~趣味の世界~
BOYIのM4CQBを分解してみましょう。
まずは工具なしで外れるものを外します。マガジン、ストック、ハンドガード、チャージハンドル、そしてねじ込まれているだけのハイダー。
次はプラスドライバーでアウターバレルの付け根左右とハンドガードキャップの後ろ左右のネジを外し、フロントサイトとデルタリングを外しますハンドガード内のアウターバレルは金属製で、中には透明な筒が差し込まれています。キャリングハンドルとバレル基部のリングも外しておきます。
マガジンキャッチをネジを抜いて外し、右側面に見えるネジを全て外してレシーバーの左右モナカを開きます。トリガーのバネを飛ばさないよう注意。中には透明プラ製のメカボックスとジュラコンのような材質のチャンバー、アルミの短いインナーバレル、金属製のアウターバレル、グリップ内の錆鉄棒。
メカボックス内部にはミニ四駆サイズのモーターやプラ製のギヤ類、シリンダーピストンやスイッチが見えます。
レシーバーからメカボックスを下ろします。インナーバレルはチャンバーに刺さっているだけで、チャンバー、インナーバレルはそれぞれが突起や溝がレシーバー内に噛み合わさり固定されます。チャンバー内にはホップアップを掛ける突起の付いたチャンバーパッキンが見えます。メカボックスは前方にある2本のピンでレシーバーに位置決めをされおり、あまりガッチリとはレシーバーと結合されません。
レシーバー内左側にはセレクタースイッチが残ります。ネジでセレクターレバーが裏から留められており、このネジを緩めるとセレクター操作が軽くなりますが、その上に被さるセレクタープレートの円周の内側の溝とセレクター裏の円盤状のパーツの突起がクリック感を生み出していますのでここを削ってクリックの固さも調節できます、が、削りすぎると取り返しが付かなくなるので注意。(削りすぎてSEMI位置のクリックがなくなってしまいました・・・)
セレクターレバーを操作するとレシーバー裏のセレクタープレートが上下し、メカボックスのモーターの下から右にかけて存在するパーツを動作させてSEMIとFULLを切り替えます。モーターの下のスイッチ部分にはラジコンのON/OFFスイッチのようなスライドスイッチがあり、スプリングでOFF側へテンションが掛けられています。その前方のメカボックスから突き出した部分をトリガーで押し、そこからスイッチをON側へ押し込むようになっています。
シリンダーに繋がっているメカボックス右側面のスプリングを外し、右側にあるネジを全て外してメカボックスを開けます。トリガースイッチが外れ易いですが、他には飛びやすいところはありません。ノズルはシリンダーに直接付いていてシリンダーごと前後するので普通の電動ガンのメカボックスにあるタペットプレートはありません。それ以外の基本的なパーツ構成と動作は普通の電動ガンと同じ。
給排気系を取り出しました。スプリングは案外長くてレートも結構あるように感じるのですが、ならば何故初速が20程度しか出ていないのか。スプリングが細いので実際は大したレートが無いが、手で縮めると高レートに感じるだけなのか、ピストンシリンダーの効率が悪くて容積を生かせていないのか。ノズルはシリンダーの中心より下に寄っているし、横には吸気穴も無く、ピストンヘッドは凝った造りながらちゃんと動作しているか怪しい・・・
ピストンヘッドは一見するとOリングがガバガバで前面には穴があります。動作原理はピストンが後退する時ピストンの周囲からOリングの後ろに開いた隙間からOリングの内側、ピストンヘッドの穴、シリンダー内という経路をとって吸気。ピストンが前進する時はシリンダー内からピストンヘッドの穴、Oリングの前の開いた隙間とOリングの内側へ空気が入りますがシリンダー内側とOリングが接している面とOリングの後ろは塞がっているので圧縮空気はシリンダー前方のノズルから排出されます。確かに効率的で凝った造りなのですが、別に空気漏れするリスクを払うよりもっと単純にピストンヘッドは前進する時も後退する時も固定で塞がったまま、ノズルから吸気しても連射サイクル的に大差無いような気がします・・・バレルも短いし。というわけでピストンヘッドの溝に細切りアルミテープを巻いてOリングの内側とピストンヘッド前面の穴を埋め、普通のエアコキのように動作させてみます。
給排気系を組み付けます。オイルもしっかり吹いておきました。
メカボックスを閉じる時はギヤを貫通するピンの合わせがちょっと手こずる事の他、トリガースイッチのスプリングを定位置にしたらトリガースイッチを閉めるまで押さえ続ける必要があります。
メカボックスのスプリングガイドの後ろ辺りにはヒビが多数見られ、こんなヤワな初速の銃でもかなり負荷が掛かっているようです。スプリング強化が初速アップする上では一番簡単ですが、大抵スプリングの周辺の強度がネをあげるのが常。この間オートマグⅢから取り出したスプリングは長さは許容範囲ですが若干太めでピストン内側にジョリジョリ当たっているので多分抵抗になってちゃんと動作しないと感じたのでやめておきました。もうあと0.5mm外径が細ければ・・・
メカボックスをレシーバーへ戻しますが、先にメカボックスにチャンバーを差し込んで一緒に載せる事と、セレクタープレートの位置を確認し、メカボックスを載せたら押さえながらセレクターの動作を確認してちゃんと動くようにして起きます。トリガーはスプリングがちょっとクセ物ですが押さえ続けていないといけない程ではありません。
金属のアウターバレルを挟むのを忘れずに。モナカを閉め、ネジを締めます。
この銃のキャリングハンドルは着脱が面倒なのでマルイやトイスターの物と交換してしまいます。そのままでは取り付かないので赤矢印で示した位置のレイルを削ります。それぞれ半分近く削る必要があります・・・
レイル上面とキャリハンの下面がピッタリ接するまで削ればきちっと取り付きます。上画像はトイスターM4A1カービンのものですが、金属パーツの仕上げがやや残念な以外は色も黒いしピッタリ。リヤサイトや調整部分はプラ製ですがライブ可動なので軽いし実用的。レイルへの取り付けはネジを緩めて上から斜めに載せ、もう片側をガチャリと掛けてネジを締めるだけ。便利。
ふと付属のLMTタイプストックの左右部分の前端がねじれる気がしたので・・・
ねじってみたら引っこ抜けました。こういうものだったのね・・・
ただこの引っこ抜けた筒、何が入るだろう?
