~趣味の世界~
前回のパイソンの時にチラッと話したクラウンのパイソンを探したところ、それ自体は見つかりませんでしたが代わりにマルイ作るモデルガンシリーズのパイソンが出てきました。
グリップが無い状態ですが、木目を模したカッパー色の標準タイプグリップが付属していたハズです。
色はMr.カラーのブルーパールを筆塗りしたんだった記憶。
ダブルアクションのトリガーやハンマーは動作しますがシリンダーを動かすパーツが欠けていてシリンダーを回せない状態。スイングアウトしたらエジェクターが外れて飛んできました。カートもありません。
発火させた後手入れもしなかったのでシリンダー前面もかなり汚いです。レストア・・・はする気にならんなぁ・・・
一緒に出てきた写真にはこの4インチが写っていないので、撮った時期(1994年頃)よりは後に買ったものだったと思います。
さて私はトイガン趣味を93年~96年頃までやっていて、その後は他の趣味に移ったのと住環境的に撃つのが難しくなってしまったため10年以上後までブランク期間がありました。97年までに大半のトイガンは手放してしまったのですが、手放す際に目に付かない所にあったものや、これだけはとっておこうと残していたもののみが残っています。
一緒に出てきた写真には、その頃持っていたトイガンの多くが写っていました。それを今回はついでにどんな感じだったかも添えて紹介してみます。
上:マルイ作るモデルガンシリーズガバメントM1911A1
下:MGC M1991A1
右:マルイ作るモデルガンシリーズパイソン6インチ
マルイ作るモデルガンシリーズは当時値段が安くてどこでも置いてあったので買いやすかったモデルガンのエントリー機といえるものでした。プラモデル然としたキットだったので特にオートはちゃんと動作させるには苦労がありましたが、ガバメントはその中にあって割と適当に組んでもそこそこ動きました。ただし動きの良さに気を良くしていると素材の脆弱さから破損→不動となってしまいます。これもチャンバー下が割れてカートがチャンバーへ滑り込まず詰まるようになってしまったため不動となり、銀色に塗ってしまいました。
MGC M1991A1は固定スライドタイプのガスガンで、ダブルアクションのようにストロークの長いトリガーを引き切るとハンマーが倒れて弾が発射され、トリガーを戻すとハンマーが再びカッシャンと起き上がるギミックとなっていました。中古で手に入れた時には何故かMGCキャスピアンのグリップパネルが付いていた(上のガバメントに付いている明るい色のグリップパネル)のでマルイガバメントのグリップを黒く塗って付け替えていました。ヘビーウェイト樹脂製で重いのですが脆く、スライドをフレームに固定する部分であるリコイルスプリングハウジング内で割れていましたが発射には支障がなかったので普通にそのまま撃っていました。
マルイの作るモデルガンシリーズのリボルバーはS&W M29系とコルトパイソン系があってパイソン系は構造がシンプルで動作も良かったためお気に入りでした。写真の6インチモデルは今回出てきた4インチモデルとはバレルの長さが違うだけですが別の個体です。
左:マルイ作るモデルガンシリーズS&W M29 4インチ
右:同M29 6インチ
一方S&W M29系は発火の際にカートが大きく前後に動く構造のため、カートの手入れが悪いとバレル後端にカート先端が詰まったまま抜けが悪くなって動作に支障が出る事がありました。またシリンダーが貫通しているため改造防止の観点からもあまりよろしくない構造だったようです。4インチモデルには細いグリップが付属し、トリガーガードとの間にスペーサー?を取り付けるようになっていましたが、酷く握りにくかったので写真の状態では取り付けていません。
6インチモデルには大柄なグリップが付属し、こちらは良好な握り心地でした。キットなのでトリガーメカも当然自分で組むのですが、S&Wのタイプは強いスプリングが弾けそうになるのを必死に押さえながら右パネルを閉じるところが電動ガンのメカボックスを閉じる時みたいでどうにもしんどくて好きじゃありません。
左:グンゼ産業S&W M5904 L.R.B.
右:マルイSIG P228エアコキ
現在のクレオスがまだグンゼ産業だった頃、マルイのものに較べちょっと高級なトイガンを多く出していたのですが、ラインナップはLARグリズリーとか電動ソシミみたいに非常にマニアック。その中では割と普通なM5904ですが、エアコキのシリンダーがグリップ内にあって、スライドを引くとアームを介してピストンを下に下げるという変わった作りになっていました。L.R.B.というのはインナーバレルの上面の摩擦を利用してホップ回転をかけるタイプのホップアップ機構で、基本的にタイトバレルだったため当時はまだ質が粗悪だったバイオBB弾との相性が最悪だったらしく、弾が詰まって負荷になったのかピストンを下げるアームが破損して不動になってしまいました。
マルイのエアコキP228は現在でも売られているし私も近年10歳以上用のを買い直しましたが、写真のものはまだ刻印にケチが付く前のもののためSIG SAUER P228と堂々と彫られています。
出たよ・・・
以前マルイG18Cの時に怨念籠った過去を述べたMGC グロック18。G18「C」との外観上の違いはスライド上面にポートが無く、上へのガス抜きは前方に突き出したバレル上面のポートから行っている点。初期のガスブローバックガンであり、発射とブローバックを同時に行う「アフターシュート」のために狙点より大幅に下に着弾する射撃特性となっていました。現在のガスブローバックガンは発射後にブローバックを行い狙点通りに弾が飛ぶ「プレシュート」となっています。実銃準拠のギミックは少なくただ撃つだけの機械でセミ/フルセレクティブファイアが特徴でちゃんと動作すればフルオートは爽快だしセミオートでも強めで俊敏なブローバックが楽しめましたが、内部機構はあまり頑丈ではなくて破損不動となったのを名古屋のMGCに電話で相談したところ「修理したけりゃウチに持って来い」と言われ手放すまで不動のままでした。
左:MGC M1991A1(上述と同じ個体)
右:MGC S&W M445
だからというか偶然ではあるのですが、MGCのトイガンはG18以外全部中古で買っていました。
MGCのM445は固定スライドガスガンで動作は普通のダブルアクションですが、バレルはインナーバレル内にライフリングが切られている「サイクロンバレル」が備わっていました。確かに命中精度は高かったのですが、BB弾にロール回転を掛ける機構のため、ピッチ回転を掛けるホップアップ機構とは両立ができませんでした。
MGC M1991A1。連射するとバスカッシャバスカッシャバスカッシャとハンマーの動作音がやけに目立っていた記憶。
MGC S&W M445。マガジンはメッキ輝くプレスが美しい。それはそうと我ながら撮影技術が酷い・・・
上から
クラウンパイソン3インチエアコキ
?
