富むはずのリボルバーが急にオートジャムレベルの不信銃になってしまいます・・・)
チャンバーとエア吐出口のコッキングしていない時の位置関係。
ハンマーを起こしてコッキングすると、エア吐出口が前方へ1mmほど出てきます。
出てきたエア吐出口に押されたカートは前面をチャンバーに僅かに突っ込む形となり、エア漏れを防ぐようになっています。トリガーを引く動作に連動して更にエア吐出口は1mmほど押し出されるので更にチャンバーへと押し込まれ、ガッチリと前後を固定された状態でBB弾の発射が行われます。
.357magを使う銃は実銃では.38spも使えるようになっています(.357magの方がケース長が長いので逆は✖)。ためしにマルシンポリスリボルバーの8mmXカートを挿してみると、残念ながら途中で引っ掛かって入りきりませんでした。
シリンダー前端近くで一段狭くなっていて、カートの弾頭部の形状によってはここに当たってしまうようです。
@@@
廉価な10歳以上用のエアコキリボルバーとして考えるならば、これ以上は無いでしょう。ダブルアクションで撃ちたい、ハンマーをもっと軽くしたい、実射性能がもっと欲しいというならば、ガスガンでなければ得る事はできないでしょう。これに不足を感じるなら、それに見合ったお金を出すしかありません。リボルバーのトイガンとしては値段との釣り合いでは最高レベルのものだと思います。リボルバーのトイガンはロマンで成り立っています。オートと較べちゃうなら、一生オートだけ触ってろ。
所用ついでにジョーシンに寄ったら売ってたので衝動買いして参りました。黒と銀の4インチが現在発売されていますが銀のやつだけしか置いてなかったのでこれに。4千円くらい。
箱裏側。リボルバーはマルイ作るモデルガンシリーズのパイソン4インチと6インチの残骸と壊れたクラウンのエアコキパイソン3インチの他はマルシンの8mmガスポリスリボルバー2インチしかないので軽く6mmBBのリボルバーが欲しかったというのがありました。
パイソンというと劇中銃としてはやはりシティーハンターの冴羽獠が使ってるのが一番印象にあるでしょうか。私は実写ものではあまり印象に残っていませんが、昭和の刑事ドラマでは4インチ以下のモデルがよく使われていました。.357magを使用する6連発のマグナムリボルバーで、口径は約9㎜。ライバル機種としては同様に.357magを6連発とするS&W M19(ルパンⅢ世の次元大介が使ってるやつ)やその強化型であるM586/M686などがあります。
開封。箱は横を開けて発泡スチロールの梱包を引っ張り出すタイプ。ちょっと出し入れがしにくい・・・
付属品は銃本体と赤いマズルキャップ、説明書袋詰め、専用カート6個セット、0.12gのBB弾が少々。BB弾はオレンジ色のものでは無く、銀ダンシリーズに付属していた銀色のもの。
説明書。一枚を3枚折りにした6ページ構成。6インチは先日発表されたばかりで発売は2017年6月1日と現在(2017年5月26日)ではまだ発売直前ですが、説明書では一緒に書かれています。
銃本体左面。マルイのいつものシルバー塗装仕上げ。下地がライトグレー成型色なのでホルスターから頻繁に抜き差しする人や荒く使う人は塗装が剥げてくるとみすぼらしくなるので黒い方を買った方が良いでしょう。
銃本体右面。グリップ上部にコーションシールが貼られています。
マズルフェイスのアップ。ライフリング表現は無く、1cm弱ほど奥にアルミのインナーバレルが見えます。バレル前面は別パーツにして前面にはめ込んでいるのか周囲に僅かに合わせ目が見えます。
バレル左面。PYTHON 357の刻印があります。バレル下半分はエジェクターロッドのガードというよりはバレルウェイトとしての役割としてこういう形を成しています。パイソンや44magのアナコンダではここがある姿がイメージで、逆にS&Wの銃では無い方がイメージ。S&Wのフレームにパイソンのバレルを付けた「スマイソン」やそれに似た姿のM586は詳しくない人にはちょっと紛らわしい姿になります。