バッテリーのセルの太さを収めるにはちょっと細い・・・
配線を後ろに出して、ストックを縮めなければAKバッテリーを挿して使えそう。多分セパレートバッテリーが入るように作られているようですね。
ただ配線をストックチューブに通して完全に内蔵させるには後面の配線の通し方がちょっと難解。この通りバットプレート内にはコネクターを収めても余るくらいスペースがあるのですが、左右のバッテリースペースからは通じているものの穴は配線の太さ分しかありません。ストックチューブへの穴は大きいですが、ストックチューブには穴が開いておらず、簡単でしょうが多少の加工が必要。レシーバー後端のストックチューブ基部の取り付け部分には穴が元々開いています。セパレートバッテリーの左右とメイン配線をそれぞれコネクターでバラにできるように加工したらいけるのでしょうか?そこまでするほどのもんか・・・?
ついでに付属のフォアグリップ上面のレイル接触面に0.5mmプラ板を2枚重ねて貼り、ガタをとっておきます。隙間1mmってガタガタすぎるだろ・・・
初速チェック!
微妙に初速が上がり、微妙にサイクル低下。ほぼ効果無しと言っていい。
サイクルは10くらいまで落ちてもいいんで、もうちょっと初速なんとかなりませんか。
銃の値段と合計で1万2千円以上掛けたらマジでアホなので(A&Kのスポーツラインとか買えちゃう)安くどうにか。無理だよなぁ・・・
まずは工具なしで外れるものを外します。マガジン、ストック、ハンドガード、チャージハンドル、そしてねじ込まれているだけのハイダー。
次はプラスドライバーでアウターバレルの付け根左右とハンドガードキャップの後ろ左右のネジを外し、フロントサイトとデルタリングを外しますハンドガード内のアウターバレルは金属製で、中には透明な筒が差し込まれています。キャリングハンドルとバレル基部のリングも外しておきます。
マガジンキャッチをネジを抜いて外し、右側面に見えるネジを全て外してレシーバーの左右モナカを開きます。トリガーのバネを飛ばさないよう注意。中には透明プラ製のメカボックスとジュラコンのような材質のチャンバー、アルミの短いインナーバレル、金属製のアウターバレル、グリップ内の錆鉄棒。
メカボックス内部にはミニ四駆サイズのモーターやプラ製のギヤ類、シリンダーピストンやスイッチが見えます。
レシーバーからメカボックスを下ろします。インナーバレルはチャンバーに刺さっているだけで、チャンバー、インナーバレルはそれぞれが突起や溝がレシーバー内に噛み合わさり固定されます。チャンバー内にはホップアップを掛ける突起の付いたチャンバーパッキンが見えます。メカボックスは前方にある2本のピンでレシーバーに位置決めをされおり、あまりガッチリとはレシーバーと結合されません。
レシーバー内左側にはセレクタースイッチが残ります。ネジでセレクターレバーが裏から留められており、このネジを緩めるとセレクター操作が軽くなりますが、その上に被さるセレクタープレートの円周の内側の溝とセレクター裏の円盤状のパーツの突起がクリック感を生み出していますのでここを削ってクリックの固さも調節できます、が、削りすぎると取り返しが付かなくなるので注意。(削りすぎてSEMI位置のクリックがなくなってしまいました・・・)
セレクターレバーを操作するとレシーバー裏のセレクタープレートが上下し、メカボックスのモーターの下から右にかけて存在するパーツを動作させてSEMIとFULLを切り替えます。モーターの下のスイッチ部分にはラジコンのON/OFFスイッチのようなスライドスイッチがあり、スプリングでOFF側へテンションが掛けられています。その前方のメカボックスから突き出した部分をトリガーで押し、そこからスイッチをON側へ押し込むようになっています。
シリンダーに繋がっているメカボックス右側面のスプリングを外し、右側にあるネジを全て外してメカボックスを開けます。トリガースイッチが外れ易いですが、他には飛びやすいところはありません。ノズルはシリンダーに直接付いていてシリンダーごと前後するので普通の電動ガンのメカボックスにあるタペットプレートはありません。それ以外の基本的なパーツ構成と動作は普通の電動ガンと同じ。
給排気系を取り出しました。スプリングは案外長くてレートも結構あるように感じるのですが、ならば何故初速が20程度しか出ていないのか。スプリングが細いので実際は大したレートが無いが、手で縮めると高レートに感じるだけなのか、ピストンシリンダーの効率が悪くて容積を生かせていないのか。ノズルはシリンダーの中心より下に寄っているし、横には吸気穴も無く、ピストンヘッドは凝った造りながらちゃんと動作しているか怪しい・・・
ピストンヘッドは一見するとOリングがガバガバで前面には穴があります。動作原理はピストンが後退する時ピストンの周囲からOリングの後ろに開いた隙間からOリングの内側、ピストンヘッドの穴、シリンダー内という経路をとって吸気。ピストンが前進する時はシリンダー内からピストンヘッドの穴、Oリングの前の開いた隙間とOリングの内側へ空気が入りますがシリンダー内側とOリングが接している面とOリングの後ろは塞がっているので圧縮空気はシリンダー前方のノズルから排出されます。確かに効率的で凝った造りなのですが、別に空気漏れするリスクを払うよりもっと単純にピストンヘッドは前進する時も後退する時も固定で塞がったまま、ノズルから吸気しても連射サイクル的に大差無いような気がします・・・バレルも短いし。というわけでピストンヘッドの溝に細切りアルミテープを巻いてOリングの内側とピストンヘッド前面の穴を埋め、普通のエアコキのように動作させてみます。
給排気系を組み付けます。オイルもしっかり吹いておきました。
メカボックスを閉じる時はギヤを貫通するピンの合わせがちょっと手こずる事の他、トリガースイッチのスプリングを定位置にしたらトリガースイッチを閉めるまで押さえ続ける必要があります。
メカボックスのスプリングガイドの後ろ辺りにはヒビが多数見られ、こんなヤワな初速の銃でもかなり負荷が掛かっているようです。スプリング強化が初速アップする上では一番簡単ですが、大抵スプリングの周辺の強度がネをあげるのが常。この間オートマグⅢから取り出したスプリングは長さは許容範囲ですが若干太めでピストン内側にジョリジョリ当たっているので多分抵抗になってちゃんと動作しないと感じたのでやめておきました。もうあと0.5mm外径が細ければ・・・
メカボックスをレシーバーへ戻しますが、先にメカボックスにチャンバーを差し込んで一緒に載せる事と、セレクタープレートの位置を確認し、メカボックスを載せたら押さえながらセレクターの動作を確認してちゃんと動くようにして起きます。トリガーはスプリングがちょっとクセ物ですが押さえ続けていないといけない程ではありません。
金属のアウターバレルを挟むのを忘れずに。モナカを閉め、ネジを締めます。
この銃のキャリングハンドルは着脱が面倒なのでマルイやトイスターの物と交換してしまいます。そのままでは取り付かないので赤矢印で示した位置のレイルを削ります。それぞれ半分近く削る必要があります・・・
レイル上面とキャリハンの下面がピッタリ接するまで削ればきちっと取り付きます。上画像はトイスターM4A1カービンのものですが、金属パーツの仕上げがやや残念な以外は色も黒いしピッタリ。リヤサイトや調整部分はプラ製ですがライブ可動なので軽いし実用的。レイルへの取り付けはネジを緩めて上から斜めに載せ、もう片側をガチャリと掛けてネジを締めるだけ。便利。
ふと付属のLMTタイプストックの左右部分の前端がねじれる気がしたので・・・
ねじってみたら引っこ抜けました。こういうものだったのね・・・
ただこの引っこ抜けた筒、何が入るだろう?
