~趣味の世界~
トイスターのコンバットコマンダーです。
いつものタイプの箱。
開封。銃本体とBB弾袋詰め、日本語訳の説明書1枚。
コンバットコマンダーはコルト・ガバメントのスライド短縮モデルで、元のガバメントMkⅣシリーズ80の全長216mm/銃身長127mmに対し全長197mm/銃身長108mmとなっています。サイズ的にはP226やUSPと同じ。
色はパーカライジング。これ以前にあったミリガバにも黒とパーカライジングがあるのでフレームはそのまま流用されています。そのため右側面の刻印にU.S.ARMYとあったりするのはご愛嬌。パーカライジングは成形色ではなく塗装のようで、グリップ底面など目立たないところに地の黒が微妙に見え隠れします。パーティングラインやヒケ、バリなどが若干あるので処理をすると地の黒が出ると思うので注意。
ミリガバからMkⅣにした場合当然セレーションがチェッカーからグルーブに変わっている点も見逃してはいけません。トリガー、セーフティ、グリップ後面のハンマースプリングハウジングがグルーブに変わっていますが、マガジンキャッチはチェッカーのまま。惜しい。コンバットコマンダーはハンマーがリングタイプに変わっているのでここも再現されています。
マガジンはリザーブタイプで、重りが無く非常に軽いもの。形状も段がありちょっとリアルさはありませんが、羽のように軽いマガジンにもかかわらずマガジンキャッチを押すとスルリと落ちてくるのは好印象。
ハンマーやセーフティはライブ可動します。ただハンマーはちょっと緩い印象で倒した時がちょっと物足りない・・・また緩いゆえにハーフコックのような中途半端に止まる位置がフルコックまでの間に2箇所ありもうちょっとスプリングのテンションは高い方が良かったかな・・・
スライドストップ機能は無いのですが、スライドストップは一応可動するのでスライドのスライドストップ位置に掛けて引いた状態で止める事はできます。ただ意図的に持たされた機能では無いと思われるので噛み合いが悪くあまりガッチリ止まらないのでこの状態で振り回したりいじったりしていると突然スライドが前進する危険があるので注意。テイクダウン用のラッチ(スライド左側のスライドストップが掛かる切り欠きの後ろ側に本来ある丸い切り欠き)が無く、テイクダウンは出来なくは無いですが実銃通りではないのでここはまあ、こんなもんだと思う事にしましょうか。
トイスターの銃はみんなそうですがスライドの引きはやや重めでスプリングその他の金属音が少々あります。この個体はアタリが出ていないのか時々ハンマーが中途半端な位置になってトリガー操作に対し反応が無くなる事がありました。スライドを中途半端な位置までしか引けなかった場合などにスライドが途中で引っ掛かって前進しなかったりもします。スライド前面のマズル下に指を掛けて引く、というアクションがこの銃では出来ないので素直にスライドを掴んで引くのですが、引ききりまでが結構重いのでしっかり引ききるまで気を抜かず一気にやるように心がけが必要。
初速は平凡。ただ平凡な初速とホップアップの組み合わせは飛んで行く弾を目視しやすく、高初速だから良し、というわけではありません。0.2gのBB弾だとフラットにすいーっと飛んで行きます。
コッキング状態でマガジンポートから光を照射し、銃口から撮影したバレル内部。インナーバレルは金色の真鍮製で、チャンバー付近の上面には上写真のようにホップアップを掛ける突起が出ています。
マルイのHGミリガバと。傑作の誉れ高いマルイのHGミリガバと較べてしまうとやや弱いですが、だからこそのコンバットコマンダーなんです。折角の金属パーツも仕上げがちょっとダルいのが惜しいですが、雰囲気は悪く無いです。
サイズが近いトイスタートカレフと。同じメーカーでも新しいトカレフの方が性能的に凌駕しますが、スライドの引き以外の操作性はコンバットコマンダーの方が良好。この辺は実銃のデザインの差。
テイクダウンを試みてみます。まずはスライドを引いてコッキングし、スライドストップを引っこ抜きます。本来ならここでスライドアセンブリが前へ引き抜けますが、これは前半が持ち上がるだけで後ろ側が外れません・・・
スライド後端を左右に拡げてレールから外してみるもシリンダーが外れず、試しにスライドを引いてみたら途中で引っ掛かって進退窮まってしまいました。
色々ガチャガチャとやっていく内になんとか外れました。スプリングガイドがフレーム側から出ており、ここがスライドの前進を止めアセンブリを上に持ち上げる事も拒んでいます。
スライド内の収まっているパーツを抜き出そうとしてみますが、ピストンとシリンダーとスプリングは簡単ですがチャンバーより前のパーツは面倒臭くなってしまいました。また今度。
アタリが悪いのを注油して改善だけしておき、とっとと組み戻してしまいます。外すより組む方が全然簡単でした。マルイのHGミリガバもスライド側とフレームに分けるのは簡単ですがバレルと取り出すのは結構面倒だったのでここはこんなもんだと思う事にします。
ダメって事は全然無いのですが、やや平凡なトイスターコンバットコマンダー。左右一体成形なのに処理がおざなりなスライド/フレームを処理し直してもよし、ダルい金属パーツを塗装してもよし。手を加えて自分好みにする人にはいじりどころが多くうってつけかもしれません。
いつものタイプの箱。
開封。銃本体とBB弾袋詰め、日本語訳の説明書1枚。
コンバットコマンダーはコルト・ガバメントのスライド短縮モデルで、元のガバメントMkⅣシリーズ80の全長216mm/銃身長127mmに対し全長197mm/銃身長108mmとなっています。サイズ的にはP226やUSPと同じ。
色はパーカライジング。これ以前にあったミリガバにも黒とパーカライジングがあるのでフレームはそのまま流用されています。そのため右側面の刻印にU.S.ARMYとあったりするのはご愛嬌。パーカライジングは成形色ではなく塗装のようで、グリップ底面など目立たないところに地の黒が微妙に見え隠れします。パーティングラインやヒケ、バリなどが若干あるので処理をすると地の黒が出ると思うので注意。
ミリガバからMkⅣにした場合当然セレーションがチェッカーからグルーブに変わっている点も見逃してはいけません。トリガー、セーフティ、グリップ後面のハンマースプリングハウジングがグルーブに変わっていますが、マガジンキャッチはチェッカーのまま。惜しい。コンバットコマンダーはハンマーがリングタイプに変わっているのでここも再現されています。
マガジンはリザーブタイプで、重りが無く非常に軽いもの。形状も段がありちょっとリアルさはありませんが、羽のように軽いマガジンにもかかわらずマガジンキャッチを押すとスルリと落ちてくるのは好印象。
ハンマーやセーフティはライブ可動します。ただハンマーはちょっと緩い印象で倒した時がちょっと物足りない・・・また緩いゆえにハーフコックのような中途半端に止まる位置がフルコックまでの間に2箇所ありもうちょっとスプリングのテンションは高い方が良かったかな・・・
