~趣味の世界~
クラウンのホップアップエアリボルバーNo.15 コルトパイソン.357マグナム 2.5インチ(18歳以上用)です。
パイソンは正直もうさんざ買ったのでもういいかな…と思っていたのですが、M19の時に間違ってパイソン用の金属カートを買ってしまったので「じゃあ買うか…」という感じ。いやパイソン好きですけども。マルイのエアリボ持ってるし。じゃあ10禁じゃなく18歳以上用で、短いやつにしようと2.5インチ。
M19と箱のサイズは同じ。クラウンのパイソンは昔3インチがあった気がするのですが、現行のラインナップでは4インチより短いものは2.5インチのみ。パイソンのトイガンはバレル付け根がグニャグニャするイメージがあるので長いものよりは短いものの方が好きです。
開封。M19は横を開けて発泡スチロールを取り出すタイプでしたがこちらは上に被さってるだけのもの。印刷面が一面少ない分パッケージが寂しくなりますが、取り出しやすいのでこちらの方が好みかな…
内容は赤いマズルキャップを装着した状態の銃本体、プラ製のカート6個、0.2gと思しきBB弾、説明書。
バレルの収まるスペースに入っていたピラ紙。寒い時期にゴムが硬化する傾向があるのでしょうか?
説明書は二つ折りにした一枚紙で4ページ構成。
銃本体左右。表面仕上げはつや消し黒。
各部を観察。バレルはパーツ分割の工夫によってパーティングラインが目立たないようにされています。銃口には5mmほど奥までライフリング表現があり、6~7mmほど奥にアルミ製のインナーバレル先端が見えます。
バレル左面。パイソンの特徴であるバレル上のクーリングチャンネルとされる穴は2.5インチでは1個。バレル下のシュラウドはちょうどエジェクターロッドを包むのに最低限の長さ。バレルは短い事もあるのですが付け根は思いのほかしっかりしていて6インチくらいあっても強度的な不安は無いのかもしれません。(弱いイメージをもっているのはマルイのエアリボが4インチでもややグラグラしているのと、マルイの造るモデルガンシリーズの6インチが振り回すのに躊躇するほどフレーム前端の強度が怪しかったのがあります…)
フロントサイトにはオレンジ色のインサートが取り付けられています。かなり明るい色で、サイティングの助けになる事でしょう。
フレーム左面。コルトのダブルアクションリボルバーはトリガーガードが凹のような形状(S&Wは卵型)、シリンダーラッチを後方に引いてスイングアウト(S&Wはサムピースを前方に押してスイングアウト)、シリンダーの回転方向が時計回り(S&Wは半時計回り)、トリガーメカを閉じるサイドプレートが左面(S&Wは右面)と、ライバルメーカーであるS&Wと明確に特徴が違う点があります。
グリップはパイソンと言えばこれ、という感がありますが、このタイプはクラウンのものでは2.5インチだけで、4・6・8インチではマルイのエアリボと同様のパックマイヤー型のものが付いています。
グリップ後面はフレームが露出しています。グリップは樹脂製でメタリックの入った茶色。
グリップ上部左右に金色のメダリオンがはめ込まれています。グリップ形状は単純ですが握り心地は断面が丸い事もあってかかなりしっくりきます。ただし親指の付け根や手のひらの触れる位置をグリップ後面の中ほどがいいのか起こしたハンマーの頭に触れるくらい上の方がいいのか少し迷うところがあり、実銃の場合はリコイル発生時に手のひらでグリップが縦に滑りそうな感じはあります。
リヤサイトはフルアジャスタブル。M19では横も縦も調整範囲が偏っていましたがこちらは左右はちゃんと調整可能。上下は標準状態では一番下げた位置になっていますが、スプリングがちゃんと入っているのでそこから上には調整ができます。縦調整は前方にあるマイナスネジ、横調整はリヤサイト右にある小さなマイナスネジで調整しますが、ネジの大きさがかなり違うので2種類の精密ドライバーが必要。
ハンマーの裏にはMADE IN TAIWANのシールが貼られています。ハンマースパー(ハンマーを起こす時に親指を掛ける部分)は引きやすいようにかかなり大型化されています。