バッテリーのセルの太さを収めるにはちょっと細い・・・
配線を後ろに出して、ストックを縮めなければAKバッテリーを挿して使えそう。多分セパレートバッテリーが入るように作られているようですね。
ただ配線をストックチューブに通して完全に内蔵させるには後面の配線の通し方がちょっと難解。この通りバットプレート内にはコネクターを収めても余るくらいスペースがあるのですが、左右のバッテリースペースからは通じているものの穴は配線の太さ分しかありません。ストックチューブへの穴は大きいですが、ストックチューブには穴が開いておらず、簡単でしょうが多少の加工が必要。レシーバー後端のストックチューブ基部の取り付け部分には穴が元々開いています。セパレートバッテリーの左右とメイン配線をそれぞれコネクターでバラにできるように加工したらいけるのでしょうか?そこまでするほどのもんか・・・?
ついでに付属のフォアグリップ上面のレイル接触面に0.5mmプラ板を2枚重ねて貼り、ガタをとっておきます。隙間1mmってガタガタすぎるだろ・・・
初速チェック!
微妙に初速が上がり、微妙にサイクル低下。ほぼ効果無しと言っていい。
サイクルは10くらいまで落ちてもいいんで、もうちょっと初速なんとかなりませんか。
銃の値段と合計で1万2千円以上掛けたらマジでアホなので(A&Kのスポーツラインとか買えちゃう)安くどうにか。無理だよなぁ・・・
先日発掘したマルシン?ダブルデリンジャーを分解整備します。
グリップパネルを外します。テーブルなど平滑な面にグリップパネルを表を上にして置いてしまうと取るのに苦労するので注意。グリップパネルで隠れていた面は光沢があり、タバコのヤニが付いたようなつや消し面との境がくっきりでています。
見えるネジを全て外し、モナカを分けます。内部はガスルートやバレルの可動肢などシンプルなようでいて結構凝っています。
ガスタンクを全バラにしてみました。ゴムパッキンは乾いているものの傷などは見受けられず、潤してやれば使えそう。じゃあ何故ガス漏れしてたのか?と聞かれれば、乾いてたし・・・ここだけでなく銃全体に油分が全く無く、潤滑も機密もこれじゃうまくいくはずありません。タンク内部は新品のようにきれいで、油断するとすぐ錆びる亜鉛合金が15年以上もノーメンテでこの状態を保ってるのは驚きます。
全体にシリコンオイルを吹き、パッキンもモミモミして組み直します。ガスを入れてみると漏れひとつ無く、ここは完全に復活できました。
モナカ左側にはタンクから出たガスがチャンバーへ行くガスルートが内蔵されています。「く」の字に掘られた溝にメガネレンチ様のパーツがはめ込まれているだけですが、効率はともかくこんなんでも機能するんだ・・・という印象。
はめ込まれているパーツは外れないので中はまあいいとして、念のために周囲をアロンアルファで埋めて気密しておきます。ブリスター入りの版が出た当時ARMSマガジンに載っていた方法。ここだけは憶えていました。
モナカ右側とその上に配置されたパーツ群。タンクから排出されモナカ右側のガスルートを通ったガスはチャンバーへ横から入り、90度左折してチャンバーパッキン内へ噴出します。ハンマーを起こしてコックするとハンマー下のリンクでバレルが前進し、上にある給弾ルートからBB弾をチャンバーパッキンとそのうしろのガス噴出口の間へ落とします。そしてトリガーを引くと起こされたハンマーが倒れ、ハンマー下のリンクがバレルとチャンバーパッキンを後退させ、BB弾を1発噛み込みながらチャンバーパッキンをガス噴出口へ密着させます。同時にハンマー下突起はガスタンクのバルブを押してガスを噴射します。ハンマー前面にはリターンスプリングがあり、ハンマーが倒れた勢いでバルブを叩いた後はすぐさまリターンスプリングのテンションで起こす方へ数ミリ戻され、ガスタンクのバルブは閉じられます。
パーツをモナカから下ろしたところ。大きく3つのパーツにまとまっており、トリガーとハンマーにはスプリングと軸のピンだけが取り付いています。乾いているのでピンは留まっていますが、注油すると抜けやすいのでなくさないよう注意。
シリコンオイルを十分に馴染ませ、モナカへパーツを載せなおします。①バレルアセンブリ②ハンマーアセンブリ③トリガーアセンブリの順。
ガスタンクを載せます。モナカ左のガスルートの穴と接する部分のゴムパッキンを忘れずに。ハンマーのスプリングはタンクの上に掛けます。不安な掛かり具合ですが、モナカを閉めればズレる事はありません。
モナカを閉じて噛み合いを確認したらギュッと締めてネジ留め。グリップ内は銀色のプラスネジ、リヤサイトと上下バレル間のネジは小さいマイナスネジ、トリガー左は大きいマイナスネジ。グリップパネルも取り付けてネジで留めます。マガジンのスプリングへも注油し、内部がサビで汚れているのでティッシュを突っ込んで軽く拭きます。
早速発射テスト。上側バレルの前からBB弾を8発流し込み、マガジンを差し込んで90度回してロック。グリップ下の注入バルブからガスを注入し、ハンマーを起こして狙いをつけてトリガーを引き発射。
バスッという音を立てて弾は勢い良く飛んで行きます。初速を測ると30mps前後だったものが36前後まで向上。ただガスタンクが小さいのでガスを入れすぎると効率が落ちるらしく、一杯にガス注入後35mpsあたりから生ガスをやや噴きながら発射し、生ガスを噴かなくなると効率の良い状態になって39mpsまで上がります。そこから段々降下しつつ30発は30台を維持し、ガスがなくなってくると最終的に20程度まで下がりガス欠になります。
ホップアップも無いしすでに絶版のようですが、こんな手のひらに隠れる小さい銃でもかなり遊べます。現在マルシンから発売されているダブルデリンジャーは中折れの2発発射でリアルですが全然別物。両方手に入れたらそれはそれで幸せになれるかもしれませんね。
グリップパネルを外します。テーブルなど平滑な面にグリップパネルを表を上にして置いてしまうと取るのに苦労するので注意。グリップパネルで隠れていた面は光沢があり、タバコのヤニが付いたようなつや消し面との境がくっきりでています。
見えるネジを全て外し、モナカを分けます。内部はガスルートやバレルの可動肢などシンプルなようでいて結構凝っています。
ガスタンクを全バラにしてみました。ゴムパッキンは乾いているものの傷などは見受けられず、潤してやれば使えそう。じゃあ何故ガス漏れしてたのか?と聞かれれば、乾いてたし・・・ここだけでなく銃全体に油分が全く無く、潤滑も機密もこれじゃうまくいくはずありません。タンク内部は新品のようにきれいで、油断するとすぐ錆びる亜鉛合金が15年以上もノーメンテでこの状態を保ってるのは驚きます。