マルイ造るモデルガンシリーズS&W M29 4インチ
同パイソン6インチ
探してたクラウンパイソンはこの写真の一番上のものです。プラモデル的なキットのエアコキリボルバーで、フレーム上面真ん中に合わせ目が来ないようにパーツ構成が凝ってたりしていました。初速や精度はカスですがどこかに紛れ込んで「断捨離」を免れていたのだと思います。
上から2番目のパックマイヤーグリップの付いた6インチS&Wは何だろう?これはちょっとよく覚えていません。高価いやつじゃなかったハズです・・・
左から
マルイH&K P7M13エアコキ
コクサイ グロック17エアコキ
マルイルガーKP85エアコキ
MGC ベレッタM93R固定スライドガス
マルイP7M13は近年10歳以上用を買い直した時のレビュー記事でちょっと触れた個体です。Mr.カラーのガンクロームを筆塗りして更にクリアーも筆塗りした自家塗装だったハズです。塗膜のせいか動作はちょっとネチネチしていました。セーフティスイッチ(グリップ左面上部)に緑色の7mmキャップの撃ち殻を小さな木ネジで留めて握った親指で操作しやすくしたり、スクィーズコッカー(グリップ前面の可動部分)をスプリングを抜いて殺しています。
コクサイは高いトイガンが多くてあまり縁が無かったのですが、末期になって廉価なエアコキのグロック17を出していました。MGCのグロックと外観がよく似ていて、マルイのエアコキG17よりも大柄で見栄えが良かった記憶があります。スライドの分解がスライドを引いて上に持ち上げる(MGCグロックと同じ…)構造のため、発射のためにスライドを素早く引いて連射しているとスライドがすっぽ抜ける事がありました。
マルイKP85も現行製品ですがこれは出たばかりの頃に買ったもの。スライドとフレームがツートーンになってるのが好みでしたが、スライドがメッキではなく塗装、フレームがやや透けた成型色で少々安っぽかったのが残念。グリップの中指にあたる部分が他の銃と違い抉れていないので握り心地に違和感が強くてあまり気に入っておらず、手放すまであまり撃たなかった記憶。
古くからトイガンマニアをやっていれば必ず知っているというくらい有名なMGCベレッタM93R。これも友人から千円で買った中古品で、結構ヤレていましたが動作は快調でした。インナーバレルの内径が6.4mmくらいあるルーズバレルだったらしく、精度はあまりありません。これのせいで後年KSCのM93Rを買ったときシングルアクションだったのに驚いたものでした。低燃費で非常に使いやすく、ダブルアクションの固定スライドガスガンの機構はこの銃ですでに完成されていたといえます。
マルシン ベレッタM92FSモデルガン。
これだけはとっておこうと、現在も持っているトイガンです。カートはもうとても発火できそうにないくらいガビガビになっていますが・・・
学習机の下の引き出しに無造作に放り込んでいました。
上で紹介したものの他、マルイステアーGBやコンペンセイタ―を外して銀色に塗られたエアコキのブローニングハイパワーコンペティションなどが見えます。
マルイオートマグⅢもまだ持っていますね。これも紛れてて居残った組。
並べたところの写真。持ってたけど写真に居ないトイガン(WAベレッタM92FSセンチュリオンや前述の造るモデルガンシリーズパイソン4インチ、マルシンM586HWなど)もあるので大体撮影時期が読み取れます。MGCG18を発売直後に買って1年後に壊してすぐセンチュリオンを買ったので、遅くとも95年初頭以前のハズ。
上段左から
マルイ造るモデルガンシリーズガバメント
マルシンベレッタM92FS
MGC M1991A1
MGC グロック18
マルイステアーGB
2段目
マルイブローニングハイパワーコンペティション
MGC ベレッタM93R
グンゼ産業 S&W M5904
コクサイ グロック17
マルイ SIG P228
3段目
マルイ オートマグⅢ
マルイ オメガ10mmオート
マルイ グロック17L
マルイ センチメーターマスター(エアコキ)
4段目
マルシン ベレッタM84(モデルガン)
マルシン ワルサーPPK(固定スライドガス)
マルシン ブローニングM1910(固定スライドガス)
イマイ ベレッタM92F(エアコキ)
マルイ ルガーKP85
マルイ H&K P7M13
5段目
マルイ造るモデルガンシリーズ モーゼルミリタリー712
クラウン パイソン4インチ
マルイ造るモデルガンシリーズ S&W M29 4インチ
マルイ造るモデルガンシリーズ パイソン6インチ
?