前後サイトの見晴らし。
フレーム右面。刻印が何も無いので少々寂しい。
バレル右にはCROWN AIR SOFT GUNとあります。刻印は掘った溝の両脇の盛り上がりがわざとらしい感じではありますが、ただ掘ってあるだけよりはまあ、雰囲気かな…(刻印の掘り具合はマルシンのが好き)
フレーム左にあるシリンダーラッチを後方へ引きながらシリンダーを右から押し出してスイングアウト。コルトのタイプの方が「ロックを解除している」感があって直感的かもしれませんが、好みにもよります。
シリンダー穴は独立していて繋がってはいません。エジェクターやエジェクターロッドは金属製のように見えます。写真を撮り忘れましたがエジェクターロッドを前から押すと可動範囲は1cmほどで、M19よりも大きく動くように感じます。
シリンダー後面と接するフレーム側。シリンダー軸にある太めの突起はシリンダーラッチを引くと連動して後方に引っ込んでシリンダー軸との噛み合いが離れます。その上にある穴はエア噴出口で、グリップ内にあるシリンダーとはチューブで繋がっており、コッキングしたシリンダー内のピストンがトリガーを引く事でシアーが解放され前進する事で圧縮された空気がここから噴出、その前方にあるカート後面に込められたBB弾を押し出し、カート内からインナーバレルを通って銃口から発射されます。エア噴出口はトリガーを引き切る寸前のタイミングで前進してカートをその前方にあるフォーシングコーンへ押し付け、シリンダーギャップからのエア漏れを防ぎます。
シリンダー前面と接するバレル側。フォーシングコーンがあります。M19ではマルシンのリボルバーのようにフォーシングコーンがスプリングで前後に可動するようになっていましたが、こちらは固定されています。そのためシリンダー前面の穴とは噛み合っておらず、常に僅かな隙間がある状態になっています。トリガーを引き切った時にエア噴出口が可動してカートを前方へ押した時のみフォーシングコーンにカート前面が押し付けられてエア漏れを防ぐようになっています。そのためハンマーをコッキングせずにトリガーを引くとシリンダーだけが回転するのですが、M19では引っ掛かりがちだったのに対しこちらは非常に軽いトリガープルで軽やかにシリンダーが回転します。
銃口からインナーバレル内を除いたところ。やや分かりにくいですがフォーシングコーンのすぐ前方の上面にHOP突起があります。
プラ製のカート。クラウンのものはカート後面にゴムパッキンがあり、ここにBB弾を込めます。
銃本体は324g。
プラ製カートは6個で11g。
シリンダーにカートを込めたところ。
シリンダーを格納します。クレーンの剛性は割とあるように感じ、カチャッと比較的スムーズに格納できます。
カート込みの重量は335g。
ハンマーが倒れている時のトリガー位置。トリガー付け根左にあるスイッチはマニュアルセーフティスイッチで、前方にしてOFF、後方にスライドさせてONとなり、セーフティON状態ではトリガーがロックされます。ここはマルイのエアリボパイソンとそっくりです。
ハンマーをコック…重っ…18歳以上用なのでハンマーのコックはめっちゃ重く、私はグリップを握った右手の親指でコックするには左手をグリップに添える必要がありました。無理せずグリップを両手で保持し、右手の親指で引き切れない時は左手の親指を更に上に掛けて両手の親指で引きましょう。それでも引けない時は?…この銃の使用を諦めるしかありません…
私も小学生の頃に上級生の持っていたエアコキのスライドがまるでロックされているかのように全く引けなかった事があり、高校生の頃に左手の親指と人差し指だけで軽々と引いていたマルイのエアコキグロックのスライドを同級生の女子が全く引けなかったりと、案外エアコキのコッキングができないという事はままある事です。(ガスガンでも固定スライド式の中にたまにすさまじくトリガープルが重いものがあります)
