~趣味の世界~
アカデミーのS&W M4504です。

アカデミーM4504
腐女子臭漂う外箱。高い銃ではない(1180円)のでこういうライトな雰囲気も良いでしょう。アカデミーというと私の中では飛行機プラモのイメージがあります。

アカデミーM4504
開封。これもトイスターと同様に発泡スチロールを使わず厚紙の組み合わせで緩衝をしています。

アカデミーM4504
付属品は銃本体の他は黄色い軽量BB弾だけ。中国製ほどではありませんがややバリがあるのでルーズなバレルで使い捨てにするならトラブルは起きないだろうレベル。

アカデミーM4504
形は値段の割りには頑張っていますが、表面仕上げは懐かしさをおぼえる光沢さえあります。リヤサイトやハンマー、トリガーは混ぜ物がされているような独特な質感で、強化樹脂だと思うのですがパッと見は亜鉛パーツのように見えます。

アカデミーM4504
フレーム前方左とマガジンバンパーにMADE IN PHILIPPINESとあります。アカデミーは韓国のメーカーですが、生産地はフィリピン。タミヤも製品の多くをフィリピンで生産しているので有名ですね。刻印が凸モールドなのがちょっと残念。フレームのこの部分やスライド上面の曲面部分などは梨地になっており、ここは実銃もそうなのですがもう少し梨地が荒い方が好きかな・・・

アカデミーM4504
マガジンは重りが入っていないリザーブタイプ。マガジンバンパーが前にスライドして底部からBB弾を流し込みます。ロックボタンが底部にあり、押しながらスライドさせて開閉。マガジン上方が先細りでダブルカーラムのマガジンみたくなっていますが、実銃のマガジンは真っ直ぐです。表面がテカテカABSなのが安っぽいですが手を入れるとしたらブルースチールで塗るくらいしか無いか。

アカデミーM4504
ハンマーはライブ可動しますがフルコック位置から手で押すと倒れる程度のロッキング。ダブルアクションはしますがハンマーは3~4mmほどしか起きず、ハンマーをフルコックしてもトリガーが連動しません。まあ動くだけマシって事でどうかひとつ。スライド側面のデコッキングレバーはダミー。ここはライブ動作するトイガンの方が珍しいので仕方ありません。S&Wオートのトイガンが少ないのも多分これのせい・・・

アカデミーM4504
スライドの引きは比較的軽めで感触も良好。引きの良好な感触とは、スムーズにスッと引けて且つ引ききったところにコック感がちゃんとあるという事。ただトリガータッチはイマイチで空走距離が長くシアが落ちるちょっと手前で急にグニャッと重くなるのが惜しい。発射音はパツンというマルイのエアコキハンドガンと似た音。エジェクションポートは別パーツですが引いた時も閉じたまま・・・

アカデミーM4504
初速は10歳以上用なのでこんなものです。固定ホップがあるので20m以内なら十分射的を楽しめるはずです。

アカデミーM4504
グリップ下からペンライトで照らして銃口から撮影。インナーバレルはアルミ製で、チャンバーの前の上面1時と11時の位置に突起が出ているのがわかります。韓国メーカーのトイガンは内部パーツが透明プラなのでこういった撮影ができます・・・

アカデミーM4504とマルイPC356
アカデミーM4504とマルイPC356
マルイのエアコキPC356と。PC356はマルイのエアコキハンドガンでは最新のものなのでさすがに較べると性能や動作では上回りますがフレームが左右モナカでグリップ一体な点では劣ります。

アカデミーM4504
分解はまずグリップ下端後ろにあるピンを抜いてグリップパネルを外し、スライドストップを抜きます。グリップパネルは一体成形。

アカデミーM4504
銃口下にあるネジを抜き、スライド前面のパーツを外してアウターバレルに差し込まれているリコイルスプリングも抜きます。今回は全バラにするのでリヤサイトも上にあるネジを抜いて外しています。

アカデミーM4504
スライドを引いて一旦コッキング状態にし、安全のためにトリガー上左面のセーフティをSの位置にしておきます。スライドを外すのですが、ちょっと勇気と気合が要ります。スライドをいっぱいに引き、下側からこじ開くようにして上へひっぺがします。スライドは左右一体成形ですが、割れそうなくらい開かないと外れてくれません。スライドが無事外れたらスライド前端下に入っているパーツを後ろ側へ抜き、エジェクションポートを塞いでいるパーツを外側から押して一方のツメをずらし、内側からもう一方のツメを浮かせて外します。グリップ前のマガジンキャッチもネジを抜いて左右から外しますが、左側に小さなスプリングが並行して入っているので忘れずに、失くさないように。