スライドストップ機能は無いのですが、スライドストップは一応可動するのでスライドのスライドストップ位置に掛けて引いた状態で止める事はできます。ただ意図的に持たされた機能では無いと思われるので噛み合いが悪くあまりガッチリ止まらないのでこの状態で振り回したりいじったりしていると突然スライドが前進する危険があるので注意。テイクダウン用のラッチ(スライド左側のスライドストップが掛かる切り欠きの後ろ側に本来ある丸い切り欠き)が無く、テイクダウンは出来なくは無いですが実銃通りではないのでここはまあ、こんなもんだと思う事にしましょうか。
トイスターの銃はみんなそうですがスライドの引きはやや重めでスプリングその他の金属音が少々あります。この個体はアタリが出ていないのか時々ハンマーが中途半端な位置になってトリガー操作に対し反応が無くなる事がありました。スライドを中途半端な位置までしか引けなかった場合などにスライドが途中で引っ掛かって前進しなかったりもします。スライド前面のマズル下に指を掛けて引く、というアクションがこの銃では出来ないので素直にスライドを掴んで引くのですが、引ききりまでが結構重いのでしっかり引ききるまで気を抜かず一気にやるように心がけが必要。
初速は平凡。ただ平凡な初速とホップアップの組み合わせは飛んで行く弾を目視しやすく、高初速だから良し、というわけではありません。0.2gのBB弾だとフラットにすいーっと飛んで行きます。
コッキング状態でマガジンポートから光を照射し、銃口から撮影したバレル内部。インナーバレルは金色の真鍮製で、チャンバー付近の上面には上写真のようにホップアップを掛ける突起が出ています。
マルイのHGミリガバと。傑作の誉れ高いマルイのHGミリガバと較べてしまうとやや弱いですが、だからこそのコンバットコマンダーなんです。折角の金属パーツも仕上げがちょっとダルいのが惜しいですが、雰囲気は悪く無いです。
サイズが近いトイスタートカレフと。同じメーカーでも新しいトカレフの方が性能的に凌駕しますが、スライドの引き以外の操作性はコンバットコマンダーの方が良好。この辺は実銃のデザインの差。
テイクダウンを試みてみます。まずはスライドを引いてコッキングし、スライドストップを引っこ抜きます。本来ならここでスライドアセンブリが前へ引き抜けますが、これは前半が持ち上がるだけで後ろ側が外れません・・・
スライド後端を左右に拡げてレールから外してみるもシリンダーが外れず、試しにスライドを引いてみたら途中で引っ掛かって進退窮まってしまいました。
色々ガチャガチャとやっていく内になんとか外れました。スプリングガイドがフレーム側から出ており、ここがスライドの前進を止めアセンブリを上に持ち上げる事も拒んでいます。
スライド内の収まっているパーツを抜き出そうとしてみますが、ピストンとシリンダーとスプリングは簡単ですがチャンバーより前のパーツは面倒臭くなってしまいました。また今度。
アタリが悪いのを注油して改善だけしておき、とっとと組み戻してしまいます。外すより組む方が全然簡単でした。マルイのHGミリガバもスライド側とフレームに分けるのは簡単ですがバレルと取り出すのは結構面倒だったのでここはこんなもんだと思う事にします。
ダメって事は全然無いのですが、やや平凡なトイスターコンバットコマンダー。左右一体成形なのに処理がおざなりなスライド/フレームを処理し直してもよし、ダルい金属パーツを塗装してもよし。手を加えて自分好みにする人にはいじりどころが多くうってつけかもしれません。
BOYIのM4A1CQB-Rです。
BOYIはググってみると大抵中華電動ガンのメーカーで有名なD-BOYSと一緒に出てくるので別ブランドでしょうか?動画なども検索してみると全く同じ外箱の製品がいくつか出てきますが、D-BOYSのもっと高いやつにもCQB-Rがあるので間違わないように。
外箱の一部に日本語表記がありますが、ただ上から貼ってあるだけでした。対象年齢18歳以上とありますが、youtubeの動画などをみるとどうもそんな歳に達してない子がレビューしてるんですが・・・
さてこのブツは電動ガンにもかかわらず4980円という安さでバッテリー充電器その他オマケ付きというものです。ウチにあるM4系が全部カービンサイズ(普通のM4A1と同じ長さの14.5インチバレル)なので短いM4が欲しくなり買ってみました。果たして値段以上なのか値段相応ガッカリ銃なのか。
説明書は英語と中国語表記。スリングの組み方が詳細なのが印象的。一応必要な事は大体書いてあるし、英語中国語わからなくてもほとんどがイラストなので問題無いでしょう。
日本語での補足も入っていましたが一部のみ。バッテリーの扱いはもうちょっと詳細だと良かったのですが・・・
開封。ストックはチューブごと根元から外されています。本体の重量は1kg程度かな?電池を入れたマルイのBOYSのG36Cあたりと同じくらいの重さ。
右側面はさすがにネジが多く露出しています。表面はつや消し黒というかブラックパーカーといった感じで、パッと見はさほど安っぽく見えないようにされています。ただグリップやストックも同じ仕上げなのでここはつや消しを少し落としてやるといいかも。上下レシーバーとグリップは一体で左右モナカ構造のプラ製。キャリングハンドルは一応外せるようになっています。ポートカバーは閉じた状態のモールド、ボルトフォワードアシストノブやボルトリリーススイッチはダミーモールド。トリガーガードも一体になっています。この辺はまあ値段なり。
マガジンキャッチボタンを押すとマガジンが抜けてきますが、給弾位置が中央やや後ろ寄りで、マルイの電動M4とは互換がありません。マガジンポート奥にはチャンバーや透明なメカボックスなどが見えます。マガジンには重りが入っており本体重量の1/3くらいはマガジンの重さです。装弾数は48発ほど。リザーブタイプではなく普通の単列U字型とみられるスプリング給弾、いわゆるノマグ。撃ち切った後は2発ほどチャンバーまでの通路に残ります。
ストックチューブはレシーバーの後端に上から差し込みます。チューブの付け根にスイッチがあり、外す時はここを後ろ側へスライドさせながら上へずらします。ウチにある中では中華エアコキM4Sシステムと同じ構造ですが、微妙に取り付け部分の形状が違うので相互利用はできませんでした。チューブに差し込まれているストックはLMTタイプと呼ばれる幅のあるもの。マルイのソップモッドM4に標準のクレーンストックと同形状ですが、バッテリー収納などの機能はありません。左右一体成形でバットプレートはゴム製。バットプレートもストック自体もガタが多いのはご愛嬌。
付属品群。クリーニングロッド、ゴーグル、スリングスイベル、BB弾袋詰め、BBローダー、バッテリー、バッテリーボックス、スリング、フォアグリップ、充電器。BB弾は多分0.2gくらいのもので見た感じでは使えなくはなさそうですがやや表面の汚いものも混じっているので適当に使い捨てる用にでもするとよいでしょう。