パックマイヤーグリップは造るモデルガンシリーズM29の6インチに普通のと2つ入ってたんだっけ?何かそんな気がしてきた。
マルイステアーGBはガスガンで近年ホップ付けて再販されたセンチメーターと同じシリーズのものですが、これは再販されませんでしたな・・・ハンマーダウン状態でもハンマーが割と後ろに突き出ているのに、ハンマーを後ろから押すとバルブが押されてガスが銃口から吹き出ちゃう危ない構造になっていました。普通固定スライドガスガンのハンマーは撃発時にハンマーがバルブを叩いた後少し反動で戻った位置でハーフコックするようになっているのですが、マルイのシリーズにはそれが無く、ハンマーダウン時はバルブのリターンスプリングの反発力で押し戻されて釣り合っているだけになっているようですね。
マルイのハイパワーコンペティションは希少なハイパワーのトイガンなのですが現在は絶版になっています。元々はコンペンセイタ―が装着されていて少し長いのですが、好みで切ってしまい銀色に塗ってしまいました。グリップが元々ゴム製なのをプラ製に置き換えてモデルアップしたためか、中指や親指付け根に当たるチェッカリングが痛いので削って均した記憶があります。割り箸マガジンのバンパー部が掴みやすかったくらいであまり美点が無く、トリガーはグニャグニャ、スライドはクセのある重さであまり印象はよくありませんでした。
マルイオメガ10mmオートは現在でも売られているロングスライドモデルですが、フレームは割り箸マガジンの旧ミリタリーガバメントと共用しています。スライドに尖った突起が多くスライドを素早く引いて連射しようとすると手に当たって痛かったり、ホルスターに「返し」のようなフロントサイトが引っ掛かって抜けなかったりと不便だった印象。
マルイグロック17Lは同じシリーズのグロック17をロングスライドにしたモデル。実銃にもあるモデルで、MGCのグロックにも17Lがありました。スライドが軽めで突起物の少ない外観のため使いやすかったのですが、トリガーやグリップがギチギチ鳴りがちでスライドを引いた時の音も「チョップン」という感じで全体的に安っぽい印象が強くちょっと道具的なトイガンでした。
マルイエアコキの方のセンチメーターマスターは前述のグロック17Lと同時に買ったのですが、ギシギシと質感の低い17Lに対しこちらはやけにガッチリしている印象を受けました。HGなので17L同様にリアルサイズマガジンなのですが、あちらと違いマガジンは自重で落下してきません。
リアルサイズマガジンなやつだけマガジン抜いて雑多に並べているところ?上の整然と並んでる写真に居ないM445があります。何でや。
マルシンベレッタM84は先に買ったM92FSに気を良くして買ってみたら旧型の構造で発火性能は悪く無かったもののダブルアクショントリガーのタッチがバツン!バツン!とした指に優しくないタッチでガッカリした記憶。サテンシルバーのスプレー塗料も一緒に買って塗装してみたら何かコレジャナイので上からサテンブラックを上塗りしてしまいました。
マルシンワルサーPPKとブローニングM1910はブリスターパック入りで廉価で売られていたもので、シリーズには他にダブルデリンジャーがあったハズです。どちらも固定スライドガスガンなのですが、スライドとフレームが一体で左右モナカ構造の中にガスタンクや機構が収まり割り箸マガジンから給弾、ダブルアクションオンリーで発射するというものでした。外観は省略も多いなれど角は立っていて刻印も繊細で印象が良いのですが、いざ発射となると重いトリガーに悩まされます。PPKはまだ実用レベルなのですがブローニングの方はヤケクソに重いので私は中指でトリガーを引いて撃っていました。
イマイ(今井化学)M92Fは10歳以上用の廉価なエアコキでスライドを引いて、戻すのも手動という廉価さでしたがエジェクションポート部分に付いている「覆い」を切り飛ばせば上から1発づつ装填できたりと案外便利にできていました。今井化学の製品は多くが現在でもアオシマから発売されていますが、アオシマのBT-M92Fというやつはこれとは違うようです。
マルイ造るモデルガンシリーズのモーゼルミリタリー712はマルシンのガスブローバックと違いボルトストップもショートリコイルも再現されていましたが、いかんせん動作性が極端に悪い印象が強烈に残っています。私は2バーストまでしかフルオート動作はさせられませんでした。発火した7mmキャップは排莢時にカートから抜けるようになっていたのですが、抜けたキャップがチャンバーに飛び込んで次弾装填を阻害する事が多かった記憶があります。
ある頃から棚に並べていたらしい。右にBV式時代のマルゼンイングラムM11がぶら下がっています。
私は今では長物は立て掛けて保管していますが、この頃はぶら下げて保管していた様子。
上から
マルイM16A1(電動ガン)
マルイG3A4(エアコキ)
マルイUZI(エアコキ)
マルゼンイングラムM11(BV式ガス)
LS AK74(エアコキ)
マルイMP5A3(エアコキ)
マルイM16A1は私にとって初めての電動ガンでした。現在のマルイのラインナップには無いベトナムバージョンではないM16A1で、ホップアップ機構無し、外装はほとんどが樹脂製という初期モノとなります。金属製だったのってメカボックスとハンドガード内のぶっといアウターバレルくらいで、レシーバーは当然の事、デルタリングから先の外に出ている部分全部樹脂、レシーバーに付いてるリヤサイト周辺パーツもポートカバーもマグキャッチも樹脂。トリガーやセレクター、バットプレートくらいは金属製だったかしら。LSが出してたM203グレネードランチャーを強引に取り付けています。このM203はカートの発射機構が無い、形だけの版です。買った直後くらいに各部が金属パーツになったベトナムバージョンが出たので、マガジンだけはショートタイプの多段マガジンを挿しています。