アカデミーM4504
バレルアセンブリを留めているネジ2本を抜きバレルアセンブリを外したらその下の透明な内部パーツはこの状態ではセーフティスイッチのみで保持されています。赤矢印のツメを上から細いもので押しながら引っこ抜きます。

アカデミーM4504
このように。

アカデミーM4504
透明な内部パーツが抜き出せました。抜き出す時トリガーバーに掛かっている長いヒゲバネがトリガーバーを蹴散らすのでパーツを失くさないように。この内部パーツは壊れない限りはやたらにバラさない方が材質的に安全でしょう・・・

アカデミーM4504
バレルアセンブリはバラし方がよくわかりません・・・今回はバラす必要も無いのでここまでにしておきます。

アカデミーM4504
スライドもフレームも左右一体成形とはいえ合わせ目はハッキリ残っているのでヤスってヤスってヤスりまくります。ここは基本に忠実に、当て木を使って240番→400番→1000番→2000番の順にヤスってゆきます。

アカデミーM4504
はあふうこれでいいや・・・(疲労困憊)ヤスり掛け嫌いなんだよ!

アカデミーM4504
スライド・フレームとマガジンバンパーを中性洗剤で洗って脱脂し、水分をエアダスターで飛ばします(冷えたエアダスター缶気持ち良いナリ・・・)。バレルアセンブリは前側の継ぎ目までを残してマスキングしシンナーで軽く拭いて脱脂。そして割り箸を適当なところに挟んだり貼ったりして持つ所を確保したらいざキャロムチタニウムシルバーで塗装。真夏なので乾燥も速く作業性は最高です(汗ばみがちなので絶対に塗装する前の面を触らないように!)。

アカデミーM4504
フレームは指触乾燥後割り箸をハンマー周辺部に掛けなおしてもう一度塗装。1度目ではトリガーガード内側が薄かったのでこの辺を重点的に・・・

アカデミーM4504
アカデミーM4504
せっかちな性分なので6時間程で一気に組み上げてしまいました。やっぱS&Wオートは銀色だわ・・・

アカデミーM4504
全体的に白く粉が吹いたようになっていますが拭きあげてやると薄く虹色に輝く金属感が出てきます。

アカデミーM4504
アカデミーM4504
S&Wの4桁のモデルナンバーは、最初の2桁が口径を含めたモデルを表し、次の1桁がタイプ、最後の1桁が材質を示している。
例えばS&W・M5946は、口径9mmX19のモデル59をベースとし、4の表すスタンダード・サイズのダブル・アクション・オンリーのメカニズムをもつタイプで、最後の6がステンレス・スチール製のスライドとフレームを備えていることを示している。ベーシックなモデルとして39、59、69、10、40、45の6系列、タイプは0~9、材質は3~7までのオプションがあり、組み合わせにより多数のバリエーションがある。(床井雅美「最新ピストル図鑑1993年版」S&W M5946の項より)
4504の場合45ACPを使用するモデルの45、普通のシングル・ダブル両アクションのタイプの0、スチール製スライド・フレームの4で4504という事になっています。3桁の時代だとタイプが無く材質が先に来る並びで、その場合だとM445になりますね。

アカデミーM4504
脱線しましたが最後の仕上げ、マガジンのリザーブ殺しと重量アップ。まずは分解。

アカデミーM4504
所狭しとウェイトを詰めます。閉まるかどうかちょっと不安でしたがすんなりピッタリ左右合わさりました。これでマガジンキャッチを押してスルリとマガジンが落ちるようになりましたが、銃全体の重量感アップという点では、元が羽のように軽いのが気持ち重くなったという程度。まあ110gほどしか重くなってませんので・・・



トイスターのエアコキグロック26です。

トイスターG26
トイスターのいつもの箱。

トイスターグロック26
開封。発泡スチロールを使わないのは個人的に好印象。マガジンが別にして入っていますが、トイスターのG26はマガジン違いで2種類あるらしく、底面にゼンマイ歯車のある電動ガン用みたいな多弾マガジンのものがありそちらはアリイブランドで売られています。こちらの普通なリザーブタイプのマガジンが付属するものは廉価版。元々アリイの多弾マグ付きG26の約半値ですが、今回は更に値引かれて980円でした。マガジン以外は同じらしいです。

トイスターG26
廉価版といってもマガジンが違うだけで外観は中々のもの。リアル刻印だし、スライドもフレームも一体成形。テイクダウンラッチとスライドストップは金属製。トリガーガードの前にあるシリアルナンバープレートはMADE IN KOREAと掘られた金属パーツがはめられていますが、塗装が弱く軽く引っかいただけでもボロボロ剥がれてしまいます・・・