付属のバッテリーと充電器。バッテリーは8.4Vと書かれているのですがNi-CdなのかNi-MHなのか表記がありません。まあNi-Cdでしょうね。容量は300mAhとあります。サイズはマルイのマイクロバッテリーEXより少し大きい程度。8.4Vミニバッテリーよりは少し小さいです。充電器は中華電動ガン付属充電器のお約束では200V仕様なので使えません、というのがありますがコレは意外にも100V仕様。ただパイロットランプも何も無いので充電中は度々バッテリーが熱くなってないか触ったりして警戒する必要があります。
付属のヘッポコ充電器なんて使う事ねーじゃん!と思うところですが、このバッテリーは端子がラージでもミニでもディーンズでも無い小さなヘンテコ端子なのでこの充電器を使わざるを得ないのです。配線も細いので出来れば銃本体側の配線共々ミニバッテリー端子に付け替えた方が都合が良いでしょう。
フォアグリップ。付け根にあるスイッチを下へスライドさせるとレイル面にある突起が引っ込む簡易ながら必要十分な仕様。安いトイガンにとりあえず付けるのに便利。
BBローダーは例によってマルイ製のコピーですがこれは口にちゃんとOリングが入っておりマルイ製と同様に使えそうです。なぜかBB弾が1発だけ入ったままになっていました。
RISハンドガードなのでバッテリーは銃本体に内蔵できないためAN/PEQタイプのバッテリーボックスが付属します。アフターパーツとして売られているPEQタイプのバッテリーボックスに比べ左右が細くコンパクトなので汎用性が高そうです。付属のバッテリーだとちょっと隙間が多く振るとカタカタ音がします。
マルイの8.4Vニッケル水素ミニSバッテリーも入ります。というかピッタリ・・・
9.6Vミニバッテリーはさすがに長すぎて収まりませんでした。
フタを閉めて配線を外に出したところ。レイルへの固定具はプラ製ですが十分でしょう。ネジはM4のキャリハンのネジにに似た形状と大きさで操作性は悪くありません。
スリングは材質こそ貧相ですがここまで凝らんでも・・・という構成。ナイロン製で比較的柔らかめ。長ーいものが1本と短いものが2本、あとは簡易なバックルと金属製のナスカンが1個。
キャリングハンドルは一応は外せて下にはトップレイルがありますが、マルイやトイスターのM4のものに比べ簡素化されており取り外しはネジを抜いてから後ろへスライドさせて抜くようになっています。後ろへ抜こうとするとチャージハンドルに当たるのでチャージハンドルを外さなければなりません。チャージハンドルはアッパーレシーバー後端に先っぽだけが差し込まれているだけ。エイヤッと引っ張れば抜けます。
RISハンドガードにはレイルカバーが3枚(長いものが2枚、短いものが1枚)差し込まれています。片側端っこにあるスプリングを表側からグイッと押し込みながらカバーをずらして外します。あんまりこのタイプのレイルカバーは好きじゃないなぁ・・・握り心地も操作性も。
レイルは、というかRISハンドガード全部がプラ製。左右と下は3点でネジ/ナット止めされていますが上は2点だけなので上面レイルの中央付近はグラつきが大きくあまり使わないようにしたいところ。付属のフォアグリップを装着すると前後方向は割りとしっかりしてますが左右方向へはかなりグラグラです。
デルタリング(バレル付け根に付いている輪っか)を後ろ側へ引くとRISハンドガードが上下に分かれて外せます。デルタリングへの噛み込みはマルイのスタンダード電動M4と似た構成。つまりリアルサイズハンドガードへの換装は不可。
かといってマルイ準拠というわけではなく、余っていたマルイM4のハンドガードはデルタリング周辺のバレル基部が干渉して取り付かず。
同じく余っているトイスターM4のハンドガードも長さが合いません。写真を撮り損ねましたがマグプルのMOEハンドガードもアッパーの前側は刺さるものの他が全然ダメ。バッテリーの内蔵は諦めて素直に付属のRISハンドガードを使うしかないか・・・
ストックチューブは規格サイズ準拠?マルイM4のブッシュマスタータイプは取り付きますがレバーを握っても前後せず。ストックチューブ下面のロック穴の噛み合わせが微妙に合う合わないがある模様。
マグプルMOEカービンストックレプリカは気味悪いくらいピッタリ取り付きました。作動も完璧。
右に転がっている針金はマグプルACSカービンストックに付属する取り付け工具をマネて作ったもの。ストックチューブへの着脱がもっと簡単ならこのストックも完璧といえるのですが。
M4キャリハンなんて基本余るものなので余ってるマルイのを取り付けてみたらうまくレイルを噛んでくれません・・・
RISのレイルには取り付きます。
フリップアップサイトも取り付きません・・・何がいけないのかと良く観察するとレイルの横方向に走る溝の幅がRISのレイルより狭いのに気づきます。つまり削れと。ここはプラ製なので楽勝でしょう。
レシーバー上のレイルにはそのままでは相性が出ますが取り付く物もあります。取り付かなければ削りましょう。あらかじめ全部削っておいても良いでしょう。EO552タイプのバッテリーボックスを載せてバッテリーを収めてみましたが、標準のバッテリーボックスの方がいいや。これのドット点灯は照準器としては役に立たないので・・・
結局、標準の組み合わせで十分という事になります。
アイアンサイトを覗き込んだところ。バッテリーボックスのフタの固定部分が上面に突き出ていてここがちょっとだけ邪魔臭いですが十分覗く事ができます。キャリハンにはスコープ取り付け用の穴が開いていないため古いM16系用のマウントがそのままでは付けられないので注意。
あ、そうそう。キャリハンのリヤサイトはL型のピープサイト(穴径はどちらも同じ)が前後に可倒するだけで調整部分はただのモールドです。
いざバッテリーを接続してセレクターをSEMIに合わせトリガーを引きます。
「ウィ」
バッテリーを付属の充電器で1時間ほど充電します。説明書にはフル充電12時間とありますが、端子がヘンテコなため放電器も使えませんので継ぎ足し充電になってしまいます。Ni-Cdだし、メモリー効果が・・・(泣)
1時間後、バッテリーを改めてセットしマガジンに弾を込め、いざ発射!ヒュパ!ヒュパ!と小気味良い、FULLにして発射!ヒュパパパパパパ中々軽快だ良いぞ!でも何か違和感。そう発射されるBB弾の速度が何かおかしい・・・何かこう、やけに遅いような。
ググったり動画見たりしても一向に情報が無いこの銃の「初速」。唯一得られたのは「10歳以上用より少し速い程度」というもので、大体40mpsくらいだろうと思っていたのですが、測ってみれば18~24の間を激しくバラつく鈍足。これがどのくらい遅いかというと、マルイの電動ガンBOYSや電動ブローバックハンドガンが30前後、電動ガンMINIが25前後、銀ダンが20弱。完全に10歳以上用の初速です・・・
外でも撃ってみましたが固定ホップがあるので飛距離は20mほど飛びます。しかし弾は非常にゆっくりと、紙飛行機が滑空するが如く。いや、これはこれで独特なんじゃね。
これまた個性的な奴が加わったぜ!