マルイG3A4はスライドストックの付いたタイプで現在は絶版だったかも?マガジンは銃に挿した時に隠れる側面部分にダイヤルが付いていて、弾を入れた後これを巻く必要がありました。リップにストッパーが無くマガジンを逆さにすると弾がこぼれました。先に持っていたMP5A3にくらべでかくてゴツくて剛性感があったものの、バイ~ン音はするし、長すぎて伸ばしたストックのバットプレートを肩に当てたままだとコッキングレバーに手が届きませんでした。MP5/G3用のスコープマウントを付けていますが載せるスコープを買う甲斐性が無かったのでLSのM16用スコープのスコープ部分(ぶっちゃけただの筒の前後に透明プラ板を置いたもの・・・)をセロテープで括りつけている状態。写真には居ませんがこの頃に初めて買ったスコープは2千円のほっそいやつで、マウント幅が1cmくらいしかなかったので多分ピストルスコープだったのかも。光学機器は10年以上後に出戻るまで買えずアイアンサイトが全てでした。
マルイUZIは脆弱なので有名な電動ではなく、エアコキの方。ポンプアクション機構がありハンドガードを一旦前にガチャッと押し出してからバッコンとポンピングしてコッキングします。この時トリガーを引いたままにしているとコッキングと同時に発射を行うラピッドファイア機能があります。ポンプアクションでのコッキングは重くてタッチが気持ち悪く、私は上にあるコッキングレバーでコッキングしていました。ハンドガードのロック機構が無く、コッキング後もハンドガードが前に動いてしまうのも・・・本体は樹脂製でストックも樹脂なのでストックは展開してもグニャグニャで使いにくかった記憶。そのくせハンドガードだけは金属製。バレルが長いですがアルミパイプを挿してるだけです。
マルゼンイングラムM11は今ではガスブローバックのM11ベーシックを持っていますが、これはBV式だった時代のもの。BV式とはBB弾をバルブとして発射機構の一部と成すフルオートを可能としたガスガンの発射機構で、電動ガンの前の時代に一世を風靡していました。空撃ちが出来ないのと燃費が悪いためリキッドチャージに向かず、基本的にホースを引きずった外部ソース利用のスタイルとなります。機構が単純なためフルオートのサイクルが非常に高速で、秒30~40発のハイサイクルも可能でした。ソースの圧力を高めれば高めるほどサイクルも初速もアップするため、高圧ガスの利用などで悪用される事が多かったため現在では固定式のガスレギュレーターを内蔵し、かつ改造防止措置を取らないといけないために電動ガンに取って代わられました。私はガスではなくヨネザワのエアポンプを使って自転車の空気入れのように100回くらいポンピングして外部ソースとしていました。疲れるし、銃が小さいのにホースを後ろから足れ下げているので面倒臭い一方で、フルオート射撃の快感はひとしおでした。
LS AK74はLSが倒産後はアリイ、そしてトイスターにL85共々金型が流れたのが知られています。みるすぺが生きてるうちにこれも買い直しておけばよかったな・・・エアコキなので右にあるコッキングレバーを引いてコッキングしますが、内部的にはアウターバレル左右のリブにハンドガード内側のレールが噛み合っており、ピストンに受け、レシーバー前面に穴があり、棒を足せばハンドガードを使用してポンプアクションに簡単に改造する事ができました。このAK74は全体が樹脂製で改造もしやすく、コッキングレバーが折れてしまったのを機に前述の改造を行ってポンプアクションにし、ストック基部に蝶番を入れて後のAK74Mのようにストックを左右どっちか忘れましたが畳めるようにもしました。マガジンがリザーブタイプでマガジンスプリングが折れ曲がりやすく、そこだけが使ってる内にどうにもできなかった記憶。
マルイMP5A3(左)とマルイMP5A5。
マルイMP5A3は80年代中から貰い物で持っていたもの。長らくマガジンが無かったのですがこの頃買い足して機能を取り戻しています。なので私にとって初めての長物がこのMP5A3。マガジンは内部で2列になっていて、1列目が弾切れになったらマガジン底部のボタンを押して2列目を使う、という独特の手順がありました。コッキングレバーの位置が使いやすい位置にあり、グリップも握りやすくセレクターも操作しやすく、非常に使いやすい印象がありました。
2つ目の電動ガンとして中古品ですが2万円でバッテリ―充電器セットで買えたMP5A5。ハンドガード左脇に調整レバーのあるホップアップ付きで、現在売られているものとほぼ同仕様(モーターは違うかも?)。マガジンは標準のものと多弾マグが付いてきました。上画像ではMP5Kに標準のショートマガジンが刺さっています。MP5Kの発売が94年12月ですから、撮影時期は95年前半くらいでしょうか?(95年のGWにはWAベレッタを持っていたハズなので、撮っていないという事はそれ以前になります)小型軽量でホップもあって非常に頼もしい存在でした。一方でM16に較べ発射中の本体に響くバインバイン音や、セレクターの芯のズレと細さによるグニャグニャした違和感は、他の性能が優れているだけにちょっと目立ちました。多弾マグの弾上がりの悪さは、今言われているほど当時はあまり気にならなかったものですが、気が付かなかっただけかも?
もうね、布団背景とか畳背景とか・・・悪い見本市!