ハンマーのコッキングが凄まじく重いため、シアーに掛かる力も余程とみえてトリガープルも重め。2mmほど樹脂製ゆえのグニャッとしたたわみの後でバツッと切れるトリガープル。買って初回の空撃ちの衝撃でハンマー裏に貼られていたシールが剥がれました。ここに貼っておくとどうしてもハンマースパーがたわんで剥がれる方向に変形するので素直に剥がしてしまうか、グリップ底あたりにでも貼り直しておくとよいでしょう。
それではいよいよ発射の準備を。エアコッキング式なのでやる事はカートにBB弾を込めるだけです。カートにBB弾を込めてからシリンダーに収めるのも雰囲気ですが、手っ取り早くシリンダーに込めたカートの後面にBBローダーでBB弾を1個ずつ置きます。
カート後面に置いたBB弾をカート後面とツライチくらいまで押し込みます。そしたらシリンダーを格納します。
初速をチェック。0.2gで50m/s前後と、ハンマーコックの重さの割にイマイチ冴えない感じ。それでも15mほどは真っ直ぐ飛んでいるので0.2gだとこの距離ではややドロップ気味になる10歳以上用よりはよく飛びます。
リボルバーの御多分にもれず、前後サイトの位置関係は上写真くらいで狙点に飛ぶ印象。ただしこの銃はリヤサイトを2mmほど上に上げられる余地があるのでもう少しフロントサイトを低めのサイトピクチャーに調整できるでしょうか。グルーピングはあまり厳密には調べていませんが、やや左に寄りがちなところがありました。トリガープルが重いのでそこが少し影響したかもしれません。
マルイのエアリボパイソンと。4インチのシルバーです。
4インチのシルバー同士だとグリップも同形状なのでもっと似通ったでしょう。セーフティスイッチが全く同じ形状でカート以外同じなんじゃ?と思ったもののクラウンのものはフロントサイトがどのバレル長でもオレンジ色のインサートが入っています。マルイは本体同色で後面セレーションという違いがあります。
ハンマースパーもハッキリ違います。マルイとクラウンどっちがいいか?と言われるとマルイもこれはマルイらしからぬヘッポコなところ(カートへの弾の込め具合で弾が出たり出なかったり、トリガープルが重い等…)があって素直に安心のマルイクオリティとも言い難いし、それもクラウンのを平均とするととりわけダメというほどでもない=クラウンの平均がそもそも低いともいえるし…モゴモゴ
同じクラウンのM19(10歳以上用)と。
パイソンとM19はライバル的関係にありますが、M19でよく言われるフレーム強度不足はパイソンではあまり聞きません。実銃のパイソンは熟練工による非常に上質な銃であったそうで、価格差も大きかったので焼き入れ技術など強度に関わる部分で上回っていたのかもしれません。(ただしパイソンは熟練工の引退により年々質が落ちていったともいわれています)
パイソンはオーソドックスなつや消し黒ですがM19は半光沢でメタリックの入った成型色。色的にはM19の方がキラキラしてて好み。
@@@
3千円程度とお安い値段を考えれば中々十分なものですが、いかんせんハンマーコックが重すぎてあまり数は撃ちたくない感じ。数を撃ちたいなら射距離を近距離に割り切って10歳以上用の方が気軽に扱えるかと思います。利き手の親指の力に自信のある方に。
パイソンは正直もうさんざ買ったのでもういいかな…と思っていたのですが、M19の時に間違ってパイソン用の金属カートを買ってしまったので「じゃあ買うか…」という感じ。いやパイソン好きですけども。マルイのエアリボ持ってるし。じゃあ10禁じゃなく18歳以上用で、短いやつにしようと2.5インチ。
M19と箱のサイズは同じ。クラウンのパイソンは昔3インチがあった気がするのですが、現行のラインナップでは4インチより短いものは2.5インチのみ。パイソンのトイガンはバレル付け根がグニャグニャするイメージがあるので長いものよりは短いものの方が好きです。
開封。M19は横を開けて発泡スチロールを取り出すタイプでしたがこちらは上に被さってるだけのもの。印刷面が一面少ない分パッケージが寂しくなりますが、取り出しやすいのでこちらの方が好みかな…
内容は赤いマズルキャップを装着した状態の銃本体、プラ製のカート6個、0.2gと思しきBB弾、説明書。
バレルの収まるスペースに入っていたピラ紙。寒い時期にゴムが硬化する傾向があるのでしょうか?