トイスターG26
エジェクションポートから覗くブロックは銀色に塗装されており、指で押すとヘコヘコ可動します。マルイ電ブロハンドガンのG18Cと同じく、スライドを引いた時に下降してロッキング解除する動作が再現されています。前後サイトはスライドと一体化していますが後面にはドットの窪みがあるので好みで白点を入れると良いでしょう。

トイスターG26
銃口付近。ラウンドした溝のライフリングが銃口から奥へ8mm程度まで表現されており、その更に奥、銃口から1cm強ほどの位置にプラ製のインナーバレルの前端が来ています。銃口下のリコイルスプリングガイド前端はスライドと一体化したモールド表現で、リコイルスプリングはアウターバレルに掛けられています。

トイスターG26
スライドを引き、スライドの下側から押し広げるようにして上へ引っぺがすようにスライドを外すと内部が窺えます。ただスライドを外すのもハメるのも壊しそうで面倒臭いのであまりむやみに着脱をしない方が吉。

トイスターG26
スライドの引きしろはこのくらい。あまりドカーンと後退はしませんしスライドストップも掛かりません。比較的ローパワーなので引きは軽い方だろうと思います。

トイスターG26
マガジンは上側にスライド蓋があるリザーブタンクのあるタイプ。重りも全く入っていないので非常に軽いです。

トイスターG26
フォロワーを引き下げてBB弾をリップから流し込みます。マガジンキャッチの掛かりが深いのかグリップ右前にあるマガジンキャッチを深めに押してマガジン底を掴んで引っ張り抜く必要があります。マガジンを挿す時はフォロワーを下端のロック位置から解除するのを忘れずに。

トイスターG26
初速チェック。10歳以上用に近いパワーで勢いは無いものの固定ホップのおかげで弾道は滑空するかのごとくスイ~っと飛びます。トイスターのエアコキハンドガンは皆似たような飛び方。的を狙わずとも滑空する弾を見るだけでも楽しいのです。

トイスターG26
グリップ下からペンライトを突っ込んで銃口から撮影。写真右が銃上側ですがインナーバレル奥上面に隔壁のようなホップラバーが出ているのがわかります。

トイスターG26とマルイ銀ダンG26
トイスターG26とマルイ銀ダンG26
トイスターG26とマルイ銀ダンG26
マルイの銀ダンG26と。スライドが銀色な方が銀ダン(リアルフィニッシュではなく自家塗装したものです)。値段は近いですがそれぞれに違った魅力がある2挺。

トイスターG26とマルイ銀ダンG26
一見似た2挺ですが握ると全く違い、グリップ幅、グリップ前面のチェッカーの有無、そしてマガジンバンパーの長さ。トイスターG26は左右に太く上下に窮屈な印象ですが、銀ダンよりも何というか高級な握り心地があります。

トイスターG26
マガジンを分解。スペースいっぱいありますグフフ。

トイスターG26
リザーブを潰してウェイトを詰めるいつもの改造。銃へマガジンを装着すると非常に良い感じの重さになりました。でもマガジンキャッチ押してもマガジンは落ちてきません・・・



エスツーエスのベレッタM9(固定スライドガスガン)です。

S2S ベレッタM9
透明な箱の中のブリスターに布が掛かっていてちょっと他とは違う凝った梱包。

S2S ベレッタM9
箱裏。粘着ソフトターゲットが付属。台湾製です。

S2S ベレッタM9
中身および付属品。銃本体、マガジン、説明書、粘着ターゲット、BB弾、巾着袋、あと画像内に見えませんが六角レンチ1本。BB弾の質の良さで定評のあるS2Sだけあって合わせ目一つ無い良質なBB弾です。箱内を覆ってた布は巾着袋ですが、生地が薄く何を入れたものだろう・・・

S2S ベレッタM9
S2S ベレッタM9
外観的には特に可も無く不可も無い見慣れたM92F。固定スライドガスガンなのでスライドは動きませんが、パーツ合わせをよく見ると左右モナカなのはフレームだけで、スライドはアウターバレルと一体化していますがこちらは一体成形。ただフレームとの結合位置はスライドとフレームの間のラインを前後に一直線に通っており、スライド前面やハンマーの左右にちょっとスリットが入っています。刻印はフチが凸モールド状になっていてやや懲りすぎて失敗しているような・・・版権にやかましいベレッタなのでBERETTAの文字は本体はおろか箱説にも無く、それゆえにM92Fではなく米軍制式拳銃としてのU.S.9mmM9MILITARYになっているのはマルイのベレッタM9と事情は同じ。私はリアル刻印!とか割とどうでもいいのですが、HFCのエアコキP8みたく何も無しだと寂しいので嘘でもいいから入ってさえいればOKかな・・・