写ルンですで撮ったフィルム写真をスキャナで取り込んで暗ーいのを必死にソフトで明るくしました。今だったらデジカメで山ほど撮って山ほど保存しておけるスペースがありましたが、この当時は中々どうして。色々持ってたけど色々持ってなかった昔を良かったとは思いません。今の方が、そして未来はもっと良いに決まってるじゃないですか。
グリップが無い状態ですが、木目を模したカッパー色の標準タイプグリップが付属していたハズです。
色はMr.カラーのブルーパールを筆塗りしたんだった記憶。
ダブルアクションのトリガーやハンマーは動作しますがシリンダーを動かすパーツが欠けていてシリンダーを回せない状態。スイングアウトしたらエジェクターが外れて飛んできました。カートもありません。
発火させた後手入れもしなかったのでシリンダー前面もかなり汚いです。レストア・・・はする気にならんなぁ・・・
一緒に出てきた写真にはこの4インチが写っていないので、撮った時期(1994年頃)よりは後に買ったものだったと思います。
さて私はトイガン趣味を93年~96年頃までやっていて、その後は他の趣味に移ったのと住環境的に撃つのが難しくなってしまったため10年以上後までブランク期間がありました。97年までに大半のトイガンは手放してしまったのですが、手放す際に目に付かない所にあったものや、これだけはとっておこうと残していたもののみが残っています。
一緒に出てきた写真には、その頃持っていたトイガンの多くが写っていました。それを今回はついでにどんな感じだったかも添えて紹介してみます。
上:マルイ作るモデルガンシリーズガバメントM1911A1
下:MGC M1991A1
右:マルイ作るモデルガンシリーズパイソン6インチ
マルイ作るモデルガンシリーズは当時値段が安くてどこでも置いてあったので買いやすかったモデルガンのエントリー機といえるものでした。プラモデル然としたキットだったので特にオートはちゃんと動作させるには苦労がありましたが、ガバメントはその中にあって割と適当に組んでもそこそこ動きました。ただし動きの良さに気を良くしていると素材の脆弱さから破損→不動となってしまいます。これもチャンバー下が割れてカートがチャンバーへ滑り込まず詰まるようになってしまったため不動となり、銀色に塗ってしまいました。
MGC M1991A1は固定スライドタイプのガスガンで、ダブルアクションのようにストロークの長いトリガーを引き切るとハンマーが倒れて弾が発射され、トリガーを戻すとハンマーが再びカッシャンと起き上がるギミックとなっていました。中古で手に入れた時には何故かMGCキャスピアンのグリップパネルが付いていた(上のガバメントに付いている明るい色のグリップパネル)のでマルイガバメントのグリップを黒く塗って付け替えていました。ヘビーウェイト樹脂製で重いのですが脆く、スライドをフレームに固定する部分であるリコイルスプリングハウジング内で割れていましたが発射には支障がなかったので普通にそのまま撃っていました。
マルイの作るモデルガンシリーズのリボルバーはS&W M29系とコルトパイソン系があってパイソン系は構造がシンプルで動作も良かったためお気に入りでした。写真の6インチモデルは今回出てきた4インチモデルとはバレルの長さが違うだけですが別の個体です。
左:マルイ作るモデルガンシリーズS&W M29 4インチ
右:同M29 6インチ
一方S&W M29系は発火の際にカートが大きく前後に動く構造のため、カートの手入れが悪いとバレル後端にカート先端が詰まったまま抜けが悪くなって動作に支障が出る事がありました。またシリンダーが貫通しているため改造防止の観点からもあまりよろしくない構造だったようです。4インチモデルには細いグリップが付属し、トリガーガードとの間にスペーサー?を取り付けるようになっていましたが、酷く握りにくかったので写真の状態では取り付けていません。
6インチモデルには大柄なグリップが付属し、こちらは良好な握り心地でした。キットなのでトリガーメカも当然自分で組むのですが、S&Wのタイプは強いスプリングが弾けそうになるのを必死に押さえながら右パネルを閉じるところが電動ガンのメカボックスを閉じる時みたいでどうにもしんどくて好きじゃありません。
左:グンゼ産業S&W M5904 L.R.B.
右:マルイSIG P228エアコキ
現在のクレオスがまだグンゼ産業だった頃、マルイのものに較べちょっと高級なトイガンを多く出していたのですが、ラインナップはLARグリズリーとか電動ソシミみたいに非常にマニアック。その中では割と普通なM5904ですが、エアコキのシリンダーがグリップ内にあって、スライドを引くとアームを介してピストンを下に下げるという変わった作りになっていました。L.R.B.というのはインナーバレルの上面の摩擦を利用してホップ回転をかけるタイプのホップアップ機構で、基本的にタイトバレルだったため当時はまだ質が粗悪だったバイオBB弾との相性が最悪だったらしく、弾が詰まって負荷になったのかピストンを下げるアームが破損して不動になってしまいました。
マルイのエアコキP228は現在でも売られているし私も近年10歳以上用のを買い直しましたが、写真のものはまだ刻印にケチが付く前のもののためSIG SAUER P228と堂々と彫られています。
出たよ・・・
以前マルイG18Cの時に怨念籠った過去を述べたMGC グロック18。G18「C」との外観上の違いはスライド上面にポートが無く、上へのガス抜きは前方に突き出したバレル上面のポートから行っている点。初期のガスブローバックガンであり、発射とブローバックを同時に行う「アフターシュート」のために狙点より大幅に下に着弾する射撃特性となっていました。現在のガスブローバックガンは発射後にブローバックを行い狙点通りに弾が飛ぶ「プレシュート」となっています。実銃準拠のギミックは少なくただ撃つだけの機械でセミ/フルセレクティブファイアが特徴でちゃんと動作すればフルオートは爽快だしセミオートでも強めで俊敏なブローバックが楽しめましたが、内部機構はあまり頑丈ではなくて破損不動となったのを名古屋のMGCに電話で相談したところ「修理したけりゃウチに持って来い」と言われ手放すまで不動のままでした。
左:MGC M1991A1(上述と同じ個体)
右:MGC S&W M445
だからというか偶然ではあるのですが、MGCのトイガンはG18以外全部中古で買っていました。
MGCのM445は固定スライドガスガンで動作は普通のダブルアクションですが、バレルはインナーバレル内にライフリングが切られている「サイクロンバレル」が備わっていました。確かに命中精度は高かったのですが、BB弾にロール回転を掛ける機構のため、ピッチ回転を掛けるホップアップ機構とは両立ができませんでした。
MGC M1991A1。連射するとバスカッシャバスカッシャバスカッシャとハンマーの動作音がやけに目立っていた記憶。
MGC S&W M445。マガジンはメッキ輝くプレスが美しい。それはそうと我ながら撮影技術が酷い・・・
上から
クラウンパイソン3インチエアコキ
?