完全に見掛け倒しな実射性能ですが、お座敷シューティングなら環境負荷(ハイパワー銃はキャッチターゲットを破壊するので・・・)も最小限だし弾道も非常に見やすいし、連射サイクルは電動ガンBOYSくらいにはあるので。あとは価値観次第かなぁ・・・成人してる人で軽く電動ガン欲しいけど小さいBOYSじゃやだー!って人「のみ」にオススメ。飾っとくだけならエアコキでいいでしょ・・・
BOYIはググってみると大抵中華電動ガンのメーカーで有名なD-BOYSと一緒に出てくるので別ブランドでしょうか?動画なども検索してみると全く同じ外箱の製品がいくつか出てきますが、D-BOYSのもっと高いやつにもCQB-Rがあるので間違わないように。
外箱の一部に日本語表記がありますが、ただ上から貼ってあるだけでした。対象年齢18歳以上とありますが、youtubeの動画などをみるとどうもそんな歳に達してない子がレビューしてるんですが・・・
さてこのブツは電動ガンにもかかわらず4980円という安さでバッテリー充電器その他オマケ付きというものです。ウチにあるM4系が全部カービンサイズ(普通のM4A1と同じ長さの14.5インチバレル)なので短いM4が欲しくなり買ってみました。果たして値段以上なのか値段相応ガッカリ銃なのか。
説明書は英語と中国語表記。スリングの組み方が詳細なのが印象的。一応必要な事は大体書いてあるし、英語中国語わからなくてもほとんどがイラストなので問題無いでしょう。
日本語での補足も入っていましたが一部のみ。バッテリーの扱いはもうちょっと詳細だと良かったのですが・・・
開封。ストックはチューブごと根元から外されています。本体の重量は1kg程度かな?電池を入れたマルイのBOYSのG36Cあたりと同じくらいの重さ。
右側面はさすがにネジが多く露出しています。表面はつや消し黒というかブラックパーカーといった感じで、パッと見はさほど安っぽく見えないようにされています。ただグリップやストックも同じ仕上げなのでここはつや消しを少し落としてやるといいかも。上下レシーバーとグリップは一体で左右モナカ構造のプラ製。キャリングハンドルは一応外せるようになっています。ポートカバーは閉じた状態のモールド、ボルトフォワードアシストノブやボルトリリーススイッチはダミーモールド。トリガーガードも一体になっています。この辺はまあ値段なり。
マガジンキャッチボタンを押すとマガジンが抜けてきますが、給弾位置が中央やや後ろ寄りで、マルイの電動M4とは互換がありません。マガジンポート奥にはチャンバーや透明なメカボックスなどが見えます。マガジンには重りが入っており本体重量の1/3くらいはマガジンの重さです。装弾数は48発ほど。リザーブタイプではなく普通の単列U字型とみられるスプリング給弾、いわゆるノマグ。撃ち切った後は2発ほどチャンバーまでの通路に残ります。
ストックチューブはレシーバーの後端に上から差し込みます。チューブの付け根にスイッチがあり、外す時はここを後ろ側へスライドさせながら上へずらします。ウチにある中では中華エアコキM4Sシステムと同じ構造ですが、微妙に取り付け部分の形状が違うので相互利用はできませんでした。チューブに差し込まれているストックはLMTタイプと呼ばれる幅のあるもの。マルイのソップモッドM4に標準のクレーンストックと同形状ですが、バッテリー収納などの機能はありません。左右一体成形でバットプレートはゴム製。バットプレートもストック自体もガタが多いのはご愛嬌。
付属品群。クリーニングロッド、ゴーグル、スリングスイベル、BB弾袋詰め、BBローダー、バッテリー、バッテリーボックス、スリング、フォアグリップ、充電器。BB弾は多分0.2gくらいのもので見た感じでは使えなくはなさそうですがやや表面の汚いものも混じっているので適当に使い捨てる用にでもするとよいでしょう。
付属のバッテリーと充電器。バッテリーは8.4Vと書かれているのですがNi-CdなのかNi-MHなのか表記がありません。まあNi-Cdでしょうね。容量は300mAhとあります。サイズはマルイのマイクロバッテリーEXより少し大きい程度。8.4Vミニバッテリーよりは少し小さいです。充電器は中華電動ガン付属充電器のお約束では200V仕様なので使えません、というのがありますがコレは意外にも100V仕様。ただパイロットランプも何も無いので充電中は度々バッテリーが熱くなってないか触ったりして警戒する必要があります。
付属のヘッポコ充電器なんて使う事ねーじゃん!と思うところですが、このバッテリーは端子がラージでもミニでもディーンズでも無い小さなヘンテコ端子なのでこの充電器を使わざるを得ないのです。配線も細いので出来れば銃本体側の配線共々ミニバッテリー端子に付け替えた方が都合が良いでしょう。
フォアグリップ。付け根にあるスイッチを下へスライドさせるとレイル面にある突起が引っ込む簡易ながら必要十分な仕様。安いトイガンにとりあえず付けるのに便利。
BBローダーは例によってマルイ製のコピーですがこれは口にちゃんとOリングが入っておりマルイ製と同様に使えそうです。なぜかBB弾が1発だけ入ったままになっていました。
RISハンドガードなのでバッテリーは銃本体に内蔵できないためAN/PEQタイプのバッテリーボックスが付属します。アフターパーツとして売られているPEQタイプのバッテリーボックスに比べ左右が細くコンパクトなので汎用性が高そうです。付属のバッテリーだとちょっと隙間が多く振るとカタカタ音がします。
マルイの8.4Vニッケル水素ミニSバッテリーも入ります。というかピッタリ・・・
9.6Vミニバッテリーはさすがに長すぎて収まりませんでした。
フタを閉めて配線を外に出したところ。レイルへの固定具はプラ製ですが十分でしょう。ネジはM4のキャリハンのネジにに似た形状と大きさで操作性は悪くありません。
スリングは材質こそ貧相ですがここまで凝らんでも・・・という構成。ナイロン製で比較的柔らかめ。長ーいものが1本と短いものが2本、あとは簡易なバックルと金属製のナスカンが1個。
キャリングハンドルは一応は外せて下にはトップレイルがありますが、マルイやトイスターのM4のものに比べ簡素化されており取り外しはネジを抜いてから後ろへスライドさせて抜くようになっています。後ろへ抜こうとするとチャージハンドルに当たるのでチャージハンドルを外さなければなりません。チャージハンドルはアッパーレシーバー後端に先っぽだけが差し込まれているだけ。エイヤッと引っ張れば抜けます。
RISハンドガードにはレイルカバーが3枚(長いものが2枚、短いものが1枚)差し込まれています。片側端っこにあるスプリングを表側からグイッと押し込みながらカバーをずらして外します。あんまりこのタイプのレイルカバーは好きじゃないなぁ・・・握り心地も操作性も。
レイルは、というかRISハンドガード全部がプラ製。左右と下は3点でネジ/ナット止めされていますが上は2点だけなので上面レイルの中央付近はグラつきが大きくあまり使わないようにしたいところ。付属のフォアグリップを装着すると前後方向は割りとしっかりしてますが左右方向へはかなりグラグラです。
デルタリング(バレル付け根に付いている輪っか)を後ろ側へ引くとRISハンドガードが上下に分かれて外せます。デルタリングへの噛み込みはマルイのスタンダード電動M4と似た構成。つまりリアルサイズハンドガードへの換装は不可。
かといってマルイ準拠というわけではなく、余っていたマルイM4のハンドガードはデルタリング周辺のバレル基部が干渉して取り付かず。
同じく余っているトイスターM4のハンドガードも長さが合いません。写真を撮り損ねましたがマグプルのMOEハンドガードもアッパーの前側は刺さるものの他が全然ダメ。バッテリーの内蔵は諦めて素直に付属のRISハンドガードを使うしかないか・・・
ストックチューブは規格サイズ準拠?マルイM4のブッシュマスタータイプは取り付きますがレバーを握っても前後せず。ストックチューブ下面のロック穴の噛み合わせが微妙に合う合わないがある模様。
マグプルMOEカービンストックレプリカは気味悪いくらいピッタリ取り付きました。作動も完璧。
右に転がっている針金はマグプルACSカービンストックに付属する取り付け工具をマネて作ったもの。ストックチューブへの着脱がもっと簡単ならこのストックも完璧といえるのですが。
M4キャリハンなんて基本余るものなので余ってるマルイのを取り付けてみたらうまくレイルを噛んでくれません・・・
RISのレイルには取り付きます。
フリップアップサイトも取り付きません・・・何がいけないのかと良く観察するとレイルの横方向に走る溝の幅がRISのレイルより狭いのに気づきます。つまり削れと。ここはプラ製なので楽勝でしょう。
レシーバー上のレイルにはそのままでは相性が出ますが取り付く物もあります。取り付かなければ削りましょう。あらかじめ全部削っておいても良いでしょう。EO552タイプのバッテリーボックスを載せてバッテリーを収めてみましたが、標準のバッテリーボックスの方がいいや。これのドット点灯は照準器としては役に立たないので・・・
結局、標準の組み合わせで十分という事になります。
アイアンサイトを覗き込んだところ。バッテリーボックスのフタの固定部分が上面に突き出ていてここがちょっとだけ邪魔臭いですが十分覗く事ができます。キャリハンにはスコープ取り付け用の穴が開いていないため古いM16系用のマウントがそのままでは付けられないので注意。
あ、そうそう。キャリハンのリヤサイトはL型のピープサイト(穴径はどちらも同じ)が前後に可倒するだけで調整部分はただのモールドです。
いざバッテリーを接続してセレクターをSEMIに合わせトリガーを引きます。
「ウィ」
バッテリーを付属の充電器で1時間ほど充電します。説明書にはフル充電12時間とありますが、端子がヘンテコなため放電器も使えませんので継ぎ足し充電になってしまいます。Ni-Cdだし、メモリー効果が・・・(泣)
1時間後、バッテリーを改めてセットしマガジンに弾を込め、いざ発射!ヒュパ!ヒュパ!と小気味良い、FULLにして発射!ヒュパパパパパパ中々軽快だ良いぞ!でも何か違和感。そう発射されるBB弾の速度が何かおかしい・・・何かこう、やけに遅いような。
ググったり動画見たりしても一向に情報が無いこの銃の「初速」。唯一得られたのは「10歳以上用より少し速い程度」というもので、大体40mpsくらいだろうと思っていたのですが、測ってみれば18~24の間を激しくバラつく鈍足。これがどのくらい遅いかというと、マルイの電動ガンBOYSや電動ブローバックハンドガンが30前後、電動ガンMINIが25前後、銀ダンが20弱。完全に10歳以上用の初速です・・・
外でも撃ってみましたが固定ホップがあるので飛距離は20mほど飛びます。しかし弾は非常にゆっくりと、紙飛行機が滑空するが如く。いや、これはこれで独特なんじゃね。
これまた個性的な奴が加わったぜ!