説明書は二つ折りにした一枚紙で4ページ構成。
銃本体左右。表面仕上げはつや消し黒。
各部を観察。バレルはパーツ分割の工夫によってパーティングラインが目立たないようにされています。銃口には5mmほど奥までライフリング表現があり、6~7mmほど奥にアルミ製のインナーバレル先端が見えます。
バレル左面。パイソンの特徴であるバレル上のクーリングチャンネルとされる穴は2.5インチでは1個。バレル下のシュラウドはちょうどエジェクターロッドを包むのに最低限の長さ。バレルは短い事もあるのですが付け根は思いのほかしっかりしていて6インチくらいあっても強度的な不安は無いのかもしれません。(弱いイメージをもっているのはマルイのエアリボが4インチでもややグラグラしているのと、マルイの造るモデルガンシリーズの6インチが振り回すのに躊躇するほどフレーム前端の強度が怪しかったのがあります…)
フロントサイトにはオレンジ色のインサートが取り付けられています。かなり明るい色で、サイティングの助けになる事でしょう。
フレーム左面。コルトのダブルアクションリボルバーはトリガーガードが凹のような形状(S&Wは卵型)、シリンダーラッチを後方に引いてスイングアウト(S&Wはサムピースを前方に押してスイングアウト)、シリンダーの回転方向が時計回り(S&Wは半時計回り)、トリガーメカを閉じるサイドプレートが左面(S&Wは右面)と、ライバルメーカーであるS&Wと明確に特徴が違う点があります。
グリップはパイソンと言えばこれ、という感がありますが、このタイプはクラウンのものでは2.5インチだけで、4・6・8インチではマルイのエアリボと同様のパックマイヤー型のものが付いています。
グリップ後面はフレームが露出しています。グリップは樹脂製でメタリックの入った茶色。
グリップ上部左右に金色のメダリオンがはめ込まれています。グリップ形状は単純ですが握り心地は断面が丸い事もあってかかなりしっくりきます。ただし親指の付け根や手のひらの触れる位置をグリップ後面の中ほどがいいのか起こしたハンマーの頭に触れるくらい上の方がいいのか少し迷うところがあり、実銃の場合はリコイル発生時に手のひらでグリップが縦に滑りそうな感じはあります。
リヤサイトはフルアジャスタブル。M19では横も縦も調整範囲が偏っていましたがこちらは左右はちゃんと調整可能。上下は標準状態では一番下げた位置になっていますが、スプリングがちゃんと入っているのでそこから上には調整ができます。縦調整は前方にあるマイナスネジ、横調整はリヤサイト右にある小さなマイナスネジで調整しますが、ネジの大きさがかなり違うので2種類の精密ドライバーが必要。
ハンマーの裏にはMADE IN TAIWANのシールが貼られています。ハンマースパー(ハンマーを起こす時に親指を掛ける部分)は引きやすいようにかかなり大型化されています。
前後サイトの見晴らし。
フレーム右面。刻印が何も無いので少々寂しい。
バレル右にはCROWN AIR SOFT GUNとあります。刻印は掘った溝の両脇の盛り上がりがわざとらしい感じではありますが、ただ掘ってあるだけよりはまあ、雰囲気かな…(刻印の掘り具合はマルシンのが好き)
フレーム左にあるシリンダーラッチを後方へ引きながらシリンダーを右から押し出してスイングアウト。コルトのタイプの方が「ロックを解除している」感があって直感的かもしれませんが、好みにもよります。
シリンダー穴は独立していて繋がってはいません。エジェクターやエジェクターロッドは金属製のように見えます。写真を撮り忘れましたがエジェクターロッドを前から押すと可動範囲は1cmほどで、M19よりも大きく動くように感じます。
シリンダー後面と接するフレーム側。シリンダー軸にある太めの突起はシリンダーラッチを引くと連動して後方に引っ込んでシリンダー軸との噛み合いが離れます。その上にある穴はエア噴出口で、グリップ内にあるシリンダーとはチューブで繋がっており、コッキングしたシリンダー内のピストンがトリガーを引く事でシアーが解放され前進する事で圧縮された空気がここから噴出、その前方にあるカート後面に込められたBB弾を押し出し、カート内からインナーバレルを通って銃口から発射されます。エア噴出口はトリガーを引き切る寸前のタイミングで前進してカートをその前方にあるフォーシングコーンへ押し付け、シリンダーギャップからのエア漏れを防ぎます。
シリンダー前面と接するバレル側。フォーシングコーンがあります。M19ではマルシンのリボルバーのようにフォーシングコーンがスプリングで前後に可動するようになっていましたが、こちらは固定されています。そのためシリンダー前面の穴とは噛み合っておらず、常に僅かな隙間がある状態になっています。トリガーを引き切った時にエア噴出口が可動してカートを前方へ押した時のみフォーシングコーンにカート前面が押し付けられてエア漏れを防ぐようになっています。そのためハンマーをコッキングせずにトリガーを引くとシリンダーだけが回転するのですが、M19では引っ掛かりがちだったのに対しこちらは非常に軽いトリガープルで軽やかにシリンダーが回転します。