マルイ造るモデルガンシリーズS&W M29 4インチ
同パイソン6インチ
探してたクラウンパイソンはこの写真の一番上のものです。プラモデル的なキットのエアコキリボルバーで、フレーム上面真ん中に合わせ目が来ないようにパーツ構成が凝ってたりしていました。初速や精度はカスですがどこかに紛れ込んで「断捨離」を免れていたのだと思います。
上から2番目のパックマイヤーグリップの付いた6インチS&Wは何だろう?これはちょっとよく覚えていません。高価いやつじゃなかったハズです・・・
左から
マルイH&K P7M13エアコキ
コクサイ グロック17エアコキ
マルイルガーKP85エアコキ
MGC ベレッタM93R固定スライドガス
マルイP7M13は近年10歳以上用を買い直した時のレビュー記事でちょっと触れた個体です。Mr.カラーのガンクロームを筆塗りして更にクリアーも筆塗りした自家塗装だったハズです。塗膜のせいか動作はちょっとネチネチしていました。セーフティスイッチ(グリップ左面上部)に緑色の7mmキャップの撃ち殻を小さな木ネジで留めて握った親指で操作しやすくしたり、スクィーズコッカー(グリップ前面の可動部分)をスプリングを抜いて殺しています。
コクサイは高いトイガンが多くてあまり縁が無かったのですが、末期になって廉価なエアコキのグロック17を出していました。MGCのグロックと外観がよく似ていて、マルイのエアコキG17よりも大柄で見栄えが良かった記憶があります。スライドの分解がスライドを引いて上に持ち上げる(MGCグロックと同じ…)構造のため、発射のためにスライドを素早く引いて連射しているとスライドがすっぽ抜ける事がありました。
マルイKP85も現行製品ですがこれは出たばかりの頃に買ったもの。スライドとフレームがツートーンになってるのが好みでしたが、スライドがメッキではなく塗装、フレームがやや透けた成型色で少々安っぽかったのが残念。グリップの中指にあたる部分が他の銃と違い抉れていないので握り心地に違和感が強くてあまり気に入っておらず、手放すまであまり撃たなかった記憶。
古くからトイガンマニアをやっていれば必ず知っているというくらい有名なMGCベレッタM93R。これも友人から千円で買った中古品で、結構ヤレていましたが動作は快調でした。インナーバレルの内径が6.4mmくらいあるルーズバレルだったらしく、精度はあまりありません。これのせいで後年KSCのM93Rを買ったときシングルアクションだったのに驚いたものでした。低燃費で非常に使いやすく、ダブルアクションの固定スライドガスガンの機構はこの銃ですでに完成されていたといえます。
マルシン ベレッタM92FSモデルガン。
これだけはとっておこうと、現在も持っているトイガンです。カートはもうとても発火できそうにないくらいガビガビになっていますが・・・
学習机の下の引き出しに無造作に放り込んでいました。
上で紹介したものの他、マルイステアーGBやコンペンセイタ―を外して銀色に塗られたエアコキのブローニングハイパワーコンペティションなどが見えます。
マルイオートマグⅢもまだ持っていますね。これも紛れてて居残った組。
並べたところの写真。持ってたけど写真に居ないトイガン(WAベレッタM92FSセンチュリオンや前述の造るモデルガンシリーズパイソン4インチ、マルシンM586HWなど)もあるので大体撮影時期が読み取れます。MGCG18を発売直後に買って1年後に壊してすぐセンチュリオンを買ったので、遅くとも95年初頭以前のハズ。
上段左から
マルイ造るモデルガンシリーズガバメント
マルシンベレッタM92FS
MGC M1991A1
MGC グロック18
マルイステアーGB
2段目
マルイブローニングハイパワーコンペティション
MGC ベレッタM93R
グンゼ産業 S&W M5904
コクサイ グロック17
マルイ SIG P228
3段目
マルイ オートマグⅢ
マルイ オメガ10mmオート
マルイ グロック17L
マルイ センチメーターマスター(エアコキ)
4段目
マルシン ベレッタM84(モデルガン)
マルシン ワルサーPPK(固定スライドガス)
マルシン ブローニングM1910(固定スライドガス)
イマイ ベレッタM92F(エアコキ)
マルイ ルガーKP85
マルイ H&K P7M13
5段目
マルイ造るモデルガンシリーズ モーゼルミリタリー712
クラウン パイソン4インチ
マルイ造るモデルガンシリーズ S&W M29 4インチ
マルイ造るモデルガンシリーズ パイソン6インチ
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パックマイヤーグリップは造るモデルガンシリーズM29の6インチに普通のと2つ入ってたんだっけ?何かそんな気がしてきた。
マルイステアーGBはガスガンで近年ホップ付けて再販されたセンチメーターと同じシリーズのものですが、これは再販されませんでしたな・・・ハンマーダウン状態でもハンマーが割と後ろに突き出ているのに、ハンマーを後ろから押すとバルブが押されてガスが銃口から吹き出ちゃう危ない構造になっていました。普通固定スライドガスガンのハンマーは撃発時にハンマーがバルブを叩いた後少し反動で戻った位置でハーフコックするようになっているのですが、マルイのシリーズにはそれが無く、ハンマーダウン時はバルブのリターンスプリングの反発力で押し戻されて釣り合っているだけになっているようですね。