全体にシリコンオイルを吹き、パッキンもモミモミして組み直します。ガスを入れてみると漏れひとつ無く、ここは完全に復活できました。
モナカ左側にはタンクから出たガスがチャンバーへ行くガスルートが内蔵されています。「く」の字に掘られた溝にメガネレンチ様のパーツがはめ込まれているだけですが、効率はともかくこんなんでも機能するんだ・・・という印象。
はめ込まれているパーツは外れないので中はまあいいとして、念のために周囲をアロンアルファで埋めて気密しておきます。ブリスター入りの版が出た当時ARMSマガジンに載っていた方法。ここだけは憶えていました。
モナカ右側とその上に配置されたパーツ群。タンクから排出されモナカ右側のガスルートを通ったガスはチャンバーへ横から入り、90度左折してチャンバーパッキン内へ噴出します。ハンマーを起こしてコックするとハンマー下のリンクでバレルが前進し、上にある給弾ルートからBB弾をチャンバーパッキンとそのうしろのガス噴出口の間へ落とします。そしてトリガーを引くと起こされたハンマーが倒れ、ハンマー下のリンクがバレルとチャンバーパッキンを後退させ、BB弾を1発噛み込みながらチャンバーパッキンをガス噴出口へ密着させます。同時にハンマー下突起はガスタンクのバルブを押してガスを噴射します。ハンマー前面にはリターンスプリングがあり、ハンマーが倒れた勢いでバルブを叩いた後はすぐさまリターンスプリングのテンションで起こす方へ数ミリ戻され、ガスタンクのバルブは閉じられます。
パーツをモナカから下ろしたところ。大きく3つのパーツにまとまっており、トリガーとハンマーにはスプリングと軸のピンだけが取り付いています。乾いているのでピンは留まっていますが、注油すると抜けやすいのでなくさないよう注意。
シリコンオイルを十分に馴染ませ、モナカへパーツを載せなおします。①バレルアセンブリ②ハンマーアセンブリ③トリガーアセンブリの順。
ガスタンクを載せます。モナカ左のガスルートの穴と接する部分のゴムパッキンを忘れずに。ハンマーのスプリングはタンクの上に掛けます。不安な掛かり具合ですが、モナカを閉めればズレる事はありません。
モナカを閉じて噛み合いを確認したらギュッと締めてネジ留め。グリップ内は銀色のプラスネジ、リヤサイトと上下バレル間のネジは小さいマイナスネジ、トリガー左は大きいマイナスネジ。グリップパネルも取り付けてネジで留めます。マガジンのスプリングへも注油し、内部がサビで汚れているのでティッシュを突っ込んで軽く拭きます。
早速発射テスト。上側バレルの前からBB弾を8発流し込み、マガジンを差し込んで90度回してロック。グリップ下の注入バルブからガスを注入し、ハンマーを起こして狙いをつけてトリガーを引き発射。
バスッという音を立てて弾は勢い良く飛んで行きます。初速を測ると30mps前後だったものが36前後まで向上。ただガスタンクが小さいのでガスを入れすぎると効率が落ちるらしく、一杯にガス注入後35mpsあたりから生ガスをやや噴きながら発射し、生ガスを噴かなくなると効率の良い状態になって39mpsまで上がります。そこから段々降下しつつ30発は30台を維持し、ガスがなくなってくると最終的に20程度まで下がりガス欠になります。
ホップアップも無いしすでに絶版のようですが、こんな手のひらに隠れる小さい銃でもかなり遊べます。現在マルシンから発売されているダブルデリンジャーは中折れの2発発射でリアルですが全然別物。両方手に入れたらそれはそれで幸せになれるかもしれませんね。
マルイのエアコキオートマグⅢです。90年代中に大量に買い込んだトイガンの中の1挺。大半は友人にあげちゃったのですがいくつかは残留し、仕舞いこまれていました。
この通り外装は塗装した上スライド側面にアルミテープが貼られています。何故かマガジン片側だけは地のままになっています。
確か基本の塗装はクレオス(当時はグンゼ産業)のMr.カラーの104ガンクローム。今のガンクロームより明るい青み掛かった銀色。実銃オートマグⅢの写真を見ながら近い感じにしたつもりですが、全然再現度が低い・・・もっとこう、粗目のサンドペーパーみたいな表面のつや消しグレーで、スライド側面がポリッシュされヘアラインが入っているのが実銃の姿。あの仕上げは今見てもカッコ良すぎるのでいつかリベンジしたいところです。
さてこの銃は既に壊れて発射不能になっています。10年ほど前に外で撃っていたところバレルが前方へ射出されてしまい、その時にチャンバーパッキンが抜けて行方不明になっています。そのためマガジンから給弾された弾はインナーバレルの根元に出来上がった空間に留まったままインナーバレルへ入る事もできず発射できないといった状態。ホップアップが無い時代のものなのでチャンバーパッキンは簡単な形状ですが、さんざ使い倒したものなのでこれはもう寿命という事にしてしまいます。今でも普通に手に入る銃だし。
部品取りのつもりでバラしていきますが、ちょっと惜しい感じ。分解方法はまずスライド上のリヤサイトにちょっと隠れているネジとスライド前方右にあるネジを抜き、スライド後ろ側を左右に開いてスライドを前方へ抜きます。次にアウターバレルを前方に引っ張って抜いたところが上の写真。そもそもここが簡単に抜けるから発射不能になってしまったのですが、分解する時は楽です。インナーバレルは前回のCX4ストームに使ってしまったのですでに入っていません。
チャンバー周りをバラすにはフレームを左右に分ける必要があります。グリップパネルを左右とも外したところ。右側グリップパネル内にはトリガーからハンマーシアへ向かうリンクロッドが差し込まれています。
グリップ後方上下の長い2本と、バレル付け根の短い1本のネジを抜き、フレームをそーっと左右に分けます。ハンマーの付け根にヒゲバネがあるので失くさないよう注意。他にもリコイルスプリングガイドの後ろにあるバネやマガジンキャッチのバネも気にしておきます。
チャンバーを外して中を覗くと何もありません。本来ならチャンバーパッキン(長さ1cm弱のゴムの筒)が入っています。ホップアップ付きにアップデートされる前のものなので今のものは構成が少し違うかもしれません。
シリンダーからピストンとスプリングを抜き出したところ。この辺りはまだピンシャンとしています。スプリングは18歳以上用なのでテンションが強く、これで確か0.35J前後は出していたかと思います。長いスライド前方を掴んでポンプアクションのように引ける銃なので操作性が非常に良好でした。また買いなおそうかなぁ・・・