完全に見掛け倒しな実射性能ですが、お座敷シューティングなら環境負荷(ハイパワー銃はキャッチターゲットを破壊するので・・・)も最小限だし弾道も非常に見やすいし、連射サイクルは電動ガンBOYSくらいにはあるので。あとは価値観次第かなぁ・・・成人してる人で軽く電動ガン欲しいけど小さいBOYSじゃやだー!って人「のみ」にオススメ。飾っとくだけならエアコキでいいでしょ・・・
機構が単純で高初速、値段も千円2千円というコストパフォーマンスを誇る中華エアコキG3/MC51ですが、マガジンはリザーブタイプなためジャラジャラ音がするのが嫌でいつもリザーブタイプのマガジンはリザーブ無しに加工してしまうのですが、欠点として装弾数が著しく少なくなってしまうという点があります。そこでマガジンの多弾化ですが、これのために他のマガジンを犠牲にするのも何なので汎用性の高いマルイスタンダード電動M16/M4互換マガジンを使えるようにするアダプターを自作してみました。
1mmプラ板で元のマガジンの上半分を模して形作ります。同じ寸法で単純に箱組みし、リップ部分も同じ形に作ります。斜めに書かれている印は銃側のマガジンポートに収まる部分の境界、その上の端にある四角は銃側のマガジンキャッチに掛かる部分の印、下側の四角はM4マガジンのキャッチ穴と対応しています。
M4マガジンはキャッチの位置関係上結構浅く刺さるのでM4マガジンのリップ部からアダプターのリップ部分へのルートを作るのですが、プラ板でルートを作るのが面倒だったので電動ガンに付属のローダーをちょん切って熱を加えて緩く曲げて位置を合わせて取り付けています。ローダーのマガジンリップ側は弾がこぼれないよう軽く絞られているのでM4マガジンに残弾がある状態でマガジンを抜いても弾こぼれしないようになります。(アダプターのルート内に5~7発程度残ります)
リップ部を接着。接着には主にタミヤセメント流し込みタイプを使用(緑のフタの方)。白いフタのタミヤセメントよりサラサラで揮発しやすいので接着面に盛るのがちょっとコツが要りますが、後から隙間に染み込ませられるので慣れるとこちらの方が使い易いです。カッチリと固まるまでは時間が掛かりますが、完全乾燥すればガッチリと強固になります。プラ板積層にはこれが一番。
アダプターは銃側のマガジンキャッチを使って保持されます。
アダプター側のマガジンポート内にプラ板を貼ってM4マガジンの前後左右を押さえるようにします。各種M4互換マガジンは結構幅の差があるのであまりギチギチに詰めると細身のものしか刺さらなくなります。
マガジンキャッチを作ります。銃側にはレバータイプのマガジンキャッチが再現されていないので後ろ側にM4と同じマガジンキャッチをつける手もありますが、グリップを握った手の人差し指が届く位置にならないので単純にL85のものを参考にしたマガジンキャッチ形状にしました。
シーソー状の一方をスプリングで持ち上げ、もう一方がマガジンのキャッチ穴に入る構造。スプリングはノック式ボールペンのスプリングを適度にちょん切って流用。スプリングがズレないように本体側に突起を接着し、キャッチ側に穴を掘ります。
軸となるピンは暫定的に爪楊枝を細く削ったもの。強度的には十分だったのでこのまま使ってしまいました。
マガジンを挿して動作確認。細身なP-MAG20連ですり合わせをしていたのでSTANAGマガジン(M16/M4ノーマルマガジン)だとちょっとキツめですがちゃんとキャッチが掛かります。給弾も問題無く、これで最低限の機能が出来上がりました。
MC51に装着したところ。ちょっと不恰好ですが、ちゃんと使えます。
マガジンポートが水平であまりにもカッコ悪いので20連マグの底と同じ角度に延長。マガジンキャッチもL85A2のように周囲に壁を立てました。
前後にリブを付けてみました。マガジンポートの前面を掴んで構える時にちょっと役立つかな?というのと、銃側のマガジンポートとの段差を緩やかにするのと、材料をケチった末の形状。マガジンポートのフチをM4のようにリブ状にしようかとも思いましたが結構大変そうなのとカッコ良く整形する自信がなかったので・・・
形が出来上がったので塗装。角などがハゲた時にプラの白だとダッセエので下地を銀色にします。チタニウムシルバーの残量が怪しかったのでキャロムのステンレスシルバーカラースーパーハードタフを吹きました。乾燥が遅く、近づけてドバめに吹かないと綺麗にならない難しい塗料。ドバすぎると垂れるし・・・って下地なのであまり綺麗に吹く必要も無いのですが・・・
インディのパーカーシールで仕上げ塗装。
マガジンキャッチはMr.カラーの33つや消しブラック。乾燥後組み上げて完成。パーカーシールは乾燥後でも触ると手に付くので一旦ティッシュなどで軽く拭きあげてやります。粉吹きそうくらい強烈なつや消しが落ちてしまいますが、どの道触ってるウチにテカってゆくので・・・
マグプルP-MAGが一番刺さりが良い。マガジンキャッチを押すとリップ部のストッパーのテンションで下へ射出されるので抜くのは楽。
G3に装着したところ。M4ノーマルマガジンはややキャッチの掛かりが渋いものの下から軽く叩き込んでやればOK。そのくらいの強度は確保されています。
P-MAG20連。これをすり合わせに使ったのでこれが一番ピッタリ装着されます。アダプターの右側面は何のディテールも無いのでこちら側はちょっとそっけない見晴らし。
G3/MC51標準マガジンと。G3用がウェイト山盛りでブラックスチール塗装、MC51用が無塗装でウェイトを抜いて軽くしており、区別しています。銃側には一切加工していないので標準マガジンもそのまま使えます。
マルイスタンダード電動M16/M4互換マガジンをかき集めて適合チェック。立てて許されざる角度になってるP-MAG3色と20連は全てピッタリ適合。左2つのトイスターM4系マグはキャッチが掛からずダメ。中央のタボール付属300連は幅も前後も太めで更には外装の加工が雑で飛び出している部分がありダメ。その右2つはマルイ製は20連型190連多弾マグはOK、M4標準マグはちょっと渋めながらOK。案外適合範囲が狭くて残念・・・
コッキングレバーが右にあるエアコキ長物に多弾マグとか酔狂ではありますが、20発も撃てないよりは多い方が良いです。普通のプラ板なので強度が心配でしたが問題無いレベルにできました。格好はちょっとイマイチですが、十分実用に耐えるものが出来たので満足。
1mmプラ板で元のマガジンの上半分を模して形作ります。同じ寸法で単純に箱組みし、リップ部分も同じ形に作ります。斜めに書かれている印は銃側のマガジンポートに収まる部分の境界、その上の端にある四角は銃側のマガジンキャッチに掛かる部分の印、下側の四角はM4マガジンのキャッチ穴と対応しています。
M4マガジンはキャッチの位置関係上結構浅く刺さるのでM4マガジンのリップ部からアダプターのリップ部分へのルートを作るのですが、プラ板でルートを作るのが面倒だったので電動ガンに付属のローダーをちょん切って熱を加えて緩く曲げて位置を合わせて取り付けています。ローダーのマガジンリップ側は弾がこぼれないよう軽く絞られているのでM4マガジンに残弾がある状態でマガジンを抜いても弾こぼれしないようになります。(アダプターのルート内に5~7発程度残ります)