フレーム部左面。コルトリボルバーの特徴でありS&Wリボルバーとの明確な差異として、後方に引っ張るタイプのシリンダーラッチ(S&Wは前方に押すタイプのサムピース)、「凹」のような形状を成すトリガーホール(S&Wは楕円)、内部メカを閉じるフタが左面にある(S&Wは右面)などの特徴があります。
ハンマー、リヤサイト付近。リヤサイトは廉価なエアコキとしては珍しくフルアジャスタブルとなっています。ハンマーとトリガーは強化樹脂(マルイだし多分ジュラコンだと思います)で塗装ができない材質のため、ここだけ安っぽいライトグレーとなっています。
グリップはパックマイヤータイプとなっており、左面には金色のメダリオンも付いています。
材質はラバーではなく樹脂製にアレンジされていますが、握り心地は良好。前面にはフィンガーチャンネルがありますが、銃が軽いためかあまり手指に合わないという印象はありません。ただしパイソンのトイガンに多い細身の木グリに慣れていると前後に長く左右が薄いと感じるかもしれません。
フレーム右面。左右合わせの継ぎ目が少々目立ちますが、廉価な事もあるしここは仕方無いでしょう。
上面。フレーム部上面は中央に合わせ目がありますがバレル上面は別パーツなのか合わせ目が出ない構成になっています。ただしフロントサイトは別パーツになっておらず、本体と同じ銀色になっています。
トリガー付け根左にあるスイッチはセーフティスイッチ。後方にスライドさせてセーフティONとなり、トリガーがロックされます。
フレーム左面にあるシリンダーラッチを後方に引っ張りながら、シリンダーを右から押してスイングアウトさせます。コルトのタイプは片手ではちょっと操作しづらく、グリップを握った右手の親指と人差し指で操作できるようになっているS&Wのタイプに較べやや操作性では劣ります。
前方から。エジェクターロッドは金属製で、ここだけメッキがきらめいています・・・
カートは樹脂製ですがケース部と弾頭部で塗り分けられています。弾頭がカッパー、ケース部が金色。ケース部はもう少し真鍮色でもいいかな・・・という印象。
シリンダーにカートを詰めたところ。やはりリボルバーのトイガンはカート式に越した事はありません・・・
シリンダー前面からカート前端が1mmほど出っ張りますが、銃口を上に向けるとカートが後方へ1mmほど動きます。カート式のトイガンは大抵カートが重力で前後に多少動くものではありますが、ちょっと動きすぎな印象があります。
スイングアウトし、エジェクターロッドを押すとエジェクターが後方にせり出してカートが押し出されます。実銃だとケースが発射で膨張してシリンダーに貼りついてしまう事があるので必須の機能ですが、トイガンだとシリンダーの穴に対してカートが緩い傾向にあるので銃口を上に向ければカートは後方に滑り下りてきます。
カートにBB弾を込めます。カートの前面からBB弾を入れると上写真右の2個にように前面ツライチくらいになりますが、保持用のパッキンに噛んでいないので前面からもうひと押しして上写真左の4個のように少し奥になった位置にしてやります。マルシンもそうですがカート前面から弾を込めるのは少々面倒臭くて、クラウンのもののようにカート後面に弾を込めるタイプの方が実用面ではBB弾の再装填をやりやすい一方で、カート後面に弾を込めるタイプは実質的なインナーバレルがカート前半のみになってしまい、銃本体のバレルが弾道を悪化させてしまう傾向にあります。(なのでそのタイプのリボルバーはバレルが短いほど邪魔が少なく弾道が素直になり、長銃身だとまともに弾が発射されなかったりします・・・)
BB弾を込めたカートをシリンダーに入れるとBB弾が前面から見えます。BB弾のみを再装填する場合、スイングアウトせずにシリンダー前面からBB弾を込めることもできます。ロマン分に欠けるのであまりやりたくありませんが・・・