ジャンクパーツとして一緒に出てきた電動ブローバックハンドガンM92Fのメインスプリングを代わりに入れます。テンションが弱く、短かめですが必要な長さは足りています。径も問題無し。M92Fの方は10年ほど前、発売されて間もない頃に買って分解したら元に戻せなくなりその後スライドやフレームは捨ててしまったので一部のパーツしか残っていません。今のはもうちょっとマシだと思うのですが、出たばかりの頃の電ブロM92Fは分解したくなる程残念なブツだったのです・・・
スプリングを換えてスライドの引きを軽くすれば目的は達しているので組み直します。迷う所は特に無く、ハンマーが倒れる方向へテンションが掛かるようにヒゲバネを配置するのを間違わないよう注意。
リコイルスプリングはアウターバレルに巻きついているので下のリコイルスプリングガイドにM92Fのリコイルスプリングを挿して組んでみましたが長さが足りずコッキング時にスライドが5mmほど戻りきらずブラブラしていて見苦しいので結局元通りに。
スライドを組み付けネジを締めてリヤサイトをはめ込み完了。ちゃんとコッキングして空撃ちでき、銃口からエアも噴くのですがインナーバレルとチャンバーパッキンが無いので発射は出来ません。でもアクションは失われていないのでモデルガン的に遊ぶ事は出来ます。結局スプリングが置き換わっただけですが、このバネはいつか役に立つかもしれません。
この通り外装は塗装した上スライド側面にアルミテープが貼られています。何故かマガジン片側だけは地のままになっています。
確か基本の塗装はクレオス(当時はグンゼ産業)のMr.カラーの104ガンクローム。今のガンクロームより明るい青み掛かった銀色。実銃オートマグⅢの写真を見ながら近い感じにしたつもりですが、全然再現度が低い・・・もっとこう、粗目のサンドペーパーみたいな表面のつや消しグレーで、スライド側面がポリッシュされヘアラインが入っているのが実銃の姿。あの仕上げは今見てもカッコ良すぎるのでいつかリベンジしたいところです。
さてこの銃は既に壊れて発射不能になっています。10年ほど前に外で撃っていたところバレルが前方へ射出されてしまい、その時にチャンバーパッキンが抜けて行方不明になっています。そのためマガジンから給弾された弾はインナーバレルの根元に出来上がった空間に留まったままインナーバレルへ入る事もできず発射できないといった状態。ホップアップが無い時代のものなのでチャンバーパッキンは簡単な形状ですが、さんざ使い倒したものなのでこれはもう寿命という事にしてしまいます。今でも普通に手に入る銃だし。
部品取りのつもりでバラしていきますが、ちょっと惜しい感じ。分解方法はまずスライド上のリヤサイトにちょっと隠れているネジとスライド前方右にあるネジを抜き、スライド後ろ側を左右に開いてスライドを前方へ抜きます。次にアウターバレルを前方に引っ張って抜いたところが上の写真。そもそもここが簡単に抜けるから発射不能になってしまったのですが、分解する時は楽です。インナーバレルは前回のCX4ストームに使ってしまったのですでに入っていません。
チャンバー周りをバラすにはフレームを左右に分ける必要があります。グリップパネルを左右とも外したところ。右側グリップパネル内にはトリガーからハンマーシアへ向かうリンクロッドが差し込まれています。
グリップ後方上下の長い2本と、バレル付け根の短い1本のネジを抜き、フレームをそーっと左右に分けます。ハンマーの付け根にヒゲバネがあるので失くさないよう注意。他にもリコイルスプリングガイドの後ろにあるバネやマガジンキャッチのバネも気にしておきます。
チャンバーを外して中を覗くと何もありません。本来ならチャンバーパッキン(長さ1cm弱のゴムの筒)が入っています。ホップアップ付きにアップデートされる前のものなので今のものは構成が少し違うかもしれません。
シリンダーからピストンとスプリングを抜き出したところ。この辺りはまだピンシャンとしています。スプリングは18歳以上用なのでテンションが強く、これで確か0.35J前後は出していたかと思います。長いスライド前方を掴んでポンプアクションのように引ける銃なので操作性が非常に良好でした。また買いなおそうかなぁ・・・
ジャンクパーツとして一緒に出てきた電動ブローバックハンドガンM92Fのメインスプリングを代わりに入れます。テンションが弱く、短かめですが必要な長さは足りています。径も問題無し。M92Fの方は10年ほど前、発売されて間もない頃に買って分解したら元に戻せなくなりその後スライドやフレームは捨ててしまったので一部のパーツしか残っていません。今のはもうちょっとマシだと思うのですが、出たばかりの頃の電ブロM92Fは分解したくなる程残念なブツだったのです・・・
スプリングを換えてスライドの引きを軽くすれば目的は達しているので組み直します。迷う所は特に無く、ハンマーが倒れる方向へテンションが掛かるようにヒゲバネを配置するのを間違わないよう注意。
リコイルスプリングはアウターバレルに巻きついているので下のリコイルスプリングガイドにM92Fのリコイルスプリングを挿して組んでみましたが長さが足りずコッキング時にスライドが5mmほど戻りきらずブラブラしていて見苦しいので結局元通りに。
スライドを組み付けネジを締めてリヤサイトをはめ込み完了。ちゃんとコッキングして空撃ちでき、銃口からエアも噴くのですがインナーバレルとチャンバーパッキンが無いので発射は出来ません。でもアクションは失われていないのでモデルガン的に遊ぶ事は出来ます。結局スプリングが置き換わっただけですが、このバネはいつか役に立つかもしれません。
部屋の隅で長らく忘れ去られていたジャンク銃が出てきました。
壊れて発射が出来なくなったマルイのエアコキオートマグ3、シリンダーが回らずグリップも無いマルイの作るモデルガンシリーズパイソン4インチ、マルイ電動ブローバックハンドガンM92Fのグリップパネルやスプリング類にマガジンとインナーバレルといった残骸、そして多分マルシンあたりのダブルデリンジャーのガスガン。
これは確かマルシンが90年代中頃にブリスターパック入りで安く売ってたレミントン・ダブルデリンジャーだと思うのですが確証が持てません。2つある銃身のうち上側がマガジン、下側がバレルになっているガスガンです。上側に刺さっているマガジンは45度回して抜き、筒の中にフォロワーとスプリングが入っていますがロックが無く、どうやってBB弾を詰めたらいいんだろう?