リップ部を接着。接着には主にタミヤセメント流し込みタイプを使用(緑のフタの方)。白いフタのタミヤセメントよりサラサラで揮発しやすいので接着面に盛るのがちょっとコツが要りますが、後から隙間に染み込ませられるので慣れるとこちらの方が使い易いです。カッチリと固まるまでは時間が掛かりますが、完全乾燥すればガッチリと強固になります。プラ板積層にはこれが一番。
アダプターは銃側のマガジンキャッチを使って保持されます。
アダプター側のマガジンポート内にプラ板を貼ってM4マガジンの前後左右を押さえるようにします。各種M4互換マガジンは結構幅の差があるのであまりギチギチに詰めると細身のものしか刺さらなくなります。
マガジンキャッチを作ります。銃側にはレバータイプのマガジンキャッチが再現されていないので後ろ側にM4と同じマガジンキャッチをつける手もありますが、グリップを握った手の人差し指が届く位置にならないので単純にL85のものを参考にしたマガジンキャッチ形状にしました。
シーソー状の一方をスプリングで持ち上げ、もう一方がマガジンのキャッチ穴に入る構造。スプリングはノック式ボールペンのスプリングを適度にちょん切って流用。スプリングがズレないように本体側に突起を接着し、キャッチ側に穴を掘ります。
軸となるピンは暫定的に爪楊枝を細く削ったもの。強度的には十分だったのでこのまま使ってしまいました。
マガジンを挿して動作確認。細身なP-MAG20連ですり合わせをしていたのでSTANAGマガジン(M16/M4ノーマルマガジン)だとちょっとキツめですがちゃんとキャッチが掛かります。給弾も問題無く、これで最低限の機能が出来上がりました。
MC51に装着したところ。ちょっと不恰好ですが、ちゃんと使えます。
マガジンポートが水平であまりにもカッコ悪いので20連マグの底と同じ角度に延長。マガジンキャッチもL85A2のように周囲に壁を立てました。
前後にリブを付けてみました。マガジンポートの前面を掴んで構える時にちょっと役立つかな?というのと、銃側のマガジンポートとの段差を緩やかにするのと、材料をケチった末の形状。マガジンポートのフチをM4のようにリブ状にしようかとも思いましたが結構大変そうなのとカッコ良く整形する自信がなかったので・・・
形が出来上がったので塗装。角などがハゲた時にプラの白だとダッセエので下地を銀色にします。チタニウムシルバーの残量が怪しかったのでキャロムのステンレスシルバーカラースーパーハードタフを吹きました。乾燥が遅く、近づけてドバめに吹かないと綺麗にならない難しい塗料。ドバすぎると垂れるし・・・って下地なのであまり綺麗に吹く必要も無いのですが・・・
インディのパーカーシールで仕上げ塗装。
マガジンキャッチはMr.カラーの33つや消しブラック。乾燥後組み上げて完成。パーカーシールは乾燥後でも触ると手に付くので一旦ティッシュなどで軽く拭きあげてやります。粉吹きそうくらい強烈なつや消しが落ちてしまいますが、どの道触ってるウチにテカってゆくので・・・
マグプルP-MAGが一番刺さりが良い。マガジンキャッチを押すとリップ部のストッパーのテンションで下へ射出されるので抜くのは楽。
G3に装着したところ。M4ノーマルマガジンはややキャッチの掛かりが渋いものの下から軽く叩き込んでやればOK。そのくらいの強度は確保されています。
P-MAG20連。これをすり合わせに使ったのでこれが一番ピッタリ装着されます。アダプターの右側面は何のディテールも無いのでこちら側はちょっとそっけない見晴らし。
G3/MC51標準マガジンと。G3用がウェイト山盛りでブラックスチール塗装、MC51用が無塗装でウェイトを抜いて軽くしており、区別しています。銃側には一切加工していないので標準マガジンもそのまま使えます。
マルイスタンダード電動M16/M4互換マガジンをかき集めて適合チェック。立てて許されざる角度になってるP-MAG3色と20連は全てピッタリ適合。左2つのトイスターM4系マグはキャッチが掛からずダメ。中央のタボール付属300連は幅も前後も太めで更には外装の加工が雑で飛び出している部分がありダメ。その右2つはマルイ製は20連型190連多弾マグはOK、M4標準マグはちょっと渋めながらOK。案外適合範囲が狭くて残念・・・
コッキングレバーが右にあるエアコキ長物に多弾マグとか酔狂ではありますが、20発も撃てないよりは多い方が良いです。普通のプラ板なので強度が心配でしたが問題無いレベルにできました。格好はちょっとイマイチですが、十分実用に耐えるものが出来たので満足。
メーカー不明のチューブタイプドットサイトです。
メーカー不明。外箱のどこにもメーカー名が無いのは中国製ではよくある事ですが、この品に至っては本当に中国製かどうかすらわかりません・・・MADE INどこそこすら一切書いて無いのです。
箱の中身はドットサイト本体とレンズ拭きと説明書。説明書は英語表記。本体横にWALTHER Top pointの印刷があり、1X35も含めてググってみるとSDO-03というモデルに似ていますが微妙にディテールが違い、マウント部分にある長穴がありません。おそらくはこの辺のモデルのレプリカモデルなのだろうと思われます。
そもそもワルサー謹製が2980円なわけあるか!といったものの、マルゼンが似たようなやつをかなり安く売ってた気もするので、レプリカとしてはこんなもんなのかも。本体は前後に被せられたキャップ以外全て金属製で表面仕上げも美しく、見た目の高級感はとても3千円弱の安物には見えません。
マウントは本体に直に付いており高さを調整したりはできません。対物側(ドットサイトの前側)のマウントを20mmレイルの横溝に合わせ、接眼側(後ろ側)のマウントは一段上に持ち上がっていてここは横溝には噛まず、レイルを左右から締めるだけになっています。なのでレイルの横溝の間隔がヘンテコなレイル、例えばAK47タクティカルCM.039Cのレシーバーカバーの上のレイルなどでも横溝1箇所でだけ噛むので問題なく取り付けることができます。取り付けネジは左側が手回しできるネジなのでネジを緩めて斜めにずらすだけで簡単に着脱できるのも好印象。ただし右側は固定なのでネジを右側に付け替えたりする事はできません。
サイトを覗いたところ。10時の方向に発光部の出っ張りがあり気になる人は気になるかな?見晴らしは薄く紫がかっており、レンズは歪みも無くとてもクリア。レンズが何か独特な臭いを放っているのがちょっと気になるところ。何の臭いだろうコレ・・・?
対物側のレンズは水色掛かったハーフミラーで、その前にもう一枚レンズがあります。反射はまあ仕方無いかな?この辺が気になる人は買ったサイト全部にキルフラッシュ付けるでしょうし。
輝度調整ダイヤルは赤と緑それぞれ5段階で、「R」か「G」の位置がOFF。ダイヤルの動作はスムーズでポクポクとしたタッチのクリックがあり、非常に高級な印象。ダイヤルの上のフタは電池のフタで、CR2032電池が中に入ります。(電池はT&E、日本製でした) ダイヤル以外の突起はドットの上下左右調整ダイヤルを包むフタで金属製。フタを回して外すと中に調整ダイヤルがあります。
ドットを点灯。赤の輝度1。最低輝度でもちょっと明るいですが普通の使い方ならこれくらいでも問題無いかと。ドットも大きめでややにじむので夜は眩しいかもしれません。チューブ内に映り込んだりはしないものの、左上にごく小さく光が跳ねています。もっともこれも気になるほどではないレベル。
赤の輝度5。1とそんなに輝度が大きく変わりません・・・このあたりが値段なり?