シリンダーはカートが軽いわりには手首のスナップで閉じる事もできますが、なるべく左手で押し込み、軽くシリンダーを回転させるように揺すって定位置でロックさせた方が確実です。トリガーはダブルアクションではシリンダーのみが回転する機構にアレンジされており、発射を行うにはハンマーを起こしてコッキングする必要があります。ハンマーはガスガンに較べると少し重いですが、グリップを握った親指で起こせるレベルだと思います(握力次第なので保障はしません・・・)。ハンマーを起こすと連動してシリンダーが時計周りに回転し、トリガーもシングルアクション位置まで後退します。
ハンマーの脇に半透明のチューブが見えます。持ってるクラウンのエアコキは90年代前半くらいに買ったキットのものだったけれど、あれもこうだったな・・・グリップ内にシリンダーがあって、ノズルからシリンダー後面までをビニールチューブで経由させている構造なのだと思います。
初速は0.2gで25~30m/sほど。10歳以上用なので低初速なのは仕様です。固定ホップ内蔵なので弾道は0.2gだとほんのわずか浮き気味ですが割と真っ直ぐスイ~っと飛んでゆきます。ホップの効きが程良い低初速の弾道はハッキリ目視できるので撃ってて楽しいです。ただ、付属の銀色の0.12gのBB弾は発射されなかったり小便弾だったりあさっての方へ飛んだりとなぜかマトモに飛ばず使い物になりませんでした。
サイトの見晴らしはこんな感じ。フロントサイトは銀色で白い的を狙うには少し見づらくなりますが上写真のように濃色に向けた場合はむしろ見やすくなるので好みによるところ。リヤサイトは前述のようにマイナスドライバーでネジを回して上下左右に調整する事ができるようになっています。
カート込みの重量は395g。軽いは軽いですが、扱いやすい重量は持たされているように思います。
フレーム側にあるインナーバレル後端の部分にはカート側とは別にホップ機構付きのチャンバーパッキンがあります。ここは電動ブローバックのものと同じパッキンかもしれません。
シリンダー後面と接する部分。シリンダーが12時の位置になる部分にエア吐出口があります。シリンダーの回転軸のすぐ横にある小さなラッチ状のパーツはシリンダーハンドと呼ばれるもので、トリガーの動きに連動して上下しシリンダーを回転させる重要な働きをもっています。下面に突き出しているパーツはシリンダーストップで、ここがシリンダー外周後半にある溝に掛かってシリンダーを定位置で止める役割を持ちます。この2つの部分は特にいたわるようにしていただきたい。(ここが不調だと信頼性に富むはずのリボルバーが急にオートジャムレベルの不信銃になってしまいます・・・)
チャンバーとエア吐出口のコッキングしていない時の位置関係。
ハンマーを起こしてコッキングすると、エア吐出口が前方へ1mmほど出てきます。
出てきたエア吐出口に押されたカートは前面をチャンバーに僅かに突っ込む形となり、エア漏れを防ぐようになっています。トリガーを引く動作に連動して更にエア吐出口は1mmほど押し出されるので更にチャンバーへと押し込まれ、ガッチリと前後を固定された状態でBB弾の発射が行われます。
.357magを使う銃は実銃では.38spも使えるようになっています(.357magの方がケース長が長いので逆は✖)。ためしにマルシンポリスリボルバーの8mmXカートを挿してみると、残念ながら途中で引っ掛かって入りきりませんでした。
シリンダー前端近くで一段狭くなっていて、カートの弾頭部の形状によってはここに当たってしまうようです。
@@@
廉価な10歳以上用のエアコキリボルバーとして考えるならば、これ以上は無いでしょう。ダブルアクションで撃ちたい、ハンマーをもっと軽くしたい、実射性能がもっと欲しいというならば、ガスガンでなければ得る事はできないでしょう。これに不足を感じるなら、それに見合ったお金を出すしかありません。リボルバーのトイガンとしては値段との釣り合いでは最高レベルのものだと思います。リボルバーのトイガンはロマンで成り立っています。オートと較べちゃうなら、一生オートだけ触ってろ。