グリップ底面にガス注入口がありますが口金はマルイのガンパワーとは微妙にあわずガスは入るもののかなり外に噴出します。またパッキンが腐ってるらしくシューシュー漏れています。
ガスが漏れきらないうちに弾を上側のバレルに流し込み、マガジンの筒を差し込みます。そしてハンマーをコックしてトリガーを引き発射!初速を測ると案外出ています。ブリスター売りのが当時でもこのくらいのパワーだったハズなのでバラしてリフレッシュさせてやれば発売当時の性能を取り戻せるかも?
壊れて発射が出来なくなったマルイのエアコキオートマグ3、シリンダーが回らずグリップも無いマルイの作るモデルガンシリーズパイソン4インチ、マルイ電動ブローバックハンドガンM92Fのグリップパネルやスプリング類にマガジンとインナーバレルといった残骸、そして多分マルシンあたりのダブルデリンジャーのガスガン。
これは確かマルシンが90年代中頃にブリスターパック入りで安く売ってたレミントン・ダブルデリンジャーだと思うのですが確証が持てません。2つある銃身のうち上側がマガジン、下側がバレルになっているガスガンです。上側に刺さっているマガジンは45度回して抜き、筒の中にフォロワーとスプリングが入っていますがロックが無く、どうやってBB弾を詰めたらいいんだろう?
グリップ底面にガス注入口がありますが口金はマルイのガンパワーとは微妙にあわずガスは入るもののかなり外に噴出します。またパッキンが腐ってるらしくシューシュー漏れています。
ガスが漏れきらないうちに弾を上側のバレルに流し込み、マガジンの筒を差し込みます。そしてハンマーをコックしてトリガーを引き発射!初速を測ると案外出ています。ブリスター売りのが当時でもこのくらいのパワーだったハズなのでバラしてリフレッシュさせてやれば発売当時の性能を取り戻せるかも?
Fei xiang(飛翔)のベレッタCX4ストームです。
いわゆる中華チープガンですが値段は1980円、ちょっとは期待してしまいます。
ピエトロ・ベレッタがM92系やM8000、PX4とマガジンの互換をもつセミオートのカービンライフルとして作られたのがCX4ストームです。当然マガジンの互換からカービンライフルといっても使用弾は9mmx19や.40S&W等の拳銃弾。ただこのトイガンはM14風のアレンジがされており、本来レシーバー前端にあるフロントサイトがガスパイプ付きのフロントピースの先に着剣ラグまでつけて取り付けられています。梱包状態では外されており、銃本体側の前端にねじ込んで装着。フロントサイトの前も後ろもネジが切られていてここもねじ込まれているのですが、ネジの受けがフロントサイト側にあるのが惜しい。他、グリップ下端からストックに繋がる棒状の部分も無く、あくまでもCX4ストーム「風」であるブツです。
付属品。簡易なスリング、クソ品質BB弾、ライト、ライトの取り付けパーツ、フォアグリップ、プラスドライバー。
フォアグリップは左側にあるスイッチを下へスライドさせるとレイル面にあるロックが下がる簡易ながら必要十分なもの。前面にはフィンガーチャンネルもあり、レイルとのガタも少なめで割と使えるものになっています。ただ、刻印が何故かワルサー・・・
ライトはスイッチを操作しても点灯しないので電池蓋を開けてみると、液漏れー!