マルイのハイパワーコンペティションは希少なハイパワーのトイガンなのですが現在は絶版になっています。元々はコンペンセイタ―が装着されていて少し長いのですが、好みで切ってしまい銀色に塗ってしまいました。グリップが元々ゴム製なのをプラ製に置き換えてモデルアップしたためか、中指や親指付け根に当たるチェッカリングが痛いので削って均した記憶があります。割り箸マガジンのバンパー部が掴みやすかったくらいであまり美点が無く、トリガーはグニャグニャ、スライドはクセのある重さであまり印象はよくありませんでした。
マルイオメガ10mmオートは現在でも売られているロングスライドモデルですが、フレームは割り箸マガジンの旧ミリタリーガバメントと共用しています。スライドに尖った突起が多くスライドを素早く引いて連射しようとすると手に当たって痛かったり、ホルスターに「返し」のようなフロントサイトが引っ掛かって抜けなかったりと不便だった印象。
マルイグロック17Lは同じシリーズのグロック17をロングスライドにしたモデル。実銃にもあるモデルで、MGCのグロックにも17Lがありました。スライドが軽めで突起物の少ない外観のため使いやすかったのですが、トリガーやグリップがギチギチ鳴りがちでスライドを引いた時の音も「チョップン」という感じで全体的に安っぽい印象が強くちょっと道具的なトイガンでした。
マルイエアコキの方のセンチメーターマスターは前述のグロック17Lと同時に買ったのですが、ギシギシと質感の低い17Lに対しこちらはやけにガッチリしている印象を受けました。HGなので17L同様にリアルサイズマガジンなのですが、あちらと違いマガジンは自重で落下してきません。
リアルサイズマガジンなやつだけマガジン抜いて雑多に並べているところ?上の整然と並んでる写真に居ないM445があります。何でや。
マルシンベレッタM84は先に買ったM92FSに気を良くして買ってみたら旧型の構造で発火性能は悪く無かったもののダブルアクショントリガーのタッチがバツン!バツン!とした指に優しくないタッチでガッカリした記憶。サテンシルバーのスプレー塗料も一緒に買って塗装してみたら何かコレジャナイので上からサテンブラックを上塗りしてしまいました。
マルシンワルサーPPKとブローニングM1910はブリスターパック入りで廉価で売られていたもので、シリーズには他にダブルデリンジャーがあったハズです。どちらも固定スライドガスガンなのですが、スライドとフレームが一体で左右モナカ構造の中にガスタンクや機構が収まり割り箸マガジンから給弾、ダブルアクションオンリーで発射するというものでした。外観は省略も多いなれど角は立っていて刻印も繊細で印象が良いのですが、いざ発射となると重いトリガーに悩まされます。PPKはまだ実用レベルなのですがブローニングの方はヤケクソに重いので私は中指でトリガーを引いて撃っていました。
イマイ(今井化学)M92Fは10歳以上用の廉価なエアコキでスライドを引いて、戻すのも手動という廉価さでしたがエジェクションポート部分に付いている「覆い」を切り飛ばせば上から1発づつ装填できたりと案外便利にできていました。今井化学の製品は多くが現在でもアオシマから発売されていますが、アオシマのBT-M92Fというやつはこれとは違うようです。
マルイ造るモデルガンシリーズのモーゼルミリタリー712はマルシンのガスブローバックと違いボルトストップもショートリコイルも再現されていましたが、いかんせん動作性が極端に悪い印象が強烈に残っています。私は2バーストまでしかフルオート動作はさせられませんでした。発火した7mmキャップは排莢時にカートから抜けるようになっていたのですが、抜けたキャップがチャンバーに飛び込んで次弾装填を阻害する事が多かった記憶があります。
ある頃から棚に並べていたらしい。右にBV式時代のマルゼンイングラムM11がぶら下がっています。
私は今では長物は立て掛けて保管していますが、この頃はぶら下げて保管していた様子。
上から
マルイM16A1(電動ガン)
マルイG3A4(エアコキ)
マルイUZI(エアコキ)
マルゼンイングラムM11(BV式ガス)
LS AK74(エアコキ)
マルイMP5A3(エアコキ)
マルイM16A1は私にとって初めての電動ガンでした。現在のマルイのラインナップには無いベトナムバージョンではないM16A1で、ホップアップ機構無し、外装はほとんどが樹脂製という初期モノとなります。金属製だったのってメカボックスとハンドガード内のぶっといアウターバレルくらいで、レシーバーは当然の事、デルタリングから先の外に出ている部分全部樹脂、レシーバーに付いてるリヤサイト周辺パーツもポートカバーもマグキャッチも樹脂。トリガーやセレクター、バットプレートくらいは金属製だったかしら。LSが出してたM203グレネードランチャーを強引に取り付けています。このM203はカートの発射機構が無い、形だけの版です。買った直後くらいに各部が金属パーツになったベトナムバージョンが出たので、マガジンだけはショートタイプの多段マガジンを挿しています。