S2S ベレッタM9
マズルフェイスというか銃口。ライフリング表現などは無く、銃口ギリギリまでインナーバレルが出ています。機構上はオーソドックスな固定スライドガスガンなのでトリガーを引くとインナーバレルが後退し、インナーバレルの後端にあるチャンバーパッキンがマガジン上の弾を噛みこみつつガス噴射口へ密着する構造。トリガー上右側にあるテイクダウンボタンがスライドスイッチ風にアレンジされており、ここはセーフティスイッチとして機能します。ただしセーフティONできるのはハンマーが倒れている時だけで、コックアンドロックは一応はできるのですがハンマーコック時はセーフティスイッチが半分ほどしか動きません。それでも一応はトリガーロックされるのですが、やや不確実かも。

S2S ベレッタM9
スライド上のエジェクションポートすぐ後ろの位置にイモネジがあり、ここを付属のレンチで回す事でホップアップの調整が出来ます。時計周りに回すとホップの掛かりが強まりますが、ネジロックでも塗ってありそうなくらい固い・・・その分勝手に掛かりが変わったりはしないようになっています。

S2S ベレッタM9
スライド上のパーツは全てスライドと一体のモールドなので可動部分は少なく面白いものは特にありません・・・固定スライドガスガンなら当たり前ですがハンマーはライブ動作します。ハンマーの倒れる先にはファイアリングピンがあり、その奥にマガジン背面のガスバルブがあるのでハンマーが倒れるとガスバルブを押し、反動でハンマーはハーフコック位置で保持されるので倒れたハンマーを後ろから押してもガスが出たりする事はありません(ただしマガジンを挿して発射後トリガーを引いたままハンマーを後ろから押すと大量の生ガスを発射するので注意)。ハンマーとトリガー、そしてトリガーの上右側にあるトリガーバーは金属製。ハンマーはシングルアクションもダブルアクションもできますがダブルアクションだとややフリクションがあるのか引ききる少し前当たりにグクク・・・という感触の粘り感があり、パチャヒンという金属音と共にややバウンドするようにしてハンマーが倒れます。正直なところあまり良好なトリガーフィールではありませんが、固定スライドガスガンだとこれが平均的なタッチだろうと思います。といっても固定スライドガスガンは昔のMGCやマルシン、マルイくらいしか触った事が無いので平均、といっても個人的な感覚ですが・・・

S2S ベレッタM9
マガジンは金属製で、ガスタンクを兼ねています。ガスブローバック用とは違いガスの噴射までをマガジンで行い、長さ的にもグリップ下からスライド内の天井までを使うためにかなり大きいです。茶色味掛かった亜鉛マガジンを見慣れているとこのマガジンの黒いパッキリした塗装は新鮮味があります。

S2S ベレッタM9
マガジン底部は内部パーツが下から刺さって入っている構造上ちょっとゴチャゴチャしています。ガスは底部のバルブから入れますがマガジンが長いのでガス容量はかなりあるように感じます。

S2S ベレッタM9
フォロワーを引き下げて押さえながらBB弾を流し込むのですが、入り口にあるガス噴射口へ引っ掛かりがちでスムーズな給弾にはちょっと慣れが要ります。装弾数は説明書によると23発。ダブルカーラムなのできちんとジグザグにしないと所定の数が入りません。

S2S ベレッタM9
初速はまあ普通。ただかなり暑い日(外気温は35度くらいありました)だったのでこれがピークパワーでしょう。ガスはマルイのガンパワーHFC134a。

マルイエアコキベレッタM9とS2S固定ガスベレッタM9
マルイのエアコキM9と。見た目にはあまり差がありません。どちらも十分M9の雰囲気は出ており、握った感じも重さ以外はほぼ同じ。重さは695gですが、重量バランスが良いせいか数字ほど重く感じません。リアルな重さを求めるならもっと重量が欲しいところでしょうが、固定スライドガスガンはどちらかといえば実用寄りの銃なのでこのぐらいが丁度良いでしょうし、グリップ部だけやヤケクソに重いよりはこの重量バランスの良さが実用面で効いてくるハズです。