緑の輝度5。緑ドットは正直使い勝手が微妙ですが、背景が紅葉だとか夕焼け朝焼けだとかそんな時くらいしか使う機会は無いでしょう。逆に日中の草っぱらだと見づらくなります。
CYMAのAK47タクティカルに装着。ガッチリ取り付きます。重さや大きさ的にはCOMP M2をローマウントで付けた時と同程度。ただし2箇所で固定している強みがあります。
AK47タクティカルだと本体直付けのマウントでも低いと感じる事は無く、目に近づける事も遠ざけるのも自由自在。ただしアイアンサイトよりは大分上なのでややチークパッドのお世話になりたくなります。逆にM4などレイル位置が低い銃だとレイルに直付けの場合低すぎるかと思います。ハイマウントベースか、キャリハンの上にマウントベースを載せてその上とか、かさ上げが必要。
マウント部分は前後に抜けているもののネジが横切っているためアイアンサイトを覗くには不向き。AK47タクティカルだとレイルの縦溝越しに若干見えますが実用的ではありません。
S2SのプロドットサイトCLUXや前回のHYUGAのオープンタイプと同じ価格帯のドットサイトとしては最廉価クラスとはいえ高級感は段違い、実性能は似たり寄ったりですが、安くて実用に耐えるなら言うこと無しでしょう。でもいつまで残ってるかな・・・?
メーカー不明。外箱のどこにもメーカー名が無いのは中国製ではよくある事ですが、この品に至っては本当に中国製かどうかすらわかりません・・・MADE INどこそこすら一切書いて無いのです。
箱の中身はドットサイト本体とレンズ拭きと説明書。説明書は英語表記。本体横にWALTHER Top pointの印刷があり、1X35も含めてググってみるとSDO-03というモデルに似ていますが微妙にディテールが違い、マウント部分にある長穴がありません。おそらくはこの辺のモデルのレプリカモデルなのだろうと思われます。
そもそもワルサー謹製が2980円なわけあるか!といったものの、マルゼンが似たようなやつをかなり安く売ってた気もするので、レプリカとしてはこんなもんなのかも。本体は前後に被せられたキャップ以外全て金属製で表面仕上げも美しく、見た目の高級感はとても3千円弱の安物には見えません。
マウントは本体に直に付いており高さを調整したりはできません。対物側(ドットサイトの前側)のマウントを20mmレイルの横溝に合わせ、接眼側(後ろ側)のマウントは一段上に持ち上がっていてここは横溝には噛まず、レイルを左右から締めるだけになっています。なのでレイルの横溝の間隔がヘンテコなレイル、例えばAK47タクティカルCM.039Cのレシーバーカバーの上のレイルなどでも横溝1箇所でだけ噛むので問題なく取り付けることができます。取り付けネジは左側が手回しできるネジなのでネジを緩めて斜めにずらすだけで簡単に着脱できるのも好印象。ただし右側は固定なのでネジを右側に付け替えたりする事はできません。
サイトを覗いたところ。10時の方向に発光部の出っ張りがあり気になる人は気になるかな?見晴らしは薄く紫がかっており、レンズは歪みも無くとてもクリア。レンズが何か独特な臭いを放っているのがちょっと気になるところ。何の臭いだろうコレ・・・?
対物側のレンズは水色掛かったハーフミラーで、その前にもう一枚レンズがあります。反射はまあ仕方無いかな?この辺が気になる人は買ったサイト全部にキルフラッシュ付けるでしょうし。
輝度調整ダイヤルは赤と緑それぞれ5段階で、「R」か「G」の位置がOFF。ダイヤルの動作はスムーズでポクポクとしたタッチのクリックがあり、非常に高級な印象。ダイヤルの上のフタは電池のフタで、CR2032電池が中に入ります。(電池はT&E、日本製でした) ダイヤル以外の突起はドットの上下左右調整ダイヤルを包むフタで金属製。フタを回して外すと中に調整ダイヤルがあります。
ドットを点灯。赤の輝度1。最低輝度でもちょっと明るいですが普通の使い方ならこれくらいでも問題無いかと。ドットも大きめでややにじむので夜は眩しいかもしれません。チューブ内に映り込んだりはしないものの、左上にごく小さく光が跳ねています。もっともこれも気になるほどではないレベル。
赤の輝度5。1とそんなに輝度が大きく変わりません・・・このあたりが値段なり?
緑の輝度5。緑ドットは正直使い勝手が微妙ですが、背景が紅葉だとか夕焼け朝焼けだとかそんな時くらいしか使う機会は無いでしょう。逆に日中の草っぱらだと見づらくなります。
CYMAのAK47タクティカルに装着。ガッチリ取り付きます。重さや大きさ的にはCOMP M2をローマウントで付けた時と同程度。ただし2箇所で固定している強みがあります。
AK47タクティカルだと本体直付けのマウントでも低いと感じる事は無く、目に近づける事も遠ざけるのも自由自在。ただしアイアンサイトよりは大分上なのでややチークパッドのお世話になりたくなります。逆にM4などレイル位置が低い銃だとレイルに直付けの場合低すぎるかと思います。ハイマウントベースか、キャリハンの上にマウントベースを載せてその上とか、かさ上げが必要。
マウント部分は前後に抜けているもののネジが横切っているためアイアンサイトを覗くには不向き。AK47タクティカルだとレイルの縦溝越しに若干見えますが実用的ではありません。
S2SのプロドットサイトCLUXや前回のHYUGAのオープンタイプと同じ価格帯のドットサイトとしては最廉価クラスとはいえ高級感は段違い、実性能は似たり寄ったりですが、安くて実用に耐えるなら言うこと無しでしょう。でもいつまで残ってるかな・・・?