マルイG3A4はスライドストックの付いたタイプで現在は絶版だったかも?マガジンは銃に挿した時に隠れる側面部分にダイヤルが付いていて、弾を入れた後これを巻く必要がありました。リップにストッパーが無くマガジンを逆さにすると弾がこぼれました。先に持っていたMP5A3にくらべでかくてゴツくて剛性感があったものの、バイ~ン音はするし、長すぎて伸ばしたストックのバットプレートを肩に当てたままだとコッキングレバーに手が届きませんでした。MP5/G3用のスコープマウントを付けていますが載せるスコープを買う甲斐性が無かったのでLSのM16用スコープのスコープ部分(ぶっちゃけただの筒の前後に透明プラ板を置いたもの・・・)をセロテープで括りつけている状態。写真には居ませんがこの頃に初めて買ったスコープは2千円のほっそいやつで、マウント幅が1cmくらいしかなかったので多分ピストルスコープだったのかも。光学機器は10年以上後に出戻るまで買えずアイアンサイトが全てでした。
マルイUZIは脆弱なので有名な電動ではなく、エアコキの方。ポンプアクション機構がありハンドガードを一旦前にガチャッと押し出してからバッコンとポンピングしてコッキングします。この時トリガーを引いたままにしているとコッキングと同時に発射を行うラピッドファイア機能があります。ポンプアクションでのコッキングは重くてタッチが気持ち悪く、私は上にあるコッキングレバーでコッキングしていました。ハンドガードのロック機構が無く、コッキング後もハンドガードが前に動いてしまうのも・・・本体は樹脂製でストックも樹脂なのでストックは展開してもグニャグニャで使いにくかった記憶。そのくせハンドガードだけは金属製。バレルが長いですがアルミパイプを挿してるだけです。
マルゼンイングラムM11は今ではガスブローバックのM11ベーシックを持っていますが、これはBV式だった時代のもの。BV式とはBB弾をバルブとして発射機構の一部と成すフルオートを可能としたガスガンの発射機構で、電動ガンの前の時代に一世を風靡していました。空撃ちが出来ないのと燃費が悪いためリキッドチャージに向かず、基本的にホースを引きずった外部ソース利用のスタイルとなります。機構が単純なためフルオートのサイクルが非常に高速で、秒30~40発のハイサイクルも可能でした。ソースの圧力を高めれば高めるほどサイクルも初速もアップするため、高圧ガスの利用などで悪用される事が多かったため現在では固定式のガスレギュレーターを内蔵し、かつ改造防止措置を取らないといけないために電動ガンに取って代わられました。私はガスではなくヨネザワのエアポンプを使って自転車の空気入れのように100回くらいポンピングして外部ソースとしていました。疲れるし、銃が小さいのにホースを後ろから足れ下げているので面倒臭い一方で、フルオート射撃の快感はひとしおでした。
LS AK74はLSが倒産後はアリイ、そしてトイスターにL85共々金型が流れたのが知られています。みるすぺが生きてるうちにこれも買い直しておけばよかったな・・・エアコキなので右にあるコッキングレバーを引いてコッキングしますが、内部的にはアウターバレル左右のリブにハンドガード内側のレールが噛み合っており、ピストンに受け、レシーバー前面に穴があり、棒を足せばハンドガードを使用してポンプアクションに簡単に改造する事ができました。このAK74は全体が樹脂製で改造もしやすく、コッキングレバーが折れてしまったのを機に前述の改造を行ってポンプアクションにし、ストック基部に蝶番を入れて後のAK74Mのようにストックを左右どっちか忘れましたが畳めるようにもしました。マガジンがリザーブタイプでマガジンスプリングが折れ曲がりやすく、そこだけが使ってる内にどうにもできなかった記憶。
マルイMP5A3(左)とマルイMP5A5。
マルイMP5A3は80年代中から貰い物で持っていたもの。長らくマガジンが無かったのですがこの頃買い足して機能を取り戻しています。なので私にとって初めての長物がこのMP5A3。マガジンは内部で2列になっていて、1列目が弾切れになったらマガジン底部のボタンを押して2列目を使う、という独特の手順がありました。コッキングレバーの位置が使いやすい位置にあり、グリップも握りやすくセレクターも操作しやすく、非常に使いやすい印象がありました。
2つ目の電動ガンとして中古品ですが2万円でバッテリ―充電器セットで買えたMP5A5。ハンドガード左脇に調整レバーのあるホップアップ付きで、現在売られているものとほぼ同仕様(モーターは違うかも?)。マガジンは標準のものと多弾マグが付いてきました。上画像ではMP5Kに標準のショートマガジンが刺さっています。MP5Kの発売が94年12月ですから、撮影時期は95年前半くらいでしょうか?(95年のGWにはWAベレッタを持っていたハズなので、撮っていないという事はそれ以前になります)小型軽量でホップもあって非常に頼もしい存在でした。一方でM16に較べ発射中の本体に響くバインバイン音や、セレクターの芯のズレと細さによるグニャグニャした違和感は、他の性能が優れているだけにちょっと目立ちました。多弾マグの弾上がりの悪さは、今言われているほど当時はあまり気にならなかったものですが、気が付かなかっただけかも?
もうね、布団背景とか畳背景とか・・・悪い見本市!
写ルンですで撮ったフィルム写真をスキャナで取り込んで暗ーいのを必死にソフトで明るくしました。今だったらデジカメで山ほど撮って山ほど保存しておけるスペースがありましたが、この当時は中々どうして。色々持ってたけど色々持ってなかった昔を良かったとは思いません。今の方が、そして未来はもっと良いに決まってるじゃないですか。