マルイエアコキM9とS2S固定ガスM9とマルシンモデルガンM92FS
更にマルシンのモデルガンM92FSも加えてみました。どれも見た目はそっくりでも機構は全く違います。あと電動とガスブローバックがあれば完璧・・・電動は昔持ってました(いじり壊しました・・・)。ガスブローバック、今度マルイの新しいのが出ますね。旧版にKSCやWA、その他にもあるかな?ベレッタM92Fはいくつあっても良いものです・・・

マルイエアコキM9とS2S固定ガスM9とマルシンモデルガンM92FS
マガジン。こればかりは全然違いますが目指すのは右、その左2つも頑張ってるかと思います。





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マルイ8.4vNi-MH1300mAh AK1300バッテリー
マルイ純正AKバッテリー(ニッケル水素)。高いけどこれが一番間違いが無い。

マルイAKバッテリーとG&P GP552
長さは20cmほど。G&PのGP552とはこんなに長さが違います・・・

CYMA AK47タクティカルCM.039CとマルイAKバッテリー
早速CM.039Cに乗っけてみます。リヤサイト下のトンネルの手前までの長さ。
ストレートバッテリーはただの円筒形ではなく横に配線が一本通っていて「Q」字のようになっているのでこの出っ張った部分をバッテリーホルダーの左側にある溝に合わせて載せます。

CYMA AK47タクティカルCM.039CとAK1300バッテリー
載せる前にコネクターを繋いでコネクターと配線をリヤサイト下のトンネルの押し込んでからバッテリー本体を載せる形になります。トンネル内は上辺にタンジェントサイトの板バネが突き出ていてここが引っ掛かるためこれ以上長いバッテリーは載りません。9.6vを内蔵させるのは無理か。

CYMA AK47タクティカルCM.039C
レシーバーカバーを閉め、トップレイルを下ろします。やっぱ配線出ていない姿の方が美しいですね。これで邪魔臭いバッテリーボックスともオサラバです。

マルイスペアマガジンAK
マルイ純正のスペアマガジンAK。普段は標準で銃に付いてきたワッフルマガジンを空にして挿していますが、質感が安っぽくてあまり好みではないしちょっと撃ちたい時に必要な弾数だけ込めて使えるマガジンがあると便利。お座敷メインなので多弾マグはこの用途にはあまり適していません。弾入れっぱだとジャラジャラうるさいし。

マルイAK多弾ショートマグとスペアマガジンAKとマグプルAK P-MAG
左からマルイAK多弾ショートマグ、マルイスペアマガジンAK、マグプルAK P-MAG。上記の用途だとAK P-MAGの方が弾が見えてより便利ですが、たまたま売ってなかったんだもの・・・M4用のP-MAGは安定供給されていますが、AK用はちょくちょく売切れっぱなしになっているのがツライところ。色違いはマガジン底部だけなので付け替えればいいけど、DEなんかいらんし・・・

CYMA AK47タクティカルCM.039CとマルイスペアマガジンAK
スルリと滑らかにカッチリ装着されます。外装は金属プレス製で質感も申し分無し。何より着脱時の感触が素晴らしい・・・

KM企画両ナスカンスリング
スリングを1本買っておきたかったので一番安いやつをひとつ。KM企画の両ナスカンスリング黒。672円。

KM企画 両ナスカンスリング ブラック
ただ値段なりというか、材質はコットンですがやや堅めで長さが短く、金具もシンプルな全金属製。

KM企画 両ナスカンスリングブラック
金具をスリングの全長を一杯に使うように付けなおします。中華エアコキにオマケで付いてくるスリングと同じくらいの長さ。ただ幅は3cmあり、金具も実用レベル。較べちゃ可哀想です。

KM企画 両ナスカンスリングブラック
やはり長さ的に2点すら厳しい・・・3点は寝言は寝て言えレベル。実質的に1点で使う用のスリングです。レシーバーにスイベルがある銃なら相性が良いですが、ストック後端にしかスイベルが無い銃には不向き。ナスカンが細いのでスイベル穴が小さく適合するスリングが少ないG36やMP7A1にも使えます。ナスカンの汎用性だけは高いのでナスカンのオマケにスリングが付いてると思ったら良いでしょう。

CYMA AK47タクティカルCM.039C
シムとスプリングも買ったので早速メカボックスを開けます。セミオートでトリガーロックする病を何とかしなくては、とトリガー周りの動きをチェックしますが、どうも赤矢印で示したあたりがキズだらけになっててこの辺が怪しい・・・

CYMA AK47タクティカルCM.039C
とはいえ、どうやればここが引っ掛からなくなるか?というと解決策が思い浮かびません。そもそも発症したり正常動作したりするので対症療法では根本的な解決にならないともいえます・・・