HYUGAのオープンドットサイトです。
オープンタイプがどんなものなのか試してみたくなり買ってみました。最近になってあちらこちらで3~4千円のものが多く出回ってきたので買い易くなりました。これは2980円。もう数百円出せばドットが赤緑になったりドットパターンが4種類切り替えのが買えますが、まあついでに買える方でいいや。
内容は本体と六角レンチ、説明書。説明書はペラ紙一枚ですが日本語表記。
ドット輝度調整ダイヤル(中央の低い円筒)の天面のフタを回して外すと中にCR2032電池が入っています。付属のレンチで銃のレイルに取り付ければ即使えるようになっていました。
ダイヤルをひねって1に合わせ、サイトを覗き込んでみます。真後ろから覗かないと四角のレンズにドットが現れないので最初ちょっと戸惑いました。ドットの上に薄赤い映り込みが常時見えており、最初これがドットなのかと思ってしまいました。
輝度を上げてゆくとドットがはっきり見えてきます。ダイヤルが固くてOFF位置の左右1か11で使いがちになりそうですが、1だと薄すぎて11だとにじみすぎ。4~8あたりが実用域でしょうが、固いダイヤルをそこまで回すのがちょっとダルい・・・
構造的にはダイヤルより後半部分にLEDがあって前方に向けて照射されており、一見すると中華エアコキにオマケで付いてくる光るだけのダミードットと似ていますが、レンズはちゃんとドットサイトとして機能するよう構成されています。
レンズの下の突起とLED収納部の上にある白く塗られた溝を使って固定サイトとして使う事もできます。同じ形をしたプレデターチャージャー付属のダミードットもこれさえあったらまだ使えたのに・・・
固定サイトは位置が低く取り付ける銃によっては覗き込むのがツライのであくまで非常用。その位置からドットを点灯させると低すぎてドットが見えません。覗く高さを上げていくと日が昇るようにドットが現れます。LED収納部の後ろと右にイモネジが刺さっており、ここでドットの上下左右調整ができます。
S&Tタボールの上に装着してみました。一旦レールへの固定パーツを外し、本体をレイルに載せて固定パーツを再度取り付けるという手順。手で回せるネジを緩めるだけで着脱ができれば最良ですが、これはこういうものだと割り切りましょう。後ろ側の固定パーツは前後に調整しろがあるのでレイル横溝の間隔がヘンテコなレイルでも取り付くはずです。
タボールの場合銃側に標準で付いているフリップアップサイトとほぼ同じ高さなので同じ感覚で覗き込む事ができますが、元々サイトの高さが低めなのでフェイスガードを付けてると覗き込めないかも・・・ドットサイト側の固定サイトは位置が低すぎて覗き込めません。
フリップアップサイトを前後とも上げて覗き込んだところ。無調整のままでも割と合っていました。実射するとやや左寄りでしたが、補正可能なレベル。十分使い物になります。
あとはダイヤルがもうちょっと軽く動いてくれれば・・・と分解してみるもダイヤル周辺はブラックボックス状態。ここまでしかバラせませんでした。本体は混ぜ物をした強化樹脂っぽい材質で、ダイヤルとその上のフタ、マウント金具は金属製。レンズはガラスのハーフミラーで、それを囲う枠もプラ製ですがかなり強度のあるプラスチックなので重い銃の上に載せた状態で逆さまに落とすとか、論外な事をしなければそうそう壊れたりはしないでしょう。レンズに至近距離から被弾するのもありがちとはいえ本来論外な話。金属レシーバーだって至近弾食らったらベコベコになります・・・
ダイヤルの下の隙間にマイナスの精密ドライバーを差し込んでグリグリしてみたらちょっと浮いたのか軽く動くようになりましたが、ダイヤル自体がちょっとグラつく感じになってしまいました。水が入るのが心配なら隙間にグリスを塗ればある程度は安心でしょうが、そもそもLED部分が露出してるので濡らすのはダメです。
軽いしドットサイトとしてはきちんと機能するので十分実用的ですが、チューブタイプと比較して覗きやすいか?と言えば咄嗟にサイティングしてもドットがちゃんと見えるように練習して慣れる必要はあります。視界の広さがオープンタイプの特徴ですが、反面レンズは明るい場面では映り込みでレンズ越しの先が見えない時もあります。ドットサイトはそもそもレンズを片目で覗きながらもう一方の目ではレンズの外を見るのが正しい使い方。スコープのように片目を閉じて覗き込むクセがある人はそのクセを治さないとドットサイトを正しく使う事ができません。重くても堅牢でバカでも使えるチューブタイプか、やや慣れが要るしヤワだが周りが見やすく羽のように軽いオープンタイプか。スキルと好みで自分に合ったものを見つけてください。
オープンタイプがどんなものなのか試してみたくなり買ってみました。最近になってあちらこちらで3~4千円のものが多く出回ってきたので買い易くなりました。これは2980円。もう数百円出せばドットが赤緑になったりドットパターンが4種類切り替えのが買えますが、まあついでに買える方でいいや。
内容は本体と六角レンチ、説明書。説明書はペラ紙一枚ですが日本語表記。
ドット輝度調整ダイヤル(中央の低い円筒)の天面のフタを回して外すと中にCR2032電池が入っています。付属のレンチで銃のレイルに取り付ければ即使えるようになっていました。
ダイヤルをひねって1に合わせ、サイトを覗き込んでみます。真後ろから覗かないと四角のレンズにドットが現れないので最初ちょっと戸惑いました。ドットの上に薄赤い映り込みが常時見えており、最初これがドットなのかと思ってしまいました。
輝度を上げてゆくとドットがはっきり見えてきます。ダイヤルが固くてOFF位置の左右1か11で使いがちになりそうですが、1だと薄すぎて11だとにじみすぎ。4~8あたりが実用域でしょうが、固いダイヤルをそこまで回すのがちょっとダルい・・・
構造的にはダイヤルより後半部分にLEDがあって前方に向けて照射されており、一見すると中華エアコキにオマケで付いてくる光るだけのダミードットと似ていますが、レンズはちゃんとドットサイトとして機能するよう構成されています。
レンズの下の突起とLED収納部の上にある白く塗られた溝を使って固定サイトとして使う事もできます。同じ形をしたプレデターチャージャー付属のダミードットもこれさえあったらまだ使えたのに・・・
固定サイトは位置が低く取り付ける銃によっては覗き込むのがツライのであくまで非常用。その位置からドットを点灯させると低すぎてドットが見えません。覗く高さを上げていくと日が昇るようにドットが現れます。LED収納部の後ろと右にイモネジが刺さっており、ここでドットの上下左右調整ができます。
S&Tタボールの上に装着してみました。一旦レールへの固定パーツを外し、本体をレイルに載せて固定パーツを再度取り付けるという手順。手で回せるネジを緩めるだけで着脱ができれば最良ですが、これはこういうものだと割り切りましょう。後ろ側の固定パーツは前後に調整しろがあるのでレイル横溝の間隔がヘンテコなレイルでも取り付くはずです。
タボールの場合銃側に標準で付いているフリップアップサイトとほぼ同じ高さなので同じ感覚で覗き込む事ができますが、元々サイトの高さが低めなのでフェイスガードを付けてると覗き込めないかも・・・ドットサイト側の固定サイトは位置が低すぎて覗き込めません。
フリップアップサイトを前後とも上げて覗き込んだところ。無調整のままでも割と合っていました。実射するとやや左寄りでしたが、補正可能なレベル。十分使い物になります。
あとはダイヤルがもうちょっと軽く動いてくれれば・・・と分解してみるもダイヤル周辺はブラックボックス状態。ここまでしかバラせませんでした。本体は混ぜ物をした強化樹脂っぽい材質で、ダイヤルとその上のフタ、マウント金具は金属製。レンズはガラスのハーフミラーで、それを囲う枠もプラ製ですがかなり強度のあるプラスチックなので重い銃の上に載せた状態で逆さまに落とすとか、論外な事をしなければそうそう壊れたりはしないでしょう。レンズに至近距離から被弾するのもありがちとはいえ本来論外な話。金属レシーバーだって至近弾食らったらベコベコになります・・・
ダイヤルの下の隙間にマイナスの精密ドライバーを差し込んでグリグリしてみたらちょっと浮いたのか軽く動くようになりましたが、ダイヤル自体がちょっとグラつく感じになってしまいました。水が入るのが心配なら隙間にグリスを塗ればある程度は安心でしょうが、そもそもLED部分が露出してるので濡らすのはダメです。
軽いしドットサイトとしてはきちんと機能するので十分実用的ですが、チューブタイプと比較して覗きやすいか?と言えば咄嗟にサイティングしてもドットがちゃんと見えるように練習して慣れる必要はあります。視界の広さがオープンタイプの特徴ですが、反面レンズは明るい場面では映り込みでレンズ越しの先が見えない時もあります。ドットサイトはそもそもレンズを片目で覗きながらもう一方の目ではレンズの外を見るのが正しい使い方。スコープのように片目を閉じて覗き込むクセがある人はそのクセを治さないとドットサイトを正しく使う事ができません。重くても堅牢でバカでも使えるチューブタイプか、やや慣れが要るしヤワだが周りが見やすく羽のように軽いオープンタイプか。スキルと好みで自分に合ったものを見つけてください。