袋詰めのパーツは左右モナカ構造のレイルとネジ。
ガスパイプ部に挟んで取り付け。ライトよりもバイポッドの方が似合いそうな位置です。
適当に余ってるライトからLR44電池を持ってきて投入。このフォアグリップ付きのライトはGYFのAKパラトルーパー付属のだったかな?ライトはめっちゃ輝度がありますがレイルへの取り付け固定が出来ず、スカスカに抜ける役立たず。
いらねぇ・・・
マガジンはグリップ底から入るハンドガンタイプ。実銃ではM92系と互換があります。マガジンキャッチを押すと1cmほど落ちてきますがストンとは来ません。リザーブタイプではなくただのストレート単列で後ろ半分には重りが入っています。
フォロワーを下でロックしたりはできませんが、リップからローダーでギャリギャリっと入れてもよし、1発ずつ手でプチプチと込めてもよし。フルロードで14発です。
コッキングは重くも軽くもないといった感じで、ジャコッと特にクセもなく引けますが戻しはマルイのL96のように装弾ルートが長いせいか若干のカクカクしたフリクションがあります。装弾してる!って手触りがあるのは良し。初速を測る前に外で撃ってみましたが飛距離10mくらいの小便弾です。おーい・・・
初速を測ってみると10歳以上用レベル。
しかもやたらバラツキがあり、24~38mpsを行ったり来たりします。ホップアップは無いし、おまけに狙ったところへ飛ばず散りまくり。まるで80年代のトイガンのよう。
並べるならこんなところ。コッキングレバーの操作でシリンダーごと後退させてピストンをコック位置で止め、シリンダーを前進させて装弾、という構造は上写真左のAS50ほどトンチキではありませんが同様に稀にレシーバー内に装弾し損なったBB弾が転がり込む症状がみられました。パワーを求めて強いバネを入れて右のM1943Cみたく破壊するのもなぁ・・・
とりあえず雰囲気を楽しむ銃?実銃のデザインはあの有名なジョルジェット・ジウジアーロなのですが、このアレンジされた姿をみたら呆れるのでは。
とりあえずちょっとは手を入れてみようか、というわけで表に付いてるパーツを外してゆきます。
ネジ数が多くちょっとゲンナリしますが難しいところはありません。右側に見えるネジを全部外し、左右に分けるだけ。モナカを開ける時はダボを折らないよう注意していれば良し。バネで飛んだりするような部分は無いかな。
内部の構成はちょっと古めのエアコキハンドガンの構造と似ていて、それを長物のガワに収めたようなもの。テイクダウンが出来ない頃のマルイ等のエアコキハンドガンもたまに給弾しそこなってスライド内にBB弾が挟まる事があるので、これをもって中華AS50のごとき欠陥品と並べるのは可哀想か。
チャンバー側からインナーバレル内部を覗いてみると、途中に段差が出来ています。インナーバレルは安い中華エアコキ長物によくあるプラ製の短いものを3本連結したもので、チャンバー直後の1本はチャンバーへ接着されており、2本目は穴が中心からズレています。
チャンバー直後のバレルが接着されているのでホップアップを後付けするにはキッチリ並行に切り込みを入れる必要がありズレていても後で調整が出来ないのでうまくやる自信がありません。とりあえずちゃんと初速が出るようになってから考えます。シリンダー周辺はこういうもんだと思えば、特にいじるところは無いか。バネは同じ径と長さで少し強い程度のバネがどっかにあればな・・・
芯のズレたバレルは交換するしかありませんが、どっかに長いバレルがないだろうか?と記憶を辿るとそういやジャンクとして部屋のどこかに壊れたオートマグ3があった気がする!と思い出し探すとありました壊れたマルイのオートマグ3。これのインナーバレルは前から簡単に引っこ抜けるので早速合わせてみると、丁度2本分くらいの長さがあります。
そのままでは若干径が違い差し込めないのでプラバレルの差込口の内径を拡げてやります。リューターの細いビットにサンドペーパーをテープで貼って巻いたものを差し込んで回して削りました。
そのまま2本目3本目をオートマグ3のインナーバレルと置き換えると1cmほど足りません。結局芯のズレた2本目を捨てて1本目に3本目を挿し、その次にオートマグ3のインナーバレルを差し込みました。前方にかなり突き出しますがせいぜいガスパイプ前端までなのでアウターの中におさまります。
芯は出たけど波打ってて真っ直ぐになっていないような・・・しかしこれ以上を求めると電動ガン用のインナーバレル(4千円~6千円コース)という事になるので酔狂の領域。俺に出来るのはこれがせいぜい。マルイのホップ無し長物に使われてたようなアルミのインナーバレルが安く売ってたらいいのに・・・
話はズレるけど電動ガン用のインナーバレルって6千円くらいするライラクスのEGバレルしか選択肢が無い状態なのはちょっと寂しい・・・他はちょっと安めのアッシュバレルの在庫か、マッドブルのものくらい?このあたりもうちょっと安めなインナーバレルが安定供給されていればM4のアウターバレルも長短揃えたくもなるのですが。このあたりはマルイの標準からしてやたら高水準なのでただ置き換えても効果が無いから出しても売れないのでしょうが、ドレスアップ的にアウターの長さを変えたとき対応するインナーが高い!
パーツを戻します。ウェイトは入っている本数よりスペースの方が多いので後ろ寄りに並べ変えておきました。この銃には他にマガジンとフォアグリップにも重りが入っているので極端には後ろ寄りにはならない計算。コッキングの際グリップを掴む右手のみの保持になるので前が重いとツライのです。右側にコッキングレバーがある銃なら左手でもっと前の方を持つのでもう少し前寄りでもOKという感じに考えます。
アンダーレイルの前と、ストックの下に付くスイベルは軸の回転だけの可動で多分すぐ折れると思うので外したままにしておき、左右のレイルも浮いてて邪魔なのでこれも外しておきます。
あんま変わんね!
25~38mpsと相変わらずバラついていますが平均は若干上がった気がします。機構的にこんなもんといえばこんなもんだと思うのですが、ハズレ個体を引いちゃった感じもします。
中華エアコキもチープガンといえど段々(値段の割りに)性能が高いものの増えてきているので、その中にあってはちょっと見劣りするというのがこのCX4ストームに対する印象。操作性は良いのですが、実射性能は20年以上前の水準。いじり倒して遊びたい人に。
いわゆる中華チープガンですが値段は1980円、ちょっとは期待してしまいます。
ピエトロ・ベレッタがM92系やM8000、PX4とマガジンの互換をもつセミオートのカービンライフルとして作られたのがCX4ストームです。当然マガジンの互換からカービンライフルといっても使用弾は9mmx19や.40S&W等の拳銃弾。ただこのトイガンはM14風のアレンジがされており、本来レシーバー前端にあるフロントサイトがガスパイプ付きのフロントピースの先に着剣ラグまでつけて取り付けられています。梱包状態では外されており、銃本体側の前端にねじ込んで装着。フロントサイトの前も後ろもネジが切られていてここもねじ込まれているのですが、ネジの受けがフロントサイト側にあるのが惜しい。他、グリップ下端からストックに繋がる棒状の部分も無く、あくまでもCX4ストーム「風」であるブツです。
付属品。簡易なスリング、クソ品質BB弾、ライト、ライトの取り付けパーツ、フォアグリップ、プラスドライバー。
フォアグリップは左側にあるスイッチを下へスライドさせるとレイル面にあるロックが下がる簡易ながら必要十分なもの。前面にはフィンガーチャンネルもあり、レイルとのガタも少なめで割と使えるものになっています。ただ、刻印が何故かワルサー・・・
ライトはスイッチを操作しても点灯しないので電池蓋を開けてみると、液漏れー!