ライラクス プロメテウスノンライナースプリングMS90
スプリングはライラクスのプロメテウスノンライナースプリングMS90。不等ピッチスプリングで長さがちょっとあります。

CYMA AK47タクティカルCM.039CとライラクスMS90スプリング
長いと困るのが組み込む時尺取虫のように上にビヨンと逃げたりする点。とりあえず付きはするという事で一旦外し、ピストンも抜いてシム調整をします。シムは左側に1枚ずつを基本にしておいて、右側を増やして対応するだけにしておくことにします。右側の軸に一番薄いシムを2枚ずつ増量してメカボックスを一旦閉めてモーターの刺さる位置からコリコリとギヤを動かしてみて様子を見ます。ギヤをピンセットでつまんで揺すってガタがあるなら更に増量、というやや適当な手順。これだとスパーギヤの具合がよくわかりませんが、大体でいいかな・・・トリガー後ろに露出するセクターギヤがややガタついてみえたので薄いシムを1枚外して1段厚いシムを置き、何かよくわからんのでこれでよし!としてしまいます。
ピストンとスプリングを戻し、スプリングを押さえながらメカボックス右を被せ、押さえながらギヤの軸やトリガーの軸を定位置にガタガタ揺するようのして合わせてゆき、ノズルを押してタペットプレートを動かしてセクターギヤ周辺の噛み合いも取ります。もう大分慣れてきました。

CYMA AK47タクティカルCM.039C
モーターとセレクターパーツを取り付け、セレクターレバーも一旦取り付けます。バッテリーを繋ぎセミオートで試射してみますがどうもメカボックス外側左側面に付いているセレクタープレートがセミオートの位置まで動ききっていない感じがします。上画像のカッターの先が示している位置にカットオフレバーの突き出た部分(カッターの先が示すより右の方にある部分)がくるとその形に合わせてカットオフレバーが下がる(上画像だと上方向へ動く)事でセミオート動作に切り替わる構造ですが、この窪んだ位置までセレクターレバーの操作でセレクタープレートが動いていないのが原因の一端でもある気がするのでここをちょっと削ってセミオートへの切り替わりを早めてみる事にしてみます。試射してみると確かに引っ掛からなくなりました。が、トリガーの引き方によってはまた再発する(発射する前にトリガーを離し、もう一度トリガーを引いて撃った後にトリガーロックする)ので、原因は1つでは無いようです。この症状が嫌ならフルオートポジションで1~2点を目撃ちするしか無いでしょう。電動ガンにとってセミオートは解決できない永遠の話題なのかもしれませんね。

CYMA AK47タクティカルCM.039Cと8.4vAK1300バッテリー
スプリングを換えたら必要なのが初速チェック。バッテリーも内蔵できたので嬉々としてやりますが、遅ッ!今回買ったAK1300バッテリーでの結果ですが、そりゃ充電しなきゃダメに決まってるわ!初速はMS90スプリングの公称通り90mps前後。標準スプリングでは86mps前後だったので若干量のアップに留まります。

CYMA AK47タクティカルCM.039CとマルイAK1300バッテリー
バッテリーを充電し再度チェック。13.5rps程度とやや元気の無いサイクル。初速が高まった分負荷が増えてサイクル低下は当たり前ですが、シム入れすぎてギヤ締まってないだろうか?こんなもんかな?音は箱出しから何をしようと同じヘヒャヒャヒャという音のままです。

CYMA AK47タクティカルCM.039Cと9.6v
充電した9.6vでの計測。スプリング交換前の8.4vと同程度のサイクル。スプリング交換前に充電した9.6vで試射したところセミオートが2点バーストになるなど、この銃はハイサイクル化するとセミオートのタイミングがメタメタになるのでサイクル低めの方が安心して使えるかと思います・・・

CYMA AK47タクティカルCM.039Cと7.2vマイクロバッテリーEX
7.2vマイクロバッテリーEXでの計測。やっとこさ回してる印象。

実銃AK47の連射サイクルは600発/毎分、10rpsほどなので10ちょい出てればそれでよしだと思います・・・
セミオート主体で使う人には向かない銃です。





引き続きCYMAのAK47タクティカル(CM.039C)の分解中。

CYMA AK47タクティカルCM.039C
開いたメカボックスを見てゆきます。

CYMA AK47タクティカルCM.039C
電動ガンのメカボックス内はタボールしか生で見た事が無いのですが、タボールのメカボックス内に較べるとパーツがゴツくて見た目には強そうに見えます。