銃口からインナーバレル内を除いたところ。やや分かりにくいですがフォーシングコーンのすぐ前方の上面にHOP突起があります。
プラ製のカート。クラウンのものはカート後面にゴムパッキンがあり、ここにBB弾を込めます。
銃本体は324g。
プラ製カートは6個で11g。
シリンダーにカートを込めたところ。
シリンダーを格納します。クレーンの剛性は割とあるように感じ、カチャッと比較的スムーズに格納できます。
カート込みの重量は335g。
ハンマーが倒れている時のトリガー位置。トリガー付け根左にあるスイッチはマニュアルセーフティスイッチで、前方にしてOFF、後方にスライドさせてONとなり、セーフティON状態ではトリガーがロックされます。ここはマルイのエアリボパイソンとそっくりです。
ハンマーをコック…重っ…18歳以上用なのでハンマーのコックはめっちゃ重く、私はグリップを握った右手の親指でコックするには左手をグリップに添える必要がありました。無理せずグリップを両手で保持し、右手の親指で引き切れない時は左手の親指を更に上に掛けて両手の親指で引きましょう。それでも引けない時は?…この銃の使用を諦めるしかありません…
私も小学生の頃に上級生の持っていたエアコキのスライドがまるでロックされているかのように全く引けなかった事があり、高校生の頃に左手の親指と人差し指だけで軽々と引いていたマルイのエアコキグロックのスライドを同級生の女子が全く引けなかったりと、案外エアコキのコッキングができないという事はままある事です。(ガスガンでも固定スライド式の中にたまにすさまじくトリガープルが重いものがあります)
ハンマーのコッキングが凄まじく重いため、シアーに掛かる力も余程とみえてトリガープルも重め。2mmほど樹脂製ゆえのグニャッとしたたわみの後でバツッと切れるトリガープル。買って初回の空撃ちの衝撃でハンマー裏に貼られていたシールが剥がれました。ここに貼っておくとどうしてもハンマースパーがたわんで剥がれる方向に変形するので素直に剥がしてしまうか、グリップ底あたりにでも貼り直しておくとよいでしょう。
それではいよいよ発射の準備を。エアコッキング式なのでやる事はカートにBB弾を込めるだけです。カートにBB弾を込めてからシリンダーに収めるのも雰囲気ですが、手っ取り早くシリンダーに込めたカートの後面にBBローダーでBB弾を1個ずつ置きます。
カート後面に置いたBB弾をカート後面とツライチくらいまで押し込みます。そしたらシリンダーを格納します。
初速をチェック。0.2gで50m/s前後と、ハンマーコックの重さの割にイマイチ冴えない感じ。それでも15mほどは真っ直ぐ飛んでいるので0.2gだとこの距離ではややドロップ気味になる10歳以上用よりはよく飛びます。
リボルバーの御多分にもれず、前後サイトの位置関係は上写真くらいで狙点に飛ぶ印象。ただしこの銃はリヤサイトを2mmほど上に上げられる余地があるのでもう少しフロントサイトを低めのサイトピクチャーに調整できるでしょうか。グルーピングはあまり厳密には調べていませんが、やや左に寄りがちなところがありました。トリガープルが重いのでそこが少し影響したかもしれません。
マルイのエアリボパイソンと。4インチのシルバーです。
4インチのシルバー同士だとグリップも同形状なのでもっと似通ったでしょう。セーフティスイッチが全く同じ形状でカート以外同じなんじゃ?と思ったもののクラウンのものはフロントサイトがどのバレル長でもオレンジ色のインサートが入っています。マルイは本体同色で後面セレーションという違いがあります。
ハンマースパーもハッキリ違います。マルイとクラウンどっちがいいか?と言われるとマルイもこれはマルイらしからぬヘッポコなところ(カートへの弾の込め具合で弾が出たり出なかったり、トリガープルが重い等…)があって素直に安心のマルイクオリティとも言い難いし、それもクラウンのを平均とするととりわけダメというほどでもない=クラウンの平均がそもそも低いともいえるし…モゴモゴ
同じクラウンのM19(10歳以上用)と。
パイソンとM19はライバル的関係にありますが、M19でよく言われるフレーム強度不足はパイソンではあまり聞きません。実銃のパイソンは熟練工による非常に上質な銃であったそうで、価格差も大きかったので焼き入れ技術など強度に関わる部分で上回っていたのかもしれません。(ただしパイソンは熟練工の引退により年々質が落ちていったともいわれています)
パイソンはオーソドックスなつや消し黒ですがM19は半光沢でメタリックの入った成型色。色的にはM19の方がキラキラしてて好み。
@@@
3千円程度とお安い値段を考えれば中々十分なものですが、いかんせんハンマーコックが重すぎてあまり数は撃ちたくない感じ。数を撃ちたいなら射距離を近距離に割り切って10歳以上用の方が気軽に扱えるかと思います。利き手の親指の力に自信のある方に。