袋詰めのパーツは左右モナカ構造のレイルとネジ。
ガスパイプ部に挟んで取り付け。ライトよりもバイポッドの方が似合いそうな位置です。
適当に余ってるライトからLR44電池を持ってきて投入。このフォアグリップ付きのライトはGYFのAKパラトルーパー付属のだったかな?ライトはめっちゃ輝度がありますがレイルへの取り付け固定が出来ず、スカスカに抜ける役立たず。
いらねぇ・・・
マガジンはグリップ底から入るハンドガンタイプ。実銃ではM92系と互換があります。マガジンキャッチを押すと1cmほど落ちてきますがストンとは来ません。リザーブタイプではなくただのストレート単列で後ろ半分には重りが入っています。
フォロワーを下でロックしたりはできませんが、リップからローダーでギャリギャリっと入れてもよし、1発ずつ手でプチプチと込めてもよし。フルロードで14発です。
コッキングは重くも軽くもないといった感じで、ジャコッと特にクセもなく引けますが戻しはマルイのL96のように装弾ルートが長いせいか若干のカクカクしたフリクションがあります。装弾してる!って手触りがあるのは良し。初速を測る前に外で撃ってみましたが飛距離10mくらいの小便弾です。おーい・・・
初速を測ってみると10歳以上用レベル。
しかもやたらバラツキがあり、24~38mpsを行ったり来たりします。ホップアップは無いし、おまけに狙ったところへ飛ばず散りまくり。まるで80年代のトイガンのよう。
並べるならこんなところ。コッキングレバーの操作でシリンダーごと後退させてピストンをコック位置で止め、シリンダーを前進させて装弾、という構造は上写真左のAS50ほどトンチキではありませんが同様に稀にレシーバー内に装弾し損なったBB弾が転がり込む症状がみられました。パワーを求めて強いバネを入れて右のM1943Cみたく破壊するのもなぁ・・・
とりあえず雰囲気を楽しむ銃?実銃のデザインはあの有名なジョルジェット・ジウジアーロなのですが、このアレンジされた姿をみたら呆れるのでは。
とりあえずちょっとは手を入れてみようか、というわけで表に付いてるパーツを外してゆきます。
ネジ数が多くちょっとゲンナリしますが難しいところはありません。右側に見えるネジを全部外し、左右に分けるだけ。モナカを開ける時はダボを折らないよう注意していれば良し。バネで飛んだりするような部分は無いかな。
内部の構成はちょっと古めのエアコキハンドガンの構造と似ていて、それを長物のガワに収めたようなもの。テイクダウンが出来ない頃のマルイ等のエアコキハンドガンもたまに給弾しそこなってスライド内にBB弾が挟まる事があるので、これをもって中華AS50のごとき欠陥品と並べるのは可哀想か。
チャンバー側からインナーバレル内部を覗いてみると、途中に段差が出来ています。インナーバレルは安い中華エアコキ長物によくあるプラ製の短いものを3本連結したもので、チャンバー直後の1本はチャンバーへ接着されており、2本目は穴が中心からズレています。
チャンバー直後のバレルが接着されているのでホップアップを後付けするにはキッチリ並行に切り込みを入れる必要がありズレていても後で調整が出来ないのでうまくやる自信がありません。とりあえずちゃんと初速が出るようになってから考えます。シリンダー周辺はこういうもんだと思えば、特にいじるところは無いか。バネは同じ径と長さで少し強い程度のバネがどっかにあればな・・・
芯のズレたバレルは交換するしかありませんが、どっかに長いバレルがないだろうか?と記憶を辿るとそういやジャンクとして部屋のどこかに壊れたオートマグ3があった気がする!と思い出し探すとありました壊れたマルイのオートマグ3。これのインナーバレルは前から簡単に引っこ抜けるので早速合わせてみると、丁度2本分くらいの長さがあります。
そのままでは若干径が違い差し込めないのでプラバレルの差込口の内径を拡げてやります。リューターの細いビットにサンドペーパーをテープで貼って巻いたものを差し込んで回して削りました。
そのまま2本目3本目をオートマグ3のインナーバレルと置き換えると1cmほど足りません。結局芯のズレた2本目を捨てて1本目に3本目を挿し、その次にオートマグ3のインナーバレルを差し込みました。前方にかなり突き出しますがせいぜいガスパイプ前端までなのでアウターの中におさまります。
芯は出たけど波打ってて真っ直ぐになっていないような・・・しかしこれ以上を求めると電動ガン用のインナーバレル(4千円~6千円コース)という事になるので酔狂の領域。俺に出来るのはこれがせいぜい。マルイのホップ無し長物に使われてたようなアルミのインナーバレルが安く売ってたらいいのに・・・
話はズレるけど電動ガン用のインナーバレルって6千円くらいするライラクスのEGバレルしか選択肢が無い状態なのはちょっと寂しい・・・他はちょっと安めのアッシュバレルの在庫か、マッドブルのものくらい?このあたりもうちょっと安めなインナーバレルが安定供給されていればM4のアウターバレルも長短揃えたくもなるのですが。このあたりはマルイの標準からしてやたら高水準なのでただ置き換えても効果が無いから出しても売れないのでしょうが、ドレスアップ的にアウターの長さを変えたとき対応するインナーが高い!
パーツを戻します。ウェイトは入っている本数よりスペースの方が多いので後ろ寄りに並べ変えておきました。この銃には他にマガジンとフォアグリップにも重りが入っているので極端には後ろ寄りにはならない計算。コッキングの際グリップを掴む右手のみの保持になるので前が重いとツライのです。右側にコッキングレバーがある銃なら左手でもっと前の方を持つのでもう少し前寄りでもOKという感じに考えます。
アンダーレイルの前と、ストックの下に付くスイベルは軸の回転だけの可動で多分すぐ折れると思うので外したままにしておき、左右のレイルも浮いてて邪魔なのでこれも外しておきます。
あんま変わんね!
25~38mpsと相変わらずバラついていますが平均は若干上がった気がします。機構的にこんなもんといえばこんなもんだと思うのですが、ハズレ個体を引いちゃった感じもします。
中華エアコキもチープガンといえど段々(値段の割りに)性能が高いものの増えてきているので、その中にあってはちょっと見劣りするというのがこのCX4ストームに対する印象。操作性は良いのですが、実射性能は20年以上前の水準。いじり倒して遊びたい人に。