CYMA AK47タクティカルCM.039C
電動ガンのメカボックス内をいじる上でパーツの名前は覚えておかないといけません。まずはこの裏側に放射状にギヤがあり波のような歯車のあるものがベベルギヤ。モーターの軸に付いているピニオンギヤの回転を減速してスパーギヤに伝え、波状のギヤには逆転防止ラッチが掛かって逆回転しないようにしています。ピニオンギヤとの噛み合わせ部分にグリスが全く付いていません・・・

CYMA AK47タクティカルCM.039C
左がスパーギヤ、右がセクターギヤ。スパーギヤはベベルギヤから減速して伝わった回転を今度はちょっと増速してセクターギヤへ伝えます。これも歯車部分にグリスが付いていない・・・
セクターギヤはスパーギヤから伝わった回転をピストン下側の歯車へ伝え、ピストンを後退させます。円周のうち半分ほどにしか歯車が付いておらず、付いている部分でピストンを後退させ、付いていない部分でピストンを開放します。またこのセクターギヤの表側にはセクターチップなる小さな突起が付いており、ここを使ってタペットプレートを動かします。タペットプレートはシリンダー前にあるノズルを動かし、マガジンからせり上がってくるBB弾をチャンバー内に導き、チャンバーパッキン内へBB弾を押し込みます。

CYMA AK47タクティカル
スプリングとスプリングガイド。スプリングはちょん切りデチューンがされています。中国製の電動ガンの場合現地で切ってデチューンしてからでないと日本国内に持ち込めないし、CYMAなどは世界中へ輸出しているのでわざわざ仕向け地用のスプリングを用意するよりはこうしてコストを下げています。気になる人は換えてしまえば良し。スプリングガイドは後ろ側にベアリングが付いていてスプリングが接触しながら回転する部分のフリクションを低減していますが、手でその前にある銀色をした筒を回すとあまりスムーズではありません。ここもアフターパーツが豊富にあるので換えても良いですが、このままでダメってわけでも無いので使う人の考えとお財布次第。

CYMA AK47タクティカルCM.039C
ピストン。下側の歯車は一番前の1枚だけが金属製で、ピストンヘッド方向へ向かって強化されています。マルイ純正のピストンと同様。ここはセクターギヤがピストンを後退させ最後に開放する部分。つまり最もスプリングの反発力が掛かる位置になります。ここが欠けてしまうとピストンの後退量が短くなってしまうのでパワーダウンに繋がります。またスプリング長が足りない場合ピストンの前進速度が低くなり、その上で高電圧バッテリーなどでハイサイクル化した場合に開放してまた一回転してきたセクターギヤが前進しきらないピストンのギヤへぶつかる事になります。社外品ではここの後ろも3枚ほど金属になっているもの、歯車が全部金属になっているものなどがあります。マルイ純正はピストンヘッドとスプリングが一体化しているので社外品のピストンヘッドやスプリングを使いたい場合ピストン本体も社外品に換える必要があります。

CYMA AK47タクティカルCM.039C
上画像の中央下に付いている水滴状の形をしたパーツが逆転防止ラッチ。ベベルギヤの波状の歯車の下側に常に触れる形で設置され、ピストンが後退位置で射撃動作が止まった時にスプリングの力で前進してメカボックス内が逆回転してしまうのを防ぐパーツ。細いヒゲ状のスプリングが付いているので失くさないように注意。また組み付ける時はベベルギヤの下側に当たるように引っ張り寄せてやる必要があります。
上画像の中央上から右へかけて伸びている白いパーツが前述のタペットプレート。プラスチック製でグニャグニャしているのでつい強化したくなりますがこのパーツはある程度柔らかくないとすぐ割れるそうです。このパーツも組み付け時には定位置があり、セクターギヤに付いているセクターチップより後ろ側へ掛けて、その位置で押さえながらでないとメカボックスが締められないというちょっとクセのあるパーツ。
そしてメカボックスに取り付いているプラスネジの頭のようなメタル軸受け。これは独自のもののようでマルイ純正はプラ製なので一応強化されていますが、メカボックスの異音の発生源でもあります。径は7mmかな?プラス状の溝にグリスが入り油切れ防止をする構造ですが、ガタの原因でもあるので一長一短。

タミヤセラミックグリス
緑色をした粘度の高いグリスが必要な部分でなくただ置かれているだけのような塗り方なので塗り直したいところですがこの緑色をそのまま広げるのも何なので一旦拭き取ってもっと滑りの良いグリスを塗りたいところ。しかしグリスなんて持ってたかな・・・と部屋内を探すと出て来ましたタミヤのセラミックグリス。タミヤのRCブーメラン2008の余りものでモリブデングリスと一緒に出て来ました。ちょっと心許ない量ですがまあ足りるかな?

CYMA AK47タクティカル
まずは緑色のグリスを拭き取ります。本来は混ざるのを嫌って完全洗浄するそうですが、メカボックス前半のパーツをいじるのが面倒臭かったので見えるところだけ・・・

CYMA AK47タクティカルCM.039C
歯車へちゃんと乗るように塗って組みつけてゆきます。上画像は間違いだらけなので真似しないように。閉めた後でググって調べたところ、メカボックスの穴とメタルの間は接着してしまうレベルで、ここにグリスは付けないそうです・・・そしてピストン周辺にもつけちゃってますが、ここもダメ。セラミックグリスならそんなでもありませんが、ここはピストン用の低粘度グリスかシリコンオイルが正しいようです。ここへ高粘度グリスを塗ると抵抗になって破損してしまいます。
神経質になるほど拘る必要は無いのですが禁止事項はあります。なるべくギヤ部分とシリンダー周辺とでグリスは使い分けた方が間違いが無いように思えます。

CYMA AK47タクティカルCM.039C
メカボックスを閉め、モーターのピニオンにもグリスを塗ってモーターホルダーをメカボックスへ取り付けます。セレクターパーツも載せます。セレクターパーツは位置関係が決まっていますので間違わないように注意。

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メカボックス上側にプレートを前側から差込み、定位置まで押し込みます。手で押し込むと痛いので固いものを当てて。

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メカボックスをレシーバーに通し、セレクターを取り付け・・・って何このシム。どこの?

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メカボックスを開け、最初に開けた直後の写真と照合します。

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セクターギヤの右側のシムでした。メカボックスを閉める時、タペットプレートの位置押さえとトリガーの付け根をうまい事押さえるとメカボックスがすんなり閉まります。今後も何度と無く開けなければならないので・・・(ゲンナリ)

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メカボックスをレシーバーへ通す時、トリガー後ろのプラパーツが内側に引っ掛かってひん曲がるので下側からマイナスドライバーなどでコジり寄せてメカボックスの定位置に嵌めてやるとその時点でメカボックスが定位置に決まると思います。セレクターが取り付く穴にセレクターの付け根のパーツがキチンと乗れば固定され、セレクターを取り付けネジを締めてしまえば固定完了。グリップをはめて、グリップの下端後ろ側から軽く掌底をパンッと浴びせるとネジ穴の位置が合います。合ったらネジを締めて固定。

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バレルアセンブリをレシーバー前から差し込み、下側のネジ4つを締めます。

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バッテリーホルダーの後端に矢印のようにしてボタンを差し込み、バッテリーホルダーをレシーバーへ乗せます。まず右前に出ている棒をその前に当たる位置にあるスプリングに合わせ、配線をうまく収めながら赤丸で示した位置にあるツメを合わせます。ここは毎回苦労します・・・うまくはまったら左前にあるネジ穴へネジを差し込みで締めます。ここは絶対に無理やり締めこんだりせず、軽く回して締められるようになるまでバッテリーホルダーの位置合わせをやりなおします。

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ハンドガードを取り付け、ガスブロック下のネジを締めて固定。ネジはあまり締めすぎないように。バレル側が結構ナメやすいです。(ナメました・・・)
最後にクリーニングロッドを差し込んで完成。クリーニングロッドは取り付け方の関係上クセがついて反っているので反っている方を上に向けないと固くてハンドガード前に刺さってくれません。

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マルイのバレルマウントレールショートを取り付け、その下にバッテリーボックスを取り付けたところ。コード届かないや・・・多弾ショートマグの良い所はこうやって机の上に真っ直ぐ置けるところ・・・

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さて今回の分解グリスアップの結果ですが、残念ながら「失敗」という結果報告。
ギヤ部分にセラミックグリスだとフリクションが無さ過ぎるのかバランスが崩れ、セミオートの動作が非常に不安定になってしまいました。8.4vだとセミオートで1発半機構が動作しているようで、ノズルの止まる位置が毎回違います・・・充電した9.6vを繋ぐとセミオートが2バーストになり、7.2vNi-Cdだと正常動作になります。またセミオート時にトリガーがロックされたり引っ掛かったトリガープルになったり正常動作したりフルオートになったりと完全にどっかおかしい状態になってしまいました。セレクターパーツの歯車の噛み合いをずらしてみたりセレクタープレートの動きをチェックしたりしてみたものの直らず。次メカボックス開けた時にしっかりとチェックします。





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